公益財団法人広島市産業振興センター広島市中小企業支援センター

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支援センター職員によるブログ

1年間ありがとうございました。

2010/12/28

saiki.jpg おはようございます。

 がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センター副所長の佐伯です。

 

 本日が今年最後のブログです。

 

 本年も当サイトへ多くの方にご訪問いただきましたこと、深く感謝申し上げます。

 

 本年も、中小企業にとって大変厳しい一年でした。当支援センターでは、来年も引き続き職員一丸となって、経営基盤の強化、創業しやすい環境づくりなど、各種支援事業を実施いたしますので、是非ご利用ください。

 

 なお、年末の金融受付相談窓口を12月29日(水)及び30日(木)の8時30分から17時15分まで設置します。詳しくは、こちらをご覧ください。

 

 次回のブログ更新は平成23年(2011年)1月4日(火)からの予定です。来年もよろしくお願い致します。

 

広島市中小企業支援センター
 広島市西区草津新町1丁目21番35号
 電話:082-278-8032 FAX:082-278-8570

「技術経営」についてのセミナーを企画中です。

2010/12/27

mikio2.jpg おはようございます。

 がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センター 創業支援担当・北林です。

 

 日本の製造業は、大企業、中小企業を問わず、優れた商品をつくるという「ものづくり」は得意ですが、利益を生み出すという「価値づくり」は苦手であると言われています。

 

 特に、多くの商品がモジュール化することに伴う過当競争や価格低下の傾向は、自社技術を事業化、商品化したとしても、利益に結びつきにくい状況を高めています。


 さらに、急速な技術革新や市場ニーズの多様化など、経営を取り巻く環境変化がスピードアップしており、取り組むべき事業や保有すべき技術を正確に予測することも困難な状況です。


 こうした状況を受け、当センターでは、製造業の経営者、管理者を対象に、保有技術や新技術を利益に結びつけるには、組織能力を高めることが重要であるとの認識を深めていただくとともに、企業価値を生み出すための戦略を身に付けることのできるセミナーを開催する予定です。


 来年(平成23年)2月下旬に開催することで、現在調整中です。日程等決まりましたら、当センターのホームページのセミナー・研修会のお知らせ欄に掲載します。


 是非、ご参加くださいますよう、ホームページにご注目ください。

ビジネスマンの理想のあり方「上善如水」

2010/12/24

fujita3.jpg おはようございます。

 がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センター所長の藤田です。

 

 

 今日は、「上善如水」(じょうぜんみずのごとし)をご紹介します。意味は、「もっとも理想的な生き方(上善)は、水のように生きること」というもので、中国の思想家「老子」が遺した言葉です。

 

23010401.jpg 水は、容器によって柔軟に形を変えることができます。丸い容器に入れれば丸くなり、四角い容器に入れれば四角くなります。
 また、水は、高い所から人の嫌がる低い所、低い所に流れます
 さらに、洪水ともなれば田畑や家も押し流すパワーを秘めています。
 
 このような、「水」のあり方を私たちのビジネスに置き換えれば、相手や環境により対応を変える柔軟性や人の嫌がることをする謙虚さとともに、いざと言う時には一気呵成に能力を発揮することが、ビジネスマンには必要ということです。

 

 

 広島市中小企業支援センターでは、中小企業の人材育成、経営革新、創業を支援するため、セミナーを始め専門家マネージャーの派遣をしています。お気軽に、ご相談ください。

 

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「愉快なスマートフォン活用術」 何ができるかみんなで考えてみませんか?

2010/12/22

takeda2.jpg おはようございます。

 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当の竹田です。

 

 みなさん、最近、iPhone(アイフォーン)やらアンドロイドなど、多種類のスマートフォンが流行っているのをご存知ですか?

