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2010/12/10
おはようございます。
がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・常本☆康之です。
色々なブームが来ては去っていきますが、ブームの終焉を迎える時、必ず勝ち組と負け組になる企業が発生します。
その差を個人的に考えると情報を的確に把握し、他社よりも早く行動するということが出来ているかいないかです。
最近で言えば、食べるラー油のブームもその一つです。最初のきっかけは、沖縄の石垣島ラー油であると私は記憶しています。
それから、「辛そうで辛くない少し辛いラー油」という桃屋さんの商品が爆発的なブームの始まりでした。
その後、ラー油を混ぜれば何でも売れると言わんばかりの広がりを見せたブームですが、現在は、終焉を迎えつつあるようです。
個人的には、漬物とラー油を合わせた商品を見たときに「ごま油入りのキムチではないのか?」と疑問が沸いたことが記憶に残っています。
自社の利益に繋がることに努力するのは良いことだと思う反面、スーパーなどで在庫がたたき売り状態で捌かれているのに売れない光景を目にするたびに、一つのブームの終焉と赤字を抱えた企業の様子が目に浮かびます。
負け組にならないためには、ブームに乗る前に、必ず引き際まで考えなくてはいけないと考えさせられました。祭りの後で笑えるかどうかの境目です。