公益財団法人広島市産業振興センター広島市中小企業支援センター

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支援センター職員によるブログ

〈先行きが混沌とした時代、複眼的視点が必要とされています:その2〉

2008/12/25

mennde.jpg  おはようございます。がんばる中小企業を全力でバックアップする「広島市中小企業支援センター」マネージャー・免出です。

 

 10年前、大型風力発電の勉強のため北方ドイツに訪問しました。1500kwの風力発電が一般農地に組み立てられつつあるところも見学しました。その地は、30年前豪雪地帯であったとのことです。そのときふと思ったことは、雪が少なくなってよかったなあということです。

 

 一方、現代は石油より水が貴重な資源になりつつあるといいます。そして日本人は水に不足しないといいます。しかし四国に行くと水不足が深刻になる場合があります。その大きな理由の一つとして、雪が降らないということがあります。雪が積もり、それが徐々に溶け、流れ出ることによって、天然の貯水池の役割を果たし、水不足を解消するからです。雪は貴重な水資源であることに、遅まきながら気がつきました。

 

 新潟のように大雪が降るととても大変です。しかし豪雪の翌年は豊作になるといいます。豊富な水が得られるだけでなく、害虫等も少なくなるためと思います。そう納得すれば、私たちは一概に雪を邪魔扱いしないに違いありません。つまり、ものごとを様々な角度から見ていくことが大事であるということではないでしょうか。実は、人は自分の良さとだめさ加減がわかりにくいということがあります。大事なのは自分の良さに気付き、自分の良さを活かすことなのですが、それが容易ではありません。

 

 そんな時、違う立場の人、異なる経験をした人、異業種の人の意見や考えを聞くことが、大切になります。特に将来の見通しが難しい時こそ、さまざまな人々の意見に耳を傾けて、自分たちの良さを活かす、新たな見通しのきく大地を見つけ出して行かなくてはなりません。

 

 私たちマネージャーが、そんなときに、何らかのお役に立つことができないかとも思います。お互いが持っている良さに気づいて、その良さを活かして行くことで、明日が切り開らかれてくると思います。

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