 スマートフォンとは、その名前(英訳)のとおり「賢い携帯」ではなくって、パソコンのようにアプリケーションソフトをインストールすることで色々な使い方ができる多機能電話のことです。
 それでは、実際これで何ができるのでしょうか?
 iPhone(アイフォーン)については、先日当センター職員の小林の11月30日のブログでも書いておりますが、先日あるメーカーのアンロドイド携帯を買って数週間使用してみた私なりの感想を述べてみますので、みなさまの活用のご参考にしていただければと思います。
 通常の携帯電話の「電話機能」と「メール機能」はそのまま利用できるのはもちろんのことですが、それ以外にまず便利だと思ったのは、「インターネット」がどこでも簡単に使えることです。ショッピングや道案内など、すぐ利用したいものをすぐ利用することができ、大変便利です。
 次に、ちょっと時間があったときには、「ワンセグ」や予めインストールしておいた「音楽」や「動画」など、娯楽的なものも、どこでも気軽に楽しむことができました。
 最後に、「高機能カメラ(動画もあり)」で、シャッターチャンスを逃がすことがなく、好きな時に鮮明な画像で、写真撮影できました。
 このように活用例の1部しか紹介しておりませんが、使い方次第では、まるでアンドロイド大星雲?(アンドロメダ大星雲)の銀河ように無限に広がっていくことと思います。
 また、世間でよく利用されているSkype(スカイプ)、Twitter(ツイッター)You Tube(ユーチューブ)など、ビジネスなどでも広く活用できるかと思います。
 みなさんも、もっと有効的な使い方を考え、ビジネスチャンスを掴んでみませんか。(^O^)/

「変更管理のルール化」

2010/12/21

kubo3.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクト・マネージャーの久保です。


 前号では、プロジェクトの変更を余儀なくされる事態は常に起こる可能性があること、又開発リーダーとしてはこの状況変化に対応し計画を柔軟に修正・変更できるよう不断の備えが大切であると述べました。
 今回もこの計画の変更についてもう少し考えてみます。

 

 進行中のプロジェクトで、実際に問題が発生した場合に取るべき行動は次のようになります。


①「問題の分析」、「原因の究明」、「対策案の検討」
 第一にやることはこれだというのは誰でも思いつくでしょうがこの時、対策案については一つだけではなく必ず複数案を検討するよう習慣付けてください。すぐに対策しなければいけないと、はやる気持ちはわかりますが対策を急ぐあまり、最初に思いついた案に飛びついて突っ走ってしまうのは禁物です。冷静に考えたら、他にもっと簡単にあるいは手間と時間をかけずにできる対策法があるかもしれません。


②「関連部門への連絡」
 発生した問題が影響する範囲は自分のグループ内だけか、あるいはほかのグループにまで及ぶのかを問題が確認された時点で判断し、関係のありそうな部門には速やかに問題状況を連絡する必要があります。連絡を受けた部門は自分の職場への影響度合い、即ち現在の仕事をこのまま続けてもよいのか、あるいは対策が済むまで止めるべきかの判断ができるので被害が思わぬ方向に拡大するのを防ぐことができます。


③「対策の規模・内容の検討」、「開発中の商品への影響度合いの検討」
 考えられた複数案の中から最終的に1案に絞り込むには、それらを比較評価するための指標が必要になります。このためにそれぞれの案の「具体的内容」と対策にかかる「費用」、「工数」、「日程」を明らかにするとともに、その対策によって現在開発中の商品にどういう影響が出るのか、すなわち「構造・性能」、「コスト」、「重量」、「発売開始時期」等を変更することが必要となるのかどうかを検討します。これらの結果は、比較評価しやすいように、一枚の表にまとめるのが良いでしょう。


④「関係者の合意と社内の承認」
 これらの結果については全関係者の出席する場で審議し、全関係者の合意のもとに対策案を決定し経営の承認を得ます。

 

 以上が「変更管理」のプロセスです。回りくどいように見えますが、このプロセスを経ることで変更によって生ずる被害を最小限にとどめることができるとともに、最終結論を関係者で共有し併せて全関係部門へ徹底することが可能となります。
 このプロセスは、たんに頭の中で理解しているだけでは、現実に問題が発生し混乱している状況の中では役に立たないことがほとんどです。あらかじめ「変更管理ルール」としてマニアル化し、社内に徹底しておいてください。

