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支援センター職員によるブログ

保証承諾が受けられない!PartⅣ

2010/11/01

saiki.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」副所長の佐伯です。


 さて、前回は、金融取引等において、一般的にこんな状態にある場合には、保証承諾は得られないというケースを紹介しました。

 今回は、主に企業の財務状況に関して、こうした状況にある場合、保証が受けられないというケースについて、簡単に説明したいと思います。

 

【財務状況について】

 

1 粉飾決算や融通手形操作を行っている場合です。
  これは説明するまでもありませんが、自社の本当の姿を偽る粉飾決算、企業間の信用取引の根 幹に

 関わる融通手形操作、こんなことを行う企業を信頼できるわけがありませんよね。
 
2 多額の高利借入を利用していて、早期解消が見込めない場合です。
  このケースは、一般的に多重債務の状況に陥っている場合が多く、困ったら直ぐに安易な借り入れに

 走る企業、という見方をしているのです。
  
3 税金を滞納し、完納の見通しが立たない場合です。
  所得税・事業税・消費税・預かり源泉税などを滞納しており、滞納が解消できない状況にあるというこ

 とです。「税金は払えないが借入金の返済はできる」ということは考え難いですよね。それに、保証協会

 には、国、県、市のお金が沢山流れており、これは全部税金ですよね。

 

4 事業規模に比し、大幅な債務超過、欠損や多額の借入等業況に懸念がある場合です。
  この判断はなかなか難しいところですが、「わが社はどうかな?」と思われる場合は、複数期(通常3

 期分)の決算書を持参して、保証協会とお話をされることをお勧めします。


 以上、少し暗い話題を続けてしまいましたが、一応、これで保証の話は終わりたいと思います。
 次回以降のテーマについては未定です。

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