公益財団法人広島市産業振興センター広島市中小企業支援センター

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支援センター職員によるブログ

低迷が続く県内の個人消費動向

2009/09/10

  kageyama.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営担当マネージャー・景山です。

 

 広島県経済は、雇用・所得環境の悪化が続く中、個人消費も低迷しています。
 (財)ひろぎん経済研究所が、既婚女性1,019人を対象にして、7月に実施した「消費アンケート調査」でも、そうした実態が窺えます。以下に、その概要を紹介します。

 

 まず消費の前提となる世帯収入のDI(増加世帯の割合から減少世帯の割合を引いた数値)ですが、▲43.0ポイントで、09年1月に比べ▲11.3ポイント悪化し、03年7月に次ぐ低水準となりました。年代別には、08年7月以降20代・30代・40代の低下が続き、年代間の格差の縮小(各年代ともほぼ▲40~▲50ポイントに収斂)傾向が見られます。

 

 世帯収入の低下を受け、消費支出DIは、09年1月(+29.1ポイント)から▲6.0ポイント低下し、+23.1ポイントとなりました。DIのマイナス幅が大きい費目は、「外食」「旅行・レジャー」「家具」「小遣い」「被服・履物」等で、不要不急のものは節約する姿勢が表れています。消費支出DIの見通しは+1.7ポイントへ急低下の予想で、今後も消費を抑制しようとする姿勢がさらに強まっています。
 また、店舗形態別の利用状況を08年1月調査と比較すると、百貨店・大型ショッピングセンター・コンビニでの低下幅が大きくなっているのが特徴的です。

 

 一方、景気に対する意識を見ると、最近の景気が「悪くなっている」との回答割合は依然高いものの、半年前に比べると減少し(90.5%→72.7%)、消費者意識に変化の兆しが窺えます。1年後の景気についても、「悪くなる」が減少し(69.4%→43.7%)、「良くなる」が僅かながら増加しており(2.0%→7.4%)、景気底打ちへの期待感が表れています。
 こうしたマインドの変化が、低迷が続く個人消費の動向に、今後どのような影響を及ぼすか注目されるところです。

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