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2009/11/30
おはようございます。
がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北林幹生です。
知人から聞いた体験談です。
平日は家事の手伝いがあまりできないので、土日はなるべく手伝うようにしており、買物と洗濯は彼の役割分担だそうです。先日、奥さんの書いたメモを持って近所のスーパーへ買物に行きました。しゃぶしゃぶ用豚肉4パックとメモがあったところ、その日は特売で3パック1,000円のシールが貼ってあり、小さく2パックで680円とも書いてあります。ちなみに1パックの値段は410~440円位です。
「ラッキー」と思いメモどおり4パックを取りレジへ。店員の人は3つで1,000円と、一番安い417円を単独でレジを通しました。その時、ふと知人は、その417円にひっかかり、「まてよ、680円を2つにした方が安いのでは?」
「1,000+417=1,417円」「680×2=1,360円」⇒57円違います!
知人「これって2つずつの方が安くなりますよね」
店員「少々お待ちください」
店員さんはパートのようで、従業員の控え室に行って判断をあおいでいます。
従業員「お客様、申し訳ありませんが、3パックの方が優先されるので...。一番お安い417円を別に打たせていただきました」
知人「じゃあ、2つ戻して買いなおします」
結局、その場でいったん返金と再度レジ打ちをして安く買うことができました。
この出来事をどう思われますか? 知人のようなことまではしないという方もおられるでしょうが、パック料金の設定はまずかったと思います。
3パック1,000円は@333円、2パック680円は@340円で7円しか違いません。例えば、2パック750円、@375円位ならば逆転現象はおきません。単品は420円位なので、それでも@50円前後も安くなります。
ちなみに、ご紹介した場合については1パックの単価に幅がありましたが、例えば単価420円固定の場合、2パック710円、3パック1,000円であれば、「3パック+1パック」と「2パック×2」のいずれの組み合わせでも同一金額(1,420円)になります。
お客様に「???」の思いを持たれないよう、パック料金の設定をしなければならないと感じた体験談のご紹介でした。