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2009/10/06
おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センターの経営革新担当・佐伯です。
中小企業白書によると、中小企業の有利子負債(短期借入金+長期借入金+社債)の必要返済期間が長期化(平成元年頃は10年前後だったのが近年20年前後と大幅に増加)しているそうです。大企業の返済期間が7年前後で一定しているのに対し、中小企業の返済期間が2倍にもなっているのは、景気悪化等の外部要因も大きく影響していますが、中小企業の経営者が数字(会計)を意識していない場合が多いのも大きな要因となっているそうです。
最終的にいくら儲かったのか、いくら税金を払わなければならないのかは把握していても、どこでいくら儲かったのか、儲かったお金がどういう形でどのように存在しているか全て把握している経営者は少ないと思います。
お金の流れを把握するためには、貸借対照表や損益計算書などの決算書の科目1つ1つを理解し、精査する必要があります。
経験や勘による経営から脱却し、数字に基づく明確な意思決定と分析力が、今後、不況を乗り切り、会社を発展させていくために必要不可欠だと思います。