公益財団法人広島市産業振興センター広島市中小企業支援センター

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支援センター職員によるブログ

店舗づくり創業研修を終えて!

2011/02/28

kishino2.jpg おはようございます。

 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。

 

 平成23年1月22日(土)、30日(日)、2月5日(土)の3日間、「店舗づくり創業研修」を開催しました。


 この研修会は、これから広島市内で店舗経営(小売業)を目指す創業予定者を対象に、店舗コンセプトにふさわしい立地や物件の選び方についての解説、店舗演出、接客、ユニバーサルデザイン対応などの優れた店舗の見学、店舗演出の実習を行うことで、店舗経営に必要な知識・手法を身につけていただく研修会でした。


 3日目の店舗演習の実習では、「先入観にとらわれることなく現状分析を行う」をテーマに、広島市南区宇品翠町地区に位置するあっぷるたうん(商店街)から3店舗のご協力をいただきました。


 受講者は、3グループに分かれ、外から見たA店舗、中から見たB店舗という2つの店舗を担当し、店主からお店の概要や売りたい商品など情報収集を行った後、各グループで現状分析を行い、陳列の配置換えなどを実際に体験しました。


 研修会終了後には、店主さんから、「普段、経営者としての目線でしか見えていなかった陳列、POP広告など、受講者からのお客様視点でアドバイスをもらい、「なるほど」と思う所がいくつかあり参考になった」との感想をいただきました。

 

158.jpg

実習を行った3店舗はこちら

 ○エイコー堂薬局みどり店


 ○ぎゃらりーISHIDA


 ○Folk Lore

起業をめざしてがんばっておられる女性のみなさんへ!

2011/02/25

takeda2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当の竹田です。

 

 起業をめざしてがんばっておられる女性のみなさんへ耳寄りのニュースがあります。

 

 当センターでは、みなさまをサポートさせていただくため、色々な制度を設けております。一部をご紹介しますと、

 

 経営全般について、様々な専門分野の先生とマン・ツー・マンでご相談できる「窓口相談」、起業経験を持つ女性経営者(女性起業家サポーター)がみなさまの抱える様々な問題について助言を行う「女性起業家サポート事業」、これから広島市内での創業を考えている女性やシニアの方で、優秀な事業プランに対して資金面・経営面から総合的な支援を行う「女性・シニア創業パッケージ型支援事業」など様々な制度があります。


 詳しくは、それぞれの項目(リンク先)をよくご覧になられ、これはというものがありましたら、どんどん活用され起業のお役に立ててくださいね。

 

 あっ、1番重要なことを1つ言い忘れておりましたが、私自身も、ボランティア活動で、ひろしま市民活動支援総合情報システム(ひろしま情報a-ネット)の「講師・指導者・人材バンク」に登録して、パソコンの操作一般、ワードエクセルの基本操作、ホームページ作成などをご指導しておりますので、ご用の際は、財団法人広島市ひと・まちネットワーク 広島市まちづくり市民交流プラザに直接申し込んでください。
 お近くの公民館などにおいて、できる範囲でお手伝いさせていただきます。

 

 女性のみなさん、起業を目指してがんばってくださいね。

 応援してま~~す! (*^▽^*)♪

環境への取り組み! 循環社会その3 うなぎからの信号

2011/02/24

mennde5.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

 

 学生の頃であったか、カマキリが冬の積雪量を予測するということを聞いたことがありました。ほんとかなと思いながら今日まで来ましたが、今年の大雪を当てたのではないかというTV報道を見て、改めて関心を持ちました。

 

 日本では昔から地震の前になると「アリが一斉に場所を移動する」とか「ナマズが暴れる」など、自然は何らかの前触れとして信号を出していて、動物たちがそれらをいち早く察知し行動を起こすといわれて来ました。

 

 それはある程度本当のような気がします。先日、うなぎの卵を世界ではじめて採取できたというニュースが流れました。うなぎは回遊魚で、日本のうなぎは、数千キロ離れたマリアナ海溝あたりで卵をうみ、黒潮にのって日本の川まで遡ってくるといわれています。

