公益財団法人広島市産業振興センター広島市中小企業支援センター

閲覧補助
文字サイズ
標準
拡大
検索
お問い合わせ

お電話でお問い合わせ

082-278-8032

メールでお問い合わせ

お問い合わせ

お問い合わせ

お電話でお問い合わせ

082-278-8032

メールでお問い合わせ

お問い合わせ

支援センター職員によるブログ

集客イベントの重要性

2024/02/28

経営革新担当 岸野主事 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・岸野です。

 

 今月11日(日・祝)に、(公財)広島県サッカー協会主催による「広島サッカースタジアムオープニングイベント」がありました。スタジアム1階~3階のスタンドとコンコース部分が無料開放となり自由に観覧できるとあって、「日本初のまちなかスタジアム」を見学してきました。

 

 まず、2階コンコース東側に設置された「キャプテン翼」の壁画です。ドンピシャ世代の私にとっては、「ボールはともだち」のセリフやアニメに出てくる様々なシュートに興奮し、できもしない「ドライブシュート」等にチャレンジした記憶に残るアニメでしたので、来場者が途切れたすきに記念写真を撮りました。

 

 続いてスタンドに向かうと、ピッチまでの距離が近いことに驚き、なんと、最短で8mだそうです。これなら選手の掛け声やボールを蹴る音が聞こえてきて、臨場感や躍動感が感じられる迫力満点のスタジアムだと思いました。せっかくの機会なので、スタンド最前列の席からの眺めも味わってきました。

 

 熱狂的なサッカーファン(サポーター)でもなく、ここ数年スタジアムから足が遠のいていた私ですが、次は、この「エディオンピースウイング広島」で試合を観戦したいという思いが高まりました。

 

 このように、今回の集客イベントでは、スタジアムを一度、体感することによって、スタジアムの魅力に気づき、新たなファンを増やすうえでも、効果的なイベントであったのではないでしょうか。

 

「エディオンピースウイング広島」のモニュメント.jpg

「エディオンピースウイング広島」のモニュメント

 「キャプテン翼」の壁画.jpg

「キャプテン翼」の壁画

 

1階スタンド最前列から.jpg

1階スタンド最前列から

 

カオスな時代

2024/02/07

西村コーディネータ

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・西村です。

 

今回は、「バタフライエフェクト」という言葉について考えてみたいと思います。

 

「バタフライエフェクト」とは、「微小な変化が連鎖的に大きな変化を引き起こすことがあり、その影響が予測困難かつ複雑なものとなる」ことを指す言葉です。例えば、「ブラジルのアマゾン地域で蝶が羽ばたくことが、アメリカのテキサス州で竜巻を引き起こす可能性がある」と表現されることがあります。この言葉は元々、気象の長期予測の難しさを表現するために使われていましたが、今では科学の世界だけでなく、社会的状況の変化など幅広い分野で利用されています。

 

そして、最近の出来事の中で「バタフライエフェクト」が顕著に現れている事例があります。それが、新型コロナウイルスのパンデミックです。初期の発生は小さな地域から始まりましたが、その拡大は国境を越え、世界中で大流行となりました。これにより、国際的な貿易や観光、物流などが大きな影響を受けました。小さな変化が国際的な経済に波及し、多くの産業が影響を受けました。

 

特に注目すべきは、パンデミック後の世界の変化です。まず挙げられるのが「リモートワークの普及」です。多くの企業が新型コロナの拡大により、リモートワークを導入せざるを得なくなりました。この状況は、情報技術やコミュニケーションツールの進化という小さな要素が、働き方やビジネスモデルに革新的な変化をもたらすきっかけとなりました。

 

次に挙げられるのが「医療システムへの圧力と医療技術の進化」です。コロナパンデミックにより、各国の医療システムが大きな圧力にさらされました。しかし、この状況から医療技術や医療のデジタル化が急速に進展し、小さなウイルスの発生が医療分野全体における変革を促すきっかけとなりました。

 

最後に「気候変動への注目と再評価」があります。ロックダウンや交通機関の制限により、一時的に大気汚染が減少し、自然が回復する姿が見られました。これが世界中で気候変動への意識を高め、再評価を促すきっかけとなりました。小さな変化が大きな社会的な議論となり、政策の方針にも影響を与えました。

 

新型コロナウイルスによる世界的な影響は、私たちの生活だけでなく考え方にも大きな影響を与えました。コロナ前とコロナ後ではモノごとに対する価値観が変化しているように感じます。まさに「バタフライエフェクト」として、小さな出来事が世界を大きく揺るがす力を垣間見た感じがあります。

 

新型コロナウイルスに続く次の「バタフライエフェクト」も、世界のどこかで密かに生まれているかもしれません。まさに、「カオスな時代」に突入した今、私たちは未知の未来に向かって進んでいるのではないでしょうか。この時代の中で、私たち自身も変化し、成長していけることを願っています。

新成人と日本の未来と思考の習慣

2024/01/17

kobayashi2

 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
 

 私事ですが、先日、息子が地元での成人式を終え、大学生活へと戻っていきました。

 年末年始と久しぶりに一緒に過ごしたわけですが、会話の中で「日本の未来に期待ができない」というようなことを言ってましたので、私は子育て支援のことや税金のことなど、私なりの考え方を伝えておきました。

 その後、ネットでも新成人が日本の政治経済に絶望しているというような記事を見かけました。そういえば、うちの若手職員も「"未来"という言葉にプラスのイメージは無い」と断言していたな...

 多くの人が未来に希望を見いだせないでいるのだろうな。超絶プラス思考な私でさえ諦めてかけているw

 

 こんなのでいいのか...?

 

 世の中には戦争で理不尽に命を奪われる人もいる。大規模災害で帰る場所をなくした人もいる。

 毎日帰る場所があり、温かいご飯を食べ、安心して生活できている私たちは絶望すべき人たちなのか?

 

 違うよね。絶対に!

 

 長い人生の中で、どうしようもなく絶望することもあるかもしれない。

 しかし、絶望するには早すぎる人が絶望という言葉を使って思考を放棄することは違うよね。

 世の中に問題は無数にあり、見え方も考え方も人それぞれ、解決策も無限にある可能性がある中で、考えるチャンスがある私は何を勝手に諦めている?

 絶望や諦めといった言葉を使うことで、本当はすごく大切なことが抑え込まれ、考えることを放棄し続けてきた習慣。本質的にはここから何とかしないといけないと思うんですよね~。

 

 なんてことを考えていると、やはり私の思考を加速してくれるのは人との会話だな。もっとみんなとお話ししよう。そして、みんなで未来への希望を創造していきましょう。

レガシーで儲ける

2023/12/27

姫野コーディネータ

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。

 

 さて、「レガシーで儲ける」、このタイトルを見た方々には、「ハリーポッターでの「ホグワーツレガシー(金策の効率的なやり方)」や、スバルの名車「レガシー」のことかと思われた方もいるかもしれませんが、違います。


 日本語で「レガシー」とは「過去から引き継いだもの」「未来へと引き継いでゆくもの」の意味で使われています。また、「時代遅れの」といったマイナスの意味もあります。

 

 事業で捉えれば「衰退産業」と言えるかもしれません。

 例として「アナログレコード(以下、レコード)」も「レガシー」といわれるのではないかと思います。

 「レコード」と言えば、音楽を聴くため、蓄音機の時代から販売されている薄い円盤状のもので、アナログ方式で音楽を記録しています。


 その後、デジタル方式で音楽を記録でき、小形で取り扱いも楽な「CD(コンパクトディスク)」に置き換わり、その後衰退していきました。
 80年代の終わり頃にはアナログレコードは衰退の一途をたどり、そのまま絶滅するのでは、と見る向きもありました。

 しかし、ここに来て「レコード」は見直されてきており、拡大傾向となっています。

 最近、広島で結成された5人組バンド「ユニコーン」のアルバム「クロスロード」も「レコード」で発売されるなど、ここに来て新譜も発売されています。


 その「レコード」ですが、2009年に売上最小となりましたが、その後、V字回復と言うよりU字回復しています。
 ※グラフ参照graph2.jpg


 理由としては音楽のデジタル化が進むなかでアナログが新鮮に受け止められ、さらにジャケット面積が広いことを生かして見えるようにして楽しんでいるなど、ここに来てレコードブームが巻き起こったからです。

 日本では2021年のレコードの生産枚数が前年比174%の伸びとなっています。


 そうなると、厳しかった「レコード」に関する事業を行なっている事業者の栄枯衰退です。


 「レコード」全盛期には全国各地にあったレコード製造工場でしたが、「CD」が発売されるとその数は減少し、現在は東洋化成株式会社の末広工場のみが稼働しているそうです。
 同社のレポートではここにきて「レコード」の製造量は年々上がっていて、今年度の売り上げは20~30%(昨年度比)のアップを見込んでいるそうです。


 つまり衰退産業であった「レコード」の復活で独占的に儲かっているのです。
 ちなみに衰退産業と呼ばれる業界は以下の7業界と言われています。

出版業界
製造業界
アパレル業界
ブライダル業界
テレビ業界
旅行業界
士業


 この7業界は「レガシー」な業界でもあることがわかります。


 事業としては右肩下がりであるため、勝ち残るためには「そのままではいけない」のです。


 「レコード」の製造会社である、東洋化成株式会社は最後までレコード生産の火を消さず、CDのパッケージ生産なども手がけて生き残ったからこそ、唯一の生産会社として今のブーム再燃で儲けているのです。


 コロナ禍もなんとなく過ぎ、戦争や気候変動と社会情勢は不安定ではありますが、それでも日本には大切な中小企業が沢山あります。


 厳しい今だからこそ、レガシーであっても儲ける方法がきっとあるはずです。
 いや、むしろ「レガシー」だから儲けるネタがあるのではないでしょうか。


 中小企業支援センターでは、厳しい状況でも、前向きにがんばっている事業者を応援しています。
 何かしら「糸口」を見つけられるかもしれません。是非、ご相談ください。


あなたの会社は大丈夫?知っておきたい労働法!②

2023/12/06

創業支援担当 平野主事

 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・平野です。
  

 今回は、私が大学生の頃にアルバイトで経験したことを基に、世の中にさも当然のように蔓延る問題についてお話ししたいと思います。

  

 私は大学生になっても将来やりたいことが見つからなかったので「大学生のうちにいろいろ経験してやりたいことを探さなきゃ」という焦燥感から、いろいろなアルバイトを経験しました。スポーツ用品店から始まり、飲食店、塾講師、イベントスタッフ、アパレルなど、業種も様々でしたが、一部の例外を除き、どのアルバイトにも共通していたのは「時給制」だったことです。おそらくほとんどのパート・アルバイトは、私が勤務してきたアルバイト先と同じように時給制でお給料の計算がされているかと思います。

 では私が最初に言った「世の中に当然のように蔓延る問題」とは何なのかというと、そのお給料の計算の仕方です。

 

 私が勤務してきたアルバイト先で多かったのが、業務終了時間(その日のシフトの終了時刻)を超えて働いた分のお給料の計算方法が、「15分単位」「30分単位」というのがほとんどでした。これはどういうことなのかというと、例えば「15分単位」での計算では、18時まで勤務のシフトで18時10分まで仕事が長引いてしまった場合、15分という単位を満たしてないので10分間の残業代は切り捨てられてしまうということです。

 大学生のころの私は、それが当たり前だと思っていたので何も感じていませんでしたが、労働基準法を勉強し始めてからこれは違法なことなのだと分かりました。

 賃金の支払いについては労働基準法第二十四条で次のように定められています。

 「賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない。」(一部抜粋)

 この「全額を」というのが肝で、厚生労働省は1分単位で計算し支払うのが正しい計算方法であるとしています。なので会社が定めた「15分」や「30分」などの単位に満たないからと切り捨てて計算するのは「賃金の未払い」であり、労働基準法第二十四条に違反することとなって、悪質と判断された場合には30万円以下の罰金刑に処されます。

 

 ただ、「1分単位となると給与計算が面倒になるしな...」という考えから、業務負担軽減を目的として独自の単位を設定して計算しているのであれば、月の合計勤務時間について30分未満の端数を切り捨てて計算することは認められていますので、そちらの処理方法に切り替えるのが良いと思われます。また、どうしても「15分単位」や「30分単位」で続けたいということであれば、独自に設定した単位を満たさなかった場合でも切り上げて計算すれば違法にはなりません。(人件費が余計にかかってしまいますが...)

 

 もしも、勤怠管理システムの導入コストや管理体制整備などの問題で「ちゃんと管理したいのにできない」とお悩みの場合は、当センターにて経営や労務管理の専門家に無料で相談できる窓口相談などの支援策を用意しております。今後どのように管理していくか、コストとの兼ね合いはどうかなど、労務管理の体制を改善していく際のアドバイスができますので、ぜひご相談ください!

IT戦略ナビのご紹介

2023/10/18

創業支援担当 竹内主事

おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・竹内です。

先日、中小企業大学校広島校の研修を受講してきました。
今回は研修の中で紹介された「IT戦略ナビ」について簡単にご紹介したいと思います。

IT戦略ナビは独立行政法人中小企業基盤整備機構が提供するツールで、自社の経営課題や業務課題を整理し、それに合ったITソリューションを提案するためのIT戦略マップ(※)を作成するツールです。

具体的には、ウェブ上でIT戦略マップを作ることができます。
これは、自社のビジネスが現在どの状態にあるか、どんな課題があるかを整理するのに役立ちます。

表示された項目を選ぶだけで、自社のビジネスに合ったIT戦略マップを作成することができます。
例えば、ウェブサイトの改善や効率的なデータ管理方法など、具体的な提案がもらえるため、ビジネスの方向性を明確にし、課題を解決するプランを立てることが簡単になります。

全ての業種に対応したものではありませんが、5分程度でIT戦略マップを作ることができます。IT化だけなく、自社の課題を整理するツールとしても活用できるため、一度使ってみられてはいかかでしょうか。

IT戦略ナビ https://it-map.smrj.go.jp/

※IT戦略マップは、情報技術(IT)を組織の戦略的な目標やビジョンと結びつけるための道筋や計画を示すものです。これは、組織がITを効果的に活用し、ビジネスの成功を支えるための戦略的なガイドとなります。

AIから学ぶ

2023/10/04

西村コーディネータ

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・西村です。

 

 コーディネーターとして、日々の業務の中で感じることがあります。それは、質問の仕方の重要性です。

 私たちコーディネーターは、限られた時間内で企業ニーズや課題を正確に把握し、解決策を検討する必要があります。そのため相談者様とのスムーズなコミュニケーションとともに、ニーズや課題を上手に引き出す質問力が求められます。

 

 ところで、私たちの日常生活やビジネスの場面でのコミュニケーションは、言葉だけでなく、表情や声のトーン、動作などのノンバーバルな要素も含め、マルチモーダル(複合的)に構成されています。質問力でいうと言葉だけでないマルチモーダルな質問力、これが人間の強みといえるところですが、同時に言葉による質問力が高まらない一因ともなっています。

     

 世間に目を向けると、大規模言語モデルが注目されています。これらのAIモデルは、膨大なデータを基に学習を行い、人間のような回答を生成することができます。 しかし、AIモデルに人間相手の質問と同じような質問を入力しても、必ずしも良い回答が得られないことがあります。この問題を解決するためのキーが「プロンプトエンジニアリング」です。

 「プロンプトエンジニアリング」とは、質問の仕方や言葉の選び方を工夫することで、AIモデルからより適切な答えを引き出す技術です。具体的には、質問に際し明確な表現や異なる言い回し、異なる視点での問いかけ、質問の背景等に関する説明等を行うことです。この技術を習得することで、大規模言語モデルからの回答の質を大幅に向上させることができます。「プロンプトエンジニアリング」を意識することで、人間に対する質問力も高めることができます。

                     

 AI技術の進化により、マルチモーダルなプロンプトも実現可能となり、人間が持つノンバーバルなコミュニケーションの優位性も相対的に低下する時代がすぐにやって来るでしょう。AIとの共存する未来を迎えるため、AIから学べるところは積極的に採り入れて行きたいと考える今日この頃です。

ちょっとお得なパソコン(iPhone,Android,iPad含む)活用術

2023/09/13

kobayashi2

 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
 

 もう9月です。早いですね~。

 9月と言えば、私が気になるのは新型iPhoneの発表ですw

 ちょうどこの記事がアップされる9/13が発表の日となっています。

 10月にはGoogleの新製品発表も予定されています。

 

 あー、気になる~。新機能とか性能アップとか...そんなことは全然興味ないんですがw、新機種が発表されると旧型が安くなる傾向があるので、どれくらい安くなるのか?気になる~w

 

 最近のiPhoneは高くて、私は買えませんw iPhone14って12万円もするんですよ。3年間使うとして、年間4万円のコスト。月々で3千円ちょいという計算になります。一方、通信コストは平均で月4千円代半ばといった調査もありますが、我が家では一人当たり月1千円代半ばです。

 こうなると、端末にお金を払っているのか、通信にお金を払っているのか分からなくなってきますw

 

 通信にある程度コストが発生するのは仕方ないとして、端末代は極力抑えたいw

 一方で、業務でスマホを使っている方もおられるでしょうし、個人利用でも毎日使うものですから、ある程度の性能も確保したい。

 そうすると、最新機種ではないが安価になった旧型を使うという選択肢は全然アリだと思うんですよね。

 

 ちなみに、昨年、GoogleがPixel7を発表した際、Pixel6を下取りに出すと実質0円でPixel7を入手可能なキャンペーンがあったんですよ。

 今年もやってくれないかな~w

 

 情報通信機器は毎日使うものですし、仕事で使うなら重要なパートナーです。自分の使い方にあった端末を、便利に(なるべく安く)使っていきましょう。

 

デジタル(DX)化が遅れている本当の理由

2023/09/06

姫野コーディネータ

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。

 

 20年前、日本は世界でも屈指のデジタル化社会だったことはご存じでしょうか。

 例えば、デジタルカメラ、カーナビ、インターネットが利用できる携帯電話、カメラが搭載された携帯電話などを最初につくったのも日本だったのを覚えていますか。

 電卓や、いまではデジタル分野では欠かせないアイテムのSDカードをつくったのも実は日本なんです。

 どこの企業にもオフオンやパソコンが入り、音楽もCDなどに置き換わり、世の中、デジタルばやりでしたね。

 それが今やデジタル競争力は世界29位とは・・・ 画像はこちら
 出所:Yahoo!ニュース「日本の競争力は世界29位 デジタル分野、過去最低に」より

 どうしてこうなったかは、ここでは割愛しますが、DX化にとって致命傷なのは「古いやり方を捨てられない」ことだと思っています。


 例えば、未だにFAXで受発注していませんか。

 また、Excel(エクセル)を業務システムとしていませんか。

 確かにExcelのデータは「デジタル」ですが、それを入力するデータそのものは「紙=すなわちアナログ」だったりしますよね。

 しかも、Excelは自由に入力を変えられますので、データベースとしては貧弱です。

 Excelは本質的に「タテヨコ計算を自動化する表計算」を行なうソフトウェアなのです。

 個人的にはDX化を阻む一番の原因は社内にいらっしゃる「エクセルの達人」ではないかと思っています。

 「どうにでもなるExcel」ですが、「どうにもならないITツール」であるという現実を見ながら、本当のDX化、本質的なIT化をすすめなければ、益々、世界から取り残されると思います。

 中小企業支援センターでは、企業のDX化に関しての助言、支援も行なっています。ご相談ください。

あなたの会社は大丈夫?知っておきたい労働法!

2023/08/09

創業支援担当 平野主事

 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・平野です。
  

 大学を卒業してすぐに友人からとある相談を受けた話をしたいと思います。

 その友人のお父様が勤め先(会社名も業種もきいてません)で「管理職」を務められているらしいのですが、そのせいで残業代が出ないのに残業しなければならないことがあるから、ストレスが溜まって帰ってきてめんどくさい、という内容でした。

 そこで私は「その分結構稼がれてるんじゃない?家計を支えるために頑張ってるんだろうし、目を瞑ってあげたら?」と言ったところ「いや、管理職になってもあんまり稼ぎ変わってない」とのこと。

 ここで私は違和感を感じました。

 

 残業代が払われないという特例がある労働者は、労働基準法上の「管理監督者」と呼ばれる地位にある人たちです。

 「管理監督者」というのはざっくりと言うと以下のような人のことを指します。

 

① 経営者と一体的な立場で仕事をしていること

➡管理監督者は、経営者に代わって同じ立場で仕事をする必要があるため、経営者から管理監督、指揮命令に係る一定の権限をゆだねられている人であり、非常に重要な立場にあることから労働時間などの制限を受けない人のことです。(ただし、企業は管理監督者が働いた時間をきちんと把握して月の労働時間が過多とならないようにし、安全に配慮する必要があります。)

 例えば、経営方針や人事に関して経営者のように口出しできるなどの経営に関わる権限が与えられている人が該当します。

② 出社、退社、勤務時間について厳格な制限を受けていない

➡管理監督者は、いつ何時経営上の判断や対応を求められるかわからないことや、労務管理において他の労働者と異なる立場に立つ必要があるため、出退勤の時間が厳密に定められません。出退勤時間が自身の裁量によって任されているので、遅刻や早退によって給料や賞与が減じられるといったことはありません。

③ その地位にふさわしい待遇がなされている

➡管理監督者は、重要な役割を担い、相応の責任を負っていることから、地位、給料その他の待遇において一般社員と比べてそれ相応の待遇がなされます。

 給料について例を挙げれば、基本給自体が一般社員と比べてその地位に相応な金額が支払われている、「管理職手当」「特別調整手当」などの手当によりその責任や重要性に応じた対価が得られている、といったことです。

(参考:しっかりマスター労働基準法 管理監督者編(東京労働局)

URL:https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/content/contents/000501863.pdf

 この①~③の特徴により、管理監督者は時間外勤務手当、俗にいう残業代というものが適用されません。

 

 友人のお父様はこの条件が当てはまるか確認してみました。

 ① → 部下に対して指示出したり、業務分担の管理とかはしてるけど、経営方針に口出しはできないと思う。

 ② → 労働時間はしっかり管理されてて、遅刻しそうなときは慌てて飛び出していっている。

 ③ → 冒頭の通り、「管理職になってもあんまり稼ぎ変わってない」

 以上の答えから判断して、友人のお父様は「管理監督者」に該当しない、「名ばかり管理職」と呼ばれる人だと考えられます。

 なので友人には「お父さんの待遇改善を会社に求めるか、労基に行って過去の残業代を管理職になったときまで遡って請求した方がいいんじゃないか。」とアドバイスしました。ですが友人は「会社に申し訳ないとか、和を乱すからとか、出る杭は打たれる的な感じで自分から動くのを嫌がると思う。」と言っていました。

 そもそもそんな風に思わせている環境が悪いと思いますけれど、ご本人がそれでいいなら、他人の事なので私はそれ以上何も言いません。

 

 ですが、名ばかり管理職に残業代を支払わなかった場合、労働基準法第三十七条違反となり、企業6か月以下の懲役または30万円以下の罰金を命じられることがあります(労働基準法119条1号)。

 また、それが悪質なものと判断されれば、労働基準監督署が強制捜査や逮捕を行うこともあります。

 「知らなかった」「他の会社でもやってる」というのは言い訳にしかなりません。経営者の皆様、もし同じように「名ばかり管理職」に残業代を支払っていないようなことがあったら、このブログを読んだのをきっかけに改善してみてはいかがでしょうか。

 

 そしてこれから経営者になる人も、気をつけてみてくださいね。

「先行者利益」と「後発者利益」

2023/06/07

西村コーディネータ

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・西村です。

 

「汎用目的技術」とは、国家レベル、地球レベルで社会・経済に影響を与える技術のことを言います。 「汎用目的技術」の例として、蒸気機関、鉄道、電力、内燃機関、コンピューター、インターネット技術などがあり、そこから「補完的発明品」と呼ばれる自動車、テレビ等の発明品が生まれています。「補完的発明品」が広く普及・拡散されることで、私たちの社会は大きく変化して来ました。これまで登場した「補完的発明品」が全人口の半分まで普及する期間(ディフュージョン期間)を見てみると

自動車 80年 テレビ 30年 携帯電話 10年 インターネット 7年 スマートフォン 5年 となってます。

ここに「汎用目的技術」としてAI技術、「補完的発明品」としてChatGPTに代表される「大規模言語モデル」や「画像生成モデル」が加わるかと思います。ディフュージョン期間もこれまでの「補完的発明品」に比べ格段に短くなり、社会が変化するスピードも速まっています。変化が当たり前の社会が到来したと言えます。

このような状況に、私たちはどう対応すれば良いのでしょうか? 変化に対応するため、絶えずアクセクしないといけないのでしょうか?

 

競合他者よりも早く新しい市場に参入したり、新製品を市場に導入したりすることで得られるメリットを「先行者利益」と呼びます。先行者は、ブランド力の獲得、顧客の獲得、価格競争の回避、技術優位性、価格決定力等のメリットを得ることが出来ます。

今、ChatGPTの出現でいち早くこの技術を導入し「先行者利益」を得ようとする企業が多数出現しています。

それでは、先行者でなければメリットは得られないのでしょうか。先行者ではない、いわゆる後発者には「後発者利益」と呼ばれる別のメリットがあります。

「後発者利益」とは、後発者が先行者の失敗や間違いから学び、より良い製品やサービスを提供することで得られる利益です。後発者は、先行者の失敗から学ぶことで、開発コストやマーケティングコストを削減するだけではなく、より良い製品やサービスを提供することもでき、時には先行者よりも大きな利益を得る可能性もあります。

今回のChatGPTの例では、先行企業は「先行者利益」を得ることができるでしょう。しかしながら、新技術の急激な拡散等により予期せぬ問題が発生する危険性も抱えています。

私たち後発者は、今の状況を良く観察し、そこから賢く学び、得られる良いところだけを生活に活かし「後発者利益」を得て行きたいものです。

 

 

ちょっとお得なパソコン(iPhone,Android,iPad含む)活用術

2023/05/17

kobayashi2

 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
 

 皆さーん、ジピってますか~?w

 ("ジピる"とはChatGPTを使うこと。Google検索を"ググる"というみたいなこと。だそうですw)

 

 人工知能チャットボットのChatGPTが一気に注目され始め、それなりに時間も経ってしまいましたが、仕事に使ってますか?使えてますか?

 私はですね~、使ってはみましたよ。関心もしました。しかしですねぇ、業務フローに組み込み時短を実感するようなところまでは至っていないわけです。

 

 こんな便利そうなツールをなぜ使わないのか?私の中の人は何を考えている?

  ①何に使っていいか分からない

  ②使い方がよく分からない

  ③成果物の完成度が分からない

 そうです。私はこんなレベルなんです。m9(`・ω・´)ハンニンハオマエカ!

 ②と③は使ううちに解決していきそうです。とうことは、まずは①だな。

 

 なので、①を決めます。まずは...「会議の要約を作って欲しい!」これができたらいいよね。きっと。

 

 さて、ジピって要約してもらうには原稿となるテキストデータが必要なのでしょう?

 会議録の自動作成ツールもいろいろ市販されているようだけれども、お試しだからコストをかけたくないよね。

 会議をテキスト化するツールは何にするかな?私のスマホ(Google Pixel)ならテキストへの変換精度が高そうだな。

 精度が高いとはいえ、7人の会議の真ん中にスマホを置いただけでは精度が低すぎて使い物にならなかったな。

 完成度の高い原稿データが準備できていれば、要約は簡単に生成できることは確認できた。(ChatGPTに使い方を聞いたら教えてくれましたw。そのほかの使い方も"ChatGPT プロンプト集"などと検索すれば例示が出てきますよ。)

 残るは会話をテキスト化する精度だな。マイクが必要なのかな?もっと少人数の会議に限定してみるか...→今ここ

 

 使うべき(複数の)ツールと使い方が決まれば、RPA(Robotic Process Automation)で自動化もできるのでは?Microsoftの無料RPAであるPower Automate Desktopもインストール済みである。(使ったことないけどw)

 

 などと考えていると、知ってはいるけど使ったことないものばかりだな。使ってみなければ分からないし、そもそも使おうと意識しなければ使わない。

 やはり、新しいツールを活用できていない原因は、私の決意のあまさだな。

 新しいツールが溢れている。活用するには組織的に調査・検討する必要があるな...

 いやいや、まずは一人でも動きます!遅くなりました。すみませんでした。(/ω\)

 

ChatGPTの衝撃とこれからどうなるの

2023/05/10

姫野コーディネータ

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。

 

 最近、毎日のようにニュースを賑わしています「ChatGPT(チャットジーピーティー)」ですが、その名前が記号のようで、なんだか難解ではありますが、簡単に言えばAIの一種で「自然言語処理」で今までにない、抜きんでた性能と情報量のため、もしかしたら仕事や生活が変るのではないかと言われています。
 
 そのChatGPTとは何か、今後はどうなるのかを、ChatGPTに質問してみました。
 
■Q:質問「CharGPTって何ですか」

●A:CharGPTの返答:「ChatGPTは、OpenAIが開発したGPT-3.5アーキテクチャに基づく大規模な言語モデルです。ChatGPTは、自然言語処理の分野で使用されるAIアシスタントの一つで、文章生成、対話システム、文章要約、翻訳などのタスクを実行することができます。ChatGPTは、様々な情報源から学習しており、世界中の様々な言語に対応することができます。」

■Q:質問「ChatGPTのGPTという名前の由来は」

●A:CharGPTの返答:「ChatGPTの「GPT」という名前は、「Generative Pre-trained Transformer」の略語です。この名前には・・・【長いので中略】・・・長い文章の処理に優れた性能を発揮します。ChatGPTは、GPT-3.5アーキテクチャを採用しており、これは、GPT-3から派生した改良版であることを示しています。」


■Q:質問「ChatGPTは今後どうなっていくの」

●A:CharGPTの返答:「ChatGPTは、自然言語処理の分野でますます重要な役割を果たしており、今後も進化し続けることが期待されています。ChatGPTの開発者たちは、モデルの改善や拡張に取り組んでおり、より高度な自然言語処理タスクへの対応や、より多様な言語のサポートなどが見込まれています。


また、ChatGPTは、今後ますます多くの分野での応用が期待されています。例えば、ChatGPTは、医療や法律、金融、教育などの分野での自然言語処理タスクに応用されることが考えられています。ChatGPTがこれらの分野での課題解決に貢献することが期待されています。」


というような答えが返ってきます。
その上で、以下の質問をしてみました。


■Q:質問「ChatGPTの情報源はなに。また、その情報の件数はどのぐらい。」

●A:CharGPTの返答:「ChatGPTの情報源は、インターネット上の巨大なコーパスと呼ばれる大量のテキストデータです。具体的には、ウェブページ、ニュース記事、書籍、ブログなど、様々な形式のテキストデータを収集し、学習に使用されています。また、ChatGPTは、Wikipediaなどのオンライン百科事典からの情報も学習しています。


ChatGPTが使用する情報源の件数は非常に膨大であり、公式発表では数千億のトークンを含む数十テラバイトのテキストデータが使用されているとされています。具体的な件数については明確にされていないため、推定するしかありませんが、数千億から数千兆にも及ぶとされています。」


 つまり、ChatGPTの正体はインターネット上にあふれる膨大な情報をできる限り収集し、それを各言語モデルとして組み合わせ生成しているのです。
 そのため、インターネットで流れている「間違った情報」までも扱うことから、時々、それは違うだろうという答えが返ってくることがあります。
 その他、個人情報や著作権のある情報などもあり、今後のあり方を検討することが、国を中心に行なわれています。
 
 AIはあくまで「道具」です。便利ではありますが、使い方を間違えないように、AIだから間違いないと思わないで、上手に付き合うことをおすすめします。

まもなく開幕

2023/03/29

創業支援担当 竹内主事

おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・竹内です。

先週まで行われていたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では日本チームの活躍に心踊る毎日でしたね。何度も劣勢を跳ね返した選手たちには本当に勇気をもらいました。

今週末は日本のプロ野球が開幕しますね。
ここ数年は、新型コロナウイルスの影響により、観客数制限や声出し禁止などの制約がありましたが、今年は制限緩和が進んでいるため、より多くのファンが球場での応援を楽しめますヽ(`▽´)/

広島東洋カープの選手の活躍はもちろんですが、他チームの選手の活躍にも期待大です。
今シーズンも、全力で戦い、ファンを魅了するようなプレー見せてほしいです。

2023年は、アレの年です・・・

2023/03/08

創業支援担当 平野主事

 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・平野です。
  

 今年、2023年は何の年か皆様わかりますか?

 2023年はなんと、ラグビーワールドカップが開催される年です!ラグビーイヤーですよー!

 今回はフランスでの開催となります。楽しみでなりません!

 

 こう見えても私は学生時代、ラグビー部に所属しておりました。

 この話をすると、「えー!全然見えない!」と言われることもあれば、「あーやっぱり、体格良いなと思ったよ~」と言われることもあるので、雰囲気と体格がミスマッチを起こしているのかもしれません(笑)

 ですが最近はラグビーをすることもほとんどなくなってしまい、体がどんどん衰えていっているのを実感しております・・・。

 それでも、ワールドカップやラグビー版甲子園の花園大会などを見ているとすごくラグビーをしたくなり、走りに行ったりトレーニングをしたりしてその欲求を発散させています。ラグビーが好きな心に衰えはありません!

 

 今の体の調子じゃラグビーの試合に出たりしたらけがをしてしまいそうですが、体作りに励んで近いうちに試合に参加できるようにするのが今年の目標です。

 せっかくの4年に1度のラグビーイヤー、目いっぱい楽しみたいと思います!

「サンシン陸上部」のその後

2023/01/25

経営革新担当 岸野主事 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・岸野です。

 

 11月16日(水)に「可部連山トレイルランinあさきた」に出場しました!の記事で吉岡さんから「サンシン陸上部」の活動報告(ブログ参照)がありましたが、今回は、第2弾として2月5日(日)に山口県周防大島で開催される「サザン・セト大島ロードレース大会」にエントリーした時の内容です。

 

 可部連山トレイルランが終了して「サンシン陸上部」も一旦、活動休止かと思っていた矢先、不完全燃焼だった吉岡さんから「部長・副部長に負けたのが悔しいです。カッチカチやろ!」と大会出場への熱いお願いがありました。(どこかで聞いたことのあるフレーズなんですが...)

 

 若手部員の思いを無下にはできないことから、それなら、リベンジマッチということになり、近場で初心者ランナーでも参加しやすい大会を探してみたところ、「サザン・セト大島ロードレース大会(10㎞・制限時間1時間20分)」が決戦の場として相応しいのではないかということで、エントリーすることになりました。(本当は参加賞に特産みかんが付いてくるお得な大会だからです。)

 

 以上、簡単ですが、エントリーの経緯です。

 

 私の目標は、勝敗にかかわらず、10㎞・60分切りを目指して、現在、単独練習に励んでいます。大会結果につきましては、吉岡さん担当ブログ(3月掲載予定)にて報告させていただきますので今しばらくお待ちください。

 

 ちなみに、中平総監督は、我々との10㎞での勝負を避けてハーフマラソンに出場されます。

 

【 サンシン陸上部 】

 

nakahira-hukusyotyou.jpg

中平総監督

 

kume-k.jpg

久米部長

 

吉岡主事.jpg吉岡副部長代理

 

ちょっとお得なパソコン(iPhone,Android,iPad含む)活用術

2023/01/11

kobayashi2

 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
 

 皆様、新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 私事ですが、昨年はなんとなくですが動きにくさを感じていました。仕事内容が少し変わったことが原因なのか、気分的なものなのか分かりませんでしたが、たまたま見たテレビで八方塞がりの年であったと知り、妙に納得。ということで、年も変わり、早速新しいことにチャレンジです。

 

 今回は、バーチャルオフィスです。昨年にVRゴーグルを購入し、メタバース空間をチラ見していた訳ですが、物理的な制約を受けない空間であれば、テレワークなどに最適ではないかと常々思っていたのでバーチャルオフィスに初出社です!

 

 とりあえず、我が家のパソコンをバーチャルオフィスに映し出し、リアルなキーボードで操作可能なところまで設定してみました。現実世界で目の前にあるパソコンを、わざわざバーチャル空間に映し出す意味が何なのかよくわかりませんがw、とりあえず事務作業は可能なようです。

 

 ディスプレイサイズも部屋自体も変更可能で、仮想空間の天気や景色はそこそこ良い。しかしですね...ん~。何か違うなwww

 まだ、たった一人だからかな?いや、バーチャルオフィスに職場のメンバーが集まったとして、リアルな職場と何か変わるの?単なる代替の手段なのか?

 バーチャルオフィスをサービスとして展開しているサイトを見ても、コミュニケーションの充実に注力しているところが多い印象です。

 職場メンバーとのコミュニケーションが充実する?現状、充実していないのか?であれば、それは人間関係や心理的+若干の物理的距離感が障壁か?バーチャルで解決する?ちょっと違うな。別な価値...コミュニケーションを充実させたい人は誰...?

 

 あぁ。知らない人、普段会えない人とのコミュニケーションが充実するといいな。楽しそう。物理的な制約のない空間で、年齢・性別・国籍など関係ないなんて、これこそメタバースだよね(きっと)。あとは、リアルでは実現が難しいツールとかが使えるといいな。

 さて、何からどう手を付ければ...また行き詰ってしまった_( _´ω`)_ペショ

 いやいや、行き詰ったのではなく、一歩進んだから新たな課題が見えたのだな。八方塞がりの年は過ぎたのだから、そのうち回り道くらい見つかるだろう。

 

image202301.jpg

令和5年(2023年)年頭にあたってのご挨拶

2023/01/04

中小企業支援センター 土佐所長 あけましておめでとうございます。

 がんばる中小企業と創業者を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の土佐です。


 2023年の年頭にあたりまして、一言ご挨拶を申し上げます。

 初めに昨年を振り返りますと、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻は忘れることができない出来事でありました。その中で核の使用が言及されるなど広島で生活する者にとっては看過できない状況が発生しました。さらに、この侵攻によりエネルギーや食糧危機が発生し、世界各国でインフレが進行し、それを抑制するため欧米各国の中央銀行による利上げが実施され、日本では円安が進み、様々な分野の商品・サービスが値上がりしました。

  
 また、新型コロナウイルス感染症は、いまだに完全に終息というのは難しいのが現状で、政府においても新たな行動制限を設けず、社会経済活動の維持に重点を置く方針が示されています。

 

 こうした情勢を踏まえて、2023年の経済環境を俯瞰しますと、新型コロナウイルスとの決別は難しくウイズコロナ時代を意識して生活していくことが必要であると考えています。また、物価高は今後さらに広い分野の商品・サービスに拡大していくことが予想されます。このように、中小企業の経営や創業を取り巻く経営環境は厳しいものになることが予想されます。 

  
 中小企業支援センターにおきましては、皆様が困難に直面した際の課題解決に繋がる無料の窓口相談、専門家派遣及び創業支援などの事業を実施しておりますので、お気軽に電話・訪問していただければ幸いです。
 本年が皆様にとって良い年になることを祈念して、挨拶にかえさせていただきます。

 

公益財団法人広島市産業振興センター
中小企業支援センター
所長  土 佐  計

 

 

 

 

久々の旅行

2022/12/28

西村コーディネータ

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・西村です。

 

10月某日兵庫県の淡路島に旅行に行ってきました。淡路島を縦断し、特産の玉ねぎ料理を食べながら鳴門の渦潮を見て帰ってくるというコースです。

神戸から車で淡路島に渡り、大阪湾が一望できるパーキングで途中下車しました。

展望台からの眺望は素晴らしく、明石海峡から和歌山県まで眼下に広がるスケールの大きさに圧倒されました。

当日は風が強く、流れる雲や波立つ海が一体となりダイナミックに動いている様にどこか異国にいる錯覚にも囚われ、早くも旅行のテンションが高まってきました。

六甲山の夜景が日本三大夜景と言われますが、淡路島からの大阪湾の眺望も素晴らしいものです。

その後、島内の観光地を巡りながら、徳島県鳴門市にある大塚美術館に到着しました。

大塚美術館は世界26カ国の古代から現代までの西洋名画約1000点が陶板を使って原寸大で展示されており、人気の観光スポットです。

教科書や美術書で見た世界の名画ばかりですので、ついつい立ち止まって見入ってしまい予定の時間を大幅に超過し、最後は駆け足で見て回る始末でした。結局、鳴門の渦潮は時間が無く断念しました。

今回は短い旅行でしたが、2年ぶりの旅行でもあり、壮大な景色と世界の名画に触れ、世界一周名画の旅をした気持ちに浸ることが出来大満足でした。

玉ねぎ料理も美味しかったです。

 

 

こんなプレゼンは嫌だ!上手くいくプレゼンの話

2022/12/07

姫野コーディネータ

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。

 

 コーディネータの業務として、様々な機会に事業者様のプレゼンを拝見したり、練習に付き合ったりしております。
 普段はプレゼン内容にツッコミを入れる方ではありますが、今回は聞く方の視点としています。参考にしていただければと思います。
 
【聞いていて嫌になるプレゼン】
 プレゼンをする機会は、補助金などの審査や認定なども

iyada1

ありますが、金融機関での事業計画やピッチ(短いプレゼン)など多岐にわたります。
 そのような時に聞いていて「嫌だな」と思うプレゼンは以下となります。

 ・やたらと企業や既存事業の説明が長く肝心な製品や事業の説明が少ない。

 ・なぜか自慢話ばかりで主体が何かわからなくなる。 
 ・気がつけば審査要項と異なる内容が多い。

 聞いていて「???」ばかりで、気分が悪くなります。
 更に・・・

 ・表示しているプレゼンシートの内容を読んでいるだけ。
 ・しかも字ばっかりで写真や表が無いか少ない。
 ・写真があっても同じ写真の使い回しや意味不明の写真。
 ・本当にこの製品、サービスが存在しているのかわからない説明。

 ・市場などが的外れで、途中で意味がわからなくなる。
 ・色合いが背景に溶け込んで読みづらい。
 ・ついでに専門用語ばかりで意味不明。(説明もない)


 過去で一番酷かったと感じたのは、パワーポイントなどのツールを使わず、オール口頭だけのプレゼンでした。(実物もない)
 申請書だけしか資料がなく、聞いていて疲れます。


【上手くいくプレゼン】

 逆に「これは応援したくなる!」「この製品欲しい」「このサービス受けたい」と思うプレゼンにはおおよそ、以下の要素が入っています。
yoi1

 ・起承転結が明確で「なるほど」と思わせる。
 ・文字が少なく、写真や表、グラフが多い。
 ・実際の製品やサービスが明確であり、写真や表がある。
 ・感覚ではなく数値で定量的に記載している。
 ・審査項目で必要な内容は盛込まれている。
 ・申請書で質問したいと思われる部分が記載されていたり説明がある。
  (専門用語も説明がある)
 ・事例などがあり、利用イメージが沸きやすい。
 ・全てが明確でごまかされ感が少ない。


 ・・・沢山書きましたが、とても良い製品、サービスなので、プレゼン聞いていると欲しくなったり、応援したくなることがあります。
 プレゼンは短い時間で聴衆を引き込むことが大切です。
 
 余談ですが、昨今の大学のゼミが主体となったプレゼンは素晴らしいものが多いです。
 聞いてみると授業などでも行なっているそうで、良い傾向だと思います。
 
 ちなみに、海外と較べて日本のプレゼンはダメだという話はよく聞きます。
 何が異なるかと言えば、ビジュアル主体か文字主体かの違いだと言われます。
 また、発表者の説明が簡潔かつ明確であることのようです。

 数字(グラフなど)もふんだんに使われ、ライバル商品との違いも明確です。

 そして、なにより美しい!そして楽しい!
 
 是非、皆様もいろいろなプレゼンを見て、聞いて、体験されるとよいかと思います。
 そうすることで、自身のプレゼンがどうかを明確にしていくことが出来ると思います。
 
 尚、広島市中小企業支援センターではプレゼンなどの相談も受けておりますので、御利用ください。

ウォーキング始めました

2022/11/30

創業支援担当 竹内主事

おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・竹内です。
 

11月も今日が最終日。今年も残すところあと1ヶ月となりましたね。

私は11月に入って始めたことがひとつあります。
それは、昼休み時間のウォーキングです。
コロナ禍での運動不足を感じつつも何もしてないまま、食欲の秋で蓄えた体重もあったので、日中の気温が下がってきたのをきっかけに11月から始めてみました。

食事後、約20分ぐらい距離でいうと2~2.5キロといったところです。
運動不足解消には全然足りないのですが、「やらないよりまし!」と言い聞かせながら続けています。
少し冷たくなった風を感じながら歩くのは気持ちがいいですし、季節の移ろいを直に感じることができます。
ウォーキングを始めた頃には街路樹が色づき出したかなという感じでしたが...今では落葉しています。

明日から12月。もうすぐ雪のちらつく日が出てくるかもしれません。
これもまた季節の移ろいとして楽しみに歩きたいと思います。

秋キャンプ

2022/11/02

創業支援担当 平野主事

 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・平野です。
  

 秋になって涼しくなったので、秋を全身で体感すべく、キャンプに行ってきました。

 キャンプやバーベキューなどアウトドアで火を起こして使うとき、私は薪ではなく炭を使っています。薪を使わない理由は、煙がすさまじいのと、火の粉のようなものがテントに飛んで黒い汚れがたくさんつくからです。炭はそんなこともないうえに、食材に直接火が当たらず中までしっかり加熱できます。火力調整もしやすいので料理にお勧めです。

 ですが、薪は薪で寒い夜に揺れる炎を眺めながら温まることが出来るので、風情があっていいですよね。いつか焚火台を買ってしまおうかな...と思っています。

  

 キャンプは用具が高かったり、自分でテントを設営しなければならない手間があったりと大変な部分もありますが、テントを設置した時の秘密基地を作った感や、季節の変化を全身で感じられるなど楽しいこともたくさんです。利便性が高くて初心者にもやさしいキャンプ場もありますので、興味があればぜひキャンプにトライしてみてください!

 (以下、実際に行った時の写真です)

  

お肉.pngテント(夜).pngテント(昼).png

 

 

 

台風

2022/09/28

中小企業支援センター 土佐所長 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の土佐です。


 暑かった夏もそろそろ終わりが近づくとともに、大量の感染者が発生した新型コロナウイルスの第7波にもようやく沈静化の動きがみられる今日この頃です。

 

 一方で、9月に入り大型の台風が広島に接近して災害をもたらしています。小さなころは台風と言ってもそれほど大きな台風を経験したことがなかったこともあり怖いという感じは正直あまりありませんでした。その考えを一変させたのが、1991(平成3年)年9月広島を襲った台風19号(通称:りんご台風)です。最大瞬間風速58.9m/sと当時の記録を10m近く更新するもので、各地で浸水・塩害、家の屋根が飛ばされる等市民生活に甚大で長い間影響がありました。その時の風は、家の中にいて、これ以上風が吹けば家が壊れるという恐怖感に襲われたものでした。

  

 もう一つ記憶に残る台風は、2004(平成16年)年9月の台風18号です。その最大瞬間風速は60.2m/sとりんご台風を上回り、広島市の観測史上最大の風速が観測されました。この時自分は施設の管理を行う責任者であったため、施設の1階入り口で外の状況を見ていましたが、暴風雨が横殴りに吹き付け恐ろしい音を響かせていました。その時、入口前の池から池の水が暴風雨によって地面から空に吹き上げられているのを見て、心底自然の脅威を感じたものでした。

  

 今後まだまだ台風が広島に接近することが想定されます。自然は普段は素晴らしい景色や恩恵を人々に与えてくれますが、一度牙を剥けば本当に恐ろしい側面を持っています。このため、情報収集に努め、早め早めの避難行動に努めて被害が最小限になるよう努めたいものです。

 

「可部連山トレイルランinあさきた」に出場します!

2022/09/14

経営革新担当 岸野主事 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・岸野です。

 

 「可部連山トレイルラン」に出場経験のある中平副所長から「3年ぶりに開催するんで、出てみん」と声をかけていただきました。

 

 10年来、健康維持のため、週一で5㎞程度のジョギングはしていたのですが、トレイルランは初挑戦ということもあり、少し悩んでいたところ、経営革新担当のスポーツ大好き久米さんと吉岡さんが「楽しそうですね。一緒に出てもいいですよ」とノリノリで挑発してきたので、覚悟を決めてビギナーコース(7㎞)にエントリーしてみました。ちなみに、中平副所長はロングコース(22㎞)にエントリーです。 (๑°ㅁ°๑)!!

 

 大会は11月6日に開催予定です。出るからには、それなりの準備が必要だと思い、いつもより長い距離を走ったとたん、腰痛に見舞われ8月の1か月、走ることができませんでした(>﹏<)

 

 9月に入り痛みも引いてきましたので、残り2か月ではありますが、完走できる体力をつけていきたいと思います。10月には、中平ヘッドコーチのもと、試走をかねた合宿(焼肉食べ放題・温泉付き)もあるとの噂がありますので、楽しみにしています。

 

【チーム革新 エントリー一覧】

 

nakahira-hukusyotyou.jpg

中平ヘッドコーチ

 

kume-k.jpg

久米さん

 

吉岡主事.jpg吉岡さん

 

ちょっとお得なパソコン(iPhone,Android,iPad含む)活用術

2022/08/31

kobayashi2

 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
 

 今回は携帯電話料金のお話しです。企業向けというよりは、個人向けの内容かと思います。

 

 今年3月に各キャリアがスマホの格安販売(一括1円とか)を行っていたことから、キャリアの乗り換えをした方も多いのではないでしょうか?私もそうですw 半年くらいは契約を継続してくださいねと言われながら、家族の回線を引っ越しした訳です。

 

 ということで、キャリア変更してそろそろ半年が経ちます。またキャリア変更できるということですよw

 

 スマホの格安販売が落ち着いてしまった状況では、通信料金を抑えるプランへの変更を検討することが順当かと思いますので、格安運用について改めて検討してみました。

 通話はほとんどしないという前提ですが、現状では①通話・SMSはpovo+②データ通信はデータ通信専用の格安sim。これが私の答えです。つまり通話とデータ通信とに分けて2回線分契約するのです。これはデュアルSIMに対応したスマホでしかできません。(iPhoneならXS、XR以降の機種がnanoSIMとeSIMのデュアルSIMに対応しています。androidは機種によります。)

 

 povoはトッピングしなければ高速データ通信ができませんが、180日以内ならトッピングしなくても回線を維持できます。通話・SMSには極力固定費をかけず、データ通信部分だけを割安に運用しようということです。データ通信にau系以外の回線を選択すれば、キャリアの回線トラブル対策にもなります。

 

 ただ、デメリットもあります。スマホ1台につき2回線分の契約をするので手続きが面倒くさい。それと、eSIMの複数回線契約は物理SIMが無いので契約番号だけで管理しなくてはなりません。家族の誰がどの契約番号であったか分からなくなっちゃうんですよねw そのあたりの管理作業が発生します。あとは、将来的に機種変更する際、物理SIMとeSIMの2回線を引っ越しする手間と知識とやる気が必要になってきます。もう私のようなスマホ運用の変態(いい意味で)向けかもしれませんw

 

 我が家ではこれらの環境構築に向けて順次移行手続きを進めています。理論上は安くなるはず!運用面での問題は今のところはないですね。順調順調( *´艸`)

 

 あとオマケですが、povoの契約について、auから数日程度の短期乗り換えをした場合、1回線でもキャリアブラック化します。お店の人は大丈夫かも?って言ってましたが、ダメでした。ま、2年くらいauさんと契約できないだけで、当面はこの運用をしようと考えていますから大きな問題はないかな。ご利用は計画的に(;´Д`)

10年前に描いた未来とは

2022/08/24

西村コーディネータ

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・西村です。

 

 先日、机を整理していたところ「10年後の未来」と題した原稿が出て来ました。2010年に行われた「10年後の未来を予想した論文」に応募したもので採用には至りませんでしたが、興味深いので紹介します。先端技術を軸に10年後の日常生活を6つのシーンで予想しました。

 ・カープ8度目のリーグ優勝を自宅の3Dテレビで観戦 

 ・市内の野菜工場に電気自動車で買い物 

 ・太陽光パネルが敷き詰められた「しまなみ海道」を電動自転車でサイクリング 

 ・アシストスーツを着た介護職員の活躍 

 ・TV電話、データ送信機能付き携帯端末を使った在宅での健康診断 

 ・翻訳機能付携帯電話を使って外国人旅行客と会話

 2010年のスマホの世帯保有率が9.7%であったことや20年近く優勝から遠ざかっていたカープが2度優勝すると予想したところは、相当楽観的な見通しを立てたのだと思います。振り返るとAI技術の飛躍的な進歩、スマホの急速な普及、カープの3連覇等現実は想像をはるかに超える状況で推移して来ました。また、東日本大震災や西日本豪雨災害、新型コロナの感染拡大、ロシアのウクライナ侵攻等大きな社会変動も発生しています。

 これから10年先を予想することは難しいですが、今後も荒波の中を猛スピードで滑走して行く私たちの姿が想像されます。 

 

「デジタル田園都市国家構想」とは何だろう

2022/08/10

姫野コーディネータ

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。

 

 さて、政府は2022年6月1日に「第6回デジタル田園都市国家構想実現会議」を開催し、地方における官民のデジタル投資を大胆に増加させるデジタル投資倍増に取り組む「デジタル田園都市国家構想基本方針(案)」を公表しました。

 その上で、2021年度補正予算と2022年度予算案を合わせて総額5.7兆円を投じる予定です。


 元々、デジタル田園都市国家構想は2021年に岸田文雄内閣総理大臣の目玉政策として発表された「デジタル実装を通じて地方が抱える課題を解決し、誰一人取り残されずすべての人がデジタル化のメリットを享受できる心豊かな暮らしを実現する」という構想です。


20211206_01.png


 















 これを読んで・・・「なんだか、難しい」「パソコンやスマホさえ使えこなせないのに」など思われて方も多くいることでしょう。
 
 しかし、新型コロナが蔓延し始めた2020年5月に「緊急事態宣言」が発出され、各自に10万円の給付金が支給がされたときに、アメリカでは3週間程度で入金があったのにもかかわらず、国内では数ヶ月かかっても入金されないという事態が発生しました。

 さらに、区役所などでマイナンバーカード発行で行列ができるなど、「デジタル化されていない弊害」が、特に地方で顕著になりました。
 
 そのようなことがなくなり、誰でも、どこにいても、デジタルのメリットを享受できるようにというのが、「デジタル田園都市国家構想」の基本であり、そのスケジュールにあたるのが、「デジタル日本改造ロードマップ」なのです。
 
 基本的には地方自治体(広島市など)が、国から交付金を受けて、実現していくもので、はたして上手くいくかどうかが気になるところですが、個人的には「いよいよ本気で進めて行くんだろう」とわくわくしています。
 
 「デジタルは苦手」というのは、そろそろ通用しなくなりますので、今のうちに「デジタルに慣れる」ことを考えておく必要があると思います。

夏の横綱

2022/07/27

創業支援担当 竹内主事

おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・竹内です。
 

6月28日に中国地方(山口県を除く)は梅雨明け宣言が出されたものの、先週までは曇りや雨の日が続き、戻り梅雨かと思うような状況でしたね。

今週以降の週間予報を見るとしばらくは晴れの日が続き、暑くなるようです。暑さとギラつく日差しが苦手な私にとって辛抱の時期到来です(/ω\)

この苦手な時期でもいくつか楽しみがあります。そのひとつがよく冷えたスイカを食べることです。
最近では一年中食べることができますが、やっぱりスイカは夏でしょ!
水分たっぷりでシャリっとした食感がたまりません。

そんなスイカ好きと言っている私ですが、今日が「スイカの日」だということは全く知りませんでした(@ ̄□ ̄@;)!!

スイカは夏の果物を代表する「横綱」であることから『な(7)つのよこづ(2)な(7)』
スイカの縞模様を「綱」に見立てたことから『な(7)つのつ(2)な(7)』
という語呂合わせで制定されたそうです。

暑くなるのはこれからが本番。
長期予報では平均気温が平年よりも高くなることが見込まれています。
みなさまもよく冷えたスイカで暑い夏を乗り切りましょう。

マスクの着用

2022/06/01

中小企業支援センター 土佐所長 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の土佐です。


 年明けから始まった新型コロナウイスルの第6波は、まん延防止措置が3月に解除されましたが、新規感染者数は依然高止まりしており、収束の目途が立っていないのが現状です。こうした中、欧米ではマスク着用義務が解除されたとの情報も伝わってきています。

 

 日本でも、先日、政府が、「マスクの着用は従来同様、基本的な感染防止対策として重要で、一人ひとりの行動が、大切な人と私たちの日常を守ることに繋がる。」との前提で、屋外では、「人との距離(2m以上を目安)が確保できる場合や距離が確保できなくても、会話を殆ど行わない場合は、マスクを着用する必要はありません。」 屋内では、「人との距離(2m以上を目安)が確保できて、かつ、会話を殆ど行わない場合は、マスクを着用する必要はありません。」(例:図書館、芸術鑑賞等)との見解を出しています。

 政府見解が出たからと言って、日本で直ぐにマスクが外されるかというとそうではないようです。元々日本では花粉症対策や風邪などでマスクをつけることに抵抗感が弱いという傾向があり、また、周りの人の動向を気にして、自分が率先してマスクを外すという行動を起こしにくい傾向にあります。

 

 これから、新型コロナウイルスがまん延して3度目の夏がやってきます。公共交通機関や職場、量販店などでは難しいかもしれませんが、屋外で十分な距離を確保できる場合は、熱中症対策などにも鑑み、マスクを外せる時が来ることを期待しています。

 







大型ごみの搬入で感じたこと

2022/05/18

経営革新担当 岸野主事 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・岸野です。

 

 3年ぶりに行動制限がない、今年のゴールデンウィークはどうお過ごしになられたでしょうか。私はこれといって外出予定もなく、巣ごもりで暇を持て余していたところ、妻から長年ベランダに放置してある物干し竿と布団干しを処分して欲しいと頼まれました。

 

 そこで、広島市では広島市域内の家庭から出る大型ごみを、自分で安佐南工場大型ごみ破砕処理施設に搬入することができますので、同施設を利用することにしました。

 

 久しぶりの利用になるため、改めてホームページの情報を確認してみると、令和4年5月2日(月)、6日(金)は多変混雑することが予想され、時間帯によっては、周辺道路が渋滞するとの案内があり、過去の渋滞状況の画像もアップされていました。

 

 本来ならこの日は避けたほうがよさそうですが、暇なんだから渋滞覚悟の上で、6日(金)に行くことにし、11時に到着、11時20分に搬入を完了することができました。

 

 予想外の展開に「ラッキー」と思いながらも、搬入に来ていた車は相当な数でしたので、よくよく考えてみると、周辺道路に渋滞が起きないよう、敷地内をフル活用し迂回路を設けることで、多くの車を敷地内にとどめる工夫や職員の方々のスムーズな誘導のおかげであることに気づき、これまでの渋滞経験に対する対策がとられているんだなと感じた1日でした。

 

新社会人に贈る言葉

2022/04/27

kobayashi2

 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
 

 中小企業支援センターに配属され20年目、創業支援担当として8年目となりますが、この4月から創業支援担当課長のお役目をいただきました。引き続きよろしくお願いいたします。

 

 4月と言えば、長男が大学生となり一人暮らしを始めました。家事と勉強を両立しながら、知らない土地での生活、友達付き合いや、バイト、家計の管理など初めてのことだらけです。

 学生とはいえ、社会で生きていくわけですからもう社会人。そんな長男に言葉を贈ろうといろいろ考えて、次の言葉としました。

 

 一.罪を犯さない

 一.他人を不幸にしない

 一.自分の可能性を否定しない

 

 本当はもっと前向きな表現にしたかったのですが、どんどん説明っぽくなっていくので簡単な表現にして、あとは本人の解釈にまかせようかなと思った訳です。

 

 贈られた本人は覚えているかな?もう忘れているかもしれない。何かしら心に残っているかもしれない。それらも全部ひっくるめて、自ら感じ、判断して、自分の道を歩んでください。

 

 みなさんなら、新社会人にどんな言葉を贈りますか?

どうぞよろしくお願いいたします。

2022/04/20

西村コーディネータ

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・西村です。

 

 今年度から経営分野のコーディネータを務めさせて頂くことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 2年前から若くして退団したプロ野球選手のセカンドキャリアに興味があり仲間と研究しています。

 当初、プロ野球選手が退団後に就く仕事として飲食中心かと思い調べてみると、外資系企業、公認会計士等野球とは懸け離れた分野で活躍されている方もおられることに驚かされました。

 

 昨年、タクシー会社経営者となった元プロ野球選手にインタビューする機会がありましたが、その方も保険業、FP等を経て経営者になっています。話を聞く中で強く感じたのは「一流の選手(元プロ野球選手等)の中には経営者としての優れた資質(目標設定、創意工夫、継続力、実行力、人材活用力等)を有する方が一定数おられるのではないか」という事です。

 

 コロナウイルスの感染拡大は第5波、第6波と依然終息の気配が見られません。社会には閉塞感も漂っていますが、しっかりとした次世代経営者候補がおられる事が分かり、少し明るい気分になった今日この頃です。

 

 少しでも中小企業の皆様のお力になれるよう尽力いたしますので、よろしくお願いいたします。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

2022/04/13

創業支援担当・児玉主査

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・児玉です。

 

 この4月に当センターに配属となり、経営セミナーの開催等について担当させていただきます。当センターには3回目の配属となりますが、前回勤務していた時から8年が経過しており、その間、中小企業を巡る経済状況は大きく変わり、新たな経営課題も発生していると思います。皆様の直面する経営環境や課題について勉強し直し、お役に立てますよう頑張って参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

ちょっとお得なパソコン(iPhone,Android,iPad含む)活用術

2022/02/02

kobayashi2

 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
 

 もう2月ですか、早いですね。1月はあっという間に過ぎてしまいました。

 

 1月と言えば、毎年、お正月には姉妹たちと久しぶりの話しをします。必ず話題になるのがスマホのお悩みです。今回、2つほど失敗しましたので、お知らせしておきます。

 

①iPhoneからiPhoneへの機種変更

 iPhoneの挙動がおかしいという相談に対し、故障の前兆と判断して機種変更を勧めました。動きがおかしい時に放置しておくと、本当に動かなくなったときに身動きがとれなくなりますので、早めの交換が吉。最近のiPhoneはクイックスタートという機能で、古い端末から新しい端末への引っ越しは端末をかざすだけでラクチンなはずです。

 しかし、このクイックスタートが正常に機能しない。いつまで待っても終わらない(;´Д`)

 原因はよくわかりませんが、iOSのバージョンが違うことが原因とにらみ、まずは両端末のOSを更新。その後のクイックスタートで無事移行できました。iPhone同士の機種変更の際には新旧両端末のiOSのバージョンに気を付けた方がいいかもしれません。
 

②R社のAndroidからAndoroidへの機種変更

 もう1件は、Android端末の容量が足りないという相談です。保存容量は16GBでもうパンパン。写真も撮れませんw

 これは端末の買い替え時と判断(スマホは消耗品ですよ)し、R社で動作確認のとれている新しいAndroid端末を紹介、購入してもらいました。

 これまた新端末への移行ですが、今度はR社の電波をつかまない。なぜかD社をつかもうとして結局つながらない。なんで?

