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2010/08/17
おはようございます。
がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの浜田文男です。
今回はIFRS(International Financial Reporting Standards:国際財務報告基準)について考えます。
私は、IFRSは中小企業の皆さんには関係ないとこれまで思っておりました。
しかし、今後、中小企業の皆さんが海外企業との取引を始める、あるいは、取引を拡大する場合に、海外企業や海外の消費者が皆さんの企業の開示情報を参照・調査すると思われますので、開示情報は世界共通の基準に合致している方が有利になると考えます。
なぜなら、海外のIFRSの適用地域は一部の地域(中米/アフリカ/西アジア/南アジア/東南アジアなどの一部)を除いて適用する予定だからです。ちなみにBRICs(ブリックス)も適用します。
そこでIFRSについて事例調査してみてはどうでしょうか。
現在、日本企業のIFRS早期適用の第1号は日本電波工業株式会社で、2010年3月期決算から適用しています。開示されている決算短信などを調査してみるのが良いと思います。
また、非上場会社の会計基準に関する懇談会がまとめた新たな中小企業向けの会計指針がまもなく公表されるようですので頭に置いておきましょう。