 そのような天然うなぎが、昔は広島の川ではたくさん取れました。子供の頃よく捕ったように記憶しています。

 

 現在、天然うなぎは激減しました。

 その理由の一つとして、川が汚れてきたということと関係しているのではないかといわれています。

 これも一種の自然界からの信号をうなぎが受け止めた結果ともいえます。 

 

 豊な森から栄養豊かな水が流れ出し、水質の良い汽水沖を作り、その中でウナギが育ち、そして牡蠣を育みます。

 自然界はお互いに緊密につながっていて、結果を残します。

 もし川や土壌が汚染されれば、動植物は大きな影響を受けます。

 うなぎも育たず、牡蠣も育たなくなり、其れが廻り回って私達人間にも影響を及ぼしてきます。

 その影響が緩慢なだけに、私達が気付くのが遅くなるか、まったく気付かないこともあり得ます。

 

 逆にいいますと、例えば、昆虫やうなぎや牡蠣が実際にどうなっているのか、よく観察することによって、自然界がどのような影響を受けているのかが分かります。

 それゆえに、私たちは現場に出て、自然がどのようになっているのか、見ていく必要がありそうです。 

 

 都市の人々がもっと農山村に出掛け、自然に触れ、自然を観察しながら、都市で培ってきた技能・技術・知識やネットワークを、環境問題に、地域の産業活性化に対処できないだろうかと思います。

 そうすることによって、地域の環境問題に対処しながら、地域の産業の活性化を図っていくことができます。

 最近そのようなことを考える・実践する講座があちらこちらで開かれるようになりました。

 一度そういう講座に出かけてみるのも、面白いのではないかと思ったりします。

海外との取引におけるリスク回避に利用できる貿易保険をご存じですか?

2011/02/23

tsunemoto2.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の常本☆康之です。

 

 今回は、商品を海外に販売する時、リスク補償のため利用する貿易保険についてお伝えします。

 貿易保険の補償対象は、貨物を船積出来ない損失や貨物代金の回収不能、海外での事業休止等に伴う損失などで、輸送中の貨物を補償する海上保険とは対象が違います。したがいまして、貿易に伴うリスクは、海上保険と貿易保険の両方を利用することで、軽減できます。
 貿易保険は、貿易相手の所在する国の送金規制による損失など企業間取引以外の問題で起きるカントリーリスクも補償し、その債権回収が長期間にわたる可能性があるため、再保険制度による国(日本)の補償と信用力、交渉力によって支えられている保険です。
 貿易保険は、基本的に損害額の95%の補償で、被保険者の負担も5%発生しますが、貿易相手国の格付によっては、80%の補償しか受けられない場合もあります。
 保険料は、貿易相手国の格付や取引先の企業の格付により変動しますが、限度額設定型のような、年間定額で割安の保険料となるものもありますので、貿易に関わるときには自分の会社の状況にあった保険を選択されるとよいと思います。
 リスク回避を考え、安全に取引することを考えると、100%の損害を受けるよりは遥かに安全に貿易が可能になりますので、海外企業と取引をされる際にはご利用を考えられてはいかがでしょう。

 

 詳しくは、独立行政法人日本貿易保険のHPで確認してみてください。

価格と価値

2011/02/22

kobayashi2.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。

 

 先日、バイクのバッテリーが上がりました。まあ、4年ほど乗っているので、最近の寒さに耐えられなかったのでしょう。


 さっそくバイク屋さんに行き、お値段を見てビックリです。2万円オーバー(゚Д゚;)


 うちの自動車(2,300cc)用バッテリーも純正品で2万円オーバーでした。サイズも容量もはるかに小さいバイク用バッテリーが自動車用と値段が変わらないのは納得いきません。というか、サイフの中身が足りません。もっと安いのでいいんですけど。お店の人に聞いてみると、「バイク用は生産量が少なく、高いんですよ。でも純正品ですから保証がありますよ。」とのこと。