 試しに私が持っていたR社のSIMを差し込んでみると、あっさりと認識。ということは端末に問題なし。つまりSIMが悪いのね。

 R社の契約をよくよく調べてみると、最新のプランではなく、旧プランでの契約であったためR社のブランドでありながらD社の回線を使っていたようです。あぁ、そうかこのパターンもあるか。SIMカードにR社のロゴが無かったので変だなとは思ってたんですよね(/ω\)ヒントハアッタ

 ということで新プランへ変更してもらい無事開通となりました。

 

 二人とも「こんなの自分一人ではムリ!」って言ってます。事業用のスマホを機種変更するときは、専門の方に相談した方がいいですね。想定外のトラブルで仕事にならない!なんてことが無いように。みんなどうしてるのかな?

次世代自販機

2022/01/19

創業支援担当・城戸主幹

おはようございます。

がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター創業支援担当の城戸です。

 

コロナ禍において非接触・非対面のニーズの高まりとともに注目を集めている自動販売機。

今この自販機が急激に進化しています。
メディアでよく取り上げられますが、日経トレンディと日経クロストレンドが発表した2022年ヒット予測でも第4位に次世代自販機が選ばれています。

 

記事(※)によると進化のポイントは大きく分けて二つ、技術と商品です。
技術面では、AI(人工知能)やセンサー、カメラを内蔵したり、スマホアプリなど外部ツールと組み合わせたりすることでプラスアルファの機能を持たせる。
商品面では、数千円するアクセサリーや香水、高級チョコレートまで購入できる。

自販機で買える婚約指輪というのも話題になったようです。
私は、昆虫食の自販機と昨年Twitterで告知して話題になったショートケーキ缶の自販機が気になっていますが。いずれにしても消費者にとっては自販機で購入できるものが増え利便性も向上するのですから文句を言う人はあまりいないでしょう。

 

企業にとっては自販機に内蔵したAIカメラの映像(自販機に注目した人の人数、年齢、性別、服の色など)を分析することでマーケティングに活用することが可能になります。接客スタッフが不要なので無人店舗も増えてくるでしょうね。

 

コロナ禍で大変な今だからこそ、さらに新しいアイデアが出てくるかもしれません。

今後どんな自販機が登場するかとても楽しみです。

 

 

日経クロストレンド
  こんなものまで! 進化が止まらない「自動販売機」まとめ記事
  https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00190/00141/

 

「普通」であることの難しさ

2022/01/12

姫野コーディネータ

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。

 私事ですが、昨年(2021年)の9月に急病で倒れ、救急車で病院に運ばれ、緊急入院しました。

 1ヶ月近くの入院後、退院はしましたが、ずっとベッドで寝ていたことや、長く絶食したこと、多量の出血で輸血したことなどから自宅療養も長引き、結局、11月中ぐらいまで、まともに生活や仕事などが出来ない状態でした。
 
 お陰様で体重も10kg近く落ち、恐らく高校生時代の体重になりました。

 救急車のお世話になるのも初めてですし、こんなに長い入院も初めての経験です。
 
 家族や知人、支援センターの職員、そして支援させていただいている事業者様など多くの方にご心配とご迷惑をおかけしてしまいました。
 
 それで痛感したのが、普通の生活が出来ないことの苦しさです。
 
 普通に歩き、普通に食べ、普通に・・・普通に・・・
 
 病気は仕方ないのですが、早く復帰しなければと焦る気持ちがある中、日常的に「普通」にしていたことができないこと、何気ないこと、それらがいかに難しいことかがわかりました。
 
 仕事も時間を区切らなければ、直ぐに疲れてしまいます・・・。
 
 その後、かなりの部分で「普通」のことが出来るようになりましたが、まだ、幾つか課題を抱えています。
 
 本当に「普通」であることは難しいです・・・が、これも長い人生の「試練」と思って戦っていきたいと思います。
 
 さて、事業者のみなさまからコロナ禍で「普通でない状況」であることは、よくお聞きします。
 
 折角、数年前に新しい事業を始めて軌道に乗り始めたのに・・・、赤字体質から脱却を図ったのに・・・、インバウンドの事業を始めたのに・・・、など、コロナ禍でそれらを継続することが出来なくなったという悲痛な声をお聞きします。
 
 とはいえ、変異株も出てきていますし、感染症は全世界で広まると3年程度は収まらないと言われていますので、まだ今年いっぱいは我慢をしなければいけない状況が続くのだろうと推察します。

 みなさまも今のコロナ禍で「普通でない生活」「普通でない事業」をされていると思えば、私個人のことなど小さなことではありますが、別の課題で「普通でないこと」を経験して、事業者の苦悩にも共感させていただきました。

 
 今できることとして、コロナ禍で補助金などもでていますので、自身の事業が果たして、今後も継続していくことが出来るのかどうかを俯瞰して見て、それらの活用も考えてみてはいかがでしょうか。

 中小企業支援センターでもそのような相談を承っております。 

 
 コロナが終息、もしくは減少が継続し「普通」が取り戻せる日が来るまで一緒に戦いましょう。

令和4年(2022年)年頭にあたってのご挨拶

2022/01/05

中小企業支援センター 土佐所長 あけましておめでとうございます。

 がんばる中小企業と創業者を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の土佐です。


 さて、2022年の年頭の挨拶を行うにあたりまして、まずは昨年を振り返りたいと思います。2021年は御案内のとおり、2020年から引き続き新型コロナが猛威を振るいました。特に8月から9月にかけた第5波では広島市内でも1日200名を超える新規陽性者が発表され医療体制が逼迫するという状況に追い込まれました。一方、企業経営は人流の抑制により厳しい環境下ではありましたが、国のセーフティネット保証により資金支援を行ったため、倒産件数が減少するという現象も起きました。また、市民生活では、不要不急の外出を控えたためか、貯蓄額が増加したとの統計データも発表されました。

 

 こうした情勢を踏まえて、2022年を俯瞰すると、新型コロナは新たな変異株を生み出していくことが予想され、完全に新型コロナとの決別は難しくウイズコロナ時代を意識して生活していくことが必要であると考えています。こうした中で、中小企業の経営は時代のトレンドを踏まえて事業再構築や事業転換を行っていく必要があり、今は国の補助金など利用できる選択肢も多くあり、需要も市民の財布の中にはまだまだあることが予想されます。

 

 中小企業経営者の皆様におかれましては、市民が健康診断を受けるように、当センターの無料の窓口相談、専門家派遣及び創業支援を気軽にご利用いただき、困難な時代ではありますが一緒に乗り超えていけたら幸いです。本年もよろしくお願いいたします。

 

公益財団法人広島市産業振興センター
中小企業支援センター
所長  土 佐  計







招かれザル客

2021/11/17

創業支援担当 竹内主事

おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・竹内です。
 

実りの秋を迎えわが家の軒先にもオレンジ色の暖簾が姿を見せています。

勘が鋭い人はお分かりかもしれません。
そう!干し柿です!

渋柿を天日で乾燥させることで渋みが抜け、甘い干し柿の出来上がりです。
わが家の干し柿も皮をむいたときの黄色から濃いオレンジ色に変わり、食べ頃を迎えていました。


ある日のこと、吊るしてあった食べ頃の干し柿に忍び寄る者が。

なんと!山から下りてきたサルが干し柿1本(その時残っていたのは5個程度)を取って逃げたのです。

まだ残っているとはいえ結構ショックです。


ただ、幸いなことにサルは1匹だけだったこと、虫が寄ってくるのを防ぐために不織布でカバーしていたことで端に吊るしていた1本だけの被害に抑えることができたと考えれば、まあ良かったかなと思います。
サルにも秋の味覚をおすそ分けです。ちょっと強がってます(。-`ω-)


秋もだんだんと深まってきましたが、まだまだ秋の味覚はたくさんあります。美味しいものをたくさん食べて風邪をひかないよう免疫力を高めましょう。

宮島弥山清掃登山

2021/10/20

経営革新担当 岸野主事 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・岸野です。

 

 先日、今年で6回目となる「宮島弥山清掃登山」に参加してきました。この登山は、ゴミを拾いながら弥山に登り、下山後、ゴミ袋と引き換えに記念品をいただけるとってもお得で環境に優しい登山です。

 

 当日は、主催者発表で約230名の方が参加され、紅葉谷・大聖院・大元公園の3コースに分かれて清掃活動に汗を流しました。私は1年ぶりの登山でしたので、初心者コースの紅葉谷を選択し宮島桟橋前広場を出発したのですが、登山道にはこれといったゴミはなく、ゴミを拾わないまま山頂に着いてしまいました。

 

 あれ?今日は清掃登山に来たはずだが・・・(実は記念品目当てです!)

 

 登山者のマナーが良いということもありますが、主催者である「宮島弥山を守る会」の皆さんが毎月1回定期的に清掃登山を実施されており、また、他のボランティア活動でも沢山の方々が清掃登山で弥山を綺麗にされているため、登山道にはゴミがなかったのです。感謝、感謝です。

 

 その後は、展望台で昼食をとり、帰りは気分を変えて、大元公園コースを下山、楽しみにしていた記念品をいただいて家路につきました。

 

 ここからは令和コソコソ噂話です。紅葉谷川庭園砂防施設が戦後の土木施設として全国初の「重要文化財」に指定されたことを記念して、弥山展望台で重要文化財の見どころを書いた全6種類の「砂防カード」を2か月ごとに1種類、無料配布されています。先着1,000名は、限定版(カードの枠がゴールド)で、なくなり次第、通常版に替わるそうです。興味のある方は、展望台のスタッフに声をかけてみてください。

 

カード表.PNG(9~10月配布 限定版 砂防カード表面)


カード裏.PNG

(9~10月配布 限定版 砂防カード裏面)

今日は「国際防災デー」

2021/10/13

創業支援担当・城戸主幹

おはようございます。

がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター創業支援担当の城戸です。

 

今日10月13日は「国際防災デー」です。
国際的な協調を通じて一致した行動をとり、地震、風水害、火山噴火、森林火災、干ばつ、その他の自然災害の被害から人命や財産、社会的秩序を守ることをアピールする日で、国際デーのひとつです。

 
ちなみに国際デーとは、国際機関によって定められた記念日で、特定の事項に対して特に重点的問題解決を全世界の団体や個人に呼びかけるための日とされています。

 

日本は、海と山に囲まれ、豊かな自然に恵まれている一方で、自然災害が特に多い国として世界に知られています。
日本の国土面積は全世界の1%にも満たないのに、世界で起こる地震の2割は日本で発生し、自然災害による被害額も全世界の被害総額の2割以上を日本が占めているそうです。
もちろん地震だけでなく、台風、洪水、土砂災害、火山噴火、雪害など、さまざまな自然災害が発生し、その頻度や被害規模も年々増大しています。

 

広島でも豪雨による土砂災害で大きな被害がでたり、先週も東京と埼玉で震度5強の地震があったばかりです。
この機会に、災害時の避難場所や避難方法について、改めて家族みんなで確認しておくのもいいかもしれませんね。

 

ちょっとお得なパソコン(iPhone,Android,iPad含む)活用術

2021/09/22

kobayashi2

 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
 

 最近、携帯電話の料金が大きく変わってきています。大手キャリアでも3GBで千円未満という格安さです。

 私は2015年に大阪まで行って格安SIMを契約してきた人ですから、大いに気になるところです。

 

 どこが"お得"とかは人それぞれ使い方にもよりますので、しっかり調べましょうとしか言えませんが、携帯プランやキャリアを変更したくなった場合、いろいろと準備をしておく必要があると思っています。

 主な準備事項は次のようになると思います。

 

①現在の通信量の把握(月の総通信量とアプリごとのおおよその通信量)

 月々の通信量を知ると、次に契約するプランの見当をつけることができます。ここで、出先で動画を見ないのに毎月3GB以上通信量が発生している人は、無駄な広告を見せられている可能性があります。LINEやYahoo!、Facebookなど、「自動的に動画を再生しない」という設定があるので、ちゃんと設定しておくだけで通信量を大幅に削減できる可能性があります。
 

②支払内訳の把握(基本料金、通話料金、端末分割料金など)

 現在の支払額と、プラン変更後の見込み額を計算して、毎月の経費がどれだけ抑えられるかワクワクしましょう。

 

③契約期間と解約時の違約金の有無

 プラン変更のタイミングも重要です。違約金などがない場合はいつでも構いませんが、違約金が発生する場合は契約期間満了までの月数と支払う違約金の金額、プラン変更した場合のお得金額を天秤にかけて判断することになります。

 

④キャリアメール利用の有無

 大手キャリアのお安いプランや格安SIMはキャリアメールが使えません。なので、キャリアメールをバリバリ使っている人は、フリーメールなどへ変更しておく手間が発生します。

 

⑤利用端末のキャリア対応とSIMロック(使っている端末をそのまま使いたい場合)

 キャリアを変更する場合、使っている携帯が新しいキャリアに対応していないことがありますので、事前に調べておく必要があります。また、対応機種ではあるもののSIMロックという縛りで特定のキャリアでしか使えないように設定がされている場合もあります。多くはショップで解除できるはずなので、さっさと解除しておきましょう。

 

 事業所で社員に携帯電話を持たせている場合や、個人事業主が個人の携帯を業務に活用している場合など、固定費削減が狙えるかもしれませんよ。

 あと、私が言っていることがよく分からない方は、おそらく携帯料金を抑えることができるので小林に相談です。(広島市内事業者に限る)

AIと新型コロナ

2021/09/01

姫野コーディネータ

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。

 

 コロナ禍が長引いており、心身共に不安な毎日を過ごしておられることと思います。
 今年の夏も猛暑かと思えば豪雨や長雨など、気が休まることもないですね。
 
 さて、今回のテーマ『AIと新型コロナ』としましたが、『google コロナ予測』と検索し『広島』を見ると、写真のよ

うなサイトが表示されます。

 

COVID19 Hiroshima  2021-08-30 .png

 左軸は「PCR検査陽性者数(予測)」、右軸は「入院治療を要する者」ですが、何も対策がされなければ、9月

 23日には陽性者数1,400人、入院を要する人数が8,500人程度になると予測されて

います。

 恐ろしい数字です。
 
 また、国の「内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室」でも「COVID-19 AI・シミュレーションプロジェクト」として同じくAIを活用した感染対策を行なっていま

す。

 このように、コロナ禍においてAIの利活用が飛躍的に高まったと言えるのではないでしょうか。

 
 IT向け情報サイト「ZDNet Japan」ではこのようなことが書かれてい

内閣官房 2021-08-30 .png

ます。
 (https://japan.zdnet.com/article/35169071/)  『2020年は世界が混乱と不安に陥った1年だったが、人工知能(AI)の分野は着実に成長し、技術の探求も進んだ。それは新型コロナウイルスがもたらした危機のせいだったのか

しれない。・・・』
 
 課題はあるとはいえ、特に医療分野でAIを活用し、また、テレワークでZOOMなどのコミュニケーションツールがありますが、背景を消したり入れ替える技術もAIが活用されています。 
 もちろん、懸念点もあります。
 
 『コロナ禍で「AI規制」「ブロックチェーン停止」「クラウド停止」に注意すべき理由』
出所:TechTargetジャパン(https://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/2107/21/news01.html)のように『AIエンジンから偏見(バイアス)を取り除くにはどうすればよいか』というのが懸念の1つとしてあります。

 
 そうです、「AIもデータにより間違った結論を出す」のです。

 
 そう言う意味からも、最初の『google コロナ予測』が的中しないことを期待していますし、AIが減少することを予測していくようになれば、と思っています。
 
 中小企業支援センターも新型コロナ対策を継続して行なっておりますので、ご協力をお願いできればと思います。
 
 また、ご来所の皆様も、少しでも調子が悪い場合は遠慮せずにご連絡を頂ければと思います。
 
 早く、コロナ禍が終息し、日常が取り戻せるよう、願ってやみません。

ラジオ体操

2021/08/25

中小企業支援センター 土佐所長 がんばる中小企業と創業者を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の土佐です。


 オリンピックは終りましたが、新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。広島市でも1日の新規陽性者数が過去最多になるなど本当に危険な状況にあります。こうした状況に対して国や県は、ワクチン接種の奨励、人流の5割削減、出勤者の7割削減などを要請しています。

 私も休日や平日の夕方以降の外出をできるだけ控えるように努めているところであります。しかしながら、外出を控えて家にいると、狭い家の中でテレビや携帯を見たり、横になってゴロゴロすることが多くなり、精神的な鬱屈感とともに、体力も低下していることを実感します。

 このため、コロナ禍で始めたのが、朝のラジオ体操です。ラジオ体操は小学校時代は夏休みの課題としてやっていましたが、当時は有り余る体力があり、こんな体操何になるのかと馬鹿にしていましたが、近年、近くの公園などで高齢者が集まってラジオ体操をする姿を多く目にするようになりました。それでためしに毎朝テレビでやっているラジオ体操をやってみたのですが、本気でやると2~3分の体操で結構負荷がかかり苦しいことに気がつきました。自分の体力が落ちたことと、ラジオ体操の負荷がちょうどバランスが取れたのだと思います。新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない現在、私は、少しでも体力を維持して抵抗力をつけるため、人のいない時間帯での散歩や毎朝のラジオ体操を行うこととしています。

2台持ち

2021/07/14

創業支援担当 竹内主事

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・竹内です。
 

 私は、ここ5年くらい電話専用にガラケー、ウェブサイトの閲覧やSNS用には8インチのタブレット端末を使っていました。

 長らくこの2台体制で過ごしていたのですが、最近の携帯電話料金の値下げなどを機にガラケーをスマホに変えることにしました。ついにスマホデビューです!!

 ただ、スマホに変えたのは良いのですが、ここで悩みが。。。
 スマホもタブレットもできることは変わらないかなと思っているので(細かいことを言えば違うところはたくさんあると思いますが、ヘビーユーザーではないので。)タブレットとの2台持ちをどうするかです。

 タブレットも5年も使えば買い替え時期を迎えそうだし、再びタブレットを購入するか?スマホ1台だけにするか?悩ましい(´Д`)ハァ...

 こんなときは、ITコーディネータの資格を持ったモバイル系に詳しい職場の先輩に聞いてみよっかな(´∀`*)ウフフ

見本市等出展助成金(後期)の募集が始まりました!

2021/06/23

経営革新担当 岸野主事 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・岸野です。

 

 昨年は、新型コロナウイルス感染症による影響で、見本市等が延期・中止となり、商談の機会が奪われた中小企業の方々も相当な数に上るのではないでしょうか。

 

 残念ながら当センターでも、助成金の採択後、展示会の中止により数社が出展を辞退されました。

 

 このような状況を踏まえ、これまでリアル見本市等を想定して、二次利用が可能と思われる電子カタログや電子チラシ等を対象外としていましたが、今年度からオンライン見本市等への出展の対象経費を拡大しました。

 

 オンライン見本市等では、コンテンツ制作は必須であり、リアル見本市等と同等の支援内容とするため、二次利用が可能であっても、Webサイトに掲載するためのデジタルコンテンツ制作費も対象経費となりました。

 

 研究開発及び創意工夫により実用化・商品化したものを、令和3年10月1日から令和4年3月31日までの間に開催される見本市・展示会等(オンライン見本市を含む。)に出展する事業が対象となりますので、市場開拓にぜひご活用ください。

 

公募期間:令和3年6月15日(火)~7月16日(金)必着

       (土曜日、日曜日及び祝日を除く)

 

◇お申し込みなど詳細はこちら

 

ちょっとお得なパソコン(iPhone,Android,iPad含む)活用術

2021/05/26

kobayashi2

 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
 

 前々回のブログでGoogleが画像の無料・無制限バックアップサービスを2021年5月末に終了するとお伝えしました。今回は、その続きです。

  

 日々増殖する写真の保存場所として、Googleフォトに変わる無料・無制限のサービスはあるのか。答えは...「現時点ではなさそう。」です。

 

 では、どうするのか。

 私は、「Amazon Photos」を当面、使ってみようと思っています。Amazonのプライム会員であれば、写真の保存が無制限というサービスです。プライム会員である必要があるので、完全に無料という訳ではありませんが、私の場合は元々プライム会員であったので追加支出はありません。

 あと、動画は5GBまでという制限がありますが、それでも、プライム会員であれば5人まで家族や友人などを招待して、招待された人も写真の保存が無制限というメリットがあります。これなら、我が家の写真バックアップは何とかなりそうです。

 

 実際にAmazon Photosアプリを使ってみましたので、簡単に手順をお伝えしておきます。

  1.まずは、Amazonのプライム会員である人がAmazon Photosアプリをインストール

  2.Amazon Photosアプリの「ファミリー」から家族を招待

  3.招待された家族がAmazon Photosアプリをインストール

  4.招待された家族が自分のAmazonアカウントを使用(作成)しログイン

  5.招待された家族がファミリーへの参加を「承諾」

 大体、こんな流れです。

 

 分かりにくかったのは、招待された家族が本人のアカウントを作るのか、プライム会員である私の親アカウントを使うのかでした。結論は、「本人(家族)のアカウントを使って(作って)ください。」無料アカウントでOKです。

 プライム会員である親アカウントで家族がログインすると、その人の端末にある写真が親アカウントのAmazon Photosに統合され、秘密の写真がバレバレになりますw

 同一人物が複数の端末を使っている場合は親アカウントでのログインで問題なさそうですが、別人(家族)の場合は別アカウントでAmazon Photosのファミリーに参加すれば、その人は追加料金なしで無制限に写真を保存し、親アカウントとは別に管理できるようになります。(ま、普通に考えれば使う人が違うので、アカウントは分けるべきなんですよね。)

 

 あとは、Googleフォトへ蓄積してきた写真をダウンロードして、Amazon Photosへアップします。ファイルサイズが大きくなるので、パソコンを使いました。最後にGoogleフォトへの自動バックアップを停止して完了です。これで、しばらくの間は写真のバックアップに悩まなくて済みそうです。( *´艸`)

小さな赤い虫、調べてみると

2021/05/12

創業支援担当・城戸主幹

おはようございます。

がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター創業支援担当の城戸です。

 

毎年この時期になると我が家のブロック塀に1mmくらいの小さな赤い虫が動き回っているのを見かけます。小さいので気付かないことの方が多いのですが、時々大量に動いているのを見つけることがあり、その時は 「気持ち悪っ」 と思うものの、いつの間にかいなくなるのであまり気にしていませんでした。

 

今年もゴールデンウィーク中に見つけたので、ためしにGoogleレンズで撮ってみるとタカラダニと判明。「えっダニ?」 いやいやそれ放っておいちゃダメでしょ。
調べてみると、春先には日本中どこにでも出没する虫で、見られるのは5~7月頃の期間限定。いま発見されているのは全てメス。人を刺すことはないが、潰すと赤い色素が付着したりその体液がアレルギーを誘発する可能性がある。駆除するには高圧洗浄機で一気に洗い流すのが効果的。等々

 

とりあえず、放っておいても問題なさそうなことは分かりました。あとは最近何にでも興味津々の2歳の孫が触ってしまわないよう注意しておけばOK。えっ、それなら駆除するほうが簡単で確実なんじゃないかって? ・・・ うーん確かに。こんど洗車する時にブロック塀にも思いっきり放水しとくかな。

 

タカラダニ.jpg(画像はウェザーニュースより)

 

サイバー攻撃の恐怖

2021/04/28

姫野コーディネータ

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。

 少し前のニュースで「JAXAなどにサイバー攻撃か、中国共産党員を書類送検」というのを見た方もいらっしゃるかと思います。

 
 しかし、「サイバー攻撃」と言われても何だかすごい攻撃だ、自分には関係ないかも・・・と思う方もいると思いますが、本当にそうでしょうか。
 
 サイバー攻撃は、別名「サイバーテロ」とも言われており、サーバやパソコンなどのコンピューターシステムに対し、ネットワークを通じて破壊活動やデータの窃取、改ざんなどを行うことを言います。
 
 実際には特定の組織や企業、個人を標的にする場合や、不特定多数を無差別に攻撃する場合があり、その目的もさまざまで、金銭目的のものもあれば、ただの愉快犯的な犯行も多くありますし、国家レベルで行なわれていることもあるため、やっかいなのです。

 
 その種類としては以下のように沢山の方法があります。
 ・・・「標的型攻撃」「ランサムウェア」「水飲み場型攻撃」「クリックジャッキング」「フィッシング詐欺」「サプライチェーン攻撃」「ビジネスメール詐欺」「キーロガー」「ガンブラー攻撃」「DDoS攻撃」・・・などなど、何だかおどろおどろしい名前が並んでいますが、全て「攻撃」です。
 
 では、それらの「攻撃」を受けないためにはどのようにすれば良いのでしょうか。
 
 基本的にどのような形で仕掛けられるかわかりませんので、「攻撃を受けても最小限の被害にしかならないよう準備する」しかないのです。
 
 つまり「防御」や「自衛」をするだけなのです。
 
 もちろん、攻撃されたらやり返したいという話もありますが、国家レベルではそれもあるでしょうが、普通はそのようなことはできません。
 サイバー攻撃には「倍返し」は通用しません、「守る」しかないのです。
 
 時々、「セキュリティソフトを入れているから大丈夫」という方もいらっしゃいますが、セキュリティソフトには限界があり全てが守れないのです。

 では、どうすればよいでしょうか。
 
 できることとして「重要なデータは複数の安全な所へ保管(バックアップ)する」ことです。
 
 データを取られるのも、もちろん良いことではなく困ったことですが、そのデータが消えたり、破壊されることもありますので、そうなると業務が出来なくなります。
 しかし、元のデータさえあれば、できるだけ早く業務再開ができます。
 (原因追及はもちろん行なわなければいけませんが・・・) 
 
 とにかく、データはこまめにバックアップを取り、パソコンの動作など何かおかしいなと思ったら、直ぐに専門家に相談することをオススメします。
 

令和3年4月人事異動

2021/04/21

中小企業支援センター 土佐所長 がんばる中小企業と創業者を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の土佐です。


 今年の広島の春は、桜が3月11日に全国で1番初めに開花し、桜前線はもうすぐ北海道に上陸すると聞いています。日本は南北に本当に長いなと実感しています。

 さて、春は人事異動の時期です。当センターにおいても人事異動が行われましたので報告いたします。

 まず、転出者ですが、経営革新担当で商店街や専門家派遣を担当しておりました浅木主幹が、市の広島駅周辺地区活性化担当に、創業支援担当でセミナー等の開催を担当しておりました河野主査が南区の仁保公民館に異動いたしました。

 次に転入者等は、このブログですでに挨拶しておりますが、久米主任が市の選挙管理委員会から14年ぶりに復帰いたしました。また、平野主事が新規財団採用職員として配属されました。少しでも早く戦力になってくれることを期待しています。

 

 現在、新型コロナウイルス感染症は、収束の見通しが立たない中、関西圏を中心に第4波が危惧されております。こうした状況を踏まえて国は、事業再構築を支援する事業を開始いたしました。当センターでも窓口相談や専門家派遣などを通じて支援を行うことができますので、ご相談ください。



お別れの季節ですね

2021/03/24

kobayashi2

 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
 

 もう3月も終わってしまいますね。うちの子供も卒業式を済ませ、多くの友達ともお別れです。

 

 お別れと言えば、我が家の車とお別れすることになりました。(;´Д`)

 年式も古かったのですが、家族が事故を起こしてしまいましたので、もうお別れすることに決めました。

 

 事故自体は常にリスクがある中で車を運転している訳ですから、仕方ないと思っていますが、その後の対応に失敗がありました。

 

 我が家の車には危険な運転を防止する目的でドライブレコーダーを付けていましたが、事故後、ドライブレコーダーの記録を確保しておきたくて、メモリーカードをすぐに抜いたようなのです。

 ITに詳しい方ならすぐにヤバイ行動と分かりますよね。ドライブレコーダーは常にメモリーカードへ画像の記録を行っています。正しい手順で終了させなければ、書き込みが中途半端で記録が残らない可能性があります。ましてや、記録中にメモリーカードを引き抜いちゃったりすると、大切なデータはほぼ間違いなく消えてしまいます。

 

 案の定、データは残っていませんでした。こちらの正当性を主張しようにも記録がありません。_(:3 」∠)_
 

 基礎的な知識があれば、今回の失敗は防げていました。ただ、基礎的な知識だと思っていたのは家族の中で私だけだったようなので、これは私のミスです。みなさんも事故を起こしたら、慌ててドライブレコーダーのメモリーカードを引っこ抜かずに、ちゃんとエンジンを切ってから抜きましょう。

 

 さて、次の車は何にするかな( *´艸`)

トラップU管の交換にチャレンジ!

2021/03/03

経営革新担当 岸野主事 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・岸野です。

 今日は、令和3年3月3日です。ゾロ目を見ると「ワクワク」するのは私だけでしょうか。

 さて、先日のことですが、ベランダに設置している手洗いシンクを使った際、配管からちびちびと水が漏れていました。恐らく、1月の寒波で配管が凍結し、ひび割れたのだと思います。年に数回しか使うこともないため、補修用テープで済まそうと思ったのですが、DIYブームに乗っかって交換してみることにしました。

 商品は、近所のホームセンターで購入し、いざ交換という時に配管を締めるナットのサイズが45mmと大きく、自宅にある工具では対応できないことに・・・

 新たに、工具を購入する手もあったのですが、職場に車いじりの好きな後輩が工具を持っているとのことで、後日、借用して無事に交換することができました。

 事前準備の大切を改めて感じたDIYでした。

 


 シンク.jpgフラップU管.jpgシンク新.jpg

    (交換前)     (トラップU管)     (交換後)

立春

2021/02/03

創業支援担当 竹内主事

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・竹内です。
 

 今日は立春ですね。暦の上で今日から『春』の始まりですが、まだまだ寒いですよね。

 とはいえ、先日、春の味覚を見つけましたよ(^^)v
 フキノトウです!

 定番かもしれませんが、私の好きな食べ方は蕗味噌(ふきみそ)ですね。

 細かく刻んだフキノトウを油で炒めて、味噌と砂糖で味付け。

 フキノトウならではのさわやかな香りと苦みに味噌の味が加わり、白いご飯にピッタリです。

 旬の食材は季節ごとに起こりやすい体の不調を整えてくれる効果が期待できるそうです。
 春の食材には新陳代謝を促進させ、冬の間に溜まった体内の老廃物を排出してくれる効果があるとか。
 これから暖かくなると、菜の花・わらび・筍などなど春の食べ物が沢山出てきます。
 旬の食材をたくさん味わって体調管理に気を付けたいと思います。

令和3年(2021年)年頭にあたってのご挨拶

2021/01/06

中小企業支援センター 土佐所長 あけましておめでとうございます。

 がんばる中小企業と創業者を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の土佐です。


 さて、2021年の年頭の挨拶を行うにあたりまして、特に今年は昨年を振り返ることは不可避ではないでしょうか。2020年は、新型コロナウイルスの猛威に、市民生活や企業の経済活動が翻弄された1年でした。毎日のようにテレビや新聞で感染者数や関連記事が出ない日はなく、4月から5月にかけては緊急事態宣言も発令されました。人が家にとどまり、往来を止めることがこれほど経済活動に大きな影響を与えるということを実感した年はかつてありません。広島も11月からの第3波では、全国的にも多くの感染者が判明し、県や市で感染拡大防止のための各種方策に取り組んでいるところでございます。

 

 今回の新型コロナウイルス感染拡大の影響は、中小企業の方々の資金繰りを直撃し、当支援センターでは国のセーフティネット保証の広島市における申請受付窓口として多くの中小企業や金融機関の方々への対応をしてまいりました。また、当センターでは、いい店ひろしま顕彰事業や各種セミナーを休止したり、延期するなど事業遂行に大きな影響もありました。

 

 このように、大変厳しかった2020年でしたが、2021年は新型コロナウイルスのワクチンが一部で接種が開始されるなど明るい兆しが見え、延期された東京五輪・パラリンピックも開催される予定であります。

 広島市中小企業支援センターでは、ウイズコロナを意識して新しい生活様式や企業活動の下、中小企業の資金繰り支援や経営の相談、創業者支援などに、職員一丸となって取り組む所存でありますので、本年もよろしくお願いいたします。

 

公益財団法人広島市産業振興センター
中小企業支援センター
所長  土 佐  計







デジタル化の大波

2020/12/09

姫野コーディネータ

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。

 さて、今年のユーキャン新語・流行語大賞が「3密」に決まりました。


 ノミネートはされていませんが「デジタル化」という言葉もよく聞いた気がします。
 首相が代わり公共・自治体のアナログ対応(紙)を改善するため、「デジタル庁」の創設と、それに連動した「印鑑廃止」が良く見聞きする内容ではないでしょうか。

 

 ところで、一般的にはデジタルと言えばカセットテープからCDのようなイメージではありますが、国が進めているのはデジタル化でもDXです。

 

 DXというと昭和時代の車のグレードで実は一番下の・・・ではなく、「Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)」の略称です。

 

 詳細は割愛しますが、意味を簡略に記載しますと、デジタル技術を浸透させて生活をより良いものへと変革することであり、そのためには今までの価値観や枠組みを根底から覆すような革新的なイノベーションをもたらすものということです。

 

 ですので、単なるデジタル化でもないのです。

 個人的には、デジタル化第三の波と呼んでいます。

 

 身近な話で言えば、例えば補助金や助成金などの申請は、いままで紙に記載し捺印し提出していたと思いますが、既に一部ではパソコンなどの電子機器とインターネットを活用したもので申請を行なっていくということが行なわれており、今後はマイナンバーカードを利用した認証で印鑑を廃したり、全てデジタル化となるという話があります。

 

 つまり、何をするにもパソコンとインターネットがなければ何も出来ないという時代が到来しているのです。

 

 皆様の周りにも「デジタル化」の大波が押し寄せてきていますので、パソコンが苦手だとか、紙でなければダメだということがないように準備を進めて行く必要があるのではないでしょうか。

旧暦 → 新暦 → 経費削減

2020/12/02

創業支援担当・城戸主幹

おはようございます。

がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター創業支援担当の城戸です。

 

今年も残り1か月。何かと慌ただしい12月ですが、一般に旧暦といわれる太陰太陽暦(天保暦)が使われていた明治5年(1872年)は12月2日が大晦日でした。

つまり翌日は明治6年(1873年)1月1日。この日から太陽暦(グレゴリオ暦)に替わり現在まで続いています。
この改暦の実施が発表されたのは約3週間前の11月9日。突然1年の終わりが1か月早まることになり、すでに発売されていた翌年の暦も変更に。日本中に大きな混乱を招いたようです。

 

この急な改暦は、明治政府の財政状況が逼迫していたことが大きな要因でした。

改暦により、政府は官吏の給与2か月分の支払いを免れ、さらに官吏の休業日を大幅に減らすことに成功します。(なぜ2か月分なのか興味のある人は調べてみてください。旧暦の仕組が分かりますよ。)
近代化のためには諸外国と同じ暦にした方が合理的という表向きの理由はあったのかもしれませんが、なかなか無謀な経費削減策ですよね。
今同じようなことをするとシステムの改修などで逆に莫大な経費が掛かりそうですが ・・・ というか、そもそも無理ですか。

 

ちょっとお得なパソコン(iPhone,Android,iPad含む)活用術

2020/11/18

kobayashi2

 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
 

 私ごとですが、10年弱使っていたiOSスマホからAndroidに変更してもう1年経ちました。スマホとタブレットとPCのハイブリッド運用?を模索中です。

 

 実は、今回のブログ掲載にあたり11/10に原稿を書きました。

 要約すると、iPhone使っている人結構いますよね。→iPhone自体の容量とかiCloudの容量で困っている人が多いと思います。→写真をGoogleフォトへバックアップすると、スマホやiCloud上の写真が削除できてイイ感じ。

 このような内容でした。

 

 が、しかし!11/11にGoogleが画像の無料・無制限バックアップサービスを2021年5月末に終了すると発表しました。私が書こうとしていたGoogleフォトへの無料バックアップが使えなくなるということ。

 あらら~。とうとうこの時が来てしまいましたか。私のブログ意味ないじゃんw

 ということで、書き直しです。

 

 日々増殖する写真の保存場所として、Googleフォトに変わるサービスはあるのか...

 現状では分かりませんw 新しいサービスが出てくるかもしれないし、Googleが無料・無制限のサービスを止めるのですから、他のサービスがあったとしても将来どうなるか分かりません。

 

 では、どうするのか・・・様子見ですね(; ・`д・´)ドヤ

 

 とりあえず、来年5月末まではGoogleの画像無料・無制限バックアップサービスは使えるということですから、現状、スマホが写真でパンパンの人はGoogleフォトを使ってスマホの中の写真をバックアップしておく。この作業の必要性がぐっと高まったということですね。

 

 あとは、この先の半年間で状況がどのように変わるのか、変わらないのか、様々なサービスを比較検討しながら様子を見る。

 個人的には、どこかのクラウドサービスにお金を払って写真を預けるとすると、一生そのサービスから抜けられなくなりそうで嫌なんですよね。

 かと言って、外付けHDDを買って自分で管理するにしても、HDDは壊れるものです。写真データがある日突然無くなる可能性がありますからね。

 

 続きはまた今度。さて、どうしようかな_(:3 」∠)_

 

宮島の大鳥居

2020/10/28

経営革新担当 岸野主事 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・岸野です。

 

 先日、約1年振りに宮島弥山の登山ついでに、宮島のシンボルである大鳥居を見てきました。

 

 というのも、令和元年6月17日から大鳥居の屋根の葺き替えや塗装の塗り替えのための大規模な保存修理工事が現在も行われているのですが、令和2年4月9日からこの大鳥居を覆っている、防護ネットを、中が見えやすく網目の粗いものに取り換えるという記事を目にしていたからです。

 

 この背景には、文化庁が文化財保護への理解を促すため、工事現場を地域に伝える広報活動として力を入れられ、厳島神社もこの動きを踏まえて、観光客の方々に工事の様子が見えやすくなるように交換したとのことでした。

 

 残念ながら当日は、土曜日で工事風景は見られませんでしたが、確かに、以前に比べてより鮮明に見ることができました。防護ネットに覆われた大鳥居や工事風景が見られるのは非常に珍しいことだと思いますので、これから宮島を訪れる方はチェックしてみてください。

 

大鳥居宮島.jpg

御笠浜からの大鳥居


 

緑の癒し

2020/09/30

創業支援担当 竹内主事

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・竹内です。
 

 暑さ寒さも彼岸までと言われるように、暑さも落ち着き秋の風を感じるようになってきましたね。
 とは言え、夏の暑さで疲れが溜まっているこの時期は体調を崩しやすいので皆さまお気をつけください。

 さて、この夏はコロナ禍で外出する機会が減り、家にいることが多かったわけですが、ある日買い物に出かけたときに1鉢の観葉植物に出会いました。売場の整理のためか無造作に棚に置かれ、鉢が少し傾いた状態に(ノД`)・゜・。値下げもされていて、このままでは売れ残って処分されてしまうのではないかと思い、ついつい買ってしまいました。

 今にも枯れてしまいそうなくらい弱々しい状態のまま持ち帰り、水をやって葉っぱをきれいに拭いてやると2日後には見違えるほど元気になりました!購入から1ヶ月後には新しい葉っぱが出るなど順調に育っています。
 同時に買った他の2鉢もすくすくと育ち、合計3鉢の観葉植物たちは室内に緑の癒しをもたらしてくれています(´▽`)

令和2年の夏

2020/08/19

中小企業支援センター 土佐所長 おはようございます。

 がんばる中小企業と創業者を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の土佐です。


 今年の夏もお盆を過ぎましたが、新型コロナウイルス感染症が拡大して、市民生活が制限されるとともに企業の経済活動にも大きな影響が生じております。

 私共、広島市中小企業支援センターでは、3月以降、広島市におけるセーフティネット保証等の認定申請の受付窓口を担当し、中小企業の皆様の資金支援を担っています。認定申請は、当センター及び広島市本庁舎(5階:産業立地推進課)で行うとともに、7月28日以降は郵送での申請も可能となりました。新型コロナウイルスの影響で、まだまだ資金需要は高いものと存じます。お困りの中小企業の皆様は、是非当センターに気軽にお電話いただきたいと思います。

 さて、新型コロナウイルスの影響で特に変わったことの一つは、学校ではないでしょうか。学校によって多少の違いはありますが、授業時間の不足を補うため夏休みが2~3週間に、最も短いところは、お盆の週だけの9日間とも聞いています。さらに、秋の運動会、文化祭、修学旅行なども中止されるなど子供達の学校での思い出が少なくなることはとても残念なことです。

 ところで、私が小学校の高学年になった頃のことですが、家で新聞を取っていました。新聞は漢字だらけで大人が読むものと決めつけていましたが、ある日、何気なく新聞を見ると、知っている漢字がたくさん載っていて読めるのです。とても不思議な感じでした。学校での勉強が社会生活で役に立つということが分かったエポックメーキング的な出来事でした。

 コロナ禍で、普段の夏とは違う令和2年の夏ですが、将来、子供達が有意義であったといえるよう大人がフォローしていく必要があるのではないでしょうか。 

 



「ニュー○○○○」 コロナ禍時代を生き抜くために

2020/08/12

姫野コーディネータ

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。

 

 雨ばかりの7月から一転、暑い8月になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

 「コロナ禍」の話題ばかりですが、みなさまもどうか御自愛を頂ければと思います。

 さて、タイトルの「ニュー○○○○」ですが、今までだと直ぐに思い浮かぶのが「ニュータイプ」とか「ニューディール政策」とかですが、今だと「ニューノーマル(New Normal)」ですよね。


 「New Normal」の意味は「新たな常態・常識」「新常態」「新しい正常」と訳されていて、コロナ禍時代=新たな常態であるという意味で、再び、利用されています。

 実はコロナ禍で耳にするようになった、新しい言葉に聞こえる「ニューノーマル」ですが、2007年に起こった世界金融危機=リーマン・ショック時に金融上の状態を意味する表現として生まれた言葉のようです。


 つまり、一連の危機の前後で生じた、かつては異常とみなされていたような事態が非連続な構造的な変化が起きた結果として「新たな常態・常識」が生じているという認識の表現として使われています。


 ちなみに当時、アメリカでは流行語になっていたようで、その提唱者とされたのは、「パシフィック・インベストメント・マネジメント (PIMCO)」 代表のモハメド・エラリアン氏だそうです。


 それではコロナ禍による「ニューノーマル」で何が変わっていくのでしょうか。


 ビジネスで考えると、短期的な収益の追求よりも社会レベルでの感染拡大防止や感染予防が最優先されることとなります。


 具体的には「衛生管理の徹底」「ソーシャルディスタンスの尊重」「非接触(タッチレス)の実現」の3つが世界共通の主要キーワードとして追求されています。


 特に注目されているのはIT、ICTの更なる利活用ではないかと思います。


 その中でも「テレワーク」という言葉が一般的になりました。


 私自身は、10年以上前からテレワークを推奨していました。その時はあまり理解していただいていませんでしたが、まさか、このタイミングで普及するとは思ってもみませんでした。


 それまでは、それほど注目をされていなかったZOOMやTeamsなどの「インターネット(WEB)・ミーティング・ツール(以下、WEBミーティング)」が脚光を浴びています。


 今や、セミナーや講演会もインターネットを通して行なわれることが多くなりました。


 一番の実感として、WEBミーティングで地方と中央の格差が少なくなったことです。


 東京などに行かなくても、有名人の講演会を聞くことができる、打ち合わせができるなど、様々なメリットを感じています。


 もちろん、「集中できない」「雰囲気が判らない」「交流が出来ない」などデメリットもありますが、ニューノーマル時代として、ITやICT利用により、それらの格差がなくなれば、新しいビジネスも生まれるかもしれません。


 個人的には今後のキーワードは「展示会(見本市)」のIT、ICT化だと思います。


 これから、コロナ禍によるニューノーマル時代を生き抜くため、様々なサービスや商品も登場するでしょう。


 今までの常識にとらわれない、新しいビジネスが広島の地から生まれることを期待しております、と同時に、それらのご相談にも応じられるよう、常に最新動向と情報にアンテナを張っておこうと思っています。



「ハコの日」に段ボールの話

2020/08/05

創業支援担当・城戸主幹

おはようございます。

がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター創業支援担当の城戸です。

 

今日8月5日は「ハコの日」。普段あまり意識することはありませんが、私たちの身の回りには様々な箱があります。

オンラインショップを利用することが多い我が家にもよく段ボールの箱が届きます。

 

ところで、この段ボール、元々は全く違う用途で開発されたって知ってますか。

情報サイト「気になる話題・おすすめ情報館」によると、1856年にイギリスで当時流行していたシルクハットの内側に取り付けるものとして開発されたそうです。

帽子の通気性やフィット感を良くするために波状に作られ、汗や湿気を吸い取るように紙が素材として選ばれました。

 

1870年代にはアメリカやドイツに伝わりガラスの梱包材として使われるようになります。その後、波状の紙に平らな紙を貼り付けた片面段ボールや両面段ボールが開発され、1894年に段ボール箱が生まれました。

 

その後も段ボールは進化を続け、最近では段ボール製の家具なんかも売られてますよね。そういえば何年か前に宮城県石巻市の梱包材加工会社が段ボールを使ってイタリアの高級スポーツカー「ランボルギーニ・アヴェンタドール」の実物大模型「ダンボルギーニ・アヴェンダンボール」を作って話題になったことがあります。

そのうち段ボール製の車が普通に街を走る時代が来るかもしれませんね。

 

ちょっとお得なパソコン(iPhone,iPad含む)活用術

2020/07/22

kobayashi2

 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
 

 お久しぶりのブログです。前回は2月だったので、もう5か月経過。このペースだと年間2回しか私の順番が回ってきません。もっと書いてもいいのですよw

 

 私ごとですが、iPadを購入してもう1年半。スマホとタブレットとPCのハイブリッド運用?を模索中です。

 

 最近、やっと気づいたことがあります。スマホやタブレットを業務に活用するための必須作業(だと思います)です。

 それは、何か特別なアプリを使うとか、個人としての作業効率を追求するとかそういうことではありません。皆さん使っているアプリが違いますし、スキルも違いますから、それぞれ頑張ってねとしか言えません。

 今回は「個人では完結しない部分」これをどのように効率的にするのか、そのための基盤は何なのかに気づいちゃったので、書きます。

 

 難しそうに書きましたが、一人で完結しない仕事をやるために、まず必要なもの・・・答えはズバリ「連絡先」なのです。

 

 は?(;・∀・)

 

 と思っちゃうほど「連絡先」というキーワードにパンチが無いですが、連絡先ってどうしてますか?思いついた時に手入力ですか?スマホとタブレットの連絡先は同期してますか?そこにあるデータはPCでも使えますか?何も考えていなければ、バラバラで運用しているはずです。

 スマホやタブレット、PCなどの端末にはそれぞれ得手不得手があります。それぞれでお得意の作業をさせ、どのような端末からでも関係者と情報を共有できる。これが理想ですよね。様々な端末から、様々な関係者と情報共有する基盤は、連絡先の統一的運用なのです。

 

 連絡先の管理としてまず頭に思い浮かぶのは名刺管理アプリですが、名刺管理アプリで読み取った情報は、名刺管理アプリ内へストックされただけです。他のアプリでその情報は使えません。連絡先はスマホやタブレットの基本機能ですから、名刺管理アプリ内の情報を連絡先と同期してやることで、電話やE-mailを他のアプリの宛先として容易に活用できるようになるのです。

 

 このスマホやタブレットで活用している連絡先は、同一のOS、アカウントであれば統一的運用が容易です。しかしiPhoneとWindowsなどOSが異なる場合はどうしましょう?
 これは、例えば、スマホの連絡先をGoogleの連絡先と同期してやることで、Googleアカウントを使う全ての端末での連絡先の活用が可能となります。
 

 誰も教えてくれない大切な事(たぶん)。

 2段階認証などのセキュリティ対策をしっかりしたうえで便利に使って行こ~( *´艸`)

創業チャレンジ・ベンチャー支援事業の応募者募集

2020/05/27

創業支援担当 竹内主事

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・竹内です。

 当センターでは、広島市内で創業を目指す方や事業開始後間もない中小企業者の有する優秀な事業計画に対して、経営、資金の両面から総合的な支援を行い、広島市経済の活性化を図ることを目的とした「創業チャレンジ・ベンチャー支援事業」を実施しています。

 6月15日(月)から7月31日(金)までの間、本年度第2回目の応募者を募集します。

 創業にあたり、事業計画書を作りたい方や今後の計画を見直したい方などの応募をお待ちしております。

 創業チャレンジ・ベンチャー支援事業の詳細は、以下のページをご覧ください。

 https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/sougyou/sougyou05.html

あと150日

2020/02/26

創業支援担当 竹内主事

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・竹内です。

 2020年東京オリンピックの開会式まで今日を入れてあと150日となりましたね。

 前回のリオデジャネイロオリンピック・パラリンピックからもう4年が経とうとしているなんて、「あっという間」「早いなあ」と感じています。


 創業支援担当として業務にあたっていると、創業を希望される方や創業間もない方々の話を聴くことも多く、日々刺激を頂いているので余計にそう感じてしまうのかもしれません。


 話は戻りますが、2020年7月24日に開会式が行われるオリンピックは33競技が実施され、オリンピックの開会式から約1ヶ月後に開会式が行われるパラリンピックでは22競技が実施される予定です。

 どの競技も目が離せない熱戦が繰り広げられるものと思います。
 個人的には、野球・バドミントン競技に注目していますが、いざ始まってしまうと競技問わずテレビに見入ってしまうことと思います(∩´∀`)∩
 前回のオリンピック・パラリンピックが閉幕してからの4年間、必死に努力し、出場権を手にした皆さんの活躍を目にするまであと150日、期待せざるを得ませんね。

ちょっとお得なパソコン(iPhone,iPad含む)活用術

2020/02/05

kobayashi2

 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
 

 私ごとですが、iPadを購入してもう1年。スマホとタブレットを併用した活用を模索中です。

 

 先日、iPadを業務に活用するための研究会を内輪で開催しました。その中で、私のこれまでの使い方を紹介した訳です。ここで名刺管理アプリの使用感について、テスト運用の結果比較なども行いました。

 

 どの名刺管理アプリのどこが良い、悪いということはここでは言いませんが、セキュリティに関する評価の視点が私には欠如していたことが判明しました。完全に個人の趣味レベルでした。業務で使えるのかと検討しているのですから、ここを外して考える訳にいきません。

 

 ということで、事後報告がてら調べてみました。

 一般的に名刺管理アプリに求められるセキュリティとは、通信の暗号化、データセンターのセキュリティ対策、プライバシーマーク取得など運用面での取組みに分類されるのではないかと思いますので、ここを中心に調べます。

 結論から言うと、名刺管理アプリを開発している企業はそれぞれで何かしらの対策に取り組んでいる。(小林が調べた範囲ですので、活用にあたってはご自身で確認してください)ということが分かりました。

 

 あとは、それを利用する我々がどのレベルで満足するのかという判断をしておかなければいけないし、我々自身も運用の仕方にも気を使い、リスクを最小限にとどめる努力をしなければいけない。つまり、社内での運用ルールを定めておかなければならない。業務に使おうと考えるなら、こんなことに気を配らねばと、今更のように気づき、考えが整理できた訳です。

 

 そのほかにも、「管理したいのは名刺か連絡先か」、「どんどん増える連絡先をどう整理するか」などなど・・・こんなことにも気づけるなんて、研究会って楽しいな~( *´艸`)

ITシステム「2025年の崖」

2020/01/22

姫野コーディネータ

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。

 

 経済産業省(以下、経産省)が2019年3月にレポートとして発表した『DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~』(以下、DXレポート)がIT業界に衝撃を与えていますが、IT業界における「2025年の崖」とは何でしょうか。※DXレポートはこちらからご覧になれます。

 
 IT業界における「2025年の崖」とは、「複雑化・老朽化・ブラックボックス化した既存システムが残存した場合に想定される国際競争への遅れや我が国の経済の停滞となる」と定義されています。

 
2025年の崖

 

 つまり、2025年までに予想されるIT人材の引退やサポート終了などによるリスクの高まりなどにより経済全体が「停滞」を引きおこすということです。

 
 具体的には2025年に21年以上稼働しているレガシーシステム(時代遅れになってしまった古いコンピューターシステムのこと)がシステム全体の6割を占めると予測されていることから、今後、これらのシステムを刷新する必要があり、この刷新の波に乗り遅れた企業は多くの事業機会を失うことからこれを「崖」と呼んでいるのです。

 
 では「2025年の崖」が生まれた背景はなんでしょう。
 
 一番の原因は、企業のレガシーシステムの問題の本質として、自社システムの中身がブラックボックス化している、つまり、ユーザー企業は自社のシステムの内部構造が複雑化し、自分自身で修正できない状況に陥っている状態が原因と言われています。
 
既存システム問題点の背景

 
 それを解決する方法として、まずは「見える化」指標による診断と仕分けや「DX推進システムガイドライン」を踏まえたプランニングや体制構築、さらにはシステム刷新計画策定、共通プラットフォームの検討などの必要性を説いています。

 

 それをわかりやすく書いた本が『IT負債 基幹系システム「2025年の崖」を飛び越えろ』(室脇慶彦:著)ですので、是非、読んでみてください。
 

IT負債












 国としてもそれは「重大なこと」と捉えており、今年度もIT導入補助金などの政策でIT化を後押ししていくようですので、これからのシステム更新やITベンダーとの関わりが、果たしてこれで良いのか、今のうちに検証していく必要があると思います。

 当支援センターでも、ご相談に応じますので御利用ください。

テクノロジーの進化と区間記録

2020/01/15

創業支援担当・城戸主幹

おはようございます。

がんばる中小企業と創業者を全力で支援する 「広島市中小企業支援センター創業支援担当の城戸です。

 

今年の正月もなんとなく最後まで見てしまいました、箱根駅伝。

青山学院大学が2年ぶり5度目の総合優勝を果たした今年の箱根駅伝は、全10区間のうち7区間で区間新記録が生まれるなど、これまでにない高速レースでした。

その要因のひとつと言われているのが、多くの選手が履いていたナイキの厚底シューズ。

アディダスと契約している青山学院大学の選手も全員がナイキを履いて走りました。

(表彰式ではアディダスに履き替えていたそうですが)

 

反発力のあるカーボンファイバープレートを特殊素材のフォームで挟んだ厚底シューズは、軽く、推進力が得られ、脚へのダメージが少ない画期的なモデルとのこと。

同様のシステムを採用しているメーカーは他にもありますが、現時点ではナイキが一歩リードしているようです。

 

世界中の顧客から集めたビッグデータをAIで解析して、理想的な走りとフォームをはじき出し、それを可能にするよう開発された厚底シューズですが、選手にはこのシューズを履きこなすスキルが求められます。

進化し続けるテクノロジー。それに対応するトレーニングができた選手やチームが記録を塗り替えていくんでしょうね。どこまで記録が伸びるのか楽しみです。

 

令和2年(2020年)年頭にあたってのご挨拶

2020/01/08

中小企業支援センター 土佐所長 あけましておめでとうございます。

 がんばる中小企業と創業者を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の土佐です。


 さて、今年は1964年以来、2回目の東京オリンピックが開催されます。1964年当時の私は、6歳で保育園の年長組、残念ながら、前回のオリンピックをリアルタイムの映像として覚えておらず、殆どが記録映画やビデオ映像での記憶です。

 オリンピックや万博などの巨大なイベントは、膨大な費用はかかりますが、ハード・ソフト両面で広く国民に影響を与えます。前回の東京オリンピックでは新幹線や首都高速道路などのハードが整備され、現在でもその恩恵は続いています。また、ソフト面では、その時代を生きたみんなが、「女子バレーの東洋の魔女に感動した」とか、大阪万博で「アメリカ館に3時間並んで月の石を見た」などの記憶が、同じ価値観として幅広い年代の方々に共有されることは、一過性のイベントであったとしても本当に大切で有意義なものではないかと思います。そのオリンピックが、2020年の今年また開催される。どんな感動があるのか今からワクワクしています。

 

 ところで今年は「子(ねずみ)年」で、株式相場の格言では、株価は上昇し繁盛するといわれていますが、オリンピック景気が終了して景気に陰りが出るのではという心配もあります。

 広島市中小企業支援センターでは、こうした状況に対応するため、常に、窓口相談、専門家派遣、創業者支援など各種支援制度を用意して、中小企業の皆様の課題解決のお役に立つよう職員一同努めてまいりますので、本年もよろしくお願い申し上げます。



公益財団法人広島市産業振興センター
中小企業支援センター
所長  土 佐  計







冬の健康管理

2019/12/18

経営革新担当 岸野主事 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・岸野です。

 

 インフルエンザが流行する季節になりました。と言っても今年は、10月ごろからニュースに取り上げられるなど全国的に例年より早く流行しているようです。

 

 さて、私の冬の健康管理といえば、毎年、インフルエンザの予防接種を受けることと冬のシーズンだけ養命酒を飲んでいることです。

 

 養命酒を飲み始めたきっかけは、子供の頃、祖母がよく「これを飲んだら元気になる」と言っていたのを思い出し、数年前から試しに飲み始めたところ、風邪をひいたかなというときでも、翌日には何ともなく、自分に合っていると感じたからです。

 

 これまで運良くインフルエンザにかかったことがありませんので、これからも「ちびちび」と続けていきたいと思います。

ちょっとお得なパソコン(iPhone,iPad含む)活用術

2019/11/06

kobayashi2

 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
 

 私ごとですが、iPadを購入してもう半年ちょい。スマホとタブレットを併用した活用を模索中です。

 

 今回は、アカウントのお話です。

 私はiPadを購入した際に、"仕事用にしたい"との思いから、新規にアカウントを作りました。仕事用として使うGoogleアカウントを新規に取得した訳です。

 

 アカウントは1つでいいんじゃないの?と思われるかもしれませんが、私の場合、基本的にはスマホは個人利用。タブレットは仕事利用としたかったので、単純に考えてもアカウントは2つ必要なのです。利用するアプリの目的によって、登録するアカウントを振り分けていきます。

 

 しかし、実際の運用面を考慮すると、端末とアプリとアカウントの組み合わせをきっちりと分けることができません。

 例えば、電話機能はスマホにしかありませんので、仕事用の連絡先(電話番号)はスマホにも表示させたいですし、仕事で写真を撮りたい時にも、わざわざiPadを構えるのも恥ずかしいですw。ちょっと仕事でスマホを使いたいってことがあるんですよね。

 

 ここで、アカウントのハイブリッド運用(?)の出番です。

 まずは連絡先。スマホの連絡先には、個人用と仕事用の連絡先をどちらも表示させてやります。iPhoneでもandroidでもできます。複数のアカウントをスマホに登録して、どちらの連絡先機能も使うことにする。これだけです。

 連絡先が多すぎて分からなくなる場合には、どちらか一方を非表示にすればスッキリ運用も可能です。

 連絡先の登録には名刺の読み取りアプリを使っています。iPadでは仕事用アカウントを使って名刺の情報を仕事用の連絡先に自動追加。スマホでは個人用アカウントで個人の連絡先に自動追加とします。すると個人用と仕事用の連絡先をアカウントで切り分けて管理しつつ、スマホからは全ての連絡先を確認できちゃいます。

 

 こんなことをやっていると、利用するアプリとID、パスワードの管理が複雑になってきます。なので、個人用と仕事用でそれぞれアプリとID、パスワードの組み合わせをメモしてオンラインストレージで管理し、スマホとiPadで共有します。

 

 簡単に書こうと思いつつ、複雑になっていくw・・・もっと良いやり方があるなら聞いてみたいな~( ̄ρ ̄)

感動のラグビーワールドカップ

2019/10/09

創業支援担当 竹内主事

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・竹内です。

 

 

 9月20日から11月2日まで日本で開催されている「ラグビーワールドカップ2019」。

 ラグビーのルールについてはあまり詳しくないのですが、スポーツが好きな私はテレビで観戦しています。テレビ見ていると細かいルールやファウルについて解説を出していただいているため、素人の私でも楽しませてもらっています。
 
 先日9月28日に行われた日本とアイルランド戦。

 アイルランド有利と言われていた中での勝利。選手皆さんのチームワークと諦めない心に感動しました。


 さらに、感動は試合内容や結果だけでなく、試合の後にも待っていました。

 試合終了後に両チームの選手が観客席へのあいさつを済ませてロッカールームに引き上げる際、先にあいさつを終えたアイルランドの選手が花道を作って日本の選手を拍手で迎え入れ、日本の選手が全員通り過ぎた後には、今度は日本の選手が花道を作ってアイルランドの選手を迎え入れるという光景が映し出されました。

 その光景はとても美く、感動し、泣きそうになってしまいました(´▽`)

 
 全力で戦ったあとにお互いを称え合う光景ってサイコーですね。

歯ヂカラ

2019/09/12

創業支援担当・城戸主幹

おはようございます。

がんばる中小企業と創業者を全力で支援する 「広島市中小企業支援センター創業支援担当の城戸です。

 

9月5日発表の1か月予報によると、向こう1か月は全国的に、気温、降水量とも平年並みか平年より高そう(多そう)です。

まだまだ蒸し暑い日が続くのかも。スカッとした秋晴れが待ち遠しいですね。

 

ところで、今月は「歯ヂカラ探究月間」です。歯を丈夫で健康にするガム「リカルデント」などをブランドに持つモンデリーズ・ジャパンが制定。

夏は食生活が乱れがちで歯の体力=歯ヂカラも弱まる傾向にあることから、食生活をリセットする機会でもある9月1日から30日までの1か月間を、歯が本来持っている力を見直し強化するなどの探究時期にしようと提唱しました。

 

昨年11月に広島市役所で開催された平成30年度「8020」いい歯の表彰式では、80歳以上で20本以上の歯を持った方700名(男性292名、女性408名。平均年齢81.4歳、最高年齢は95歳。)が表彰されています。

 

親知らずを除く28本の歯のうち、少なくとも20本以上自分の歯があれば、ほとんどの食べ物を噛み砕くことができ、おいしく食べられるそうです。

全身の健康にも大きな影響がある歯。しっかりメンテナンスして食欲の秋を楽しみましょう。

 

野生動物

2019/09/10

中小企業支援センター 土佐所長 おはようございます。

 がんばる中小企業と創業者を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の土佐です。

 暑かった夏も終盤を迎えた感がありますが、まだまだ、残暑は続きますので油断されないように体調には気を付けて下さい。

  

 さて、秋は実りの季節ですが、山に住む野生の動物たちも冬に向けて体力をつけるため活発に捕食活動を行うことになります。

 私が実際に遭った野生動物を挙げると、県北の民家の軒先の木で柿を食べていた猿、ゴルフ場では、タヌキや鹿にあいました。特に鹿は、カートでコースを移動していたところ、木陰の涼しげな場所があり私が休もうとしたら、そこには立派な鹿が先に3頭(宮島の飼いならされた鹿とは別物)涼んでおり本当にびっくりしてしまいました。また、最近、夜に西区の団地を車で走行していると、前方に、2匹の動物が見えました。猫?、タヌキ?と思い近づくとなんと猪の親子でした。車のライトにもおびえることなく堂々していました。車に乗っているからいいものの、本当に野生感満載で怖い。

 以前は人と野生動物の間に里山などバッファーゾーンがありましたが、人間による開発が進むとともに、過疎化などで里山整備が置き去りにされた結果、人と野生動物がいきなり遭遇して不幸な事件も発生しています。野生動物にも生きる権利があり、知恵を出して野生動物の計画的な保護・管理が進んでいくことを期待しています。なお、まだ遭ったことはありませんが、熊にだけは絶対に遭いたくないものだと思います。

 

来年の今ごろ

2019/08/01

創業支援担当 竹内主事

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・竹内です。

 

 今日から8月ですね。
 今年の広島は平年より4日遅く、昨年より16日遅い梅雨明けとのことで、やっと夏本番!という感じです。


 私は先日、横浜スタジアムに広島東洋カープと横浜DeNAベイスターズの試合を観に行ってきました。
 2年ぶりに行った横浜スタジアムは少し様子が変わっていて、特に目を引いたのがライト側スタンド4階に新設されたウィング席。
 1塁側の内野席から外野席にかかる上段部分に位置しており、堂々たる存在感。
 2020年2月頃にはレフト側スタンドの増築・改修工事も完了するようで、訪れたときには工事真っ只中でした。


 試合の結果はさておき、この横浜スタジアムは2020年東京オリンピックの野球・ソフトボール競技の主会場に予定されています。

 2020年のオリンピックってまだまだだなぁと思っていたはずなのに...(;・∀・) 

 来年の今ごろ、自分が立っているこの場所でオリンピックが行われているのかぁ。と、その状況を想像すると胸が熱くなってしまいました(*´▽`*)


 暑い日が続きます。体調管理に気を付けて夏を乗り切りましょう!



