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支援センター職員によるブログ

AIから学ぶ

2023/10/04

西村コーディネータ

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・西村です。

 

 コーディネーターとして、日々の業務の中で感じることがあります。それは、質問の仕方の重要性です。

 私たちコーディネーターは、限られた時間内で企業ニーズや課題を正確に把握し、解決策を検討する必要があります。そのため相談者様とのスムーズなコミュニケーションとともに、ニーズや課題を上手に引き出す質問力が求められます。

 

 ところで、私たちの日常生活やビジネスの場面でのコミュニケーションは、言葉だけでなく、表情や声のトーン、動作などのノンバーバルな要素も含め、マルチモーダル(複合的)に構成されています。質問力でいうと言葉だけでないマルチモーダルな質問力、これが人間の強みといえるところですが、同時に言葉による質問力が高まらない一因ともなっています。

     

 世間に目を向けると、大規模言語モデルが注目されています。これらのAIモデルは、膨大なデータを基に学習を行い、人間のような回答を生成することができます。 しかし、AIモデルに人間相手の質問と同じような質問を入力しても、必ずしも良い回答が得られないことがあります。この問題を解決するためのキーが「プロンプトエンジニアリング」です。

 「プロンプトエンジニアリング」とは、質問の仕方や言葉の選び方を工夫することで、AIモデルからより適切な答えを引き出す技術です。具体的には、質問に際し明確な表現や異なる言い回し、異なる視点での問いかけ、質問の背景等に関する説明等を行うことです。この技術を習得することで、大規模言語モデルからの回答の質を大幅に向上させることができます。「プロンプトエンジニアリング」を意識することで、人間に対する質問力も高めることができます。

                     

 AI技術の進化により、マルチモーダルなプロンプトも実現可能となり、人間が持つノンバーバルなコミュニケーションの優位性も相対的に低下する時代がすぐにやって来るでしょう。AIとの共存する未来を迎えるため、AIから学べるところは積極的に採り入れて行きたいと考える今日この頃です。

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