公益財団法人広島市産業振興センター広島市中小企業支援センター

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支援センター職員によるブログ

SNSでの広報と広告の○○

2024/12/25

姫野コーディネータ

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。

 先日の衆議院や兵庫県の選挙において、SNSによる情報発信が票に影響をおよぼし、テレビや新聞が"オールドメディア"と揶揄される状況となりました。
 今まで選挙で勝つには、いかに組織を作りあげるかに注力していたかと思います。
 しかし、SNSの成熟により共感を得るような情報をいかに発信するかということに変わってきましたが、偽や過激な情報など真実とは限らないものまでが含まれており、判断に迷うという新たな課題が出てきました。
 
 さて、そうはいっても事業者にとっては、自社の製品やサービスの情報発信を行い購買や利用に繋げていきたいという想いからSNSで情報発信していることと思います。
 
 しかし、多くの事業者でSNSの本質を誤って利活用している印象があります。
 
 SNSの本質はテレビや新聞と同じように「情報」により顧客を引きつけ、「広告収入」により収益を得るという"メディア"の一種であり、そこには「広報」と「広告」を実現する機能が提供されており、それぞれ異なる「目的」があります。
 
 広報 (PR=Public Relations)の「目的」は、ブランドの認知度向上や信頼性の構築を目指します。つまり、長期的な関係構築を重視し、ユーザーとのエンゲージメントを高めることです。具体的には、定期的な投稿などでブランドのストーリーや価値観を伝えシェアすることでコミュニティ感を醸成するなど"共感"を得ることを「目的」としており、コストが比較的低い(無料が多い)のも特長です。
 
 広告 (AD=Advertising)の「目的」は、獲得した顧客情報を元に、それを有償で提供することで、特定のターゲット層に対して迅速にリーチし、短期間での成果を目指します。
 つまりダイレクトに製品やサービスの"販売促進"を「目的」としています。
 SNSにより多少異なりますが、高度なターゲティング(例えば20代の女性で犬が好きそうだとか)が可能で、狙っている特定のユーザー層に効率的にリーチできます。
 また、効果測定も可能であり、しかもリアルタイムの調整ができるなど、上手に活用すると短期間での認知度向上や売上増加が期待できます。
 
 まとめると、「広報」は、ブランドの信頼性や長期的な関係構築を重視し、コストが低い一方で、効果が現れるまでに時間がかかることがあります。
 「広告」は、迅速に狙っているターゲット層にリーチし、短期間での成果を目指すため、コストがかかるものの、即効性が高いです。
 
 事業者の製品やサービスを拡販するのに、「広報」だけを頼ることはコストは安くても必要な人に必要な情報が早く届かないことも考えられます。
 
 SNSはタダだと思っていても"知り合いだけ"にリーチしてしまうのでは、結果として拡散範囲が限られ、広く認知するまでに時間がかかることになります。
 「フォロワーがいっぱいいるのに売り上げにつながらない」ということがありませんでしょうか。それは恐らく貴事業者を既に知っているからで、新しい情報でないと"いいね"だけで終わってしまうからです。
 
 広く、早く貴事業者の製品やサービスを認知してもらうためには、「SNS広告」の活用を検討する必要があります。

 SNSは原則無料で使えるツールですが、SNS事業者は"広告で収益を得ている"ため、無料で使わせて情報を得ているということを肝に銘じて、SNSの広報と広告を上手く使い分けることを考える必要があるのです。

 
 中小企業支援センターでは、窓口相談などで専門家によるSNSに関する相談もお受けしております。ご相談ください。

いい店ひろしまインスタグラムキャンペーンについて

2024/12/18

おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・倉本です。

さて、当センターでは平成18年度から令和4年度において、基本的な商業機能が優秀とみとめられ、地域に根付き親しまれている小売店舗を「いい店ひろしま」として顕彰する事業を実施してきました。

いい店はんこ(素材).jpg

受賞された店舗は、現在HPや、【公式】いい店ひろしまインスタグラム(@iimise_hiroshima_official) において、ご紹介しています。

素敵なお店がたくさんありますので、ぜひご覧になってください!

またこの度、受賞店舗を対象にインスタグラムで店長の「イチオシ商品」キャンペーンを実施することになりました。

各店舗のイチオシの商品を紹介する予定です。コメント投稿や「いいね」をいただいたフォロワーの方へ抽選によるプレゼントも予定しています。

2月頃開催予定ですので、ぜひフォロワーになっていただき、キャンペーンでのコメント投稿や「いいね」をお願いいたします。

それではキャンペーンをお楽しみに!

