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2026/06/03

がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
前回、ITを活用する際のアカウントは会社(組織)として管理してくださいね、というお話をしました。すると、なんというタイミングでしょう。つい先日、このアカウント管理にまつわる具体的なご相談が立て続けに2件も発生したのです。
どちらも、すでに会社を退職された方(親族ですがw)からのご相談でした。「会社を辞めた後でも、自分のスマホに業務スケジュールの通知が送られてくるので、なんとか消したい」という内容です。
スマホからそのアカウントを削除すればいいのですが、いざ削除しようとすると画面に「アカウントを削除しますか?」というメッセージが表示されます。
押せないw Yesのボタンを押せないw 怖すぎるw 今でもその会社で使われているアカウント自体が消えてしまうんじゃないか?もしそうであればどこまで影響するの?と想像すると、怖くて進めることはできません((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
結局、今回は通知をオフにすることでその場をしのぎましたが、これでは本質的な解決にはなっていないんですよね~。
このアカウントを根本的に操作できるのは、当時、会社側でアカウントを準備した人になるでしょう。しかし、すでに退職している身としては、今さら会社側に連絡を取ることも難しく、どうしようもないという感覚になることも容易に想像ができます。
会社側としてやるべきことは明確です。
やむを得ず社員個人のスマホを業務で使わせているのなら、その社員が退職する際には、個人のスマホ等に登録された会社のアカウントがきちんと削除されているか確認する。
これをルールにしてください。そうしないと、ずっと会社の情報が外部に漏れている状態ですし、間違って会社のデータを操作されてしまうということにもなりかねませんからね。
2026/05/27
おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・阿須賀です。
当センターで創業支援コーディネータを拝命して9年目に突入しました!
この10年、私たちの日常とビジネスを取り巻く環境は、大きく変化しています。
新型コロナウイルス禍を経て、出張や会食がなくとも商談や会議が可能になりました。一方で、長引くウクライナ・中東情勢は原材料や資材の高騰、供給不足を引き起こし、さらに最低賃金の急ピッチな上昇と深刻な人手不足が重なり、小規模事業者が人を雇い、夢を叶えるのはなかなか大変です。
その一方で、技術革新は創業のハードルを劇的に下げました。かつては専門業者に外注していたチラシやWebサイトも、今や安価なツールで自作が可能です。LINE公式アカウントやSNSの普及で販促コストは下がり、バックオフィス業務もスマホでのレシート撮影や受発注の自動化により、一人でも回せるようになりました。PCとスマホさえあれば、オフィスを持たずともどこでもビジネスが始められます。
しかし、AIの急速な発達により、指示通りにコードを書くだけのフリーランスや、簡単なパーツを作るだけのデザイナーの仕事は、AIに代替されるか極端な単価下落に直面しています。
「一定の経験や資格があるからコンサルタントになる」という創業も、もはや通用しません。膨大かつ深い回答を瞬時に出すAIに対し、単なる知識の切り売りでは勝負できない時代です。
日々ご相談を受ける中で、私自身も、創業支援コーディネータとしてどんな価値を提供していけるのかが問われています。事業の壁打ち相手もAIのほうが広く深いアイデアや事例を持っていますし、事業計画書や補助金の申請書もAIが簡単に添削してくれる中で(この原稿もAIに下書きや添削を手伝ってもらっています)、私だからこそ提供できるご支援とは。
この10年で培った「人と人をつなぎ、新たな価値を生む」誰と誰がつながるとどんなシナジーが起きるかを想像し、それが実現できるような形でおつなぎする。これは、AIだけと向き合っていてもできないのでは。
