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2010/06/10
おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センター所長の藤田です。
6月8日に当財団とひろしま産業振興機構が共催して燃料電池自動車の展示・試乗会が広島市工業技術センターで開催され、ホンダ"クラリティ"がやってきました。
燃料電池自動車 ホンダ "クラリティ"
燃料電池自動車は、水素と空気中の酸素の反応により発生した電気エネルギーを動力源とし、モーターを駆動して走ります。
従来のガソリン車やディーゼル車と違い、走行中は有害な排気ガスを出しません。また、ガソリン車等と比べて高いエネルギー効率が期待できるため、次世代低公害車の本命と目されています。
ボンネット内(駆動モーター)
私も試乗しました。普通にキーを回して、PowerStartスイッチを入れると、空気中の酸素を取り込む「ウィーン」という音がしますが、エンジン車のような排気音や振動は当然のことながら皆無です。ハンドル横の非常にコンパクトなシフトレバー(?)をドライブに入れ、ブレーキを離すと滑らかに動き始めます。
ボンネットを開けたり、排水管(水しか出ない!)を見たりと参加者の関心も高い
アクセルを踏むと驚くほどスムーズに加速していきます。エンジン音や排気音がないので非常に快適な加速フィールです。やや強めにアクセルを踏むと、ダイ レクトかつトルクフルに加速し、同乗者一同「凄い加速」と驚きました。
運転席まわりは、普通の乗用車感覚です。
試乗コースが余りに短いので、文字どおり「あっという間」の試乗でしたが、燃料電池自動車(電気自動車)の将来性を感じるには十分でした。
会場にはマツダの水素ロータリー車(プレマシーハイドロジェンREハイブリッド)も展示され、こちらのほうも人気を集めていました。
マツダ "プレマシーハイドロジェンREハイブリッド"
プレマシーハイドロジェンREハイブリッドは、マツダ独自のロータリーエンジン(RE)を水素で動かして発電し、その電気でモーターを駆動して走ります。クラリティの燃料電池がREに相当するものです。
水素 RE
水素REは、ガソリンエンジンの生産設備や部品を利用できるの低コストで製造することができるメリットがあるほか、水素のないところではガソリンでも走ることができます。
水素REは、低炭素社会の実現に貢献する"広島発の技術"として実用化が大いに期待されています。