公益財団法人広島市産業振興センター広島市中小企業支援センター

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支援センター職員によるブログ

中小企業の経営者について

2010/12/08

saiki.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」副所長の佐伯です。


 さて、これまでは、信用補完制度の概要や保証制度について、「敵?を知り、己を知らば百戦危うからず」的な感覚で、仕組みや考え方などを紹介してきましたが、今回からは、講演会やセミナー等に参加した際の感想など、感じたことを自由に書いてみたいと思います。


 早速ですが、先日、ある女性社長さんの事業展開の歴史とそれぞれの場面でどのような思いで、どのように行動したかといったお話を聞く機会がありました。


 社長さんは、若くしてお父様がしておられた事業を引き継いだのですが、その時代の業界動向は大変厳しいもので、大手企業でさえ撤退を余儀なくされるという時代だったそうです(約30年前)。


 当然、引き継いだ事業運営は厳しく、お父様からは事業を止めて帰ってきなさい、という助言は何度もあったのですが、この仕事が好きだ、この仕事で広島を活性化させるのだ、という強い信念のもと、苦難を乗り越えられ、今日の状況を築かれたそうです。


 お話を通じて、特に印象に残ったのが、採算性とか資金調達といったことは、後回しにして、自分の想いを全力で事業に注ぎ込み、妥協を許さず、事業を展開してきたという一見無謀にも思われることを行動に移し、形にされているという点でした。


 よく「中小企業は経営者である」言われますが、まさに、その典型的な事例であったように思います。


 私たちのように、支援機関の職員として融資の相談・助言や企業の診断・助言を行っている者からすれば、「運良く危険な賭けに勝ってこられた」という風な見方もできるのですが、別の見方をすれば、さびれゆく業界の中で生き残ることができれば、希少性が高まり、事業として成立するということを本能的に感じ取ることができる、鋭い優れた感性を持っておられるのではないか、とも思いました。


 現在も経営環境は厳しく「借金もぐれ」の状態だと話されておられましたが、他方では「だから頑張ることができるのです。」とも話しておられました。


 皆さんは、この女性社長さんのような経営者としての生きざまをどのようにお感じになられましたか?

 

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