とはいえ、AIの下書きでしっくりこない紋切型の文章は、たぶん私の文章をたくさん読みこませたら改善していくのだと思います。誰と誰がつながるとどんな化学反応が起こるのかをイメージすることもそのうちAIが一緒に考えてくれるようになるのでしょうか。今はまだまだ私の脳内データベースがフル回転しています。
2026/05/20

がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の中平です。
「生成AI」の世界に、どっぷりとハマっております。ほとんど趣味の一つになっています。
実は、私の密かなこだわりが「年賀状」なんです。 かつては『プリントごっこ』という家庭用印刷機で指をインクだらけにしながら刷り、最近はやや進化してパソコンの画像編集ソフトで1か月かけてコツコツと干支に扮した家族のイラストを描く。年末の忙しい時期に頭を悩ませる「重労働」でしたが、それが毎年の恒例行事でした。
ところが今年の年賀状は、初めて「画像生成AI」で作ってみました。気に入るまで指示を出すと、私の想像を遥かに超える、ハイクオリティな画像が短時間で完成。「これはみんな驚くぞ!」と期待しながら投函したのですが。
結果は、まさかの「無反応」でした。 完成度が高すぎたせいか、市販の「年賀状イラスト」の転用だと思われたのです。
しかしこの経験で、生成AIは、私たちの「表現したいこと」をしつこく伝えれば、何度でもやり直して形にしてくれる強力な助手であることを改めて実感しました。
そして、AIが得意なのは画像だけではありません。
ビジネスの現場では、以下のような場面で「頼れる助手」になってくれます。
・ 文章作成・添削: 顧客へのメール文案の作成・添削、チラシやキャッチコピーの作成、報告書の要約。
・ アイデア出し: 新商品・新サービスのアイデア出し、イベントの企画立案。
・ データ整理: 複雑な表計算の数式作成や、アンケート結果の分析。
人手も時間も足りない中小企業の皆様こそ、こうした「事務作業の自動化」にAIを使いこなす価値があります。
ただし、利用する際には注意も必要です。活用する際には、次の3つのポイントを意識してください。
AIはあくまで「道具」です。大切なのは、それをどうビジネスに結びつけ、皆様の「想い」を形にするか。
当センターでは、今年度も、生成AIを実務に活かすためのセミナーを開催予定です。自社のビジネス活用などに関する相談にも、窓口相談やアドバイザー派遣で対応できます。
ぜひ生成AIという「助手」を使って、本業に集中できる時間を増やしてください。
2026/05/13
おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・長里です。
この度、4月1日付の人事異動により中小企業支援センター「経営革新担当」から「創業支援担当」に配属となりました。創業支援担当では、専門家派遣や創業チャレンジ・ベンチャー業務など、これから創業を考えている方や創業して間もない方のサポートに携わっています。
これまでの経営革新担当業務では、既に事業を行っている方の課題解決が中心でしたが、創業支援担当業務では、「これから事業を始める段階」のご相談が多くなります。事業の方向性を一緒に整理する場面も増え、私自身も日々学びながら業務に取り組んでいます。
少し話は変わりますが、先日、用事があり一人でドイツを訪れる機会がありました。
観光している途中でスマートフォンの充電が切れてしまい、地図や翻訳アプリが使えない状況になってしまいました。初めての土地だったこともあり、「どの電車に乗ればいいんだろう」「コインロッカーはどこだったかな」と少し不安になりました。そんな中、街を歩いていると、事前に口コミを調べていなくても、思わず入りたくなるお店が多かったことが印象に残っています。
外観や看板、メニューの見せ方などから、「どのようなお店なのか」「どんな商品を提供しているのか」が直感的に伝わり、安心して足を運ぶことができました。振り返ってみると、情報がきちんと伝わることに加えて、「入りやすい雰囲気」がつくられていたことが大きかったのではないかと感じています。