ちょっとお得なパソコン(iPhone,iPad含む)活用術

2019/07/23

kobayashi2

 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
 

 私ごとですが、iPadを購入してもう半年。スマホとタブレットを併用した活用を模索中です。

 

 今回は、Apple Pencilでメモしたい時のお話です。

 私はApple PencilとiPadの組み合わせ「自然に書いている感(?)」に感動して業務への活用を直感し、購入してしまった訳ですが、実際に使おうと思うと、いろいろと課題が見えてきます。

 

 例えば、「何に」書くのか?Apple PencilとiPadを組み合わせると、手書きで自然なメモが書けることが分かっています。しかし、その時使っているアプリは何なのか?アプリによって機能も違うし、できることも効率も変わってくるはずです。

 

(以下、小林のテスト時点のお話です。)

 白い紙にフリーで書くなら、メモアプリが標準で準備されています。が、使ってみると...拡大・縮小ができません。テキストによる文字入力の上に手書きはできません。つまり、テキスト文章に添削メモっぽくできません。ん~、いまいち私の求めるものではないな~。

 

 Wordの文章に添削する場合はどうでしょう。前提として、私が購入したiPad PRO10.5ではWordは有料版となりますので入れていませんw

 Wordはそのまま開くとgoogleのワープロソフト「ドキュメント」に変換されました。しかし、ドキュメントでは編集はできてもApple Pencilが使えません_(:3 」∠)_

 

 いろいろ試した結果、添削作業に割り切って(編集作業はパソコンで)、WordはPDF化してメモを書き込むことにしました。これならPDFは標準の「ブック」アプリで開けますし、純正アプリなのでApple Pencilも使えて、入力済みの文字の上に手書きも可能。なんですけど、手書き中にスクロール(ページ送り)が効きません。ページを変えるには手書きモードを一旦終了しなくてはダメなようです。面倒くさっ!これも違うんだよな~(;´Д`)

 

 様々なテストを繰り返し、結局たどり着いたのは...有料手書きメモアプリの購入でした。無料のアプリで済ませたかったのに心折れましたわ_( _´ω`)_ペショ

久しぶりのマニュアルミッション車(MT)

2019/07/16

姫野コーディネータ

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。

 すごく個人的な話しですが、先日、久しぶりにマニュアルミッション車(MT)に乗る機会がありました。

 ・・・といっても借りたものですので、ほんの1時間程度です。


 その車はマツダCX-3でしたが、なんと6速MTでした。
 しかも、すごくギアの繋がりが良く、軽く操作できる素晴らしいMTで進化を実感しました。

 不思議なものでMT車に乗るとなぜか「車を操っている」感が強くなります。(決してスピードを出したいと言うことではありません)

 自身の車遍歴になりますが、免許を取得してから数年間はMT車で、その後、オートマ車ばかりでしたが、車好きが高じて同時に最大4台所有していたこともあります。
 その中の2台はMTで、それをレース仕様にしてB級ライセンスを取得し、週末はサーキットに走りに行っていたなど、今思えばバブルでした。(サーキットの狼の影響もありますが・・・)

 お陰様でほぼ毎年、車を買い換え、給料の大半を車に注いでいましたね。

 今は「動けば良い」「目的を果たせば良い」ということで全く執着はしていませんのでオートマ車ですが、不思議なことにゲート式ばかりを好んで購入しています。やはり潜在的にMTライクな操作が好きなのだと思います。

gateat.jpg



 レース車も今はオートマ車が増えてきましたが、遊んでいる左手と左足を使いギアを切替えるのは、もしかしたら昨今の「踏み間違い事故」が減る可能性があるかもと思っています。

 つまり、MTはクラッチを切るという操作も出来ますので、もしかしたら高齢になるほどMTがよいかもしれないです。
 ※参考記事:MT車(マニュアル)とAT車(オートマ)の事故率はどちらが高いのか?

 全体的にはMTが壊滅状態のなかで、マツダ車がMTを残していることで、なんだか急に魅力的に思えてきました。
 次をどうするか・・・嬉しい(?)悩みが増えました。

夏バテ対策は食事から

2019/07/11

創業支援担当・城戸主幹

おはようございます。

がんばる中小企業と創業者を全力で支援する 「広島市中小企業支援センター創業支援担当の城戸です。

 

昨年は海外の主要メディアで 「命にかかわる猛暑」 などと報道された日本の夏。

近年は猛暑だけでなく豪雨に対する備えがより重要になっていますが、夏バテしやすいこれからの時期は食事にも気を配りましょう。

 

夏バテ対策に効果のある食べ物というと、「土用の丑」⇒「うなぎ」 と連想する人は多いと思います。 ビタミンAやビタミンB群など、疲労回復や食欲増進に効果のある成分を多く含むうなぎですが、一方で、脂肪が多く高カロリーのため、弱った胃腸には負担が大きいとも。

 

土用の丑の日 (今年は7月27日) には少し早いので、今日食べるとしたら 「ロコモコ」 なんかどうでしょう。 ご飯の上にハンバーグや目玉焼きを乗せ、グレイビーソースをかけた日本でもお馴染みのハワイ料理。

そう、今日7月11日は 「ロコモコ開きの日」なんです。 暑い日本の夏を乗り切るために、疲労回復、スタミナアップに役立つロコモコを多くの人に食べてもらおうと、ハワイ州観光局が制定したそうですよ。

 

夏バテに効く食材や料理法はいろいろありますが、私はあれこれ考えず、冷たいビールと楽しい食事で、蒸し暑い夏を乗り切りたいと思います。

 

はじめてのスキー

2019/07/09

中小企業支援センター 土佐所長 おはようございます。

 がんばる中小企業と創業者を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の土佐です。

 今年は記録的に遅い梅雨入りとなりましたが、昨年のような豪雨がないことを祈らずにはおられません。「備えあれば憂いなし」もしもの時に備えた対策を、個人でも企業でも是非準備しておいてください。

  

 さて、梅雨が明ければ、次は暑~い暑~い夏がきます。このため、今回は涼しい気分を味わっていただくために、私が初めて行ったスキーの話をしたいと思います。

 初めてのスキーは、少し遅くて私が25歳の時でした。当時東京で生活しており、同僚からスキーに行こうと誘いがあり、スキーをしたこともないためとても不安でしたが、これも経験と割り切り行くことにしました。

  

 当時、後楽園球場の近くから深夜バスで信州にスキーに行くツアーがあり、それに乗って行くことになりました。深夜の後楽園に数多くのバスと若者が集まっている光景は本当に壮観でした。初めてのスキーは白馬で、慣れないバスに揺られて一夜を過ごしました。一夜明けると一面の銀世界、スキー場に近づくにつれて道路の両側には高い雪の壁が出現しました。

 スキー場に着き、スキーの板や靴などを借りるためショップを訪問したところ、自分ではどれにしていいの分からず、同僚に下にもショップがあるので見に行こうと案内されました。その地下室には1階よりもはるかに多くのスキーの板や靴が揃っており、さすがは信州、地下室も備えているのかと感心しながら、適当なものを選び初めてのスキーを楽しみました。

 

 スキーから帰る道すがら、突然思いつきました。あの地下室は本当は1階で、1階と思っていた場所は夏は2階ではないかと。同僚にその話をすると、当たり前だろう的な回答でしたが、冬の白馬は3mも雪が降り、それを見越した店づくりをしていることに本当に感心してしまいました。涼しくならなくてすみません。

そろそろ賑やかに

2019/05/30

創業支援担当 竹内主事

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・竹内です。

 

 ゴールデンウイーク中に実家の田植えも無事に終わり、ほっとしているところです。
 田植えをする前には、田んぼに水を入れ、代かきを行うわけですが、代かきが終わるとどこからともなく燕のつがいが現れ、軒先への出入りが始まります。
 出たり入ったりを繰り返し、巣を作るのに適した場所かどうかの偵察をしているようです。

 この燕たち、毎年のように偵察に来て一度は巣作りを始めるのですが、どうも居心地が悪いのか途中で止めてどこか他の場所に行ってしまうことが続いていました。

 しかし、今年は2匹の燕が泥や枯草をせっせと運んできて柱にくっつけています。
 ゴールデンウイーク中に始まった偵察。立派な巣が完成し、最近は巣の中でじっとしているので、もしかすると卵を産んで抱卵しているのかも(´▽`*)

 軒先では、しばらく賑やかな日が続きそうです^◇^^◇^^◇^

ちょっとお得なパソコン(iPhone,iPad含む)活用術

2019/05/21

kobayashi2

 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
 

 私ごとですが、iPadを購入してもう4か月。スマホとタブレットを併用した活用を模索中です。

 

 今回は、購入したiPadの通信環境のお話です。

 基礎知識として少し説明しますと、iPadはwi-fiモデルとwi-fi+cellulerモデルがあります。

 wi-fiモデルはwi-fi環境があれば使えて、基本的に通信は無料。端末本体は少し安いですが、外出先ではテザリングで運用することになります。なので、出先でiPadを利用したい時には、その都度テザリングを許可してやる手間が発生します。(起動→設定→テザリングオンくらいの手間ですが)

 一方、cellulerモデルは携帯電話の回線を使いますので、通信が有料です。本体も少し高くなります。ただ、起動すればすぐに使えます。

 

 ここで、払わなくていいお金は払いたくない私が選んだのは・・・実はwi-fi+cellulerモデルなんです。

 

 タブレットの利用シーンを考えたとき、使いたい時にすぐに使えることは、私の中でかなり優先順位の高い項目でした。wi-fi環境が整備されている室内で利用するだけでなく、外出先でも使いたい。その時、タブレットを起動する度に、「設定ひらいて、テザリングはどこかな~」なんて作業やってたら、絶対に後悔する!そんなの無理!ってことでwi-fi+cellulerモデルにしました。

 あとは、支払うコストをどれだけ抑えられるか・・・私の通信会社の場合、今の携帯電話の利用制限(3GB/月)の中でsimカードを月々300円で追加できるサービスがありましたので、これに決定です!( *´艸`)

 

 ということで、私のiPadはwi-fi+cellulerモデルで月額300円のローコスト、ストレスフリーを実現しております。携帯電話と合わせても月々2,000円くらい。

 こんな運用の話を聞きたい人は、小林に電話だー (  ̄д ̄)] モッシモーシ

「サブスク」 大流行

2019/05/15

姫野コーディネータ

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。

 今年度も中小企業支援センターのコーディネータとして在籍しております。よろしくお願いいたします。

 さて、みなさまは「サブスク」という言葉をご存じでしょうか。

 サブスクは「サブスクリプション=Subscription」を略したもので、製品やサービスなどを一定期間利用する事に対して、代金を払うシステムのことをいい、身近には新聞購読サービスなどがあるかと思います。

 2019年2月2日号の「週刊ダイヤモンド」での特集記事は「トヨタ・パナ・ソニーも参戦 サブスク革命」でした。

 いま世界中で「サブスクリプション」が大流行していて、日本でも珈琲から自動車までさまざまな業界で広がってきています。

 具体的には音楽配信サービスとしてのAppleMusicやSpotifyなどが一番わかりやすいと思います。これらのサービスでは、どれだけ音楽を聴いても一定の料金となり、そのことで音楽を買うということがなくなり、生活そのものが変わったのではないかと思います。


 あと、一番大きいのはソフトウェアではないでしょうか。

 従来はCD-ROMなどといった媒体によって販売され、購入した利用者は、永続的に使用することができる「買い取り形式」でしたが、一時期に費用がかかることや、バージョンアップなど料金が発生し、そのため、いつも最新ソフトウェアを活用できないなどの問題がありました。

 サブスクリプションであれば、いつでも最新版を活用できるなどメリットが大きいです。

 例えば、マイクロソフトではOffice365というサービスでは月額使用料となり、何年かおきにあったOfficeソフトウェアのバージョンアップ費用が不要になりました。


 「所有する」から「使用する」流れはこれからも加速していきそうです。

5月9日は「アイスクリームの日」

2019/05/09

創業支援担当・城戸主幹

おはようございます。

がんばる中小企業と創業者を全力で支援する 「広島市中小企業支援センター創業支援担当の城戸です。

 

今日、5月9日は「アイスクリームの日」です。 一般社団法人日本アイスクリーム協会が、毎年この日を中心に各地でイベントを行い、アイスクリームのPRを行っています。 もちろん広島でも。

 

同協会によると、古代のアイスクリームは今のシャーベットのようなもので、お菓子としてではなく健康食品として利用されていたそうです。

日本人がアイスクリームと出会ったのは江戸末期。 幕府が派遣した使節団がアメリカで食べたのが最初で、そのおいしさに驚嘆したと伝えられています。

そして明治2(1869)年、日本で最初のアイスクリーム「あいすくりん」が誕生します。 当時、庶民にとっては贅沢品だったようですが、今では、いつも冷蔵庫の中に入っているという家庭も多いのではないでしょうか。

 

1月に発表された「アイスクリーム白書2018」を見ると、2018年の夏は猛暑の影響か、調査対象者の5割近くが前年の夏に比べてアイスクリームを食べた回数が増えたと答えています。

さて、今年の夏はどうなるでしょう。

 

令和の時代

2019/05/07

中小企業支援センター 土佐所長 おはようございます。

 がんばる中小企業と創業者を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の土佐です。

 楽しみにしていた10連休のGWもあっという間に終わってしまいました。なぜ、楽しみは待つのが長く、過ぎるとあっという間なのでしょう。いつも不思議でなりません。

  

 さて、いよいよ令和の時代がやってまいりました。今書いているパソコンも初めは「れいわ」と打っても別の字が出ましたが、2度目からはちゃんと「令和」と変換するようになりました。学習能力が高いですね。これからは何百回、何千回と変換していくことでしょう。

 

 ところで、現在日本の最高齢者を調べてみると、福岡県在住の116歳(明治36年:1903年生まれ)の女性とのことです。明治、大正、昭和、平成、令和と5つの時代を生きてこられたことになります。この方は日本一、世界一でもありますが、私の身近な方で思い出すのは、小学校1年(昭和40年:1965年)の時に近所に住まわれていた当時94歳の男性のことです。足腰はしっかりして、柔和な顔で、物静かな方だったことを覚えています。今から思うとその方の生まれた年は、1965年から94年をひいた1870年前後になります。1870年と言えば、明治3~4年頃になり、その方が物心つくころは、まだ、西郷隆盛など明治維新の元勲も生きていて、もしかしたら、日清、日露の戦役にも従軍されたのかもしれません。何かすごいなと感心してしまいます。そういえば、テレビで、比較的長生きした徳川慶喜を実際に見たことがあるという90歳台の女性がいたのを思い出しました。

 

 昨今、元号が必要か否かの議論が出ていますが、西暦もわかりやすくていいのですが、私の場合、生まれてこの方起きた出来事は、何故が元号(昭和〇〇年、平成△△年)で記憶していることが多く、いまでも今年は昭和94年だったよなと認識して過ごしており、これからも変わらないのではないかと思います。古い人間ですが、令和の時代も広島市中小企業支援センターをよろしくお願いします。

 

コインパーキング

2019/03/28

中小企業支援センター 土佐所長 おはようございます。

 がんばる中小企業と創業者を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の土佐です。

 はやいもので、平成30年度もあとわずかになりました。最近は、テレビでも平成最後の〇〇という言葉が盛んに使われています。30年前、個人的には少し違和感を感じた「平成」もすっかり定着し、改元されるとなると何となく寂しい感じがします。

 話は変わりますが、近年、都心部はもとより、郊外でもいたるところにコインパーキングの看板がでているのを目にします。調べてみるとコインパーキングは、平成の初めにバブル経済崩壊後、土地の有効活用方法の一つとして生まれたといわれています。駐車違反は、緊急車両の通行や作業の妨げになるとともに、重大な交通事故や交通渋滞を引き起こす要因であり、その根絶は社会的要請でもあります。このため、平成18年(2006年)の道路交通法改正で駐車監視員業務が規定され、駐車違反の取り締まりが強化されました。その結果、駐車需要も高まり相乗的にコインパーキングが増えたと思われます。


 このように、規制が強化されたり、緩和されるとそこには新たなビジネスチャンスが生まれてきます。来年度は、入管法の改正、働き方改革、改元、消費税率の引き上げなど、新たな規制緩和等が数多く行われることとなっています。そこには必ず新たなビジネスチャンスが眠っています。皆様方におかれましては、いち早く正確な情報を入手し、アイデアを駆使してビジネスチャンスをつかんでいただきたいと思います。

 なお、私共、広島市中小企業支援センターは、窓口相談や専門家派遣などの支援制度で、皆様のビジネスプラン策定のお役にたてるものと考えております。是非、来年度も積極的にご利用いただければ幸いです。

公益財団法人広島市産業振興センター
中小企業支援センター
所長  土 佐  計







次世代モバイル通信「5G(ファイブジー)」がやってくる

2019/03/19

姫野コーディネータ

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。

 このところ、新聞や雑誌、ネットニュースなどで報道され、聞き慣れてきた「5G(ファイブジー)」ですが、それが生活にどのような影響があるのか良くわからないという声がありますので、できるだけ簡単に説明したいと思います。

 まず、5Gというのはモバイル通信規格で「モバイルネットワーク第五世代技術」のことであり、現在は4G(LTE)という規格が普及しています。

 1Gはアナログ携帯電話、2Gでデジタル化とデータ通信が開始され、番号が増えていくたびに規格が進化していき、通信速度が高速になっていきました。

 ちなみに3Gで初めて世界標準規格となり、当初の開発目標だった2Mbpsの通信速度が20Mbpsクラスまで高速化されました。※bps=(ビット毎秒)通信速度のこと

 その後、更なる高速化技術「LTE(Long Term Evolution)」が開発されましたが、これは正確には3.9Gと呼ばれています。

 その後に標準化されたIMT-Advanced規格が4Gと呼ばれるもので、速度も100Mbps(理論値)まで高速化したお陰で「スマートフォン」が実用的になり、急速に普及したのです。

tusin

 さて、それでは5Gはどのような規格なのでしょうか。
 一言で表すなら「2020年代の社会を支えるモバイルネットワークを目指した規格」といえます。

 4Gのおよそ20倍の20Gbpsクラスの超高速無線通信でありながら、多数(数万台)の端末が密集している場所で安定的に、そして遅延なく通信できるというもので、ロボットなどの遠隔操作や自動運転自動車、また、大多数の人があつまる大規模スポーツイベントなどの活用を想定しています。

 東京五輪・パラリンピックを迎える2020年に実用化を目指していますので、競技会場にいながらにして、双眼鏡ではなく、スマートフォンの画面で拡大映像やリプレーを見たりできるようになります。

 例えば、サッカーのゴールシーンを会場にいながらスマートフォンで確認したりするなど、新しい観戦スタイルができ、楽しみが増えそうで、待ち遠しいです。

土の中で何かが

2019/03/14

創業支援担当 竹内主事

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・竹内です。

 

 3月6日は二十四節気の「啓蟄の日」でしたね。
 国語辞典によると、冬ごもりをしていた虫が地上にはい出るという意味とのこと。
 私だけかもしれませんが、啓蟄って1日だけかと思っていましたが、今年の場合で言うと3月6日から春分の日の前の日までが啓蟄なんですね(・。・)

 先日、野菜の種を蒔くために畑を耕していたときのこと、土の中でゆっくりと動く何かを発見しました!土の塊がゆっくり、ゆっくりと動いていて、なんとも怪しい限りです。

 なんだろう?と思って機械を止め、恐る恐る土の塊を見てみると...土にまみれた蛙でした(''◇'')ゞ
 どうやら冬眠中の蛙を起こしてしまったようで、動きは鈍く、体色もこげ茶色、まだまだ外に出て動き回るには早いようでした。
 暦のうえでは春といっても蛙たちにとっての春はもう少し先のようです。

ちょっとお得なパソコン(iPhone,iPad含む)活用術

2019/02/28

kobayashi2

 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
 

 私ごとですが、iPhoneを購入してもう?年。スマホを仕事にも活用したいという当初の思いも、名刺管理程度で安定運用となりつつあります・・・

 

 いやいや、こんなのじゃないんだ。私が求めているのは・・・

 ずっと心に引っかかっていました。スマホはパワフルなツールですが、出来ることは名刺管理だけか?もっとあるでしょ?いったい何がこの便利なはずのツール活用を阻害しているのか・・・

 

 そんな中、家電量販店でApple Pencilに触りました。なんだこの書き心地。iPadとApple Pencilの組み合わせはたまらん(今更w)iPadいいな~。欲しいな~。しかし、どう使えるのか、何か変わるのか、スマホではダメなのか・・・

 

 考えた結論は・・・"分からん!"

 使わないと分からん!やってみないと分からん!ということで、年始にiPadを購入しました。( ̄▽ ̄)ワーイ

 

 仕事柄、文章の添削も多いので、このツールなら私の仕事との親和性も高いはず。画面もスマホより大きいし、みんなで資料を見れるよね・・・なんて言うのは、いい訳なんですよ。欲しかったんです。後から理由を考えたんです。それでいいんです。買う前から悩むことに飽きちゃったんです。

 買っちゃったもんだから、ガッツリ仕事に使いたいとあれこれ設定していると、なんだ?やっぱり、いろいろ出来るじゃないか!

 

 iPadを購入してみて、これまでスマホをガッツリ仕事に使えなかった理由がハッキリしました。

 スマホは個人利用の連絡先とかも入っているので、仕事上の連絡先とゴチャマゼにしたくなかった。プライベートな端末だしなという気持ちが、アプリの活用に制限をかけていた。スマホを業務にしっかりと使えなかったのは、私の決意が甘かったからなんだ。m9(`・ω・´)ハンニンハオマエカ!

 

 仕事用と割り切った端末を入手したことで、出来ることがぐっと増えた。これでブログのネタも増えるな(ΦωΦ)

NASAの現役ビンテージ宇宙服

2019/02/14

創業支援担当・城戸主幹

おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する 「広島市中小企業支援センター創業支援担当の城戸です。

 

先月、中国の無人探査機「嫦娥(じょうが)4号」が世界で初めて月の裏側に着陸したというニュースがありました。

さらに月面で初めて植物の生育実験にも成功。 といっても正確には、月面に着陸した探査機の中でのことですが、この実験は宇宙飛行士が宇宙で食料を自給し、火星などへの飛行の中継地点として月を利用する可能性を開いたものとして評価されています。

 

ところで、宇宙飛行士といえば白い宇宙服を着て宇宙空間で作業する姿が印象的ですよね。この宇宙服、安全面の確保と快適な船外活動のためのあらゆる機能を備えた、まるで小型の宇宙船のようなもので1着1,000万ドル(約11億円)します。

 

NASAは1965年にジェミニ4号で初めて船外活動を実施しました。現在の宇宙服は81年のスペースシャトル計画で導入されたもので、改良はされていますが最初のものを使い続けており、設計寿命を大幅に超えて老朽化が激しいようです。しかも現在あるのは11着のみ。

膨大な研究費用をかけて開発された宇宙服ですが、その技術が引き継がれなかったために新しいものが作られていないとか。もちろん他にも理由はあるのかもしれませんが、ものづくり企業にとって技術継承の大切さを再認識させられる事例ですね。

 

ちなみに、この宇宙服のサイズはM・L・XLの三種類のため、船外活動をする宇宙飛行士は身長165cm以上でないとダメみたいです。でも、きっと近い将来、宇宙旅行のために誰もが気軽に宇宙服を買う時代が来ると思いますよ。

 

とんど

2019/01/17

創業支援担当 竹内主事

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・竹内です。

 

 先日、地域のとんどに行ってきました。

 無病息災や豊作を願って行われるとんど。
 この時期、各地で行われているので見かける機会も多いのではないでしょうか。


 竹で組まれたやぐらに古いお守りやしめ縄を入れて焚き上げるとんどは、近くで見ると迫力満点です。火で熱せられた竹の中の空気が膨張し、ドーン!と竹が破裂する時の音はお腹に響きます(・。・; この時の破裂で火の粉が飛んで服に穴が開くこともあるので注意が必要です!


 とんどの火で焼いた餅を食べると一年を健康に過ごせると言われているため、火が落ち着いてくると、お正月にお供えした鏡餅を竹に挟んで一斉に焼き始めます。

 ぷくーっと膨れて軽く焦げ目がついた餅を竹から外して、ぜんざいに入れていただきました。あつあつのぜんざいに香ばしい焼き立ての餅、美味い以外ありません。
 これで今年一年健康でありますように(-人-)

ちょっとお得なパソコン(iPhone含む)活用術

2019/01/11

kobayashi2

 新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
 

 私ごとですが、iPhoneを購入してもう?年。家族全員にiPhoneを渡して、IT家族を目指しています。

 

 一番下の子供は、3歳のころからYouTubeで音声検索していました。習うより慣れろ。害があるから使わせないよりも、正しい使い方を教えたい。そんな思いからでした。

 

 しかし、どうも一番下の子がスマホばかりイジっている。宿題もやっていない。やっていても適当すぎて字が読めない。これはまずいなと。_( _´ω`)_ペショ

 

 思い切って、スマホを取り上げました。ホントはスマホ使ってもいいから勉強もしてほしかった。どっちもできる方法を考えてほしかった。けれど、彼にはまだその余裕がなかったようです。

 

 取り上げた結果は私の想像のはるか上を行っていました。

 いろいろなものに興味を持つようになり、会話が増え、しっかりと字を書くようになりました。

 

 なんだこれは?(ΦωΦ)

 

 ITとは自分の人生を豊かにするためのツールとして使われるべきであって、スマホのために社会的なコミュニケーションが円滑に進まないようであれば、本末転倒です。私たちもスマホを手放してみると、新しい世界が見えてくるかもしれませんね。

平成31年(2019年)年頭にあたってのご挨拶

2019/01/04

中小企業支援センター 土佐所長 あけましておめでとうございます。

 がんばる中小企業と創業者を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の土佐です。


 はじめに、昨年を振り返りますと、広島においては7月に豪雨災害が発生して、多くの人命と財産が失われました。改めまして、被害を受けられました皆様に、心からお見舞い申し上げます。当支援センターでは、広島市、県、国と一体となって被害を受けられました事業者の皆様に各種支援策を用意していますので是非ご利用ください。

 さて、今年は「亥」年ですが、亥年というと個人的な思い出があります。小さなころから両親は私に「お前は亥年生まれだから、何でもよく考えずに猪突猛進してしまうのだ。」と言い、私も小学校の高学年になるまで自分を亥年生まれと信じていました。でもあるとき自分が「戌」年生まれであることに気づいてしまいました。それ以降、干支に関しては、「亥」と「戌」いずれも自分の生まれ年のように感じています。


 今年は、天皇陛下が約200年振りに生前退位され、新天皇即位に伴い改元が行われ、ゴールデンウィークが10連休になり、10月には消費税の引き上げも予定されています。また、中小企業を取り巻く経営環境は、人口減、高齢化の進展などを背景に、人手不足対策、情報化対応、後継者問題、インバウンド対応等など課題が山積しているものと御推察申し上げます。

 

 広島市中小企業支援センターは、中小企業の皆様にとって最も身近で、有益な支援機関として、窓口相談、専門家派遣、創業者支援など各種支援制度を用意して、中小企業の皆様の課題解決のお役に立つよう職員一同努めてまいりますので、本年もよろしくお願い申し上げます。



公益財団法人広島市産業振興センター
中小企業支援センター
所長  土 佐  計







ネット通販

2018/12/28

創業支援担当 竹内主事

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・竹内です。

 

 今ごろ?と思われるかもしれませんが、先日ネット通販を初めて利用しました。(´∀`*)ウフフ
 
 近所の小売店では中々見つけられなかったのでネットで検索したところ、ちょうどいい感じのものを発見したのです。
 欲しいなぁと思いながら、やったことないしなぁなんて考えながら、指示されるがままボタンをぽちぽちっと。あっさり注文完了です(´▽`)

 買い物に出かけて何かを買う場合、その場でお金を払って商品を受け取ってすぐ手に入りますが、通販の場合は注文してから何日か後に商品が手元に届くわけです。画面で写真を見ることはできても、色合いや質感までは手に取ってみないと分からないですから、商品が届くまでの何日間というのは、すごくワクワクしますね。
 どんな物が届くかなんて、おおよそ分かっているのになぜかワクワクします。

 なんだか、このワクワクって、ちょっとクセになりそうです(^~^;

今年一番のヒットは?

2018/12/18

創業支援担当・城戸主幹

おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する 「広島市中小企業支援センター創業支援担当の城戸です。

 

2018年も残すところあと2週間。

12月を迎えると 「新語・流行語大賞」、「今年の顔」、「今年の漢字」、「今年の数字」 等々、この1年を象徴するものがいろいろと発表されますね。

 

当センターが開催する 創業アカデミー2(現在、受講者募集中) でも、毎年、トレンドをテーマにした講義があるので、私は日経MJが毎年発表する 「ヒット商品番付」 をよく見ます。

2018年は、東の横綱に 「安室奈美恵」、西の横綱に 「Tik Tok」が選ばれました。

 

「安室奈美恵」 は、言わずと知れた平成の歌姫。昨年9月の引退発表後、ベストアルバムの発売やファイナルツアーなどによる経済効果が500億円超と言われています。

「Tik Tok」 は、15秒前後の短い音楽に合わせて口パクやダンスなどの動画を投稿するSNSアプリで、若い世代を中心に月間のアクディブユーザーが5億人とか。このアプリでブームになったフレーズ 「いい波のってんね~」 は、今年の 「ギャル流行語大賞」 で第1位に輝いています。

 

さて、来年はいったい何がヒットするのか。いち早くトレンドを掴んでビジネスに活かすことができれば、あなたのビジネスも 「いい波のってんね~」 ってなるかも。

 

ET & IoT Technology 2018に行きました

2018/12/10

姫野コーディネータ

 おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。

 2018年11月14日からパシフィコ横浜で開催された展示会に行ってきました。


 今回の全体テーマは「IoT新潮流のコア技術"エッジテクノロジー"がスマート社会を加速する」という内容であり、アジア最大規模と言うだけあって、6つのテーマゾーンに分かれて出展410社(団体)、820小間の規模でした。


 今回の展示会で多く見られ、興味を引いたのが「エッジコンピューティング」に関する技術や製品の展示でした。


 それは何?と思われた方もいるでしょうが、簡単に言えば「端末の近くにサーバーを分散配置する」というコンピュータ・ネットワークの技法です。

 つまり、最近流行の「クラウドコンピューテング」を端末に近いところに置くという考えで、特に複雑な処理が多くあるAI(人工知能)には有効であるようです。


 例えば、車の自動運転でインターネットを介して「クラウドコンピューテング」だけで処理を行うと、通信での遅延が発生するなど、実用的ではありません。

 そこで、「エッジコンピューティング」の技術を活用して遅延をなくし処理や判断を行います。


 その技術が一番進んでいると感じたのが、グラフィックボードで有名な
米国NVIDIA(エヌビディア)社の技術で、会場のあちこちで活用した製品や利用例が出されていました。


 それ以外にも、見るべき物が沢山ありましたが、また次回とさせて頂きます。

オンラインとオフライン

2018/12/07

姫野コーディネータ

 おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。

 「オンライン」と「オフライン」という言葉はよく使われていますが、元々はコンピュータ用語です。


 「オンライン」はコンピュータがネットワークに接続している状態、「オフライン」はネットワークなどで他のコンピュータに接続されていない状態です。


 コンピュータの歴史を振り返ると、元々「オンライン」で動作するのが「普通」でした。


 いわゆる大型コンピュータ(メインフレーム)では、操作や計算結果の表示などを行うのが「端末(ターミナル)」であり「オンライン」で接続されることで利用できましたが、当時のコンピュータは高額であり、大学や大企業などでシェア利用することから、利用時間などは限られていました。


 【写真:メインフレーム】
メインフレーム.jpg







 いつでもどこでも利用できる自分だけのコンピュータが欲しい、ということから生まれたのが、単体で「オフライン」で動作する、「パーソナルコンピュータ」つまりパソコンが誕生したのです。


 ここであれっ、と思ったかたもいらっしゃるかと思います。


 そうです、インターネットはコンピュータ同士が繋がっていることから、まさに「オンライン」です。


 つまり、世界中のサーバーやパソコンが接続された超大型コンピュータが「インターネット」であると考えても良いでしょう。


 そう言う意味では原点回帰かもしれません。


 結局、コンピュータは繋がることが、一番真価を発揮するということですね。

 

 

平成最後の・・・

2018/12/05

姫野コーディネータ

 おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。

 いよいよ2019年4月30日に天皇陛下が退位され「平成」が終わります。

 翌5月1日に皇太子さまが新天皇に即位され新元号になりますが、その日が刻々と近づいてきております。

 
 新年号が何になるのか、今からとても楽しみですが、このところTVやラジオなどである言葉をよく耳にするようになりました。


 それは、「平成最後の・・・」という言葉です。


 例えば、「平成最後の秋」とか「平成最後の忘年会」とか、

何でも付けてしまいます。

 振り返ってみると、平成はバブル崩壊から何だか少々暗い

停滞の時代だったように思います。

 自然災害の猛威も多くありました。


 そのようなことから、特に中小企業にとっては暗く長い

トンネルのような時代であったかもしれません。

 
 それでも、平成という時代を生き抜いてきたのが、

日本の中小企業であると思います。

heiseisaigono.jpg

 
 残り少ない平成を楽しみながら、新しい元号を迎えられたらと思います。


 皆様は平成最後の年・・・何をされますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋の味覚

2018/11/20

創業支援担当 竹内主事

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・竹内です。

 

 周りの木々も色濃くなり、落ち葉も増えてきました。

 なんとなく物悲しい気持ちにもなりますが、食べ物は美味しい季節になりましたね。

 秋の味覚と言えば、栗・柿・さつまいも・松茸・サンマなどなど沢山ありますが、私が秋だなぁと感じるのは新米ですかね。我が家で米作りをやっていて、自分も年間を通して栽培に関わることも多いせいか、春に植えた小さな苗がだんだんと大きくなり、夏には濃い緑、秋には黄金色に変わり、たわわに実った稲穂を刈り取って収穫した新米の味は格別です。(´▽`*)

 この新米と一緒に炊き上げて松茸ご飯や栗ご飯、芋ご飯も美味しいですよね。また、おかずにサンマの塩焼きなど相性ばっちりです。
 ブログを書きながらよだれが出そうです(*'▽')
 食べてばかりだといろいろ気になるところも。。。運動もしつつ、残り短い秋を満喫したいと思います。

タバコの値上げとお財布事情

2018/11/08

kobayashi2

 おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
 

 10月からタバコが値上げしてしまいました。もう何度目でしょうか。私は1日一箱(20本)弱程度の喫煙者でしたので、毎日500円がお財布から消えていくと、結構な金額になったりします。

 

 キッツイわ~(;´Д`)y-.。o○

 とか思いながらも現実からは目をそらし、なんとなくフラフラとちょっと気になっていたPloom TECH(加熱式タバコの一種)を購入していました。

 

 この商品は、タバコ1回あたり1本という消費量ではなく、「タバコ1回あたり10回吸うよね。250回吸ったらタバコ1箱分ね」という方式で消費していきます。

 この違いに、はじめはピンとこなかったのですが、使ってみると「ん?」なんか一箱が長持ちするんですけどw

 

 どうやら私はタバコ1回あたり、平均して6~7回くらいしか吸っていないようなのです。つまり、250回吸えれば、タバコ40本分くらいのボリュームということ。Ploom TECH1箱で2日以上吸えるので、結果、タバコの費用が半分以下に((((oノ´3`)ノワーイ

 

 カウントの方法を変えると経費が半額とか、経営的には会心の一撃でしたわw

食欲の秋はパスタで

2018/10/25

創業支援担当・城戸主幹

 おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する 「広島市中小企業支援センター」 創業支援担当の城戸です。

 

今日はプロ野球ドラフト会議がありますね。

昨年は7球団が早稲田実業の清宮幸太郎選手を1位指名するなか、カープは広陵の中村奨成選手を1位指名して獲得しました。今年はいったい誰を指名するのでしょうか。

 

ところで、今日10月25日は「世界パスタデー」です。

EUやイタリアのパスタ業界団体などが、毎年、この日にイベントやキャンペーンを行います。

日本でも、イタリアンレストランなどが今日限定のメニューを出したり、販促キャンペーンを行ったりして「世界パスタデー」の認知度が徐々に高まっています。

 

500種類以上あるとも650種類以上あるとも言われるパスタ。その原型となる料理は古代ローマ時代にはすでに食べられていたそうで、当時は麺状ではなく、粥状に煮込んで食べられていたとか。

日本発祥とされるケチャップで味付けしたナポリタンも今は懐かしのメニューになっていますが、相変わらず根強いファンは多いようです。

 

カープ大好きのあなた、今日はドラフト会議の中継を見ながら、ワインでも飲みつつ好きなパスタを食べて食欲の秋を満喫するというのはどうですか。

  

事件は現場で起きている

2018/10/23

中小企業支援センター 土佐所長 おはようございます。

 がんばる中小企業と創業者を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の土佐です。


 やっと暑かった夏も終わり、朝晩も涼しく、風がとても心地よく過ごしやすい季節になりました。この季節が長く続けばいいのですが、また、あっという間に寒い冬が来るのかと思うと残念な気分になりますが、この季節を存分に楽しみたいと思います。


 さて標題のフレーズは、有名なテレビドラマの主人公の台詞であり、皆さんもよく御存知ではないでしょうか。このことの本質は、企業経営の問題解決にも通じるものがあります。


 以前、私が企業からの相談を受けた時のことです。その企業は、長い歴史を有し、有能な職人も抱えた建設業の方で、新たにリフォーム用のショールームを設置したが、売上が伸びないとのことでした。

 そのショールームに行ってみると、そこには、洋菓子店、喫茶店、美容室かと見まごうような、とてもオシャレな店がありました。しかし、外観からは何をしている店かまるでわかりませんでした。このため、オシャレな外観にふさわしい看板を付けて、リフォームのためのショールームであることを明示するよう提案しました。その後、半年くらい経って経営者の方から電話があり、看板設置後お客様が増えた、お客様も何の店かわからないので、入りにくかったとのことでした。


 例えは違うかもしれませんが、キリンや象のことを全く知らない人に、口でいくらその特徴を説明しても理解できないが、一度見せると皆が理解できるように、課題・問題点の改善のためには、現場に足を運ぶことの重要性を、企業の経営者も企業の支援を行う者も 肝に命じる必要があるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

ちょっとお得なパソコン(iPhone含む)活用術

2018/09/13

kobayashi2

 おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
 

 ひさしぶりのiPhone活用術です。

(=゚ω゚)ノオヒサ

 私ごとですが、iPhoneを購入してもう?年。マンネリ化しつつあるiPhoneの活用...いやいや、世の中は進化している。新しいアプリや、以前からのアプリでも新機能の追加で、これまでとは違った活用法もあるはず!

 

 ということで、今回はGoogle翻訳です。私のiPhoneに以前から入れていたアプリですが、知らない間に超絶進化していましたw

 カメラに映った画像をリアルタイムで翻訳してくれちゃってます!(ΦωΦ)

 同じようなアプリは他にもありましたが、有料版であったと記憶しています。Google翻訳様は無料!いいね~。

 試しにひろしまの企業情報(英語版)のHPをカメラを使って翻訳させてみました。

 うむ...ま、分かればいいか。これで海外の看板も読めちゃうぜ。(oノ´3`)ノウェーイ

 

Google翻訳サンプル.JPG

 

「断捨離」 決行!

2018/08/30

創業支援担当・城戸主幹

 おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する 「広島市中小企業支援センター」 創業支援担当の城戸です。

 

家のリフォームをすることにしました。現在の我が家は2階中心の生活スタイルなんです。そこで、歳をとって階段の昇り降りが辛くなる前に生活の拠点を1階に移そうと、1階をリフォームすることにしたのです。

 

でも、その前に1階にある多くのモノをなんとかしないと工事のジャマになります。

改めて見回してみると、タンス、書棚、食器棚などの収納家具、その中に入っている衣類や雑貨に様々な食器類。他にもスチール製の家具や各種電気製品、押入れの中には収納ケースといっぱいの布団。 (うーん、モノが多すぎ!)

しかも家族構成が変わって使わなくなったものがたくさんあります。

 

昔の写真など懐かしい品々もありましたが、この際、今使っていないものは全て処分することにしました。一部の家具は人にあげて、小物はごみ収集日に少しずつ出して。残りの家具は? 布団は? ・・・ (ダメだ、当分終わりそうにない。)

 

ということで、あとは業者に回収を依頼しました。残りの不用品を手際良く部屋から搬出し、ついでに庭に置いていた古いベンチや植木鉢なども回収してもらい、1時間程で作業は終了。あっという間にトラックが満杯になりました。

おかげで1階はスッキリ。これでリフォームに着手できます。

「断捨離」 成功 \(^o^)/

 

同窓会

2018/08/28

中小企業支援センター 土佐所長 おはようございます。

 がんばる中小企業と創業者を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の土佐です。


 平成30年7月豪雨で被害を受けられた皆様に心からお見舞い申し上げます。当センター及び広島市等では、被害を受けられた事業者の皆様に対して、各種支援策(当センターHP参照)を用意していますので、是非御活用ください。

 

 さて、私は今年還暦を迎えましたが、還暦の年は、皆様方におかれましても、同窓会が大流行となっているのではないでしょうか。私も、今年、高校と中学校において還暦同窓会が開催されると案内があり、お盆に高校の学年同窓会に参加しました。

 クラスの同窓会は、5年間隔程度で開催していますが、学年全体となると卒業後25年目頃に1度開催しただけで、今回2度目、幹事の皆さんには本当に御苦労をかけたものと思います。

 

 当日は、卒業生約400名のうち151名の参加がありました。しかしながら、わかっているだけで21名の同窓生が既に亡くなっているということもわかりました。その中には、よく話をした者も何人か含まれており、胸の奥に何かとても切ない気持ちが沸き上がりました。

 歳を取ると時間の経つのが早いといわれますが、「主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価される。」とフランスの哲学者が言っており、若い時期における時間の心理的長さは、歳をとってからのそれよりも長く感じるのは事実のようです。このため、太ったり、皺が増えたり、毛が薄くなっていても、会えば一瞬で高校生の頃に帰り、思い出話に花がさきました。また、当時憧れていた人は、長い歳月を経てはいますが、凛とした姿で輝いて見えました。

 

 ところで、同窓会の日時は、盆の日曜日の夜でしたが、同じ時間帯に他の中学、高校の同窓会が2~3件開催されておりました。周年記念の同窓会やイベントは、今日のホテル業界ではなくてはならない事業の一つとなっているようであり、こうした周年記念等のようなイベントは他の業界においてもビジネスチャンスの一つではないかと感じています。

 

夏の思い出

2018/07/31

創業支援担当 竹内主事

 おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・竹内です。

 

 当センターが入居している広島ミクシス・ビルの周りには、多くの街路樹があり、この時期は朝からセミが元気に鳴いています。
 聞こえてくる鳴き声にも何種類かありそうなので、調べてみると。。。
 広島市内でよく見られるセミは6種類だそうです。ニイニイゼミ、アブラゼミ、ヒグラシ、クマゼミ、ツクツクボウシ、ミンミンゼミ。たぶん毎日聞いているのはアブラゼミとクマゼミの鳴き声かな???


 もう20年以上も前の話になりますが、セミが羽化する姿を一度だけ見たことがあるんですよ!

 セミが羽化するのは夜が多いようですが、その時は昼間、しかもたまたまです。
 ゆっくりと背中が割れて成虫が出てくる瞬間は神秘的で感動したことを今でも覚えています(≧▽≦)
 羽化したばかりの成虫って白いんですよね。


 日中のセミの鳴き声は暑さを助長しているようにも思いますが、あの羽化している時の姿を思い出すと応援したくなります。がんばれ~ヽ(^o^)丿

プラス思考で行こう♪

2018/07/19

kobayashi2

 おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
 

 突然ですが、私はプラス思考という言葉を自分で勝手に定義していますw(辞書で調べると、プラス思考とは"きっとうまくいくさ"的な考え方とされていますが、私的には、それは楽観的思考として別物で整理しています。)

 私なりのプラス思考とは、"将来の自分にとってプラスとなる考え方"です。そのために自分にできる言動を心掛けています。

 

 この将来の自分にとってプラスとは広い意味でのプラスであり、家族や友人、社会へのプラスも巡り巡って自分にとってプラスでしょ。という発想であり、決して一個人の利益のみを追求するというものではありません。

 10年以上前にこの考え方に至ってから、まだ変わっていません。なぜそのように思ったのか分かりませんが、かなりしっくりきています。

 好きなんですよこの言葉が。( *´艸`)

 

 最近、身の回りで言葉の使い方に疑問を感じることが多かったので、改めて、自分なりのプラス思考の定義を考えていましたが、なかなか発展しませんでした。

 そこで少し発想を変えてみました。私が目指していないもの、つまり"将来の自分にとってプラス"の逆は何か。キーワードは"過去の他人のマイナス"となります。

 

 あ~、これまたしっくりきた~。キタ――(゚∀゚)――!!

 過去の他人のマイナス(失敗)を責めることは、自分の感情の押し付けだと思うんですよね。失敗をしないようにと願うのであれば、改善策を提案すればいいだけ。

 未来を語ろうとした時、他人を責める言葉は必要ないはずなんです。

 私は他人を責める言葉が嫌いで、それは回避できるはずなんだと。

 おし!これからは、過去の他人の失敗を責める考え方をマイナス思考と定義しようw

 

 もともと事実は1つだったんです。それに対する対応として、過去を責めるか、未来を語るか。嫌な思いをするのか、希望に目を輝かせるのか。自分の未来は、自分の思考や言葉、行動で創られていく。だから、マイナス思考を減らして、もっとプラス思考で行こう♪

小暑の候

2018/07/05

創業支援担当・城戸主幹

 おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する 「広島市中小企業支援センター」 創業支援担当の城戸です。

今年7月7日は二十四節気の一つ「小暑」です。7月7日というと七夕を思い浮かべる人のほうが多いかもしれませんね。梅雨明けが近づき、これから本格的な暑さを迎える時期。集中豪雨が発生しやすい時期でもあるので注意が必要です。
 
さて、我が家では毎年この時期に庭のソテツが花を咲かせます。写真は10日ほど前に撮ったもので、まだ直径13センチくらい、高さ15センチくらいですが、雄花なのでどんどん大きくなり50センチを超える高さになります。
20年ほど前に買った小さなソテツが、少しずつ(1年で3~4センチ)背が伸びてきて、10年ほど前から花を咲かせるようになりました。初めて見た時は何が出てきたのかとビックリしたものです。
 
ソテツ.jpg

同じ頃からアシナガバチも巣を作るようになりました。こちらは毎年ではありませんし、作る場所も決まっていません。攻撃性は低く蛾の幼虫などを食べる益虫ということもあり、放っておくことが多いのですが、今年はちょっと事情が違いました。我が家の自転車置き場の真上に巣を作ったのです。いくら攻撃性の低いハチでもここに作られるとちょっと・・・
ということで巣が大きくなる前に駆除することにしました。仕事を終えたハチたちが戻ってきたころに殺虫剤で巣ごと一発撃退です。少し可哀想な気もしましたが仕方ありません。次に巣を作る時は邪魔にならない場所にしてもらえるとお互い平和に暮らせるのですが。
 

東京ドーム〇杯分

2018/07/03

中小企業支援センター 土佐所長 おはようございます。

 がんばる中小企業と創業者を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の土佐です。


 少し前のことになりますが、テレビのニュースで「北海道の大雪山系の一冬に降る雪の量は、およそ3億㎥です。」とキャスターが伝えていました。そのあとキャスターは何事もなかったかのように、すぐに次のニュースに移ったので、思わず一人でテレビに向かって「おいおい」と突っ込んでしまいました。3億㎥という数字は、人が普通に生活する中では経験できない数値であり、全く想像がつきません。それを無視して次のニュースに移っては、視聴者は置いてけぼりです。 

 

普通はその量をわかってもらうため、例えば「東京ドームを器にすると〇杯分になります。」(私が調べたところ東京ドームの容積は124万㎥なので、3億㎥は約242杯分になります。)ということで、視聴者にその量の多さが実感できるのではないでしょうか。

 

 このように、人に物事を伝える時や、自分が理解するためには、何かの尺度を自分で有しているとわかりやすいことが多々あります。例えば、日本の百貨店の単独店舗で一番売上の多い店は、伊勢丹新宿店ですが、その売上高は約2,700億円です。その尺度として広島の地元百貨店の福屋(八丁堀本店、広島駅前店を含む。)の売上高が約500億円であることを知っていれば、その多さがわかるのではないでしょうか。また、面積についても、当中小企業支援センターが立地している商工センターの面積が約百万坪(3.3㎢、330ha)であることを知っていれば、日本一広い琵琶湖(670㎢)は、商工センターの約200倍であることがわかり大きさの目安がつきます。 

 

 数多くの尺度や基準を持つことは、コミュニケーション能力や理解力の向上に資するとともに、事業経営にも役立つのではないでしょうか。

 

チャンス到来!中小企業こそIT利活用で効率化を!

2018/06/07

姫野コーディネータ

 おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。

 昨今は政府が目指している「働き方改革」に関しての話題が多く聞かれますが、その根底の1つとして中小企業の「業務改善」が進んでないことがあります。

 「業務改善」の解決策の1つとして「IT化」があります。

 ただ、IT化は中小企業にとってはハードルが高く、なかなか取り組めないことや、どうしても投資となるため、費用対効果を先に見通せないなど難しい事でもあります。

 しかし、昨今はクラウドシステムなど安価な使用料でIT化できる仕組みがあります。まさに中小企業の為にあるサービスだと思います。

 今年度も「IT導入補助金」という制度が始まっています。特に費用のかかる導入コストや操作説明などのソフト部分の費用が一部補助されます。
 ここでは詳細は記載しませんので、下記のサイトをご確認ください。

   「IT導入補助金サイト

 この機会をお見逃し無く、いまこそITを利活用して効率化を図ることを検討して業務改善を行い効率的な経営を目指すべきです。

 広島市中小企業支援センターでも、IT導入補助金の相談を承っております。


 特に「自社のどの部分をIT化すればよいか」「どのITツールを導入すれば良いか」など経営に直結したIT化は経営戦略と一体で考える必要がありますので、その部分から相談に応じています。お気軽にご相談ください。

音声アシスタントがやってきた!(その後)

2018/05/24

kobayashi2

 おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
 

 我が家に音声アシスタントがやってきて、もう半年。以前は、家電の操作とか音声コマンドが結構長くて、今後に期待って感じだったわけですが...

   
 やってくれましたわ(≧▽≦)

 簡単な音声コマンドで家電が操作できるようにアップデートされました。これで朝一のリモコン探しから解放されますw

  

 その他は、子どもの塾の送り迎えにアラーム設定したり、洗濯の浸け置き時間をタイマー設定したり、日用品の買い忘れ防止のために買い物リストを追加、家族のLINEにも通知して情報共有したりと、かなり生活に密着した使い方になってます。

    

 でもね~。もうちょいなんですよね~。私が欲しかったのは、天才なんですよ。何を聞いても答えてくれる天才が我が家に欲しいんです。もうちょっと時間がかかるかな~。

 秘書くらいの機能は早めに実現してほしいな。今でもスケジュールとか聞けば答えてくれるんですが、聞くことすら面倒じゃないですかw 「おはよう!」って言えば、今日のスケジュールくらいしゃべって欲しいわけですよ。

  

 また半年待つかw

都市伝説も一流ブランドの証?

2018/05/10

創業支援担当・城戸主幹

 おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する 「広島市中小企業支援センター」 創業支援担当の城戸です。

 

先月、コカ・コーラ ボトラーズジャパン(株)が、今春発売の強炭酸水を使ったテキーラカクテルのレシピを日本テキーラ協会と共同開発して中部・関西地区で飲食店向けに提案を開始したというニュースがありました。

 

この記事を見て、ウイスキーを炭酸のかわりにコカ・コーラで割った「コークハイ」が若い頃に流行っていたことを思い出しました。バブルの崩壊とともにコークハイも消えていったのかと思ったら、昨今のハイボール人気にのってまた流行っているそうで、今はホットでも飲まれています。

 

ところで、コカ・コーラには様々な都市伝説があります。よく知られているものでは、「レシビを知っているのは2人だけで、不慮の事故を避けるため2人は決して同じ飛行機に乗らない」、「原液は本社工場で作って世界中に輸出され、現地工場で薄めて出荷される」、「コカ・コーラには甘口と辛口がある」など、レシピに関するものも多くあります。

 

なぜ、このように多くの都市伝説が生まれるのか。それは、コカ・コーラが単なる飲み物としてだけでなく、アートやファッション、音楽、スポーツなど様々なカルチャーに影響を与え、人々のライフスタイルに根付いていることの表れではないかとのこと。ブランドとして認識される要素はいろいろありますが、これも一流ブランドの証のひとつなのではないでしょうか。

 

安佐動物園

2018/05/08

中小企業支援センター 土佐所長 おはようございます。

 がんばる中小企業と創業者を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の土佐です。


 平成30年度が始まりあっという間に5月になってしまいました。ところで、今年度の人事異動で、木下副所長が、広島市みどり生きもの協会の経営企画課に異動され、企画や安佐動物公園の活性化を担当されることになりました。

 安佐動物園は1971年(昭和46年)に開園しましたが、当時私は中学1年で開園当初に父と一緒に行ったのをよく覚えています。その後、社会人になってからは甥っ子を連れていったり、2~3回は行ったと思いますが、この20年近くご無沙汰しているように思います。

 動物園といえば、昨年6月に上野のパンダのシャンシャンが誕生し、とてもかわいらしい姿で入園者はうなぎのぼりです。かわいい要因を考えてみると、①丸顔、ふわふわ ②目の周りの黒い模様で垂れ目に見える ③母親シンシンとのじゃれあい ④お尻をふりふり歩く姿 ⑤にっこり微笑んでいるような顔 など全てが相まって神がかり的にかわいくみえます。まさに、シャンシャンは上野動物園の大スターなのです。

 プロ野球でも、昔は、王、長嶋、今では大リーグのエンジェルスに移籍した大谷など、自分の好きな球団を超えて見てみたいと思わせるのが大スターです。これは、商売にもいえることで、看板の商品や独自の技術を持っている企業は高い収益力を有し、繁栄していくものです。今の安佐動物園には残念ながら大スターと呼べる動物はいませんが、準じる動物や企画が是非欲しいものですね。

 ところで、安佐動物園のホームページを見て驚きました。なんと中学生以下の入園料が無料なんです。また、大人は1回510円ですが、1,540円(65歳以上は510円)出せば、安佐動物園、植物公園、森林公園昆虫館の3館に何回でも入れる年間パスポートが購入できます。お子さんが小さい方やお孫さんがおられる高齢者にはとてもお勧めです。

 動物園や水族館には「種の保存、教育、調査研究、娯楽」などの本来目的がありますが、施設そのものが地域にとっての宝物だと思います。是非多く市民に利用していただきたいと思います。

 

一人で出来る働き方改革

2018/03/20

kobayashi2

 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
  

 最近、働き方改革が急にトーンダウンしちゃいましたが、そもそも目的としていた長時間労働の解消と生産性の向上は、方向性として当然目指すべきものであるはずです。

 

 業務量が同じであれば、生産性を向上すれば労働時間は減るはずですよね。

 まずは、私の無駄な作業そのものを減らしたいななんて思うわけですよ。これまで通りでやってきた仕事の中には、気づいていない無駄がまだまだあると思うんですよね。必要なものは増やせばいいし、無駄なものは減らす。業務の作業時間配分の最適化みたいなこと。

 

 そこで、私の今年度のスケジュールから創業者等への支援時間を計算してみました。するとザックリですが、全労働時間の3割弱くらいだったんですよね。これはカットしちゃダメです。できれば増やす方向で。

 ということは創業者への直接的な支援以外の仕事、つまり内部事務や間接的支援とかで使ってる7割部分。間接的な支援が3割と仮定すると、内部事務などに4割の時間を充てている計算になります。この部分を半分に出来れば、もっと支援時間が増やせて、より充実した支援が提供できるはず!

 

 そうなると、4割の時間の充て方を分析する必要があるな。分析すれば、組織としての仕事の無駄みたいなものも見えてきそうだな。部分最適から全体最適が目指せそうな予感がしてきた。

 こういうこと考えてると、楽しいな~( *´艸`)

応援メッセージ

2018/03/08

橋口コーディネータ

 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・橋口です。

 今月末で6年間に亘るコーディネータ(経営担当)業務を終えることになりました。

この間、40年振りに戻ってきた故郷ひろしまで、中小企業様の経営課題解決にお役に立ちたいという情熱を変わらず持ち続けて仕事をすることが出来たことは、とても幸せだったと思っています。

ブログについても、白書・本や講演会(含、講演者著書)からの「経営のヒント」となる情報がほとんどではありましたが、毎回「自分の視点」を大切にして心を込めて報告させて頂きました。
最終回は、まとめとして、これまでのブログを経営に関する5つのテーマごとに並べなおしてみました。これをもって皆様への最後の応援メッセージに代えさせて頂きます。


(1) 経営戦略(ビジネスモデル)
 ① CSV(CreatingSharedValue)経営(中小企業白書)(2014/9/4)
https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/assistblog/2014/09/04/index.html
 ② CSV(共有価値の創造)実践の事例紹介(2015/3/12)
https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/assistblog/2015/03/12/index.html
 ③ 御社は何型を目指しますか?(ものづくり白書)(2013/8/15)
https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/assistblog/2013/08/15/index.html
 ④ ものづくりを通じて価値づくりを進める(ものづくり白書)(2016/8/16)
https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/assistblog/2016/08/16/index.html
 ⑤ 安定ある成長を続けるために(2017/11/20)
https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/assistblog/2017/11/post-1152.html



(2) 経営革新(プロダクトイノベーション)
 ① 販路開拓でお悩みの皆さんへ(2013/2/14)
https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/assistblog/2013/02/14/index.html
 ② 革新的経営者による新事業創造パターン(2016/10/20)
https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/assistblog/2016/10/20/index.html

 ③ 超高齢化社会を支えるプロダクト・イノベーション(2017/2/28)
https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/assistblog/2017/02/28/index.html
 ④ デザイン思考(ものづくり白書)(2017/9/14)
https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/assistblog/2017/09/14/index.html


   
(3) 経営革新(IT及びIoT)
 ① IoTがものづくりを変える(ものづくり白書)(2015/10/22)
https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/assistblog/2015/10/22/index.html
 ② ソリューション起点でのデジタル技術の活用(ものづくり白書)(2017/8/17)

https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/assistblog/2017/08/201.html
 ③ 第4次産業革命で生産性向上を(2018/1/18)
https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/assistblog/2018/01/18/index.html



(4) 経営管理(経営力の強化)
 ① 財務の備えはありますか?(2013/10/15)
https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/assistblog/2013/10/15/index.html
 ② 経営のコツ(2015/1/15)
https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/assistblog/2015/01/15/index.html
 ③ 中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドライン(2015/6/23)
https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/assistblog/2015/06/23/index.html
 ④ 青山学院大学 原監督の成功の要因(2016/3/3)
https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/assistblog/2016/03/03/index.html
 ⑤ あなたは会社のことが見えていますか?(2016/6/21)
https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/assistblog/2016/06/21/index.html



(5) 創業(ベンチャー)
 ① 地域を元気にする起業を(2012/11/20、22)
https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/assistblog/2012/11/post-732.html

https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/assistblog/2012/11/22/index.html

 ② 情熱・忍耐そして仲間(ユーグレナ出雲充社長)(2013/12/19)

https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/assistblog/2013/12/19/index.html

 ③ 小さな会社の稼ぐ技術(2017/5/18)

https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/assistblog/2017/05/post-1105.html



終わりに
最近読んだ「定年バカ」(勢古 浩爾著)※が戒めるように、「達人ズラをした偽物たち」のアドバイスに出来るだけ惑わされないようにしながら、この一年で

「はじめての70歳」になる準備を、ゆっくりとしていきたいと思っています。

※お金・生きがい・健康・社交・定年不安・未練・終活の各項目ごとに達人たちのアドバイスに対する著者の想いが書かれています。


長い間ありがとうございました。

ランドセル

2018/02/27

中小企業支援センター 土佐所長 おはようございます。

 がんばる中小企業を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の土佐です。


 今年は本当に寒いですね。私も20年ぶりにインフルエンザのB型に罹ってしまいました。以前、治療薬であるタミフルが副作用を引き起こすと問題になっていましたが、最近では1回の吸引で治療が可能な吸引式の薬が出てきており、私もそれで治療しました。なんかすごくあっけなく治療が済んでしまいました。時代は常に進歩しているんだなとつくづく感じます。皆さんも十分気を付けてください。

 ところで、寒い寒いとはいっても、春は着実に近づいています。4月になると、ランドセルに黄色いカバーを付けたピカピカの1年生が街中にあふれます。かわいいなーと思いますが、そのランドセルの色を見ると、昔の男の子は黒、女の子は赤と決まっていたように思いますが、最近は、男の子も黒以外に青、紺などが見られ、女の子は赤以外に、ピンク、青、茶、中には黒を背負っている子もいます。

 文献によると、以前のランドセルは、材料の天然皮革が色ぶれするのを防止するため、黒と赤くらいしか使用できなかったものが、高品質の人工皮革の出現で、色のバリエーションが増えたとのことです。とはいえ、男の子と女の子を比較すると、相対的に男の子はどちらかといえば保守的で、女の子の方が黒や青も取り入れるなど進歩的な気質があるようです。

 このことは、女性の方が小さな頃から色やデザイン等に対する関心が高く、大人になってからもそれが購買行動に反映されやすいということにつながるのではないでしょうか。

 

「共感力」について

2018/02/15

藤井コーディネータ

 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・藤井です。

 

 永年の民間企業での営業の経験及び現在のコーディネータ業務で実に多くの名刺を頂戴しました。感謝の一言です。

この名刺のお陰で全国各地区に知人がいてお逢いするのも楽しみとなっています。
然し、名刺を見ても思い出せない人も多くいます。この記憶に有る・無いの違いは何だろうと考えてみました。これは「共感力」の違いだろうと考えます。

 共感力とは「相手の立場や視点に立って物事を判断する力。良好な人間関係を築くには欠かせない能力」といわれています。そういう意味では記憶にない人は名刺交換だけのビジネス優先のお付き合いだったのでしょう。

共感力は人間関係の鍵で

  • 1.共感能力は他人の気持ちがわかる。他人を思いやれる、周囲の人々の雰囲気を把握できる能力。
  • 2.相手の立場になりきる能力、相手の身になったらどうかを感じとり、それが辛いものならば辛さを軽減してあげようとする能力。
  • 3.お客様との会話から「真のニーズ」をくみ取る能力=共感力です。
  • 4.周囲に「共感」し、周囲から「共感」されることで、周囲との良好な人間関係を築くことができます。


SNS時代でもこの「人間関係の共感力」は不変で、この共感力は鍛えることができます。

 今年の大河ドラマの'西郷どん'が放映されています。低視聴率のスタートでしたが
これから面白くなるでしょう。このドラマを観てテーマは「共感力」と感じています。
皆様も共感力を高めていきましょう!

