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支援センター職員によるブログ

女性・シニア創業パッケージ型支援事業 被事業認定者が決定!

2009/09/30

 

kitabayashi.jpg 

 おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当 北林昌樹です。

 

 一昨日(9月28日)、女性・シニア創業パッケージ型支援事業の今年度第2回目の認定式を行い、三宅理事長(副市長)が、新庄清さんに、認定書を交付しました。

 

 今回は、9月9日に開催された事業可能性評価委員会(審査会)で、優秀な事業プランを策定されたということで、新庄さんが、見事選ばれたのですが、この事業は、1年間を通して随時募集しております。

 

 女性又はシニア(50歳以上の方)の方で、広島市内での創業をお考えの方は、是非、チャレンジしてみてください。

 

 

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青色申告のため無料で税理士などに相談できる特別金融相談窓口をご利用ください。

2009/09/29

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 おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・常本です。

 

 今回も特別金融相談窓口の利用案内をします。
 個人で仕事をしておられる方、税務署への青色申告の準備等はお済みでしょうか。

 

 最近、個人企業の方の相談内容が、青色申告に向けた書類作成についてというものが入るようになりました。この不況下での経費削減のため、税理士を雇わないで自ら申告書を作成して提出するという考えの方も増えてきているようです。

 青色申告は、特別控除など節税に役立つ特典などが付くため、青色申告をするメリットは大きいです。ですが、申告書の書き方や、青色申告と認められる添付書類の内容など、税理士などに任せてきた方が自分で書くというのは簡単ではありません。

 そこで、無料で税理士などに相談できる中小企業支援センターの「特別金融窓口相談」を利用していただきたいのです。
 
 今の時期(9月下旬~10月末)であれば、複数回利用も可能です。ギリギリの時期に相談いただいても、予約が一杯で一回しか利用できなかったり、結果として添付書類の整理なども間に合わなくなる可能性もあります。

 一回の相談時間は50分ですが、複数回利用しても料金はかからない「特別金融窓口相談」を複数回利用できるこの時期に、是非、ご利用ください。  

地球環境の悪化は、250年前の産業革命より始まった?!

2009/09/28

  mennde.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」マネージャー免出です。

 

 環境社会検定試験eco検定が実施されています。その中に以下の質問がありました。

 

 "46億年の地球の歴史を1年間に圧縮した「地球カレンダー」によると、地球環境の劇的悪化は12月31日16時から始まった" これは正しいか正しくないかという質問です。 私はたぶん正しいと思い、○をしました。正解は、×です。

 

 正解を読むと、"地球環境の劇的悪化の原因の一つといわれる化石燃料消費が急激に増加したのは250年前の産業革命がきっかけ。「地球カレンダー」によると、産業革命は12月31日23時59分28秒から始まっている"ということになります。

 

 1年間の地球の歴史の中で、わずか32秒で地球環境が劇的に悪化したという内容です。これにはすこしびっくりしました。

 

 たしかに人口が、2千年かけてわずか7-8億人増だったのに対して、この2百年でおよそ10億人から65億人と55億人も急激に増加しました。 また、東西冷戦が終わり、中国・インド・東欧・ロシア(人口合計約27億人)の急激な経済成長が現実的なものになり、とても多くの人々が、自動車・空調・冷蔵庫・テレビを使う近代スタイルの生活に入りました。 近代スタイルの生活の特徴は、化石燃 料をたっぷり使うということです。

 

 このままでは、石油が枯渇する、環境が急速に悪化する、ということが理解できるようになりました。さて今後我々はどうしていくべきでしょうか。その一つの答えが、化石燃料の使用を減らしながら、再生可能エネルギーを増加させていくということになるのとはいえないでしょうか。

グローバルビジネスのヒント: はじめに

2009/09/25

konndou.jpg おはようございます。地場の中小企業を支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・近藤です。

 

 これまで、グローバル化された企業活動に必須なコミュニケーションのツール(道具)について紹介してきましたが、これからはそのツールを使って行われる企業活動の具体例の一部をご紹介したいと考えています。

 

 恐らく、皆様のほとんどはグローバルビジネスといっても一体何を議論しようとしているのかわかりにくいと思います。言葉が曖昧だからなのでしょう。グローバルの意味は明確としても、ビジネスとなるとぼんやりするのだと思います。

 

