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2010/06/28
おはようございます。
がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクトマネージャー・久保です。
「ズームイン」と「ズームアウト」という言葉を耳にしたことがある読者もおられると思います。
「ズームイン」とはカメラのズームレンズで画像を徐々に近付けて拡大すること。
「ズームアウト」はその逆で画像を縮小しより広い範囲をみることです。
と言っても映画のお話をするわけではありません。
今日は、商品開発等のプロジェクトを運営する上ではこの「ズームイン、ズームアウト」の視点が大切だというお話です。
6月号では商品開発プロジェクトの総合リーダーの資質についてお話をしましたが、プロジェクトを実際に運営する上で忘れてはならない重要なことの一つがこの「ズームイン」と「ズームアウト」です。
目の前の課題や問題を解決するときには状況を仔細にわたって観察し適切な判断を下す必要がありますが、だからと言ってあまり細部にこだわりすぎると全体を見誤ることもあります。
時には一歩引いて全体を見てみることも必要です。
開発をスタートさせる前にマスタープランを作ることの重要性については、以前にも触れましたが、このマスタープランをファイルにしてしまい込んでいたのでは意味がありません。
マスタープランは壁に貼り出していつでも確認できるようにしてください。
そして直面する課題の詳細を検討する時には、同時にその課題が全体のプロセスの中でどのような位置付けにあるのかを確認しながら、個々の問題に広い視点から対処するように、日頃から習慣づけてください。
プロジェクトを運営してゆく上で必要なテクニックの一つです。
ぜひ「ズームイン、ズームアウト」の視点を身に付けてください。