お電話でお問い合わせ
082-278-8032
メールでお問い合わせ
2010/08/10
おはようございます。
がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・中宮です。
今日は、話し方について書きたいと思います。皆さんは、人と話しをしていて、「この人は、結局何を言いたかったんだろう。」「いろいろしゃべったが、相手に伝わらなかったな。」と思うことはないでしょうか。
私たちにとって、話すということは日常的なことであり、毎日、あまり意識せず会話をしています。日常的なことですから、学校で特別に話し方を教えることもありません。
家族や友人との会話など、日常生活における会話であれば、楽しく話ができればそれで良いかもしれませんが、商談など仕事上の会話の場合そういう訳にはいきません。相手に、こちらの伝えたいことを正確に伝える必要があります。では、自分の伝えたいことを相手に伝えるためには、どうすればよいのでしょうか。そのためには、まず自分が何を「言いたい」のか知ることが重要です。自分が何を言いたいのかが分からないまま、しゃべっていては、相手に伝わるはずがありません。
そこで私が行っていた方法は、実際に取引先等の相手と話す前に、一人で鏡に向かい、声に出して練習するというものでした。この練習を繰り返し行うことで、段々と自分が「本当に伝えたいこと」が分かってきます。「本当に伝えたいこと」が分かれば、話のストーリーを「本当に伝えたいこと」が強調されるように変えていきます。そして、これを繰り返すことで、話の内容も相手に伝わりやすいものになり、本番においても、スムーズに話ができるようになったと思います。
話し方は一朝一夕で上達するものではありませんが、こうした練習が話し上手への第一歩です。皆で話し上手になり、有意義なコミュニケーションが取れるように頑張りましょう。