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支援センター職員によるブログ

環境への取り組み! 地産地消について その5

2010/10/08

mennde5.jpg おはようございます。

 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

 

 先日講演会で、島根県飯南町のCFP(カーボンフットプリント:炭素の足跡)に関する発表をお聞きしました。その資料に、ヤマトイモのCO2排出量の試算が出ていました。ヤマトイモ(包装大)を飯南町で販売・消費される場合と、それが東京で販売・消費される場合を比較すると、65gと99.5gで、東京で消費される方が排出量は増えるとの積算でした。

 つまり冷蔵庫保管+輸送にエネルギーが使用され、CO2換算で約1.5倍以上排出量が増えるということになります。

 

 そこでCFPに関するその他の情報を、インターネットで調べてみました。その中に、ビール缶に世界で初めてCFPを表示したのは、サッポロビール黒ラベル(350ml)であるという記事が出ていました。北海道産の原料を使い、北海道内で販売しているサッポロビール黒ラベルのCFP数値は、295gでした。この295gという数値は、どれくらいのものか、以下比較検討されていました。

2201008.jpg 

   ・日本の平均的な乗用車の走行距離1.6キロの排出量相当
   ・鉄1kgを作ると1kgのCO2排出量
 よって295gは、鉄約300g生産相当になります。           
                                                                                                                         

 

 

                                                      例:カーボンプリントマーク


 地球環境を考えてエネルギー消費量を少なくするには、CFPは小さい方が良いといえます。それが可能な一つの方法は、島根県産のヤマトイモの積算結果にあるように、島根県産のものは島根県内で消費するという地産地消ではないでしょうか。

 

 とくに、日々の食卓にのぼるものは、できるだけ地域で産出されるものを使うのが、よりよいあり方ではないかと思ったりします。

 地域から得た旬なものを、冷蔵・冷凍せず地元の人々の日々の生活の中で頂くことで、地域経済を活性化させるとともに、地域住民の健康増進にも役立ち、エネルギー使用量を少なくしていく、その地産地消への理解をアピールしていく一助としてCFP表示が、今後より一層活用されて来るのではないかとも思ったりします。

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