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2011/03/16
おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。
以前ヒューストンで勤務していた時に、テキサス他一帯を熱波が襲い、40℃近くになりました。そのため多くの方が亡くなられました。ヒューストンの暑さは並大抵のものではありません。その理由は、ガルフ湾から毎日押し寄せてくるスコールによって湿度100%近い状況が現出するためです。そのような状況ではクーラーなしでは、自宅で夜を過ごすことはできないため、クーラーが故障すると即ホテルに直行します。
ラニーニャ現象によりタイ、オーストラリア、カナダとブラジルで大雨の被害が発生し、アルゼンチンやロシア他に大干ばつが生じました。日本では、昨夏は猛暑そして昨年から今年にかけて大雪が日本を襲いました。しかし、その日本の猛暑には少し驚きました。気温が37℃~40℃にも達しました。しかも、日本はガルフ湾を持つヒューストンのように高湿度です。ヒューストンと同様な状況になって来るのではないかと心配です。
一方、このラニーニャ現象により、食糧の価格が高騰しています。特に、小麦の価格の高騰は、前回のオーストラリアの大干ばつによる値上がり以上になってきそうです。小麦は、パンやケーキ、ピザやスパゲティ、お好み焼きの生地やうどん他に使います。現在の私達の食卓にはなくてはならないものになってきている分、対策が打たれないといけないように思います。
その対策の一つとして、小麦粉に代わる米粉が現在脚光を浴びつつあります。米粉であれば地産地消ができます。何よりも日本は米を加工する技術はとても高く、日本が本気で取り組めば、新たな産業に発展する可能性もありえます。広島には、その米粉を連続で加工できる技術も産まれつつあります。地産地消によって地域のつながりができ、地域の米粉産業の発展が世界中につながっていくことができれば、多くの人々に恵みをもたらします。米粉を作る技術にこれからはもっと注目していかないといけないと、この度の小麦価格の問題を見て、再度思った次第です。