 言葉の定義をするより、どんなことをやっているのか仕事の中身の紹介から入っていくことにしましょう。もちろん守秘義務の範囲内でということになりますが、これまで実際に経験してきた事柄をベースとして、一体グローバル化された企業活動とはどんなことをやっているのか垣間見て頂きたいと考えています。従って、ビジネスの全体を語るのが目的ではありませんので、自動車製造業から国際事業の一端を見るということになるでしょうか(国際ビジネスと言った時に想像するような貿易、金融等については触れませんので、あしからず)。

 

 最初の事例は、グローバル商品マーケティング、その後、海外企業との共同商品企画開発、そして戦略経営の視点で、グローバル商品-市場戦略について触れてみようと考えています。

ちょっとお得なパソコン活用術

2009/09/24

kobayashi.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。


 私は、当財団のICT担当と言われている(自称?)こともあり、今回もパソコン(Windows)の機能についてご紹介します。

 

 皆さんは、漢字に変換しようとした際に、ありえない区切りで漢字に変換されるということを経験したことはありませんか?例えば、「ひろしまし」を変換した際に、「比呂氏増し」って・・・そ、そこで区切りますか?みたいな。( ゚Д゚)ポカーン

 

 私の場合、IMEツールバーから「ツール」ボタン→「プロパティ」→「辞書/学習」タブの辞書の「修復」ボタンをクリックで解決しました。ヽ(´▽`)ノ

 

 そのほか、漢字変換に関する不具合の対処法がマイクロソフトから公開されていますので、ご参考までに。

「環境保全資金」をご利用下さい!

2009/09/18

hirayama.jpgおはようございます。
  がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・平山です。

 

 今回は、広島市中小企業融資制度の「環境保全資金」のご案内です。
 地球温暖化問題は、今や人類の生存基盤に関わる最も重要な環境問題であると言っても過言ではありません。広島市でも、平成20年度(2008年度)を「温暖化対策行動元年」と位置付け、市内から排出される温室効果ガスを2050年度に70%削減する「カーボンマイナス70」を掲げ、「広島市地球温暖化対策等の推進に関する条例」の制定をはじめ、数多くの取組を集中的に実施しています。
 この融資制度は、古くは「公害防止資金融資(昭和46年度創設)」として創設されたものですが、その後「低公害車の購入」や「環境保全に資する施設の設置」、「アスベストの除去」等も融資対象に加えるなど、拡充してきました。
 さらに今年度から、環境マネジメントシステム(ISO14001、エコアクション21など)を導入しようとするものや、すでに取得しているもの等も融資対象に加え、また、融資限度額の拡大や利率の引下げなど、制度の拡充を図っています。
 金利は1.6%(アスベスト除去に関しては1.3%)で、融資限度額は運転資金・設備資金合わせて7,000万円までとなっています。
 本市の制度の特徴として、環境保全対策に係る資金でなくても、環境マネジメントシステムを導入している企業であればご利用できるという特徴があり、より多くの方にご利用いただける制度となっております。
 環境問題に積極的に取り組もうとされている中小企業の皆様、ぜひ活用をご検討下さい。

 

 くわしくはこちら

ガンバル中小企業応援セミナーを開催しています!

2009/09/17

  kishino.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。


 広島市立中央図書館中小企業診断協会広島県支部(地域力連携拠点ひろしま診断協会)と共催で、現場改善コストダウン・資金調達などそれぞれテーマに沿った中小企業診断士等を講師にお呼びして6回の講演会を行っています。
 各回とも講演会後、中小企業診断士による個別相談会を行います。バラエティーに富んだ内容となっておりますので、関心のあるテーマがありましたら、ぜひご参加ください。

 

◆テーマ・日程  
 ~第4回「ITを活用した経営の合理化」~
  開催日:平成21年10月7日(水)
  講 師:西原 州康 氏(中小企業診断士)
  内 容:パッケージソフトなどを導入して成果の見える情報活用

 

 ~第5回「企業再生と創業支援」~
  開催日:平成21年10月16日(金)
  講 師:広島県信用保証協会職員
  内 容:事業の継続可能性判断、事業計画の立案

 

 ~第6回「小売サービス業の経営革新」~
  開催日:平成21年10月17日(土)
  講 師:藤岡 芳郎 氏(中小企業診断士)
  内 容:マーケティング手法の活用

 

