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2018/05/15
おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・浅木です。
私の趣味の一つに「カメラ」があります。撮影よりもレンズ等の機材に興味があり、少ないお小遣いをやりくりして、気に入ったものを中古で入手したり(新品を買ったことはありません。)、時には泣く泣く中古に出したりして楽しんできました。
撮影がデジタル化して20年近くが経過し、ボタン一つで誰でも写真を上手に撮ることが当たり前になりました。しかし、「デジタルの便利さを享受する」一方で、時間をかけて、自分で考えながら操作し、「アナログの不便さを楽しむ」ということもあるのではないかと思います。
私だけかもしれませんが、撮影については、カメラ本体はデジタルですが、それに昔のマニュアルのレンズを付けて、ゆっくりとピントリングを自分で操作してピントを合わせることが、ささやかなストレス解消になっています。
いわゆる「デジタルとアナログの融合」です。
近年、ERP、IoT、クラウド等の導入・活用が経営の課題となることが多いと思います。
ただし、人的資源や保有する設備、資金力に限りがある中小企業の生産・販売等の現場においては、やみくもに、デジタル一辺倒、アナログ一辺倒に突っ走るのではなくて、自社のヒトの体制・モノの流れ・そこに投入できるカネと時間等を十分考慮し、必要であれば、昔ながらのアナログ的な方法を活かす形で、デジタル的な方法を導入する「デジタルとアナログの融合」という考え方が大切ではないかと考えています。