整理整頓

2024/12/11

創業支援担当の河石です

おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当の河石です。

 

子どもの頃に高性能スポーツカーを所有することに憧れた影響で時々動画サイトなどで自動車関係の動画を見ます。

 

ある日投稿者ご自身のガレージを整理する動画を見ました。10年以上前の思い入れのある工具等が多数発掘されましたが使わないものは捨てる、捨てられないものは別の工具箱に整理する等して苦労されていました。

 

事業を営む上で在庫も含めた所有物の整理は大切です。整理していないとせっかく保管していた宝物もいざという時に役に立ちません。この投稿者は競技の世界に復帰された際に、不要なものを処分して生まれたスペースで新たなマシンを整備し、保管していた高価な部品はその新たなマシンに投入していました。

 

当センターでは経験豊富な専門家による経営相談を利用して在庫管理の相談も可能です。是非ご利用ください(片付け要員にはなれないのでご容赦ください)。

 

事業承継の準備は早めに!

2024/12/04

nagasato2024.jpg 

おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・長里です。

気がつけば、私がこのセンターに入職してから8か月が経ちました。この間、たくさんの経験をさせていただき、日々学びが深まっています。先日、事業承継に関する研修会にも参加させていただき、非常に多くの知識を得ることができました。そこで、今回は事業承継について、少しでもお役に立てる情報を簡単にご紹介したいと思います。

事業承継の大切さと準備のタイミング

事業承継は、企業の存続と成長にとって非常に重要なプロセスです。事業承継を成功させるためには、適切な準備と計画が欠かせません。実際、事業承継の準備は5~10年かかると言われているそうです。そして、この準備には思った以上に時間がかかることを知っておいてください。適切な計画と準備を早めに取り組むことで、成功につながります。

事業承継のポイント

早めに計画を立てよう

事業承継は早期に計画を立てることが重要です。事業承継には多くのステップがあり、それぞれ時間がかかるため、5~10年前から計画を始めることをお勧めします。これにより、承継候補者の選定や育成が十分に行え、スムーズな引継ぎが可能になります。現経営者と後継者間で認識を共有し、しっかりとコミュニケーションをとることが成功のポイントです。

財務状況をしっかり確認

事業承継するためには、まず現状を把握することが大切です。自社の財務状況を正確に把握し、承継に伴う税務や法務の問題を整理しましょう。例えば、企業の資産や負債を詳細に分析し、税務上の最適な対策を講じることで、後々のトラブルを防げます。専門家のアドバイスを受けることで、これらの問題を効率的に進めることができます。

承継方法を選ぶ

後継者候補は親族内にいるのか?社内にいるのか?あるいは外部の人材なのか?などの状況に合った承継方法を選定します。後継者の意思や能力、適性を踏まえた上で、株式譲渡、事業譲渡、合併などの方法を検討します。各方法のメリットとデメリットを比較検討しましょう。

事業承継計画の策定

現状を詳細に分析した上で、具体的な対策を盛り込んだ中長期的な計画を策定しましょう。企業の現状分析や後継者のビジョン、財務計画、市場の変化に対応する戦略など、多岐にわたる要素が含まれます。計画的かつ実行可能な内容で、関係者と十分にコミュニケーションを取りながら進めることが、事業承継の成功に繋がります。行動計画では、だれが見てもイメージできるように具体的に計画することがポイントです。計画の策定は、事業承継の専門家のアドバイスを受けながら進めることが、成功を導くカギとなります。

従業員や取引先への説明と協力を得る

事業承継の計画を従業員や取引先に説明し、理解と協力を得ることが大切です。承継計画を説明し、従業員の不安を解消することで、円滑な承継が可能になります。また、取引先や株主への説明も欠かさず行うことで信頼関係を維持できます。関係者の理解を得るまでにより多くの時間がかかることもあるため、注意が必要です。

承継後のフォローアップ:を忘れずに

承継後も新しい経営者がスムーズに経営を続けられるようにサポート体制を整えることが重要です。後継者に対して経営者としてのアドバイスを行ったり、必要な支援を続けたりすることが、事業の安定と成長に有効となる場合があります。

最後に

事業承継は、早期の準備と計画的な実行が成功のカギです。広島市中小企業支援センターでは、広島県事業承継・引継ぎ支援センター職員による無料窓口相談を、毎月第一木曜日に実施しております。また、中小企業診断士や税理士等の専門家による窓口相談を毎日実施しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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