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支援センター職員によるブログ

雑学「地方銀行史」②国立?銀行

2010/01/05

kageyama.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営担当マネージャー・景山です。「地方銀行史」シリーズの2回目をお届けします。

 

 明治5年(1872年)に設立された日本最初の銀行(4行)には、国立銀行という名称が使われましたが、国営の銀行ではなく、全くの私立銀行でした。

 

 これは、モデルとしたアメリカの「ナショナル・バンク」を直訳したためです。


 日本の銀行制度は、後に初代総理大臣となった伊藤博文の進言により、アメリカの銀行制度をモデルに導入されました。当時の政府は、他の近代的諸制度同様、日本語訳に非常に苦心し、学者や先生方と種々相談を重ねました。

 

 第一国立銀行の初代頭取に就任した渋沢栄一の苦心談によると、以下のような経緯で、「ナショナル・バンク」の訳が決まったようです。
 「ナショナル」とは国のことだが、一字では熟語にならないので「国立」としよう。
 「バンク」というのは金を取り扱う所だ。中国では商店に「行」の文字を使う(洋行とか商行)。しかし「金行」というのも妙でないから、「銀行」としよう。

 

 そんなことで、「国立銀行」という名が生まれたそうです。今になって考えてみると、政府から紙幣発行を委託された民間会社なのですから、「国法銀行」と呼ぶのが正確だったのではないでしょうか。

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