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2018/10/16
おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・佐藤です。
経団連が2021年春から採用ルールを廃止する意向を示したと報道がありました。
永く採用の仕事に携わってきましたのでよもやま話を少し・・・
産業界、学生の双方にとって好ましい方向に踏み出したと感じています。大学生が勉強して専門性を磨き、企業はその到達度を評価するスタイルになることを期待してのことです。協定廃止にあたっては、就職活動の長期化により学生が学業に専念できなくなるとの懸念がありますが、杞憂だと思っています。
多くの学生は受験が終わると、勉強よりもバイトや部活に専念します。3年夏になると、バイトや部活での活動体験を武器に就職活動を始めます。企業もポテンシャル採用と称し、学業のことは殆ど問わず、人間性や行動特性を測ります。
学生の本分は学業です。専門性を磨き、それを活かす場を決めるのが就職です。専門性を磨くことが就職に有利に働くのであれば、多くの学生は協定に関係なく学業に専念できるはずです。
実はこの価値観や動きはすでに少なくない企業や学生の中では共有されています。
経団連会員外の人気のIT企業や外資系企業は、すでに舵を切っているのです。
自分の過去はすっかり棚に上げて(笑)、学生にはしっかり勉強して、未来を謳歌して欲しいと思っています。