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支援センター職員によるブログ

第4次産業革命で生産性向上を

2018/01/18

橋口コーディネータ

 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・橋口です。

 これから中小企業がさらに成長して行くためにはIoTやAIを駆使して第4次産業革命の波を上手く利用して行くことが必須です。コーディネータも、企業の皆さんと一緒に対応を考えて行くために、積極的に講演会や展示会に出かけて話を聞き、また実物を見て五感を使って情報を収集することが大切と思っています。

 以前著書を読んだことのある井上智洋 駒沢大学准教授の、昨秋の講演では、第4次産業革命に向けて企業のなすべきこととして、(1)AI化以前にまずIT化(基本はペーパレス化)を(2)クリエィティブな仕事に特化していく(3)文系のビジネスマンも一度はプログラミングをという3つの提言をされました。そして2030年以降に実現が予想される汎用AIの時代(※①)に人間に残される仕事の特徴を(1)クリエイティヴィティ(2)マネジメント(3)ホスピタリティとしてまとめられ印象深く聞きました。
このセミナー(※②)では同時にボッシュにおけるインダストリィ4.0の進め方の講演も聞くことが出来ました。
また、実例の見聞として、町工場でも成果の出るIoT「製造ライン遠隔モニタリングシステム」の講演(※③)を聞いたり、共創型ロボットや「ひろしま生産技術の会」(※④)のIoTへの取り組みなどの実物の展示を見、そして担当者から直接話もお聞きしました(※⑤)。


 ところで、1月1日付の「中小企業NEWS」(※⑥)の「中小企業の新たな時代の到来―第4次産業革命をどう活かすか」というテーマの座談会の中で、高田中小企業基盤整備機構理事長は、これからの人口減少時代には、1人当りの生産性を上げて付加価値を高め、全体のパイを大きくしなくてはならない。そのために中小企業の全体の8割以上を占める小規模事業者が実装できるAIやIoT技術をどう作っていくかが課題で、支援機関が組織的に支援していくことも必要と発言されています。


 今後、小規模事業者様に対して、公的支援制度のご紹介や申請支援は言うまでもなく、ものづくり企業とIT企業及び研究機関(含、大学)とのマッチングやひろしまIT融合フォーラムなどを利用した支援機関(含、行政機関)同士が連携した支援を強化していくことが、ますます重要になって来ると思います。


※① 2030年までは、ある目的に特化された「特化型AIの時代」と定義している

   参考図書:「人工知能と経済の未来」井上智洋著(文春新書)

※② 生産プロセス革新セミナー「第4次産業革命とインダストリィ4.0」

   (中国経済産業局他主催、2017/10/16)
※③ ものづくり連携倶楽部ひろしま 講演会

   (広島県中小企業団体中央会主催、2017/10/11)

※④ 正規活動メンバー21社(事務局株式会社ヒロテック内)
※⑤ 「ひろしまAI・IoT進化型ロボット展示会」(実行委員会主催、2017/12/14)
※⑥ 独立行政法人:中小企業基盤整備機構発行(月2回)
 

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