川中醤油 醤の館(ひしおのやかた) (平成20年度「いい店ひろしま」受賞店舗)

2010/12/20

saeki3.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・佐伯です。


 今回は、平成20年度「いい店ひろしま」受賞店舗の川中醤油 醤の館(ひしおのやかた)さんについて、自分が実際に行って、感じたことを紹介します。


 川中醤油 醤の館さんは、安佐南区沼田町にある非常に特徴と趣のある店舗外観を持った醤油の専門店です。


 店内に入ると、たくさんの醤油があり、どれにしようか迷っていると、気さくな店員さんが、醤油の味や香りを実際に確認して購入できるよう、豆腐などの試食を薦めてくれます。

 
 私はさしみ醤油赤身魚用とこんぶ醤油等3本の醤油を買って帰りましたが、同じ食材でも醤油が違うと全然味が違います。


 また、今の時期にはちょっと寒いですが、醤油ソフトクリームというユニークな商品があり、醤油とソフトクリームは全然合わない感じがしますが、以外に合いおいしいです。


 

 是非、皆さんもお店を訪れてみてください。

          (店舗外観)                                (店舗内装)

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「ひろしまバーチャル医療・福祉関連技術展」開催中です!

2010/12/17

niimoto2.jpg おはようございます。

 

 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・新本です。

 

 広島市では、市内企業の優れた技術を広く情報発信し、ビジネスマッチングに結び付けるため、ホームページ「広島市の産業」内に「ひろしまバーチャル技術展示館」を開設しています。


 この「ひろしまバーチャル技術展示館」において、一昨年度の「環境展」、昨年度の「ICT展」に続く企画第三弾として、「医療・福祉関連技術展」を開催します。


 ぜひご覧ください。

 

◆開催期間   平成22年11月15日(月)~ 平成23年3月15日(火)

 

◆開催場所   「広島市の産業」HPのサイトの中に開設(仮想空間の展示会です。)

 

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ターゲットの再考

2010/12/16

nakamiya.jpg おはようございます。

 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・中宮です。

 

 近年の少子高齢化の影響を受けて、世の中には高齢者向け商品がずいぶん増えてきているように思います。

 住宅においてはバリアフリー住宅が一般的になっていますし、携帯電話も文字が大きく、操作が簡単なものが多く販売されています。

 これらの商品は大多数の高齢者の方には歓迎されまた受け入れられているものだと思います。


 しかしながら、一概に高齢者といっても、すべての高齢者の方がそのようなものを求めているとは限りません。

 携帯電話の例であれば、最新機種が出るたびに購入しそれを使いこなしたいと思う方もいらっしゃるでしょう。

 逆に、若い消費者の中にも最新機種について行けず、シンプルなものを望む顧客も多く存在しているのではないかと思います。

 

 会社の顧客ターゲットを考える際に、単純に高齢者をターゲットとするのではなく、その趣味趣向まで考え、更にターゲットを絞り込むことで、会社にとって新たな商品価値の創造につながるのではないでしょうか。

環境への取り組み! 地産地消について その8

2010/12/15

mennde5.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

 
 今年11月27日(土)世羅から尾道の高速道路開通の日に、世羅郡の夢高原市場に訪問していました。午後1時ごろから餅つきの催しがあり、そこにちょうど湯崎知事が視察に来られました。そこで早速仲間と一緒に、湯崎知事を囲んで写真を撮りました。

 

 ちょうど出来立てのお餅も振る舞われました。知事はおいしそうに食べられていましたが、我々も美味しく頂きました。その後夢高原市場における第6次産業のお話を担当者の方にお聞きしました。

 

 第6次とは最近よく聞く言葉ですが、どういう意味があるのでしょうか。 1次産業、2次産業、3次産業の頭の数字を合わせると1+2+3=6になります。または1×2×3=6となります。このことからこの地の6次産業とは、1次産業の農業、2次産業の加工業、3次産業の商業が連携した産業、即ち農商工連携ということになります。