 ここで、私の気持ちが決まりました。お店の人が高いという商品を買う気はありません。別な方法で何とかならないか、お店を出てiPhoneで検索。すぐに送料込みで3,000円くらいのバッテリーを見つけました。約7分の1のお値段です。はっきり言って比較になりません。それでも安心を買いたい人はいるでしょうが、そのお店では選択肢もありません。


 自分で交換する手間があったり、ネットと実店舗の値段を比較するなといわれそうですが、実店舗だから、保証が付いてるから、サービスが充実しているから7倍の値段ですと言われても、スッキリしません。


 商品の質、サービス、そのほかのリスクを考えても、7倍のお金を支払う価値がないと私は判断したことになります。


 ネットショップですべてが賄えるとは思いませんし、実店舗は必要です。しかし、そこには商品の質やサービスと消費者が納得できる価格のバランスが求められます。


 消費者向け電子商取引は規模、比率ともに年々増加しています。実店舗をお持ちの方は、地域の同業者以外に、ネットショップもライバルになります。ぜひ消費者を唸らせる価格と価値のバランスを提供していただきたいです。

今年度最後の「事例に学ぶ卸売業の商品開発研究会」が開催されました

2011/02/21

  bajyou2.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・馬上です。

 

 去る2月7日(月)、(協)広島総合卸センターの会議室で、今年度最後となる第5回「事例に学ぶ卸売業の商品開発研究会」が開催されました。

 

 今回は、(株)スマイル営業支援室開発チームの速水秀一氏より「私の商品開発日記~化粧品ブランドの立ち上げと、それから・・・~」というテーマで、新しい化粧品を開発するまでの経緯等の事例紹介があり、その後、フリーディスカッション及び研究会全体の取りまとめを行いました。

 

 講演では、同社が化粧品事業に進出した経緯や販売方法として通販を選んだ理由、市場動向からアンチエイジング化粧品を開発したこと、さらに速水氏が商品開発プロジェクトチームのリーダーとしてメンバーの取りまとめに苦労したことなど、現場ならではの声が聞かれました。

 

 後半のディスカッションでは、卸売業が新規事業に取り組むには、まず企画力をつけ、有望分野を見極めたうえで、専門メーカー等どこと組むかが鍵になるといった意見が述べられました。

 

 最後の取りまとめでは、商品開発には、世の中の動きとそれに伴う消費者の意識・ライフスタイルの変化を見極め、その中から消費者が困っていることに着目して、それを解決するという視点が重要で、そのために店舗情報から消費者の志向、マーケットの傾向を察知し、仮説を立ててコンセプトを作り、そのコンセプトに基づいた商品づくりを行うことが必要であると述べられ、今年度の研究会を締めくくりました。

 

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サービス工学 その1

2011/02/18

hamada3.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの浜田文男です。


 サービス工学について勉強を始めました。まずは、本の内容から流れを追って見ます。


 「サービス事業者の先進的取組の事例調査から、サービス企業がサービス提供の効率化と同時に、顧客にとっての価値の向上を実現し、生産性を向上させていることが分かった。」「業種に共通した取組として(1)顧客接点での日常行動計測・ニーズ分析(2)顧客重視から個客起点へ(3)サービスの連携 が見えてきた。」


 (1)に関して、「先進的なサービス事業者は、適切な方法で適切な内容のサービスを提供するために、顧客接点での接客を通じて、サービス受容者である顧客とコミュニケーションを図り、その顧客が求めていることを引き出そうとしている。また、顧客側も自分が求める内容のサービスを得るために、積極的に自分の気持ちや考えをニーズとして表明する。このように、サービス事業者と受容者のニーズの交換が行われているのが、顧客接点の現場なのである。」(2)に関して、「これまでの社会状況の変化から、多くの先進的なサービス事業者は、サービス受容者を顧客群として捕らえることをやめ、一人一人の個客に関心を持ち、それに必要なサービスを提供するようにしている。そのために多くのサービス事業者では、接客を通じて得た個客の行動や購買のプロセス情報をデータベースとして蓄積できるようにし、そのデータをモデル化し、次のサービス設計に反映できるように工夫している。」(3)に関して、「受容者の視点からサービス内容や提供方法を見たとき、個々のサービスが最適であるだけでは不十分である。日々の生活の中で、人はサービスを受けるために移動し、さまざまな異なる種類のサービスの提供を受け続けている。つまり、一人一人の個客視点からみたとき、サービスとサービスの間の接続が非常に重要である。このさまざまなサービスの間の連携と接続とは、個別のサービスプロセスのモデルを最適化することではなく、受容者の日常の行動やニーズに合わせて最適化していくことを意味している。」


