公益財団法人広島市産業振興センター広島市中小企業支援センター

閲覧補助
文字サイズ
標準
拡大
検索
お問い合わせ

お電話でお問い合わせ

082-278-8032

メールでお問い合わせ

お問い合わせ

お問い合わせ

お電話でお問い合わせ

082-278-8032

メールでお問い合わせ

お問い合わせ

支援センター職員によるブログ

(グローバルビジネスのヒント: グローバル商品マーケティング編その3)

2009/12/11

konndou.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・近藤です。


 さて、本日は商品コンセプトがどのように作成されるのか述べてみます。
商品戦略の基本は、商品をどの市場に位置づけるかということであり、そのためには、まずは商品のターゲット顧客を決めることになります。


 実はターゲット顧客は世界でたった一人しかいません。ターゲット顧客がどのような所に住み、生活し、何を考え、そしてどんな物に囲まれて、仕事をしたり、楽しんだりしているかを想定します。


 従って、最初にやることは市場ごとの顧客データを把握することですし、またそのデータの将来予測も重要です。今検討している商品(自動車)は4年から8年後くらいまでのライフサイクルの間、ずっと競争力を持っていなければならないからです。


 商品コンセプトを作成するとき、このように顧客として世界で一人の人を想定するのが基本ですが、残念ながら商品はたった一台で成り立つわけではありません。顧客層をグローバルに拡大していくには、いくつかの商品バリエーションを設定する必要があります。


 近接するターゲット顧客が集まるクラスター(かたまり)をいくつか選択し、それらのクラスターにフィットした商品バリエーションによりポートフォリオを組むことが必要になります。いかに効率的なポートフォリオを組むかが勝負です。


 地域や文化による違いを効率的なポートフォリオにまとめ上げるのは大変難しい作業です。しかし限られた経営資源(人、物、金)で商品戦略を展開する時、避けて通れないことなのです。

カテゴリ

最近のブログ記事

月別の記事

リンク集

このページのトップへ