 

 夢高原市場の方が申されるには、当初世羅町の農産物を加工して自分達で販売するという事業を立ち上げられた時、年間5千万円の売り上げが上がればよいかと思って居られたそうです。しかしやってみると順調に売り上げが伸びて、現在4億円ぐらいの売り上げになっているとのことです。そこで私達の仲間の一人が質問をしました。

 

 「加工技術とか販売・マーケティングはどのようにされたのですか」
 「研修会を重ねて、自分達で取組んで来ました。ただし世羅ワイナリーは専門家の方の

  参加が不可欠でしたので、外部から入って来て頂きました」

 

 とのことでした。つまり農商工連携といっても難しく考えずに、自分達で、研修会を開いたり、専門
家のアドバイスを得ながら、町や村全体でお互いに知恵を出し合いながら販売まで取り組めばよ
いのではないかということです。

 

 その中で難しいのは、そこに人が集まるかということです。もし、たくさんの人が集まる場があり製品を販売する場があれば、お客様に販売しながら、製品の良し悪しをじかに確かめることができます。人がたくさん訪れてくれること、そして販売に生産者とか加工業者自身が携わり、どうすればお客様に満足頂けるかをじかに考えていくことができれば、農商工連携も地産地消もうまく行くのではないかと思ったりしました。

第3回「事例に学ぶ卸売業の商品開発研究会」が開催されました

2010/12/14

bajyou2.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・馬上です。

 

 去る12月6日(月)、(協)広島総合卸センターの会議室で、第3回「事例に学ぶ卸売業の商品開発研究会」が開催されました。

 

 今回は、ギフトを中心に数々のヒット商品を開発するとともに、メーカーの新商品をブラッシュアップして「売れる商品」に変身させることにより販売促進、販路開拓を行っている(株)ゴールドボンド代表取締役の大平 孝氏が「商品開発と販路開拓について」というテーマで講演され、その後、皆さんでフリーディスカッションを行いました。

 

 講演では、商品をブラッシュアップする際の手順、商品開発をするうえでの問題点などが説明され、特に、中小メーカーの新商品はまだまだ完成度が低く、改善の余地があること、売り先を決めないで商品を開発しても売れないとの指摘があり、同社では商品開発の目標は「ニッチ市場での差別化商品、オンリーワン商品作り」としていると強調されました。ちなみに、同社では、朝、スマップの「世界に一つだけの花」を流しているそうです。また、同社がネーミング、パッケージデザイン、サイズ(容量)、価格等をブラッシュアップした結果、売上げが大幅に伸びた事例も紹介されました。

 

 後半のディスカッションでは、商品開発の失敗事例や商品開発プロジェクトチームの作り方のほか、これからの卸売業の役割、メーカーとの付き合い方、情報収集の方法等についても、活発に意見が交わされました。

 

 次回は、国分㈱を筆頭に菓子卸12社が商品開発を目的に共同出資し設立された日本橋菓房(株)の事例を紹介します。

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店舗づくり創業研修を開催します!

2010/12/13

kishino2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。


 中小企業支援センターでは、広島市内で店舗経営を目指す創業予定者を対象に、①店舗コンセプトにふさわしい立地や物件の選び方についての解説、②店舗演出、接客、ユニバーサルデザイン対応などの優れた店舗の見学、③店舗演出の実習を行い、店舗経営に必要な知識・手法を身に付けていただく研修会を開催いたします。

 

 2日目の店舗見学では、マイクロバスを貸し切り、「いい店ひろしま」受賞店舗の中から2店舗を見学し、3日目は、広島市南区翠にある「あっぷるたうんスペースショップ2号店」を拠点に、地元商店街の皆さまのご協力のもと、チラシ、POP広告を作成し、店舗演出の実習を行います。

 

 店舗づくり創業研修は、自分の目で「見る」、「体験する」を体感できる内容となっておりますので、自分のお店を持ちたい方、ぜひ、ご参加ください。


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日 時:平成23年1月22日(土)、30日(日)、2月5日(土)
13:00~17:00
場 所:広島市立中央図書館ほか
内 容:①店舗コンセプトにふさわしい物件の選び方、店舗演出方法等の解説
②店舗演出、接客、ユニバーサルデザイン対応などを学ぶ店舗見学
③店舗演出の実習
定 員:20名(先着順)
受講料:3,000円 全3日間
参加申込はこちらから
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物事の終わり、祭りの後...