SNS利用だけの販促を考える(2)

2018/02/01

姫野コーディネータ

 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。
 
 前回、11月30日のブログではTwitterやFacebookなどのSNSが新しいメディアとして台頭している中、SNSのデメリットとして、それを広報に活用すると、必要としている潜在顧客に届くかどうかが分からない欠点も持ち合わせているという事で終わりました。


 ではSNSを既存メディアのように広く潜在顧客に届くようにするにはどのようにすればよいでしょうか?


 昔(といっても20年以上前)はインターネットが普及してなくネットショップという概念もない状態でした。

 その時代に新しい商売を始めて広告といえば、「電話帳広告」と「チラシ(新聞広告)」が大きな広告媒体でした。

 もちろん、それは費用がかかる有料広告であり、来店者が増えることでそこから口コミでも広がるという状況でした。


 そこから考えるとSNSはどのカテゴリでしょうか?それは、口コミだと考えられます。

 良く勘違いされるのはSNSが広報だと考えることですが、無料でのフォロワーを増やす間は口コミとなんら変わらないのです。


 例えば有名人や芸能人などは既に知っている人が多いためフォロワー数の増加で十分良い宣伝になるのです。しかし、一般の店舗ではSNSで口コミしても限界があります。

 つまり多少費用を掛けてSNSで広告を行うことや、フォロワーの方に自分の商売に対して記事を書いて貰うなど工夫により「潜在顧客」に届くということになります。

 
 まだ他にもありますが「無料」では限界がある事を認識して、広告や広報は商売の基本として必要であると考えたSNSの広報活用を考える必要があると思います。

音声アシスタントがやってきた!

2018/01/30

kobayashi2

 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
 

 とうとう我が家にも音声アシスタントがやってきました!

   
 早速、設定を済ませ、事前に購入しておいたスマートリモコンとも連携。

 おぉ!音声でテレビとかエアコンとか操作できる!できるね。できるんだけど...

  

 音声でのコマンドが長いんですわ。面倒くさい。もっと簡単にできないかな~。簡単にできる仕組みも用意されてはいるんだけど、我が家のシステム構成では、今のところ機能しないようだ。今後に期待だな~。

 あと、音声で家族にLINEメッセージも送れるようにしたいんだけど、上手く認識してくれなくて、こちらも今後に期待。

 子どもたちが音声アシスタントにいろいろ質問してたけど、分かりません的な回答の方が圧倒的に多かった印象。質問の仕方にも慣れが必要だとは思うけど、技術でなんとかしてくれないかなw ということでこちらも今後に期待。

  

 結局、音声アシスタントは現在時刻の確認と、タイマー、アラーム、天気予報くらいしか使ってないですw

 設置場所にもよるのかな?我が家ではダイニングテーブルの上、キッチン寄りに設置してるので、キッチンから料理中に使うことが多いです。手が濡れていてスマホを操作しにくいときに、音声で使える機能って、やっぱ便利!

  

 あと半年したら、ちょ~便利になっている!はず( *´艸`)

第4次産業革命で生産性向上を

2018/01/18

橋口コーディネータ

 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・橋口です。

 これから中小企業がさらに成長して行くためにはIoTやAIを駆使して第4次産業革命の波を上手く利用して行くことが必須です。コーディネータも、企業の皆さんと一緒に対応を考えて行くために、積極的に講演会や展示会に出かけて話を聞き、また実物を見て五感を使って情報を収集することが大切と思っています。

 以前著書を読んだことのある井上智洋 駒沢大学准教授の、昨秋の講演では、第4次産業革命に向けて企業のなすべきこととして、(1)AI化以前にまずIT化(基本はペーパレス化)を(2)クリエィティブな仕事に特化していく(3)文系のビジネスマンも一度はプログラミングをという3つの提言をされました。そして2030年以降に実現が予想される汎用AIの時代(※①)に人間に残される仕事の特徴を(1)クリエイティヴィティ(2)マネジメント(3)ホスピタリティとしてまとめられ印象深く聞きました。
このセミナー(※②)では同時にボッシュにおけるインダストリィ4.0の進め方の講演も聞くことが出来ました。
また、実例の見聞として、町工場でも成果の出るIoT「製造ライン遠隔モニタリングシステム」の講演(※③)を聞いたり、共創型ロボットや「ひろしま生産技術の会」(※④)のIoTへの取り組みなどの実物の展示を見、そして担当者から直接話もお聞きしました(※⑤)。


 ところで、1月1日付の「中小企業NEWS」(※⑥)の「中小企業の新たな時代の到来―第4次産業革命をどう活かすか」というテーマの座談会の中で、高田中小企業基盤整備機構理事長は、これからの人口減少時代には、1人当りの生産性を上げて付加価値を高め、全体のパイを大きくしなくてはならない。そのために中小企業の全体の8割以上を占める小規模事業者が実装できるAIやIoT技術をどう作っていくかが課題で、支援機関が組織的に支援していくことも必要と発言されています。


 今後、小規模事業者様に対して、公的支援制度のご紹介や申請支援は言うまでもなく、ものづくり企業とIT企業及び研究機関(含、大学)とのマッチングやひろしまIT融合フォーラムなどを利用した支援機関(含、行政機関)同士が連携した支援を強化していくことが、ますます重要になって来ると思います。


※① 2030年までは、ある目的に特化された「特化型AIの時代」と定義している

   参考図書:「人工知能と経済の未来」井上智洋著(文春新書)

※② 生産プロセス革新セミナー「第4次産業革命とインダストリィ4.0」

   (中国経済産業局他主催、2017/10/16)
※③ ものづくり連携倶楽部ひろしま 講演会

   (広島県中小企業団体中央会主催、2017/10/11)

※④ 正規活動メンバー21社(事務局株式会社ヒロテック内)
※⑤ 「ひろしまAI・IoT進化型ロボット展示会」(実行委員会主催、2017/12/14)
※⑥ 独立行政法人:中小企業基盤整備機構発行(月2回)
 

今年の目標は

2018/01/09

創業支援担当・城戸主幹

 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する 「広島市中小企業支援センター」 創業支援担当の城戸です。

 

2018年1月も第2週に入り、正月休みをゆっくり過ごした人も通常の生活リズムに戻ったころではないでしょうか。

 

以前、私の知り合いが毎年正月休みの間にその年の目標をたてると言っていたのを思い出しました(エライ!)

でも彼はその目標を達成できたかどうかを気にしたことはないと(・・・ん???)

まぁ、目標をたてない私よりは立派かも。私は、毎年何かひとつでも自分で成長したと感じられるところがあればOK! と思っているので、その都度目標をたてなくていいんです (^_^;)

 

よく引用される名言があります。

『他人と比較して、他人が自分より優れていたとしても、それは恥ではない。しかし、去年の自分より今年の自分が優れていないのは立派な恥だ。』

そう、大切なのは自分が以前より成長できているかどうかです。

 

ちなみに、これイギリスの探検家ラポックの言葉なんですが、このラポックという人、ネットで検索してもよく分かりません。いったい誰? いつの時代の人? と思っていたら、イギリスの銀行家ジョン・ラボックだとのこと。

この人、他にも政治家、生物学者、考古学者など様々な顔を持っており、ダーウィンとも交流があったとか。なかなか興味深い人物です。

 

平成30年(2018年)年頭にあたってのご挨拶

2018/01/04

中小企業支援センター 土佐所長 あけましておめでとうございます。

 がんばる中小企業を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の土佐です。


 旧年中は、当支援センター事業の推進に格別のご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

 今年は戌年で、個人的には5回目の年男、ということは還暦を迎えてしまいます。なんかとても切ない気分になってしまいますが、時間はすべての人に平等に訪れるため、受け入れざるを得えません。悔いのない1年を日々感謝して過ごしたいと考えています。

 さて、戌年は株式相場の格言では「戌は笑う」と言われており、相場は上がる傾向が強いとのことです。景気は、2012年12月以降拡大を続けており、戦後2番目の長さになったといわれています。しかしながら、私たちの肌感覚ではそんなに景気がいいのかと勘ぐってしまいそうになります。その理由は、以前の高度成長に比べ、成長率が緩やかなこと、賃金の上昇率が低いこと、社会保障費などの負担が増加していることなどで、個人消費があまり伸びていないことなどが挙げられます。

 グローバルに見れば、国際的な安全保障問題や、テロ問題など景気に対する不安要素はありますが、市内中小企業の皆様及び従業員の皆様にとってこの1年が良い年になることを祈念しております。


 なお、広島市中小企業支援センターでは、窓口相談、専門家派遣、創業者支援など各種支援制度を有しておりますが、事業内容のさらなる充実を図り、これまで以上に中小企業の皆さまのお役に立つよう職員一同努めてまいりますので、本年もよろしくお願い申し上げます。

公益財団法人広島市産業振興センター
中小企業支援センター
所長  土 佐  計







「きょうよう」と「きょういく」

2017/12/26

中島コーディネータ

おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・中島です。
 

 人は年をとってくると「きょうよう」と「きょういく」が大切という話を聞きました。

「教養と教育」ではありません。きょうよう=今日用、きょういく=今日行という意味で、毎日、朝起きたときに、「やるべきことがあること」、「今日行くところ」が、人には重要ということです。

仕事をしている時であれば、否応なく、「きょうよう」と「きょういく」はありますが、大抵の人には仕事をやめるときが来ます。将来に備えて、何か準備をされていますか? 私は5~6年前から、畑仕事(30数坪の菜園)をするようにしていますが、最近、「きょうよう」と「きょういく」を意識するようになりました。

 野菜作りのもともとの目的は新鮮な野菜を食べられることですが、それ以外にも ・種まき~収穫までが数か月で、成長が速く、日々 変化が楽しめる ・同時に多くの野菜を栽培できるので変化が多彩 ・「雨が降ったら野菜には恵みの雨」、「晴れれば成長が楽しみ」と天候の変化もうれしい などの大きなメリットがあります。

 最近、毎日新聞(10月25日)に、うれしい記事が載っていました。 農業ジャーナリストの青山浩子氏の「医療費削減に貢献する農業」という記事で、『農業に従事する人は、それ以外の仕事をする人に比べて、医療費が少ないという研究がある』『農業ほど医療費削減に貢献している産業は無いのでは』と言われています。同感です。

 農業の出来栄えは、畑に行く回数と時間に比例するといわれており、農業従事者は、畑に行く時間は結構多くなります。年をとっても元気なのは、毎日、「きょうよう」と「きょういく」があることが大きな要因であると思われます。また、自然相手なので、(人が相手の時のような)ストレスが発生しないことも、健康維持のポイントではないでしょうか

 誰にとっても健康は第一です。農業経験がまだの人は、家庭菜園にでもチャレンジしてみられたら如何でしょうか?

来年の大河ドラマ

2017/12/14

藤井コーディネータ

 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・藤井です。

 

 師走となりました。皆さんのこの1年は如何だったでしょうか?慌ただしく悲喜こもごもだったのではないでしょうか。年末年始は少しゆっくりとしてください。

 さて今、TBS系ドラマ「陸王」にはまっていますが、NHK大河ドラマファンとしては来年の「西郷どん」は大変楽しみにしています。尊敬する人物は西郷隆盛で座右の銘も「敬天愛人」の自分としては平成30年が明治維新150年の節目になり放送を待っています。

 新刊本で西郷隆盛の曾孫にあたる西郷隆文氏の「西郷隆盛 十の訓え」を紹介します。
コンテンツは「人間としての器量の大きさ」です。その訓えは
1.迷ったときは、'損得'でなく'善悪'で判断せよ
2.'正道'を行い、それを楽しめ
3.'分をわきまえる
4.'勇気'だけは、誰にも負けてはならない
5.理不尽は理不尽のままでよい。自分が理不尽なことをせねばよい
6.'恩'は返せ。'恨み'は晴らせ
7.'当たり前'とは、不測の事態が起こること
8.自分を大事にしすぎるな。すべての悪事はそこから生じる
9.恥は堂々とかけばいい
10.'天'に問え

 どうですか?何か感じるものがあったでしょうか?歴史を直視することは未来に繋がることだと思います。

 ちなみに先日、広島平和記念公園内で鹿児島から消防関係の会合で来られた方のお話しを伺いました。現地でのロケは急ピッチでその方もエキストラで出演され写真も見せて貰いました。来年は久し振りに鹿児島を訪ねたくなりました。

SNS利用だけの販促を考える(1)

2017/11/30

姫野コーディネータ

 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。
 

 スマホや携帯通信の進化によりFacebookやTwitterなどインターネットを活用したソーシャル・ネットワーキング・サービス=SNS(以下、SNS)が花盛りとなっており、例えばTwitterの国内利用者数が4500万人を超えているなど日本国内でも半数以上が何らかのSNSを活用している状況です。

 最近ではトランプ大統領や、元SMAPの3人が72時間ホンネテレビでのSNS活用が話題となっているように、新たな情報発信にも広く活用されています。

 その中でSNSを広告として利用する場合について考察してみます。

 国内最初のSNSと言われている「GREE」や「mixi」が2004年からで18年近くの歴史があります。

 それ以前の主な広告媒体としては「チラシ」「新聞・雑誌」「TV・ラジオ」が3大媒体と言われていましたが、現在は「ホームページ」「SNS」「口コミ」というのを良く聴きます。


 違いとしては"見られる範囲=ターゲット顧客"が異なることです。


 チラシなどの媒体は地域など配布した範囲内で興味がある人のみ見ることになるためターゲット属性は「地域」であると考えられます。

 対してSNSの場合は主に友達申請など「シェア」している人が中心になるためターゲット属性は主に「知人」や「知人がシェアしている人」となります。イメージとしては口コミに近くネット上で交流している方に届くメリットはあります。
 
 ・・・ということはSNSを広報に活用すると、本当に必要としている潜在顧客に届くかどうかが分からないという欠点も持ち合わせていると言うことになります。


 それではどうすれば良いのでしょうか・・・それは次回以降にまた記載させて頂きます。

来るべき"未来"に備えて照明を替えました

2017/11/28

kobayashi2

 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
 

 先日、我が家のダイニングの照明を替えました。たまたま壊れたので交換した訳ですが、壊れた時の私の気持ちは、「これはチャンスだ!」でした。

   
 早速、近場の家電量販店でリモコン式の照明を購入して、取り付けも無事完了。
 リモコン式というところがキモで、めちゃめちゃ楽しみです( *´艸`)
 
 何が楽しみかというとですね~、音声アシスタントとスマートリモコンなんですよ。音声アシスタントとは、音声を認識してAIが音声等で適切な対応をしてくれる装置です。スマートリモコンとは、様々な家電をリモコン操作できる装置。この2つを購入する予定なんです。(注文状態で、まだ購入できていませんが...)
 
 で、どうなるかと言うと、「電気付けて」とかしゃべれば機械がつけてくれるようになるんですよ。テレビでもエアコンでも。外出先からでもスマホで操作できる。

音声アシスタントは、嫁からの「今何時?」とか、子どもからの「日本一流域面積の広い川は?」とか、正直言って面倒くさい、ちょっとした頼まれごとの相手をしてくれます。しかも天才的に博識で正確。未来感パネっす(●´ω`●)
 
 我が家に天才(音声アシスタント)がいて、ちょっとした事は文句も言わず即座に実行(音声アシスタント+スマートリモコン)してくれる環境があれば、そこで育つ子供たちはどんな成長をするんだろうな~。めちゃめちゃ楽しみ( *´艸`)

「安定ある成長」を続けるために(「現場から見上げる企業戦略論」から)

2017/11/20

橋口コーディネータ

 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・橋口です。

 今回ご紹介する「現場から見上げる企業戦略論」藤本隆宏教授 角川新書は、現役の「実証」経営学者の著書です。30数年間で国内外の千数百ヶ所のモノづくりの「現場」を歩き、現場の調査や観察に基づく知見をとても大切にされています。

 6章からなる本書で、難しい戦略理論は止めて、成る程と思った分かりやすい文章を順番に取り上げました。

  • (1)「グローバル能力構築競争」の時代は、すでに始まっている。そのためにやるべきことは、まずもって「良い現場を国内に残す」ということに尽きる。それは地域とともに取り組んでこそ意義がある。
  • (2)世界に先駆けて人口が自然減少していく時代に突入した日本は、世界のどの国よりも、現場の付加価値生産性の向上に注力していかねばならない。
    優良現場が、親会社や本社から「存続すべき生産現場」として選ばれる力が「裏の競争力(生産性、品質、リードタイム、フレキシビリティ)」である(現場で生産された「もの」が製品市場で選ばれる力が「表の競争力」※①)。技術とともに裏の競争力を支えるものづくりの組織能力は、能力構築や人材育成を怠ればたちまち劣後する。
  • (3)悲観論に惑わされるな、潮目は変わっている。中国経済は2005年ごろに農村部からの未熟練労働力の無制限供給が限界に達したと思われる※②。五分の一の賃金差ならば物的生産性を五倍に高めることで労働コスト競争力は互角になる。その目標が十分達成可能なものであることは、苦闘の二十年の間にひたすら能力構築を続けてきた日本の多くの優良現場が証明している。
  • (4)産業版の「三方よし」(顧客満足、利益確保、雇用安定)は、日本の優良な現場や現場指向企業が持つ隠れたアドバンテージである。しかし、固有技術力に自信のある中小企業もこれらに安住せず、顧客と結びつく有効需要の創出のための能力構築が必要である。
  • (5) ・2010年代は「グローバル・デジタル化」が本格化する時代である。インターネットを含む「上空」の電子情報システム(ICT)と「地上」の電子制御システム(FA)との融合により、世界を覆う情報通信ネットワークと現場のモノが一体となって進化を遂げる局面を迎えたと言うことができる。
  • ドイツのインダストリ-4.0は、地道な自動化・ネットワーク化推進と並んで、ICT(情報通信技術)やAI(人工知能)による作業者や作業組織の異常対応や技能蓄積の支援あるいは中小企業の能力強化などの地道な取り組みで、ドイツの誇る中小企業が、ICTを制しているグーグルなどの下請けにならないことを目標としている。
  • 工場のインテリジェント化は、調整能力に長けた良い現場を持つ日本の企業には得意な領域であり、先を走ることも十分に可能であろう。結局、現場のICT-FA使いこなし能力で競争力が決まる。
  • (6)日本が安定ある成長を目指すためには、供給側の土台には、必ず「良い現場」やそれを大事にする「現場指向企業」が存在しなければならない。
    「明るい経済」には「明るい現場」が伴う必要がある。明るい現場とは、能力構築も、需要創造も、利益確保も、雇用確保も同時に目指す「良い現場」であって、しかも多くの人たちが、何年かあとにそこで元気にはたらく自分を想像できる、場所のことである。

  • これを見て本書を読んでみようと思われる方が居られれば幸いです。
    コーディネータは引き続きコンサルティング、マッチング等で中小企業様の能力構築のご支援を致します。

  • ①戦略構想力、ビジネスモデル創造力、プラットフォーム主導力、ブランド構築力アーキテクチャー改変力等本社・経営者の能力
  • ②2015年の一人当たりGDPは、中国約8,000ドル、日本約40,000ドル

医者が患者から風邪をうつされない理由

2017/11/02

創業支援担当・城戸主幹

 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する 「広島市中小企業支援センター」 創業支援担当の城戸です。

11月に入り、朝晩冷え込むようになりましたね。 これからの季節、気温が下がって空気が乾燥してくると風邪やインフルエンザといった感染症が流行しやすくなります。

そのほかノロウイルスなどによる感染性胃腸炎も増えてきます。

 

ところで、風邪をひいたりして近所のクリニックなどを受診したとき、なぜ診察しているお医者さんに感染しないのか不思議に思ったことありませんか。もしかすると医療関係者だけが使う特別な薬があるんじゃないか? とか。

 

でも当然そんなことはなく、マスクの着用や手洗いなど普段から予防行動を徹底しているため、一般の人に比べると感染する率がかなり低いのだそうです。ただし、さすがにインフルエンザのように感染力の高いものには通常の予防行動だけではムリみたいで、感染しても重症化しないよう予防接種を受けている人が多いとのこと。

 

感染してしまったら、早期治療と十分な休養が重要なのですが、それ以前に感染しないのが一番。まずは自身の免疫力を高めましょう。ポイントは3つ、(1) 栄養バランスの取れた食事で日ごろからしっかり栄養を摂る、(2) 運動して体を鍛える、(3) 睡眠をしっかりとる、だそうです。

 

私はというと、ウーン、どれもできていないかなぁ ・・・ とりあえず、しっかり寝るようにしたいと思います。

 

 

【参考】マイナビニュース http://news.mynavi.jp/articles/2017/09/27/virus/

 

プレゼンで成功するためのポイント その3

2017/10/31

中島コーディネータ

おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・中島です。

これまで2回のブログでは、書籍「世界を動かすプレゼン力」(NHK出版)から、プレゼンの仕方について紹介しました。

ポイントは

①誰が聞き手か、聞きたいことは何かをまず考えること(7月4日)

②話す内容のストーリーを組み立てること(8月31日)でした。

今回は、パワーポイントの作り方です。


③パワーポイントの作り方

プレゼンには、パワーポイントがつきものですが、パワーポイント(ppt)なしの場合も、多くあります。 政治家や科学者、芸術家などが、一般の方に話す場合などで、定性的な話の内容になるときにはpptなしが多いですね。各種のあいさつや、訓示などの場合もpptは使いません。 一方、事業計画や生産計画など、具体的な数値が必要な場合では、エクセル表などを配布して使う方が良いケースもあります。商品の実物を見せながらのプレゼンもあります。

各方法は一長一短ですので、良い方法を各自選ぶ必要がありますが、一般的にはpptがあったほうが、プレゼンとしては楽ですよね。

さて、 上記書籍の著者であるニック・バーリーさんが「パワーポイントの作り方」で指摘されているのは下記の通りです。

〇ビジュアル(pptなど)は自分の主張を裏付け、強調するために使用するものであって、自分が言っていることを、スクリーンに文章で書いてはいけない。 文章を書くと、そちらを読むほうに気を取られて、自分(スピーカー)の話を聞かなくなる。

〇スクリーンに映っているもの(例えば数値)を読み上げてはいけない。数値が意味するものや、今後の見通しなどを口頭で行うべき。

〇一つのスライドに情報を盛り込みすぎないこと。一枚のスライドに一つの事象だけを記載する。いくつも並べてしまうと聞き手の関心が画面に行ってしまう。

〇スピーカーが一番伝えたいもの(アピールしたいもの)は何かが明確に伝わるようにする。

皆様、如何でしょうか?

このような視点を考えながら、いろいろなプレゼンをお聞きすると、かなり熟練した方のpptでも、課題が見えてくると思います。 プレゼンが上手な方も居られますので、双方を参考にして少しでも上達したいと思っています。

次回は、山中伸弥教授の「プレゼン力」(講談社)から、プレゼン術をご紹介したいと思っています。

分煙

2017/10/24

中小企業支援センター 土佐所長 

 がんばる中小企業を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の土佐です。

 暑い夏も終わり、秋を満喫している今日この頃です。

 さて話は変わりますが、先月、当財団が主催した環境関連の講習会に参加しました。その内容は、地球温暖化を食い止めるためには、脱炭素化(CO₂削減)が必要で、そのためには、産業革命のような社会の大転換が起きる必要があるというものでした。その「大転換」には、単なる制度や技術の導入ではなく、人々の世界観の変化を伴う必要があるといわれていました。

 その大転換に成功した例として、今日の分煙が挙げられていました。私が職場に入った30数年前には、喫煙者(私も当時喫煙者で、5年前に禁煙)はみんな机の上に灰皿をおいて、仕事中にもプカプカ煙草を吸っており、それが当たり前の光景でした。また、電車やバスの中にも灰皿が常備され、喫煙者は煙草を吸っていて、誰も注意することもありませんでした。その後、煙草の健康被害が叫ばれ、健康増進法の制定などを受け、約20年前には、職場に喫煙室が設けられ、その後その喫煙室も撤去され、完全禁煙へと移行してきました。

 私自身が禁煙に成功したこともありますが、今では職場に入った30数年前の状況が本当に信じられません。年末の大掃除でキャビネットを拭くと、雑巾に真黄色のヤニが付いたものでした。今日では、職場や会議で煙草を吸うことは考えられません。それは、煙草の健康被害が認識され、法律等の整備がされ、人々の煙草への認識が大転換した結果なのだと思います。30数年前には想像できなかったことが人間には実現できました。このため、今、無理だろうと思う社会システムも、20~30年後には実現できているのではないでしょうか。

商売の基礎

2017/10/12

藤井コーディネータ

 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・藤井です。

 

 松下電器(現在のパナソニック)創設者の松下幸之助翁の「商売戦術30ケ条」を改めて読み直してみました。この本は1936年(昭和11年)に松下翁41歳の時に、販売店向けに商売の意義として説かれたものです。

紙面の都合上30ケ条の紹介は出来ませんが、81年経った今日でも些かも陳腐化してなく一読の価値は有ると思います。
一貫して商売の奉仕の精神が説かれています。その過程で「大きな生き甲斐と深い喜び」を感じることが良き心が通うといわれています。

 又、ある時に部下が「商売に携わる人が具える条件とは?」と質問したところ、3つのことを言われています。

1.商売の意義が分かっていなければならない
2.お客様の心が読めなければならない
3.相手より頭が下がっていなければならない

 どうです? 今日でも充分通用しますね!

 商売は『物とお金と人の心』の動きです。今日的にはこれに「情報」の動きが加わります。
日頃の商売は常に順風満帆とはいきません。何かつまずいたときは、一呼吸置き、こういう先人の訓えを考えてみることをお勧めします。

西日本最大級のIT展示会が広島で開催

2017/09/28

姫野コーディネータ

 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。

 

 企業にとってIT(情報技術)は欠かせないものとなっていますが、地方では情報収集が難しい部分があります。


 今回は最新のIT情報の取得に役立つ展示会として、2年に一度、広島市で開催されるITの祭典「ひろしまIT総合展2017 ~ITが切り拓く私たちの未来」についてのご案内です。

 期間は平成29年10月25日(水)~27日(金)ですので約1ヶ月後となりますが、既に公式サイトで内容が公開されています。


 150小間、116社が出展し、3日間の総入場数は2万人を見込んでいるなど首都圏以外ではかなり大規模な展示会となります。

 広島市産業振興センターも出展いたします。

 同時に講演やセミナーなども開催され、基調講演はあの「iモード」を考案した夏野 剛氏が「ITによって、私たちの生活やビジネスがどのように変わっていくのか」というタイトルで講演されるなど充実した内容で楽しみです。

 同時開催でITに関するイベントも沢山開催されます。

 まさにITウイークとなりますので忘れずに参加されてはと思います。

支援内容の評価

2017/09/26

kobayashi2

 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
 

 仕事柄、企業経営者とお話しをする機会が多々あります。(それが仕事なのですが)

 いろいろな相談があります。すぐに答えらしいものが出てこないこともよくあります。

 先日、ふと思いました。我々の支援は相談者にとって価値のある支援になっているのかどうか?それを知るためには、何をもって、どうやって評価するのか?

  

 他機関の支援内容と並べて比較する訳にはいきません。

 相談者の満足度で評価しては?いやいや、こちらが心に何か引っかかったままなのに満足しちゃう人がいるかも。

 満足って何だ?そもそも答えなんてあるのか・・・
 

 考えている私に、もう一人の私がアドバイスをくれましたw

「答えの分からないことを考えるのはいつものこと。悩んでいる人のところに答えはいつか下りてくるよ。」と

なんだよ!自分に納得させられちゃったよw

デザイン思考(2017年版ものづくり白書から その2)

2017/09/14

橋口コーディネータ

 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・橋口です。

 今回も2017年版ものづくり白書からご紹介します。

 モノの所有以上にモノの利活用を通じた顧客ニーズの充足が、「顧客価値の実現」の差別化要因として重要となってきています。前回は、利活用方策であるソリューション(顧客の課題の解決力)提供のためのデジタル技術の活用について取り上げました。

同白書では、また、ソリューションへの対応のためには、「デザイン思考」が重要であると次のように述べています。※①

 顧客自身が気づいている課題、気づいていない課題を顕在化させ、その課題を解決するための提案がソリューションである。「デザイン」は、単に製品・サービスの外形を洗練させるもの(意匠)ではない。複雑化、潜在化したユーザーニーズを的確に捉えてコンセプトを設計し、最適な製品・サービスを生み出すための活動であると捉え直されている。すなわち、デザインを活用させる領域は、製品コンセプト、プロダクト設計、ユーザーエクスペリエンス(UX)※②、PR/ユーザーリレーションなどへと拡大している。※③
デザイン思考により、顧客起点で、場合によっては顧客自身も気づいていない潜在的なニーズを発掘して、それに十分に応える製品やサービスを生むことができる。
 
 当中小企業支援センターは、技術振興部(技術振興室、材料・加工技術室、システム技術室、デザイン開発室)と連携し、商品開発・改良のためのご相談に対応します。

 最近の例では、医療機器改良のためにプロダクトデザイナーをご紹介しました。

 コーディネータに、お気軽にご相談ください。

 ※①第1章第3節 我が国製造業の変革の方向性(P96~P103
 ※②ユーザーエクスペリエンス(UserExperience)

  • 製品やサービスを使用することで得られる体験を指す。
    ユーザーの行動を導き、ユーザーがやりたいことを「楽しく、心地よく」実現するためにサービスや製品を設計することをUXデザインと呼ぶ。

 ※③デザイン領域の広がり 図132-2(P100

お店が売るのは商品。では、お客さんが買うものは?

2017/09/05

創業支援担当・城戸主幹

 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する 「広島市中小企業支援センター」 創業支援担当の城戸です。

 

さて、当センターでは、毎年、様々なセミナーを開催していますが、ブランディングやマーケティングをテーマにしたセミナーで、「モノではなくコトを売る」とか「ベネフィット」といった言葉がよく出てきます。

 
「Web集客の開花塾」というサイトに面白い解説があったので紹介します。

  ↓↓↓↓↓↓↓↓↓
最初に考えてほしいのは、いったいお客さんは何を買うのかです。ゴルフクラブで考えてみましょう。お店で、クラブを見ていると、店員さんが近づいてきました。
「いかがですか?」
「うん、ちょっとシャフトが柔らかすぎるかなぁ」
「お客さんは体格もいいので、もっと固い方が飛びますね。これはどうです? 石川遼と同じモデルです」
「おぉ、これか!! いいけど、ちょっと値段がなぁ・・・。」
あなたがためらうと、店員さんは続けます。「フェースが特殊形状で、反発係数が高いんです」 そして、決め言葉が続きます。
「 飛・び・ま・す・よ・!」
この言葉を聞いた瞬間、頭の中には石川遼の、綺麗なスイングが再生されます。テレビCMのようにスローモーションで・・・。そして放たれたボールは一直線に飛び、大空に吸い込まれるように消える。「ブーメランのように右に曲がって、林の中に吸い込まれて消える」という現実は、もう頭の中にありません。
お客さんは、クラブを買っているのではありません。「購入したクラブで打てるナイスショット」を買っています。このナイスショットがベネフィットです。
  ↑↑↑↑↑↑↑↑↑

 

俺は石川遼より松山英樹が好きだという人もいると思いますが、それは一旦措いておいて・・・ お店が売るのは商品ですが、お客さんが求めているのは商品そのものではなく、そこから得られる満足感だということが分かりますよね。

 
あなたのお店でも、ここのところをしっかりと丁寧に説明してください。
『ただしベネフィットを闇雲に伝えれば、それは誇大広告と変わりません。』とも書いてあるのでほどほどに。

 

プレゼンで成功するためのポイント その2

2017/08/31

中島コーディネータ

おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・中島です。

 

前回のブログの続きです。

今回のテーマは「② ストーリーを組み立てること」です。

2020年東京オリンピック招致団コンサルタントのニック・バ-リ-さんの書籍によると、東京にオリンピックを誘致するためには、「東京は他の立候補地よりも優れていますよ」と、IOC委員(115人)を説得することが必要でした。

ニックさんによれば、まず説得できる材料と、話すべき項目を組み立てたそうです。
例えば、
・日本は過去のオリンピックでドーピングが皆無
・オリンピック運動への協力、貢献実績
・治安の良さ、おもてなし精神
などが挙げられます。


次に、「誰が話すか」が非常に重要だったそうです。
話し手と順番(ストーリー)が変われば、全く違った印象ものになってしまうからです。


失敗例として、2013年のリオオリンピック招致の総会では、東京招致団がおこなったプレゼンは人数が多く、地位の高い政治家が多かったそうです。このことで、日本の印象は、かなりマイナスとなりました。
その反省から、2013年は、JOC委員長、お・も・て・な・しの滝川さん、パラリンピックアスリート、都知事、首相、皇族の方など8人の多彩なプレゼンターを選任しました。


最後に、「話す順番」です。
パラリンピックアスリートである佐藤真海さんが行った、最初のプレゼンでは強い印象を残しました。
それは、「骨肉腫で脚を失いながらスポーツに取り組むことで立ち直ったこと」等、スポーツの力についてアピールされたことが、プレゼンの成功に繋がりました。
他にも多彩なプレゼンターによるプレゼンがありました。
 
さて、企業や個人が行うプレゼンは通常1人で行いますが、その場合も、内容を分かってもらうために、ストーリーの組み立てが重要です。


よく言われることですが、人でも商品でも、必ずストーリーがあります。 
プレゼンの上手な方の話し方は、身近な話から入って、メインテーマ(主張したいこと)に展開して行きます。

次回は、③パワーポイントの作成方法について紹介したいと思います。

スイカとカラス

2017/08/24

中小企業支援センター 土佐所長 

 がんばる中小企業を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の土佐です。

 暑い日々が続いていますが、皆さん夏バテせずにお過ごしでしょうか。暑さの嫌いな私ですが、何故か夏バテしたことがありません。

 

 さて話は変わりますが、毎日、通勤している途上に保育園があるのですが、園沿いに小さな畑があり、毎年、季節ごとに野菜や果物を植えて、子供たちが収穫をするということが行われています。1月には玉葱の苗が植えられ6月に収穫を行い、その後、サツマイモの苗が植えられ12月に収穫するのが主なサイクルで、その合間に、イチゴなども植えられています。

 

 最近、畑をよくみていると、スイカが大きく葉を広げており、しばらくすると葉っぱの間に小さなスイカが実っていました。スイカは毎日少しずつ大きくなるとともに、いくつも実をつけていきました。何の変哲もない葉っぱの間から、スイカの実がなる。何故かものすごい感動を覚えました。川や海で魚を見つけた時も同様のものを感じます。

この感動は、太古の昔から農耕や狩猟を行っていた人間の本性(食べ物を見つけた。)としてDNAに刷り込まれているものではないでしょうか。

 

 スイカは次第に大きくなりましたが、ある朝見ると、スイカに大きな穴が空いていました。大きさからするとカラスがくちばしでつついて、中身をおいしくいただいたようです。その日の帰りには、スイカに大きなカバーがかけてあり、カラスがつつけないようにしてありました。食べ物を巡る人と動物との闘いも、太古の昔から続いているものなのでしょうね。

 

ソリューション起点でのデジタル技術の活用
(2017年版ものづくり白書から)

2017/08/17

橋口コーディネータ

 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・橋口です。

 2017年版ものづくり白書では、IoTをはじめとする最新のデジタル技術で、顧客に最適な「ソリューション(課題の解決力)」を製品・サービスとして効果的・効率的に届け、直接的なユーザー価値の向上を図ること、そのために自社内でのデジタル技術の活用能力を高める取り組みで、生産性や付加価値の向上を図ることが重要であると述べています。※①

 直接的なユーザー価値向上のためのソリューションとして、「予知保全(顧客)」、「遠隔保守(顧客)」、「運用最適化(顧客)」、「全く新たなサービス提供」等の項目が挙げられています。
また、自社内の取り組みにおけるソリューションとして、「R&D支援」、「企画支援」、「設計支援」、「共同受注」、「生産最適化」、「多品種少量化」、「製造プロセス最適化」、「予知保全(社内)」、「遠隔保守(社内)」、「運用最適化(社内)」、「IoTカイゼン」、「技能継承(匠の技の継承)」、「物流最適化」、「販売予測」等の項目が挙げられています。

 次に製造業を産業タイプ(最終製品、部品・部材、素材、設備)別に分け、タイプ毎に取り組みの方向性と事例が示されています。
中小企業の多い部品・部材製造業の特徴的な取り組みも、下記をはじめとして数多くのソリューションの事例が紹介されています。

    • (1)部品・部材ユーザーへのサービス提供(P77~P80)。
      金型や工具にセンサーを取り付け、トレーサビリティや不良品発見などのサービスを展開等の「予知・予防保全(社内、顧客)」

    • (2)受発注を仲介するビジネスモデルの出現(P80~P81、P115)。
      ベンチャ-企業がプラットフォーマ-となり、リソース・技術などの情報をつなぎ
      受発注のマッチング、生産管理、契約などの事務手続きも担う「共同受注」。

    • (3)IoTの活用によるカイゼンノウハウのサービス提供(P81~P82)。
      企業によってIoT化の目的や業務プロセスは異なるため、市販のセンサーやモジュールを組み合わせてDIY型の見える化をして、その情報をもとにカイゼン活動に取り組む「IoTカイゼン」、及び自社の活用実績を踏まえ外販する取り組みの事例。

    • (4)ものづくりのデジタル化による製造プロセス最適化(P82~P84)。
      デジタルツール※②やITツール※③の活用によって、ものづくりの手段・方法の変革(プロセスイノベーション)に取り組み、下請け型ビジネスからのビジネスモデル変革(開発・試作サービスの提供)を目指す事例。 

    •  これらの事例を参考にしながら、まず自社のニーズを解決するという発想から最新のデジタル技術の活用に取り組まれては如何でしょうか?

         コーディネータは、このような
取り組みに対して、マッチング(企業、大学、専門家)、紹介(研究・支援機関、専門家)、情報提供(助成金、公的機関の支援制度)やアドバイスなどにより、継続してサポートを行って参ります。

           お気軽にご相談ください。


        「時間」について感じたこと

        2017/08/10

        藤井コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・藤井です。

         

         先日、BSテレビの公開収録(歌謡番組)が有り、約10倍の競争率だったが入場券が当り、収録に行き感じたことを述べてみたいと思います。

        番組放送は1.5時間で公開収録は2時間の拘束でした。

        収録中は先頭席のフロアディレクターの手の動き(サイン)と舞台上の司会及びタレントの動きを見続けていました。
        本放送の日、その時の動きを思い出しながら放送を見ました。
        ものの見事な仕上がりでした。

        1.指定時間にキッチリ抑える
        2.放送日とのつじつまの合わない内容はカットされている
        3.番組作りのコンセプト(構成)は生かされている

         時間は「有限」といわれ、誰にも平等に与えられています。家庭生活でも仕事の面でも時間は常に付きまといます。時間を有効に使っている人には「キレ」が有り清々しさを感じます。
         
         時間を有効に使い「時は金なり」を肝に銘じて自分にも他人にも迷惑を掛けない時間管理を感じさせてくれた公開収録でした。

        ウェブやメールが9月19日以降できなくなる可能性

        2017/08/01

        姫野コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。
         

         インターネットに関する重要な情報ですので注意喚起の意味でお知らせいたします。そのため少々専門的になりますがご容赦ください。


         インターネットを利用する際に一般的には「http://~」などのドメイン名を利用しますが、実際にウェブサイトなどへアクセスするには接続先のコンピュータに割り振られた数字のIPアドレスを利用します。(例:123.456.789.012など)


         このドメインとIPアドレスを変換する作業は「名前解決」と呼ばれ、DNS(ドメイン・ネーム・システム)がその役割を果たしています。


         現在、電子署名の正当性を検証するために使う暗号鍵の中で最上位となる鍵(ルートゾーンKSK)が2017年9月19日に初めての更新が始まります。


         そのため、インターネットなどのDNSサーバー運用者は9月19日までに必要な措置を講じる必要があるという事になります。


         通常、インターネットサービスプロバイダがこれらの作業を行うため、個人で特に何か行う必要はございませんが、独自のサーバーシステムやLANなどを構築しているのであれば業者などに確認する必要があります。


         対策しなければ、いきなり社内システムが止まった!メールが送受信できない!という事が起こり業務の支障となる可能性があります。


         尚、総務省からも注意喚起されていますのでご覧ください。こちら


         インターネットの技術は急速に変わっていきます。常に最新情報に気を配る必要があると思います。


        ちょっとお得なパソコン(iPhone含む)活用術

        2017/07/27

        kobayashi2

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
         

         ひさしぶりのiPhone活用術です。

        (=゚ω゚)ノオヒサ

         私ごとですが、iPhoneを購入してもう?年。マンネリ化しつつあるiPhoneの活用...いやいや、世の中は進化している。新たなアプリを探して試してみることで新しい発見もあるはず!

         ということで、先日、楽しそうなアプリを発見しました。「Wi-Fiミレル」というアプリで、Wi-Fiの電波強度を可視化できます。

         試しに我が家のWi-Fiを見てみたのが添付のイメージです。1階のほぼ中心にWi-Fi親機を設置しており、黒丸は計測ポイント。緑→黄→赤の順に電波が弱くなっていく。ということです。

         2階の子供部屋(イメージ左下)が電波弱いな~と感じていたので予想通りの結果なんですが、計測ポイントごとの電波強度を一度に比較できて色が付いているので分かりやすいですね~。計測していない場所の電波強度まで想像できます。

         次はAI関連のアプリを探してみるかな( *´艸`)

         wifi.JPG

        AI(人工知能)は生活必需品

        2017/07/06

        創業支援担当・城戸主幹

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する 「広島市中小企業支援センター」 創業支援担当の城戸です。

         

        将棋の藤井聡太四段が公式戦連勝記録を更新しましたね。惜しくも30連勝は逃しましたが、次は最年少でのタイトル獲得に大きな期待が懸かります。

         

        ところで、先月、今話題の「AI(人工知能)」を集めた初の展示会「第1回 AI・人工知能EXPO」が東京ビッグサイトで開催されました。車の運転支援、病気の診断、身近なところではレシピの提案など急速な成長を遂げる「AI」はすでに日常生活の一部になっています。
        日々進化し続ける将棋ソフトも古くからある「AI」のひとつです。藤井四段が将棋ソフトを使って技術を高めたことは有名ですね。元々本人が持っている棋力の高さに加え、「AI」ならではの戦法を上手く取り入れたことが、今の強さに結び付いているようです。

         

        中小企業においても、すでに「AI」を自社の業務に取り入れ、事業の効率化や革新に活用する事例が増えてきています。家庭や企業の中でどのように活用されていくのか今後が楽しみです。

         

        プレゼンで成功するためのポイント

        2017/07/04

        中島コーディネータ

        おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・中島です。

        報告書、申請書などの文書作成には苦労しますが、プレゼン発表に悩む方も少なくないのではないでしょうか? 文書作成は校正が効きますが、プレゼンは一発勝負なので大変ですよね。プレゼンは、「社内の朝礼」のような身近なものから、「顧客への商品売り込み」や「企業や個人のその後を左右するようなもの」まで多様ですが、多くの方が苦手意識をもっていると思います。

        プレゼンといえば、2020年のオリンピックの招致を決めるIOC総会(2013年9月)での日本チームのプレゼンが、東京招致を決めたものとして、記憶に残っています。なかでも、滝川クリステルさんの「おもてなし」は印象に残るプレゼンでした。この招致チームに、最初の段階から加わって重要な役割を果たしたニック・バーリーさん(英国出身。2012年ロンドン、2016年リオのオリンピック誘致に成功した各招致団メンバーで、その後、東京オリンピック招致団のコンサルタント)が書いた本を読みました。

        ニックさんの「プレゼンで成功するためのポイント」を紹介したいと思います。

        オリンピック招致のプレゼンは数あるプレゼンの中でも最もスケールが大きいものの一つなので、一般の人が日頃行うプレゼンとは規模的には比較になりませんが、成功のための基本的なポイントは同じのように思います。

        バリーさんの指摘の要点は

        1.先ずは「誰が聞き手か」、「聞きたいことはなにか」を知ること

        「知りたいことに答えるのは当然のことでしょう」と思えますが、オリンピック招致のプレゼンにおいても、そうなっていないものもあったようです。バリー氏は「審査委員(IOC委員)が知りたいことに答えていない例が、オリンピック招致の最終プレゼンでもあった。審査委員は、開催都市がオリンピックをどのように開催していく考えか、オリンピックの発展にどのように貢献していきたいかを聞きたいのに、開催都市の自然や美観、歴史遺産を強調し、聞きたいことに十分こたえなかった都市(パリ、マドリード)があった。」とのことです。審査員の疑問に答えることが出来なければ、良い評価は得られません。

        これは、一般の方が行うプレゼンでも同じだと思います。

        社内向け、顧客向け、審査員向け、一般の方向けで、聞き手が知りたいことは変わります。「問われていることは何か」、「何を話すべきか」について、準備の最初に時間をかけて考えるべきだと思います。別の場面で使用したプレゼン資料を、忙しいので、一部だけ修正して使うケースもありますが、これでは、やはり好印象は得られないと思います。


        次回に続きます。

        一店逸品運動

        2017/06/27

        中小企業支援センター 土佐所長 

         がんばる中小企業を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の土佐です。

         いよいよ梅雨入りしましたが、今年は入梅していきなり、梅雨の中休みに入り、朝夕が涼しく過ごしやすい日々が続いています。しかし、これから本格的な雨も予想されますので皆さん十分気を付けてくださいね。


         さて、以前、九州を旅した時のことですが、少し時間があったので、駅前の商店街を散策していました。すると、店構えは少し年季が入り、パン屋なのかケーキ屋かわかりにくい店でしたが、多くの人が並び混雑している店を発見しました。

        みんなが何を買っているのか、しばらく観察していると、多くの方が、手のひらサイズのロールパンのようなものを5~10個単位で買っていました。なんの変哲もないようなパンに見えましたが、どうして多くの人が並んでいるのか知りたくて、私もそのパンを買ってみることにしました。値段は確か1個80円位で、見た目は柔らかいロールパンのようですが、実際の表面の触感はフランスパン風に少し硬いものでした。

        口に含んでみると、一瞬表面が硬いかなと思いましが、直ぐに中から甘い味が口一杯に広がりました。中に練乳が練りこまれており、表面の少し硬い生地と絶妙に相まったはじめての触感で、2個ペロリと食べてしまいました。「安くて、おいしい、新しい触感」売れる商品のキーワードの一つです。

         一店逸品運動は昔から言われていますが、改めて創意工夫で店独自のオリジナル商品を提供できれば繁盛店になれるし、そうした店が1割を超えた商店街は魅力的な商店街になります。是非貴店でも魅力的な商品開発に努めてみてください。



        家庭菜園から学ぶこと

        2017/06/08

        藤井コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・藤井です。

         

         今回は約30年継続している趣味のひとつの「家庭菜園」について述べてみたいと 思います。

         家庭菜園の効果は「安全とセラピー効果」と言われます。安全は'新鮮で無農薬'だと思いますが、セラピー効果はいまひとつ良く判りません。確かに畑での作業中は'日に当たり風に当たり'無我の状態がセラピー効果なのだと思います。

         永年の野菜作りでも決して昨年と同様な収穫とはいきません。その年の「土の具合、 日照の状態、雨の状態、気温の状態」と自然を見ながら自分で工夫しながらの作業が必要です。

        初歩の時は、追い肥さえ充分に与えれば野菜は育つと思っていましたが、失敗でした。

        その頃は子供も小さい時で、教育と一緒だなと感じていました。やはり、「土起こし、まめな 草取り、適度な追い肥」とバランスが必要です。それが今の境地です。


         この家庭菜園は企業の経営にも通じるものが有ると考えています。現在の結論は

        1.こまめな心配りと丁寧な作業⇒事業計画の確実な実行

        2.自然を読んだ作業⇒トレンドを読む

        3.雑草と害虫との闘い⇒競合の排除は早い方が良い

          と考えます。


         とはいうものの、投資対効果を考えれば赤字と思います。<笑>

         数字に表れない「安全とセラピー効果」に期待し当分は麦わら帽子での作業は 続くでしょう!

        「ヒト・モノ・カネ」+「情報」

        2017/06/01

        姫野コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。


         今日から6月ですね。衣替えの季節ですが、当支援センターでは5月から「クールビス」を行っていますので実感が沸かないです。


         さて、今回のテーマは「ヒト・モノ・カネ・情報」について考察してみたいと思います。

        「時間」も加えて5つという考え方もありますが、ここでは4つで考えたいと思います。


         この4つは一言で言えば全て「経営資源」です。

         そして「ヒト・モノ・カネ・情報」という順序で必ず最初に「ヒト」きて、最後は「情報」で終わりますが、これにはちゃんと意味があるのです。


         「情報」を「情報技術(IT)」として考えて頂ければわかりやすくなります。

         情報技術(IT)が企業経営に適用されるようになったのは1980年代、つまりコンピュータが本格的に利用され始めたぐらいからです。そのため最後に記述されます。

         では「ヒト」が最初であるのはなぜでしょうか?


         「モノ・カネ」は「ヒト」が動かすことによって初めて意味をなす経営資源であるからです。


         「情報」に関しても単なる数値データを「役に立つ情報」に加工し判断するのは「ヒト」だからです。


         企業にとって大切な「ヒト・モノ・カネ」に「情報」=情報技術(IT)を加えた企業経営を目指して頂ければと思います。
         当センターではそのような相談にも応じておりますのでお気軽にご利用ください。

        テレビがよく故障します(´Д⊂ヽ

        2017/05/30

        kobayashi2

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
         

         先日、実家の母親から「テレビが映らないんだけど、見てくれる?」と相談がありました。

         実は、実家のテレビはよく故障します。今回のテレビも2,3年しか使っていません。薄型テレビにしてから3台目の故障で、映像が映らないという症状ばかりです。

         

         これは何かあるでしょ(; ・`д・´)

         

         部屋にはキッチンがあり、水槽も3つあります。築50年ほどのおうちです。

         まずは、症状の確認です。映像が映りませんが音声は出ています。よく見てみると、ん?テレビ台座のあたりが濡れています。ティッシュ半分でちょうど拭けるくらい。なんで?(´・ω・`)

         テレビに水が溜まってるなんてナイでしょうと思いつつ、少しテレビを傾けてみました。すると、ポタポタと水滴が出てきます。Σ( ̄ロ ̄lll)エェ―!?

         

         これは結露での故障っぽいですね。たしかに冬場の結露がスゴイ部屋です。まさかテレビの中に水が溜まるほどとは...

         原因は分かった。さて、どうしようかな_( _´ω`)_ペショ

        小さな会社の稼ぐ技術

        2017/05/18

        橋口コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・橋口です。

        友人の薦めで買ってそのままになっていた「小さな会社の稼ぐ技術」栢野克己著を、連休中に読むことが出来ました。思っていた以上に面白くまた良書だったのでご紹介します。

        • 本書が説く、大企業とは逆をいく「弱者の戦略」のポイントを3つにまとめると次のようになります。
        • (1)差別化...強い会社と違うことをする。市場・地域・客層・営業方法を差別化する。
          どこにもない商品×どこにもない売り方が理想だが、どこにでもある商品×どこにもない売り方ならばハードルは低くなる。
        • (2)一点集中で小さな1位...あれこれせず1つに絞って、小規模1位、部分1位を目指す。
          商品や地域、客層で細分化すれば必ず誰にでも小さな1位がある。
        • (3)エンドユーザーに直接営業する。接近戦(=営業の差別化)。ライバルより常に一歩顧客に近づく。
        • 顧客が注文する理由は信用・信頼。本当の商品は心。

        これらを3つのケーススタディと50社の事例でわかりやすく説明しています。
        説得力のある事例が多く、小規模事業者や創業後間がない、あるいは創業を目指している方がたには特に一読の価値があると思います。

        • これまで私が当センターで支援させて頂いた経験から、特に参考になると思った箇所の幾つかです。
        • (1)まずは、他人がやっていること(例:手書きはがき、ニュースレター)をどんどんパクって(原文のまま)行きました。大事なのはとりあえず一歩前に進むこと。続けていると自分のスタイルが必ず出て来て馴染んできます。
        • (2)小さな会社は社長が現場の戦術ばかりをやるので一生懸命やっているのに結果が出ないになってしまいがちです。自社の「商品・地域・客層」を「自社・顧客・競争相手」の3方向から客観的に分析し「自社が勝てる部分=顧客から選ばれるポジション」がどこかを知る必要があります。
        • (3)優れた営業というのは、本業の商品を全然売っていません。顧客が抱えている困り事の解決のお手伝い、これが回り道のようで一番の近道であることがよくわかります。
        • (4)やずやの矢頭美世子会長は「経営計画書は魔法の書よ。でもほとんどの人は書かない。まずは1枚、書くといいのに」と1ページの人生計画書、経営計画書を作成する「ワンシート運動」を提唱しました。

        本書を取り上げた日経新聞の書評※①では、自分の仕事に置き換えて本書を読むと(誰にでも)新たな発見がありそうだと書かれています。

        今年2月には著者が当支援センター主催のセミナー※②で講師をされています。
        どうかお聞き逃しのないように当センターのホームページでセミナー開催情報をチェックし積極的にご参加いただくことをお薦めします。私たちコーディネータも、当センターの支援事業についての情報発信に漏れのないようにさらに努力して参ります。

        そして「一歩前に進む」ことを考えている方、すでにやっている方どなたでもコーディネータにお気軽にご相談ください。経営課題を一緒に考え継続して支援致します。


        ※①日本経済新聞2017年2月26日日曜版書評欄
        ※②経営者・管理者向けセミナー「小さな会社の成功事例100連発」

        やらない理由

        2017/05/09

        創業支援担当・城戸主幹

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する 「広島市中小企業支援センター」 創業支援担当の城戸です。

         

        今年は、久しぶりに五月人形を飾りました。子供(男の子2人)が小さい時は毎年飾っていましたが、だんだん面倒になり、最近は飾っていませんでした。

         
        「そもそも端午の節句の飾りは、男の子が無事に成長するのを願って飾るもの。子供はちゃんと成長したし、もう飾らなくてもいい」 と、私なりに正当な理由はありました。
        とはいえ、たまには箱から出して風を通さないとカビが生えたらもっと面倒なことになります。そこで、久しぶりに飾ることにしたのです。鎧と兜を組み立て、両側に太刀と弓を置くと、改めてカッコいいなと感じます。

         
        さて、ゴールデンウィークが終わり、今度はこの五月人形をいつ片付けるかという新たな問題が生じてきます。そう、人形を箱から出して飾ることよりも、元どおりに箱の中に戻すことのほうが面倒なんです。五月人形は子供を守ってくれる「お守り」という意味では1年中飾っておいても構わないのですが ・・・
        そういえばよく聞くなぁ 「やる人はやる理由を探し、やらない人はやらない理由を探す」 って。 

         

        弱いつながりの強み

        2017/04/27

        中島コーディネータ

        おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・中島です。

         

        広島市中小企業支援センターは、平成29年度も、経営分野、技術分野の両面での業務拡大と進化を目指しています。その業務遂行の一翼を担うコーディネータ、昨年と同様の4名の体制ですが、昨年度1年間の経験を加えて、より効果の高いご支援ができるように努めてまいります。

        コーディネータの役割は以下の通りです。

        ・経営・技術、情報、販路等の専門知識と経験を有するコーディネータが、経営管理、生産管理、商品・技術開発、情報化、販路拡大など経営上の様々な課題の解決に向けて、継続してサポートします。

        ・経営支援アドバイザーや工業技術センターとも連携して課題解決にあたります。

        ・各種企業、大学、研究所、企業OB等を紹介しマッチングにつながるように努めます。

        広島市中小企業支援センターの各種支援策や国・県・市などの助成金等を紹介支援します。

        課題をお持ちの方はもちろん、課題を明確にしたい方、支援機関への相談は初めての方等 どなたでも結構です。

        「弱いつながりの強み」という言葉をご存知でしょうか? 米スタンフォード大学のマーク・グラノヴェッター博士が言われたことで「社会的つながりが緊密な人より、弱い社会的なつながりを持つ人の方が、有益で新規性の高い情報をもたらしてくれる可能性が高い」という意味で、下記のように解説されています。

        『強い絆で結ばれるコミュニティー(注)は同質性や類似性が高いため求心力ばかりが働きがち。そのため、コミュニティーは孤立し、新たな情報は入りにくい。「弱いつながり」は「強いつながり」同士をつなぐ機能を果たし、価値ある情報が伝わっていく上で、非常に重要な役割を果たす。』このことは、皆さんが感覚的には理解されていることではないでしょうか。 

        (注)社員同士、同業者、取り引き先、家族、親友など

        企業の業種、規模を問わず、競争がより厳しくなってきている中で、自社の力だけでは対応が難しい時代になってきており、外部との協力、連携が必須となってきています。 私ども広島市中小企業支援センターも、是非、協力、支援させて頂ければと思っています。
                                 

         ご相談の方は、お気軽に広島市中小企業支援センターまでご連絡ください。

        タイムマシン?

        2017/04/20

        中小企業支援センター 土佐所長 

         がんばる中小企業を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の土佐です。

        いよいよ平成29年度がスタートしました。

        個人的な感想ですが、3月は別れの季節で、何か物悲しいような、切ないような気分になりますが、4月になると新しい人が職場にも来られ、さあ新しい年度が始まるぞといった高揚感を感じます。人って不思議な生き物ですね。


        さて、満開の桜の下を、通勤できる今の時期は本当に気持ちのいいものですね。

        通勤というとほとんどの人は、毎日ほぼ同じ時間に家を出て、同じ時間の電車やバスに乗られるのではないでしょうか。毎日、同じ時間に同じ場所に通勤していると、毎日同じ人に会うのではないでしょうか。

        ところが、1本早い電車に乗るとその景色が少し変わります。当然ですよね。5分速い電車に乗ると、私がいつも交差点で会っていた人は、交差点の手前にある公園の前で、野良猫と遊んでいました。「う~ん?5分前の世界に遡れる、これは小さなタイムマシンか!」

        ただし、このタイムマシンを利用できるのは、あくまでも5分早い電車に乗ることが条件で、30分も違うと全く別の世界ですので悪しからず。



        「素人発想」と「玄人実行」

        2017/03/28

        中島コーディネータ

        おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・中島です。

         

         研究開発や商品開発、あるいは事業化を進める場合、目標を設定し、計画し、実行していく、その時々で、方向性などの判断を求められる時があります。うまく進めるための基準のようなものを、皆様はお持ちでしょうか? 研究の進め方についての面白い着眼点を記した本がありましたので紹介したいと思います。

         「素人のように考え、玄人として実行する」(金出武雄(かなでたけお)教授著、PHP研究所出版)という本です。著者は、コンピューターとロボット研究者で、自身のこれまでの経験と観察から得たものを『良い研究を行うための秘訣』としてまとめたものです。

         金出先生が言われた言葉を引用すると以下のとおりです。

        ・成功するアイデアとは、人が抱く想像や希望から生まれるため、単純かつ素直なものであることが多い。素直で自由な発想を邪魔するのは、なまじっかな知識である。


        ・知識があると思うと、物知り顔に「いや、それは難しい。そんなふうには考えないものだ。」という。専門家というものは「こういう時にはこうすればうまくいくはずだ。」というパターンを持っている。その分野を知っているだけに視野が狭くなってしまう。


        ・しかし、立派なアイデアがあるからといって、素人が成功できるわけではない。なぜならアイデアを実現するには、専門的な知識と技術が必要になるからだ。考え方が良くても下手に作ったものはうまく動かない。

         先生は大学の研究者ですが、以上の視点は、これから創業しようとされる方や経営全般にも、そのまま当てはまるように思います。


         「自由発想」がなくなると、人(企業)は方向性を間違います。場合によってはマイナスの方向に向かいます。一方、「玄人実行」ができないと、人・物・金をつぎ込んでも目的地まで到達できません。両方重要なのですが、両立はなかなか難しいです。

        大体は、どちらかが苦手なのではないでしょうか。皆様は如何でしょうか?

