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支援センター職員によるブログ

夏の強い日差しが与える影響とは

2023/07/26

創業支援担当・工藤主事

おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当の工藤です。
 

今週金曜日、7月28日は「創業チャレンジ・ベンチャー支援事業」の第2回募集締め切りです。

お早めのお申し込みをお待ちしております。

 

7月もあと1週間足らずで終わってしまいますね。
すっかり蒸し暑く、外を歩くだけでも汗をかいてしまいます。
熱中症や強い日焼けに注意しないといけませんね。

 

夏の強い日差し、影響を受けるのは生物だけではありません。
看板や古い道路標識の赤色が褪せているのを見かけることはありませんか?

 

光には、目に見える光と目に見えない光があります。
人間の目に見える光を可視光と呼びます。
可視光かどうかは、「波長」という光の波の長さで決まります。

可視光の場合、「赤→橙→黄→緑→青→藍→紫」の色順に波長が短くなります。
赤色よりも長波長の光も、紫色よりも短波長の光も人間の目には見えません。
(これらを赤外線、紫外線と呼んでいます)

そして、波長が短いほど光が持つエネルギーは大きくなります。

(エネルギー的には 赤<橙<・・・・<紫 ということです。)

 

色がついて見える物体は、その色以外の光を吸収しています。
赤は他の色よりも多くのエネルギーを吸収する色であり、
色素などが分解されやすい状況になるため、色褪せが発生しやすいのです。
さらに、外に設置された看板などは、暑さ、寒さ、風雨にさらされ、
劣化の条件がそろってしまっているのです。

 

しかし、道路標識等における赤色は危険を表示する重要な色です。

先人たちの努力の末、現在では退色しにくい赤色塗料が開発されています。

街中に赤いカープ関連の看板が多い広島市にとっても、非常にありがたいですね。

補助金申請のテクニック、その前に

2023/07/19

河石主事.jpg おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・河石(かわいし)です。

 

 転職して早いもので5年目となりました。

 

 平成31年以前は年度内に1~2回の募集だった補助金も国の予算措置のおかげで継続的に募集されるようになりました。また緊急事態宣言の影響もあり少額ですが給付金の措置もありました。

 

 行動制限が緩和され始めると補助金が主な支援施策となりました。こうなると必要経費も含めた事業計画をしっかりと用意しないといけません。

 

 補助金には採択されるためのテクニックがあります。審査員にやりたいことが上手く伝わるかがポイントの一つに感じます。しかし、テクニックだけを駆使しても肝心の事業が自社に良い結果をもたらすかどうかは別問題です。

 

 私は今後中小企業が生き残っていく鍵はこの事業計画の考え方にあると思うようになりました。情勢の変化は残酷なもので場合によっては今までの事業からは完全に方向性を変える必要も出てくると思います。

 

 当センターでは経験豊富な専門家と相談が可能です。どうぞお気軽にご利用ください。

広島市内でこれから創業を予定している方へ

2023/07/12

創業支援担当・北浦主事  おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北浦です。

 

 広島市内でこれから創業を予定している方へ「窓口相談」を、ご案内します。

 創業の専門家が事業計画の策定や資金調達、販売促進等に関する相談に応じます。相談時間は、1回あたり50分。何度ご利用いただいても無料です。

 また、お勤めしている方で平日の利用が難しい方には、第3日曜日(7月、9月は、第4日曜日)の9時~13時に、「創業特別窓口相談」をご用意しています。

 

 「窓口相談」及び「創業特別窓口相談」の詳しい日程などについては、下記のウェブページをご覧ください。

窓口相談(無料)

 https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/keiei/keiei02.html

※パソコンで閲覧すると、相談員の専門分野が表示されます。創業のキーワードが掲載されている相談員が、創業の専門家です。

 

 例として、申込の流れを下記に示します。

 

◎まずは、お電話ください!

 TEL:082-278-8032

※相談希望日時の空き状況等、ご確認頂ければ幸いです。

  

◎担当の職員が、お話を伺います。(仮予約)

 伺った内容に応じて最適と思われる相談員と日時の空き状況をお調べし、予定が合えば仮予約として相談枠を押さえます。

 「窓口相談(無料)」のウェブサイトの下の方にある「相談申込フォーム」に、必要事項を記載して送信してください。

相談申込フォーム

 https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/keiei/post-26.html

※相談申込フォームは、相談員へ相談内容をお伝えするためのカルテを作成するのに必要です。相談内容は、できるだけ簡素に255文字以内にまとめて記載頂けると、当日の相談がスムーズに進みます。

 

◎申込完了のお知らせ(本予約)

 届いた相談申込フォームに記入されたメールアドレスに、当センターにお越し頂く際のアクセスマップ、駐車場の場所など注意事項を添えた「窓口相談の申込み受付について」を送信します。

※Gmailをご利用の場合、迷惑メールに振り分けられてしまう場合がありますのでご注意ください。

 

それでは、広島市内でこれから創業を予定している方からのお電話をお待ちしております。

 

 

 

くせものを手なずけたウォータージェットピーニング

2023/07/05

向井コーディネータ(技術) おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・向井です。

                                                                         

 最近の衝撃的な話題に、潜水艇「タイタン」の爆縮事故があります。高圧に耐えていた空間が、その限界を超えると一瞬にして押しつぶされる爆縮が起こり、それによって衝撃波が伝播していく現象です。流体機械では、これに近いキャビテーション(以下CTと略記)という現象があります。

 

 CTのメカニズムを以下に示します。流体ではエネルギー保存則が成立し、局所的に流速が早いところでは運動エネルギーが大きく、それによって圧力エネルギーが低下します。この圧力が飽和蒸気圧より低くなると蒸気の泡が発生します。その泡が崩壊する際に大きな衝撃圧を引き起こし(局所的に数百MPa、自動車タイヤの空気圧の約1,000倍)、近くの金属面の壊食(破壊・摩耗)につながることがあります。1999年にHⅡロケットの燃料ポンプの羽根車(インペラー)周りでCTが発生し羽根が破損しました。また、2001年にニュートリノの研究施設で知られるスーパカミオカンデにおいて、一つの光電子増倍管の破損による衝撃圧が発生し、それが伝播して光電子増倍管の全数破損事故に繋がった例が知られています。

 

 このように、流体を扱う技術者にとっては、CTは厄介な現象であり、絶対に避けなければなりません。一方、材料屋から見ると、CTで発生する衝撃圧を巧妙に活用できないかという考えが起こり、ウォータージェットピーニング(WJP)といった技術にまで発展しました。このWJPは、水中においてノズルから噴射された水噴流中のCTが、金属表面で崩壊する際に生じる衝撃圧によって表面を圧密化(表面に圧縮応力)するものです。 

 例えば、原子力の圧力容器は高級なステンレス鋼が使われていますが、材料/環境/応力(引張)の3要素が重なったところでの応力腐食割れ(SCC)が知られています。そこで、このWJPを使って表面を処理し、応力(引張)条件を排除して圧縮応力を付与することによりSCCを防止する技術が生まれました。また、疲労強度も大きく改善し、ライフサイクルアセスメント(LCA)の観点からも優れた技術といえます。(図1~4参照)

 

 この5月の国会でGX電源法が成立しました。その中に原発の運転期間を60年超えに延長することも含まれます。今回取り上げたような優れた技術を駆使しながら信頼性をさらに上げ、欧米とはエネルギー事情が異なる日本に合ったカーボンニュートラルに発展して欲しいと思っています。

 

キャビテーション図表修正①.jpgキャビテーション図表②.jpgキャビテーション図表③.jpg

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