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2013/11/08
おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長・北林です。
皆様に愛読書はありますか。私は山岡荘八「徳川家康」です。昭和58年放映のNHK大河ドラマの原作となったことがきっかけで読み始めました。
この長編歴史小説の中で一番のお気に入りは、竹千代(家康の幼名)が雪斎禅師から教えを受ける場面。国家には「食」「兵」「信」がなければならないが、何かの都合でこの3つを備えられない場合、最後に何を残すかという雪斎の問いかけに竹千代は「食」と答えるが、雪斎の答えは「信」。人質の身の竹千代の体験をもとに、「食」があっても「信」がなければ争いが絶えぬゆえ生きられぬことを説く場面です。
企業活動では、顧客からの「信用」の積み重ねが「ブランド」の構築につながると言われています。一方で、「信じていたのに裏切られた」というコメントをよく聞く昨今。今年の漢字はもしや...「信」では。