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2011/02/10
おはようございます。
がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・中宮です。
先日、中国の国内総生産(GDP)が日本を抜いて世界第2位になることが確実になったというニュースがありました。不動産価格の上昇や格差の拡大といった問題も取りざたされていますが、世界の中での中国の存在感がますます強くなっていくような気がします。
私は、2004年9月から約1年間、中国の北京に滞在していました。ちょうどアテネオリンピックが終わり、いよいよ次は北京でオリンピックが開催されることになり、雰囲気も盛り上がり始めていた時期でした。街には新しい建物が次々と建築されているところで、帰国する頃には、来た時にはなかった建物がたくさん出来上がっていましたし、地下鉄などのインフラ整備も活発に行われており、現在の北京の地図と2004年当時の地図を比較しても、地下鉄の本数がかなり増えていることが分かります。
1年間という短い生活の中で、最も印象に残っていることは、現地で生活している人々の活気でした。まさに発展の真っ只中にあるという活気が、どこに行っても味わうことが出来ました。これは、本を読んだり、インターネット等の情報では学ぶことが出来ない、実際に現地を自分の目で見ることでしか分からないものだと思います。
問題が発生した場合には、実際に現場に行き、自分の目で見て確認することが重要だという三現主義(現場、現物、現実)という言葉をよく聞きますが、それを実感できた1年間でした。
最近は、分からないことがあればインターネットで検索することで簡単に調べることが出来ます。大変便利な世の中になりましたが、文字だけ、画像だけでは伝わらないこともたくさん存在します。自分の目で見る重要性も忘れずにいたいものです。