公益財団法人広島市産業振興センター広島市中小企業支援センター

閲覧補助
文字サイズ
標準
拡大
検索
お問い合わせ

お電話でお問い合わせ

082-278-8032

メールでお問い合わせ

お問い合わせ

お問い合わせ

お電話でお問い合わせ

082-278-8032

メールでお問い合わせ

お問い合わせ

支援センター職員によるブログ

(グローバルビジネスのヒント:グローバル商品マーケティング編その5)

2010/02/09

konndou.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・近藤です。


 商品がターゲットとする顧客・クラスター、そして商品のコンセプトが明確になれば、次はそのコンセプトに基づき、商品を構成する技術内容(商品仕様)の設定、そして台数・価格、マーケティングコスト(つまり宣伝や値引きのためのコスト)の設定のステップへ移ることとなります。

 

 これら設定された商品仕様、価格・台数・マーケティングコストの成果として、当該商品の採算性が推定され、最終的には企業を取り巻くステークホルダーズ(従業員、株主、顧客、社会)への成果の配分がベストになる商品が決定されていくことになります。


 具体的プロセスをもう少し細かく見てみましょう。


 商品コンセプトをモノとして展開する際、同じセグメント(商品市場)に参入している競合車群の中で、自社商品がターゲットとする競合商品(群)を決めます。


 商品の属性(仕様)ごとに自社商品をどのように位置づけるのかを決定します。競合車に比べ、優位なものにするか、並のレベルで良いのかを決めるのです。ターゲット顧客の声を聞きながら、そしてターゲット商品を調べながら、属性ごとにレベルを決めるのです。


 つまり、開発陣が市場(マーケティング)の要望に基づき、目標とする性能・商品性を設定します。


 目標が高ければ高いほど、開発の難易度は高く、開発の時間とコストは増えますので、目標は、商品の生産開始時期や想定価格に沿うものでなくてはなりません。市場ごとにターゲット商品を変える場合は、仕様の決定は複雑で困難なものとなりますが、これはグローバル商品の宿命です。

カテゴリ

最近のブログ記事

月別の記事

リンク集

このページのトップへ