 次に、「これまでの経験と勘に頼ってきたサービスに、科学的・工学的手法を導入しサービス生産性を向上させようとしたとき、サービス現場での受容者と提供者の行動などを『観測』し、それを『分析』して得られる客観的根拠に基づいてモデルを『設計』し、それを現場に再び『適用』する【最適設計ループ】を繰り返す内部構造を実際のサービス現場がもつことが重要となる。」


 まずは、入り口に立ったところです。

「愉快なスマートフォン活用術2」何ができるかみんなで考えてみませんか?

2011/02/17

takeda2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当の竹田です。

 

 昨年12月22日のブログに「愉快なスマートフォン活用術」について述べましたが、今回は引き続いて、違った角度で、もう1歩進んだ活用術について述べてみたいと思います。


 スマートフォンのアプリケーションソフトの中に、「名刺管理ソフト」があります。このソフトの良いところは、スマートフォンの内蔵カメラをスキャナー代わりに使用して名刺を読みとることができ、その情報をデジタル情報に変え、住所録に登録できる便利さがあります。


 また、その住所録もパソコンに吸い上げて、エクセル等で一覧表に加工して管理することも可能です。この機能は、デスクトップパソコンに専門のスキャナーを取り付けて読み取るものと同じ優れた機能で、大変便利です。


 なお、名刺管理ソフトと類似するソフトに、「文字読み取りソフト」があり、OCRの機能により、文字を読み取ることができます。


 何か調べものなどで、書籍の1部などとっさにメモしないといけない時など、スマートフォンを取り出してサット読み込むことができる文字通りスマートな機能です。


 日々の名刺管理だけでも困っておられる方、たくさんの書籍など調べものをされる方は、1度試してみられるのもいいかもしれませんね。


 次回も、ビジネスに役立ちそうなアプリケーションソフトを紹介しますので、ご期待ください。(^●^)/

「お客様への配慮」

2011/02/16

mikio2.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北林です。

 

 先日、近所のスーパーに買物に行った時の出来事です。


 レジに多くのお客さんが並び出したため、レジ応援の店員さんを店内放送で呼んでいました。すると、呼ばれた店員さんが奥から出てきて、売場通路を通ってレジに向かおうとしました。


 ところが、その通路は幅が狭く、1人のお客さんがいて通りにくい状況でした。店員さんは通路を通るために「すみません」「ちょっと通らせてください」などと言うだろうなと思っていたところ、予想に反して「いらっしゃいませ」と言いました。お客さんは店員さんの意図を察して、すぐに「あら、ごめんなさい」と言って通路を開けました。

 

 店員さんは別の通路を通ってレジに向かうこともできたでしょうが、自分(または店側)の都合を言わずに、来店へのお礼を言うことでその場の事態を乗り切りました。予め店舗側が店員さんに行動を指示していたものか、店員さん自らのとっさの行為か分かりませんが、お客様への配慮として「なるほど」と感心いたしました。

横川にデジタルサイネージ誕生

2011/02/15

bajyou2.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・馬上です。

 

 以前に当センター浜田マネージャーブログにもありましたように、横川の駅前広場にデジタルサイネージ(電子看板)が設置され、去る2月5日(土)に除幕式が行われました。この日は「かよこバスの日記念祭」と併せて行われ、広島市長ほか多くの方々が参加されました。

 

