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2020/08/12
おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。
雨ばかりの7月から一転、暑い8月になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
「コロナ禍」の話題ばかりですが、みなさまもどうか御自愛を頂ければと思います。
さて、タイトルの「ニュー○○○○」ですが、今までだと直ぐに思い浮かぶのが「ニュータイプ」とか「ニューディール政策」とかですが、今だと「ニューノーマル(New Normal)」ですよね。
「New Normal」の意味は「新たな常態・常識」「新常態」「新しい正常」と訳されていて、コロナ禍時代=新たな常態であるという意味で、再び、利用されています。
実はコロナ禍で耳にするようになった、新しい言葉に聞こえる「ニューノーマル」ですが、2007年に起こった世界金融危機=リーマン・ショック時に金融上の状態を意味する表現として生まれた言葉のようです。
つまり、一連の危機の前後で生じた、かつては異常とみなされていたような事態が非連続な構造的な変化が起きた結果として「新たな常態・常識」が生じているという認識の表現として使われています。
ちなみに当時、アメリカでは流行語になっていたようで、その提唱者とされたのは、「パシフィック・インベストメント・マネジメント (PIMCO)」 代表のモハメド・エラリアン氏だそうです。
それではコロナ禍による「ニューノーマル」で何が変わっていくのでしょうか。
ビジネスで考えると、短期的な収益の追求よりも社会レベルでの感染拡大防止や感染予防が最優先されることとなります。
具体的には「衛生管理の徹底」「ソーシャルディスタンスの尊重」「非接触(タッチレス)の実現」の3つが世界共通の主要キーワードとして追求されています。
特に注目されているのはIT、ICTの更なる利活用ではないかと思います。
その中でも「テレワーク」という言葉が一般的になりました。
私自身は、10年以上前からテレワークを推奨していました。その時はあまり理解していただいていませんでしたが、まさか、このタイミングで普及するとは思ってもみませんでした。
それまでは、それほど注目をされていなかったZOOMやTeamsなどの「インターネット(WEB)・ミーティング・ツール(以下、WEBミーティング)」が脚光を浴びています。
今や、セミナーや講演会もインターネットを通して行なわれることが多くなりました。
一番の実感として、WEBミーティングで地方と中央の格差が少なくなったことです。
東京などに行かなくても、有名人の講演会を聞くことができる、打ち合わせができるなど、様々なメリットを感じています。
もちろん、「集中できない」「雰囲気が判らない」「交流が出来ない」などデメリットもありますが、ニューノーマル時代として、ITやICT利用により、それらの格差がなくなれば、新しいビジネスも生まれるかもしれません。
個人的には今後のキーワードは「展示会(見本市)」のIT、ICT化だと思います。
これから、コロナ禍によるニューノーマル時代を生き抜くため、様々なサービスや商品も登場するでしょう。
今までの常識にとらわれない、新しいビジネスが広島の地から生まれることを期待しております、と同時に、それらのご相談にも応じられるよう、常に最新動向と情報にアンテナを張っておこうと思っています。