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2026/08/05

おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。
皆さまは、「レッドオーシャン」という言葉をご存じでしょうか。
レッドオーシャンとは、競争相手が多く、市場が成熟しており、価格競争や顧客獲得競争が激しい市場を指します。英語では「Red Ocean」と表現され、競争によって海が血で赤く染まっている様子をイメージした言葉です。
事業者の皆さまから相談を受けていると、
「うちの業界は競争が激しいんです」
「今さら参入しても難しいですよね」
という声をよく耳にします。
レッドオーシャンですね。
確かに、その気持ちはよく分かります。
飲食店、美容院、学習塾、保険代理店、士業、建設業、ECサイトなど、多くの業界には既に数多くの競合が存在しています。このような市場は一般的にレッドオーシャンと呼ばれています。
一方で、競争相手が少なく、独自の価値や新しい仕組みによって競争を避けられる市場は、ブルーオーシャンと呼ばれます。
そのため、
「ブルーオーシャンを探さなければならない」
「レッドオーシャンには参入してはいけない」
と考えられがちです。
しかし、本当にそうでしょうか。
私はこれまで多くの事業者の支援に携わってきましたが、レッドオーシャンと呼ばれる市場の中でも着実に成長している企業を数多く見てきました。
そして、そのような企業に共通しているのは、商品やサービスそのものを大きく変えているわけではないということです。
変えているのは、「売り方」です。
ターゲットを見直したり、提供方法を工夫したり、定額制を導入したり、オンライン化したり、新たな体験価値を付加したりすることで、新しい顧客を獲得し、成長を続けています。
つまり、
「何を売るか」
ではなく、
「どう売るか」
を変えているのです。
考えてみれば、レッドオーシャンには大きなメリットがあります。
競争相手が多いということは、それだけ市場が存在し、顧客がいて、需要があるということでもあります。
ブルーオーシャンは魅力的ですが、市場そのものが存在しない場合は、まず顧客に価値を理解してもらうところから始めなければなりません。
その点、レッドオーシャンでは既にニーズが存在しています。
だからこそ、
「この市場では勝てない」
と考えるのではなく、
「この市場で違う売り方はできないか」
と考えることが重要なのです。
実際、成長している事業者ほど、市場そのものではなく、売り方や見せ方、届け方を工夫しています。
つまり、
「レッドオーシャンだから諦める」のではなく、「レッドオーシャンだからこそ改善点が見つかる」
ということです。
今回のタイトルである
「レッドオーシャンだと思っていたら、実は『○○○』を変えるだけだった」
の答えは、
「売り方」
です。
市場を変えることは簡単ではありません。
しかし、売り方を変えることはできます。
もし今、競争が激しい業界だからと一歩踏み出せずにいるのであれば、ぜひ市場そのものではなく、「売り方」に目を向けてみてください。
皆さまがレッドオーシャンだと思っているその市場も、見方を変えれば、まだまだ大きな可能性を秘めているかもしれません。