2010/12/10

tsunemoto2.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・常本☆康之です。

 

 色々なブームが来ては去っていきますが、ブームの終焉を迎える時、必ず勝ち組と負け組になる企業が発生します。

 その差を個人的に考えると情報を的確に把握し、他社よりも早く行動するということが出来ているかいないかです。


 最近で言えば、食べるラー油のブームもその一つです。最初のきっかけは、沖縄の石垣島ラー油であると私は記憶しています。

 それから、「辛そうで辛くない少し辛いラー油」という桃屋さんの商品が爆発的なブームの始まりでした。

 その後、ラー油を混ぜれば何でも売れると言わんばかりの広がりを見せたブームですが、現在は、終焉を迎えつつあるようです。

 個人的には、漬物とラー油を合わせた商品を見たときに「ごま油入りのキムチではないのか?」と疑問が沸いたことが記憶に残っています。


 自社の利益に繋がることに努力するのは良いことだと思う反面、スーパーなどで在庫がたたき売り状態で捌かれているのに売れない光景を目にするたびに、一つのブームの終焉と赤字を抱えた企業の様子が目に浮かびます。

 負け組にならないためには、ブームに乗る前に、必ず引き際まで考えなくてはいけないと考えさせられました。祭りの後で笑えるかどうかの境目です。

「顧客ターゲットの違いによる顧客に提供するメリットの相違や商品展開」について考えて見ませんか。(回答編)

2010/12/09

shimonawa.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下縄です。

 

 今回は、「顧客ターゲットの違いによる顧客に提供するメリットの相違や商品展開」についての回答です。


 まずは、大豆の特性を良く理解する必要があります。大豆の種は通常4月中旬に蒔き、収穫は8月中旬~下旬となります。また、大豆は「畑の肉」と呼ばれ、タンパク質や脂肪、鉄分、カルシウムなどミネラルを多く含むことから食用としての用途は広く、モヤシ(大豆の若芽)、枝豆(未成熟のもの)、炒り豆・煮豆、きな粉、大豆油、豆乳、豆腐、湯葉、油揚げ、醤油、味噌、納豆等の製品があります。

 

 【家庭菜園が好きな中高年世代】
 彼らの志向は、「育てる」(どうやって育てる)、「食べる」(食べ方の提案)に重点があると想定されます。「育てる」では、大豆専業農家○○さんのプロの栽培方法を伝授しますといったキャッチコピーにより、栽培マニュアルには、通常の4月の栽培時のマニュアルはもとより、例えば、8月に種まきするなど季節はずれ栽培方法や市民菜園等畑で栽培するときのマニュアルを作成し、提供します。
 「食べる」では、手作り豆腐の作り方や美味しい豆腐の食べ方などマニュアル提供します。また、商品の付加価値を高めるため、希望者には「手作り豆腐機材セット」の販売も併せて行うこともできます。

 

 【20~30代独身】
 彼らには、「癒し」をテーマとしたストーリー性のあるプレゼントの提案などはいかがでしょうか。例えば、単身者が夜遅く帰宅したとき、暗い部屋の中を一条の光が大豆の花と茎を照らすイメージ写真で「癒し」を演出し、彼女、彼氏の一言を添えてプレゼントできるものとします。ポットは「癒し」を演出する関係上、もう少し高級感のあるものが必要となるかもしれません。
 また、彼らには、大豆のうん蓄(原産地、日本で栽培し始めた時期、栽培時期、日本の産地、大豆製品のあれこれ等)を提供し、知識を深めるなど話題を提供します。