例えば、
・初めての方でも入りやすい雰囲気になっているか
・外からでも店内の様子や商品が分かるようになっているか
・価格やサービス内容が事前にイメージできるようになっているか
といった工夫によって、最初の一歩のハードルが下がり、結果として集客や信頼にもつながっていくのではないかと思います。
こうした体験から、初めての方に対してどのような情報をどのように見せるかが、来店のきっかけにつながることを実感しました。 今回、スマートフォンに頼らずに行動したからこそ、より強く感じたように思います。
特に創業間もない時期は、「何をしている事業なのか」「どのような価値を提供しているのか」がシンプルに伝わるだけでも、大きな強みになると思います。ご自身のサービスや発信が、初めての方にも分かりやすい内容になっているか、一度見直してみるのも集客の一つのヒントになるかもしれません。
2026/04/22
おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当から経営革新担当に異動しました北浦です。
創業支援で培った視点を活かしながら、経営革新の分野でもしっかりとサポートできるよう取り組んでまいります。
新しい環境では学ぶことも多いと思いますが、前向きに挑戦していくつもりです。
皆さまのお力をお借りする場面もあるかと思いますが、その際はどうぞよろしくお願いいたします。引き続き、気軽にお声がけいただければ嬉しいです。
2026/04/15
おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・嘉田です。
本年4月より当センターに配属となりました。
主に経営者の方々向けセミナーの開催等の業務を担当させていただきます。
これまでの業務とは全く違う分野であるため、緊張はありますが、皆様のお役に立てるように日々勉強し、精一杯頑張ります。
至らぬ部分もあると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
2026/04/08
おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・末延です。
本年度4月より、中小企業支援センターに配属となりました。
主に、いい店ひろしま応援事業や窓口相談業務を担当させていただきます。
配属されて間もないですが、職員のみなさまがとても優しく、雰囲気の良い職場だなと感じております。
わからないことも多く不安もありますが、1日でも早く戦力になれるよう頑張りますので、これからよろしくお願いいたします。
初めてなので少し私の自己紹介をさせていただきます。
私は生まれも育ちも広島で、趣味はスポーツ観戦です。
特に野球観戦が好きで、マツダスタジアムへ応援に行くこともあります。
男の子を2人育てているので、将来野球が好きになってくれたらいいなとこっそり願っていますが、今は野球よりゲームに夢中なお年頃です。
私は運動が得意ではありませんが、今年こそはランニングを始めたいと思っています。
なかなか重い腰が上がらないので、もしお会いすることがあればランニングは始めたのか聞いてください。
2026/03/25

がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・平野です。
日々、創業支援の現場で多くの方にお会いする中で、みなさんの熱い思いに触れる機会をいただいています。お話を伺っていると、創業の動機は大きく2つに分けられると感じます。
ひとつは、社会の問題や業界の課題を解決したいという「自分以外の人や事柄をより良くしたい」という動機。もうひとつは、自分の好きなことや理想を形にしたいという「自分の思いを実現したい」という動機です。
軸がどこにあるかという点に違いはありますが、どちらも事業を継続していくための強力なエネルギーになる素敵な動機であることに変わりはありません。だからこそ、その大切な動機を創業後の原動力にするために、創業前にしっかりと自分自身のプランに向き合っておく必要があります。