◆時 間:各回とも講演会14:00~15:15、相談会15:15~17:00
◆定 員:各セミナー先着50名(講演会の後にある相談会は先着8名)
◆対 象:各セミナーに興味のある経営者の方など
◆場 所:広島市立中央図書館 3階 セミナー室

 

※申込はこちらから
※第1~3回は終了しました。
■問い合わせ先
 広島市立中央図書館 事業課 TEL 082-222-5542

平成21年度「中小企業会計啓発・普及セミナー」の参加者を募集しております。

2009/09/16

takeda.jpg おはようございます。

 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネジメント担当竹田です。

 

 当センターでは、10月6日(火)に「中小企業会計啓発・普及セミナー」を開催することとし、現在このセミナーの参加者を募集しております。

 

 企業を存続させ続けるためには、企業経営の実態を表す信頼性ある決算書類が不可欠です。また、経営者自身が経営状況を的確に把握し金融の円滑化を図っていくためには、経営方針を利害関係者に伝え、経営情報を開示するなどの環境整備が重要な課題となっております。
 このセミナーでは、「適切な会計処理による決算書」を作成することの意義・必要性と、それを実務に活かし経営力を高めるためのポイントについて解説いたします。

 

 申込締切日が9月18日(金)までとなっておりますが、定員の関係で、24日(木)までお申込ができます。この機会にどうかふるってご参加ください。参加をお待ちしております。


 各区役所、出張所、区民文化センター等に置いてある申込書(ちらし裏面)に記入してFAX等で送付されるか当センターのホームページから直接申し込みができます。

PDCAサイクルを身に付ける。

2009/09/15

  hamada.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・浜田文男です。

 

 PDCAサイクルはPLAN(計画)DO(実行)CHECK(評価・見直し)ACTION(改善計画の実行)というサイクルです。

 組織が、このサイクルを繰り返すことで徐々に組織の実行力を高めていくことができます。また、個人でも同じことが言えます。日頃からこのサイクルを意識し、身に付ける努力をすることが重要です。私もそうありたいと思っています。


 さて、最近また「個人情報の漏えい」がメディアで報道されています。この問題は収束することなく発生・発覚を繰り返しているように思えます。この問題解決の対策として「個人情報保護に関するマネジメントシステム」の構築が挙げられます。

 

 具体的には、『JISQ15001:2006』をベースとしたマネジメントシステムであり、PDCAサイクルを具現化します。企業においては経営陣のリーダシップのもと全社で推進することになりますが、形式に縛られず実行可能な計画の立案が求められます。実行可能な計画とするためには組織内でのすり合わせ(力)・コミュニケーション(力)が重要な要素となります。 
 是非、チャレンジしていただきたいと思います。

創業者研修「創業アカデミー」ステップコースの受講者を明日から募集開始します!

2009/09/14

  niimoto.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・新本です。

 

 この研修は、市内でこれから創業しようとする方、または事業をはじめて間もない市内中小企業者の方を対象にして、創業に必要な知識・手法の講義、実習、演習などを3つのコース(ホップ・ステップ・ジャンプ)に分けて実施します。

 

 ・ホップコースは、平成21年9月19日(土)、26日(土)、10月3日(土)、12日(祝・月)の10:00~17:00。全4回、広島市立中央図書館 セミナー室で開催します。

 

 ・ステップコース(平成21年9月15日から募集開始) 

  内容:販売体験に基づく顧客ニーズのつかみ方や事業プラン作成の実務演習
  日時:平成21年11月7日(土)、11月15日(日)、11月22日(日)、11月28日(土)

      の10:00~17:00。全4回
  場所:広島ミクシス・ビル1階 研修室(西区草津新町1丁目21番35号)ほか

 

 詳しい内容は、こちらをご覧ください。

 

 ・ジャンプコースは別途ご案内

 

 市内でこれから創業しようとする方、または事業をはじめて間もない市内中小企業者の方、この研修会に参加してみませんか!きっと皆様の役立つ情報・知識が得られると思います。

セーフティネット保証の認定申請書に係る取扱いの変更について

2009/09/11

  kobayashi.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。

 

 当センターでは、セーフティネット保証(中小企業信用保険法第2条第4項の規定による「特定中小企業者」であることの認定)の申請窓口となっていますが、このたび、個人事業主の方の申請書の書き方が変わることとなりました。

 