         企業として苦手な部分を補うために、当センターの窓口相談や専門家派遣などを活用したら如何でしょうか?

         ご相談の方は、お気軽に当センターまでご連絡ください。

        情報資産を安全に保つには

        2017/03/22

        経営革新担当・榎田主事 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・榎田です。

         

         企業の7割はセキュリティ事故を経験し、9割はマルウェアやスパイウェア等々、未知の脅威が侵入している~というデータ(※1)を示されても、実際に痛い目に合うまではどこか他人事に思えてしまいがちな情報セキュリティ。
         では、実際に事務所や現場が、まったく関係のない他人、しかも悪意を持った第三者に、鍵をこわされて勝手に侵入されてしまったらどうでしょう。金品を持ち出されたり重要な書類を見られたりしまっては一大事です。それと同じことが、パソコンで管理しているデータにも当てはまります。つまり、勝手にパソコン内のデータにアクセスされて、原価情報を盗み見られる、ファイルを違う内容に書き換えられたりするかもしれません。あるいは、意図せずに感染してしまったパソコンから送られたメールで、大切な取引先にウィルスをまき散らし、加害者になってしまうかも。これは、大企業に限った話ではなく、ごくごく身近に存在します。


         攻撃者によるサイバー攻撃は、現在大半が利益目的と言われます。情報を盗むだけでなく、振込先を勝手に書き換えて送金する、勝手にファイルを暗号化し、元に戻すために相手に金を請求する、などがあります。
         では、どうすればよいか。攻撃者が、攻撃にかけた投資の回収をさせないように、以下のような点に注意して、社内のルール作りに取り組んでみましょう。

        • 1.防御力向上:できるだけ侵入を防ぎ感染しないようにする。例えば、怪しいファイルやリンクは開かない、アンチウィルスソフトのバージョンは常に最新版にする、といった当たり前なことも重要です。
        • 2.検知分析:やられていることをすぐに把握する。いつもと違う、と思ったら、すぐに情報部門担当者や専門家に相談し、放置しない。
        • 3.被害軽減:やられても軽微なダメージにとどまるよう、対策を打つ。例えば、USBでデータをやり取りするなら、自動的にファイルを暗号化し、そのままでは読めないようにする、等々。


         情報セキュリティ対策は何だか難しそうで、アンチウィルスソフトのインストール以外に他にどんな手を具体的に打てばいいのかな、と思われた方は、ぜひお気軽に当センターまでご相談ください。専門家と一緒に、御社にあった対応策を考えましょう。

         出典:※1 トレンドマイクロ IT Japan 2015 2015年7月

         参考:Hackademy project サイバーセキュリティ~ハッキングと防御ビギナー編

        記念日を営業ツールに

        2017/03/16

        創業支援担当・城戸主幹

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する 「広島市中小企業支援センター」 創業支援担当の城戸です。

          

        一般社団法人日本記念日協会という団体をご存知ですか。
        記念日の認定と登録、記念日イベントの企画、PR活動、記念日の市場調査など、記念日情報の総合窓口として活動をしている団体です。

         

        協会のホームページによると、2016年10月末現在で1600件を超える記念日が認定登録されているそうです。
        今日3月16日にもいくつか記念日が登録されています。そのうちのひとつが「財務の日」。中小企業がもっと財務に目を向け、財務をより良くして健全に発展、繁栄を続けて欲しいとの願いから、財務コンサルティングの専門会社である株式会社戦略財務が制定した記念日です。

        11月11日が近づくと、よくテレビやラジオでCMが流れる「ポッキー&プリッツの日」も江崎グリコ株式会社が制定した協会認定記念日のひとつです。

         

        認定登録された記念日は、協会のホームページでの公開、機関誌への掲載、各メディアからの取材対応など、協会も様々な形でPRしてくれるみたいです。
        販売促進など強力な営業ツールのひとつになるかもしれない記念日。あなたの会社でも記念日を作って協会に申請してみては?

         

        サイバー攻撃から組織を守るために

        2017/03/14

        姫野コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。
         

         さて、今回のテーマは「サイバー攻撃から組織を守るために行うべきこと」です。


         現在、当たり前のようにインターネットを活用して便利な生活を享受出来ているのは世界中で繋がっているからです。


         反面、世界中で繋がっているからこそ、どこからどのように狙われるかわからない危険性があります。


         良く「セキュリティ対策をしているから大丈夫」「うちの企業なんか狙われんよ」など聞きますが、本当にそうでしょうか?


         今やコンピュータウイルスと言っても様々な種類や攻撃方法があり、ここで全ては記載できませんが、一番怖いのは「気がつかないうちに感染していた」ということです。


         正直、サイバー攻撃を100%防ぐことはできません。しかし、万一、サイバー攻撃を受けたときは、「ネットワークを切断する」などできるだけ早く対処を行う事、そしてその痕跡を探す(取得しているログ情報を分析する)など同じ手で攻撃されないように対策を行う事が必要です。


         専門的で難しい内容だと思いますので気になることがありましたらセキュリティの専門家にご相談されることをおすすめします。



        超高齢化社会を支えるプロダクト・イノベーション

        2017/02/28

        橋口コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・橋口です。

         

         「人口と日本経済」吉川洋著(中央公論新書)では次のように述べられています。
        高度成長期(1955~1970年)の年平均経済成長率は9.6%だが、高度成長は労働力人口※ではなく労働生産性の伸び(9.6%-人口の伸び1.3%=8.3%)で

        もたらされたものである。
         労働生産性の上昇の最大の要因は、言うまでもなく労働者の頑張りや体力ではなく、高い需要の成長を促す新しいモノやサービスを生み出す広い意味の技術革新「プロダクト・イノベーション」である。そしてハードな技術進歩だけでなくノウハウや経営力などを含む総合的なソフト・パワーが重要である。


         すでに現実になりつつある超高齢社会において人々が「人間らしく」生きていくためには、今後なお膨大なプロダクト・イノベーションを必要としている。超高齢社会においては、医療・介護は言うまでもなく、住宅、交通、流通、さらに1本の筆記具から都市まで、全てが変わらざるを得ないからである。それは経済成長を通してのみ実現されるものである。


         問題は企業が潜在的な需要に応えるようなプロダクト・イノベーションを成しうるかである。所得水準が高く、マーケットのサイズが大きく、超高齢化社会のフロントランナーであり、品質に対して敏感な消費者を持つ日本は、イノベーションが起きるにふさわしく大きな可能性を秘めている。国内市場をこうした視点から見直してもらいたい。
         日本経済の将来は、日本企業がいかに「人口減少ペシミズム」を克服するか、にかかっているという言葉で結ばれています。

         先々週インテックス大阪で開催された関西医療機器 開発・製造展(MEDIX関西)では、広島広域都市圏ブースで4社が共同出展しました。広島市(担当:経済観光局産業振興部ものづくり支援課)が医療・福祉関連事業へ新規参入を目指す企業を募集し出展費用を負担したもので、うち1社は当支援センターの紹介によるものでした。

         出展企業の多さとともに、わずか社員6人の企業が、メーカーの信頼を勝ち取り医療機器装置の部品の設計・開発・製造まで行っていることなどを知り驚きました。

         皆さんの医療・福祉関連事業への参入(含、間接的参入)を積極的にサポートします。
         お気軽にコーディネータにご相談ください。
         
        ※労働力人口
         労働に適する15歳以上の人口で働く意思と能力を持つ人の総数
         (就業者(休業者含む)と完全失業者の合計)

        営業の質問力

        2017/02/14

        藤井コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・藤井です。

         

        「営業の人は能弁(のうべん)ですよね」と良く言われます。
        多くの人が、トークが得意な人ほど営業成績が高いと思われている様です。ところがトークが苦手な訥弁(とつべん)な人でも、素晴らしい成績を出しています。
        そのことについて自分は長い営業経験を通して知っています。

        訥弁な人でも成績を上げる秘訣があります。今回はこのことを考えてみましょう。


        自分が良く使う言葉に「人間は口は一つで、耳は二つある」従って「一つを喋り二つを聞く」という「傾聴の精神」の営業活動が必要と思っています。

        この技に到達するには営業の質問力の向上が不可欠です。

          • 1.普段から心掛ける3つの目
          • (1) 鳥の目:大所高所から広い視野で物事全体を見つめる大局観を把握する目
          • (2) 虫の目:「現場・現物・現実」の三現主義で足元を見つめ直す目
            お客様との接触で自社の足元をとらえ直す視点
          • (3) 魚の目:トレンド(傾向)つまり、時代の変化を見逃さずビジネスチャンスに生かすための目

          • これらの目はどれかが優れても駄目で、3つの視点を同時に見つめることが必要と考えます。

        • 2.営業の質問力で大切な4つのポイント
        • (1)チャンスの時は徹底的に掘り下げる
          お客様が抱えている課題やニーズを話したいと感じた時は掘り下げた質問をしていく
        • (2)目の前の浅いニーズから深いニーズを類推する
          表面的なニーズから隠れたニーズを意識した質問をする
        • (3)お客様の価値向上の質問をする
          一方的な商品トークでなく価値提供に努める質問をする
        • (4)お客様のキーマン(発注権限者)を探り出す質問をする
          キーマンは誰でニーズは個人ニーズか会社ニーズかを見極める質問をする



        以上のことを実践できた営業は、成功を得ることができます。
        普段より自分を磨きお客様と自社内との橋渡しを行う営業は、仕事が楽しいはずです。
        素晴らしい営業人を目指してください。
        広島市中小企業支援センターは全力で応援します。

        ちょっとお得なパソコン(iPhone含む)活用術

        2017/02/07

        kobayashi2

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
         

         ちょ~ひさしぶりのiPhone活用術です。( *´艸`)

         私ごとですが、iPhoneを購入してもう?年。文字も見えにくくなり、大きめのiPhoneにしましたが、使い方には新鮮味が無くなってきております_(:3 」∠)_

         半年ほど前には、私の母もiPhoneにしました。簡単操作のガラケーからスマホです。チャレンジ精神旺盛で何より。

         

         そんな母から、先日、「充電できないんだけど」とのこと。確かに、少し前から充電がしにくいという話は聞いており、Lightningケーブルの向きを変えたりしてごまかしておりました。(Lightningケーブルは向きとか無いんですけどね)

         

         今回は、全く充電状態になりません。ケーブルを新品にしたり、電源元を変えたりしても全くダメです。電池残量は47%。

         修理に出すにしても、まずはバックアップですよね。バックアップ作業などで電池残量41%。ヤバイ...下手に操作してると、何にも作業できなくなるかも(@_@;)

         と不安を抱えつつ、修理屋さんに電話して予約です。すると「ご予約の前に、電源の入れなおしで症状を確認してみてください。」とのこと。お!( ̄◇ ̄)

         

         結局、電源の入れなおしで何事もなかったかのように充電を始めてくれました。

         そう言えば、私も妻も子供たちも"充電しにくい、できない"ってことをみんな経験しているけれど、いつの間にか直ってる。どうやら電源の入れなおしで症状が改善される事例が相当数あるようですな。

         同じような症状でお困りの方は試してみてください。(活用術じゃなくて、保守術でスミマセン)

         

         

        カープ優勝のもう一つの価値

        2017/01/31

        中島コーディネータ

        おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・中島です。

         

        最近はIOT、AI、IE、3D、BEMS等々、わかりにくい用語が多いですね。

        FAやEC、PET、KYなど、複数の意味があるものは余計わかりにくいので、できるだけネットで調べることにしています。FAには、Factory Automation、Financial Adviser、Free Agentなどの意味があるそうでが、ここでは、Free Agentについていて興味ある(うれしい)記事が載っていたので紹介します。

        Free Agent(FA)は、1993年に開始された制度で、「プロ野球球団所属の選手は、球団である年数が経過すれば、いずれの球団とも契約を結ぶことができる制度」のことです。

        ドラフト制度により戦力均衡が図られている中で、FAは、他球団の有力選手を獲得できるので、(FAで選手を獲得するためには、資金が必要ですが) 自軍を強化する近道です。

        当然ですが、資金に余裕のある球団が有利です。

        記事によれば、93年以降で、FA選手を最も多く獲得している球団は巨人で23人、次がソフトバンクの13人、阪神11人、DeNA 8人、中日6人、オリックス5人、ヤクルト4人、ロッテ&西部&楽天3人、日本ハム1人なのだそうです。


        では、カープは?

        セリーグの有力球団が、獲得数ランキングの上位を占めている中で、カープは"なんと0"でした。(逆に、他球団へのFAは、金本、江藤、新井、黒田(海外FA)等多いですよね!)

        FA獲得選手数が0人のカープが、ペナントレースで獲得数が最も多い巨人を破ったことは、特筆すべきことだと思います。カープの、人材獲得(ドラフト)戦略と選手育成システムは評価されて、大リーグの球団からも問い合わせが来ていると記載されていました。

        選手育成と言えば、広島県出身でサラリーマンだった原晋氏が、2004年に弱小の青山学院大学の駅伝監督になってから11年、2015年1月の箱根駅伝に見事に優勝。無名の高卒選手を集めて選手育成したとのことです。この1月に3連覇しました。こちらもすごいことです。

        カープや青山学院大学の姿は、頑張る中小企業に重なるように思います。

        本年も、よろしくお願いいたします。

        寒中お見舞い申し上げます

        2017/01/24

        創業支援担当・城戸主幹

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する 「広島市中小企業支援センター」 創業支援担当の城戸です。

          

        2017年がスタートして、あっと言う間に

        1月も下旬になりました。
        「ジャネーの法則」 知ってますか?
        歳をとるほど時間が経つのが早くなる。

        おそらく誰もが感じるこの現象を心理学的に説明したものです。
        「生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する」 ということらしいのですが ・・・ 詳しくはWebで (^_^;)

         

        ところで、1年の始まりである1月は、二十四節気では1年が終わる時期にあたります。二十四節気とは、1年を24等分(約15日ごと)に分けた季節の区分のことで、「立春」で始まり「大寒」で終わります。

         

        今年の「大寒」は1月20日でしたよね。でも二十四節気は特定の日をさすだけでなく期間も表すので、次の「立春」(2月4日)の前日までは「大寒」なんです。
        一年のうちで最も寒い時期で、寒稽古などの神事や行事が各地で行われます。

        インフルエンザがピークを迎えるのもこの時期、くれぐれもご自愛ください。

         

        ちなみに1月20日午前6時24分が今年の「大寒」の瞬間だったそうです。

         

        インターネットでも広告が必要です。

        2017/01/19

        姫野コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。
         

         さて、今回のテーマは「インターネット広告」についてです。

         

         インターネットのウェブサイトやメールを使用し企業が製品やサービスのマーケティングのために行う宣伝活動のことで、「ネット広告」「オンライン広告」「ウェブ広告」などと呼ばれます。

         従来のマスメディア=チラシ、新聞、雑誌、TVなどとは異なりインターネット広告はユーザーの年齢、性別などの属性、行動履歴、地域などによって配信する内容を変える、また能動的にアクションできるなど深いコミュニケーションを取れる仕掛けが出来る事が特徴です。

         インターネット販売やサービスで苦戦しているというのをよく聞きますが、お店を作っても広告しなければ売れないように、インターネットという大海原で見てもらうために広告は必須だと考えて経営戦略や予算に入れておくことが必要です。


        平成29年(2017年)年頭にあたってのご挨拶

        2017/01/04

        中小企業支援センター 土佐所長 あけましておめでとうございます。

         がんばる中小企業を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の土佐です。


         旧年中は、当支援センター事業の推進に格別のご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
         昨年を振り返りますと、まず、5月にアメリカのオバマ大統領が被爆地広島を訪問され、本当に記憶に残る歴史的な年になりました。
         また、もう一つ広島にとって大きな出来事は、カープの25年振りのセリーグ制覇ではないでしょうか。自分の周りでも、遠くは青森、東京、高松などの古い友人からお祝いの電話やメールが届きびっくりしましたが、その広島経済への波及効果は極めて大きかったのではないかと思われます。
         さて、今年についてですが、1月にトランプ次期米大統領が就任されますが、保護主義的といわれる経済政策が日本の経済にどのような影響を与えるのかは未確定ですが、結果的に、市内の中小企業の皆さまにとってプラスに働くことを期待しています。
         広島市中小企業支援センターでは、窓口相談、専門家派遣、創業者支援など各種支援制度を有しておりますが、事業内容のさらなる充実を図り、これまで以上に中小企業の皆さまのお役に立つよう職員一同努めてまいりますので、本年もよろしくお願い申し上げます。

        公益財団法人広島市産業振興センター
        中小企業支援センター
        所長  土 佐  計







        「IT利活用による稼ぐ力のアップ」(2016年版中小企業白書から)

        2016/12/22

        橋口コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・橋口です。

         2016年版中小企業白書では、人手不足等の構造的要因による課題を克服し「稼ぐ力を高めていく」ためにはITの活用が重要であると述べ、IT投資と企業業績の関係やソーシャルメディアサービスや電子商取引による効果を分析し、クラウドコンピューティングのメリット(運用コスト、専門知識、セキュリティ面)にも言及しています。(第2部第2章第2節116~132ページ)。

        そして、IT投資のプラス効果を低収益企業より高収益企業の方がより多く実感しており、その効果を、基幹系(業務効率化)システムでは「業務プロセス合理化・意思決定の迅速化」で、また業務支援系(付加価値向上)システムでは「売上拡大」「利益率・生産性の向上」「営業力・販売力の強化」で実感していると述べています。(第2部第2章第3節138~139ページ)

        次に、IT投資の前後に行った有意であった取り組みを比較した結果、高収益企業と低収益企業では下記の事項で実施状況(実績)に大きな違いがあったことが分かりました(第2部第2章第3節139~148ページ)。
         (1)IT導入に併せた業務プロセス・社内ルールの見直し
         (2)IT導入に対しての各事業部門、従業員からの声の収集
         (3)IT導入に向けての計画策定
         (4)IT・業務改善等についての社員教育・研修の実施
         (5)ITの段階的な導入・導入後のモニタリング
        従って、これらの成功要因をしっかりと意識したIT投資活動を行うことで、稼ぐ力を
        着実に高めていくことが大切と思います。

        現在、平成28年度補正革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金などでIT投資を後押しする募集が行われています。応募申請を支援(事業計画の作成等)致しますのでコーディネータにお気軽にご相談ください。

        参考:「攻めのIT企業中小企業百選

        「今年の流行語大賞」

        2016/12/08

        藤井コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・藤井です。

         

         今年も残すところ1ケ月を割りました。1年が早いですね。皆様はどのような1年でしたでしょうか?

         今年もユーキャンの新語・流行語大賞が発表されました。毎年の世相を反映させ年末には楽しみしている行事です。1年を振り返る意味でも「あれもあった!これもあった!」と思い出しています。
        30のノミネートから自分なりの寸評を加えてみます。

        • 「文春砲」
        • これが一番と感じました。文春発で色々なニュースを提供してくれました
        • 「EU離脱・トランプ現象」
        • これには驚きました。来年も話題は続く流行語ですね
        • 「都民ファースト」
        • 凄く当然なことですが、オリンピック会場のいざこざをみると大丈夫かなと感じてしまいます
        • 「神ってる」
        • 地元愛、CARP愛から一番に押したいですね
        • 「SMAP解散他」
        • 今年も芸能人絡みの流行語が多かったですね

         
         そしてご存じのように「神ってる」が今年の新語・流行語大賞に決まりました。
        思わず「ヤッター!」と叫びました。今年の6月から9月までの逆転勝利を思い出しました。2年連続でプロ野球界からの快挙に喜びひとしおは皆さんも同じではないでしょうか。

         来年も経済、観光、スポーツと「ひろしまファースト!」になるように頑張りましょう。
        当センターも全員で中小企業の皆様に寄り添います。あらゆるご相談にお応えします。

        ハンドメイド・マーケット

        2016/12/06

        経営革新担当・榎田主事 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・榎田です。

         

         個人が作った手作り雑貨を通販サイトに登録して売買するハンドメイド・マーケットが日本でもいくつも立ち上がり、気軽に取引できるようになりました。既存の大手eコマースサイトにはない、味わいのある商品(作品)がたくさん登録されています。身近になった「ハンドメイド(手作り)作家」に憧れている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

         趣味で楽しむなら、好きなものを好きな時に好きなだけ作ればいいのですが、自立したハンドメイド作家になるなら、商品の個性やセンスの良さはもちろん、利益が手元に残る価格付けをして、継続的に販売することが重要です。 ハンドメイド・マーケットに訪れるお客様の主な購買動機は、値段の安さではなく、むしろ商品が醸し出す雰囲気やストーリーが気に入るかどうかです。また、ニーズはあるけれど市場に商品が出回っていないスキマ商品やユニークな商品も、強気な価格で売ることができます。反対に価格を安価にし過ぎると、売れば売るほど赤字になり、作る側も楽しくなくなってきます。

         一方、意外と重要なのが、売れ始めても途切れずに商品を供給し続けることです。ほとんど商品が売り切れて商品がない、またはずっと販売休止だと、せっかくファンになりかけたお客様が、他の作家に流れてしまいます。サイトを訪れるたびに「何か新しい発見(とか商品)があるかな?」といったワクワク感をお客様に提供できるようにしましょう。

         販売に伴う事業計画や価格設定、資金計画等々については、当支援センターの専門家がばっちりアドバイスいたします。是非お気軽にご相談ください。

        計画書の潜在能力?

        2016/12/01

        kobayashi2

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
         

         私は仕事柄、各種助成金・補助金への申請支援の経験が長いんです。

        かれこれ10年以上やってるかな。

         これくらいやっていると、私なりの支援のポイントが出来てきます。

         

         そこで、私が支援のポイントとしていることをお話しします。

         

         まず、私たち支援機関が普段、助成金等への申請支援でやっていることは、皆さんが考えた計画の良さを引き出すように文章としてまとめることです。

         

         しかし、これだけではチョット弱いと思います。Σ(゚Д゚)

         

         私が重視しているのは計画そのものの潜在能力の高さです。

         初めは計画書にうまく表現できていなくて、他人に説明しても考え込まれてしまうような計画であっても、考え方を整理して言葉を選べば、ストーリーがしっかりして、誰が聞いても「それイイね!きっと上手くいく!」という計画に変わったりします。上手く表現できなくて、説得力がなかっただけ。整理すれば誰もが称賛してくれる。この"共感の大きさ"が潜在能力の高さです。

         

         では、共感するポイントとは具体的には何でしょう?

         私なりの整理では、①お客様・社会にどうなって欲しいか、②実現するための経験・実績・ネットワーク・知識・技術はあるか、③課題は適度に大きく分かりやすいかということになります。

         これは、私が以前読んだ創業関係の本の中に書いてあった、「計画書とは①やりたいこと、②できること、③望まれていることのバランスをとること」の言い換えです。この言葉、すごく好きなんですよね。この3つのバランスが上手くとれていれば、きっと多くの人が共感してくれますよ。( *´艸`)

         

        ノーベル賞連続受賞

        2016/11/24

        中島コーディネータ

        おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・中島です。
         

         10月3日に、本年のノーベル医学生理学賞が発表され、大隅良典・東京工業大学名誉教授が受賞しました。日本人の受賞者はこれで3年連続となり、まことに喜ばしいことです。


         さて、ノーベル賞受賞者が、インタビューで答えられている内容を見てみます。
         大隅教授は「"はやり"を追いかけるのを止める。人がやらないことをやってみる。自分が面白いことをやる。1つ1つを自分で確かめる。」と言われています。
         これまでの受賞者でも、何人かは、同じようなお話をされています。
        一方、ビジネス書には、「自分の強い分野、勝てる分野で勝負すること。自分より良くできる人(企業)がいくらでも居るようであれば、あまりその職(事業)に長居してはいけない」と同様のことが書いてあります。
        ビジネスとの共通点ですね。


         次に、昨年の受賞者である大村智教授(生理学・医学分野)は「抗生物質の研究は、完全な共同研究の場である。菌を見つけるだけでなく、生化学者など共同して行かなければならない。」 また、梶田隆章教授も「スーパーカミオカンデですと100人を超えるチームが1つの目標に向かって共同で研究をして、成果を出していくようなプロジェクト。カミオカンデ研究グループが認められたと思う。」と言われています。
         お二人に共通するのは(大隅教授も同様ですが)、「自分が、自分が」というのが全く感じられないことです。これならば、チームの皆様も、喜んで協力しようと思うと感じました。
        "感謝の気持ちを、いつも言葉で表しているか?"、"自分が、自分が・・・になっていないか?"の点は、2人以上で仕事、生活するなどすべての場合に、心しなければならないと思いました。

        P.S
        追加ですが、ノーベル賞絡みで、面白い記事が載っていました。
        中国の方の意見ですが、「日本人から多数ノーベル賞が出る秘密は何か?」と問題提起。その答えは「日本人の財布の中に入っている」。心は・・・ご一読ください。

        11月の第3木曜日午前0時! 今年も解禁です

        2016/11/17

        創業支援担当・城戸主幹

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する 「広島市中小企業支援センター」 創業支援担当の城戸です。

          

        本日11月17日、今年のボジョレー・ヌーボーが解禁されました。
        毎年ニュースに取り上げられるので、ワイン好きの人でなくても一度は名前を聞いたことがあると思います。

        フランスのブルゴーニュ地方南部のボジョレー地区で造られる新酒のことで、渋みの少ないライトでフレッシュ感のある赤ワインです。

         

        使われるブドウは、その年にボジョレーで収穫されたガメイ種のブドウ100パーセント。その年のブドウの出来・不出来をチェックする試飲酒としての役割があり、ワイン業者をはじめ世界中で多くの人に飲まれています。
        その品質を保つために設けられた解禁日ですが、入手時期が限定されたことが付加価値となり、マーケティング効果も高めたようです。

         

        何はともあれ、せっかくのボジョレー・ヌーボー、美味しく頂きましょう。美味しく味わうには、冷蔵庫で1時間くらい冷やしてから飲むのがベスト。早飲みタイプなので出来るだけ早いうちに飲み切ったほうがいいそうですよ。ただし飲み過ぎないように!

         

        第4次産業革命「インダストリー4.0」がやってきた。

        2016/11/15

        姫野コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。
         

         さて、今回のテーマは「インダストリー4.0」についてです。

         インダストリー4.0はドイツで2011年に発表した産官学共同で進めている国家プロジェクトです。日本語に訳すと「第4次産業革命」、つまり人類史上4回目の産業革命と言われています。
         そしてそのコンセプトは「スマートファクトリー」(考える工場)の実現です。

         スマートファクトリーとは工場内のそれぞれの工程に加えて各工場間をリアルタイムに連携し、少量多品種、高付加価値製品を生産することで、これを「マスカスタマイゼーション」といいます。

         そのための情報収集や制御などの為に「物のインターネット」と言われるIoTの活用が必要となるのです。

         さて、国内での取り組みはどうなっているでしょうか?
         日本政府として1つは今年5月に設立された「ロボット革命イニシアティブ協議会」ともう1つは日本機械学会で6月に設立されたIVI(インダストリー・バリューチェーン・イニシアティブ)があります。


         地方でもインダストリー4.0の波が直ぐそこまで来ています。

        当たり外れ

        2016/10/27

        中小企業支援センター 土佐所長 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」所長の土佐です。

         暑い夏も過ぎて、私の最も好きな季節の秋になりました。気温は最適、果物はおいしい、運動をしてもさわやかな汗が出る程度、1年中、秋ならいいなと本気で思っています。

         話は変わりますが、私は以前、施設の管理をする部署にいたことがあります。その時、管理していた空調機器(同じメーカーのものを2台保有)のうちの1台が壊れてしまいました。耐用年数程度は稼働していたので仕方ないのかなとも思いましたが、メーカーの人に聞くと、もう一台は動いているのでこれは「外れ」だといわれました。同じ部品で同じように作った自動車や家電製品でも、耐用年数を遥かに超えて動き続けるものも数多くあるのです。

         その時、自宅のエアコンを思い出しました。平成4年に設置して、24年間夏場だけですが、けなげに冷風を送り続けてくれる頼もしいやつです。家庭用のエアコンの耐用年数は10年程度ともいわれていますので、我が家のエアコンは「大当たり」なのです。

         でも、この夏の終わりにエアコンからカタカタとか、コロコロといった変な音が聞こえてきました。来年の夏がとても心配です。

        革新的経営者による新事業創造パターン

        2016/10/20

        橋口コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・橋口です。

         従来とは異質な切り口を持つ社会課題挑戦型のビジネスモデルを率いる革新的経営者たちを、様々な分野から探し出しネットワーク化しようとしているプロジェクト(注1)のリーダーによる1時間程の講演を聞く機会がありました。なるほどそうだなと思い当たることが多くあり、講演者の著書(注2)も取り寄せて読んでみました。これから起業しようとする方だけでなく新たな事業展開を考えられている方々にも参考となる革新的経営者の思考パターンやスキルを紹介します。

        • 1.あたりまえを疑う
        • 常識を学び、現状の合理性も何故変われないかの理由も全て認識した上で、それでもなお「あたりまえを疑い」新しい着眼点、突破口をしぶとく追求する。
        • eラーニングは「いつでもどこでも勉強出来る」ことに価値があると考えられているが、子供はいつでもどこでも勉強なんかしない。「ICTを使って学びに対するモチベーションを高めるもの」と再定義して、教室で学習用タブレットを用いてグループで競い合うやり方を発案(集計システム等のしくみを提供)。
        • eラーニング業界の新しいカテゴリーを生み出した。(eラーニングベンダー)
        • 「高齢化社会」という大前提を疑い「人口構造は変えられる」と考え、子育て世代の共働き夫婦を狙い撃ち(ターゲティング)したマーケティング戦略を実行。
        • 30代夫婦を中心に、人口を16%25千人増加させた。(千葉県流山市)

        • 2.Needsを探すのではなくWantsを創造する
        • Needs対応はコモディティになる。Wantsは表面的なNeedsの奥底にある潜在的な願望で、Wantsを洞察し創造することが新しい価値(マーケット)を作り出す。
        • 無類の本好きで多様な種類の本を知る本屋社長が「選書カルテ」により、お客が決して選ばないだろう本を選んで届ける「1万円選書」サービス
        • 北海道の小さな書店に全国から注文が殺到
        • 営業が顧客のボヤキをビデオに収めて持ち帰り、それをヒントに創造的な製品を開発する「ボヤキズム」という経営手法で、超顧客満足を目指す。
        • ゴーカートのような四駆の「草刈機まさお」を開発(作業機製造・販売メーカー)

        • 3.武器としてのTED(テクノロジ-、エンターテインメント、デザイン)を用いる
        • イノベーションの武器としてTEDを用いること。TEDは本質はそのままに、
          ユーザーの注目や認知や体験を劇的に変える力を持っている。
        • MRIの機器や轟音に泣き出してしまう子供達のために、機器や室内に宇宙旅行の漫画をペインティング(デザイン)しオペレーターに宇宙旅行の台本を手渡して、恐怖の検査をワクワクするような宇宙旅行体験に変えた。
          (医療機器製造販売メーカーの取り組み)
        • 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場したデロリアン(同車種)を、ゴミ(使わなくなった衣料品)から精製したエネルギ-(バイオエタノール燃料)で動かすプロジェクトを立ち上げ、リサイクルにワクワク・ドキドキ(エンターテインメント)という要素を導入し多くの消費者の賛同を得、行動を加速した。
          (ごみをエネルギーや製品づくりの資源に変えるベンチャー企業の取り組み)

        その他、「面白いから始めて」社会課題につなげることや、自分の事業価値を、ユーザーの目線で「自然な言葉で語れる」ことの大切さや、「スピードが生命線」で完璧性は二の次が重要なことなどが語られています。
        ここでご紹介した事例は一部なので一度本に目を通されることをお薦めします。

        さて、私たちコーディネータも創業支援グループと連携しながら、創業をお考えの方や創業後一定期間経過した方の支援をしています。お気軽にご相談ください。


        • (注1)野村総合研究所2030年研究室のメンバーが、100人の革新的経営者を探し出しネットワーク化し、地方創生のための「イノベーション・プログラム」というしくみを開発し全国を回っている。
        • (注2)書名「日本の革新者たち」-100人の未来創造と地方創生への挑戦
          著者:齋藤義明 野村総合研究所 2030年研究室室長
          発行:ビー・エヌ・エヌ新社 2016年6月発行

        「モノ売り」から「コト売り」へ

        2016/10/11

        藤井コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・藤井です。

         

         先日、テレビを見ていると中国からの観光客が爆買いから「体験旅行」になっている内容でした。寿司(手巻き、にぎり)つくりを体験し、その商材を購入し帰国後皆に振る舞うシーンでした。
        正にこれからのビジネスの形で日頃から考えていることの証明でした。

         インバウドだけの話しでなく、通常のビジネスでも「モノ売り」だけにこだわると、どうしても価格競争に陥り会社の体力は消耗します。
        売れている商品やサービスには物語(ストーリー)が有ります。コト発想は「お客様の都合」に合わせ、お客様がコトを実現するためにはどういう買い方が相応しいかを考え提供することです。モノを買う前に購入後の「意味ある体験」をお客様に「提案」してあげることで、お客様は「体験」を実現するためにその手段として「モノ」を買うのです。
        このことは個人向けでも企業向けでも同じです。ストーリーある商品、サービスは感動します。
        勝ち組の「ユニクロ」「コンビニ」「ダイソー」等々にはこの要素が備わっています。

         商品そのものの特徴や機能でなく、お客様にとっての価値を考えることが勝ち組グループに入れます。このことを「モノ売り」から「コト売り」へと言葉を変えました。


         このような課題解決に向けて当センターのコーディネータ、登録専門家、職員は全力で応援します。気軽にご利用ください。

        ドリームマップ作りました

        2016/09/29

        kobayashi2

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
         

         先日、尾道の浄土寺で子供たちを対象にしたドリームマップの作成講座がありましたので、参加してきました。( *´艸`)

         うちの子供たちに夢を語らせて、聞いてやろうと思っていたのですが、保護者もドリームマップを作成する場が準備してあったので私もチャレンジ!

         

         普段は、相談者の方の夢を聞くことが仕事ですが、今回は私自身の夢を書き出さないといけません。これが結構楽しかったりw

          

         完成したドリームマップは皆さんの前で発表となります。子供たちは全員発表ですが、保護者の部からは3名のみ。私はそのうちの1名にご指名いただき、子供たちの発表も上の空に、自分の発表に集中し、ベラベラしゃべってましたw

         

         「夢なきものに成功なし」

         いや~。夢を語るって楽しいですな。なんだか自分がスタートラインに立ったような気がしてきます。

         

        ドリマ.jpg

         

        情報の共有化

        2016/09/27

        中島コーディネータ

        おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・中島です。
         

        「情報化社会」と言われているなかで、企業や組織にとって、「情報開示」、「情報漏洩」、「情報隠蔽」、「情報保護」等々は、業種や規模によらず、企業としての社会的責任として、しっかり管理されなければなりません。

         一方で、社内で情報を管理・活用する課題の一つとして『情報の共有化』があります。こちらは、問題があっても、社外からクレームを受けることは少ないですが、企業の強化のためには非常に重要です。 情報が共有されていないと、個々の社員がもつ情報がばらばらとなり、メンバー間での連携した活動が困難になります。

         さて、ある辞書によれば、「情報の共有化」とは「見聞や知識、ノウハウを、仲間に伝達し共有すること。組織やメンバーでお互いに伝達・共有しあうこと」と記載してあります。 具体的には、経営者→中間管理職→社員、関連部署間、チームの同僚間などでの伝達・共有になると思います。

        「なぜ日本企業では情報共有が進まないか(田坂広志著、東洋経済新報社)」によると、日本では、社員数の規模や職種によらず、情報の共有化に問題を抱えているとのことです。

        この本によれば、情報には、3種類あり、①データ(事実情報レベル)②ナレッジ(高付加価値の情報レベル)③ノウハウ(考え方まで含んだ情報レベル)のとのことです。 ① データはまずは必要です。このレベルはITシステム(電子メール、共有フォルダー、クラウド等のネットワークシステム)を導入することにより、かなり達成できるが、②、③のレベルでの情報が共有できていなければ、「情報は知っている」が「意味や目的、効果などをわかっていない」ことになります。

        皆様の企業では如何でしょうか?

        当センターでは、ITや経営の専門家による窓口相談専門家派遣を受け付けています。 情報の共有化について関心ある方、その他経営課題をお持ちの方は、ぜひ、一度ご相談いただきたいと思います。当センターまでご連絡ください。


        台風の名前は140個

        2016/09/13

        創業支援担当・城戸主幹

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する 「広島市中小企業支援センター」 創業支援担当の城戸です。

          

        毎年8~9月は台風シーズンです。

        今年も8月には同時期に3個の台風が発生するなど各地に被害をもたらしました。

        被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

         

        ところで、2000年以降、北西太平洋または南シナ海の領域で発生した台風には「ダムレイ(象)」、「チャーミー(花の名前)」といったアジア名が付けられるようになりました。日本では台風○○号という呼び方が一般的ですが、海外では台風の国際的な呼び名として広く使われています。(大西洋で発生した台風には従来どおりアメリカ名が付けられています。)

         

        アジア名は、日本やアメリカを含む14カ国等が加盟する台風委員会により、あらかじめ140個が用意されています。2000年の台風1号から発生順に付けられており、140番目までいくと1番目に戻ります。特別なことがない限り、おおむね5年ごとに同じ名前の台風が発生することになります。

         

        ちなみに、今年8月に発生した台風11号のアジア名は103番目の「コンパス」。これは日本が用意した10個の名前のうちのひとつで星座の名前です。

         

        台風は発生後、日本に接近するまでに時間があるため、自然災害の中では比較的備えやすい災害だと言われていますが、甚大な被害をもたらすケースが少なくありません。このブログを書いている今も次の台風が接近しています。皆さん気を抜かないように!

         

        新しい資金調達の形 「クラウドファンディング」

        2016/09/08

        姫野コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。

         さて、今回のテーマは最近良く耳にするようになった「クラウドファンディング」についてです。


         クラウドファンディングは英語で「CrowdFunding」つまり群衆(Crowd)と資金調達(Funding)を組み合わせた造語でインターネットを活用した新しい資金調達の仕組みのことです。


         主には製品・サービスの開発やアイデアの実現などの「何らかの目的達成」のためインターネットを通じて不特定多数の人から資金の出資や協力を募ることを行う場で、ソニーでは新製品の限定販売で活用されています。


         もちろん出展すれば必ず成果(資金)が得られるわけではなく、多くの人に価値があると認められなければ、目的達成ができません。


         商品やサービスの計画や見せ方が重要になるのは普通の資金調達と変わりませんが、うまく活用できれば新しい資金調達や市場調査の場となります。

        電車の中での出来事 パート2

        2016/08/25

        中小企業支援センター 土佐所長 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」所長の土佐です。

         

         暑い日々が続いていますが、皆さん元気に過ごされていますか。私は太っているので暑さがとても苦手ですが、夏バテして痩せたことがありません。残念!

         ところで、前回のブログで、電車の中での出来事についてお話ししましたが、今回そのパート2をお話しさせていただきます。

         それは、JR横川駅から下りの普通電車に乗車した時のことです。西広島駅を過ぎたとき、近くにキャリーバックを持った若いサラリーマン風の男性が2人立っていました。標準語を話していたので東京方面からの出張のように見えました。

         その時、一人の男性が「「次のアライグチ」で降りればいいんだよね。」と隣の男性に話しかけました。私は、「アライグチ」と聞いて、頭の中に一瞬「????」が浮かびました。

         そのあと直ぐに、そうか「新井口」駅のことだということに気づきました。「新 井口」で切るのか、「新井 口」で切るのか、東京方面の人には。「○○口」という駅が東京にあるためそのほうが自然だったのでしょう。
         
         物事には色々な見方があるもんだなと感じた出来事でした。

        カフェを開きたいなと思ったら。

        2016/08/23

        経営革新担当・榎田主事 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・榎田です。


         個人事業主としての開業相談で多いのが、カフェの開業です。自分がイメージするコンセプトをもとに、ゆっくりとくつろげる空間の中、飲み物や食べ物を提供できたら、と思い立ったなら、まずはそのアイデアをシビアなコスト計算に耐えうるビジネスモデルに練り上げる必要があります。

         出店を計画している場所はどこか、自宅か賃貸か、その場所の前を何人通行するのか(店舗前通行量)、一人のお客様が一回の訪問でどれだけお金を使ってくれるか(客単価)、利用にあたっての滞在時間は(客席回転率)、リピーターとして繰り返し来てくれるか(来客頻度)等々、出店場所に応じた戦略を考えていきます。また、カフェで得られる収入が、カフェの運営費用を上回るよう、提供予定の商品やサービスに付加価値を付けた価格設定をすることも重要です。


         カフェの開業には情熱が必要ですが、無鉄砲であってはいけません。具体的にどう進めたらいい?と迷われた時は、ぜひ第三者の専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。

         当センターでは、平日は毎日、窓口相談を開催しています。専門家の分野は日によって異なります。ホームページを確認して相談内容に合った分野の先生を確認してから、事前にご予約下さい。ご利用は無料です。また、同じ専門分野の専門家でも、様々な個性があるので、いろいろお試しください。
         窓口相談の日程はこちらから。
        https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/keiei/keiei02.html

        「ものづくりを通じて価値づくりを進める」(2016年版ものづくり白書から)

        2016/08/16

        橋口コーディネータ

        おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・橋口です。

         2016年版ものづくり白書第1章第3節「市場の変化に応じて経営革新を進め始めた製造企業」では、行動を起こした企業とそうでない企業の経営力・業績には明らかな差が見られると前置きした上で次のようなレポートがされています。

        • (1)ビジネスモデル(儲ける仕組み)変革に対する意識
        • IoTの進展はモノとサービスの融合を促し、機能やスペックといった製品そのものではなく、どんな価値を提供するかという価値(コト)づくりが重要になって来ている。そのため、ものづくり企業は、ものづくりに価値をプラスする「ものづくり+(プラス)企業」になることが期待されているが、日本の企業ではこのビジネスモデル変革に対する危機意識はまだ低い※①

        • (2)強み・差別化要因の徹底的な把握
        • 人材、技術、組織力、顧客とのネットワークやブランドなどの、自社の競争力の源泉である製品以外の「知的資産」※②を幅広く正確に把握し、その強みを活かしたマーケティング戦略を組み立てることが「ものづくり+企業」への第一歩となる。(事例p132~136)

        • (3)強み領域に特化したビジネスモデル
        • 「ものづくり+企業」になるためのビジネスモデルの中で、「日本型」EMS※③事業者(高い信頼性と品質が求められる多品種少量生産の電子機器の受託生産者)が目指しているのは、現場力をサービスとして提供しつつ、製造から設計・生産設計及びアフターサービス領域へと拡大して付加価値を増していくモデルである。
          これはメカ領域における中小企業も目指すことの出来るモデルと言える。(参考事例等p138~147)

        • ※①「今後3年間でビジネスモデルが最も変革される経営の分野である」と答えた企業...日本14%、グローバル48%(KPMG「グローバルCEO調査2015」より)
        • ※②特許やノウハウなどの「知的財産」だけでなく、このように企業の強みとなる資産を幅広く捉える考え方が広まって来ている。
        • ※③EMS:ElectronicsManufacturingService電子機器の受託生産を行うサービス
          新興国を中心に安い労働力と大量生産をベースとしたモデルで、発注元メーカーが製品企画から設計まで行い、与えられた仕様に基づく製造のみが多い。


         平成28年7月「中小企業等経営強化法」が施行されました。この法律のもとで、事業分野別指針(該当なければ基本方針)に沿って作成した、生産性を高めるための「経営力向上計画」について国の認定を受けると、固定資産税の軽減やその他の金融支援を受けることが出来ます。また本計画は、現在検討されている追加支援施策(補助金等)の「パスポートの役割」となるとのことです。

        「経営力向上計画」申請のサポートをさせて頂きますので、是非早めにコーディネータにご相談ください。

        広島のブランディング

        2016/08/04

        藤井コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・藤井です。

         

        6月に私用で10年振りに韓国を訪問して来ました。空港に出迎えてくれた方が、「食べて見て買ってください」と言われ今回は観光で来たわけでなく何か違和感を感じました。

        街は煙草のポイ捨ても少なくなって発展しているのは良く判りました。

        観光とは『その国(地域)の光を見る』と言われています。

        私は、広島のブランディングというのを考えてみました。

        マーケティングの世界では、ブランディングについて、①コンセプト、②ターゲティング、③ポジショニングを考えます。

        広島市の基本コンセプトは、市民が「世界に誇れる『まち』」です。

        広島は世界的に名が通っており、国内外から多くの方が訪れて来られます。

        オバマ効果もあり団体より個人客が多くなっている気がします。

        今後は今ある商品・サービスを進化させるのは勿論ですが、「文化」の発信でより多くの方に訪れていただくのも一つと思います。

        私の好きな『神楽』もそのひとつではないでしょうか?又、豪華客船も多数入港します。平和公園や宮島に来ていただくのは勿論ですが、多様化の提案を行い広島の再発見をして貰いましょう。

        帰りの機中でそんなことを考えて帰宅しました。

        ZIPファイルが添付されたメール

        2016/07/28

        kobayashi2

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
         

         最近、職場にZIPファイルが添付されたメールがたくさん届くようになりました。件名は、「宅配便お届けのお知らせ」「集荷依頼申込み完了のお知らせ」「修繕依頼」などとなっています。

         

         あれ?何か頼んだかな?添付ファイルを開いてみるか。と思った人はアウトです!あれ?と思ったメールの添付ファイルは、決して不用意に開いてはいけません!私は速攻で削除します!

         

         え?本当に仕事のメールとかだったらどうするの?と思われるかもしれませんが、受け取った側が「あれ?」と思うようなメールを送ってくる方が悪いんです。そう割り切ってしまえば、躊躇なく削除できます。

         本当に必要なメールであったのなら、あとで電話がかかってきますよ。きっと( *´艸`)

         

        ノーベル賞受賞を支える分析・計測

        2016/07/21

        中島コーディネータ

           おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・中島です。

         平成28年度版科学技術白書の「特集 ノーベル賞を生み出した背景~これからも我が国からノーベル賞受賞者を輩出するために~」の記事によると、ノーベル賞を受賞するには、高い計測分析技術が必要であり、計測は「科学の母」と行っても過言ではないことについて記載されています。

         日本の過去のノーベル賞受賞者は、物理学賞(11名)、化学賞(7名)、生理学・医学賞(3名)、文学賞(2名)、平和賞(1名)ですが、その受賞対象の研究をみると、特に最近は、分析・計測がキーワードの様に思えます。

         113番目の元素(ニホニウム)の発見でも、極めて少量で、寿命の短い元素の分析技術が必要でした。


         身近なところでは、自動車の燃費測定、気象観測、ドーピング検査、地震予測、インフラ設備(コンクリート構造物等)の非破壊検査などがあり、最近脚光を浴びている3Dプリンター、ロボット、IOTなども、計測技術がベースになっています。


         「ものづくり補助金」の対象となる「特定ものづくり基盤技術11分野」にも、『測定計測に係る技術』が追加されました。

         技術分野でも経営分野でも、まずは、現状をしっかり分析、計測することが重要です。


        今日は「ラジオ本放送の日」です

        2016/07/12

        創業支援担当・城戸主幹

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する 「広島市中小企業支援センター」 創業支援担当の城戸です。

          

        今日、7月12日は「ラジオ本放送の日」です。1925年のこの日、東京放送局(現在のNHK)がラジオの本放送を開始しました。
        ちなみに、仮放送が始まったは3月22日は「放送記念日」になっています。 ・・・ 実際には、試験放送という形で既に3月1日から放送していたようですが ・・・ 当時は受信機の性能に比べて出力が弱かったため、東京市内でないとよく聴こえなかったみたいですね。

         

        本放送が始まって約90年、現在では、山間部など電波の入りづらい地域や鉄筋コンクリートの建物などでラジオ放送を受信しにくい状況でも、インターネット環境が整っていれば、パソコンやスマートフォンを利用して国内はもちろん海外の放送もノイズの少ない音で聴くことができます。

         

        その他にも、災害や電波障害に強いFMの周波数を使ってAMラジオの番組を放送するワイドFM(FM補完放送)などが始まっています。テレビと違ってデジタル化が遅れているラジオですが、今後どんなサービスが出てくるのか楽しみです。

         

        「ITコーディネータ」とは

        2016/07/07

        姫野コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。


         さて、今回のテーマは「ITコーディネータ」とは、です。

         私自身、ITコーディネータ資格を取得しておりますが、2001年に国家プロジェクトの一環で制度が設けられました。

        それまで国内でのIT化の失敗などによる企業損失が100億円超であったこと、企業の競争力強化にIT化による効率化が必要と判断されたことなどが背景にあります。

         ITと冠がつくために単にITに詳しい人材と思われがちですが、本質は経営とITの橋渡し役です。つまり、経営に役立つIT利活用に向けて経営者の立場に立った助言や支援を行い、IT経営を実現することで、経営革新、業務改革ニーズに合致するように戦略的なIT利活用を推進する役割を担います。

         企業の皆様もITコーディネータをうまく活用して企業のIT経営実現で効率的で攻める経営を目指して頂ければと思います。

        電車の中での出来事

        2016/06/23

        中小企業支援センター 土佐所長 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」所長の土佐です。

         今回は、以前出会った電車の中での出来事についてお話しさせていただきます。

         その日は休日で電車は空いており、目の前のロングシート席には若い夫婦が子供を真ん中において座っていました。午後の陽だまりの中、幸せそうな光景を目にして、ほのぼのとした気分でした。すると、次の駅で若いお父さんが下車しました。私は仕事でもあるのかと思いながら、母子を見ていました。すると、さらに次の駅で、子供が下車しました。

         その時初めて気づきました。家族と思っていた3人は全くの他人がたまたま家族のように座っていただけであったということを。
        まさに先入観とは真実を大きく捻じ曲げる恐ろしいものであると実感しました。皆さまもこのような先入観に捕らわれていないでしょうか。

        真実を見る目を養ってください。


        梅雨も本番を迎えます。健康と災害には十分御留意してください。

        あなたは会社のことが「見えていますか?」

        2016/06/21

        橋口コーディネータ

        おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・橋口です。

         先日ある新聞に掲載された冨山和彦 経営共創基盤CEOの「オピニオン」※1は、多数の企業の経営改革や成長支援に携わってきたプロフェッショナルの意見で、経営に携わる皆さんにとても参考になると思いました。そのポイントをご紹介します。

        • 1.ローカル(地域)経済圏の中小企業(特に非製造業、サービス業)は一般に生産性が低いと言われる。それは経営力の不足に起因している場合が多く、伸びシロ(伸びる可能性)を生かせる企業はたくさん存在する。

        • 2.収益実態の「見える化」「分ける化」を踏まえて、選択と集中、オペレーション、改善、組織・財務改革などの打つ手を定め、確実に実行すれば目に見えて効果は表れてくる。

        • 3.留意すべきは業種や業界の特性に応じた有効な取り組みであること。
          自らの絶対優位・比較優位は何なのかを見極めた上で、その打ち手をしっかりと地に足を着けてやりきることである。

        • 4.企業の再生や再成長で重要なのは地味な取り組みの積み重ねで、緻密に地道にPDCAのサイクルを回し続けることで業績を大幅に改善出来る。
        • いきなりオンリーワンやイノベーションを追い求めたり、域外に進出を試みることではない。

        これを富山氏の著作※2で少し補ってみます。

        • 1.労働生産性(=付加価値額/総労働時間)が高ければ労働の対価をしっかり支払うことが出来、前向きな投資もしやすくなり事業継続が容易になる。また深刻化する人出不足に対する対応策にもなる。

        • 2.「見える化」とは、どこ(何)で儲かっていて、どこ(何)で儲かっていないのかを探し問題構造の見える化をすること(顧客別、製品別、チャネル別等)。

        • 3.「分ける化」とは、事業や製品や顧客などをコア/ノンコア、GOOD/BADの4タイプに分ける「選択と捨象(取捨)マトリックス」で事業としての位置づけを整理すること。言い換えると事業性について市場の魅力度、製品・サービスおよび事業の市場ニーズへの適合性、競争優位の持続性、収益性や投資採算性等で稼ぐ力を評価すること。

        • 4.改善の打ち手が決まったら、それぞれの利益インパクトを(目標値まで)積み上げるグラフを作成し、実行段階ではその効果測定をしつつPDCAを回していくこと。

         当支援センターの専門家派遣制度を利用して、伸びシロを生かして確実な業績改善を目指しませんか?
        コーディネータが継続してサポートします。

          • ※1・2016年6月7日(火)中国新聞朝刊6面「今を読む」欄 
          • ・冨山和彦 産業再生機構COOを経て現在経営共創基盤代表取締役
          • ※2・「ローカル企業復活のリアル・ノウハウ」PHPビジネス新書

         その他参考図書

           ・「何故ローカル経済から日本は甦るのか」PHPビジネス新書

          

        第2回目の新成長ビジネス事業化支援事業助成金の募集が始まります

        2016/06/14


         おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・榎田です。


         試作品の商品化費用を助成する「新成長ビジネス事業化支援事業補助金」の第二回目の募集が7月1日から始まります。対象者は、広島市内の中小企業者で、試作品の開発が完了しており、これから商品化する製品があることです。対象事業は、エコビジネス、観光ビジネス、医療・福祉関連ビジネス、都市型サービスビジネスの4分野です。

         助成金は、対象経費の2分の1(上限300万円)以内、募集期間は7月1日(金)~29日(金)です。申込は、所定の申請書を7月29日(金)までに当センターまでお送りください(必着)。後日、申請書に基づくプレゼンテーション審査があります。
        詳細は、当センターにお問合せ、またはHP(https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/joseikin/joseikin02.html)をご覧ください。
         ご応募、お待ちしております!!

        【平成26年度の新成長ビジネス事業化支援事業補助金・採択事業から】
        腰痛コルセット フォークリフト用バッテリー

        商品名「プレミアムギア腰痛コルセット」
        ㈲エスピーレボ

        フォークリフト用バッテリー
        ジャパン・リユース・インダストリー㈱

        古書を読み返して

        2016/06/07

        藤井コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・藤井です。
         

         

         先日、古い書籍を読み返し、新たな感動を覚えたので感想と共にご紹介します。
         1999年に発行された書籍「経営学:小倉昌男氏著」です。

         「クロネコヤマトの宅急便♪」で有名なヤマト運輸の、宅急便システムを作り上げた小倉氏が、経営者の資質について述べています。

         以下、太文字が引用、☆印が藤井の意見です。

        • (1)論理的思考を持つ : 経営者に一番必要な条件は論理的に考える力を持つこと。
        • 日常のビジネスの世界では様々な試行錯誤が起ります。論理的思考が無いと場当たり的対応となり、会社の進むべき方向を間違います。ブレない経営。

        • (2)時代の風を読む : 風を読み違えると大きなダメージを受ける。
        • 風(トレンド)を読む手法としては「街に出て空気を吸う」、「本屋の店頭で今流の本陳列を眺め感じること」このことを実践しています。

        • (3)戦略的思考を持つ : 戦術的思考でなく戦略的思考に取り組む。
        • 戦略とは事業計画書(中期・長期計画書)とも考えられます。「戦略」、「戦術」、「目標」を整理し、PDCAを廻すこと。

        • (4)攻めの姿勢が必要 : ライバルは必ず現れ攻めがないとジリ貧になる。
        • 常に攻めの姿勢があるとヒントが生まれ需要が作り出せる。

        • (5)明るくて謙虚な姿勢が必要 : 成功している経営者は明るい人が多い。
        • 明るく謙虚な人には人が集うからではないでしょうか?プラス思考が出来るから明るくなれるのでしょう。

         如何でしょうか?17年前とは思えない新鮮さを感じます。やはり成功された方は重さが違いますよね。でも、この成功は誰にもチャンスは有ります。
         日々、精進して夢を叶えましょう!

        猫メイクありですね(*´ω`*)

        2016/05/31

        kobayashi2

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
         

         私事ですが、先日、尾道の猫祭りに行ってきました。(広島市内の祭りじゃなくてスミマセン_(:3 」∠)_)

         ご存知の方も多いと思いますが、猫祭りでは"猫メイク"をしなければ、お店にも入れないルールとなっています。メイクは髭を書く程度の簡単なものでいいそうですが、会場内にはしっかりと猫メイクをしてくれるサービス(有料)があり、子供たちとチャレンジしてきました。

         

         はじめは町中を歩くのに恥ずかしいなと思っていましたが、このメイクで尾道の商店街を歩いていると、すれ違う人がみんな笑顔になっていることに気づきました。知らない方から「そのメイクどこでやったの?ニュースで見たんだよね。」と声をかけられるなど宣伝効果もバツグンです。

         

         普段の事業計画作成支援では文章や言葉使いにすごく神経を使いますが、ここでは文章だけでは伝えられないようなワクワク感があり、子供たちも大満足でした!猫メイクありですね(*´ω`*)

         

        neko.jpg

        コーディネータの役割

        2016/05/25

        中島コーディネータ

           おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・中島です。

           当広島市中小企業支援センターの情報部門のコーディネータが、4月より濱田氏から姫野氏に代わりました。橋口氏、藤井氏、中島のコーディネータ3名は、今年度も引き続きとなります。昨年度と同じコーディネータ4名体制ですが、より効果の高いご支援ができるように、努めてまいります。

         

        コーディネータの役割は以下の通りです。

         

        ◆経営・技術、情報、販路等の専門知識と経験を有するコーディネータが、経営管理、生産管理、商品・技術開発、情報化、販路拡大など経営上の様々な課題の解決に向けて、継続してサポートします。

        経営支援アドバイザー工業技術センターとも連携して課題解決にあたります。

        ◆企業、大学、研究所、企業OB等を紹介し、マッチングにつながるように努めます。

        ◆当中小企業支援センターの各種支援策や国・県などの助成金等を紹介、支援します。

         

         その他、「ものづくり現場」に係る諸々の課題(品質管理・生産性向上・省エネ化・ISO等)についてのご相談にも対応します。

         私は、本年は特に、省エネルギー化に関する課題の発掘に努めたいと思っています。

         

         企業の業種、規模を問わず、競争がより厳しくなってきている中で、自社の力だけでは対応が難しい時代になってきており、外部との協力、連携が必須となってきています。

         私ども中小企業支援センターも、貴社のネットワークに加えていただき、協力、支援させていただければと思っています。

         

         初めての方は特に歓迎です。お気軽に、当センターまでご連絡ください。

        今日は「アセロラの日」

        2016/05/12

        創業支援担当・城戸主幹

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」 創業支援担当の城戸です。

          

        今日、5月12日は「アセロラの日」です。
        アセロラは、西インド諸島原産の植物で、直径2~3cmの小さくて少しデコボコとしたさくらんぼのような実をつけます。

         

        日本では沖縄で栽培されていますが、本物を見たり生で食べた経験のある人は少ないのではないでしょうか。それは、アセロラの実がとても痛みやすいため生のままで店頭に並ぶことがなく、ジュースなどの加工品として流通しているためです。

         

        アセロラの最大の特長は、ビタミンCがたっぷり含まれていること。含有量は100g当たり1700mgで、レモン果汁の約34倍。ビタミンCは老化防止や疲労回復、コラーゲン生成の促進作用も望めるとのこと。
        さらに、ビタミンCと同じ抗酸化物質のポリフェノールも含まれているので、日差しが強くなるこの時期、紫外線対策としても有効かもしれませんね。

         

        免疫力アップにつながるビタミンC。体内では作れないので、毎日上手に摂って日頃の疲労やストレスを吹き飛ばしましょう。

         

        「営業」とは!

        2016/03/24

        藤井コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・藤井です。
         

         3月は一般的には年度末であり、たくさんの別れと出会いの季節でもあります。
        街中では引越し用のトラックも見かけるようになりました。
        又、多くの新営業マンが誕生することでしよう。日頃、企業廻りしている時に、'営業には向いていない、営業は難しい'とお聞きすることが有ります。40年の営業経験を振り返りながら、自分の営業の考え方を述べてみます。少なからず参考になれば幸せです。

        ●営業の資質

         営業だからといって特別なことではないのですが、

        何にでも興味を持ち、自分で体感したくなる人・・・広く浅く知識を高める
        自分の知らないことを通り過ぎず、納得するまで調べてみる
        世の中のことを肯定的に考える
        人の痛みが判る人
        自社及び自分を信頼して貰えるように誠実が一番・・・下心は他人からは観える
        ●営業の折衝術
        商品知識を高め、2つのフレーズで説明できるようにする・・・2つの方が顧客はイメージしやすくなる
        商品を渇望する顧客は誰なのか?何に困っているのか?を感じ取り顧客が受け取る価値を高める
        より商品価値を高めるために「共感を生み出す」・・・心理戦でもある
        常にシナリオを描き、いかようにも対応出来る力を付ける
        顧客の会社及び相手先を調べ良いところを見つけ好きになること


         どうでしょうか?営業が楽しくなりませんか?仕事を通じて人格形成に努めましょう!

