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2009/04/08
おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・平山です。
新年度になり、新たな気持ちでスタートをきられておられることと思います。新入社員が入ってこられたところはもうなじんでおられるでしょうか。
今日は、物を売るときの「逆転の発想」について。
平成3年のこと、リンゴの収穫間際の青森県に大きな台風が襲来しました。それによりリンゴは9割が木から落ちてしまい、青森のリンゴ農家は大打撃を受けてしまいました。
みんなが、「もうだめだ」とあきらめているとき、ある農家だけが、「何とかならないか」と考えました。そして、木から落ちなかった数少ないリンゴを、「落ちないリンゴ」として10倍の値段で受験生に向けて売り出したのです。すると、そのリンゴは、あっという間に完売。青森のリンゴ農家の経営は守られたというお話。
有名な話なのでご存知の方もいるかもしれません。あまりにも鮮やかな逆転の発想ですね。
商品を売る際に、ストーリーを持たせるというのは戦略として重要です。モノがあふれている時代、しかも昨今のような不況の時には、消費者の購買意欲を強く刺激する「何か」が必要になってきます。小回りの利く中小企業ならではのアイデアは他にもたくさんありそうですね。