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2010/10/06
おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・中宮です。
前回の「業務の洗い出し」の続きとして、自分たちの業務の洗い出しを終えた後に、どのようにそれを活用していくのか考えてみたいと思います。
なんでもそうですが、物事を判断するためには、客観的な物差しを用いることが重要です。具体的には、誰が見ても分かる「時間」や「金額」に置き換えて、考えてみると分かりやすいと思います。
まずは、業務を完遂するために要する「時間」に置き換えてみて下さい。そうすることで、今まで漫然と行っていた業務が、目に見えるようになると思います。また、その「時間」を「金額」に置き換えることで、より分かりやすい形になるはずです。
例えば、3時間かかる業務を、違う部門のスタッフがダブって行っていた場合、一人当たりの時給換算した賃金を1,500円と仮定すると、3時間分の業務のダブり=4,500円のロスということになります。また、電話で1時間かかっていた事務連絡等をEメールに変更することで30分に短縮することができれば、750円のロスを削減したことになります。
すべてを「金額」に置き換えて考えることが、よいかどうかは各自の判断ですが、物事を目に見えるものに置き換えて考えることで、業務の効率化につながることがあるかもしれません。