        人工知能を活用したウイルス対策製品を紹介します

        2016/03/15

        濵田コーディネータ

         おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ(情報担当) 濵田文男です。

         私が注目している人工知能を活用したウイルス対策製品を紹介します。まず最初に人工知能の研究の歴史を追ってみます。1956年のダートマス会議で人工知能(Artificial Intelligence)という言葉が使われました。このあと2回のブームと2回の冬の時代を経て現在3回目のブームとなっており、人工知能の一分野である機械学習に加えてディープラーニングが誕生しています。

         今回は、この機械学習を応用した製品を紹介します。

         ところで、従来のウイルス対策製品ではシグネチャやパターンファイルなどを使用しています。したがって、毎日のように更新が行われ、その更新中はパソコンの性能低下となりイライラ感が募っています。

         紹介する製品では、シグネチャやパターンファイルなどを使用せず、4つのヒューリスティックエンジンに加え機械学習エンジンの計5つのエンジンによりウイルスの特徴を様々な角度から分析し、未知の脅威に対して高い精度で攻撃を検知・防御しています。特に、機械学習エンジンには、サイバー攻撃対策の研究開発を目的として収集した膨大なマルウェアの解析結果(振る舞い)をビッグデータとして蓄積し、それに機械学習技術を適用して分析することで、人間が見つけ出すことが困難な特徴を検出するロジックが搭載されています。

         その成果として、様々な脆弱性攻撃・未知マルウェアを防御した実績が豊富に挙げられています。また、製品を更新するタイミングは毎日ではなく検出ロジックの改版が行われる間隔です。

        日本発の製品であり、検討に値すると思います。

        参照サイトは、http://www.ffri.jp/special/5th_engine.htm です。

         

        広島のスポーツ

        2016/03/09

        経営革新担当・三井主査 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・三井です。

          

          平成28年2月26日に中国電力エネルギア総合研究所は、サンフレッチェ広島が2015年リーグ優勝した経済効果について広島県内で70億円という試算を発表しました。2014年より16億円多くなったとのことです。やはり優勝すると効果は高くなりますね。

          私の子供はサッカーの次に野球が好きなようです。私はカープとサンフレッチェ広島の両方の優勝を見ていますので、子供も早くカープの優勝を見ることができればと思います。

          広島を盛り上げるためにも、両チームに良い成績を期待します。

         

         

         

         

         

        青山学院大学 原監督の成功の要因

        2016/03/03

        橋口コーディネータ

        おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・橋口です。

         先日、青山学院大学陸上競技部 原監督の講話をお聞きする機会がありました。自らの成長の軌跡、組織づくりや人材育成の秘訣等について、多くの心に残るお話がありましたが、その中のいくつかのキーワードをご紹介します。

        覚悟:元の職場復帰(出向)という退路を断ち、何としても結果を出すという覚悟を持って監督業に挑戦(3年間は青山学院大学の嘱託職員)。
        土壌を耕す:第一歩は、規則正しい生活(起床、就寝、全員で食事・清掃)の徹底。
        チーム作り:ステージ(成熟度)に合った指導法の実践(ティーチング→コーチング)。
        自主性:選手自身が作成した「目標管理シート」による、自ら考え実行する力の醸成。
        人間力:社会人になっても役立つことを、陸上競技を通して教えることが指導方針。

        いくつもの挫折を味わいながら、それを糧にし、「負けずぎらいな性格」で乗り越えて来られたからこそ、現在の監督としての成功があることを知ることができましたが、その原点は、やはり自ら覚悟を持って入った世羅高校でのしつけの厳しい高校(陸上部)生活だったに違いないとも思いました。

        当支援センターの専門家派遣制度を利用して、今一度基本に戻ってチーム作りをしてみませんか。コーディネータまでご相談ください。

        お菓子で受験生を応援

        2016/02/25

        創業支援担当・城戸主幹

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」 創業支援担当の城戸です。

          

        今日2月25日は、ほとんどの国立大学で二次試験(前期)が開催されます。
        受験生の皆さん、インフルエンザが流行っていますので、くれぐれも体調にはお気を付け下さい。

          

        さて、受験シーズンに各メーカーから発売されるゲン担ぎパッケージのお菓子。
        定番はやっぱり「キットカット」でしょうか。九州弁の「きっと勝つと」に似ているところから受験生に人気になった商品で(諸説あり)、応援メッセージが記入できます。
        期間限定の商品名で発売されるものもあります。例えば、「カール」⇒「ウカール」、「トッポ(Toppo)」⇒「トッパ(Toppa)」、「キャラメルコーン」⇒「カナエルコーン」。

          

        他にも、合格祈願を受けた原料で作った「ダルマサイダー」、東大スイーツ同好会が作った「勝トーショコラ」など受験生を応援する商品はまだまだ沢山あります。

        この時期は受験生だけでなく、メーカーもいろいろと知恵を絞って頑張っているようです。 あと少し、みんなガンバレー!

          

        省エネ関係助成金

        2016/02/23

        おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・中島です。中島コーディネータ

          

         毎年、2月~6月頃には、各種の助成金が公募されますが、貴社の事業計画への組み込みは検討されているでしょうか?
        中小企業対象の補助金は、1件当たり、数千万円~数万円までさまざまです。その中で、最近では、「金額の大きさ」と「採択率の高さ」で、関心が高いのは『ものづくり補助金』だと思います。その次は、個人的には『省エネ補助金』と考えていますが、認知度は今少しの様です。

         省エネ補助金は、経産省、環境省、国交省などありますが、やはり大きいのは経産省関係です。経産省からはH27年度補正予算による補助金:「中小企業等の省エネ・生産性革命投資促進事業」(442億円)が3月末に公募予定です。(「一般社団法人環境共創イニシアチブ」のHP参照)
         昨年度のH26年度補正予算の補助金(929億円)のA類型に類似のものです。昨年度は先着順で、早い時点で予算額に到達したので、申請できなかった方も多いと思います。昨年度との違いは、「一定期間公募し、省エネ効果を審査して評価の高いものから採択」となるとのことです。(H27年度補正は、環境省、国交省はありません)

        経産省のH28年度の省エネ補助金(515億円)は、5~6月頃に公募の予定です。環境省(CO2削減補助事業)、国交省(建築物の省エネ)の補助金は、4月~6月に公募される予定になっています。

        省エネ助成金申請についても、他の助成金申請と同じように、時間をかけて準備することが必要です。早めの着手をお願いします。
        助成金につきましても、ご相談のある方は、当センターまでご連絡ください。

        川中醤油 醤の館(平成20・26年度いい店ひろしま顕彰事業受賞店舗紹介)

        2016/02/16


         おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・榎田です。



         広島市内の優れた小売店を表彰する「いい店ひろしま顕彰事業」で二度表彰された「川中醤油 醤(ひしお)の館」は、アストラムライン沿いの伴交番入口交差点のすぐそばにあります。



         こだわりの醤油を中心に、様々なバリエーションの醤油や調味料がずらりと並ぶ店内には、週替わりのお味見コーナーがあります。そのコーナーでは、実際に川中醤油の商品で味付けした、ちょっとした一品の試食ができます。棚に並ぶいろんな醤油を見るだけでは味を想像しにくいですが、この味見コーナーで気になる商品を試せるのは有難いかも。おかずのヒントになること間違いなし!?また、人気の醤油ソフトクリームもなかなかに美味で、お薦めです。

        gaikan_01.jpg ajimi_02.jpg

        【店舗の外観】
        入口で大釜がおでむかえ。

        【お味見コーナー】
        美味しそう!



        住所:広島市安佐南区伴中央4-1-6

        電話:(082)848-2632

        営業時間:10:00~18:00

        店休日:水曜日(但し水曜日が祝・祭日の場合、翌日の平日が店休日)

        オンラインショップ:http://kawanaka-shouyu.net/

        オンラインショップのページ内では、様々な種類の醤油を使ったレシピも公開中です。

        いい店ひろしま」のホームページでは、これまでに表彰された店舗の一覧を掲載しています。

        第14回 ビジネスフェア中四国2016に出展します!

        2016/02/04

        創業支援担当・北浦主事 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北浦です。

        2月5日から開催される「第14回 ビジネスフェア中四国2016」に、「キッシュ グラン・ココ」さん「place 花やしき」さんと、技術振興部とで共同出展します。

        技術振興部からは、第14回ひろしまグッドデザイン賞受賞企業の15社による、展示・販売です。

        「ひろしまグッドデザイン賞受賞商品」については、2月2日から5日にかけて、東京ビックサイトで開催されている「第81回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2016展示会」にも、同時出展しています。


        東京近郊にお住いの方は、東京ビックサイト(東第5ホールのブースNo.5171)に、訪れてみてはいかがでしょうか。

        広島にお住まいの方は、広島市中小企業会館総合展示館まで、是非お越しください。(`・ω・´)ノ


        バイヤーの皆さんに緊急告知です。
        この度、「アンデスの岩塩を使った山の塩」と、「瀬戸内レモンを使った島の塩」の2つが、新登場します!

        おいしい「キッシュ」と、併せてご賞味ください。

        クラージュプラス(平成26年度いい店ひろしま顕彰事業受賞店舗紹介)

        2016/01/28


         おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・山本です。

         平成26年度「いい店ひろしま」受賞店舗である「クラージュプラス」さんについて、私が実際に訪れて感じたことを紹介します。

         「クラージュプラス」さんは、中区西川口町にある家具屋さんです。家具のほかに、雑貨、照明、カーテンなど、「住」に関する商品が豊富にそろっています。また、豊富な商品知識に基づいてなされるトータルコーディネートが魅力です。
         取扱商品は決して安価なものではありませんが、入店時には、家の雰囲気を味わえるように靴を脱ぐ仕様になっているなど、店舗づくりや接客からコンセプトやこだわりがハッキリと伝わるため、商品を選ぶ際に安心感があります。家具の買い替えを検討されている時や転居の際など、ぜひ立ち寄られてみてはいかがかなと思います。

         

        店舗外観

        店舗名:クラージュプラス
        住所:広島市中区西川口町7-7
        電話:082-234-5333

        URL:http://courageplus.com/

        今年(申年)の想い

        2016/01/26

        藤井コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・藤井です。
         

        年始は暖かく日の出も見事で勇気を貰った一年のスタートとなりました。
        今年の成人式での若者のコメントをお聞きすると、りっぱなコメントで自分たちの時代と違うなと感じました。情報化時代がなせる技かなと感心しました。

        今、NHKのドラマにハマっています。ひとつは朝ドラの「あさが来た」です。女性の
        活躍の先駆けです。ドラマでは五代友厚に主人公の白岡あさ(実在は広岡浅子)が「ファースト・ペンギン」の絵を送られるシーンが有りました。このペンギンは群れで行動する中、魚を取るために一番先に海に飛び込みます。氷の下のシャチやトド、オットセイを恐れず海の安全性を他のペンギンに示す勇気ある行動です。ファースト・ペンギンはハイリスクハイリターンの行動です。企業でもイノベーション企業、ベンチャー企業の参考になるのではないでしょうか。
        もうひとつは、大河ドラマ「真田丸」です。視聴率19.9%のスタートで軍師官兵衛のように大台(20%)は越えるでしょう。この真田三代四将(幸隆、昌幸、信之、幸村)の物語は余りに有名で説明は必要ないところです。
        真田の歴史を考える時に思い出すのは、「ランチェスター法則」です。環境変化、物量の差などの逆境を乗り越え、持続的な繁栄を勝ち取るために小が大に勝つ弱者の戦略です。
        ロマンや美を感じます。
        ドラマを見ながら中小企業経営のヒントは満載だと思います。
        昨年ヒットした「下町ロケット」と同様、自社の経営を考えながらドラマを見ることを
        お勧めします。今年の干支のように知恵猿になりましょう。

        SUCCESsの法則 ⇒ SUCCESSの法則

        2016/01/14

        創業支援担当・北浦主事 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北浦です。

        先日、セールスライティングに関する本を読んで感じたことを紹介します。

        2月に、当財団の事業の一環としてビジネスフェア中四国2016に出展します。

        そこで、共同出展する企業とその商品を、「首都圏や地元バイヤーとの商談に繋げること」、「多くの一般来場者から注目されること」の2つをミッションとし、そのヒントにならないかとセールスライティングに関する書籍を読んでいるところです。

        セールスライティングには、いろいろな型や法則があり、中でもAIDAの法則が有名です。

        私は、当財団の登録専門家である新居先生がWebセミナーの中で紹介された「お客様の購買心理の9段階」を連想しました。


        読み続けて行く中で、興味をもったのが「SUCCESs」の法則です。

        これは、「プレゼンテーションで成功するための6つの要素」として有名な内容ですが、セールスライティングにも共通する様です。



        S :Simple 単純明快な
        U :Unexpected  意外な
        C :Concrete 具体的な
        C :Credible 信頼できる
        E :Emotional 感情に訴える
        S :Story 物語性のある
        S

        :Summary

        まとめる 自分なりの解釈を追加



        最後のSに、自分なりの解釈を一つ加えてみました。

        そのことから、自分の中でしっくりくる「SUCCESS」の法則になりました。

        平成27年度補正予算案の概要からサイバーセキュリティ事業を紹介します

        2016/01/12

        濵田コーディネータ

         明けましておめでとうございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ 濵田文男です。

         今年最初の話題は、サイバーセキュリティです。

        昨年末に平成27年度補正予算案の概要(平成27年12月)が経済産業省から提示されています。その中で3つのサイバーセキュリティ事業(下記の①②③)が挙がっていますので、紹介します。
        Ⅰ.「総合的なTPP関連政策大綱」関連
        2.TPPを通じた「強い経済」の実現
        (1)TPPによる貿易・投資の拡大を国内の経済再生に直結させる方策 の中に
        ①国民・企業のサイバーセキュリティ対策加速化事業(4.5億円)
        ②重要インフラ等のサイバーセキュリティ対策強化推進事業(4.0億円)
        ③独法等の監視に係るシステム構築事業(74.9億円) が挙がっています。
        Ⅱ.「一億総活躍社会の実現に向けて緊急に実施すべき対策」関連
        2. 投資促進・生産性革命の実現 の中に
        上記の①②③を再掲しています。なお、①②③とも、(独)情報処理推進機構(IPA)への交付金です。


         ①の成果物は、(a)近時の標的型攻撃対策の分析と対処マニュアルの策定等
        (b)セキュリティを担うIT人材の育成・確保のための知識・技術習得プログラムの構築等
        (c)ホワイトハッカーの育成 です。
        ②の成果物は、(d)重要インフラ等のサイバーセキュリティ対策の強化を推進する仕組みの構築 です。
        ③の成果物は、(e)内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)の指示の下、IPAによる監視センターの構築です。 その機能は、リアルタイム横断的監視(24時間対応)、警告・助言(的確・迅速な情報共有による独法等の対応力強化)、不正プログラムの分析・各種脅威情報の収集 です。


         中小企業のみなさんにとっては、①の(a)により人間系と情報システム系の対策ができると思います。また、サイバーセキュリティに強い興味がある個人にとっては、①の(b)(c)によりスキル向上の動機付けができると思います。

        クリスマスにプレゼントを貰いたい的発想で事業計画書作り

        2015/12/22

        kobayashi2

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
         

         

         もうすぐクリスマスですね。メリー・クリスマスヽ(´▽`)ノ

         うちの子供達にもプレゼントが届くことでしょう。

         で、子供達にプレゼントは何が欲しいのか聞いてみると、あーだこーだと色々出てきますw 収拾がつかないので、「手紙にしてみては?」と提案すると、「紙は?えんぴつは?」と即行動に!早い!(゚Д゚;)

         

         人は自分の想いと行動がマッチした時、スゴイ力を発揮するんですね~。想いは、言葉となり、行動となり、結果となり、自身の未来を創っていく・・・原点は"どう想うか"なんです。

         

         企業経営にも同じようなことが言えると思うんですよね。社長や社員の想いと、日々の行動...。思うような結果が出ていない場合には、想いと行動の間にミスマッチがあるのかもしれません。想いが上手く言葉になっていないこともあります。想い自体がぼやけている場合もあります。これらは、想いを文章にしてみるとハッキリとしてきますよ。

         

         想いを言葉として、文章としてまとめて、それらがビジネスとして成り立つためのアドバイスをする。結果、皆さんは未来への希望に目を輝かせる。私達の事業計画策定支援はそうありたいと想っています。(*´ω`*)

        展示会の効用

        2015/12/17

        橋口コーディネータ

        おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・橋口です。

        秋は展示会のシーズン、広島でも例年多数開催されますが、私たちコーディネータも出来るだけ多くの展示会に行き、新製品・新技術の勉強による支援力強化や新たな企業様との出会いを目指します。今年も企業訪問・支援の合間をぬって、ひろしまIT総合展(2年に一度開催)、エコ・イノベーションメッセinひろしま、広島県信用金庫合同ビジネスフェアなどに行きましたが、主催者側の工夫もあり多くの新たな発見や出会いをすることができました。これからも出展される企業様へ積極的にお声かけをさせて頂きますので、どうぞ宜しくお願いします。

        また、11月下旬には東京ビッグサイトで行われた第11回中小企業総合展に行くことが出来ました。昨年から「新価値創造展」と名称が変わり、今年は「生きる」(医療機器、介護・福祉、予防・診断等)「暮らす」(環境、エネルギ-、住宅、建材、防災等)「つなぐ」(部品、加工、機械、ロボット等)の3テーマに分けて展示されており、製造業とサービス業の垣根を取り払った新サービス登場の期待が強く感じられる展示会でした。
        IoT(注)により、ものづくりのビジネスモデルそのものの変革が起きつつあると言われています。特にものづくり企業様が、このような総合展で広く全体の方向性や先進的な取り組みを肌で感じ取られることはとても有益ではないかと思いました。

        広島では来年2月初旬に第14回 ビジネスフェア中四国2016が開催されます。是非ご覧いただくことをお薦めします。


        (注)IoT(ものづくり白書他から引用)

        Internet of Thingsの略称。全てのモノがインターネットでつながるという概念。一般的には、身の回りにあるモノにセンサーが組み込まれて、直接インターネットにつながり、モノ同士、あるいはモノと人が相互に通信できるようになる仕組みと説明される。

        センサー技術やバッテリー技術の高度化によってあらゆるものにセンサーを張り巡らせることが可能となり大量のデータが集められるようになったこと、そして大量のデータを処理するプロセッサーの小型化、高速化、また、センサーから得られるデータの送受信が大容量通信やWifi等無線通信技術の普及によりネットワーク化され、それらを蓄積し集計するクラウドが普及したという技術的な進展を背景として進んできている。

        事業化を応援します。

        2015/12/16

        経営革新担当・三井主査 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・三井です。

         

         当財団では、医療・福祉関連やエコビジネス関連などの試作品を事業化までの資金の助成及び専門家派遣で支援する、「新成長ビジネス事業化支援事業」を実施しています。

         平成27年10月に発行した「ひろしまビジネスサポート事例 VOL.12」に、平成26年度に当事業を利用して、実を結んでいる企業として、 (有)エスピーレボジャパン・リユース・インダストリー(株)を紹介しています。

         現在、平成27年度に当事業に認定された企業は事業化に向けて一生懸命に取組んでおり、多くの企業が実を結ぶことを期待しています。

         

         

         

         

         

        今日はノーベル賞の授賞式です

        2015/12/10

        創業支援担当・城戸主幹

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」 創業支援担当の城戸です。

          

        12月10日はスウェーデンの科学者アルフレッド・ノーベルが亡くなった日。そう、ノーベル賞の授賞式が行われる日です。

        物理学、化学、生理学・医学、文学、経済学の各賞はスウェーデンで、平和賞はノルウェーで行われます。

          

        今年も2人の日本人の生理学・医学賞、物理学賞受賞が話題になりました。

        2000年以降、自然科学の分野で16人が受賞し、日本の基礎研究のレベルの高さを証明しています。さらに、応用技術や加工技術にも優れた日本です。様々な研究成果から新しいビジネスが創出され、経済の活性化につながればいいですね。

          

        ところで、賞状やメダルとともにノーベル賞受賞者に贈られる賞金。御存知の方も多いと思いますが、日本では経済学賞以外は非課税です。

        所得税法に、課税しないもののひとつとして「ノーベル基金からノーベル賞として交付される金品」と規定されているためで、スウェーデン国立銀行から支払われる経済学賞の賞金は課税対象なんです。まだ日本で経済学賞を受賞した人がいないので影響はないみたいですが ・・・

          

        申請書では分かり易い文章を(3)

        2015/12/08

        おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・中島です。中島コーディネータ

          

        分かり易い文章の書き方のポイントについて、今回は第3回目です。

        〇目的に合った図表の作成
         図表をうまく活用すると、一見しただけで理解してもらえることが沢山ありますので、多くの場合は図表を使用します。ただ、他の目的に作成された図表を転用などすると、焦点がぼけて、判りにくくなりがちです。図表は、その目的のために、新たに作成しましょう。

        〇審査項目に対応した項目の記載
         補助金では、大体は審査項目が公表されています。例えば、新規性、優位性、成長性、実現可能性(実施能力)などです。申請書の読者は資料を読んだ後、審査項目に沿った評価を行います。審査項目に対応した項目を織り込めば分かりやすい文章になるはずです。

        〇文章作成には時間をかけて
         申請書は構想を固めて、その後で文章作成となりますので、文章作成は時間切れになりがちですが、判りやすい文章作成には、繰り返し校正することが必須条件です。補助金の公募の時期は、毎年ほぼ決まっているので、公募を見越して早めに着手しましょう。

        補助金の公募期間は、毎年、2月~5月が多いです。 今の時期から準備を始めましょう。
        研究開発、商品開発、事業化、設備投資、創業、省エネなど、補助金についての問い合わせは当センターまでご連絡ください。

        マイナンバーの関わる奇妙なメールや電話などにご注意ください!

        2015/11/26

        佐伯中小企業支援センター所長

         がんばる中小企業を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の佐伯です。

         今日は、今話題のマイナンバー制度について書こうと思いますが、企業というよりは個人に関わる喫緊の課題をテーマに取り上げたいと思います。

         私の場合、11月中旬にマイナンバーが簡易書留で送られてきました。
         おお、ついにきたか。早速封筒を開けて中身を確認、私の他に家族全員のマイナンバーが同封されていました。
         ところで、世の中にはこうした動きを必ず悪用しようとする人が出てくるものです。
         既に総務省のホームページではマイナンバー制度に関わる詐欺まがいの事例などを掲載し、注意を喚起しています。是非、ご覧頂きたいと思います。
         自分自身に関わる新しい制度が動き始めるときは、何となくですが不安のようなものを感じるものです。
         そうした心理につけこんだ悪質な行為により、既に被害を受けた方もおられます。怒りや何ともやりきれない思いが込上げてきます。是非とも制度の基本的な仕組みとともに、誰が自分以外に知りうる立場にあるかなどについても理解しておくようにしましょう。
         以下に総務省関連のURLを掲載しております。この他にも消費者庁や内閣府などのホームページを参考にされると理解が進むと思われます。
         工事現場でよく見かける標語「注意1秒、怪我一生」の精神が大切ではないでしょうか。


         総務省トップ > 政策 > 地方行財政 > マイナンバー制度と個人番号カード > マイナンバー制度に便乗した不正な勧誘や個人情報の取得にご注意ください!
        URL : http://www.soumu.go.jp/kojinbango_card/12.html



        西洋菓子 無花果(平成26年度いい店ひろしま顕彰事業受賞店舗紹介)

        2015/11/24


         おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・山本です。

         平成26年度「いい店ひろしま」受賞店舗である「西洋菓子 無花果(いちじく)」さんについて、私が実際に訪れて感じたことを紹介します。

         「西洋菓子 無花果」さんは、佐伯区楽々園にある洋菓子店です。このお店の看板商品である「またきて四角」は、瀬戸田レモンを使用したパウンドケーキで、一口食べると濃厚なレモンの風味が口中に広がります。また、平成26年に日本経済新聞プラス1「何でもランキング」で、暑い時期に食べたいレモンの焼き菓子で全国1位を獲得したため、ご存じの方も多いと思います。

         その他にも定番商品から、オリジナル商品まで数多く揃えており、何を買おうか悩まされます。また、店舗は民家を改築しており、住宅街に溶け込みつつも、洋菓子店としての異彩を放っているように感じます。
         駐車場も完備されてますので、お近くにお寄りの際は、ぜひお店を訪れてみてください。 

         

        店舗外観

        店舗名:西洋菓子 無花果
        住所:広島市佐伯区楽々園2-13-2
        電話:082-922-2080

        URL:http://www.ichijiku.com/

        ひろしまの魅力

        2015/11/17

        藤井コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・藤井です。
         

        今年も(株)ブランド総合研究所から国内の県別・市町村別の魅力度が発表されました。

        毎年、この結果を自分なりに分析するのが好きです。

        47都道府県で広島県は昨年の21位から15位にUP。1000市町村では広島市は
        昨年の94位から90位にUP。又、外国人が「行って良かった!」では昨年と同様に
        広島平和記念公園が2位、厳島神社が3位となりました。宮島の弥山が番外から20位に
        ランクアップ。
        北海道及び函館市は連続1位でブランドランキングは定着した感が有ります。
        ランキングの変更では、新幹線開業の富山県、オリンピックが開催される東京都、サミットが開催される三重県がランクアップしています。
        何かのイベントが有るところがUPしています。この辺にヒントが有るのではないでしょうか?来年には広島で外相会議が開催されます。

        ひろしまは'海・山・川'と恵まれ人情豊かな地域です。これは「売り」ではないでしょうか?
        国内外から多くの人に来て戴ければ経済・観光に貢献します。
        でも、影響力が有るCARPには来年は是非「優勝」して欲しいと皆様が願っていることではないでしょうか。

        Lisumom(リシュマム)(平成26年度いい店ひろしま顕彰事業受賞店舗紹介)

        2015/11/12


         おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・榎田です。

         広島市内の優れた小売店を表彰する「いい店ひろしま顕彰事業」で、平成26年度に表彰された「ママとベビーへ贈り物『リシュマム』」は、JR山陽本線の新井口駅、あるいは広電宮島線の商工センター入口駅からアルパーク方面に向かって徒歩10分ぐらいのところにあります。

         リシュマムでは、贈られたママも喜ぶ素敵なベビーグッズや小物が、お手頃価格で揃います。お薦めは、名前入りベビーリュック。「6か月~4歳児まで使えます」ということなので、プレゼントに最適です。「えっと、○○ちゃんって、今年いくつだったっけ、身長は...」等々、悩まなくてすむのです!しかも、子供だけでなく、大人もついほしくなっちゃうような、素敵小物がいっぱいです。

         親子で参加できる手づくり教室も、不定期で開催されています。

        lish1.png lish2.png

        【店舗の外観】

        もうすぐクリスマスなんですね...

        【名前入りベビーリュック】

        まるっとしていて、かわいい!



        店舗名: ママとベビーへ贈り物「Lisumom(リシュマム)」 

        住所:広島市西区商工センター2-7-23

        HP:http://www.lisur.jp/lisumom/

        電話:(082)276-0151

        営業時間:10:00~19:00

        定休日:不定休



        いい店ひろしま」のホームページでは、これまでに表彰された店舗の一覧を掲載しています。26年度受賞店舗リストはこちら

        (ひさびさの)ちょっとお得なパソコン(iPhone含む)活用術

        2015/11/10

        kobayashi2

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
         

         

        私ごとですが、iPhoneを購入してもう?年、何台目のiPhoneかも忘れちゃいましたが、未だに使いこなせるように奮闘中ですw

         

         久しぶりに「おっ!イイね!!」と思えるアプリに出会いましたので紹介します。

         Microsoftの「Office Lens」ヽ(´▽`)ノワーイ

         

         このアプリは紙などの文書の写真を取れば、様々な形式のデジタルデータにしてくれます。OCR機能があるので、テキストとして扱えます。MicrosoftアカウントとWordアプリを持っていれば、Wordの文書にしてくれます。マジっすか(゚Д゚;)

         使ってみましたが、結構な精度で紙文書をワード化してくれるので、かなり使えそうです。

         何人かに紹介しましたが、皆さんに感動していただきました。紹介した隣の人からも「私にも教えて」と言われるほどw

         これはきっとビジネスにも役立つはず!皆さんもどうですか? (アプリのインストールは自己責任で)

        ひろしまIT総合展2015 「サイバー犯罪の現状と対策」を聴講しました

        2015/11/05

        濵田コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ 濵田文男です。

         先日開催された"ひろしまIT総合展2015"で「サイバー犯罪の現状と対策」を聴講しました。講師は広島県警察サイバー犯罪対策課の方でした。同時に、広島県警察サイバー防犯ボランティア(大学生)の方による"なりすまし"などの実演がありました。


         インターネットの利用は当たり前ですが、その中で犯罪や事故に合わないために日頃やっておくべきことに改めて気づいた次第です。


         平成27年8月犯罪情報官速報として情報提示されていましたので引用し紹介します。
        "偽サイトに注意!~代金を払っても商品が届かない~"
        【偽サイトの特徴】
        ①価格が極端に安い
        ②実在するサイトのデザインを丸ごとコピーしたり、企業名を流用し、真偽の区別がつきにくいよう偽装している。
        ③日本語表記が所々おかしい。
        ④振込先口座名が、外国人の個人名となっていることが多い。
        ⑤会社の住所や電話番号の記載がなく、連絡方法がメールのみとなっている。
        ⑥住所などが記載されていても、実在する他社のものを勝手に引用している場合がある。
        【対策】
        ①取引前に、振込口座、日本語表記、連絡先などに不自然な点がないかチェックする。
        ②上記の特徴に一つでも当てはまる場合は、インターネット検索エンジンや消費者庁ホームページを利用して、サイトの評判を調べる。
        ③ウイルス対策ソフトを導入し、最新の状態に更新する。

        詳しくは、広島県警察 サイバー犯罪対策課のホームページを参照ください。
        http://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/police3/

        サイバー攻撃(標的型攻撃メール)に関する啓蒙 その3

        2015/10/27

        創業支援担当・北浦主事 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北浦です。

        サイバー攻撃に関する世界の動向について紹介します。

        2011年頃から、世界各国の法執行機関と複数のセキュリティ企業が協力し「ボットネットの撲滅に向けた掃討作戦」を展開しています。

        ボットネット(ゾンビネットとも言う。)とは、悪意あるプログラム(コンピュータウィルス)に感染したパソコン同志のネットワークのことです。

        遠隔操作によって、サイバー攻撃を仕掛けることが可能です。

        よく、「わたしの様な者のパソコンを狙って何の得があるのか。」と言われる方がいますが、ボットネットを操る側から見れば、踏み台となるパソコンはいくつあっても良い。と言うことです。

        例えば「インターネットバンキングに係る不正送金事犯」では、アメリカに次いで日本の感染率が高いことを示しています。詳しくは、警察庁のサイバー犯罪対策をご覧ください。

        サイバー犯罪捜査への協力の一環として、世界各国の善意のあるホワイト・ハッカー達の情報共有によって、サイバー攻撃を可視化して観測できるサイトがあるので紹介します。

        ・世界の主なサイバー攻撃を観測できる「IPViking Live

        ・広島でもサイバー攻撃が起きていることを観測できる「Cyberthreat Real-Time Map

         

        IoTがものづくりを変える(2015年版ものづくり白書から)

        2015/10/22

        橋口コーディネータ

        おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・橋口です。

        2015年版ものづくり白書では、IoT(※)により、従来のような工場内の省人化や省エネ化といった生産効率の改善を超え、ものづくりのビジネスモデルそのものの変革が起きつつある。製造業は競争上の新たな機会と脅威にさらされていると指摘しています。

        そして白書では、IoTによるものづくりのあり方の変化を次の10項目に区分した上で、項目ごとに具体化されてきている事例を紹介しています。

        (1)工場稼働率の向上や省エネルギー化

        (2)アフターサービスの高度化

        (3)熟練技能の継承

        (4)受発注情報や顧客情報の解析による業務効率化

        (5)変種変量生産への対応

        (6)設計のリードタイム削減

        (7)サプライチェーンの最適管理

        (8)予知保全

        (9)製品の売り手から、ソリューションサービスの提供者へ

        (10)製品の売り手から、当該製品の運用受託者へ


        いずれの事例(P168~180コラム欄)も大変参考になると思いますが、特に(2)では「中小企業にも広がる設備稼働状況の遠隔監視・メンテナンス効率化の動き」として、自動販売機の稼働状況の自動収集のしくみ構築で稼働率や顧客満足度の向上を達成した事例が取り上げられています。

        積極的にIoTのもたらすメリットを享受し、さらなる発展につなげるために何をすればよいか、いっしょに学びながら支援内容を考えて行きたいと思っています。お気軽にコーディネータまでご相談ください。



        (※)IoT(ものづくり白書他から引用)
         Internet of Thingsの略称。全てのモノがインターネットでつながるという概念。一般的には、身の回りにあるモノにセンサーが組み込まれて、直接インターネットにつながり、モノ同士、あるいはモノと人が相互に通信できるようになる仕組みと説明される。
         センサー技術やバッテリー技術の高度化によってあらゆるものにセンサーを張り巡らせることが可能となり大量のデータが集められるようになったこと、そして大量のデータを処理するプロセッサーの小型化、高速化、また、センサーから得られるデータの送受信が大容量通信やWifi等無線通信技術の普及によりネットワーク化され、それらを蓄積し集計するクラウドが普及したという技術的な進展を背景として進んできている。


        セーフティネット保証5号の指定業種が10月から変わりました

        2015/10/20

        経営革新担当・三井主査 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・三井です。

         

         平成27年10月1日から平成27年12月31日までのセーフティネット保証5号の指定業種が中小企業庁から発表されました。

         9月までは指定業種となっていても、10月以降は指定業種から外れている場合があります。

         指定業種は中小企業庁のホームページで確認できますので、ご確認のうえ申請してください。

         http://www.meti.go.jp/press/2015/09/20150918002/20150918002-3.pdf

         

         

         

        世界手洗いの日

        2015/10/15

        創業支援担当・城戸主幹

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」 創業支援担当の城戸です。

          

         今日10月15日は「世界手洗いの日」

          

        日本ユニセフ協会によると、今、世界では、5歳になる前に亡くなる子どもが年間590万人いて、その多くは予防可能な病気が原因とのこと。
        私たちの生活には当たり前にある水やトイレ、そして食事 ・・・ それらが不足しているために、不衛生な環境や生活習慣を強いられ、下痢や肺炎にかかって命を失う子どもたちが年間約150万人もいます。

          
        もし、せっけんを使って正しく手を洗うことができたら、年間100万人もの子どもの命が守られると言われています。
        洗うポイントは、「手のひら」、「つめ」、「親指のつけね」、「手のこう」、「指のあいだ」、「手首」 の6つ。
        自分の体を病気から守る最もシンプルな方法のひとつ、せっけんを使った手洗い。
        日本の子どもたちにとっても、かぜやインフルエンザ、感染症の予防に有効です。

          

        ところで、創業ワンコインセミナー「成功する商品・サービスとは」の受付が今日から始まりました。インフルエンザにかからないよう、大人の皆さんもしっかり手洗いで予防して、元気にセミナーに参加してください  (^_^)/

          

        申請書では分かり易い文章を(2)

        2015/10/13

        中島コーディネータおはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・中島です。

          

        前回(8月11日)は、申請書の「分り易い文章」の書き方の、私なりのポイントを書かせていただきました。今回は、第2回目です。

        〇表題と要約
        表題(或いは事業計画名等)を見るだけで、内容が判ることが望ましい。また要約、概要等を書く欄がある場合には、事業の目的と実施内容が判るように書きます。結論(実施内容)が把握できたうえで読むと、判り易くなります。

        〇起承転結と一気通貫
        応募用紙によっては、申請者が書きやすいように、見出しが、(親切に)書いてあるものがあります。その場合にはその順序の通りに書きます。見出しがほとんど書いてない場合には、起承転結を意識し、『結』意識して、そこに結びつく文章構成にしましょう。

        〇読みやすい文章
        一回読んだだけで、理解してもらうためのポイントがあります。例えば、「文章は短くする」、「主語と述語/修飾語と被修飾語は近くに」、「句読点、接続詞を正確に」「下線、太線の活用」等です。なお、同じ業務をしていない方に読んでもらうことは非常に有効です。

        次回に続きます。

        みんな順送りですね。

        2015/09/29

        佐伯中小企業支援センター所長

         がんばる中小企業を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の佐伯です。

         既にお話したかもしれませんが、今年度が現役最後の1年となりました。

         そのこととは関係ないと思いますが、家族や職場の仲間と話をしていると、過去の体験談、成功談、失敗談を走馬灯のごとく繰り返して話をしている自分に気が付きます。
         あれ?自分が20代や30代の頃、祖父や父との会話の中で、また同じことを話しているな、と思うことがしばしばありましたが、同じだな、そんな年になってきたのかな、と感じる今日この頃です。
         こうした視点で自分の仕事を見てみると、過去の成功体験をベースに仕事上の判断をしているケースがあることに気付きます。ただし、私の場合は失敗体験の方が多いので、どちらかというと、同じような失敗を繰り返さないための判断が多いように思います。
         創造的な発想をベースとしたものとは縁遠いようです。
         よく過去の成功体験にしがみ付いていると、時代の変化に乗り遅れるなどという記事を見かけますが、自分のことを言われているように感じるのは、こうした自身の変化が影響しているのだと思います。
         もし、経営者や創業者の方で自身のこうした変化に気付かれたときは、第3者の立場にある専門家の意見を聴いてみませんか。
         支援センターでは、新成長ビジネス事業化支援事業や創業チャレンジ・ベンチャー支援事業など(応募期間あり)のように審査会で複数の委員との質疑応答を通じて、自身の考え方や発想を見つめ直してもらうことを目的の1つとした事業など、多様な事業を展開しています。
         支援センターに一度、電話をしてみませんか。




        モノあまり時代の営業

        2015/09/24

        藤井コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・藤井です。
         

         突然ですが、皆さんは今何か欲しいモノ、買いたいモノは有りますか?
        自分は最低限の生活ですが、何も欲しいモノは有りません。車・家電・家具等、今は長持ちしますよね!
        故障の際は購入するでしょうが・・・
        このように、今の時代はモノ余りで営業は相当な努力が必要です。

        よく'差別化の営業'と聞きますが、その視点はどこも考えます。これからの営業は「お客様との関係づくり」が必要と思います。消費財でも飲食でも同じです。昨今の言葉では'きずな'です。お客様といかに関係性を構築するかではないでしょうか!
        自分の好きな言葉は、西郷隆盛の「敬天愛人」です。
        *敬天愛人:'天を敬い人を愛する'と理解しています。
        究極は「人とのつながり」ではないでしょうか! お客様がモノの顔が浮かぶのでなくヒトの顔が浮かぶ営業は最高です。
        生涯の関係が築かれるでしょう。

        このようにお客様との関係性構築を当センターのコーディネータがお手伝いします。
        ご一報下さい。

        マルコポーロ(平成26年度いい店ひろしま顕彰事業受賞店舗紹介)

        2015/09/17


         おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・山本です。

         平成26年度「いい店ひろしま」受賞店舗である「マルコポーロ」さんについて、私が実際に訪れて感じたことを紹介します。

         「マルコポーロ」さんは、安佐北区可部にあるパン屋さんで、安佐北区役所の北側にあります。マルコポーロさんの特長はイートインコーナーの充実とPOPの訴求力です。買ったパンをその場で食べられるカフェスペースがあり、地元住民の交流の場となってます。また、パンの特長が分かりやすくPOPで示されており、思わず食べてみたくなります。試食できるパンが多く、実際に食べてみて購入することができます。
         お近くにお寄りの際は、ぜひお店を訪れてみてください。

        店舗外観

        店舗名:マルコポーロ

        住所:広島市安佐北区可部4-6-3
        電話:082-815-0304

        Bahn Mi(バイン・ミー)(平成26年度いい店ひろしま顕彰事業受賞店舗紹介)

        2015/09/08


         おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・榎田です。

         西区の平和大通りにほど近い、空港通りから脇に入ってすぐにそばにある、焼きたて無添加パンの「Banh Mi(バイン・ミー)」。バイン・ミーとは、ベトナム語でパンのこと。オーナーのご夫婦がベトナムに滞在経験があり、それにちなんで名づけられたとのこと。26年度に「いい店ひろしま顕彰事業」で受賞した店舗です。

         ショーケースの中に行儀よく並んでいるパンたちはどれもおいしそう!しっとり柔らかいのに噛み応えのある、もっちりパンです。イートイン・コーナーがあるので、買ってすぐ中で食べることもできます。ショーケースの向かいには雑貨コーナーもあり、パンを袋に詰めてもらう間、眺めているのも楽しいです。お惣菜パンも食パンも、すぐに売り切れてしまうので、お店に行くのはお早めに。

        店舗外観  パンたち
        【バイン・ミー店舗外観】  【もっちもちなパンたち!】

         

        店舗名: Bahn Mi(バイン・ミー) 

        住所:広島市西区西観音町15-9

        http://www.mup-japan.jp/

        電話:082(233)6709

        定休日:日・月(その他不定休有)

        火~金 10時~19時

        土 9時~18時

        いい店ひろしま」のホームページでは、これまでに表彰された店舗の一覧を掲載しています。26年度受賞店舗リストはこちら

        Web解析について学びましょう!!

        2015/09/01

        濵田コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ 濵田文男です。

         現在では、ホームページを開設していることは当たり前になっています。企業について知りたいとき、先ずその企業のホームページを見ます。さらに、ネットショップによる販売も多くの企業が始めています。最近ではO2O(オンラインツウオフライン)の動きがあり、ネット上の店舗と実店舗との連動を考慮した施策が検討・実施されています。

          

         ところが、上記のWebサイト(ホームページ、ネットショップ)の現在の状況を具体的に把握している、さらには、事業計画に貢献するようにWebサイトを継続的に改善する施策を検討し実施している、というようにWeb解析を実践している企業は少ないと思われます。

         

         そこで、企業の方には体系的にWeb解析を学び、それを実践できるようになって頂きたいと思います。

        その最初の教科書として"初級ウェブ解析士 認定試験公式テキスト 第6版"(一般社団法人ウェブ解析士協会)を挙げたいと思います。

         

         まず、Web解析を学ぶことで知識レベルを一定程度向上しましょう。

        さらに、PDCAを回しながらWeb解析を実践することで事業に貢献しましょう。

        健康(健全経営)って本当に大切ですね。第2弾

        2015/08/25

        佐伯中小企業支援センター所長

         がんばる中小企業を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の佐伯です。

         今年の1月に私事で恐縮ですが、という始まりで膀胱結石破砕術という手術を受けたブログを書きましたが、今回は6月の中旬から左側上下顎顎骨嚢胞を摘出する手術を受けました。半月の入院と約1週間の自宅療養を経てようやく職場復帰しました。まさか1年間で2度も手術を受けることになるとは思いませんでした。現在も左側の頬が少し膨らんだ状態(入院中のアンパンマン状態よりはかなり良くなっていますが・・)で、唇の左側が痺れたままです。2度あることは3度あるとよく言いますが、もう、手術は懲り懲りです。

         何より申し訳なく感じていることは職場に迷惑をかけてしまったことです。私がもし小さな会社の経営者だったら、仕事はうまく回っていただろうか・・・
         幸いにも私の場合、優秀な職場の仲間に支えられて、事なきを得ています。
         よく人は「人材」ではなく「人財」と言われる理由がよく分かります。
         ここでいつもの落ちになりますが、当支援センターでは、経営者自身も含め社員の能力向上を目的とした人材育成事業(各種のセミナーや研修会の開催)を実施しております。
         企業業績を左右しかねない社員が人材から人財となる「人の育成」を再認識され、こうしたセミナーや研修会へ参加するきっかけとなれば幸いです。




        イノベーションへの取り組み(2015年版中小企業白書の指摘から)

        2015/08/20

        橋口コーディネータ

        おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・橋口です。

         2015年版中小企業白書は、我が国のイノベーション(注1)実現企業の割合が、欧州各国と比較して著しく低いという調査結果(注2)を示し、「成長の源泉」であるイノベーションに積極的に取り組み、競争力を高めていく必要があると述べています。

        そこで、イノベーションを考えていく上で参考になる読みやすい2冊をご紹介します。

        「世界の伸びている中小・ベンチャー企業は何を考えているのか?」安西洋之著は、欧米の元気な中小・ベンチャー企業のトップに「企業成長の鍵」をヒヤリングし、在伊20数年の著者ならではの考察が加えられています。

        多くのトップが人材・ビジョン・事業集中を挙げる中で、ブルネロ・クチネ(ッ)リ氏の「(他人への)敬意・(自らを肯定する)尊厳が責任感を生み、創造力を発揮させる条件になる」は著者と同様に私も、あらためて噛み締めてみる価値のある言葉だと思いました。

        「繁盛したければ、やらないことを決めなさい」坂本啓一著は、やらないことをまず決めることで、革新性や独創性が見えて来ると主張しています。そして「自社の提供価値を蒸留しよう」、「世界感を持とう」、「ケースから抜き取る力を鍛える」、「タッチポイントを最大化しょう」、「自らビジネスのハンドルを握ろう」などのテーマで、イノベーション実行の切り口をわかりやすく示してくれています。


        イノベーションへの取り組みについて、当支援センターのコーディネータへお気軽にご相談ください。



        (注1)イノベーション(「全国イノベーション調査」:2015年版中小企業白書129ページ)  
        一般には新しい技術の発明を指す言葉と誤解されているが、それだけではなく新しいアイデアから価値を創造し、社会に変化をもたらす自発的な人・組織・社会の幅広い変革を意味する。

        ■OECD(経済協力開発機構)の「オスロ・マニュアル」による区分
        a.プロダクト・イノベーション 新製品・サービスの市場への投入
        b.プロセス・イノベーション 製品・サービスを生産・配送する新しい方法の導入
        c.組織イノベーション 業務慣行・職場組織・対外関係に新しい方法の導入
        d.マーケティング・イノベーション 製品の外見を新しくすることや販促/販路/価格 設定に関する新しい方法の導入


        (注2)調査結果(「イノベーションの実現企業割合」:2015年版中小企業白書131ページ)
        a.プロダクト・イノベーション :独42%、伊29%、英26%、仏24%、日本16%
        b.プロセス・イノベーション :独30%、伊28%、仏23%、日本16%、英15%
        c.組織イノベーション :独46%、仏37%、伊32%、英31%、日本28%
        d.マーケティング・イノベーション :独46%、伊28%、仏26%、日本23%、英国18%

        新成長ビジネス事業化支援事業の支援先の紹介

        2015/08/18

        経営革新担当・三井主査 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・三井です。

         

         当財団では、広島市内の中小企業者等が行う新技術・新製品の事業化を支援する「新成長ビジネス事業化支援事業」を実施しております。平成27年4月1日から4月30日までの1か月間、募集しました。その後審査を経て、今年度の支援先を決定しました。

         支援先をホームページで公開しておりますので、次のアドレスでご覧ください。

        https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/news/2015/07/26-2.html

         

        お寺の経営も大変?

        2015/08/13

        創業支援担当・城戸主幹

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」 創業支援担当の城戸です。

          

         お盆ですね。正しくは盂蘭盆とか盂蘭盆会といい、祖先の霊を祀る行事のことです。一部の地域を除くと8月13日から16日までの4日間をお盆の期間としているところが一般的で、お盆休みの会社も多いと思いますが、お寺やお坊さんにとっては超多忙な時期だそうです。

          

         ところで、一般社団法人お寺の未来 という団体があったのでホームページを見てみました。広報戦略の作り方、財政基盤の強化、士業とのパートナーシップ等々、住職をはじめとしたお寺に関わる様々な人のためのセミナーや通信講座を開催しています。
         伝統がお寺の将来を保証する時代が終わり、お寺も選ばれる時代になると、抱える問題は一般の中小企業と同じということでしょうか。経営改善に向けていろいろ勉強することは多いようです。


         当センターも、創業を考えている人や中小企業の経営者等に役立つ様々なセミナー・研修会を開催しています。興味のあるセミナーがあれば、是非、参加してみてください。

          

        申請書では分かり易い文章を

        2015/08/11

        中島コーディネータおはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・中島です。

         

         報告書、計画書、申請書等、文書作成には苦労されていることと思います。助成金は欲しいけど、文章作成がいやで、申請されない方もおられる様です。
        文書の種類によって、文章の書き方はそれぞれでしょうが、「申請書」の場合には、『分かり易いこと』が第一です。そのための、私なりのポイントを挙げてみます。

         

        ○文章構想は、先ずは箇条書きから
         最初から文章を書き始める方が居られますが、それでは、構想がまとまらなかったり、本論に関係ないことを書きすぎたりして、先に進まなくなってしまいます。構想を、箇条書きにし、筋書が起承転結・首尾一貫していることを確認しましょう。
        ○だれが読者かを考えて書く
         自分と同じ専門分野の人が読者の様な書き方の文章があります。同業誌ならばそれでよいのですが、申請書では、読者は、その分野(技術)は初めて聞くと言う方かもしれません。平易な文章にし、専門用語には注釈をつけるなど、配慮が必要です。
        ○文書(段落)記号と見出し
         すーっと読んでもらうためには「文書(段落)記号」は意外と重要です。文書記号で、読者は、文章全体の(起承転結の)どこにいるかがわかります。また、本文の内容を、予測できる見出しが書いてあると、文章は更に読みやすくなります。

        ・・・・・次回につづきます。

         

        CS=ES

        2015/07/28

        kobayashi2

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。
         

         先日、ITコーディネータの研修に行ってきました。自費で(´・ω・`)
         その研修の中で、私の心にスパ~ンときた言葉があります。

         

        「 CS=ES 」

         

         色々考え方はあるでしょうが、本来、CS(顧客満足)とES(従業員満足)は別ものです。しかし、この言葉は、「本当にお客様に満足していただけるサービスが提供できているか?それは、従業員がその仕事に満足しているかどうかを見れば分かる。従業員満足なくして顧客満足は無く、顧客満足なくして従業員満足があるはずもない」と全く同じことだと言っているのです。

         シビレましたわ。聞き慣れた言葉でもこんなに心に突き刺さるなんて。(*´ω`*)

        ラ・アンジェ(平成26年度いい店ひろしま顕彰事業受賞店舗紹介)

        2015/07/16

        創業支援担当・岸野主事 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・山本です。

         

         平成26年度「いい店ひろしま」受賞店舗である「ラ・アンジェ」さんについて、私が実際に訪れて感じたことを紹介します。
         

         「ラ・アンジェ」さんは、安佐南区安東にある洋菓子・パンのお店です。アストラムライン沿いに位置し、駐車場もあるため見つけやすいと思います。洋菓子とパンを両方取り扱いながらも、品数が豊富で、オリジナル商品も充実しています。「いい店ひろしま」のホームページでも紹介してますが、接客に優れており、心地よく買物をすることが出来ます。

         お近くにお寄りの際は、ぜひお店を訪れてみてください。


          また、7月末まで、平成27年度の「いい店ひろしま」審査対象店舗を募集しています。自薦他薦は問いません。ご応募お待ちしております!


         

        laange_gaikan.jpg

        営業について

        2015/07/09

        藤井コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・藤井です。
         

        ものづくり(技術)と営業はどちらが重要かと質問される時が、たまに有ります。

        勿論、どちらも重要で、上下の関係はありません。更に企業経営では財務(経理)も重要な位置を占めます。

        営業とは何でしょうか? 

        単に'ものを売る'だけでしょうか?永年の営業経験でそうではないと確信しています。

        一言で言うならば「お客様の事業の最大化(成功)」のお手伝いが営業の価値と思います。お客様とつながる重要なチャネルと位置づけて下さい。

        ものを売り、現場で感じた市場の変化、消費者の嗜好の変化、チャンスの芽となる気付きを社内にフィードバックして価値を生み出すことです。

        まとめるならば「商品やサービスを通じて。お客様の願望を叶えること。

        その結果として対価を受け取り、自社に貢献」することだと思います。

        営業は苦しいが楽しみはそれ以上のものがあります。

        皆様がシナリオ営業を通じて笑顔になれることを願っています。

        当支援センターではそういう企業さまの羅針盤として、コーディネータ登録専門家職員が全力でお手伝いします。ご利用して下さい。

        マイナンバー(社会保障・税番号)制度への適応を検討しましょう。

        2015/07/02

        濵田コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ 濵田文男です。

         マイナンバー(社会保障・税番号)制度による個人番号の通知が10月から始まります。

        個人番号は、特定個人情報であり、その収集~保管~利用~廃棄のライフサイクルについてルール作りが必要となります。

         個人情報保護法に関して、個人情報取扱事業者に該当する事業者は個人情報保護方針の策定と業務運用ルールに基づき業務運用を行っています。したがって、マイナンバー(社会保障・税番号)制度の適用にあたっては、部門を特定して、現状の業務運用に新たなルールを追加すればよいと思います。しかし、個人情報取扱事業者ではない事業者には、個人情報保護法に適応するルールがないことが多いと思われます。

         マイナンバー(社会保障・税番号)制度は、すべての事業者に適用されますから、適応するルールが必要です。

        適応するルール策定の検討を始めましょう。

        検討に当たってはセミナー受講や専門家に助言を求めるのが早道です。

        当センターではセミナーを計画しています。受講をご検討ください。
        https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/seminar/index.html

        サイバー攻撃による情報流出

        2015/06/25

        kobayashi2

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・小林です。

         最近、サイバー攻撃による情報流出がニュースになっています。

         支援センターが入っている事務所のネットワーク環境を作ってきたのは私ですから、何かしなくては・・・と考えていると、職員に対してサイバー攻撃に関する研修会を実施して欲しいと上司から依頼がありました。( ̄ー ̄)ニヤリ


         私ともう一人(ITに詳しい人)の2名が講師となり、資料作りから発表まで行いましたが、やはり一人で考えることは限界がありますね~。

         初めは自分一人で資料を作りましたが、もう一人の講師や受講者からの意見を聞く中で、新たな発見もありましたし、表現を改めるところ、自分自身の考え方の整理が出来る部分もありました。

         やっぱり、みんなで話をするって大切だな~(*´ω`*)

        「中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドライン」のご紹介

        2015/06/23

        橋口コーディネータ

        おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・橋口です。

         経済産業省が発表した「中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドライン」では、生産性向上に取り組むための2つの方向性と10の手法及びその内容が説明されています。

        1.付加価値の向上...提供するサービスの価値を増大させる(売上拡大)
        (1)誰に:

        ①新規顧客層への展開

        ②商圏の拡大


        (2)何を:

        ③独自性・独創性の発揮

        ④ブランド力の強化

        ⑤顧客満足度の向上

        ⑥価値や品質の見える化(付加価値向上に繋がる利活用)

        (3)どうやって:

        ⑦機能分化・連携

        ⑧IT利活用

        2.効率の向上...時間や工程の短縮(コスト削減)

        ⑨サービス提供プロセスの改善

        ⑩IT利活用(効率の向上に繋がる利活用)




        又、同時に10の手法について、具体的な取り組み事例を45事例にわたり紹介しています。


        しかし、生産性の向上に取り組むにあたっては、まず自社が何を目的とする会社かという理念に立ち返り、その理念に基づいて、誰に、何(どのような価値)を、どのように提供したいのかというコンセプトを確立し、そのコンセプトに合った手法を選択することが大切と強調しています。

        これらの考え方は、ものづくりにも十分参考になると思います。サービス・ものづくりを問わず、生産性向上の実現方法について、お気軽にコーディネータにご相談ください。

        いい店ひろしま顕彰事業をお願いします

        2015/06/18

        経営革新担当・三井主査 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・三井です。



         現在当センターで募集をしている事業の一つに「いい店ひろしま顕彰事業」があります。

         「いい店ひろしま顕彰事業」は、店舗演出や接客などが優秀と認められる小売店舗を表彰する事業です。

         私は平成23年度と平成24年度の2年間担当し、いろいろな店舗を知ることができました。ホームページや冊子で今までの表彰店舗を紹介しています。興味を持たれましたら訪れて頂きたいと思います。

         今年度の募集期間は7月31日までです。

         店舗経営者の方は自薦での申込みいい店ひろしまにふさわしいお店を知っている方は投票でのご参加をお願いします。

        コーディネータを活用ください

        2015/06/11

        中島コーディネータおはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・中島です。


        当広島市中小企業支援センターは、平成27年度も、経営分野、技術分野の両面での業務拡大と進化を目指しています。その業務遂行の一翼を担うコーディネータは、昨年と同様の4名の体制ですが、昨年度1年間の経験を加えて、より効果の高いご支援ができるように努めてまいります。
         
        コーディネータの役割は以下の通りです。
        経営・技術、情報、販路等の専門知識と経験を有するコーディネータが、経営管理、生産管理、商品・技術開発、情報化、販路拡大など経営上の様々な課題の解決に向けて、継続してサポートします。
        経営支援アドバイザー工業技術センターとも連携して課題解決にあたります。
        各種企業、大学、研究所、企業OB等を紹介しマッチングにつながるように努めます。
        当中小企業支援センターの各種支援策や国・県・市などの助成金等を紹介、支援します。課題をお持ちの方はもちろん、課題を明確にしたい方、支援機関への相談は初めての方等 どなたでも結構です。
         
        企業の業種、規模を問わず、競争がより厳しくなってきている中で、自社の力だけでは対応が難しい時代になってきており、外部との協力、連携が必須となってきています。
        がんばる中小企業は、自社努力と共に、外部の力も有効に活用されています。
        私ども中小企業支援センターも、是非、協力、支援させて頂ければと思っています。

        職員ブログは永久に不滅です

        2015/05/14

        北林商業振興課長

         おはようございます。4月から、広島市経済観光局商業振興課長として勤務している、前副所長の北林です。

         支援センターには平成20年から7年間在籍していました。この間、職員ブログの執筆回数は66回。できるだけ身近な話題を織り交ぜながら、中小企業の皆様に支援事業のご紹介ができればと思っておりました。

         また、文章に添えていた写真は、ブログの内容を意識して撮っていたものではなく、日ごろ、何となく携帯電話で撮っていた写真ばかりでした。何が役に立つかわからないものだと感心しております。「情報」を多く持ち、いかに活用するかが大切なのだと改めて思いました。

         さて、私は職員ブログから「引退」しますが、私の後任である木下副所長が職員ブログを通して、皆様にお役に立つ情報を発信いたします。これからは、木下ブログ愛読者がどんどん増えることを願っております。7年間、ありがとうございました。



        4月からセーフティネット保証5号の指定業種が変わります。

        2015/03/26

        経営革新担当・三井主査 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・三井です。



         平成27年4月1日から平成27年6月30日までのセーフティネット保証5号の指定業種が決定しております。

        平成27年3月31日までの指定業種とは異なりますので、注意して申請をしてください。

        詳しくは中小企業庁のホームページでご確認ください。

        http://www.meti.go.jp/press/2014/03/20150313005/20150313005.html

        少し気になるクラウドに関する話題です。

        2015/03/24

        濵田コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ 濵田文男です。


         今回は、少し気になるクラウドに関する話題です。

        クラウドには、cloudとcrowdがあります。

        良く知られているのがクラウドコンピューティング(cloud computing)であり、そのサービス形態によりSaaS,PaaS,IaaSと呼ばれています。

        一方、最近よく耳にする言葉がクラウドソーシング(crowd sourcing)とクラウドファンディング(crowd funding)です。
         前者は、インターネットにより世界中の企業と個人が直接つながり仕事の受注・発注を行うITサービスであり、いくつかのマッチングサイトがあります。

        仕事の種類には開発/デザイン/ライティング/ハードウエア設計/写真・動画/事務などがあります。

        また、発注方式には3種類あり仕事にあった方式を選びます。既に活用事例はたくさんあるようです。

        現在、活用を支援する組織「クラウドソーシング・プロデューサー」が各地域で活動を始めるところですのでお知らせいたします。

        https://crowdsourcing.jp/producer_list.html )


         後者は、インターネットにより世界中の人から小口資金の提供や協力などを募る資金調達の仕組みのことです。

        見返りを求めない「寄付型」と、対価として商品やサービスを送る「購入型」が浸透しはじめています。

        そして、資金調達の成功要因には共通点があるようです。

        "その人にとっての価値"や"共感できる"などが挙げられます。

        大阪へ行ったついでに・・・

        2015/03/17

        kobayashi2

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。

         前回、年末から年始にかけて大阪へ家族旅行したブログを書きました。遊園地に食べ物にハードスケジュールでしたが子供達は楽しかったようです。でも、大阪に行きたかったのは実は私だったのかもしれません。


         というのも、私はスマホの料金に不満を持っていました。私と嫁で月1万5千円超えてる・・・痛すぎる(>_<)
         そこで、最近流行りの格安SIMにしたい!番号変えずにMNPで。けど、ほとんどはネットで申し込む形になるので、申し込み後SIMカードが郵送で届く2,3日の間、スマホが使えない。゚(゚´Д`゚)゚。イヤ-
         しかし!即日格安SIMにMNPできるところがあるんですね~。広島から近いところでは大阪・・・大阪?旅行先の大阪!家族旅行バンザーイヽ(´▽`)ノ

         ということで、今は2台のスマホを格安SIMに移行して月5千円くらいになりました。対応端末揃える初期投資は1年ちょっとで回収できるハズ。早く広島にもお店出してくれないかな~(*´艸`*)

        CSV(共有価値の創造)実践の事例紹介

        2015/03/12

        橋口コーディネータ

        おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・橋口です。

        昨年9月4日の職員ブログで、今後目指すべき経営フレームワークの一つとして、企業の事業を通じて社会的な課題を解決しようとする「CSV(共有価値の創造)」についてご紹介しました。今回この実践事例として、米穀製造・販売企業による「米粉を使用した商品による農業地域活性化の支援」事業をご紹介します。

        これは米穀製造・販売企業が、米生産農家を中心とした農業地域の、米粉を使用した新商品を製造・販売する事業の立ち上げを、企画書作成、商品開発から販売促進(例:商品開発用設備・販促ツール提供)に至るまで各ステップに応じてサポートを行い、最終的には農業地域の活性化と当企業の米粉の販路拡大及び米の安定的仕入先確保を目指すものです。


        本支援センターでは平成24年度より現在まで、経営革新計画の作成・申請、営業活動計画の作成・実行等を経営支援アドバイザー派遣制度等でサポートして来ました。
        まだまだ息の長い活動が必要ですが、社会的な課題をビジネスの視点から解決を図ろうとする本取組みが、出来るだけ早く企業利益の増大と地域の活性化につながるように効果的な支援に取り組んでいます。


        このようなビジネスモデルの構想をお持ちの方はお気軽にご相談ください。

        トレンドカラー

        2015/03/05

        創業支援担当・城戸主幹

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」 創業支援担当の城戸です。

         

         創業予定者を対象に開催した「創業アカデミー2」が無事終了しました。その中で「消費トレンドと店づくりの着眼点」というテーマの講義があり、トレンドを掴むことの重要性とビジネスに生かす手法について、様々な事例をもとに講師が分かりやすく解説してくれました。

         トレンドを知ることは、売上を上げるだけではなく、自分の仕事を存続させることであり、ビジネスをする上でとても重要なことです。


         ところで、皆さんは今年のトレンドカラーをご存知ですか。ファッションやデザインの色見本帳などで世界的に有名な米国の色彩研究所PANTONE社が発表した2015年の色は、マルサラ(Marsala)です。

         

        トレンドカラー3.jpg

         ワインレッドのような少し赤味がかっかた暖色系の茶色なので、温かみのあるグレーなどのナチュラルカラーのほか、オレンジ系やゴールド系イエロー、ターコイズグリーン、鮮やかなブルーなどと組み合わせると魅力が引き立つそうです。
         バッグなどの小物やメイクに、あるいはカフェなどのインテリアにアクセントカラーとして取り入れてみてはいかがでしょうか。

         

        何歳まで働きたいですか?

