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2009/05/13
おはようございます。
がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営担当マネージャー・景山です。
お金に色があるのか? 勿論ありません。
しかし、お金の使い道(=資金使途)は色々ですし、その調達(借入)形態、借入金の返済資源には、使い道に応じた色(=方法)があります。 従って、資金の色(=性格)別に、運用と調達をバランスさせるよう心掛けることが必要になります。
まず資金使途(=必要理由)別に、どんな色があるのか、見てみましょう。
【運転資金】
①経常運転資金:企業が事業活動(仕入・生産・販売等)を続ける中で、
仕入代金支払から販売代金回収までの立替資金として
常に必要になる資金のことで、次の算式で求められます。
売上債権(受取手形+売掛金)+棚卸資産-仕入債務(支払手形+買掛金)
②増加運転資金:売上高や取引条件が変化した場合に必要となる資金です。
売上高増加の場合は、
月商増加額×(売上債権回転期間+棚卸資産回転期間-仕入債務回転期間)
取引条件変更の場合は、
月 商 × 立替期間延長月数 が必要額となります。
③決算資金:決算に伴い必要になる納税、配当金・役員賞与支払のための資金。
④賞与資金:文字通り、賞与支給に必要な資金。
⑤季節資金:酒造、縫製など、仕入・販売の季節変動が大きい業種にみられる
仕入・在庫備蓄のための一時的な資金需要。
【設備資金】
工場建設、機械設備購入、出店、店舗改装など、設備投資の実行に必要な資金。
次いで、資金使途(=必要理由)に応じた資金の調達方法と、借入金の返済資源ですが、
次の機会に譲ることとします。