 

 このように、同一の商品を販売するにも、マーケット・セグメンテーション(市場細分化)により顧客ターゲットを明確にすれば、新たな商品価値の提案が可能となります。
 是非、あなたの会社でも顧客ターゲットを明確し、新たな商品価値の提案を行ってみてください。

 

 創業に関する様々な問題や課題について、ご気軽に創業支援担当・下縄までご連絡ください。

中小企業の経営者について

2010/12/08

saiki.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」副所長の佐伯です。


 さて、これまでは、信用補完制度の概要や保証制度について、「敵?を知り、己を知らば百戦危うからず」的な感覚で、仕組みや考え方などを紹介してきましたが、今回からは、講演会やセミナー等に参加した際の感想など、感じたことを自由に書いてみたいと思います。


 早速ですが、先日、ある女性社長さんの事業展開の歴史とそれぞれの場面でどのような思いで、どのように行動したかといったお話を聞く機会がありました。


 社長さんは、若くしてお父様がしておられた事業を引き継いだのですが、その時代の業界動向は大変厳しいもので、大手企業でさえ撤退を余儀なくされるという時代だったそうです(約30年前)。


 当然、引き継いだ事業運営は厳しく、お父様からは事業を止めて帰ってきなさい、という助言は何度もあったのですが、この仕事が好きだ、この仕事で広島を活性化させるのだ、という強い信念のもと、苦難を乗り越えられ、今日の状況を築かれたそうです。


 お話を通じて、特に印象に残ったのが、採算性とか資金調達といったことは、後回しにして、自分の想いを全力で事業に注ぎ込み、妥協を許さず、事業を展開してきたという一見無謀にも思われることを行動に移し、形にされているという点でした。


 よく「中小企業は経営者である」言われますが、まさに、その典型的な事例であったように思います。


 私たちのように、支援機関の職員として融資の相談・助言や企業の診断・助言を行っている者からすれば、「運良く危険な賭けに勝ってこられた」という風な見方もできるのですが、別の見方をすれば、さびれゆく業界の中で生き残ることができれば、希少性が高まり、事業として成立するということを本能的に感じ取ることができる、鋭い優れた感性を持っておられるのではないか、とも思いました。


 現在も経営環境は厳しく「借金もぐれ」の状態だと話されておられましたが、他方では「だから頑張ることができるのです。」とも話しておられました。


 皆さんは、この女性社長さんのような経営者としての生きざまをどのようにお感じになられましたか?

 

「全国地域情報化推進セミナー2010in広島」

2010/12/07

hamada2.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの浜田文男です。


 先月(11/18-19)広島国際会議場で「全国地域情報化推進セミナー2010in広島」~広島発 市民が主役となるICT社会の実現に向けて~が開催されました。

 私は、1日目の特別講演1を聴講しました。

 講演者は、日本アイ・ビー・エム株式会社のIBMフェローである東京基礎研究所の浅川 智恵子氏です。

 講演テーマは「ICT利活用によるインクルーシブな社会の実現」であり、大変明快な講演であったと記憶しています。

 その中で記憶に残ったキーワードは、【アクセシビリティ】【WEBアクセシビリティ】【ソーシャルアクセシビリティ】【アクセシビリティのドミノ現象】【元気高齢者】【インクルーシブな社会】【ささやきインタフェース】です。

 特に最後のキーワードに関しては、音声によるAR技術とのことであり、たとえば電気自動車が人に近付くと携帯電話が"気をつけて!"と囁くイメージのようです。映像によるAR技術から連想して、なるほどと思った次第です。

 ところで、講演の中で『広島市と日本IBM株式会社、広島市立大学がICTを利活用した「人と環境にやさしいまちづくりプロジェクト」で連携』していますとのことでした。

 2例目の「ICT地域連携プロジェクト」として採択されており、初の産・学・公三者による連携協定とのことです。

第2回「事例に学ぶ卸売業の商品開発研究会」が開催されました

2010/12/06

bajyou2.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・馬上です。

 