 具体的には、これまで、申請者住所の欄には申請される方のご自宅の住所を記載していただいていましたが、これからは「事業所の所在地」を記載していただくこととなります。

 合わせて、事業所所在地の確認資料として、直近の確定申告書の写し(事業所の所在地の記載があるもの)等を提出していただくこととなります。

 

 詳しくは、「セーフティネット保証の認定申請書に係る取扱いの変更について

低迷が続く県内の個人消費動向

2009/09/10

  kageyama.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営担当マネージャー・景山です。

 

 広島県経済は、雇用・所得環境の悪化が続く中、個人消費も低迷しています。
 (財)ひろぎん経済研究所が、既婚女性1,019人を対象にして、7月に実施した「消費アンケート調査」でも、そうした実態が窺えます。以下に、その概要を紹介します。

 

 まず消費の前提となる世帯収入のDI(増加世帯の割合から減少世帯の割合を引いた数値)ですが、▲43.0ポイントで、09年1月に比べ▲11.3ポイント悪化し、03年7月に次ぐ低水準となりました。年代別には、08年7月以降20代・30代・40代の低下が続き、年代間の格差の縮小(各年代ともほぼ▲40~▲50ポイントに収斂)傾向が見られます。

 

 世帯収入の低下を受け、消費支出DIは、09年1月(+29.1ポイント)から▲6.0ポイント低下し、+23.1ポイントとなりました。DIのマイナス幅が大きい費目は、「外食」「旅行・レジャー」「家具」「小遣い」「被服・履物」等で、不要不急のものは節約する姿勢が表れています。消費支出DIの見通しは+1.7ポイントへ急低下の予想で、今後も消費を抑制しようとする姿勢がさらに強まっています。
 また、店舗形態別の利用状況を08年1月調査と比較すると、百貨店・大型ショッピングセンター・コンビニでの低下幅が大きくなっているのが特徴的です。

 

 一方、景気に対する意識を見ると、最近の景気が「悪くなっている」との回答割合は依然高いものの、半年前に比べると減少し(90.5%→72.7%)、消費者意識に変化の兆しが窺えます。1年後の景気についても、「悪くなる」が減少し(69.4%→43.7%)、「良くなる」が僅かながら増加しており(2.0%→7.4%)、景気底打ちへの期待感が表れています。
 こうしたマインドの変化が、低迷が続く個人消費の動向に、今後どのような影響を及ぼすか注目されるところです。

中小企業会計啓発・普及セミナーのご案内!

2009/09/09

  kataoka.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネジメント担当 片岡です。

 

 昨年度に引き続き、下記のとおり、平成21年度中小企業会計啓発・普及セミナーを開催します。

 

経営力を強化するため、自社の経営の現状や課題を分析したい」
「資金調達を容易にするため、金融機関からの信用を勝ち取りたい」
「受注を拡大するため、取引先からの信用を勝ち取りたい」
でも、「会計は難しいから・・・」と諦めていませんか?

 

 今回のセミナーでは、中小企業大学校でも講師を務められている ㈱ネットワーク経営広島のコンサルティング事業部長の牛塩千秋(ウシオ チアキ)先生に、「不況に負けない経営力をつける ~上手な資金のつくりかた~ 」というテーマで、適切な会計処理による決算書を作成することの意義・必要性と、それを実務に活かし経営力を高めるためのポイントについて分かりやすく解説していただきます。

 

 広島県内では、当広島市中小企業支援センターと因島商工会議所の2か所しか開催されません。受講料も最新テキストも無料ですので、是非ご参加ください。
 
                 記
◆日  時  平成21年10月6日(火) 13:30~16:30
◆会  場  メルパルクHIROSHIMA 6階「安芸」(広島市中区基町6番36号)
◆対  象  中小企業の経営者、財務担当者等
◆定  員    40名(先着順)
◆受講料   無料

※詳しくは、こちらをご覧ください。

 

■問い合わせ先 中小企業支援センター・マネジメント担当 TEL 082‐278‐8880

「モノづくり事はじめ‐11」

2009/09/08

  kubo.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクトマネージャー・久保です。

 

8月号からの続き)


 今月はいよいよ設計の段階の説明です。 とはいっても本稿では具体的な設計の技術については触れません。 これについては良い専門書がたくさん出されているので、そちらをご覧ください。


 本稿では、実際に設計図面に線を描いてゆく時に、これと同時にどういうことを考えておかねばならないかについて、取り上げてみましょう。


2 設計

2-1) 全体構想 (構造を決めましょう)


