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支援センター職員によるブログ

産業数学(マス・フォア・インダストリ:Math-for-Industry)

2010/07/06

hamada2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの浜田文男です。


 最近、『産業数学:Mathematics-for-Industry』が話題になっているようです。ある新聞に面白い記事がありました。"数学を産業に生かすべき時だ"という記事です。下記のような事例が挙げられています。


(1)美肌づくりに数学を使う。興味深い共同研究が資生堂と金沢大学の間で進行中。透明感があってハリのある肌の決め手は、皮膚のいちばん外側で体を覆う角質層にある。角質層は常にはがれ落ちているが、後から後からつくられ再生する。この再生の仕組みを、スキンケアの専門家集団と数学者が手を組んで理論的に解き明かそうとしている。「10個ほどの微分方程式を使う。加齢やアレルギーで角質層が再生しにくい人に適した化粧品の開発につながるはずだ」と金沢大学の長山雅春教授は話す。


(2)九州大学では4年前から、博士課程の学生を3か月以上の長期にわたり企業にインターンシップで派遣する試みを始めた。インターンシップの学生が、マツダの研究者と協力してエンジンの震動を詳しく調べるソフトウエアを書き上げた。その結果、これまで海外の専門企業に委託してきた振動解析が不要になっただけでなく、より詳しいデータが得られるようになった。


(3)「製造現場で起きる現象の本質をつかむのに数学は不可欠な道具だ」と話すのは、新日本製鉄の吉江淳彦・技術開発企画部長。同社は、直接目視できない高炉内の様子を知るのに数学を駆使した手法を使う。


 私自身の経験ではオンラインシステムの処理能力計算に「待ち合わせの理論」を活用していました。ある仮定のもとで成り立つ理論ですので前提条件は明確にしておくことが必要です。このように企業のみなさんの業務で数学を活用できるコトはたくさんあるように思います。今後の『産業数学(マス・フォア・インダストリ:Math-for-Industry)』の動向に注目したいと思います。

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