        2015/03/03

        中島コーディネータ おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・中島です。

        あるサービス会社が、「あなたは何歳まで働きたいですか? 何歳まで働く必要があると考えますか?」の質問を、世界23か国の約20万人を対象に実施したところ、アジア諸国からの回答の平均は54.3歳と57.8歳、欧州圏からの回答は59.6歳と65.5歳で、何れも「リタイアしたい年齢」が、「働く必要がある年齢」より5歳前後早くなっていました。

         一方、日本では62歳と60歳で、23か国の中では唯一、必要とされる年齢より長く働きたいとの結果になっていました。

        働くこと自体に意義を見出している人が他国よりも多いということだと考えらえます。

        20数年前の話ですが、1990年代にペルーの大統領を務めた、熊本出身のフジモリさんが最初の選挙立候補時にかかげたスローガンは、「勤勉・正直・技術力」でした。

        これは、フジモリ氏の母のしつけの基本で、日系移民の精神を表すものだったそうです。

        高度成長の中で、働くことに生きがいを見出した多くの日本人の価値観にも重なっていたように思います。
        最近では、この様な価値観は、否定的にとられる場合もあり希薄になってきていますが、調査結果を見ると、まだまだ忘れられてはいないように思いました。(^o^)

         

        若い力

        2015/02/26

        北林副所長 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長・北林です。

         広島カープの本拠地「マツダスタジアム」の年間指定席が初の完売とのこと。黒田投手のカープ復帰に伴う優勝への期待感の高まりがあるのでしょう。さらに、チームに活気を与える若い力として、菊池、丸といった若手選手の成長への期待感もあわせてあるのではないでしょうか。

         経済活動を担う企業にも若い力が必要だと思います。最近では、創業による新しい力が経済の活性化に寄与するとして、創業関連の報道をテレビや新聞記事でよく見かけます。

         当支援センターでは、創業者向けのセミナー、専門家による相談対応などに加え、一人ひとりの創業にしっかりと向き合い、事業実施に向けての課題が整理できるオーダーメイド型の支援として、創業チャレンジ・ベンチャー支援事業を実施しています。

         今年度の募集は既に終わっていますが、平成27年度も引き続き実施する予定です。創業についての相談には随時対応しておりますので、お気軽にご相談ください。


        ブログ(27.2.26).jpg

        (写真:昨年のマツダ スタジアム。投手はマエケン)

        健康(健全経営)って本当に大切ですね。

        2015/02/24

        佐伯中小企業支援センター所長

         がんばる中小企業を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の佐伯です。

         私事で恐縮ですが、1月下旬に膀胱結石(直径約1.2cm)を破砕する手術を受け、約1週間入院しました。大小の差はあれ、結石は誰もが持っており、それを取り除くくらいたいしたことはないと高を括っていたのですが、術後の痛みと出血で2日間うなされていました。24時間点滴が終了したのが術後3日目でした。

         そんな身動きのとれない状態の中で考えていたことは、三十代のころ結石治療で2日間入院していた際、当時の主治医からコーヒーや牛乳を取り過ぎないこと、寝る前にはコップ一杯の水を飲んで寝るようにとの指示があったことです。20年以上過ぎて反省をするとは・・・本当に生活習慣を見直さないとこれまでの不養生のツケがどんどん出てくるな、ということでした。

         このことを企業経営に結び付けるのは少々ムリがあるかもしれませんが、健全な経営(健康な体作り)は日頃から意識して行動することが大切だという点で共通するものがあるように思います。


         今は健全だと思っていても、長い年月の間にはいろいろな綻びが出てくるものです。
         このあたりで、一度、健康診断ならぬ経営診断を受けてみませんか。




        お店は変わっていきます

        2015/02/19

        経営革新担当・三井主査 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・三井です。

           

           先日、JRを利用した時に新しくできる新白島駅のホームが見えました。新しい駅ができるのだと改めて実感しました。

          

          家族で時々利用するパン屋さんにパンを買いに行ったところ、自分でパンを選ぶことに変更はなかったのですが、パンがケース内に陳列されていました。 商品の衛生面を考慮してケース内に陳列したのかなと感じました。
          平成26年度の「いい店ひろしま」を受賞したパン屋さんには、ケース内に陳列しているパンを店員が注文を聞いた後にお客様に提供するお店がありました。
          「安心・安全」を重視した販売方法がこれからも広がっていくのかなと感じました。

        平成26年度「いい店ひろしま」の決定

        2015/02/17

        創業支援担当・岸野主事

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・山本です。

         

         このブログを通しても何度かご案内していた「いい店ひろしま」ですが、今年度の「いい店ひろしま」がこちらの7店舗に決定いたしました!

         長きにわたる審査を経て選ばれたお店です。ぜひ、お店を訪れてみてください。


         また、今年度の「いい店ひろしま」受賞店舗も掲載した「いい店ひろしま紹介冊子」を現在作製中です。4月には配布できるかと思います。こちらもお楽しみに!

        衝動買い喚起マジック

        2015/02/10

        経営革新担当・榎田主事 おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・榎田です。

         間もなく、来年度の第1回目の見本市等出展助成金募集が始まります。これは、広島市内に主な事業所をお持ちの中小企業者の方を対象に、見本市や展示会に新製品を出展する際に、経費の半額以内で上限20万円まで補助金を出す制度です。詳細は当センターのホームページで発表しますので、もうしばらくお待ちください。


         さて。衝動買いについて、長年痛い目に合ってきた私が得た自己抑制の方法は「必要がなければ店に行かない」でした。しかし、インターネット全盛時代の今、こちらから店に行かなくても、スマホやPC経由で世界中の店が魅力的にアプローチしてくるので、抑制には鋼の意志が必要です。ではどんなものをつい購入してしまうのか。商品にストーリーがある、あるいは自分へのご褒美として購入でき、買い揃える楽しみがある、といったものに弱いようです。価格や品質だけでなく、その商品を購入すればどんな自分が想像できるかを、巧みに提案してくる商品説明や宣伝等に、ネット上で日々やっつけられています。
         本当にモノが売れない時代なのだろうかと、月々のカード明細を見ながら自問自答する毎日です。



        今年(羊年)の想い(3)

        2015/02/05

        藤井コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・藤井です。
         

        羊年も早や1ケ月が経過し、皆様にはどんな年になっているでしょうか?

        私の周りには羊年の人が少なくて良く判らないのですが、ある本によると「押しが弱く消極的な人といったイメージがあるが、本当は芯が強く負けず嫌いの頑張り屋さん」と書いてありました。

        今年の大河ドラマ「花燃ゆ」が始まりました。松陰先生の言葉は色々有りますが、草莽崛起(そうもうくっき)が思い出されます。誰かをあてにするのでなく、一人ひとりが立ち上がれと本に書いてあります。主人公の文(ふみ)を通して激動の時代を真心を持って生き抜く姿のドラマだろうと楽しみにしています。このことは企業経営にも当てはまると思います。

        今年の経済環境は「事業承継・事業譲渡」と「企業連携」の流れが来るのではと予想しています。当センターのコーディネータは皆様のお役にたつように松陰先生の言葉を肝に銘じご支援します。お気軽にご利用ください。

        日本を訪れた外国人旅行者

        2015/01/29

        創業支援担当・北浦主事 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北浦です。

         日本政府観光局(JNTO)の報道発表資料によると、2014年は日本を訪れた外国人旅行者が過去最高だったそうです。 

         私も昨年末、ドイツの写真家さんを宮島に案内するといった貴重な体験ができましたので少し紹介します。


         ドイツの写真家さんの場合、京都での宿泊は、宿坊を利用していました。

        外国人対応のできるお寺に泊まることで、宿泊費が安く、日本の風習について知ることができ、国宝重文級の建築物や庭園が見られるので、外国人旅行者に人気が高いそうです。

        写真を見せてもらいましたが、風情のある純和風の部屋から綺麗な日本庭園が見えました。日本人以上に日本らしいことを求めていると感じました。

         

         広島市の観光ガイド「ひろしまナビゲーター」を使って、外国人向け宿泊施設等を紹介したところ、日本国内で小旅行をするときは、世界最大級の宿泊予約サイト「booking.com」を利用していることもわかりました。

        「ひろしまナビゲーター」のドイツ語版は、大変喜んで頂けたのでよかったです。
        おかげで、
        リクエストのあったドリミネーション、広島の本通り、宮島を案内することができました。:)

         実際の会話は、お互い通訳アプリを使ってなんとか通じました。^^;>

         

        今年、考慮しておくべき情報関係のお話です。

        2015/01/27

        濵田コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ 濵田文男です。

         

         今年の最初は、情報関係の話題3つです。

        1.情報セキュリティ分野で、昨年11月「サイバーセキュリティ基本法」が成立しました。今年春には司令塔となる「サイバーセキュリティ戦略本部」が設けられる予定です。企業は、情報感度を高くして自社の情報セキュリティポリシーとの整合性について検討が必要です。

        2.社会保障・税番号制度により今年10月から、個人番号(12桁)の通知、および法人番号(13桁)の通知・公表が行われます。企業は、スケジュールの確認と対処方法の検討が必要です。

        3.今年7月にサーバOS Windows Server 2003のサポートが終了します。終了以降にサーバの脆弱性が見つかった場合の対策がされません。従って、使用している企業は、期限までの対応が必須となります。


        最後に、上記の話題と並行して「事業継続計画(BCP)」策定も考慮しましょう。

         

         

         

        設備投資の可否について!

        2015/01/22

        創業支援担当・下縄主査 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下縄です。
          

         

         設備投資を行うべきかどうかは、企業がよく直面する問題だと思います。こうした投資計算を行う際に用いられる原価(コスト)概念に、「機会原価」と「埋没原価」があります。
        「機会原価」とは投資をする際に新たに発生する原価を意味し、これにより投資計算を行いその可否を決定します。一方、「埋没原価」とは投資を行っても、行わなくても発生する原価を意味し、共通に発生する原価のため投資計算から除外します。一般的に従業員の解雇は難しいことから人件費等が該当する場合が多いようです。ただし、従業員の配置転換が可能で、かつ、設備の導入により生産性の向上から人件費の削減ができるのであれば、当該人件費は機会原価として計算します。
         次回は具体例で投資計算を行ってみましょう。

          


         創業に関する様々な問題や課題について、お気軽に創業支援担当・下縄までご連絡ください。

        大阪へ行ったら、スゴかった

        2015/01/20

        kobayashi2

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。
         

         年末から年始にかけて、大阪へ旅行してきました。うちの奥さんが行きたいというので、キッザニアとユニバーサルスタジオジャパンに...なんじゃこりゃ~!!(゚Д゚;)

         

         まずは、キッザニアへ行こう!・・・ってキッザニア?何?

         奥さん「子供が職業体験して、お金を稼いで使えるのよ~。とにかく大人気だから朝6時には並んで、あーだこーだ...」

         私「・・・(さっぱりわからんw)」

         朝早く並ぶのは奥さんと子供にまかせよう。私と一番下の子は少し余裕を持って到着・・・ってスゲー人wwwいっぱい並んどる。(゚Д゚;)

         コンセプトは分かるが、ビジネスになるのか?と思っていたが、待ち時間にコーヒーやら間食やら結構お金使いました。(*´ω`*)ゞエヘ

         

         次はUSJへ行こう!

         奥さん「百味ビーンズ買うのに2時間待ち行ってくる~。」

         私「・・・(さっぱりわからんw)」

         結局、1箱2千円弱のアメちゃんをマズい~って言いながら食べてました。子どもたちは大喜び。ゲ◯味とか鼻◯味とかのアメが結構なお値段で売れるって...

         

         機能・性能・品質は当然として、それらに勝る価値があるってことを、これでもかって見せられました。言葉にすれば、思い入れとか感動とかオンリーワンとかかな~。うまい言葉が見つからないな~。大阪ってパネっす。

        経営のコツ

        2015/01/15

        橋口コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・橋口です。

         日経新聞「私の履歴書」の11月は建設・鉱山機械メーカーコマツの坂根元会長(広島市出身)でしたが、その中で強く記憶に残った言葉がありました。

        (1)「会社を良くするのには時間と労力がかかるが、悪くなる時はあっという間」
         →この教訓から経営の基本として踏襲してもらいたい理念を冊子にまとめて(マネジメント編、ものづくり編)全社員に浸透を図られ「代を重ねるごとに強くなる企業」を目指されています。

        (2)「弱みよりも強みを磨こう」「捨てるべきは捨てて、強みを磨く」
         →新機種開発は、最初に何を犠牲にするか決めさせることで突き抜けた商品提案を出し易くし、この考え方をサービス、ソリューション分野にも展開しています。

         その他に「報告の順番はバッドニュースが先」という原則もあります。
        これらは、長年現場の様々な問題に真摯に向き合って来られた方だからこその「経営のコツ」と言えるもので、組織の大小に関らず参考になると思いご紹介しました。

        今年の目標は優勝? 創業?

        2015/01/13

        創業支援担当・城戸主幹

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」 創業支援担当の城戸です。

         

         雪のお正月で始まった2015年、広島では今度の日曜日に第20回全国男子駅伝が開催されますね。

         平和記念公園前を発着点にする7区間48kmのコースですが、第1回から第4回までは、都道府県の数"47"にちなんだ47kmのコース(スタート地点は西区の広島スタジアム)でした。
         記念すべき第1回は、広島チームが最終区で逆転勝利をおさめたものの、その後は優勝していません。今年は是非トップでゴールするところを見たいものです。

         

         といっても、私は毎年この日から開催する「創業アカデミー」を担当しているため、会場である広島市立中央図書館に朝から捕らわれの身、沿道で選手を応援することができません。でも、図書館のセミナー室からコースの一部がチョットだけ見え、一瞬ですが最終区を走る選手を見ることができます。創業アカデミーの優しい講師が、いつも選手の通過時刻にあわせて10分の休憩時間をとってくれるので、この時は受講者の方と一緒に窓越しに応援しています ・・・きっと今年も・・・。

         

         選手の皆さん、そして創業を目指している皆さん、2015年も目標達成に向けて頑張りましょう。

         

        年頭にあたってのご挨拶

        2015/01/05

        佐伯中小企業支援センター所長

         あけましておめでとうございます。  

         旧年中は当支援センター事業の推進に格別のご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。

         本年も、がんばる中小企業者や創業者の皆様を全力で応援する「支援センター」として職員一同、心新たに頑張りますので、よろしくお願い申し上げます。

         さて、昨年は4月から県西部地域の市町、商工会議所、商工会を訪問するなど、順調な滑り出しでしたが、8月20日の豪雨災害など、想定外の出来事に対応することとなり、人的にも時間的にも大変厳しい状況下での事業運営となりました。
         しかし、そうした中にあっても、既存事業では窓口相談のスケジュール掲載を2ヶ月分から3か月分に拡大し、セミナー・研修会でも年間計画の早めの掲載など、利便性の向上に努めるとともに、事業内容を拡充した創業チャレンジ・ベンチャー支援事業では、外部資金の獲得支援を強化し、大きな成果を上げました。また、新成長ビジネス事業化支援事業については、支援企業の多くが製品の実証実験を終え、事業化に向けて本格的に取り組むなど、全力で皆様の支援に取組んできた1年でした。

         本年も事業環境の変化に柔軟に対応しながら、これまで以上の高い支援効果を目指すとともに、親しみの持てる「支援センター」として、皆様を応援してまいります。
         まずは、お気軽にご相談ください。

        平成27年元旦

        公益財団法人広島市産業振興センター
        中小企業支援センター
        所長 佐伯 哲也


        1年を振り返り

        2014/12/26

        北林副所長 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長・北林です。

         

         当支援センターの業務は、本日が今年最後です。

         

         さて、今年の重大な出来事として、広島での8月豪雨災害が挙げられます。豪雨災害によりお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被害を受けられた多くの方々に心からお見舞いを申し上げます。

         

         当支援センターでは、今年、4月から、窓口相談を多くの方にご利用いただけるよう、専門家による相談日を平日毎日に拡大しました。さらに、当支援センターのホームページを閲覧しやすくなるようリニューアルし、また、「ひろしまの企業情報」のページについても企業が自ら有する技術等の情報をタイムリーに発信できるようにしました。

         

         来年も、職員一丸となって、中小企業や創業をお考えの方に各種支援事業がお役に立てるよう取り組みますので、是非ご利用ください。

         

        体力と思考力

        2014/12/25

        中島コーディネータ おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・中島です。

          スポーツで重要な要素を簡潔に表す言葉として「心技体」がありますが、順番はどうでしょうか? 柔道の父・加納治五郎は、

        一、身体の発育 
        二、勝負術の鍛錬
        三、精神の修練

        と言っているそうです。プロゴルファーの青木功選手も、同じく、体・技・心の順番と言っています。そして、スポーツの素人にとっても、重要度はその順番と思います。

          一方、研究・開発に於いては、成果=①能力×②努力×③思考(方向)と表し、そして、③が最も重要なのだそうです。理由は①、②は0~10で示せるが、③は-1~10と表せ、思考を正しく持たないと「-」となり、成果がマイナスになってしまうからです。

          仕事においてはどうでしょうか? 心/技/体/能力/努力/思考のすべてが必要ですが、私としては、重要度が高いのは、「体」と「思考」と考えます。そして、その違いは「体の強化は自分だけでもできる」が、「思考の方は自分だけでは足りないこと」でしょうか。

         皆さまの課題について、コーディネータが一緒に考える機会を持てればと思います。

        写真の共有

        2014/12/11

        創業支援担当・北浦主事 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北浦です。


         先日、お天気が良く絶好の撮影日和だったので、ぶらりと宮島まで写真を撮りに行ってきました。

        撮影した写真の中から、自分なりに出来が良いと思うものを、
        写真系SNSを通じて海外に住む友人たちに紹介しています。

         

        写真系SNSは、海外では動画系SNSと並ぶ主流の1つです。

        言語の異なる人々が1枚の写真を共有し、主に英語で、「わぁ~お!」、「ぐれーと」、「びゅーてぃふる」、「lol」とか短い単語で感想を伝え合うものです。

        lolの意味は 「喜ぶ」であり、laughing out loud--声を出して笑う」を略したもので、両手を挙げて喜んでいる絵文字にも見えます。

         

        私が撮影した宮島の風景を見て、ドイツの写真家さんからメッセージが届きました。

        日本が大好きで、毎年京都に旅行に行っている。この年末は、広島にも旅行に行くので宮島を案内して欲しい!」

        えぇぇぇ!w(゚o゚*)w

        私は、ドイツ語は話せません。orz

        実は、このドイツの写真家さんとは川崎市に住む友人の紹介で知り合ったのです。

        数年前からドロップボックスの共有機能を使って、写真を見せ合うなどネット上では、翻訳機を介した英語で話をしていますが、お互い英語は下手くそです。

        頼みの綱は、スマートフォンの翻訳アプリです。(゚Д゚ノ)ノ

         

        どうなることやら、楽しみです。:-) 

         

         

        宮島の大鳥居とカヌーに興じる人々

         宮島の大鳥居とカヌーに興じる人々

        クリスマス

        2014/12/09

        創業支援担当・岸野主事 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・山本です。

         

        気づけば今年も残すところ後わずかとなり、世の中はすっかりクリスマスムードですね。
        ハロウィンが日本にどんどん定着し、今年の日本におけるハロウィンの経済効果がバレンタインを超える見通し、といったニュースが少し前に話題になりましたが、やはりクリスマスの経済効果が圧倒的だとか。

        一個人の立場であれば、楽しいイベントを過ごせられれば良いだけの話ですが、商店経営者などにとっては話が違います。いかに楽しい場や商品を提供出来るかが問われます。クリスマス商戦は一例ですが、こうしたニーズを受け止め、対応していくことは常に求められます。

        口にするのは簡単ですが、実際の経営に反映させることは容易ではありません。当センターでは窓口相談アドバイザー派遣などにより、経営上の諸問題等に対応しております。ぜひご利用ください。

        基本は小さいころから

        2014/12/02

        経営革新担当・三井主査 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・三井です。

           

         休みの日に、子供に勉強を教えることがあります。社会科が好きではないということで、社会科の勉強を見ることが多いような気がします。

         スーパーマーケットで働く人はお客様が買い物をするために、どのようなことに気を付けているのかを問う問題がありました。解答の選択肢には、広い駐車場を設置することや弁当は全部まとめて製造しないことなどがありました。

         自分は小学校の時にこんなことを習ったのかなと思いながら、問題を解くえんぴつが止まったら子供にヒントを与えています。

         社会科の内容はいろいろとあります。自分の目に止まったスーパーマーケットで働く人の内容は、消費者視点の基本が身に付くと感じました。

         

        広島の魅力(3)

        2014/11/27

        藤井コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・藤井です。
         

        今年の広島は8月20日未明の大規模土砂災害で74名の方が亡くなられ、改めて安心安全で活力ある街づくりの大切さを認識されたのは共通の思いではないでしょうか。

         

         さて、今年も「地域ブランド調査2014」が10月に発表されました。特徴を挙げると

        魅力度ランキングで広島は21位(47都道府県)でした。昨年度は19位。中国地方ではトップです。

        市区町村では函館市が1位で10位以内に北海道が4市入っています。従って都道府県では北海道が1位でした。残念ながら広島市は番外です。

        富岡市(群馬県)が6月の「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界文化遺産登録の効果で大きく伸びています。
        食品購入意欲度では北海道、沖縄に次いで広島県は堂々と3位になりました。
        牡蠣好き(世帯当りの購入額)では広島県が2位の岡山県を押さえ4269円/年で圧倒的な1位です。
        産品購入意欲度(食品以外)では今治市の今治タオルが伸びています。取組み手法を学んでみたいと思います。


         以上のデータより学ぶべきは学び伸ばすべきは伸ばし、広島市を皆が訪れたい街にするように努力したいと思います。

         

        出典:(株)ブランド総合研究所

        「i コンピテンシ ディクショナリ」が公表されています。

        2014/11/18

        濵田コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ 濵田文男です。

         

         2014年7月31日に独立行政法人情報処理推進機構(IPA)からスキル標準の最新版「i コンピテンシ・ディクショナリ」(試用版)が公開されました。これは、昨今のクラウド・コンピューティングの普及の動きなどからIT関連企業やIT活用企業のIT人材に新たな視点が求められていることに対応したものです。

         

        「i コンピテンシ・ディクショナリ」(試用版)は、従来の「共通キャリア・スキルフレームワーク(第一版・追補版)」(CCSF追補版)をベースにタスク、人材、スキルを軸に整理・体系化したもので、「タスクディクショナリ」と「スキルディクショナリ」で構成されています。


        「タスクディクショナリ」は、IT人材育成の推進において最も重要な位置づけとなっています。企業の経営戦略を実現するタスク(仕事)を網羅的に挙げていますので、この中から自社のタスクを選択することができます。
        この際にタスクプロフィール(タスクを理解するための参考情報)を参考にしますが、自社のビジネス形態や業務プロセスを加味することがとても
        重要です。

        次回は、「スキルディクショナリ」を紹介します。

        リフレッシュ法

        2014/11/13

        橋口コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・橋口です。

         先日ウィーン・ブィルトゥオーゼンのコンサートに行って来ました。ウィ-ン・フィルの首席奏者たちを中心に弦楽器5人木管楽器5人の10名編成で「リゴレット幻想曲」「ワルツ春の声」など親しみやすい名曲ばかり。私のような全くの素人でも、その澄んで広がりのある音色と音の重厚さに圧倒されてしまいました。

        10月には東儀秀樹×古澤巌×coba全国ツアーにも誘われて行きました。ソチ五輪で有名になった「パリの散歩道」など同じく親しみやすい曲を、各々雅楽管楽器、バイオリン、アコーディオンの名演奏者が、一人ひとりの力も十分に活かしながらハーモニーさせ楽しい演奏会でした。左脳や交感神経を酷使しがちな日々で蓄積したストレスを発散させ、まさにリフレッシュするには格好の方法の1つと改めて思いました。

        あえて付け加えれば、一人ひとりの高い技術の融合がより美しい音楽を奏でるという「再発見」は、「ものづくり白書」(122頁「図 131-22 産業集積が直面した環境変化と変化への対応の方向性」から124頁迄)で提唱している「各社の得意分野を持ち寄って連携効果で受注量を増やす取組み」を思い起こさせる機会でもありました。

        プレゼンテーションが面白かった件

        2014/11/11

        kobayashi2

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。
         

         先日、HiBiSインターネットビジネスフォーラムに参加して、ビジネス事例の発表を見てきました。ビジネス事例ですから、当然、企業からの発表もありましたけど、私が感動したのが「学生の部」のプレゼンでした。これが、ウマい!!(゚Д゚;)

         

         私は仕事柄、中小企業の皆様のプレゼンを聞く機会がよくあります。その時にスクリーンに映しだされている資料の多くは文字情報です。というか、文字ばっかりです。

         

         学生さんが作った資料は違いましたね~。とにかく文字が少ない。逆に記号や図、写真が沢山使われていて、テンポが良く動きがあります。説明は言葉で、スクリーンではイメージを伝えている感じです。

         

         それと、もう一つ私が感じたことは、学生さんのITに対する敷居の低さというか、「普段から使ってますよ。それがなにか?」的な感覚。新しいプレゼンツールを使っているところもありました。新しいツールだからイイということではなくて、新しいものをサッと取り入れてパッと使ってみちゃうところ。

         いゃ~新人類だな・・・いや、私が古いのか(/ω\)ハズカシーィ

        子供を育てるのは難しいのだ!

        2014/11/06

        経営革新担当・三井主査 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・三井です。

         

         私の住んでいる町内も秋祭りがありました。今年初めて祭りの綱張りをしました。綱に白い紙を付けたり、縄を電柱に結び付ける作業をしました。私一人でできる作業ではないので、いろいろな人の助けを借りながらなんとか終えることができました。

         綱に白い紙を付ける作業は、私の子供も手伝いました。私が子供にこの紙の付け方を教えた後、実際に付ける作業を見せました。上手に付けていたので、「よくできている」と伝えました。紙の枚数は100枚以上はあったと思うのですが、全て付け切りました。

         この時に、山本 五十六氏の「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」という言葉を思い出しました。

         私の場合は子育ての場面ですが、この山本氏の言葉は人材育成の研修でもよく聞く言葉であると思います。忙しい時にはなかなか思い出すことはできませんが、時には思い出してみることは大切であると感じます。

         当財団の専門家派遣を自社の社員の人材育成に活用することができますので、ご検討ください。

         

         

        「教育・文化週間」って知ってます?

        2014/11/04

        創業支援担当・城戸主幹

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」 創業支援担当の城戸です。

          

         ハロウィンも終わり、11月1日から7日までは「教育・文化週間」です。
         なんか固そうな名前ですが、調べてみると文部科学省のホームページに載っていました。「11月1日から7日までの1週間に、教育・文化に関する行事を集中的に実施し、我が国の教育・文化に関して、広く国民の皆様に関心と理解を ・・・ 」  うーん、やっぱり固い?


         具体的には、文化功労者の顕彰、文化庁芸術祭の開催、美術館や博物館等での特別展、施設の無料公開、保護者の授業参観などいろいろなイベントが行われるようで、今年が第56回です。

        教育・文化週間ロゴマーク300.jpg ロゴマークもありました。中に描かれているキャラクターは、故・石ノ森章太郎氏がデザインを手がけた「マナビィ」。この時期に行われる様々なイベントをきっかけとして、「生涯を通じて学ぶこと」の楽しさを体験してもらいたいとの意味が込められているそうです。

         

         広島市でもこの時期を中心に関連行事が行われているので、興味のあるイベントがあれば参加してみてはいかがでしょうか。

        メモ術

        2014/10/29

        経営革新担当・榎田主事 おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・榎田です。

        みなさんは会議に出席するとメモを取りますか?それともICレコーダー録音派でしょうか。ちなみに私は前者のメモ派です。と言ってもメモ取りは苦手で、自分でも何が残したかったのか、『?』と悩むような走り書きがほとんどです。

         それでも結局メモ派でいるのは、議事録や提案等何かを人に伝える資料を作る時に、ポイントとして伝えることは、その時その場にいた自分にとっても印象深かった事柄を中心に再構成するからです。一連の記憶を引き出すためのインデックスとして、キーワードを書き残しています。

         一方、私は人が書き残したメモを見るのも好きで、最も変わったところでは、ミシンの縫い目のようなキルティングのパターン図を書いている人を見たことがあります。これも当人にしか分からない、記憶を引き出すための記号なのですが、メモ取りにも個性が出るようです。皆さんは、どんなメモ書きをされているのでしょうか。会議でこっそり隣の人のメモ書きを覗くのも、一興かもしれません。


        オープン・イノベーション

        2014/10/28

        中島コーディネータ おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・中島です。

         「オープン・イノベーション」という考え方があります。

         この考えは、自社、或いは付き合いのある取引先、連携先、大学などとの協力だけでは解決できない課題に対して、外部の技術、アイデアなどを活用することで、効率的に解決策を見出そうという考えです。

        「やりたいこと」と「やれること」のギャップが多様化し、拡大する中では、企業の業種や規模にかかわらず、この考えかたが重要になってきています。


         この考え方にもとづいた、「マッチングプラザ」と言うサイトがあります。 新しい技術や製品を探している企業と、提供したい企業とのビジネスマッチングを行うサイトです。
         ご興味のある方は、当センターまでご連絡ください。ニーズ、シーズ登録からマッチングまで、コーディネータが支援させて頂きます。 

        ミノムシを見た

        2014/10/21

        北林副所長 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長・北林です。

         

         6~7年ぶりにミノムシを見ました。個体数が減少していると言われるミノムシ。9月中ごろ、我が家の庭で1匹見つけて「大発見」と思ったのですが、数日後、隣家とのブロック塀に約20匹が上下左右に移動中。数週間後には、それぞれ、越冬準備が整ったのか、ブロック塀に張り付いて、移動しなくなりました。

         先日の台風では、風雨の影響で剥がれ落ちることを心配しましたが、全員、お気に入りの位置のまま無事で、粘着力の高さに初めて気づきました。

         これを応用できればと思いネットを見ると、既に接着剤は研究中のようでした。また、ミノムシの糸は、クモの糸の2.5倍の強度があることも研究発表されていました。

         私の前々回のブログでは、問題意識の欠如に『 <(_ _)> 』でしたが、今回は半歩前進か!( ̄^ ̄)

         ミノムシ.jpg

         

        備えあれば憂いなし

        2014/10/16

        佐伯中小企業支援センター所長

         がんばる中小企業を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の佐伯です。
         はじめに、8月19日以降の豪雨災害で被災された企業の皆様に心よりお見舞い申し上げます。


         さて、多くの方々も感じておられるのではないかと思いますが、今年の自然災害は例年に比べ規模が大きく、数も多いように思います。巨大な台風、集中豪雨、御嶽山の噴火、さらに、発生すれば甚大な被害をもたらす南海トラフ大地震。

         もし、テレビ番組で放送されているような規模の巨大地震が発生したら、被災地域の経済・社会システムは麻痺すると思いますし、こうした状況下では「自分の身は自分で守る」ということが基本になると考えています。

         そのためには、日頃から準備を怠ってはいけないと、個人的には救急用品などを取り揃えるといった準備を始めています。
         しかし、素人の私が消毒液や包帯、三角巾、ハサミ、保存食等々を準備し始めて感じたことは、費用がかなりかかること、どこまでの被害を想定して何をどれだけ準備すればいいのかということ、沢山準備してもいざという時に持ち出せるのか等、多くの迷いが生じ今はもう一度、本当に必要なものを調べ直すことや家庭内でのコンセンサスの形成を図り、準備に取り掛かろうと考えています。

         企業も同じですよね。被災時の対策、被災後における早期の事業再開など、私のように急に取組もうとしても直ぐには対応できないので、日頃から自然災害等への対応を社員全員で考え、その対策を見える化し、社員全員の共通認識を形成しておくことが大切です。
         当センターでは、こうした事業継続計画の策定に関するご相談にも応じています。
         窓口相談や専門家派遣を活用してこうした計画策定に取組んでみませんか。



        3Dプリンタの可能性

        2014/10/14

        創業支援担当・北浦主事 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北浦です。

         週末に、市内を散歩していたら、話題の3Dプリンタを扱うお店をみつけました。

         

         店員の方にお話を伺ったところ、現在、普及している3Dプリンタのほとんどが、プラスチック素材をメインとしたFDM方式(熱溶解積層方式)と、SLA方式(光造形方式)だそうです。

         

         最近のニーズについて尋ねてみたところ、意外なところでは、遺影の代わりに遺形(いけい)を作る方が増えているとのことでした。

         関東の方では、貸金庫の仕組みを応用したデジタル墓苑や、オンライン墓参りが普及しているそうですが、実は、広島にもあります。近い将来、もしかしたら仏壇に先祖達の遺形が幾つも並ぶかもしれません。

         

         最近では、オーストラリアのベンチャー企業が金属を出力できる個人向け3Dプリンタを安価に提供できるようにしたことがネットで話題になりました。

        これは、金属の粉末を材料とし、レーザー照射による熱で金属の粉末を溶融して形状を形作るという仕組みであり、SLS(選択式レーザー焼結)方式と言うそうです。

         

         まだまだ鍛造(たんぞう)や鋳造(ちゅうぞう)、切削(せっさく)、溶接(ようせつ)といった従来の製造方法で作った方が、高品質で安いのですが、3Dプリンタの可能性について新たなベンチャービジネスが生まれて来ることに期待が持てます。

         

         

         

         

         

        ええみせじゃん尾道

        2014/10/09

        創業支援担当・岸野主事 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・山本です。

         

         先日、「ええみせじゃん尾道」が決定したというニュースを拝見しました。旧尾道地域を対象に尾道商工会議所が行っている表彰事業のようです。
         私事ですが、休日の日にドライブがてら尾道などの郊外に行くことも多いため、今度尾道を訪れる際には受賞店舗に行ってみようかと考えています。


         また、「いい店ひろしま」のお店もどこも素晴らしいお店ですので、是非訪ねてみてください。

        経営理念(3)

        2014/09/25

        藤井コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・藤井です。
         

        このコーナーでも経営理念の重要性を2回ご報告しました。改めて「経営理念」構築のお話をします。

        同じような言葉に'社是、社訓、信条'が有りますが、経営理念とは「事業遂行における基本的価値観、目的意識」です。全ての始まりです。絶対に必要なことです。

        このスタートから'ビジョン⇒ロードマップ'と落とし込み事業遂行がなされるわけです。いくら歴史が変わろうと隆々と発展している企業には色あせない経営理念が有ります。理念のない会社経営には社員、お客様の拠り所が見当たりません。

        ある本からの抜粋ですが「経営は戦略がなければやっていけない。理念がなければやる資格がない、実践しなければ何も生まれない」と書いて有りました。是非、経営理念を構築して下さい。コーディネータは皆さんの応援を全面的にバックアップします。

        エネルギー関係技術開発ロードマップイメージが公表されました

        2014/09/16

        濵田コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ 濵田文男です。

         

         エネルギー政策基本法(2002年公布・施行)に基づいて、第4次エネルギー基本計画が、今年4月11日に閣議決定されています。その中で、『エネルギー関係技術の開発に当たっては、どのような課題を克服するための取り組みなのか、まずその目標を定めるとともに、開発を実現する時間軸と社会に実装化させていくための方策を合わせて明確化することが重要であり、そうした様々な技術開発プロジェクトを全体として整合的に進めていくための戦略をロードマップとして、「環境エネルギー技術革新計画(2013年9月総合科学技術会議決定)」等も踏まえつつ、本年夏までに策定する。』と明記されています。

         これを受けて経済産業省では、8月19日の総合資源エネルギー調査会基本政策分科会第14回会合で資料5としてロードマップイメージを公表しています。その構成は、(1)我が国におけるエネルギー技術開発に関するこれまでの取り組み(2)国際的視点を踏まえた技術開発戦略のあり方(各国の技術開発戦略の整理)(3)主要技術課題のロードマップ となっています。
         特に、(3)についてそのイメージを提示しています。主要な技術項目(案)のうち次の19項目を挙げています。1.高効率石炭火力発電 2.高効率天然ガス火力発電 3.風力発電 4.太陽エネルギー利用(太陽光発電) 5.再生可能エネルギー熱利用 6.海洋エネルギー利用 7.地熱発電 8.バイオマス利活用 9.二酸化炭素回収・貯留(CCS) 10.人工光合成 11.次世代自動車(HV・PHV・EV・クリーンディーゼル車等) 12.次世代自動車(燃料電池自動車) 13.エネルギーマネジメントシステム 14.省エネ住宅・ビル 15.水素製造 16.水素輸送・貯蔵 17.水素利用 18.高性能電力貯蔵 19.メタンハイドレート 
         各技術項目のロードマップは、【当該技術を必要とする背景】【当該技術の概要及び我が国の技術開発の動向】【導入に当たっての制度的制約等の社会的課題】【技術ロードマップ】【備考(海外動向、他の機関における取り組み)】の観点でまとめられています。

        是非、興味ある技術項目について参考にしていただきたいと思います。

        国の創業補助金等の申請を支援します!

        2014/09/11

        創業支援担当・下縄主査 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下縄です。
          

          先月29日に平成25年度補正予算 創業補助金(創業促進補助金)の3月25日から6月30日までの間に申請・受付された案件について、補助金の交付先が決定されました。全国平均の合格率は30.9%(受付件数7,649件→交付決定者2,363件)と狭き門でしたが、当センターの支援を受けて申請された5名全員はめでたく合格され、昨年度からの通算では申請者総数17名中16名が合格されるなど、高い合格率となっています。


         創業に関する様々な問題や課題について、お気軽に創業支援担当・下縄までご連絡ください。

        思いの伝わらない言葉・・・

        2014/09/09

        kobayashi2

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。
         

         先日、近所のスーパーに行った時のことです。私はペットボトルの緑茶とウーロン茶を1本づつ持ってレジに行きました。レジでは中年の男性に対応していただきましたが、その時の言葉が今でも蘇ってきます。その言葉は、それほど私にとって衝撃的だったのです。

         レジ待ちから私の順番になった時、その人はハッキリとこう言いました。

         

        「イッポン、イッポン!?」

         

         えっ!?(゚Д゚≡゚Д゚)?

         慌てました。私に問いかけているのか、本人が確認のために発した言葉なのかも分かりません。日本語に不慣れな人であるかもしれないと、名札も確認しましたが、ほぼ間違いなく日本人です。「合計で◯◯点になります」はよく聞きますし確認の意味と理解できますが、1本づつは見れば明らかです。とすれば、この人は何を言っているんだ??...

         結局、私はなんとなくうなずき、無事支払いを済ませました。

         

         その人にとっては普通の会話だったのかもしれませんが、私にとっては"この人とコミュニケーションは取りたくない"と判断するに十分な一言でした。

        言葉って大切ですよね~。今、思えばそういうキャラも楽しめばよかったのかな~?今度は豆腐を持って行ってみようかな~(・∀・)ニヤニヤ

        中小企業白書2014年度版から

        2014/09/04

        橋口コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・橋口です。

        今年の中小企業白書は、「小規模事業者への応援歌」というサブタイトルで、小規模事業者に焦点を当てその実態や課題を分析しています。他方、「新しい潮流」というテーマで課題のブレークスルーのための新たな動きも紹介しています。


        その一つとして取り上げられているのが「CSV※(共有価値の創造)」という考え方です。

        企業の事業を通じて社会的な課題を解決する「社会価値」と「企業価値」とを両立させる、すなわち様々な社会的な課題をビジネスの視点から解決を図ろうとする考え方で、中小企業や小規模事業者の新たなビジネスモデルの一つと成り得る可能性があると述べています。


        CSV実践が、「地域活性化」と「企業利益の増大」の好循環を生み出し、持続的な事業活動を実現していく、中小企業・小規模事業者の一つの「生きる道」にもつながることを具体例を示しながら訴えています。

        私たちコーディネータも皆様のこのような取り組みを積極的に支援致しますので、是非ご相談ください。



        ※CSV : Creating Shared Value

        秋はコスモスと創業アカデミー

        2014/09/02

        創業支援担当・城戸主幹

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」 創業支援担当の城戸です。

          

         9月になりました。 気象学上、北半球では9月から11月までが秋だそうです。
         ところで、秋の花といえば? とたずねるとコスモス(秋桜)を思い浮かべる人は多いと思います。

         秋の季語にもなっているコスモス。花の色はピンクや白に加えて濃赤、黄、オレンジなど、年々カラフルになっており、なかでもチョコレートのような色と香りをもつチョコレートコスモスは人気が高い品種の一つだとか。

         特に花好きというわけではない私としては、日本酒の香りがするコスモスでもあれば、もっと花が好きになれると思うのですが・・・

         

         さて、当支援センターで、毎年、秋と冬の2回開催している「創業アカデミー」。

        今年も1回目を9月28日(日)から全4日間の日程で開催します。中小企業診断士、経営コンサルタント、税理士など多彩な講師陣を迎え、創業のための基本的な考え方、事業内容を具体化する手法などを学びます。

         広島市内でこれから創業しようとお考えの方、ぜひ御参加ください。


         詳細・
        お申込は、コチラ から。

         

        『質問力』

        2014/08/26

        中島コーディネータ おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・中島です。

        前回のブログで、品質工学研究会で「質問力=問題を見出す力」について聞いたお話をしました。

        「質問」とは、「問い質(ただ)す」という意味として知っていましたが、"質問力"とは、初めて聞く言葉なので、インターネットで調べてみました。

        ・質問力とは、「コミュニケーションを図りながら、真理・解決策などを探し求める能力」のこと
        ・コミュニケーションの極意は相手の話を聞くこと。相手が話したくなる内容の質問をすること。話を聞いてほしくない人は居ない。
        ・質問を考える(疑問や不満に思う部分を考える)ことは新しいアイデアを生む。一人で考えるだけでは限界がある。等々の説明でした。


        雄弁は銀、沈黙は金と言われますが、質問する/話す ことはダイヤモンドの様です。

        仕事でも、仕事以外でも、共通することだと思いました。

        挑戦! ソーセー人

        2014/08/19

        北林副所長 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長・北林です。

         

         話題の「ソーセー人」を作りました。料理レシピサイト「クックパッド」で2014年上期「おうちごはん番付」の小結にランクされた「ソーセー人」。ソーセージに切り込みを入れて焼くだけで、いろいろな表情の彼・彼女が出来上がります。

         ネットを見ると、表情を工夫したもの、頭にパセリやスパゲティーを載せたものなど、遊び心あふれる「ソーセー人」たちが続々登場。弁当箱や盛り付けた器の中の主人公であるかのような「芸術作品」も。

         「ソーセージ」と「人(ジン)」を結びつけた言葉遊びの面白さに加え、「モノ消費からコト消費へ」のキーワードが注目される昨今、自分仕様の唯一の「ソーセー人」を作るという料理の過程(コト)を楽しめることも人気の秘密なのかもしれません。 

         ソーセー人 (ブログ写真採用).jpg

         

        新しい自転車でいい店探し、でも体調管理には細心の注意を!

        2014/08/14

        佐伯中小企業支援センター所長

         がんばる中小企業を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の佐伯です。

         前回のブログで新しい自転車なら走行距離が伸びるだろうし、自宅から遠く離れたお店も見に行くことができるようなことを書きましたが・・・ある猛暑日の出来事です。

         よし、新車で走行距離を伸ばし、安佐南区や安佐北区のお店巡りをするぞ!と意気込んで自宅を出発したものの、僅か1時間半走ったところで頭痛と吐き気を催し、河岸の木陰に緊急避難。水分補給をしながら2時間近くダウン。熱中症の症状かな、などと考えながら、近所の高校生たちの姿を思い浮べていました。彼らはこの炎天下でも真黒になってスポーツをしているよなぁ~。それに比べて私のこの姿は・・・う~ん、ボーッとした頭で今朝の健康状態や体力的なことを考えていました。

         自分の今の状態をしっかり把握して行動することの大切さを改めて認識させてくれた出来事となりました。
        企業も同じですね。自社の経営状況を正確に把握することなく仕事を続けていると、どこかの時点で問題が表面化し、場合によっては取り返しのつかない状況に陥ることも考えられます。

         当支援センターでは、企業の経営状況等を診断し、助言する事業など、様々な支援メニューを用意しています。是非一度、ご相談ください。

        Webセミナーを是非ご活用ください。

        2014/08/12

        創業支援担当・北浦主事 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北浦です。Webセミナー担当しています!

         

        平成21年5月15日に創刊し、明後日の8月15日号の発行で、第147号目となる「Webセミナー」は、様々な業種に向けて、それぞれの専門家が得意とするテーマで執筆を続けています。

         

        専門家の先生から原稿を頂いた時は、今回はどんな内容なのだろうかと、わくわくします。誰よりも先に読めるので役得だなぁっと喜んでいます。

         

        中小企業の皆さんが抱えるさまざまな経営課題について問題を解決する糸口が見つかることを願って、我々の先人先達から代々受け継いでお届けして来た「Webセミナー」を、是非ご活用ください。

         

         

        いい店ひろしま

        2014/08/07

        創業支援担当・岸野主事 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・山本です。

         

         「エルニーニョ現象の影響で今年の夏は冷夏になる。」という春先のニュースは何だったのか、と憤りを覚えるほど暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしですか。

         さて、7月31日をもちまして、今年度の「いい店ひろしま」の店舗募集期間が終了しました。沢山のご応募ありがとうございました。
         推薦いただいた店舗の中から審査対象店舗を選定し、審査員による審査を経まして、今年度の「いい店ひろしま」受賞店舗を決定します。また、受賞店舗の表彰式は来年の1月末を予定しております。どうぞお楽しみに!

        2回目の見本市等出展助成金申請の受付が終わりました

        2014/07/31

        経営革新担当・榎田主事 おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・榎田です。

         当センターでは、中小企業事業者の方々が見本市に出展する際に、費用の一部を助成する制度があります。助成率は2分の1、助成額は上限20万円です。市内の中小企業事業者で、出展する新製品が、県や他の見本市出展助成金を受けていないことが条件です。出展する見本市は、市内・県外どこでも構いません。 年に2回募集があり、1回目は2~3月頃、2回目は6~7月頃で、先日、2回目の募集が終わりました。

         2回目の見本市の対象期間は10月~来年3月で、食の見本市が多くある時期です。今回の2回目の募集では、多くの企業からの申請がありました。審査会の評価で交付が決定します。

         まだ、見本市等出展助成金に申請されたことがない方は、ぜひ来年度の募集にチャレンジしてみてください!お待ちしています。

        本当の『課題』

        2014/07/29

        中島コーディネータ おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・中島です。
         

        先日、広島市工業技術センターの品質工学研究会主催の講演会に出席しました。

        講師の先生のお話は、「技術改善に取り組む場合に、『発生した問題(そのもの)を解決しようとする』ことが多い。そうではなく『問題を発生させる本当の課題を探り出して、それをテーマ(切り口)とする』が重要とのことでした。 

        また、技術力を高めるためには、

        ①質問力(問題をみいだす力)、
        ②観察力(生データを見る力)、
        ③社外の人との関わり 

        が重要とのお話でした。

        「How to」だけではなく、「Why」の姿勢と、「What」の視点が必要ということでしょう。

        課題があると、即 対策に走ってしまいがちな習性を反省させられました。

        商売(笑売)の心得(4)

        2014/07/22

        藤井コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・藤井です。

         

        先日、当財団主催のセミナーに参加しました。その時に行列の出来る繁盛店の講師の方から「大量行動の原則」という言葉が有りました。

         

        このことは、'希望を持って行動しつづける'の意味ですが、これはどなたもやられていることです。

        でも差が出来るのはなぜでしょう?

         

        これには仕組みが必要です。現在はモノ不足からモノ余りの時代です。モノ売りから「コト売り」に転換することです。自社の都合でなく、顧客の都合(付加価値)提供です。

         

        マーケティング用語では'プロダクト・アウト'から'マーケット・イン'です。

        「マーケット(消費者)のウオンツを十分にくみあげて、それを製品・サービスという

        カタチにして市場に出す」ことです。

         

        もう一歩、考えに考え踏み出しましょう!ご一緒に悩み考動しましょう。

        ※考動とは、常に考えながら動くという意味。

        「いい店ひろしま顕彰事業」に応募してみませんか

        2014/07/15

        経営革新担当・三井主査 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・三井です。


         当センターでは店舗演出や接客などが優秀と認められる小売店舗を表彰する「いい店ひろしま顕彰事業」を実施しています。

         応募方法は、店舗自ら応募する方法(自薦)と消費者の方が「いい店ひろしま」にふさわしいと思う店舗を推薦する(他薦)があります。どちらとも応募期限は平成26年7月31日までです。

         

         表彰された店舗は、広島市や広島商工会議所のホームページや広報紙等へ掲載するなど幅広く広報していきます。例年、テレビや新聞などの多くのマスメディアにも取り上げられており、今年度は新たに広島そごう様の主催で「いい店ひろしまフェア」を開催しました。

         今年度も皆様からの応募をお待ちしております。

          

         


         

        失敗を「見える化」する

        2014/07/10

        濵田コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ 濵田文男です。

         

         個人や組織で失敗することは有ります。その際、同じ失敗をしないように、また、大きな失敗に至らないようにするために、失敗を「見える化」する事が重要です。

         

         新聞記事によると、失敗の原因は、(1) 無知(2)不注意(3)手順の不順守(4)誤判断(5)調査・検討不足(6)制約条件の変化(7)企画不良(8)価値観不良(9)組織運営不良の9つあり、このうち(1) ~(5)が個人レベルで多く、(6)~(9)が組織レベルで多い失敗原因ということです。

         

         失敗を「見える化」するとは、失敗が起った原因や過程を"脈絡をつけて"記述することです。記述の仕方は、6ステップに分けて記述します。①事象をまとめる。②経過を書く。③前述の9個の原因を参照して原因を推定する。④対処を書く。⑤総括する。⑥知識化する。

         

         最終的に知識化することにより、同じ失敗を繰り返すことは避けられます。また、知識化をデータにすることにより、組織として情報共有できると共に、失敗への耐性を高める効果があります。

         

        事業展開のチャンスです!

        2014/07/08

        創業支援担当・下縄主査 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下縄です。

          昨年の世界人口の28.3%を占めるイスラム教徒をターゲットとしたビジネスが脚光を浴びています。特に、東南アジアのマレーシア、インドネシア等においては、近年、中間所得層の増加も相まって両国で23万人(2012年推計観光庁)もの人たちが訪日を果たし、今後も東京オリンピックに向けて益々増加していくものと思われます。しかし、イスラム教には厳しい戒律から豚肉や酒など食してはいけないものが多くあり、彼らが安心して食事ができる場所が少ないなど受け入れ環境の遅れが指摘されています。世界的知名度では東京を上回る「ヒロシマ」で、受け入れ環境を整備し「おもてなし」のこころをアピールしたいものです。


         創業に関する様々な問題や課題について、お気軽に創業支援担当・下縄までご連絡ください。

        新規性って何でしょう?

        2014/07/03

        kobayashi2

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。

         私は新商品の早期事業化を支援する「新成長ビジネス事業化支援事業」の担当ですが、支援する案件を選考する際の評価項目として「新規性」というものがあります。この新規性って申請書には何を書くんでしょう?

         よく書かれているのは、技術的な新規性です。○○できる機械は他にないとか、○○の精度が出せるとか・・研究や開発活動そのものを支援する制度においては、この書き方で問題ないと思います。

         しかし、国のものづくり補助金がサービスを対象としたように、広島市が新商品の早期事業化に向けた活動を支援するように、技術そのものではなくサービスや事業化に取り組む活動を対象とした支援制度が増えてきています。

         このような制度に申請する場合は、技術的な新規性に加えて、その技術を応用して商品化されたものが、ユーザに対してどのような新たな価値を提供することになるのかを書くべきです。申請する制度の目的に合わせた書きぶりになるハズですよね。(´ε` )

        「経営革新計画」の承認を受けましょう(続き)

        2014/07/01

        hashiguchi

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・橋口です。

         私の前回ブログ(4/24)で、「経営革新計画」に関するアンケートで、承認を受けて良かった点として、計画の立案・実行力向上など経営全般への効果を挙げる企業からの声が多かったとレポートしました。しかし同じアンケート(平成24/10~25/9の期間中に、承認から1年以上2年未満の95社)の中で、付加価値額及び経常利益ともに基準(年間伸び率3%及び1%)を達成したと回答した企業は3割に過ぎませんでした。

         たとえ施策を実行しても計画どおり企業業績の改善に反映されなければ、承認された意味が半減してしまいます。ある公的支援機関のコーディネータは、その原因の一つは、作成を外部者に頼り過ぎ、経営者自身が十分に練り上げた計画になっていないからではないだろうかという疑問を呈されていました。

         経営者のみなさん、一緒に考え一緒に悩み、業績改善に必ず結びつく「経営革新計画」の作成を支援致します。是非、中小企業支援センターのコーディネータにご相談ください。

        スマホでGo雨(ごうう)を探知

        2014/06/26

        創業支援担当・城戸主幹

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」 創業支援担当の城戸です。

         

         梅雨真っ只中のこの時期。短時間の外出でも傘を持って行くかどうか悩むことがありますよね。

         

         こんな時に役立ちそうなスマホアプリのひとつが、日本気象協会が配信している「Go雨!探知機 -XバンドMPレーダ-」です。

         国土交通省XバンドMPレーダネットワーク(XRAIN)の雨量データを、AR(拡張現実)機能を使ってカメラ画像に重ねて表示する体感型のアプリで、雨の強さや最寄りの雨雲までの距離、現在地から周囲5kmの雨量情報などをリアルタイムに表示してくれます。一度試してみても面白いかも。


         さて、当支援センターでは、現在、創業を予定している人や創業後間もない中小企業者を対象にした創業ワンコインセミナーの受講者を募集しています。

         魅力ぶらんど代表の上野律子氏を講師に迎え、「ブランディング体験 ~自社の魅力(価値・強み)を引き出す方法~」というテーマで、選ばれる会社・商品にするための具体的な手法等をグループワークを交えて解説していただきます。
         多くの皆様の御参加をお待ちしています。ただし、定員30名(先着順)なので、興味のある方はお早めに!

         

         お申込は、コチラ から。

         

        夏の不思議

        2014/06/12

        北林副所長 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長・北林です。

         

         我が家の庭では、夏になると「ハブランサス」が一斉にピンクの花をつけます。昨年の夏の早朝も、前夜は全く咲いていなかったのに、12輪もの花が一斉に咲いていました。毎年のことであり、なぜ一斉に咲くことができるのか、不思議な植物だと思っていました。

         近年は、生物が持つ優れた機能を活かす技術(バイオミメティクス)が注目されています。先日、広島市内の中小企業が、ある動物の体の構造をもとに開発した試作品を見ました。問題意識を持っていれば、身近な生物からでもヒントを得ることができるのだと改めて感心させられました。

         ネットで調べると、この「ハブランサス」、雨を受けると2、3日後に花が咲くそうで、別名「レインリリー」とのこと。

         当ブログのオチで、植物の特性を活かした私からの案を期待した皆さま、...何もありません。私の問題意識の欠如です <(_ _)> 

         

          ハブランサス

         

        自転車届く!所長の行動範囲は広がるか?

        2014/06/10

        佐伯中小企業支援センター所長

         がんばる中小企業を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の佐伯です。

         昨年11月頃からお騒がせしていた自転車がようやく届きました。

         これまでのものと比較して、重さで約4キロ減、タイヤの径も一回り大きくなるなど、性能が向上しており、行動範囲もグ~ンと広がるはずですが・・・なにせ、自転車のエンジンである私自身が老朽化の一途を辿っているので、なんとも頼りない状況です。



        【やっと届いた自転車です!】
        【やっと届いた自転車です!】


         さて、私の場合、自転車と言えば「いい店ひろしま顕彰事業」となります。

         今年も同事業がもうすぐスタートします。

         毎年、旧市内を中心にこの事業に相応しいお店はないかと自転車でうろうろしているのですが、今年は行動範囲を安佐南区や安佐北区まで広げてみようと思っています(途中でエンストを起こすかもしれませんが・・・)。

         

         いい店ひろしま顕彰事業は、平成18年度からスタートし、これまでに66のお店を表彰しています。表彰されたお店の方々からは、売り上げアップ、従業員のモチベーションアップなど、喜びの声を多くいただいております。

         私自身も一消費者として、この事業に参加しています。地域に根付き、親しまれている小売店が皆様の周りにもきっとあるはずです。そんなお店を推薦してみませんか。

         

         ※6月中旬から約1ヶ月半の間で推薦を受け付ける予定です。

         この時期になりましたら、当支援センターのホームページをご覧ください。

        おすすめソフト

        2014/06/05

        創業支援担当・北浦主事 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北浦です。

         

        先日のことですが、友人から「仕事でホームページを使って自社商品を紹介しているが、デジタルカメラで撮影した複数の画像を、一枚ごとリサイズするのが面倒なので何か良いソフトがあったら紹介してほしい。」と相談されました。

         

        そこで「リサイズ超簡単」と言うソフトを紹介したところ機能や性能以外の理由で大変好評でした。

         

        それは、ソフト名で検索すれば、すぐ見つけることができた、ユーザーによる評価の高い厳選されたソフトが集まる定番サイトからダウンロードできるので安心と言った理由でした。

         

        選ばれる理由に、機能や性能以外の付加価値の部分が増えたのが意外でした。

        いい店ひろしま

        2014/06/03

        創業支援担当・岸野主事 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・山本です。

         今年度も「いい店ひろしま顕彰事業」を行います!
         今年度は、6月12日から7月31日まで店舗の募集を行います。この募集には、店舗経営者の方から自身のお店を推薦していただく「自薦」と、消費者の方からお気に入りのお店・素敵なお店を推薦していただく「他薦」の二種類があります。今年も沢山のお店を紹介してください!

         また、併せて6月12日から17日まで、そごう広島店本館9階の催事場にて、「第3回広島おいしいもの大会」が開催されます。その中で、過去の「いい店」受賞店舗が数多く出店します。是非足を運んでみてください!



        専門家派遣の途中で

        2014/05/27

        経営革新担当・榎田主事 おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・榎田です。

         

         当センターでは、中小企業事業者の方々に向けて、専門家を派遣し、新事業展開や、販路拡大、経営計画の策定や実施の支援など、企業の様々な経営課題の解決を支援する制度があります。1回につき約2時間で、回数は自由に設定できます(上限は年に12回)。1回目は無料、2回目以降は1回につき1万円をご負担いただきますが、とてもお得な制度です。

         詳細はhttps://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/keiei03.html をご覧ください。

         ちなみに、派遣時には、職員が専門家に同行し、依頼元の企業へお伺いします。その移動の途中、コンビニに寄ることがあります。地域によって品揃えに違いがあるのですが、先日立ち寄った店では、なぜかノート類が充実していました。様々なサイズ展開はもちろん、複数のメーカーのものや、プラスチックカバー付のリフィルタイプの凝ったノートも数種類ありました。近くに大きな工場があったので、従業員が仕事の折々でノートを活用するのかなと、あれこれ勝手に想像していました。

         変わったところでは、イートイン・コーナーにミニ水槽があり、小さな熱帯魚が泳いでいました。それは近くの観賞魚店から派遣された?魚で、さすがにその時は、衝動買いは無理でした(^_^;)

        商売(笑売)の心得(3)

        2014/05/22

        藤井コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・藤井です。

         

          時に企業さんから「こんなに良い商品なのになぜか売れない」とお聞きします。

        売れないのは理由が有ります。 この打開策として

        (1)商品の再点検・・・川下から川上を眺める。作るから売れる商品作り

          ①新規性:従来にない新しい要素がある商品か?

          ②優秀性:従来品と比較して、優れているいる点、利便になる点は?

          ③市場性:販売見込みが有り、市場に十分対応しうるか?


         以上を考えます。新商品も10年すると陳腐化すると言われています。

         次に「顧客への価値の提供」を考えます。


        (2)マーケティングの基本原理

          ①ベネフィツト:顧客にとっての価値

          ②差別化・強み:顧客にとって競合より高い価値は何なのか

          ③セグメンテーション・ターゲッティング:提供する価値をより高く評価してくれ

            る顧客はどこなのか

          ④4P(製品、価格、広告、販路):競合と差別化し、顧客に価値を提供出来る

            仕組み作り


         以上を踏まえて、当センターでは頑張る中小企業を全力で応援します。

         お気軽にご相談ください。


         私は、3回/週はスポーツジムに通っています。体重・体脂肪率は一進一退ですが、飽くなき挑戦を続けます。ご一緒に頑張りましょう!

          

         

        新商品を見本市等に出展する経費を助成します!

        2014/05/20

        経営革新担当・三井主査 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・三井です。


         今年は、広島の野球とサッカーの調子がよく、自分の子供はテレビの前で元気よく応援をしております。

         さて、当財団では、新商品を見本市等に出展する際の小間料や会場整備費等の

        助成を行う「見本市等出展助成事業」を行っております。

         平成26年4月下旬から平成26年9月30日までに開催される見本市等に出展される企業等を対象に第1回目の募集を行い、審査した結果、3社を助成することとしました。

         第2回目は、平成26年10月1日から平成27年3月31日までに開催される見本市等に出展される方を対象に、6月中旬ごろから募集を開始する予定です。是非、ご活用ください。

         


         

        業務システムを更改する際の考え方

        2014/05/13

        濵田コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ 濵田文男です。

         

        業務システムを更改する際に考えることは,次のような事項です。

        ①課題を抽出する。 

        ②それぞれの課題に対して対応策を検討する。

        ③各対応策の費用を見積もる。

        ④優先順位と予算により実施すべき対応策を決定する。

        ここで留意すべきことは、業務システムが実現している業務が、無理なく正しく行われているのかの視点です。業務上の課題を抽出・検討し、業務改善を行うことを考えます。さらに、業務上の課題は、何に基づいて抽出するのでしょうか。それは、経営戦略、および、その上位にあるビジョンです。ビジョンから経営戦略、経営戦略を実現する業務、業務を支援する業務システムという連鎖になります。

        最近、ある企業で基幹業務の更改の話がありました。上記の考え方で進めながら、川上の概念に気づいていただくことが重要です。川下から川上へたどり、そして、川上から川下へたどることで、妥当性を確認することができると考えます。

         

         

        創業のチャンスです!