 前項までで"機能的目標"が得られたわけですが、次に考えることは、これらの狙い、開発目標を実現するためにはどういう構造であったら良いのか、その構造は商品全体をバランスよくまとめ上げる上で最適なものかどうかを考えることです。 ここでは工学的知識を持った設計者に創造的活動が求められます。


 「機能的目標」 + 「工学的知識体系」 → 「創造的活動」


 その商品を構成する装置・部品の全体構造/形式、形状、材質等をきめてゆくことになるのですが、ここで最終的に得られる解答は一つとは限りません。ユーザーの要求、会社がこれまで蓄積してきた技術的な財産、設計者のセンス、コスト、重量、関連法規等々。関連する種々の要因の捉え方、優先度の置き方等により、得られる解答は様々に異なります。

 
 たとえば、解りやすい例として自動車のエンジンについて見てみましょう。


 自動車のエンジンを設計するということは、"自動車を動かすために、化石燃料を燃焼させることによって、機械的エネルギーすなわち駆動力を発生させる、車両に搭載する装置"を設計するということになります。自動車用エンジンはこのために設計・開発された機械装置ですが、このエンジン一つとってみても、すでにおなじみの通り、I型エンジン、V型エンジン、水平対向エンジン等の往復内燃機関、更にはロータリーエンジン等、数多くの形式のエンジンが市場に存在していることからも分かります。


 どういう構想、構造が正解かということは、その商品を実際に発売して結果として販売実績が出てくるまでは誰にもわからないことですし、更には正解が一つしかないかというと、必ずしもそうとは限りません。しかし、だからと言って単なる"勘"や"ひらめき"だけを頼りに開発することは、たまたまヒットする可能性があるかもしれませんが、大きな失敗のリスクも同時に出てくるのです。


 何が正解で、何が間違いかを思い悩むのではなく、どういう価値を創造しようとしているのか(開発・設計の狙いはなにか)、入手可能な技術は何か、自社の置かれた立場でその狙いを実現するとしたらどういう姿が最も合理的なのかを徹底して考え抜くことです。

 
 いわゆるものづくりの考え方に"筋が通っていること"そして、これが"お客様に理解しやすいこと"がヒット商品につながる重要な要因となります。(次号に続く)

ひとこと添える

2009/09/07

  mikio.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北林幹生です。

 

 500円硬貨の発行は1982年。27年以上身近にある存在ですが、私はいまだに、買い物などで現金払いする際に500円硬貨のつもりで間違って100円硬貨を出すことがあります。


 先日、今年になって3回目の間違いをしました。間違って100円硬貨を出した時、私は正しく出したと思っているので、レジの店員さんがお金を受け取ってくれることをじっと待っています。しかしそのうち、店員さんが次の動作を起こさないので、私は間違いに気づき、100円硬貨と500円硬貨を交換します。


 これまでは、だいたいこのような「沈黙のやりとり」、あるいは店員さんに「お間違いではないですか?」と声をかけられて、正しい支払いを終えるというものでした。


 ところが今回は、沈黙のやり取りによって500円硬貨を出した際に、店員さんから「100円と500円って間違いやすいですよね」と声をかけてもらいました。このひとことが大変うれしかったのです。


 これまでは、あとから「店員さんは何を思ってじっと待っていたのだろうか」「まさか、気づかずにお金を受け取るのを待っていると思われたのではないだろうか」など、マイナスの思いが一瞬ですが頭をかすめていました。しかし、今回は店員さんがお金を受け取る際に、ひとこと添えて、しかもこのひとことは「私も間違うことがあるのですよ」という、私の行動に「同感」の意を表していただいたように感じたのです。


85.jpg 相手の状況に合わせて、思いやりの言葉をひとこと添えることの大切さに気づかせていただきました。(ただし、状況によってはレジの回りにいる人たちに、「この人、500円硬貨と100円硬貨を間違えてるぅ~。」とお知らせされているような気分になってしまう方もいるかもしれないので、実際の対応はなかなか難しいものだとも思いました。)

持つから使うへ-オフィスも共用の時代

2009/09/04

fujita2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センター所長の藤田です。

 

 持つから使うへ、ということでは、ICTにおけるクラウドコンピューティングが代表的ですが、最近は、自分の都合の良いときにだけ使える、会員制の共用オフィスが注目を集めています。

