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2010/09/01
おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・新本です。
先日、「キャッシュフロー経営と利益・資金計画策定支援」研修を受講しました。
この研修会では、キャッシュフロー経営と利益・資金計画策定支援について、決算書(貸借対照表(B/S)、損益計算書(P/L)、キャッシュフロー計算書(C/F))などを利用して、中小企業の経営向上に有用な『経営のための会計』の講義や演習がありました。
また、講師は、現在、日本航空の再生を行っている京セラの稲盛名誉会長の経営手法及び会計理論を事例で紹介され、今から何十年も前に会長が実践していたことは、今現在も見習うべきことが多くとても参考になりました。
その中で、中小企業の皆様にご紹介したいことは、月次決算などの会計の役割・目的は、「事業をしていく過程で発生したお金やモノにまつわる伝票処理を行ない、集計をする、後追いの仕事でしかない。」と考えるのではなく、次のように考えてみてください。
① 自社の実態を正しく把握し、読み取った症状から問題を掘り起こす。
② 掘り起こした問題に、速やかに、かつ適切に対応して、自社の経営体質を強化することである。
中小企業の皆さん、月次決算などの会計は、後追いの伝票処理と考えるのではなく、経営向上に有用な「経営のための会計」として考え、経営に役立ててみてはどうですか。