 このデジタルサイネージは「横川ストーリー」と名付けられ、広島市の「広島市商売(あきない)知恵出し事業の商店街団体と市民団体等の協働事業」の補助を受けて設置されたもので、これから横川商店街のイベントや個店の情報、地元公民館等の行事等の情報を発信していきます。

 

 また、このデジタルサイネージの特徴は、ただ画面を見るだけでなく、ディスプレイがタッチパネルになっており、スマートフォンのように画面にタッチすることで店の場所やメニューなど自分が欲しい情報が得られることです。

 

 ショッピング、グルメ、イベント、カルチャー・・・横川のいろんな情報が得られます。皆さんも横川に足を運んでみてください。

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「報告書の書き方」

2011/02/14

  kubo4.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクト・マネージャーの久保です。

 

 先月号ではインターネットメールのメリットについて触れましたが、たとえインターネットメールであっても、その伝える内容が良い文章でなければ思いがうまく伝わりません。要はインターネットメールでも、紙に刷られた文章でも、内容を正確に読み手に伝えることが目的でそのためにはしっかりとした文章力が必要だということです。


 ビジネスの世界にはありとあらゆる文書がありますが、まずは上司に対する報告書をきちっと書くことができるというのが文章力を養ううえでの基本になります。必要な情報がすべて盛り込まれており、且つ要領よく簡潔な表現で書かれた報告書はたとえ短い文章でも、伝えるべき内容を正確に読み手に伝えることができます。ビジネスの世界でいう良い文章と文学の世界でいう良い文章とはまったく異なるのでこれをよく認識する必要があります。


 では、あなたが上司から「会議に出席して、その結果を文書で報告するように」と指示され、これから報告書を書くところを想像してください。以下に報告書の書き方について順を追ってみてみましょう。


1.まずは表題です。表題はただ「報告書」とするだけでは、その報告書が何に関するものなのかがわかりません。「○△会議 出席報告書」というように表題を見ただけで会議の内容までだいたい想像がつくようにするのが良いでしょう。


2.次にその報告書の作成年月日と作成者名(連絡先)を忘れずに入れてください。この二つは報告書に限らず、通常の検討資料でも連絡書類でも同じことです。今、皆さんの机にある書類を見てください。これが記入されていない書類が一つ二つありませんか? 
 その内容が1ヶ月前のことなのか昨日のことなのか、又内容についての問い合わせを誰にしたらよいのか等がわからない文書は、ビジネスの世界ではまったく価値がありません。


3.その次は「開催日時」「場所」「出席者所属・役職・氏名」です。これを忘れる人はまずいないと思います。ただ、出席者の順番については、新入社員などでまだ会社の組織に慣れていない場合は案外苦労するかもしれません。このような場合は会社の組織表に記されている部門の順番に従うのが良いでしょう。


4.次が「議事内容」になりますが、議題が多い場合は、議題のみを一覧で「議事内容」の前段にまとめておく配慮も時には必要です。あなたの資料を読む経営者や上司は超多忙です。さしあたって、今すぐに必要な案件についてのみ結果を知りたいということは良くあることなので、読み手にとってはありがたい配慮だといえます。
 次に、議題毎に議事内容を書いてゆきますが、この場合、議論の経過・過程を事細かに記録することはあまり意味がありませんし、書き手にとっても読み手にとっても時間の浪費です。内容としては、議題、結論、その議題が付議されるに至った経緯・目的(なぜ討議される必要があったのか)、賛成意見と反対意見の要点等について、順に簡潔にまとめるのが良いでしょう。勿論、報告書ではなく、正式な議事録の場合は議論の経過を克明に記録することが必要な場合がありますから、その資料の目的をよく考えて判断してください。


5.上記4項までが書けていれば報告書としてまずまずですが、まだ完璧とは言えません。上司や、経営者にとっては、その会議の結果に基づいて関係者が今後どういうアクションを取るのか?ということも重要な関心事の一つです。この案件はこれで完結するのか、継続するなら誰が、何を、何時までに、どうするのか、誰が責任を持って次のステップに進めるのか、あるいはこの会議の結論を受けて経営レベルの更なるアクションなり判断なりが必要となるのか等、次の展開までが書かれていればより完成度の高い報告書となるでしょう。