 

 「使う」ということでは「賃貸」のオフィスを思い浮かべますが、賃貸オフィスといえども、デスクやコピー機などは自前で用意しなくてはなりません。また、ミーティングや商談のスペースも必要です。

 

 広島市が広島県などと共同で設置したビジネスベースひろしまの「オープンネスト会員」や地方の元気再生事業に認定されたSO@Rビジネスポートの「ホテリング会員」になると、共用スペースのデスク、コピー機、ミーティングルーム、応接室などが使えるほか、常駐スタッフによる受付や事務の代行サービスを受けることもできます。また、提携先の他都市のオフィスが利用できるなどのメリットもあります。


 さらに、共用オフィスを使う企業同士の交流による情報交換やマッチングも隠れたメリットです。

 

 創業直後の起業家・SOHO、営業拠点を設けたい方などは利用を検討されてはいかがでしょうか。

 

 

87.jpg              【ビジネスベースひろしま 立ちミーティングもオススメです!】 

 

86.jpg           【SO@Rビジネスポート 気軽に利用できるカフェコーナーもあります!】

   

トイレのろうそく

2009/09/03

  tosa.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長の土佐です。

 

 下世話な話でもうしわけありませんが、最近、飲食店や遊技場、公共施設などの男性の小用トイレで、ろうそくやハエのシールが貼ってあるのが目立つようになりました。

 

 7~8年前、私が施設の管理業務をしていた頃、そうした業者がやってきてこのシールを張ると小水が周りにこぼれない、それは男性の心理を利用しているからという説明でした。


 たしかに、男性用の小用トイレでは小水が周りを汚すということが多く、清掃回数を増やしていた記憶があります。

 

 最近この手のシールが普及しつつあるようですが、実際に利用してみると、便器の形状にもよりますが、シールは利用する前は見えますが、実際に用をたすときには、便器に接近するため殆ど見えません。本当に効果があるのか、疑問に思うことがあります。

 

 理論的には正しく、安価な商品でも、実際の人間の行動パターンを十分に検討していく必要があるのではないかと思います。

中小卸売業者の新商品企画・開発研究会を開催します!

2009/09/02

  bajyou.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・馬上です。

 

 当センターでは、市内中小卸売業の活性化のため、広島市広島商工会議所と連携して、昨年度の「ネットマーケティング研究会」に引き続き、「中小卸売業者の新商品企画・開発研究会」を開催します。

 

 今年度は、商品開発をメインテーマとし、9月から来年1月にかけて毎月1回、計5回コースで行います。商品開発の基礎知識やマーケティングリサーチの方法、さらには商品開発や物流効率化についての事例発表等、盛りだくさんの内容となっていますので、中小卸売業の皆さん、ふるってご参加下さい。

創業支援セミナーのご案内!

2009/09/01

  kitabayashi.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当 北林昌樹です。

 

 下記のとおり、創業支援セミナーを開催します。

 

 今回のセミナーでは、中小企業診断士の西原先生に、「失敗しない創業プランの作り方」というテーマで、ビジネスチャンスの捉え方、顧客ターゲットの設定方法、販売戦略の考え方など、創業プランを作るために必要なポイントをわかりやすく解説していただきます。

 

 また、平成8年に広島市安佐南区で創業、オリジナル商品の開発や原材料のこだわりなどにより、現在、広島市でも指折りの人気洋菓子店を経営している有限会社ケー・サヴールの宇佐川社長にも、創業の体験や経営のあり方について、お話していただきます。

 

 創業をお考え方は、参考になると思いますので、是非ご参加ください。
 
                       記


◆日 時     平成21年10月25日(日) 10:30~17:30
◆会 場     広島市まちづくり市民交流プラザ北棟5階研修室C(広島市中区袋町6番36号)
◆内容・講師   ・創業支援事業の説明 10:00~11:00
           ・失敗しない創業プランの作り方 11:00~16:30
            講師:株式会社創研 代表取締役 西原 裕 
           ・夢を実現した創業者から学ぶ 16:30~17:30
            講師:有限会社ケー・サヴール 代表取締役 宇佐川 善久
                株式会社創研 代表取締役 西原 裕
◆対 象     これから創業をしようとする方
◆受講料    無料

 

     ※詳しくは、こちらをご覧ください。

 

問い合わせ先 中小企業支援センター創業支援担当 TEL 082-278-8880

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