 去る11月29日(月)、(協)広島総合卸センターの会議室で、第2回「事例に学ぶ卸売業の商品開発研究会」が開催されました。

 

 今回は、前回に引き続き、(株)システムプランニング代表取締役の鈴木栄治氏が「無印良品に学ぶモノづくり~誕生秘話とマーケット(市場)創造の進め方~」というテーマで、同氏が過去に(株)西友で取り組まれた「無印良品」のブランド開発の事例を話されました。

 

 講演では、無印良品が誕生した経緯、無印良品の開発コンセプト、無印良品の顧客ターゲット等について話があり、特に、無印良品は流行やトレンドは追わず、徹底して「簡潔」、「シンプル」、「省資源」、「自然志向」にこだわり、それに賛同してくれる顧客をターゲットとしているということです。

 マーケティング活動においても、消費者の生活実態(ライフスタイル)を知るために、そういったファンとなっていただいているコア顧客の家の中の写真を撮ったり、現場の店舗から顧客の声が上がってくる仕組みを確立しているそうです。

 

 次回は、ギフト商品を中心に数々のヒット商品を開発するほか、全国の地域産品の百貨店や大手量販店等への販路開拓支援をしている(株)ゴールドボンドの事例を紹介します。

 

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ビジネスは、アイデアを世に問うことからはじまる 第14回HiBiSインターネットビジネスフォーラム インターネットを活用したビジネス事例募集

2010/12/03

fujita3.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センター所長の藤田です。

 

 今日は、HiBiS優秀ビジネス事例の募集をご紹介します。

 

 HiBiS(Hiroshima Internet Business Society:ハイビス)は、広島地域のインターネットに係わるビジネスを拡大するために、産・学・官の連携によるIT技術の研鑽、利用の実験、活用の実践を行う場であり、参加メンバーのパートナーシップによるビジネス拡大を目的とする「インターネットを活用したビジネスを考える会」です。

 

 HiBiSでは、毎年、インターネットを活用したビジネスプランを募集し、優秀なビジネスプランを選考の上、「インターネットビジネスフォーラム」で発表表彰するほか、冊子にしてマスコミ等に配付しています。「ビジネスは、アイデアを世に問う」ことから始まります。貴社のビジネスプランの積極的な応募をお薦めします。

 

 今年度の「インターネットビジネスフォーラム」は、平成23年2月18日(金)に開催されます。事例発表のほか、早稲田大学客員教授で日本アンドロイドの会会長の丸山不二夫氏による「クラウドコンピューティングとスマートフォンの最新の世界的動向」をテーマにした基調講演もあります。ぜひ、ご参加ください。

 

(平成21年度の優秀事例)


・GooleMapsを利用したGIS もう迷わない!「ピンしるべ」(株式会社ウイング
・~中小スーパー向けSaaS型~ネットスーパーシステム(株式会社リマック
・~インターネット遠隔監視制御装置『OkudaServerOsBox』~(奥田商事株式会社
・「カラーコード」を使って仕掛ける地域を巻き込んだビジネスモデル(カラフルブリック株式会社
・高く売って安く買える、家電の売買サイト"バイアンドバイリアルタイム"(株式会社ネクストビジョン

 

 広島市中小企業支援センターでは、ITに関する深い経験と知識をもつマネージャー専門家が、貴社のITに関する課題解決のお手伝いをします。お気軽に、お電話ください。

 

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「計画変更とプロジェクトリーダーの役目」

2010/12/02

kubo3.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクト・マネージャーの久保です。


 今月は「計画変更とプロジェクトリーダーの役割」について考えてみましょう。


 プロジェクトリーダーの役割は、プロジェクトに与えられた種々の目標を計画通り、決められた日程で達成することにあります。プロジェクトに関連する種々の案件に常に目を配り、必要なアドバイスを与えたり解決行動を主導したりすることが仕事で、気の休まる暇もないことから"曲芸の皿回し"に例えられることもありますが、とにかく計画通りに仕事をすすめ目標を達成することが至上命令です。


 ところが現実のプロジェクトはすべてが順調に流れるということはまずありません。むしろプロジェクトの進行を阻害するような課題が、次から次へと生じることの方が多いのが現実でしょう。その場合にリーダーはどのような行動をとったら良いのでしょうか?