自分の目で見る

2011/02/10

nakamiya.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・中宮です。

 

 先日、中国の国内総生産(GDP)が日本を抜いて世界第2位になることが確実になったというニュースがありました。不動産価格の上昇や格差の拡大といった問題も取りざたされていますが、世界の中での中国の存在感がますます強くなっていくような気がします。

 

 私は、2004年9月から約1年間、中国の北京に滞在していました。ちょうどアテネオリンピックが終わり、いよいよ次は北京でオリンピックが開催されることになり、雰囲気も盛り上がり始めていた時期でした。街には新しい建物が次々と建築されているところで、帰国する頃には、来た時にはなかった建物がたくさん出来上がっていましたし、地下鉄などのインフラ整備も活発に行われており、現在の北京の地図と2004年当時の地図を比較しても、地下鉄の本数がかなり増えていることが分かります。


 1年間という短い生活の中で、最も印象に残っていることは、現地で生活している人々の活気でした。まさに発展の真っ只中にあるという活気が、どこに行っても味わうことが出来ました。これは、本を読んだり、インターネット等の情報では学ぶことが出来ない、実際に現地を自分の目で見ることでしか分からないものだと思います。

 

 問題が発生した場合には、実際に現場に行き、自分の目で見て確認することが重要だという三現主義(現場、現物、現実)という言葉をよく聞きますが、それを実感できた1年間でした。

 
 最近は、分からないことがあればインターネットで検索することで簡単に調べることが出来ます。大変便利な世の中になりましたが、文字だけ、画像だけでは伝わらないこともたくさん存在します。自分の目で見る重要性も忘れずにいたいものです。

戦略に基づく戦い(企業活動)について PartⅢ

2011/02/09

saiki.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」副所長の佐伯です。


 さて、今回は、前回の予告どおり、私が最も感心した場面についてお話します。


 22年間の戦いは、直接戦闘に加わる者はもちろんのこと、陰で貧困と闘いながらも戦闘部隊を支えてきた蝦夷の人達を疲弊させていました。


 アテルイ達は、こうした状況が今後も続き、世代が変わっていく中、何故の戦であるかの意味は薄れ、いずれは朝廷に屈することになるであろうことを見越していました。


 しかし、その場合、自分たちの子孫は朝廷から極めて屈辱的な扱いを受けることになることが容易に想定できたのです。


 そこで、現在、苦境に立たされている朝廷軍に対し、巧妙な心理作戦を用いて多く部族を救う策を立てたのです。


 それは、苦境に陥っている朝廷軍から各部族にとって有利な懐柔策を引き出し、自らはその策にはめられた形で蝦夷の中で孤立していくという状況をつくり、最後の戦でも犠牲を最小限に抑え、自らは囚われの身となり、処刑されることで朝廷の不安を取り除く、ということでした。蝦夷を有利な立場で存続させる究極の戦略であったのです。


 みなさん、いかがでしょうか。アテルイ達の一見、単なる捨て身の戦法のように思われるこうした行動は、例えて言えば企業体の存続のために不採算部門を切り捨てるといった行為に似ていませんか。しかし、こうした行為には将来を見据えた明確な目標とそれを達成するためのち密な戦略がなければ所期の成果を期待することはできません。


 視点を少し変えるだけで、こうした歴史小説からも学ぶべきことは多くあるように思います。

「日常管理の基本と実践」  -日常やるべきことをきっちり実施する-              広島工業大学教授 久保田洋志著(日本規格協会:JSQC選書)

2011/02/08

fujita3.jpg おはようございます。

 頑張る中小企業を全力で応援する広島市中小企業支援センター所長の藤田です。


 本日は、『日常管理の基本と実践―日常やるべきことをきっちり実施する』を紹介します。

 

 

    日常管理とは、企業活動で日常的に使われている生産、営業、販売などの日常業務の"やるべきことをきちんとやり、やってはならないことは絶対にしない"ために行われる管理活動です。
 

