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2026/05/27
おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・阿須賀です。
当センターで創業支援コーディネータを拝命して9年目に突入しました!
この10年、私たちの日常とビジネスを取り巻く環境は、大きく変化しています。
新型コロナウイルス禍を経て、出張や会食がなくとも商談や会議が可能になりました。一方で、長引くウクライナ・中東情勢は原材料や資材の高騰、供給不足を引き起こし、さらに最低賃金の急ピッチな上昇と深刻な人手不足が重なり、小規模事業者が人を雇い、夢を叶えるのはなかなか大変です。
その一方で、技術革新は創業のハードルを劇的に下げました。かつては専門業者に外注していたチラシやWebサイトも、今や安価なツールで自作が可能です。LINE公式アカウントやSNSの普及で販促コストは下がり、バックオフィス業務もスマホでのレシート撮影や受発注の自動化により、一人でも回せるようになりました。PCとスマホさえあれば、オフィスを持たずともどこでもビジネスが始められます。
しかし、AIの急速な発達により、指示通りにコードを書くだけのフリーランスや、簡単なパーツを作るだけのデザイナーの仕事は、AIに代替されるか極端な単価下落に直面しています。
「一定の経験や資格があるからコンサルタントになる」という創業も、もはや通用しません。膨大かつ深い回答を瞬時に出すAIに対し、単なる知識の切り売りでは勝負できない時代です。
日々ご相談を受ける中で、私自身も、創業支援コーディネータとしてどんな価値を提供していけるのかが問われています。事業の壁打ち相手もAIのほうが広く深いアイデアや事例を持っていますし、事業計画書や補助金の申請書もAIが簡単に添削してくれる中で(この原稿もAIに下書きや添削を手伝ってもらっています)、私だからこそ提供できるご支援とは。
この10年で培った「人と人をつなぎ、新たな価値を生む」誰と誰がつながるとどんなシナジーが起きるかを想像し、それが実現できるような形でおつなぎする。これは、AIだけと向き合っていてもできないのでは。
とはいえ、AIの下書きでしっくりこない紋切型の文章は、たぶん私の文章をたくさん読みこませたら改善していくのだと思います。誰と誰がつながるとどんな化学反応が起こるのかをイメージすることもそのうちAIが一緒に考えてくれるようになるのでしょうか。今はまだまだ私の脳内データベースがフル回転しています。
2026/05/20

がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の中平です。
「生成AI」の世界に、どっぷりとハマっております。ほとんど趣味の一つになっています。
実は、私の密かなこだわりが「年賀状」なんです。 かつては『プリントごっこ』という家庭用印刷機で指をインクだらけにしながら刷り、最近はやや進化してパソコンの画像編集ソフトで1か月かけてコツコツと干支に扮した家族のイラストを描く。年末の忙しい時期に頭を悩ませる「重労働」でしたが、それが毎年の恒例行事でした。
ところが今年の年賀状は、初めて「画像生成AI」で作ってみました。気に入るまで指示を出すと、私の想像を遥かに超える、ハイクオリティな画像が短時間で完成。「これはみんな驚くぞ!」と期待しながら投函したのですが。
結果は、まさかの「無反応」でした。 完成度が高すぎたせいか、市販の「年賀状イラスト」の転用だと思われたのです。
しかしこの経験で、生成AIは、私たちの「表現したいこと」をしつこく伝えれば、何度でもやり直して形にしてくれる強力な助手であることを改めて実感しました。
そして、AIが得意なのは画像だけではありません。
ビジネスの現場では、以下のような場面で「頼れる助手」になってくれます。
・ 文章作成・添削: 顧客へのメール文案の作成・添削、チラシやキャッチコピーの作成、報告書の要約。
・ アイデア出し: 新商品・新サービスのアイデア出し、イベントの企画立案。
・ データ整理: 複雑な表計算の数式作成や、アンケート結果の分析。
人手も時間も足りない中小企業の皆様こそ、こうした「事務作業の自動化」にAIを使いこなす価値があります。
ただし、利用する際には注意も必要です。活用する際には、次の3つのポイントを意識してください。
AIはあくまで「道具」です。大切なのは、それをどうビジネスに結びつけ、皆様の「想い」を形にするか。
当センターでは、今年度も、生成AIを実務に活かすためのセミナーを開催予定です。自社のビジネス活用などに関する相談にも、窓口相談やアドバイザー派遣で対応できます。
ぜひ生成AIという「助手」を使って、本業に集中できる時間を増やしてください。
2026/05/13
おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・長里です。
この度、4月1日付の人事異動により中小企業支援センター「経営革新担当」から「創業支援担当」に配属となりました。創業支援担当では、専門家派遣や創業チャレンジ・ベンチャー業務など、これから創業を考えている方や創業して間もない方のサポートに携わっています。
これまでの経営革新担当業務では、既に事業を行っている方の課題解決が中心でしたが、創業支援担当業務では、「これから事業を始める段階」のご相談が多くなります。事業の方向性を一緒に整理する場面も増え、私自身も日々学びながら業務に取り組んでいます。
少し話は変わりますが、先日、用事があり一人でドイツを訪れる機会がありました。
観光している途中でスマートフォンの充電が切れてしまい、地図や翻訳アプリが使えない状況になってしまいました。初めての土地だったこともあり、「どの電車に乗ればいいんだろう」「コインロッカーはどこだったかな」と少し不安になりました。そんな中、街を歩いていると、事前に口コミを調べていなくても、思わず入りたくなるお店が多かったことが印象に残っています。
外観や看板、メニューの見せ方などから、「どのようなお店なのか」「どんな商品を提供しているのか」が直感的に伝わり、安心して足を運ぶことができました。振り返ってみると、情報がきちんと伝わることに加えて、「入りやすい雰囲気」がつくられていたことが大きかったのではないかと感じています。
例えば、
・初めての方でも入りやすい雰囲気になっているか
・外からでも店内の様子や商品が分かるようになっているか
・価格やサービス内容が事前にイメージできるようになっているか
といった工夫によって、最初の一歩のハードルが下がり、結果として集客や信頼にもつながっていくのではないかと思います。
こうした体験から、初めての方に対してどのような情報をどのように見せるかが、来店のきっかけにつながることを実感しました。 今回、スマートフォンに頼らずに行動したからこそ、より強く感じたように思います。
特に創業間もない時期は、「何をしている事業なのか」「どのような価値を提供しているのか」がシンプルに伝わるだけでも、大きな強みになると思います。ご自身のサービスや発信が、初めての方にも分かりやすい内容になっているか、一度見直してみるのも集客の一つのヒントになるかもしれません。