お電話でお問い合わせ
082-278-8032
メールでお問い合わせ
2011/02/02
おはようございます。
がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。
25年前のことですが、駐在していたヒューストンからメキシコ旅行に出かける1週間前にメキシコシティが大地震に見舞われ、宿泊予定の世界中にネットワークを持つ有名なホテルが崩壊するということがありました。急遽行き先を変えカリブ海周辺に行き、結局メキシコシティには行きませんでした。このとき地震をとても身近に感じました。
地震大国日本で、人々が都市に集中していますが、できれば食料生産等とかに従事し、もっと自然に触れる中で危機にも対処していくのがよいのではないかと最近思うようになりました。しかし、自分自身は都市に住んで、ほとんど自然に触れず食料生産にも従事していないのですからとやかく言えるものではありませんが。
ただ思うのは、農山村と都市がもっとつながっていけば、いろんな意味でお互いによりよい生活ができる、食糧・エネルギー・水の問題や危機にもよりよく対処できるのではないかということです。養老孟司氏が、よく口にされる"現代の参勤交代"が、7割の森林を有する広島において、これから求められていくことのひとつではないかと思ったりします。
農山村にある田畑や森林に食料やバイオエネルギーそして水があり、手入れすることにより様々な食材や原料をより豊かに獲得できるようになります。そのために"現代の参勤交代"のような取り組みの中で、都市に住む人々もその手入れに参加しながら、かつ都市にある工の技術と商のノウハウとを結びつけていくことが必要ではないかと思います。
自然も人も動植物も、それぞれがそれぞれの力を発揮しながらつながっていく、自然に寄り添い再生を繰り返しながら循環していくシステムが造られていくことによって、より豊かな地域社会ができてくるのではないかと思うのですがどうでしょうか。