154.jpg 日本は海外から資源を輸入し、それを加工し高品質で付加価値の高い製品を生み出し輸出することで繁栄を享受して来ました。


 ところが昨今は、欠陥商品、偽装、隠ぺいなどが頻発し、「品質立国・日本」に陰りが見えてきています。


 資源の少ない日本が、これからも外国に伍して繁栄していくには、日本企業の強みである"現場力"の維持、改善、強化が必要であり、そのためには、環境変化に対応して愚直なまでに、日常管理のたゆみない実践が不可欠です。この本は、日常管理の実践についての著者の豊富な経験に基づくノウハウが満載されています。


 皆様の企業がどのような業種にあり、また所属がどのような部門であっても"やるべきことをきちんとやる""やってはならないことは絶対にしない"ことの大切さに変りありません。現場力を高めたい経営者や管理者にぜひ読んでいただきたい一冊です。

 

 当センターでは、皆様方の課題解決のためのアドバイザー派遣窓口相談を行っています。また、技術やIT等の豊富な知識と経験を有するマネージャーによる継続支援も行っています。お気軽にご連絡ください。

持続的な成長を目指すための「技術経営セミナー」の受講者を募集中!

2011/02/07

niimoto2.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・新本です。

 

 この「技術経営セミナー」は、まだ募集中です。ふるってお申し込みください。

 

 製造業の経営者、管理者を対象に、保有技術や新技術を利益に結びつけることができるよう、組織能力を高めることの重要性を理解していただきながら、持続的利益を獲得するための経営戦略を身に付けることのできるセミナーを開催します。

 

◆日 時  平成23年2月21日(月) 13:30~16:00
◆会 場  メルパルクHIROSHIMA 6階「安芸」
        (広島市中区基町6番36号)
◆対 象  広島市内の中小製造業の経営者、管理者など
◆受講料  1,000円
◆定 員  50名(先着順)
◆内 容  (1)製造業の現状 
       (2)製品アーキテクチャの変化 
       (3)ものづくりを利益に結びつけるための要因
       (4)組織能力(コアコンピタンス)を鍛え上げるための3つの分野
       (5)軸のブレない経営を目指して
 
◆講 師  一橋大学 イノベーション研究センター 教授 延岡 健太郎 氏

 

  詳しくは こちらをご覧ください。

「第14回HiBiSインターネットビジネスフォーラム」のご案内!

2011/02/04

kishino2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。

 

 今日は今月18日(金)に開催されます、「第14回HiBiSインターネットビジネスフォーラム」のご案内です。
 
 前回、ビジネスプランの募集を案内したところですが、今年度は、9件の応募の中から以下の5社が事前審査により選ばれました。フォーラム当日は、各社15分の持ち時間でビジネスプランのプレゼンテーションを行い、最優秀ビジネス事例を決定します。


 また、特別講演として、日本Androidの会 会長 丸山 不二夫氏によるクラウドコンピューティングとスマートフォンに関する最新の世界的動向についての講演と、ビジネス交流会が行われます。今後のインターネットビジネスの参考に、また異業種の方との出会いの場として興味のある方はぜひご参加ください。

 

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・「高齢化社会に向けた生活支援の新サービスの創造」
  ABCインプローブ(株)
・「スマートフォンASPを活用した手書きカルテシステム」
  (有)オブジェクトラボ
・「ファッションビジネス教育におけるインターネットショッピングサービス」
  (株)ジーループ
・誰でも作家デビューできる!電子書籍プラットフォームサービス」
  (株)ドリームネッツ
・「ご当地紙地図のインターネットへの活用」
  Yuiコンピューティング(株)

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詳しい内容は、こちらをご覧ください。

 

平成22年度「いい店ひろしま」受賞店舗が決定しました!

