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支援センター職員によるブログ

事業承継の準備は早めに!

2024/12/04

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おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・長里です。

気がつけば、私がこのセンターに入職してから8か月が経ちました。この間、たくさんの経験をさせていただき、日々学びが深まっています。先日、事業承継に関する研修会にも参加させていただき、非常に多くの知識を得ることができました。そこで、今回は事業承継について、少しでもお役に立てる情報を簡単にご紹介したいと思います。

事業承継の大切さと準備のタイミング

事業承継は、企業の存続と成長にとって非常に重要なプロセスです。事業承継を成功させるためには、適切な準備と計画が欠かせません。実際、事業承継の準備は5~10年かかると言われているそうです。そして、この準備には思った以上に時間がかかることを知っておいてください。適切な計画と準備を早めに取り組むことで、成功につながります。

事業承継のポイント

早めに計画を立てよう

事業承継は早期に計画を立てることが重要です。事業承継には多くのステップがあり、それぞれ時間がかかるため、5~10年前から計画を始めることをお勧めします。これにより、承継候補者の選定や育成が十分に行え、スムーズな引継ぎが可能になります。現経営者と後継者間で認識を共有し、しっかりとコミュニケーションをとることが成功のポイントです。

財務状況をしっかり確認

事業承継するためには、まず現状を把握することが大切です。自社の財務状況を正確に把握し、承継に伴う税務や法務の問題を整理しましょう。例えば、企業の資産や負債を詳細に分析し、税務上の最適な対策を講じることで、後々のトラブルを防げます。専門家のアドバイスを受けることで、これらの問題を効率的に進めることができます。

承継方法を選ぶ

後継者候補は親族内にいるのか?社内にいるのか?あるいは外部の人材なのか?などの状況に合った承継方法を選定します。後継者の意思や能力、適性を踏まえた上で、株式譲渡、事業譲渡、合併などの方法を検討します。各方法のメリットとデメリットを比較検討しましょう。

事業承継計画の策定

現状を詳細に分析した上で、具体的な対策を盛り込んだ中長期的な計画を策定しましょう。企業の現状分析や後継者のビジョン、財務計画、市場の変化に対応する戦略など、多岐にわたる要素が含まれます。計画的かつ実行可能な内容で、関係者と十分にコミュニケーションを取りながら進めることが、事業承継の成功に繋がります。行動計画では、だれが見てもイメージできるように具体的に計画することがポイントです。計画の策定は、事業承継の専門家のアドバイスを受けながら進めることが、成功を導くカギとなります。

従業員や取引先への説明と協力を得る

事業承継の計画を従業員や取引先に説明し、理解と協力を得ることが大切です。承継計画を説明し、従業員の不安を解消することで、円滑な承継が可能になります。また、取引先や株主への説明も欠かさず行うことで信頼関係を維持できます。関係者の理解を得るまでにより多くの時間がかかることもあるため、注意が必要です。

承継後のフォローアップ:を忘れずに

承継後も新しい経営者がスムーズに経営を続けられるようにサポート体制を整えることが重要です。後継者に対して経営者としてのアドバイスを行ったり、必要な支援を続けたりすることが、事業の安定と成長に有効となる場合があります。

最後に

事業承継は、早期の準備と計画的な実行が成功のカギです。広島市中小企業支援センターでは、広島県事業承継・引継ぎ支援センター職員による無料窓口相談を、毎月第一木曜日に実施しております。また、中小企業診断士や税理士等の専門家による窓口相談を毎日実施しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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