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2011/03/08
おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの浜田文男です。
前回に引き続き、本の内容から流れを追って見ます。
『国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、2025年における
①日本の人口は、2005年比6%減
②少子化は、14歳以下の若年人口比率で2005年比0.6%減
③高齢化は、2005年比9.1%増
と予測されている。人口構成が変わることにより、サービス産業が提供する商品に対する需要要件は多様化すると思われる。すなわち、これまでの勘と経験によるサービス商品開発では、需要を捕らえきれず顧客獲得に結びつかないと思われる。サービス産業がこのような状況に対応していくには、市場ニーズを的確に把握してそれを満たすようなサービスを開発できる仕掛け作りが必要となる。また、サービス産業における離職率・入職率は製造業に比べて高いため、従業員教育は短期間で効率的に行う必要がある。さらに、今後は高齢化に伴い高齢な従業員に現場のコツを効率的に伝え働きやすい職場を作ることも重要となる。そして、サービス産業が国際展開する際には、現地の外国人従業員の教育が極めて重要となる。』
以上から【早く的確な①仕掛け作りと②従業員教育】が重要と気づきます。このことを検討するためには『最適設計ループ』に挙げられている技術について知ることが早道と思われます。
次回では『最適設計ループ』の各フェーズ(観測、分析、設計、適用)で求められている技術を取り上げます。