今回は、経営の知識がなくてもすぐに実践できる「事業を成功に近づける3つの要素」についてお話しします。
経営において、事業内容(商品やサービス)を考える際、「できること」「やりたいこと」「求められていること」という3つの要素をすべて満たしたものを事業にすると、より成功しやすいという考え方があります。
3つの要素の説明は以下の通りです。
■できること ・・・ 過去の仕事などの経験から得た能力(スキル)・資質・ノウハウを活用して提供することができる商品・サービスかどうか。
■やりたいこと ・・・ 自分が仕事として取り組んでいきたい内容かどうか。また、事業を通して実現したいこと・夢。
■求められていること ・・・ 人々がその商品・サービスが提供されることを望んでいるかどうか。(商品・サービスのニーズがあるかどうか。)
まずは、ご自身が考えている創業計画がこれらの要素を満たす内容になっているかどうか、実際に当てはめて検討してみましょう。
検討する際に注意していただきたいポイントを、要素ごとに詳しく解説します。
■「できること」検討の際の注意点
ここで考えていただきたいのは、「顧客目線で、お金を払って買うだけの価値があるかどうか」という点です。例えば、「最近はレザーを使った小物が売れているらしいから、レザークラフトの教室に通いながらオーダーメイド販売をしてみよう」と考えている方がいたとします。
この方はこれから技術を学ぶ段階なので、お客さまが求めている品質に達しているかどうかは少々不安があります。もしお客さまの求める水準を満たせない場合は選ばれず、売れないという事態に陥ってしまう可能性が高いです。
いきなり本格的に材料を仕入れて販売するのではなく、まずは「テストマーケティング(お試し販売)」をしてみて、実際にお金を払ってもらえるクオリティかどうかを確認してみるのが良いでしょう。
■「やりたいこと」検討の際の注意点
「好きなこと(趣味)を仕事にして稼いでいきたい」という動機で創業される方も多くいらっしゃいます。ここで注意していただきたいのは、「趣味でするのと仕事でするのとでは全然違う」ということです。
例えば、趣味で友人にネイルを施して喜ばれている方が「これで生活していこう」と創業したとします。趣味であれば自分の好きなデザインをのびのびと楽しめますが、仕事になれば「お客さまが求めるもの」が最優先です。人それぞれ違う好みに応え続けなければならず、ときには厳しいクレームをもらってしまうこともあります。
また、お金を払ってもらっているということからくる責任やプレッシャーもある中、常に「自分の中で一番の出来」を保ったまま毎日何人ものお客様の対応をしていかなければなりません。
そのため「やりたいこと」を検討する際は、自分の好きなことが嫌いになるかもしれないという可能性も考えておくことや、何があっても絶対に嫌いにならないほどの固い意志を持てるかどうか、といった視点で見つめ直してみてください。
■「求められていること」検討の際の注意点
ご自身が素晴らしいと思うビジネスプランがあっても、それを求めている人がいなければお金を払ってもらうことはできません。いわゆる「ニーズ」があるかどうかです。
これを検討する際に重要なのは、家族や友人などの身近な人たちだけが求めている状態になっていないかをよく確認することです。
経営の専門家の方たちは「ビジネスを始める前段階では家族や友人は、それいいね、と肯定してくれるが、実際に購入したり利用したりしてくれるかというと、してくれても最初の一回だけであとはない。」というようによくおっしゃっています。もちろん、周りの方の意見を参考にすること自体は間違いではありませんが、それをそのまま唯一の根拠にするのではなく、インターネットで統計データを調べたり、アンケートをとったりして、「見知らぬ多くの方が求めていることか」を客観的に検証しましょう。先ほどお話しした「テストマーケティング」も有効な検証方法です。
経営を始めたら、成功しても失敗してもすべては自己責任となります。失敗したときに「周りのみんなが言っていたから」と嘆いても時間は戻せません。だからこそ、創業前に慎重に検討しましょう。
■ 一人で悩まず、プロと一緒に形にしませんか?