2011/02/03

saeki3.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・佐伯です。


 平成22年度「いい店ひろしま」受賞店舗が決定しました。応募総数523店舗の中から厳選された9店舗です。ぜひ一度、お店を訪れてみてください。

 


                   

平成22年度表彰店舗(50音順)

 


145.jpg 熊野華祥苑
優れた接客と新業態の化粧筆の専門店

 

 

 

 

 

 

 

 

 

146.jpgクラークシーゲル鉄砲町本店

活気に充ち溢れた洋菓子店

 

 

 

 

 

 

 

 

 

147.jpg ケー・サヴール
優れた商品、サービスを提供し続ける洋菓子店

 

 

 

 

 

 

 

 

 

148.jpg酒商山田
豊富な品揃えと探す楽しさを提供する洒落た酒店

 

 

 

 

 

 

 

 

 

149.jpgにしき堂光町本店
風格の漂う和菓子の老舗

 

 

 

 

 

 

 

 

 

150.jpgハーベストタイム
地域への配慮とお客への優しさがある洋菓子店

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

151.jpgパティスリーアニバーサリー
店舗や商品の演出に優れた洋菓子店

 

 

 

 

 

 

 

 

 

152.jpgパティスリージョリーフィス
カントリー調で温かい雰囲気の洋菓子店

 

 

 

 

 

 

 

 

 

153.jpg松本鮮魚店
懐かしさを感じる昔ながらの鮮魚専門店

環境への取り組み! 循環社会その2  現代の参勤交代

2011/02/02

mennde5.jpg おはようございます。

 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

 

 25年前のことですが、駐在していたヒューストンからメキシコ旅行に出かける1週間前にメキシコシティが大地震に見舞われ、宿泊予定の世界中にネットワークを持つ有名なホテルが崩壊するということがありました。急遽行き先を変えカリブ海周辺に行き、結局メキシコシティには行きませんでした。このとき地震をとても身近に感じました。

 

 地震大国日本で、人々が都市に集中していますが、できれば食料生産等とかに従事し、もっと自然に触れる中で危機にも対処していくのがよいのではないかと最近思うようになりました。しかし、自分自身は都市に住んで、ほとんど自然に触れず食料生産にも従事していないのですからとやかく言えるものではありませんが。

 

 ただ思うのは、農山村と都市がもっとつながっていけば、いろんな意味でお互いによりよい生活ができる、食糧・エネルギー・水の問題や危機にもよりよく対処できるのではないかということです。養老孟司氏が、よく口にされる"現代の参勤交代"が、7割の森林を有する広島において、これから求められていくことのひとつではないかと思ったりします。

 

 農山村にある田畑や森林に食料やバイオエネルギーそして水があり、手入れすることにより様々な食材や原料をより豊かに獲得できるようになります。そのために"現代の参勤交代"のような取り組みの中で、都市に住む人々もその手入れに参加しながら、かつ都市にある工の技術と商のノウハウとを結びつけていくことが必要ではないかと思います。

 

 自然も人も動植物も、それぞれがそれぞれの力を発揮しながらつながっていく、自然に寄り添い再生を繰り返しながら循環していくシステムが造られていくことによって、より豊かな地域社会ができてくるのではないかと思うのですがどうでしょうか。

窓口相談いかがですか!

2011/02/01

tsunemoto2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の常本☆康之です。

 

 今回は、何度利用しても無料の窓口相談について紹介します。


 毎年、この時期は以外と予約が少ないので、複数回の利用を考えられる方にとっては絶好の機会です。


 しかも2月は新しく事業を考えられる方にお勧めの専門家ラインナップです。まず、本日は、商標登録や特許についての支援を得意とされる弁理士の方で、8日は、銀行に勤務経験のある中小企業診断士の方です。そして、18日と22日は、新規創業の支援実績が豊富な中小企業診断士の方々で、25日は中小企業診断士と一級建築士の資格を持ち店構えや内装など店舗づくり全般について相談ができる方が専門家として窓口相談で対応します。


 創業や新商品開発にチャレンジされる方に最適なラインナップを各個に予約して、複数回利用されてはいかがですか。


 追伸:創業以外の相談も問題なく対応できる専門家の皆さまですので、経営全般について悩みをお持ちの方も窓口相談をご利用ください。

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