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支援センター職員によるブログ

頑張る中小企業訪問記 その6~段ボールの新たな可能性を拓く~株式会社板野紙工

2011/03/07

fujita3.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センター所長の藤田です。

 

 私が、当センターの支援企業や起業家を訪問し、頑張りぶりを紹介しています。

 

 "株式会社板野紙工"は、段ボールのパッケージメーカーですが、最近は、段ボールを使った家具や乗り物の形をしたティッシュケースなど、段ボールの新しい可能性を追求しています。

 

 同社は大正年間に木箱の製造で創業しました。その後、段ボールケースの製造を始め、近年は様々な段ボールケースを製造するための「木型」の製造が主力となっています。

 

 高度な技術を要する「木型」の設計、製造は同社の大きな"強み"になっており、その技術力をベースに、段ボールを使って、机などの「家具」(商品名:クラフトウェハース)、車や電車の形をした「ティッシュケース」、スポーツ観戦の「鳴子メガホン」などを次々と企画開発されています。

 

 社長の板野 護さんは、「段ボールは軽量、衝撃吸収、加工性、強度、安価などの特徴があり、リサイクル可能で環境にやさしい素材です。工夫次第では色々な用途に使える可能性を持っており、当社の技術力を生かして段ボールの可能性を追求していきたい」と語っておられました。

 

 同社は、広島グッドデザイン賞において平成21年度に「鳴子メガホン」が、平成19年度には「クラフトウェハース」がそれぞれエコロジーデザイン部門の「奨励賞」を受賞しており、デザイン力、企画力が高く評価されています。

 

 厳しい業界環境の中、同社は企画開発力を生かした製品群を新たな収益の柱に育てるべく、ネット販売や有力百貨店でのデモンストレーションなどに取り組んでいます。
 板野社長は「我々は世の中の大抵のものは段ボールで作れますが、それをいかに売っていくかが課題となっています。自分の周りの狭いマーケットを"守る"だけでは展望は開けないので、これからは、首都圏等への"攻め"の活動を強化したい」と意気込みを話しておられました。

 

 当センターでは、中小企業の販路拡大などを支援するため、専門家派遣窓口相談を行っています。また、経験豊富なマネージャーが継続的に支援しています。ぜひ、ご利用ください。

 

162.jpg                     事務所で使われている段ボールの机

 

163.jpg                 段ボール製のティッシュケース(ノベルティとして好評)

 

164.jpg             鳴子メガホン(Vリーグの所属チームのオフィシャルグッズ採用実績あり)

  167.jpg              段ボールの木型とそれを使って打ち抜いたもの(技術の源泉)

 

166.jpg                           組み立てるとパッケージ

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