最初にお伝えした通り、3つの要素をすべて満たした事業は成功しやすいですが、実際に形にするには各要素を経営的な視点で深く検討する必要があります。
ご自身で考えてみたけれど「これで合っているのかわからない」「経営知識がないから不安だ」と思われた際には、ぜひ当センターをご利用ください。当センターでは、中小企業診断士や税理士といった経営に関する専門家による無料の窓口相談など、さまざまな支援メニューをご用意しております。
創業は大きな挑戦ですが、一人で悩む必要はありません。皆様が描く素敵なアイデアを確かな事業へと育てるためのお手伝いをさせていただければ嬉しいです。
2026/03/18
おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・長里です。
あっという間に3月となり、私も入職して丸2年となりました。時間が過ぎるのは本当に早いものですね。
先週、通勤途中で梅の花が満開に咲いているのを見かけ、春が少しずつ近づいていることを感じました。春は、新しいことを始めたり、事業の方向性を見直したりする方も多い時期ではないでしょうか。
さて、この度、広島市中小企業支援センターの令和8年4月~9月分窓口相談のスケジュールを公開しました。当センターでは、広島市内の中小企業や個人事業主の方を対象に、無料の経営相談を行っています。
例えば、次のようなご相談があります。
・売上を伸ばすための取り組みについて相談したい
・補助金や支援制度について知りたい
・創業や事業計画についてアドバイスがほしい
・SNSやホームページの活用について相談したい
・チラシのデザインを見てもらいたい
窓口相談というと、「しっかり準備して行かないといけないのでは...」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、
「少し話を聞いてほしい」
「考えを整理したい」
という段階でも大歓迎です。
実際に相談に来られた方からは、
「話してみたら頭の整理ができた」
「次にやることが見えてきた」
といった声も多くいただいております。
私自身も、この2年間で多くの事業者の方のお話を聞かせていただき、日々刺激をいただいております。
令和8年4月~9月分の窓口相談のスケジュールはこちらのページで公開していますので、
ご都合のよい日程をチェックしていただければと思います。
ぜひお気軽に窓口相談をご利用ください。
2026/03/11
おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・向井です。
今年の冬を象徴する言葉は「雪と氷と霜」ではないでしょうか。イタリアで開催されたミラノ・コルティナオリンピックでは氷上競技が多くの感動を生みました。氷は人に夢を与える舞台となり、選手たちの卓越した技が光りました。一方国内では、大雪による家屋被害や除雪中の事故も報じられました。自然は美しさと厳しさを併せ持ち、私たちの暮らしに大きな影響を与えています。
産業の現場では、雪や氷、霜はしばしば厄介な存在です。熱交換器に霜が付着すれば効率は低下し、航空機の翼に着氷すれば揚力が損なわれます。寒冷海域では船体着氷により復原性を失う事例もあり、日露戦争期にはこれを契機に寒冷海域での氷の研究が進められました。氷雪霜は環境次第で大きなリスクとなります。
その背景には、水の特異な性質があります。凍結・融解時に大きな潜熱をやりとりし、凍ると体積が増え、さらに圧力で融けやすくなる性質です。アイススケートが滑るのは刃の下で圧力や摩擦により生じる薄い水膜によるものです。一方で、この大きな潜熱は氷蓄熱や雪室のように、温度を一定に保ちながら熱を蓄える技術を可能にします。リスクの源は、同時に高度なエネルギー制御機能でもあります。
氷雪霜を単なる障害として排除するのではなく、その特性を理解し制御して価値へ転換する発想が重要です。データセンターの氷蓄熱冷却による電力ピーク削減、月や火星での氷資源利用、低温DACにおける霜分離、医療分野での氷晶制御、防氷・着霜制御材料の開発など応用は広がっています(表1参照)。氷雪霜を資源として捉え直すことが、新たな技術とビジネスの可能性を拓きます。雪と氷と霜を活かす取り組みにご関心のある方はぜひご一報ください。
表1 氷と雪と霜を利用したホットな開発テーマ(案)
| 1 | データセンター × 氷蓄熱ハイブリッド冷却 | 電力ピーク削減・脱炭素・電力安定化 | 市場規模最大級 | ||
| 2 | 月・火星の氷資源利用(ISRU) | 宇宙開発 | 宇宙燃料現地生産・持続探査 | 真空昇華抽出、低重力熱設計 | 国家戦略級 |
| 3 | 低温DAC(冷却・昇華分離)× 霜制御 | カーボン ネガティブ |
CO₂除去効率向上・エネルギー削減 | 着霜制御、低温凝縮、除霜最適化 | 脱炭素基盤技術 |
| 4 | 医療 × 氷晶制御 (高度凍結保存) |
移植・再生医療 | 臓器保存延長・医療革新 | 氷核制御、 ビトリフィケーション |
|
| 5 | 防氷・着霜制御材料(航空・風力) | 航空・再エネ | 安全性向上・ 発電効率維持 |
超撥水表面、 氷付着力低減 |
安全+再エネ効果 |