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2024/03/06
おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・阿須賀です。
創業支援の担当なので、国や他の自治体の支援策もできるだけ最新情報を仕入れるようにしています。
当センターの創業支援で一番大きな事業は「創業チャレンジ・ベンチャー支援事業」ですが、ここ最近は「ベンチャー」という言葉があまり使われなくなり、「スタートアップ」と言われるようになりました。
現段階では、「ベンチャー」=持続的イノベーション=既にあるビジネスモデルに工夫を加える、「スタートアップ」=破壊的イノベーション=革新的なアイデアでこれまでになかった新しいビジネスモデルを作り出す、という意味合いで使われることが多いようです。ベンチャーという言葉も使われ始めたころは、革新的アイデアを指していたような気もしますが、なんでも使い続けられると既視感で意味合いが変わってくるのかもしれません。また、ITベンチャーという言葉もあったように、スタートアップもIT系の起業家、という意味にとらえることも多いように感じています。
そしてスタートアップ企業に対する支援事業を「アクセラレーションプログラム」と呼ぶケースが増えてきています。本来のアクセラレーションは、アクセル=加速、であって、誕生したビジネスを加速させるための支援、ということのようですが、最近は、アイデアベースのものを形にするところにもアクセラレートが使われているようです(それは確かインキュベーションって呼んでいたはず)。
世の中がどんどん変わっていく中で、創業の環境も変化しているし、世の中に求められるビジネスの在り方も当然激変しています。その中で、創業支援をうたうのであれば、サポートする側も日々アップデートし、できることとできないこと(私にZ世代の思考を理解することは不可能)を認識しながら、私にできること、創業者の役に立てることを磨いていかなければ。
そういう意味では、創業支援する側も支援のアクセラレート(加速)が必要かもしれません。