 プロジェクトを途中で変更せざるを得なくなる要因は種々ありますが、よく起こる典型的な事例がいくつかあります。今月はその2~3の事例についてみてみます。


 まずは強力なライバル商品の出現です。性能面でもデザイン面でも現在開発している自社の新商品より優れた商品が、自社の商品に先行して発売されてしまったというケースです。このような場合は、開発計画をそのまま進め自社商品を市場に投入しても、ライバル商品が既に市場を占有してしまい計画した販売量が見込めなくなることから、予定どおりの収益が確保できなくなります。

 
 あるいは、関連する法令に違反していることが開発途中で発覚するということが起こることも想定できないことではありません。確信的に法令を無視するような場合は論外ですが、法令を間違って解釈していたり、法令の変更を見逃していた、というような重大なミスが時には起こることがあります。


 これらの状況に直面した場合は、リーダーは関係者を集め早急に対応・改善策を検討し、タイミングや、計画の変更によって必要になる工数、費用/コスト等の影響をあきらかにしたうえで変更計画案にまとめ、速やかに経営陣に報告しこの承認をもって変更計画を実行に移します。


 しかし、場合によっては計画を変更するためには、膨大な費用、工数、期間を要するケースもあり、開発を継続する価値が見出せないというような最悪の場合もないわけではありません。この場合は計画中断の進言をする必要も出てくるでしょう。中小企業では、リーダー=経営者という場合が多いと思いますが、リーダーとしては、常にこのような状況に対応できるだけの心構えをしておくことが必要です。


 もう一つの典型的なケースを紹介しましょう。開発が進むにつれてその商品に対する愛着が日増しに高まって行くことは、開発の関係者であれば良く経験することですが、この思いが昂じるあまりに必要以上にデザインを変更したいと考えたり、仕様・設計を変更したいという誘惑にかられることがあります。商品力を少しでも上げたい、デザインをもっと良くしたいという気持ちで開発に当たることは大切ですが、これが昂じて趣味、道楽の領域に入ってしまうことは、ビジネスをするものにとっては禁物です。


 『お客様により良い商品を提供するのだ』という大義名分が引き合いに出されるので、必要以上のことだとしてこれを退けるのは並大抵のことではありませんが、変更によって起こるプロジェクトの混乱、コストアップによってもたらされる収益への圧迫を考えると必要以上の変更を止めることもリーダーの重要な仕事の一つといえます。リーダーとしてはプロジェクト推進のアクセルを踏むこととあわせて、状況によってはブレーキを上手に踏むことも必要になります。

小さなブランドづくり

2010/12/01

mikio2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北林です。

 

 先日、スーパーで買物をしてレジに並びました。私の前の男性客が弁当を買っており、レジ店員が箸の数を尋ねました。「箸は何膳にいたしますか?」


 これまで、他の店のレジ店員からの問いでは「いくつ」や「何本」というのは聞いたことがありましたが、「何膳」は初めてでした。箸の数え方について知ってはいましたが、日常生活の中で口にしたり、聞いたりすることがないため、「膳」という響きがすごく新鮮でした。


 このスーパーでは他の店員も同様に「何膳」と尋ねていましたので、おそらく従業員に徹底しているのでしょう。

 

 言葉遣いを誤ってお客様に不快感を与えることはお客様離れにすぐにつながることなので、事前の対策はどこでもやっていることだと思います。


 一方、今回のような箸や商品の数え方については、「本」や「個」などを使えば対応可能であり、特段売上につながるものではないでしょう。しかし、店のブランドづくりという点では小さな取組みでしょうが、必要なことだと思いました。

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