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支援センター職員によるブログ

環境への取り組み! 地産地消への動き その3

2010/08/27

mennde5.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

 

 宮沢賢治の有名な詩「雨ニモマケズ」の一節に以下のような文があります。
           一日ニ玄米四合ト
              味噌ト少シノ野菜ヲタベ

 

 玄米は完全食に近いため、玄米だけでも人は生きていけそうです。しかし、一日玄米4合とはとても多い量に思えます。

 今私が食しているのは、週に2~3合の玄米です。勿論様々な食材を組み合わせてですが。 一方、農林水産省では、米穀の新用途への利用の促進に関する法律(平成21年法律第25号)を制定する中で、米粉利用推進を行っています。小麦粉の代わりに、米粉を使ってパンとか麺とかを作ろうという試みです。

 

 つい先頃大干ばつがオーストラリアに襲いかかり小麦が高騰し、お昼ランチのスパゲティーセットに含まれるパンが、2個が1個になったりしました。食い物の恨みは恐ろしいといいますが、おいしいガーリックパンを減らされたことはよく覚えています。

 

 今回また同じ事態が起きそうです。といいますのも、ロシアが長引く山火事のため、小麦の輸出を今年一杯禁止しました。再び小麦価格が上がり、同様な事態が起きてくることが懸念されます。その場合、以前のように何とかしのげるかもしれませんが、将来は小麦粉等の食糧品が全く入ってこない事態も起きてくることも考えられます。
 何しろ1900年に人口が17億人であったのが、2050年には90億人まで膨張することが予測されるからです。まず石油の供給不足が叫ばれました。その次に水不足、そして食料不足が声高に叫ばれてくる可能性があります。

 

 食糧難が起こってから慌ててはどうしようもありません。食料の自給自足はとても大事です。米粉でできた食パンであれ、麺であれ、製粉・混練技術が発達すれば、小麦粉に代替えすることは可能なはずです。お米であれば、輸入品に依存する必要もありません。 
 いわゆる地産地消が可能です。そして、自分達の食材を自分達のコントロール範囲内で調達していく仕組み作りができます。

 世界の諸般の事情に大きく影響をうけることなく、環境への取り組みの中で、より安全な食材を得るシステムづくり-地産地消ができれば私達の日々の生活が、より安心できるものになってくると思うのですがどうでしょうか。

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