        2014/05/08

        創業支援担当・下縄主査 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下縄です。

          今年度も引き続き国の創業促進補助金の募集が行われ、平成26年6月末が募集期限となっています。その内容は新たに起業、創業を行うものに対して、その創業等に要する経費の一部(1企業当たり200万円)を助成する事業で、私ども中小企業支援センターのような「経営革新等支援機関」から事業計画の策定支援を受けて、応募することが要件となっています。

         因みに、平成25年度には12名応募され11名の方が創業補助金の交付決定を受けておられます。しかし、事業計画の策定には皆さん苦労されており、生みの苦しみをともないますが、これまでにない創業者等に対する支援の充実が図られており、このチャンスに是非創業を検討されてはいかがでしょうか。


         創業に関する様々な問題や課題について、ご気軽に創業支援担当・下縄までご連絡ください。

        ものづくり・商業・サービス革新事業(新ものづくり補助金)の締め切り間近

        2014/05/01

        経営革新担当・小林主査

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。

         今年度も私の異動はありませんでした。12年目になります。(*´σー`)エヘヘ
         私事ですが、昨年、目標としていたITコーディネータの認定を無事いただくことができました。皆様方とのご縁により、今の私があるんだな~と思います。皆様に感謝です。(*^^)ゞ

         

         さて、国のものづくり・商業・サービス革新事業(新ものづくり補助金)の1次公募について、最終の2次締め切りである平成26年5月14日が迫ってまいりました。

        申請をご予定の方は、早めに認定支援機関に持ち込み、相談されることをオススメします。アタヽ(д`ヽ彡ノ´д)ノフタ

         
         当センターも国の認定支援機関となっていますので、申請書の作成から補助対象事業の実行フォローまでお手伝いさせていただきます。お気軽にご相談ください TEL082-278-8032

        「経営革新計画」を作成し承認を受けましょう

        2014/04/24

        橋口コーディネータ

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・橋口です。

         中小企業の皆さんが経営革新(新たな取り組みによる経営の向上)活動計画をまとめて、「経営革新計画申請書」として窓口(広島県商工労働局経営革新課)に提出し、審査会の承認を受けると政府系金融機関による低利融資制度などの支援措置を受ける資格を得ることが出来ます。

         アンケート(上記機関実施)によると、計画承認を受けて良かった点として、多くの企業が計画の立案・実行力の向上、社内意識の向上など経営全般への効果や金融機関への信用力向上をあげています。

         また国の平成25年度補正予算中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新(補助金)事業のサービス分野では、申請書に経営革新計画の承認を受けていますかという質問項目があり審査時の優位性が推測されます。

         当支援センターは経営革新計画作成にあたっての相談窓口として位置づけられており、コーディネータは、基本計画作成から申請、実行まで登録専門家と協力しながらきめ細かなご支援をいたします。どうかお気軽にご相談ください。


        アースデイ(地球の日)

        2014/04/22

        創業支援担当・城戸主幹

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」 創業支援担当の城戸です。

         

         今日4月22日は 「アースデイ」。

         地球環境について考える日として提案された記念日です。

         

         中国では昨今の経済成長に伴いPM2.5(自動車の排気ガスなどに含まれる直径2.5マイクロメートル以下の微粒子の総称)などの有害物質による大気汚染が社会問題になっています。

         皆さんご存じのとおり、このPM2.5、今の時期は黄砂とともに偏西風にのって日本列島に飛来します。さらに、花粉と交じり合えば、花粉症の人はいつも以上に影響を受けることがあります。気になる人は黄砂や花粉の情報とあわせて毎日発表されるPM2.5の分布予測も確認してみましょう。


         さて、当支援センターでは、今年度も、創業を予定している人や創業後間もない中小企業者を対象にしたセミナー・研修会を開催します。その他にも中小企業の経営者・管理者向けの様々なセミナーを企画中です。詳細が決まったものから順次ホームページ等で紹介していきますので、是非、御参加ください。

        コーディネータによるトータルサポート

        2014/04/17

        中島コーディネータ おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・中島です。

         当センターは、本年度は、昨年度以上に業務を拡大し進化を目指しています。その業務遂行の一翼を担うコーディネータ4名は、お陰様で、昨年度 多くの企業を訪問し、武器である「ネットワーク」を拡大し、スキルもアップできたと思っています。

         コーディネータの業務は以下の通りです。
          ・企業の経営・技術・情報・販路などの課題解決を一緒に考えます。
          ・当センターの各種支援策、各種助成金などを紹介、サポートします。
          ・各種企業、大学、技術センターを紹介、マッチングに繋がるように努めます。

        解決すべき課題をお持ちの方はもちろん、課題を明確化したい方、各種支援センターに相談経験のない方、どなたでも歓迎です。ぜひ一度、当センターまでご連絡ください。

        中小企業支援センターのご利用を!!

        2014/04/14

        中小企業支援センターのご利用を!! おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当課長・椎木です。


         さて、国はアベノミクス第三の矢として新たな成長戦略を掲げ、澱んでいたヒト・モノ・カネを一気に動かし、今後10年間で、現在の4%台で推移している開業率を米国・英国レベルの10%台にすることを目指し、廃業率が開業率を上回っている現状を打破するとともに、産業の新陳代謝を促し、経済を活性化させると発表しました。


         現在、当センターでは、創業意欲のある方や事業開始後3年未満の中小企業の優秀な事業計画に対して支援を行い、地域経済を元気にすることを目的とした「創業チャレンジ・ベンチャー支援事業」を実施しています。


         この事業に応募され事業認定を受けると、創業時に発生する様々な課題に対して12回までの専門家の無料派遣や年利1.0%、1,000万円までの融資制度「創業チャレンジ・ベンチャー資金」がご利用いただけ、4月15日に前期募集を開始したところです。 

         

         当センターでは、地域経済が活性化し元気になるよう、このような創業チャレンジ・ベンチャー支援事業をはじめ中小企業の皆様を対象とした様々な事業を展開しています。

         

         広島南道路・広島高速3号線が全線開通して、ますます便利になった当センターをぜひご利用ください。

        見上げれば桜、足元には秋桜(コスモス)

        2014/04/10

        北林副所長 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長・北林です。

         通勤途上、季節外れの「コスモス」が咲いていました。
         「桜」の花ばかりに気を取られているうちに、「コスモス」だけでなく、春に定番の「すみれ」など多彩な花も咲いているのに、足元の変化を知らずに歩いていました。


         さて、当支援センターの今年度事業のうち、知っていただきたいものに「窓口相談」があります。
          ① 対象者を広島市だけでなく周辺の9市町にまで拡大
          ② 窓口相談員による相談日が平日毎日に拡大
          ③ 窓口相談員による相談時間を

            「月、火曜日:9~13時」「水~金曜日:13時~17時」の2パターンに変更

         以上の拡大、変更を行っており、中小企業の皆様に、一層ご利用いただきたいと思います。

         

         

         

        SN3S0127 003○.jpg SN3S0100 004○.jpg

         

         

        紀州の湯の口温泉

        2014/03/14

        北浦 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北浦です。

         もしまとまったお休みがとれたら、幼少の頃、母方の祖父や叔父たちによく連れていってもらった紀州の湯の口温泉まで湯治に行きたいと考えています。

         湯の口温泉のすぐ近くには、今は廃鉱となった紀州鉱山跡地があります。紀州鉱山は、奈良時代から豊な鉱脈として金銀銅などが採掘されていました。江戸時代になると、大きな盛り上がりを見せ、通貨等の材料として海外にも輸出されるようになったそうです。

         平成に入り廃鉱となってしまいましたが観光資源として再生活用されています。

         原石をみつけだし磨き上げ価値を高めていく、この一連のプロセスは、人材育成からビジネスに限らず幅広く応用できます。しかし有限であるため枯れてしまった後、そこからどのように再建・再利用し振興するか?それもまた大切だと考えます。

         紀州最南端の串本に宿泊した時に、テレビの広告で「熊野の神は拾う神」と流れていて、なるほどっと思ったのを思い出しました。

        ものづくり・商業・サービス革新事業(新ものづくり補助金)のお手伝い

        2014/03/11

        kobayashi2

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。

         国のものづくり・商業・サービス革新事業(新ものづくり補助金)の1次公募が始まっていますね。最終締め切りは平成26年5月14日までとなっています。
         当センターは国の認定支援機関となっていますので、次のようなお手伝いができます。
         ・補助対象とする計画の策定に関するアドバイス
         ・補助申請書の書き方に関するアドバイス
         ・補助申請に必要な認定支援機関としての確認書作成
         ・補助対象とした計画の実施、運用に関するフォロー
         補助金はもらうことが目的ではなく、補助対象とした計画が円滑に実施され売上や利益に貢献することが重要です。お気軽にご相談ください(^^ゞ TEL082-278-8032

        マッチング力を強化します

        2014/03/07

        hashiguchi

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・橋口です。

        先日大阪に出張し水産加工業や関連機械メーカーの展示会等を見学後、関西産業活性協議会の事務所を訪ねました。近畿経済産業局の委託を受け、この協議会を中心に中小企業のシーズと大企業のニーズのマッチングのための仕掛けづくり(オープンイノベーション事業)がされており、神戸ではこの活動からマッチングプラザというインターネットによるマッチングサイトもスタートしています。

        今回、近畿圏だけの活動から中国、四国、九州までの広域連携を目指そうとする呼びかけに本支援センターも参加することが正式に決まりました(活動開始は4月)。

        当日の事務所は大勢の企業0Bのコーディネータの方がたの、1件でも多くマッチングを成功させたいという熱気に溢れていました。私たちコーディネータも、専任ではありませんが、今まで以上に企業の皆様方のシーズやニーズの発掘に努めマッチング力を強化して行きたいと思います。

        毎月27日は「仏壇の日」です

        2014/02/27

        kido

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」創業支援担当の城戸です。

         広島の優れた特産品の一つとして、高盛絵、熊野筆などとならんで「ザ・広島ブランド 匠の銘品(工芸品等)」に認定されている広島仏壇は、元和5年(1619年)に浅野長晟が紀州から広島へ転封されてきたときに随従してきた職人の技と、享保元年(1716年)に導入された京都、大阪の高度な仏壇・仏具の製造技術により発展してきました。その後、瀬戸内海の物流ルートを持つ広島は、大正末期には全国仏壇生産量一位を誇る金仏壇の一大産地として知られていました。

         広島仏壇は、木地、狭間、宮殿、須弥壇、錺金具、漆塗・金箔押、蒔絵という七つの製造工程に携わる七匠(ななしょう)と呼ばれる伝統工芸士らの技の粋が集まった作品で、塗りの技術に定評があり、金箔押しの技術にも優れています。昭和53年(1978年)には伝統的工芸品(経済産業省)にも指定されています。

         よりよい仏壇を造り続けるため、熟練した職人たちが技術と伝統を守り続けています。

        国への補助金申請の際にはぜひご相談ください!!

        2014/02/26

        shiiki2

         おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・椎木です。

         さて、国の平成25年度補正予算にて中小企業・小規模事業者を対象とした「ものづくり・商業・サービス業革新補助金」が約1,400億円の規模で予算措置されています。この補助金は昨年までは主に製造業のみが対象とされていたものが、今年から商業・サービス業にまで拡大され、1,000万円(医療・環境等の新成長分野は1,500万円)を上限に事業革新に取り組む費用の2/3が補助されます。

         また、200万円を上限に創業費用の2/3が補助される「創業促進補助金」も約44億円の規模で予算措置されています。

         当センターは「経営革新等支援機関」として国に認定されており、補助金申請される際の確認機関となっていますので、これら補助金を申請される際にはぜひご相談ください。

         当センターでは、各種補助金をはじめ国から次々と打ち出される中小企業支援策が地域の中小企業の皆様にとってより有効活用できるよう、これからも国の施策に積極的に関わっていきたいと考えています。

         ぜひ当センターをご活用ください。

        いい店ひろしまの表彰式

        2014/02/25

        akamatsu.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・赤松です。


         本日、平成25年度いい店ひろしまの表彰式が、リーガロイヤルホテル広島で行われます。受賞店舗の詳細につきましては、明日からホームページに掲載予定です。

         

         春に実行委員会を設立、夏に店舗募集、秋に店舗選考、そして、本日、無事に表彰式を迎えることができました。当事業に御協力していただいた皆様に心から御礼申し上げます。

         

         

         

        2025年は、何の年?

        2014/02/20

        hamada4

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ 濵田文男です。

         さて、2025年は、何の年でしょうか。高齢化社会というキーワードで言いますと、団塊の世代(約800万人)が75歳以上となる年です。そこで、政府は、2025年を目途に全国に「地域包括ケアシステム」の構築を推進しています。このシステムは、「重い要介護状態になっても、地域で自分らしい暮らしを最後まで続けることができる」という仕組みです。そのために、①医療、②介護、③住まい、④予防、⑤安否確認などの生活支援を一体的(包括的)に提供する態勢を中学校区程度の広さで作り、何か困ったことがあれば、30分以内にサービスを届ける状態を目指しています。これまでの取り組み事例(10地区)を含めサイトに掲載されていますのでご覧ください。

         このような医療と介護の連携については、医師・看護師とケアマネージャー・介護事業所サービス責任者・ヘルパーが共にチームとして取り組むことが必要です。是非、将来の自分のために、それぞれの専門性とチームワークという協調性を発揮して対応いただきたいと思います。

        創業応援フェスタのご案内

        2014/02/19

        kodama

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」創業支援担当課長の児玉です。

         ソチオリンピックが開催中です。冬季オリンピックの中でスキー種目は大きな割合を占めていますが、各地域で競技として発展してきたスキーの種目に注目すると、ヨーロッパでのアルペンやノルディック、北米でのフリースタイル、そしてわが国でのデモスキー(基礎スキー)と、あくまでも個人的な感想ですが、何やら国民性が表れているような気がします。

         当支援センターが開催している創業アカデミーⅡも、ソチオリンピックと同じ23日(どちらも現地時間)に終了しますが、当アカデミー受講者の中から、羽生選手のような金メダリスト級の創業者が現われないかと密かに期待しています。

         さて、創業アカデミーⅡの翌週3月2日(日)には、市、図書館、商工会議所、金融公庫との共催で、「創業応援フェスタ in ひろしま」(講演会、個別相談、事業紹介)を開催します。創業をお考えの方、創業に興味のある方のご参加をお待ちしております。

        以前紹介したモノの百科事典のSNSのその後

        2014/02/13

        北浦

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北浦です。

         年末年始の休日の間、我が家の電子メールの受信音がずっと鳴り続けました。コンピュータウィルスに感染でもしたのかと心配しましたが、以前紹介したモノの百科事典のSNSで、私が紹介したモノが次々にWant itされたお知らせメールでした。


         紹介した数週間後に、私を含めて6人が同じモノを紹介していたことが解り、半ば仕方なくホームページの知名度を上げる古典的なセオリーを流用してみました。それは「自分のホームページよりも知名度の高いホームページと相互リンクしておく。」です。それから1年近く経過し、すっかり忘れていました。


         今の時点で、520人以上の方からWant itされているのでびっくりです。うれしい事に様々な職業の方からフォロー申請を頂くなど交友関係も広がりました。

         以前紹介した時は、お試し期間中として内容を公開していましたが、今はアカウントの取得が必要です。
         日本で生まれたSNSのひとつとして今後が楽しみです。

        消費税率アップ、身近な問題になる!PARTⅡ

        2014/02/12

        saiki.jpg

         がんばる中小企業を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の佐伯です。


         さて、先日(2月1日)、商工センターの中小企業総合展示館で開催されていた中四国ビジネスフェアに行ってきました。私の場合、こうしたフェアに行くときの意識は完全に一消費者になりきっており、何か美味しいものはないかな、今晩のおかずになりそうなものはないかな、とうい状態で、やたら出展者の人に「おお、あと1時間余りですね、お疲れ様です。ところで、この商品、生ものだから余ったら大変ですね。買ってもいいけど・・いくら?」なんて会話ばかりを繰り返して買い物をしています。人の弱みに付け込むとは、こういうことを言うのかもしれませんね。

         

         人の弱みに付け込むと言えば、消費税率が8%になっても、立場の強弱などにより、例えば納入価格にアップ分の3%が転嫁できないなどが懸念されています。このため、「消費税転嫁対策特別措置法」が昨年の10月1日から施行され、国をはじめとして、県や商工会議所では、こうした立場が弱いが故に3%分を適正に転嫁できない場合などの相談に応じています。

         

         こうした問題を抱えておられる場合、ご相談いただければ、適切な相談窓口をご紹介いたします。当支援センターでも弁護士や税理士が対応する相談日であれば、対応は可能です。ご一報ください。

         

         ところで、私の自転車、まだ納入されないのですが・・・・間に合うのかな。

        これからの日本にごちそうさん

        2014/02/04

        林 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・林です。


         最近NHK朝ドラ「ごちそうさん」にはまっています。最初は美味しそうなご飯につられたのですが、大正ロマンから昭和へ移り変わる激動の時代背景や、当時の人情などたくさんの見どころに今は引き込まれています。


         先日の中小企業セミナー「これから5年の日本経済とビジネスのあり方」では非常に多くの申込みをいただきました。最近「日本のこれから」に関心が高まっている様に感じます。景気の低迷や震災等暗い話題が続いたので、明るい未来を信じたい希望の表れなのかもしれません。

         「ごちそうさん」のコンセプトは「おいしいご飯を食べていればなんとかなる」だそうです。時代の流れはままならないこともありますが、一人一人が元気で過ごしていけば、日本全体がなんとかなる!と信じて頑張りたいです。

        営業の大切さ(2)

        2014/01/30

        fujii.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・藤井です。

         

        「最近の若者は営業への配属を希望しない」と企業からお聞きします。販路コーディネータとしては'何とも勿体ない'と思ったりします。営業を単なる'売り子'と勘違いしていないでしょうか?確かに営業は「販売 → 入金 → 利益」という流れですが、企業を代表し一線で活躍出来る場が有ります。それは'情報収集'という立場です。この情報は次の事業計画に生かすことが出来ます。このことが営業の面白さ(やりがい)に繋がります。

         

        販売には「①.アプローチ → ②.ヒアリング → ③.プレゼンテーション → ④.クロージング → ⑤.フォロー」というプロセスはシナリオ営業と言われています。
        多くの若者にこのシナリオ営業の醍醐味を味わって欲しいと考えています。

         

        広島市中小企業支援センターではコーディネータ、登録専門家が企業の皆さんのお手伝いに努めます。ご利用して下さい。

        いい店ひろしまの表彰式

        2014/01/28

        akamatsu.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・赤松です。


         本日、平成25年度いい店ひろしまの表彰式が、リーガロイヤルホテル広島で行われます。受賞店舗の詳細につきましては、明日からホームページに掲載予定です。

         

         春に実行委員会を設立、夏に店舗募集、秋に店舗選考、そして、本日、無事に表彰式を迎えることができました。当事業に御協力していただいた皆様に心から御礼申し上げます。

        バレンタインデー商戦

        2014/01/23

        enokida.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・榎田です。

         

         1月も下旬になると、目立ち始めるのが2月14日のバレンタインデーのギフトコーナーです。かつては会社の上司や同僚などに贈るために、飛ぶように売れていた義理チョコは、今では女性が、自身が楽しむためにご褒美チョコとして購入したり、チョコを小分けし手作りアレンジをして「友チョコ」として友人に贈ったりと、市場は変化し多様化しています。一般社団法人日本記念日協会の2007年の調査によると、バレンタインデーとホワイトデーの経済効果はそれぞれ1千億円以上、バレンタインデーの市場がわずかにホワイトデーの市場を上回っているとか。バレンタインデーでチョコを買う女性が圧倒的に多いことを考えると、ホワイトデーのお返しは依然として割高なようです。

         

         私は、今年もかわいいパッケージや美味しそうな見た目につられて、自分チョコをたくさん衝動買いしそうな予感がします...。

        今年の目標!

        2014/01/21

        kishino2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。

         

         新年を迎え、今年の目標は何にしようか考えていたところ、ある方から頂いた年賀状を読んで「固定観念にとらわれない柔軟な発想を心がける」に決めました。

         

         その内容は、これまで、通勤時に着用していた帽子のセレクトは、カバンに収納しやすいもの、自分に似合う、似合わないは抜きにして「ニットキャップ」と決めていたそうです。

         

         ところが、テレビアニメ「サザエさん」に登場する波平さんのスーツ姿と「ソフトハット」というコーディネートから、ためしに「ソフトハット」をかぶってみると、これが実に似合っていて、周囲からもとても評判が良かったというものでした。

         

         他人の意見や周りの状況を把握することで、選択肢の幅も広がり、よりベストな選択が可能となります。今年一年新鮮な気持ちで業務に取り組んでまいります。

        景気と自社業績

        2014/01/16

        nakashima.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・中島泰孝です。


         1月4日の中国新聞の「中国地方主要企業アンケート」(調査時期2013年11月下旬~12月中旬)によれば、景気感では対前年改善が73.9%でした。その一方で自社の業況では69.1%が足踏み~悪化の判断でした。景気と自社の業績がリンクしない企業も多いということだと思います。

         

         昨年訪問した或る企業の経営者が「自社の商品は、日本のシェアの何十パーセントも占めているわけではないので、景気はほとんど関係ない。顧客満足へ向けて努力するだけ。」と言われて感心したことがあります。別の経営者は、「一本足(事業)では景気や競争の波をもろに受けるので、柱となる別の事業を開拓。」としきりに言われていました。コンビニ業界は、全体では伸びているが、系列ごと近隣店舗ごとの競争は激烈の様です。

         

         やるべき課題は複雑化し、競争は厳しくなってきている中で、貴社の力となる経営資源(人、物、金、情報)の一角として、私ども外部の力(支援)も、考えていただければと思います。

        徹底する

        2014/01/14

        mikio2 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長・北林です。

         

         家電店に行くと、子供たちが液晶テレビに映されているアニメ「トムとジェリー」の前で、熱心に見ている姿に出くわすことがあります。私も子供の頃、テレビでよく見ていました。

         

          ところで、知り合いの調律師(50歳)の話によると、トムがピアノを弾く場面で、トムのたたく鍵盤の位置とバックに流れるピアノの曲のフレーズがほぼ正確で、とても素晴らしいと絶賛していました。また、クラシックコンサートの会場では、私の隣に座っていた30代と思われるカップルが、「トムとジェリー」の中で、各場面にマッチした音楽(クラシックやジャズ)が使われていることを話題に盛り上がっていました。徹底して取り組んだ完成度の高さは、世代を超えて良さが伝わるのでしょう。

         

         ちなみに、「トムとジェリー」作品の中で、私のトップ3は「メリークリスマス」「天国と地獄」「ピアノコンサート」です。
         

        20140213.JPG

        (街で出会ったトム(たぶん)です。)

         

        ひろしまドリミネーション

        2014/01/09

        mitui.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・三井です。


         平和大通りを中心に「ひろしまドリミネーション2013」が開催され、通勤帰りのバスの中から一部ですが、イルミネーションを見ることができました。

         

         今までに、家族と一緒にドリミネーションを何度か見に行きました。多くの方が見に来ており、写真を撮ったり、子供たちが遊んでいました。


         楽しいイベントを開催すると多くの人が集まり、その結果として消費が生まれ、経済が循環します。このようなイベントの開催は景気回復の一助を担っている部分がありますので、今後も開催してほしいと思います。

         

        開催期間
        2013/11/17~2014/1/3

        20140109.JPG

         

         

         

         

         

         

         

         

         

        過去に撮影した写真です。


         

        年頭にあたってのご挨拶

        2014/01/06

         新年あけましておめでとうございます。  
         旧年中は当支援センター事業の推進に格別のご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。

         


        saiki 本年も、がんばる中小企業の皆さまを全力で応援する「支援センター」として職員一同、心新たに頑張りますので、よろしくお願い申し上げます。

         

         さて、当支援センターは、昨年の7月に経営革新等支援機関として国の認定を受け、また、9月には広島市を含む県西部地域の中小企業を支援する拠点の代表機関として、金融機関や広島県中小企業診断協会など16の機関で構成する「広島地域中小企業支援プラットフォーム」を立ち上げ、それぞれの立場を生かし、市の施策を軸に国等の施策を連動させながら中小企業支援に全力で取組んでまいりました。
         本年もこうした姿勢で、国、県、市の施策を効果的に連動させ、より高い支援効果が得られるよう、全力で中小企業の皆様を応援してまいります。

         

         どうぞ、これまで以上に当支援センターをご活用ください!

         

            平成26年元旦

         

        公益財団法人広島市産業振興センター
               中小企業支援センター所長
                       佐 伯  哲 也

        59打席目のブログ

        2013/12/27

        mikio3.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長・北林です。


         当支援センターブログの開始は平成20年10月で、5年余りが経ちました。私は、開始当初の2番バッターとして登場。今回は59打席目となります。


         私の過去のブログをみると、店舗での出来事を話題にしたものが15回で最多。その他、野球関連は8回あり、うちカープの話題が6回もありました。偏らない話題となるよう意識しているつもりなのですが、子供の頃の遊びは野球で、広島生まれならカープの応援は当然という環境にあった影響が今も続いているようです。


         さて、来年の私は地元広島を讃え、地元広島が元気で明るくなるよう「地讃地照」を目指し、中小企業の皆様のお役に立てるよう頑張りたいと思います。職員一同ご支援させていただきますので、ぜひ当支援センターをご利用ください。

         

        20131227

        (今年は念願のマツダスタジアムでの試合が実現。

         結果は、大学生投手に空振り三振。)

        新商品の販路開拓

        2013/12/25

        kobayashi2.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。


         皆さん、新商品の開発をお考えではありませんか?私は仕事柄、中小企業の方が開発した新商品の販路開拓について、悩みを聞く機会があります。その多くは、「思ったように売れない」、「全然売れない」というものです。

         

         話をお聞きすると、新商品は会社の技術力を活かしたもので、ターゲット設定も比較的しっかり検討されています。ニーズはありそうです。でも当初の想定には程遠い数しか売れていない。売れたとしても「知り合いの人」にだけとか・・・なんで?( ゚Д゚)ポカーン

         

         私が思うに、どうも売り方に問題がありそうです。売り先がはっきりしているか?その売り先とコミュニケーションを取る手段が確保されているか?良さを伝えることができるか?これらが具体的でないことが多いようです。

         

         「知り合いの人」はこれらがはっきりしていますよね。

        情熱・忍耐そして仲間

        2013/12/19

        hashiguchi.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・橋口です。


         昨年の今頃、若い人たちのパワーに驚きと期待を感じさせてくれる本「僕はミドリムシで世界を救うことに決めました」に出会いました。

         

         その作者であるベンチャ-企業ユーグレナの出雲充(みつる)氏が、10月広島大学における講演で「繰返し挑戦する力」の大切さを強調されていました。大手商社の資金協力を得るまで500社訪問した。1回に1%の成功の確率があれば、100回では63%だが459回挑戦したら99%上手くいきますと話されていました。

         

         しかしいくら次世代のエネルギー、環境問題解決という大望を持つとは言え、断り続けられて自分を奮い立たせることすら困難な日も続いたようです。何故続けることが出来たのですかという質問に、「夢を共有する仲間2人」とスポンサーがいたからですと答えられていました。本ではスポンサーの一人として皆さんよくご存知の意外な方の名前も明かされています。

         

         当支援センターでは、創業支援グループとコーディネータが連携して創業及びその後を支援します。仲間とチームを組んでどしどしご相談ください。

        飛び出せアジアへ。掴めアメリカンドリームを!

        2013/12/17

        shimonawa.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下縄です。


         2012年の世界の人口は約70億人で、そのうちアジアには37億2千万人の人々が暮らし、中でも中国とインドは25億8千万人と突出した人口を擁しています。国民総所得をみると中国はアメリカに次いで世界第二位であるにもかかわらず、一人当たり国民所得では中国は88位と高い水準にあるとは言えません。

         

         こうした状況下、2009年には中国産電動スクーターを年間2,370万台販売し、累計販売台数は1億台を超えるなど目覚ましい発展を遂げている企業があります。

         

         成功の要因は何にあるのでしょうか。この電動スクーターの販売価格帯は2万~3万円で、1回の充電費を100円に抑え、走行距離も300㎞と維持費の低減に努め、顧客ターゲットを低所得者に絞ったことにあると言われています。

         

         皆さんもこれまでの既成概念に捉われないアイデアで、アメリカンドリームを掴む挑戦をするのも一つの考え方であると思います。


         創業に関する様々な問題や課題について、ご気軽に創業支援担当・下縄までご連絡ください。

        20131210.jpg

        中小企業とSNS

        2013/12/12

        kido.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」創業支援担当の城戸です。

         

         12月5日に流通革新研究会を開催しました。これは市内の中小卸売業者を対象にした全5回の研究会で、この日が最終日でした。最終日のテーマは「SNSを使った顧客との絆づくり」。講師は、ICTの利活用、街づくり、マーケティング戦略など多方面で活躍している中小企業診断士の竹内幸次氏です。(テレビで見たことがあるという人もいるかも。)

         

         ネット人口は、世界で24億人、日本だけでも9,600万人。この膨大なマーケットで顧客を獲得するための効果的なSNS活用法を解説していただきました。今流行のLINEは10代をターゲットにする企業には有効なツールかもしれませんが、まずはFacebookページ(企業用のFacebook)から。

         

         Facebookページでは、自社をPRして友達(顧客)を増やすだけではなく、ビッグデータとして活用すれば顧客のニーズを知ることもできます。卸売業者に限らず中小企業の皆さんにとって強力なツールともなるSNS。上手く使って業績アップを狙いましょう。

        CT人材育成のためにスキルフレームワーク(CCSF)を検討してみよう。

        2013/12/05

        hamada4.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ 濵田文男です。


         企業を取り巻く環境は、ICTが必須となっています。企業において、そのICTは何時・誰が・どのような目的で導入を決定したのでしょうか。推測するに、ベンダーから提案されたケースが多いと思います。かつ、その提案を吟味できるICT人材がいないため、主に費用の観点から導入決定してしまい、その導入効果がはっきりわからない、業務効率も改善していないということが起こっていると思います。


         では、ICT人材を育成するにはどうしたらいいのでしょうか。そのヒントとしてあるフレームワークを挙げたいと思います。IPA(情報処理推進機構)が普及活動している共通キャリア・スキルフレームワーク(CCSF)です。経営にICTを活かす過程を仕事として定義し、それを実行するスキルを網羅的に洗い出しています。企業はその中から自社に必要なものを選択し、人材育成計画を策定します。まず、CCSFを検討してみましょう。

        "ふなっしー"の愛読書が渋い

        2013/12/03

        kodama.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」創業支援担当課長の児玉です。

         

         師走に入り年末に向けて何かと気ぜわしくなってきますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。さて、先日NHKのニュース番組で独占インタビューを受けたり、音楽番組に出演するなど、人気沸騰中の"ふなっしー"ですが、その愛読書が実に渋く、上位3位のうち1位は「人を動かす」(カーネギー)、3位は「コトラーのマーケティング・マネジメント 基礎編」(コトラー)と、経営書の古典と言うべき本を挙げています(4位は中国古典の「史記」)。非公認キャラであるという孤立無援の中であれだけの人気を得た下地には、日々の勉強があったものと感心しています。

         

         当支援センターのセミナーでは、経営の軸となる理論をかみ砕き、実践レベルでの方法論について実例を交えて分かりやすくお伝えすることとしており、"ふなっしー"にもきっと満足してもらえるものと思います。今年度は、明日(12月4日)の「『孫子』に学ぶ管理会計活用術」を含め、あと3回予定しております。皆様ふるってご参加ください。

         

           20131203  

         (当支援センターの窓から見える紅葉です)

        消費税率アップ、身近な問題になる!

        2013/11/26

        saiki.jpg がんばる中小企業を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の佐伯です。

         

         さて、7月23日掲載の「円安の影響、身近に現る!」の続編となりますが、先日、馴染みの自転車屋さんに出かけ、2014年版のカタログを見せてもらっていると、お目当ての自転車はなく、性能をアップしたものが掲載されていました。

         

         しかし、価格はなんと約4万円アップ、類似の新シリーズものでも約3万円アップ。何とも厳しい状況ですが、来年4月からは消費税率が8%になることを考えると、う~ん、迷った末に新シリーズものに決めました。これで、当分の間、自転車の購入は控えようと思います。

         

         私のとった行動はいわゆる駆け込み需要とその反動ですね。こうした行動を多くの消費者がとれば・・・来年4月以降の消費税率アップによる景気への影響が心配です。

         当支援センターでは、変化する経営環境中で、柔軟に対応できる強靭な経営体質を目指す中小企業のみなさまに、コーディネータや専門家派遣など、様々な事業により支援を行っています。一度、訪ねてみてください。

        「鳥の視点」

        2013/11/21

        kitaura.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北浦です。

         

         先日、街に散歩に出た時、コンタクトレンズを落とした人が必死に探している場面に遭遇し、一緒に探すお手伝いをして無事にみつけることができました。

         

         この様な時にお勧めなのが、落としたと思われる場所から2~3メートルほど下がって地面を見ると、落としたコンタクトレンズを見つけやすいことです。


         身近な例として、ワックスのかかったピカピカに光る床ですが、足元から目線を遠くに移して行くと反射の無い場所が有ることに気づくと思います。この光の乱反射の無い場所が、床に落ちているコンタクトレンズをみつけやすい距離と角度です。

         

         これは、鳶などが水面下の魚を捕る時の角度と同じといった説もあり、水面下の魚を職場にある隠れた資源や課題として例えて考えるとき、少し距離を置いて角度を変えて見つめ直すと、今までと違った何かが見えてくるかもしれません。

        怒りを笑いに

        2013/11/19

        hayashi.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・林です。


         先月10月17日(木)にまちづくり市民交流プラザで「怒りを笑いに変えるクレーム対応セミナー」を開催しました。今年度セミナーで最も多い66人の方にご参加いただきました。

         

         ドラマの影響で土下座が流行したり、最近は謝罪ブームだそうですね。ブームといえば「お・も・て・な・し」も最近良く聞くようになりました。日本人の繊細な感覚は、相手にとってかゆい所に手が届く「おもてなし」のような深い思いやりに基づいた行動を生み出す一方、ともすればちょっとしたきっかけで軋轢を生みやすいのかもしれません。

         

         これからも、広島市中小企業支援センターでは、時流に合わせたテーマのセミナーを実施していきますので、是非時々内容をチェックしてみてください。
        https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/seminar/index.cgi

        瀬戸内国際芸術祭

        2013/11/14

        akamatsu.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・赤松です。

         

         先日、第2回瀬戸内国際芸術祭の作品を見るために、岡山県の宇野港や香川県の小豆島・直島等に行ってきました。予想以上の盛況ぶりで、直島の地中美術館などの人気施設は昼にはもう整理券がなくなっており、飲食店なども軒並み行列ができていました。

         このイベントは、瀬戸内海の島々をアートを使って地域振興した成功事例であり、広島でもこのようなイベントができればいいなと思いました。

         

         また、小豆島で食べたアヒージョなどのオリーブオイルをふんだんに使った料理がとてもおいしかったので、オリーブのブランド化・6次産業化に力を入れている江田島市が近い将来、小豆島に負けないようなオリーブ産地になることを陰ながら応援しています。

        akamatsu-olive.JPG

        自分の強みってなんだろう?

        2013/11/12

        enokida.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・榎田です。

         

         窓口相談で、よくあるのは開業の相談です。自分の強み、例えば得意分野や好きなことを進めるのが一番よいのですが、自分の強みを客観的に把握するのは難しいものです。

         

         先日、相談者が専門家に、ビジネス構想を説明していくうちに、意外なところに大きな商機があることが分かりました。相談者が当たり前と思って見過ごしていたところに、実は大きなバリューがあったのです。

         

         専門家の目を通すことで、今まで自分自身が気付かなかったビジネスバリューを発見することがあります。ぜひ、窓口相談をそんな風にも利用してみてください。お待ちしております!

        詳細は、以下ホームページをご覧ください。
         https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/keiei02.html

        私の愛読書

        2013/11/08

         おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長・北林です。

         

        mikio2.jpg

         皆様に愛読書はありますか。私は山岡荘八「徳川家康」です。昭和58年放映のNHK大河ドラマの原作となったことがきっかけで読み始めました。

         

         この長編歴史小説の中で一番のお気に入りは、竹千代(家康の幼名)が雪斎禅師から教えを受ける場面。国家には「食」「兵」「信」がなければならないが、何かの都合でこの3つを備えられない場合、最後に何を残すかという雪斎の問いかけに竹千代は「食」と答えるが、雪斎の答えは「信」。人質の身の竹千代の体験をもとに、「食」があっても「信」がなければ争いが絶えぬゆえ生きられぬことを説く場面です。

         

         企業活動では、顧客からの「信用」の積み重ねが「ブランド」の構築につながると言われています。一方で、「信じていたのに裏切られた」というコメントをよく聞く昨今。今年の漢字はもしや...「信」では。

        shin.JPG

        セールスポイントについて

        2013/11/07

        kishino2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。

         

         10月の連休を利用して、和歌山県にある「アドベンチャーワールド」に、人生初となる「パンダ」を見てきました。

         現在、日本で飼育されている「パンダ」は「東京・上野動物園(2頭)」「神戸・王子動物園(1頭)」「和歌山・アドベンチャーワールド(5頭)」の3施設、合計8頭だそうです。

         

         各施設から遠方の方々は、なかなかお目にかかれない「パンダ」であり、人生に一度は見ておきたい動物に「パンダ」があがってくるのではないでしょうか?

         地元、白浜町も「パンダ」を最大の集客材料と位置づけ、おすすめの観光スポットとして紹介しています。

         

         創業時における事業計画書の作成についても、セールスポイントを明確に伝えることの重要性を改めて感じることができました。

        kishino-panda.jpg



















        秋の行事と言えば・・・

        2013/11/05

        mitui.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・三井です。

         

         10月は町内会の行事、運動会や子供神輿に参加しました。子供神輿の日は雨が降ったため寒い日となりましたが、子供達は元気よく神輿を担いでいました。

         

         ここ2年間の10月は「いい店ひろしま顕彰事業」の店舗審査で店舗を見てまわっていました。店舗審査に行くことにより、今まで知らなかった店舗を知ることができるし、普段は出かけることのない地域にも行くことがあるので、街の風景や雰囲気など新たな発見がありました。

         

         今年度は店舗審査から離れていますが、どんなお店が「いい店ひろしま」に選ばれるか楽しみに待っています。

        カープ女子

        2013/10/29

        nakashima.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・中島です。


         カープは16年ぶりにAクラスとなりCSまで進出しましたが、日本シリーズ進出までは届かず残念でした。一方、首都圏の球場では「カープ女子」が、野球の成績に劣らず盛り上がっています。確かにテレビでも、赤いユニフォーム姿の女性が目立ちます。

         

         カープは、いつも球団資金が不足で、FAで取得した選手はなく、逆に流出した選手で活躍している選手は、金本、黒田など多くいます。そのため、監督は若手を使わざるを得ません。しかし、なかなか勝てずに万年Bクラスで年俸も安く(12球団中11位)、それでも必死に頑張っています。そして今年は、若い選手が大活躍しました。その頑張る姿に、若い女性たちも共感をもち、球場に足を運び応援するようになったとのことです。

         

         個人、団体、企業でも、活躍するためには、「本人の努力」+「周囲からの応援・支援」が必要条件です。

        私たち中小企業支援センターの登録専門家やコーディネータは、皆様の努力をお手伝いします。

        ホームページの知名度を向上させるには?

        2013/10/24

        kitaura.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北浦です。

         

         短期間に知名度を向上させる妙案は少ないと言われるのが一般的な中で、なにか策がないか?と、いろいろ検索しながら研究しています。ホームページをブログやSNSと連携させるのが旬の手法であり、これは以前書いた「支援センターブログ記事の自動ポストによる効果について」の中で紹介しました。

         

         今回は、広島市役所でも利用されているRSS配信(ホームページの要約や記事の見出しなどを配信するための技術)に、対応できていない場合でも自動ポストが可能か?について調べてみました。有名な大手検索サイトは、RSSを廃止してSNSに移行しているため、今更対応すること自体が時代遅れと言えますが、SEO対策としては、無いより有った方が良いと言った意見もあり、検索してみつけたクラウド型サービスを試しています。

        ホームページの新着情報を公開した時間より数時間遅れて自動ポストとなりますが、少し前進できました。:-D

        リアル店舗での買い物。その後・・・

        2013/10/22

        kobayashi2.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。

         

         6月20日のブログでリアル店舗での買い物の話を書きましたが、私の最近の行動パターンとして、①ネットで価格とユーザー評価をチェックして狙いを絞る、②リアル店舗で価格交渉、③価格とサービス、メンテナンス等を考慮してネット店舗で買うかリアル店舗か最終判断。という流れが定着してきています。


         これは、ネット価格に対抗していただけるリアル店舗を数店舗見つけたことで、このパターンが定着してきたんだと思います。


         これらのリアル店舗の特徴として、商品知識があり、接客が丁寧という印象で、それに加えて価格交渉にも対応していただけますから、お店に行って話をするのが楽しいんです。

         

         これまで、ネット店舗に押されてきたリアル店舗の逆襲といった印象です。

          やられたら、やり返す。倍返しだ!m9っ`Д´) ビシッ!! みたいな・・

        時流の波に乗りましょう。創業のチャンスです!

        2013/10/17

        shimonawa.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下縄です。

         

         日本の経済成長を目指すアベノミクス。新たに起業、創業を行うものに対して、その創業等に要する経費の一部を助成する事業が今年3月からスタートしました。

         

         全国で5,000件、1件当たり上限200万円の予算を構え、これまでに約2,500件の補助金の交付決定を行っています。また、来年度に向けても貸付限度額の拡充、据置期間の延長など、創業を金融面から支援する予算要求がなされ、これまでにない創業者等に対する支援の充実が図られています。このチャンスに是非創業を検討されてはいかがでしょうか。


         創業に関する様々な問題や課題について、ご気軽に創業支援担当・下縄までご連絡ください。

        「財務の備え」はありますか?

        2013/10/15

        hashiguchi.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センターコーディネータの橋口隆信です。


         先日、広島県中小企業家同友会の川口代表理事から50年間に亘り食品・酒の小売業を発展させて来られた「経営の真髄」といっても過言ではないお話しを伺うことが出来ました。

         

         その中で「財務の備え」はありますか?は特に心に残ったテーマの1つでした。

         

        ・財務の備えのためにはB/Sで自分の「本当の財布の中身」を把握することが大事です。
        ・「自己資本」を積み重ね充実させることが企業の自立⇒強靭な企業づくりにつながります。
        ・そのためにP/L、B/Sの過去5年間を基に「今後5年間」の予測をして計画を立てます。
        ・「キャッシュフロー(計算書)」についても半年後~中・長期の予測をして計画を立てます。
        ・そしてどんなに厳しい経営環境でも利益を確保できる企業体質にするため、限られたリソースをフルに活用する「減量(限量)経営」に取り組んでいます(損益分岐点経営)。

         

         財務(会計)を学び財務に強い会社にしませんか。私たち中小企業支援センターの登録専門家やコーディネータがお手伝いします。

        夢への挑戦

        2013/10/08

        kido.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」創業支援担当の城戸です。

         

         現在開催中の創業アカデミーⅠで(株)序破急の蔵本社長に講演していただきました。テーマは「夢への挑戦『八丁座』」です。

         

         八丁座とは、もちろん福屋八丁堀本店にある映画館のことです。昔はどんなに小さな商店街にも映画館があり、文化と娯楽の中心になっていましたが、シネコンの台頭により、いわゆる「映画館」は街中から次々と消えていきました。

         

         蔵本社長は、広島市内中心部の老舗映画館が相次いで閉館していく様子をみて、あえて効率の良いシネコンとは逆をいく映画館づくりを決意したそうです。

         

         オープンまでは大変な御苦労があったようですが、地元家具メーカーの製作による快適な広いイスが主役の映画館は、今では全国から注目される存在になっています。さらに、先月「八丁座映画図書館」をオープンさせるなど、映画を通して広島の街を活性化するという大きな夢への挑戦が続いています。

        MFCA(マテリアルフローコスト会計)の適用を考える。

        2013/10/01

        hamada4.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ 濵田文男です。

         

         企業に経済効率向上(コストダウン)と環境(資源)効率向上を同時にもたらす手法として、MFCA(マテリアルフローコスト会計:環境管理会計のひとつ)が提案され始めています。これは、ドイツのIMU(Institut für Management und Umwelt, Augsburg Germany)で開発され、2000年に日本に紹介されました。


         MFCAでは、アウトプットとして正の製品(いわゆる製品)と負の製品(ロス)をつくりだしたと考え、それぞれ物量とコストで表し、見える化しています。アウトプットの総和は、インプットと等しくなります。したがって、ロス削減を目的として、その手法を検討し実施することにより、両者の効率向上の効果が高まります。また、MFCAは、日本が主導して2011年にISO14051として国際規格化されています。

         

         このMFCAを中小製造業の製造プロセスに適用したいと考えています。

        消費税の免税事業者が課税事業者であることを選択。何故?

        2013/09/26

        kodama.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」創業支援担当課長の児玉です。


         今、話題の消費税ですが、課税売上が1千万円以下の事業者等は、免税事業者に該当し納税の義務が免除されています。しかし免税事業者であっても、わざわざ課税事業者であることを選択・届出する場合もあります。どのような場合でしょうか。

         

         課税事業者は、販売等で"預かった"税額から、仕入等で"支払った"税額を差し引いた額を納めますが、例えば多額の投資などにより"支払った"税額の方が大きい場合、消費税の還付が生じます。免税事業者の場合、還付は受けられませんので、還付を受けるためには課税事業者(原則課税)であることを選択・届出する必要があります。

         

         ただし、一旦、課税事業者であることを届け出た場合、少なくとも2年間は免税事業者に戻ることはできません。(個別のケースについては、税務署か税理士にご確認ください。当支援センターの窓口相談では、税理士による税務相談も実施しています。)

        ケータイショップで

        2013/09/24

        mikio4.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長・北林です。


         私の携帯電話に新しい機能が追加可能となったため、その設定を試みたのですが、うまくできませんでした。そのため、ショップに行き、教えを請うことにしました。2店に行ったのですが、結果はどちらも「×」。ただし、店員の対応に大きな差がありました。


         

        0924.JPG A店では、私の質問に対してほとんど無表情で紋切型に答えるだけで、音声発生器と会話しているような感じ。一方、B店では、私の質問に頷いたり、一緒に悩んだりしながらの対応で、温かみを感じました。滞在時間はA店が15分、B店が40分。結果が「×」なので、B店の方がムダな時間を使ったと後悔しそうなのですが、私の思いは逆でした。むしろ、A店では、こんなことも知らないのかと思われているようで(店員にそのつもりはなかったのでしょうが)、居心地が悪かったです。

         

         相手の立場に立って、思いやりの気持ちを持って接することの大切さを実感しました。

         

         

        (写真は本文と全く関係ありません。通勤途中に見つけた「小さい秋」です。)

         

        生ゴミ処理機

        2013/09/20

        hayashi.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・林です。

         

         今年の夏は暑かったですね。ここまで暑いと色々うっとおしいことも多かったですが、ごみ処理もその一つ。臭いが出たり、虫がわいたり大変です。

         

         そこで先日、生ごみ処理機を購入しました。現在、生ゴミ処理機の購入に多くの自治体から補助金が出ることをご存知でしょうか。微生物を利用するもの、乾燥させるもの、色々ありますが、私は電動で、乾燥させるタイプを購入しました。

         

         これまで無料で出していたゴミを、機器購入費と電気代を掛けてまで処理することに対して、家族のモチベーションが気になりましたが、小バエの激減など目の当りにして、今のところ評判は上々です。

         

         電化製品の市場は飽和状態ではないか、という意見を耳にしたこともありますが、日々の生活にはまだまだ様々な需要が埋もれている様な気がします。

         

        ひろしまの魅力(2)

        2013/09/17

        fujii.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センターコーディネータの藤井です。


        広島の暑い熱い8月は終わりました。今年は特に暑かったですね。
        「廣島―ヒロシマ―広島」と歴史的に意味合いが違う街で発展途上中です。


        今回はチョッピリと広島を自慢をしてみましょう!


        *魅力ある旅行先:東京・京都の次に外国人が訪れたい場所
        *路面電車:車両数、輸送人員共、全国1位
        *アストラムライン:新交通システム営業キロ、全国1位
        *住みよい都市:政令市3位(全国6位)
        *安心して住める街:政令市1位(全国33位)
        *お好み焼き:ソース生産量、全国1位(店舗数は全国2位)


        まだまだ有ります。さ~あ、今年は「広島通」を受験するぞ!!

        観察力を鍛えれば新たな事業が見えてくる

        2013/09/12

        187-saiki がんばる中小企業を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の佐伯です。

         

         私は、例年8月下旬頃から10月頃まで、いい店ひろしま顕彰事業の審査対象店舗の下見に、少なくとも毎週土曜日には一日中自転車を乗り回していたのですが、今年はいけません。暑すぎてどうにもこうにもならないと思っていたら、このところの豪雨です。本当に激しく変化する気候には参ります。

         

          ところで、皆さんはご存知でしたか、ある経済研究所によると、夏の平均気温が平年より1度高くなると、個人消費を4,333億円押し上げるそうです。事例として、ある大手の宅配ピザ業者では、今年8月の売上が前年同月を30%上回り、特に8月第3週から急速に伸びたそうです。厳しい寒さが続く場合も似たような現象が生じているかもしれません。

         

         事業には大なり小なり季節性という要素が関わっているようです。
         このように例えば季節というキーワードを決めて、自社の周り(事業の動き)を観察してみると、思いもかけない事象に気付き、そのことがきっかけで新たな事業が生まれるかもしれませんね。

         社長さんや社員の皆さん、テーマを決めて観察を始めてみませんか。

        窓口相談、いかがでしょう

        2013/09/05

        enokida.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・榎田です。


         起業の手順が分からない、自分の特技やアイデアはビジネスになりうるか...等々、お悩みの方は、まずは窓口相談で専門家の意見を聞いてみましょう。

        時に厳しい意見がありますが、利益を生むビジネスプランへと練り上げるための確実な道標になります。


         また、起業予定の個人だけでなく、すでに開業された市内の中小・小規模事業者の方も、ご利用できます。

        例えば、資金繰りや法律問題はもちろん、新製品の販路開拓、効果的な広報、SNSやネット通販のコツ、店舗の見せ方、事業の継承・後継者育成等々、あらゆる経営上の疑問に、経験豊かな専門家が無料でアドバイスします(事前予約要)。

         

        専門家の分野と来所予定日時は、以下ホームページをご覧ください(毎月更新)。
         https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/keiei02.html


         申込は、電話やファックス、ホームページからどうぞ。

        創業チャレンジ・ベンチャー支援事業(後期)の募集を行っています!

        2013/09/03

        kishino2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。

         


         当財団では、広島市内で創業を考えている創業意欲のある方、事業開始後3年未満の中小企業の有する優秀な事業計画に対して、事業計画の策定段階から実際の創業段階にわたって、経営、資金の両面から総合的に支援を行う「創業チャレンジ・ベンチャー支援事業(後期)」の募集を9月2日(月)から開始しています。


         事業実施に向けての課題が整理できるオーダーメイド型の支援と創業・事業認定後、2年間にわたるフォローアップが特徴の事業です。


         

         応募に関する詳しい内容は、募集要項に記載しておりますが、事業内容等についてヒアリングを行いますので、まずは支援センターまでご相談ください。

         

        〇応募期間:平成25年9月2日(月)から10月31日(木)

        価値共創のマーケッティング

        2013/08/29

        nakashima.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・中島です。


         先日、「価値共創のマーケッティング」という講演を聞きました。

        講演の要点は、

         

        ・これまでのマーケッティングは、「市場のリサーチを実施し、あるいは、消費者参加型製品開発によって、望まれる製品を開発し、消費者に提供すること」:顧客志向であった。 

         

        ・新しいマーケッティングは「企業が顧客の消費段階に入り込む」「一緒になってサービスを作り出す」:顧客起点=価値共創である。ということでした。

         

         マーケッティングの究極の目標は「売り込みを不要にすること」です。
         

         昔は、ナンバー1、オンリー1の技術や製品であれば、売り込みが不要でした。

         技術や嗜好が飽和し、変化が激しい今の時代では、ビジネスの原点である顧客の視点に立った「顧客起点」の考え方が不可欠です。

         

         それぞれの製品、サービスにおける「顧客起点=価値の共創」とは、どのようなことか?

        改めて勉強する価値があります。

        家族旅行で思ったことです

        2013/08/27

        mitui.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・三井です。


         今年の夏は、家族で大分県別府市に行ってきました。子供はプールで遊んだり、水族館でイルカからボールを投げてもらったりして満足した様子でした。


         ホテルは知人からのクチコミによって決めましたが、自分と同じ子供連れの家族でいっぱいでした。

         帰りの新幹線の中で、ホテルの利用者が多かった理由を考えてみました。近くにプールがあるのですぐ遊べたり、食事がバイキング形式なので好きな物を食べたりできる。部屋も広いのでゆったりしている。子供連れの家族にターゲットを絞り、その家族が利用しやすいサービスに集中しているのが人気を集めている理由だと感じました。

         次の家族旅行はゆっくりできる宿泊先がいいなぁ。

         

        補助金申請書の書き方

        2013/08/22

        kobayashi2.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。

         

         最近、国の補助金制度を活用したいということで、申請書の書き方についてご支援させていただくことが多いのですが、「申請書を書き慣れていない方」が書いた申請書には特徴があります。例えば・・・


         ・具体性のない抽象的な表現や感覚的な表現が多い。
         ・申請する計画と直接関係のないことが書かれている。
         ・使われている言葉が統一されていない。
         ・話のつながりがしっかりしていない。

         

        などなど

         

         これらのことを、申請書を書いた本人自らが気づくことはなかなか難しいものです。
         中小企業支援センターでは、国の補助金制度をはじめとした各種申請書の書き方から事業計画の整理・ブラッシュアップまでご支援させていただきます。お気軽にご相談ください。

        アリの行列

        2013/08/20

        kitaura.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北浦です。

         

         先日、書評をまとめたブログで、書籍「働かないアリに意義がある」について書かれているのを見つけました。

         

         アリと言えば働き者のイメージが強く、一致団結!とか組織活動のお手本の様に思ってました。ところがアリの巣の中には、一生働かない怠け者が1割もいるそうです。  

         この怠け者達は、自然災害や外敵によって突発的に巣が破壊された場合に活躍します。まるでBCPの要員みたいですね。予測不能な事態に備えて、ゆとりと余裕を確保している方が、強いアリ社会を築くことができると書かれていました。

         

         そして、もう一つアリと言えば自分はマーケティング用語のイノベータ理論を思い出します。

        イノベータ理論で言うアーリアダプター(流行に敏感で、情報収集を自ら行い判断する人。

        他の消費層への影響力が大きい。)が、餌をみつけて仲間を呼び集める行為とイメージが重なるからです。

         

        皆さんの商品や店舗にも、アリの行列(千客万来)ができたら良いですね。

        御社は何型を目指しますか?

        2013/08/15

        hashiguchi.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センターコーディネータの橋口隆信です。


         2013年度版「ものづくり白書」(7月発行)では、日本のものづくり産業復活のために、特に中小企業・小規模事業者が目指すべき方向性を5つの類型で整理しています。

         

         

        (1)小口化・短納期化型...多品種少量生産・短納期ニーズへ対応可能な体制づくり
        (2)ワンストップ化型...一貫生産体制などで幅広いニーズに迅速対応可能な体制づくり
        (3)サービス化型...積極的な提案など製品以外の付加価値を付けた商品提供体制づくり
        (4)ニッチ分野特化型...ニッチ分野に経営資源を集中し競争力を強化する体制づくり
        (5)生産プロセス強化型...生産プロセス見直しで品質落とさず低コストを実現する生産体制づくり

         ※2013年度版「ものづくり白書」P152図143-1P159を参照ください。 

         

         また、特に産業集積地では開発・設計も手がける「開発型メーカー」の増加が必要と補足しています。御社はこれから何型を目指そうとしていますか?それとも複合型ですか?

         

         御社の強みを確認(再発見)し自社に合った経営戦略を考え実行するためにコーディネータを是非ご活用ください。

        国が、地域が発展する際のキーワードとは!

        2013/08/13

        shimonawa.jpg  おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下縄です。


         国連人口推計によれば、2012年のフィリピンの60歳以上人口は590万人で総人口に占める割合は6.1%水準(2050年で15.3%水準)と若い人たちが多く住む国だという印象がありました。

         

         この夏、フィリピンへ旅行したときの話ですが、日用品の買い物と食事を兼ねて大型ショッピングセンターに入店しました。

         午後2時過ぎという時間のせいもあるかもしれませんが、飲食店はどこも満席で、長蛇の列!仕方がないので、時間潰しにとボーリング場に行くとこれまた3時間待ちという状況です。

         しかも、顧客に年配の方はほとんど見られず、若い親子連れ、若者たちのグループ又はカップルで、とにかく熱気というか猛烈なエネルギーをビンビンに感じ、国が、地域が発展する際にはこうしたエネルギー発散するのだと確信しました。

         フィリピンは必ずや経済成長路線に乗って、経済成長を遂げると思います。

        USP(Unique Selling Proposition)で他社との差別化を

        2013/08/08

        kido.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」創業支援担当の城戸です。


         7月17日に創業ワンコインセミナーを開催しました。今回のテーマは「起業を成功させる秘訣」です。講師の深井貴明氏によると、起業が上手くいかない人はターゲティングとポジショニングが上手くできていないとのこと。


         ターゲティングでは、(1)ターゲット候補を挙げ、(2)その中からターゲットを決め、(3)ターゲットに合った集客手段を決めます。ターゲットとはもちろん顧客のことです。


         ポジショニングでは、(1)ノウハウ、人脈など自社の事業資源を洗い出し、(2)自社(商品)の売り(強み)を明確にします。最終的に「当社(商品)には、他社にない○○○という特徴□□□という強みがあります。そのため、あなたは△△△というメリットを得ることができます。」と、自社のセールスポイントを一言で説明できるUSPを作ります。

         起業を目指しているあなた(又はあなたの会社)は、USPを持っていますか?

        役員へのボーナス支給について(3)

        2013/08/02

        kodama.jpg
         おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」創業支援担当課長の児玉です。

         前回前々回に続き、役員給与の損金不算入の話です。2つ目の注意点は、経理部長(配偶者)への賞与です。持株の状況から当社は同族会社に該当し、この事例で経理部長が経営に参画している場合、役員でなく持株が無くても、法人税上、役員とみなされます。(みなし役員判定の際の持株割合は、本人の持株割合に配偶者(社長)の持株割合を合計する。)

         役員とみなされた場合、社長と同じ理由(前回参照)で、その賞与は損金と認められません。「その賞与は(従業員である)経理部長としての職務に対して支給したもの」、「その賞与額は他の従業員と同じ額」であっても、法人税上、その賞与は役員給与とされます。

         ※法人税について、個別のケースによっては取扱いが異なる場合もあります。また、所得税については別の規定ですので、個別のケースや所得税に関する詳しい内容につきましては、税務署、税理士に確認されるか、当支援センターの窓口相談等をご利用ください。

        「家庭の省エネエキスパート」を目指してみよう。

        2013/08/01

        hamada4.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータの濵田文男です。

         

         暑い暑い夏本番です。熱中症の心配をすると適度に涼しいところが必要です。しかし、度が過ぎるといけません。電力(エネルギー)を消費しすぎて停電しては困ります。

         

         さて、日本における2010年度エネルギー消費の大きさをみると産業部門、民生部門(家庭部門、業務部門)、運輸部門の順になっています。1973年度との比較では、産業部門は0.9倍と横ばいですが、家庭部門が2.2倍に増加しています。

         

         そこで、家庭における消費エネルギーの実態を把握し、省エネ対策を検討する知識力をつけることが大切になります。そのための手段の一つとして、(一財)省エネルギーセンターが実施する検定制度「家庭の省エネエキスパート」が挙げられます。

         

        対象分野は、
         ①エネルギーの基礎と家庭の省エネにかかわる全般事項 
         ②機器による省エネルギー 
         ③住宅の省エネルギー
        です。

         

        3分野とも一定点以上が必要です。

         

        頑張って勉強して検定合格を目指したらいかがでしょうか。
        申込期間は、8/16(金)までです

        役員へのボーナス支給について(2)

        2013/07/31

        kodama.jpg
         おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」創業支援担当課長の児玉です。

         前回の続きです。法人税額の計算上、役員給与には損金(費用)として認められないものがあります。(損金と認められないと、その分、所得額が増え法人税額が増えます。)

         役員給与で損金として認められるのは、毎月同額が支給される給与(定期同額給与)や事前に支給時期と支給額を税務署に届け出た賞与(事前確定届出給与)などに限定されており、当該事例の1つ目の注意点は、この事例において社長自身に支給する賞与は、損金として認められないことです。役員賞与の損金算入には、所定の期限までに税務署に届出をし、その届出の通りに賞与を支給することが必要です。(2つ目の注意点は次回に。)

         ※法人税について、個別のケースによっては取扱いが異なる場合もあります。また、所得税については別の規定ですので、個別のケースや所得税に関する詳しい内容につきましては、税務署、税理士に確認されるか、当支援センターの窓口相談等をご利用ください。

        役員へのボーナス支給について(1)

        2013/07/30

        kodama.jpg
         おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」創業支援担当課長の児玉です。

         ある会社の創業社長が次のようにつぶやきました。(この話は架空のものです。)
        「創業して数年、ようやく事業も軌道に乗り利益も出るようになった。今まで頑張ってくれた従業員に報いるため、そろそろ、創業以来、初めてのボーナスを出してもよい時期では。自分にもご褒美として・・・」

         この会社の従業員の中には、社長の配偶者である経理部長(社長は経理部長に相談しながら会社を経営)もいますが(他に役員の身内である従業員無し)、他の従業員と比べて特に優遇するつもりはありません。この会社の株式は、社長が70%、社長の友人(この会社の役員・従業員ではない)が30%所有しています。

         さて、このボーナスの支給について、法人税の観点から注意すべき点が2つありますが何でしょうか。(ヒントはタイトルにあります。続きは次回に。)

        長期計画のクライマックス

        2013/07/25

        mikio3.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長・北林です。


         我が家の庭で、セミが脱皮していました。小さな命が持つ長期計画のクライマックスです。通勤前の出来事で、じっくり見ることはできませんでしたが、帰宅後に姿はなく、無事に「作業」を終えて飛んで行ったのでしょう。

         

        250725.jpg 支援センターでは、コーディネータが経営課題の解決に向けて継続的なサポートを行っています。
         中小企業の皆様を訪問し、生産合理化、経営革新計画の策定・実行、販路等のビジネスマッチング、経営戦略に合致した情報システムの再構築などについて、一緒に考えながら、計画的にサポートいたします。
         支援センターにご連絡いただきましたら、訪問日時などの調整をさせていただきます。

        円安の影響、身近に現る!

        2013/07/23

        saiki.jpg がんばる中小企業を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の佐伯です。

         

         さて、みなさんは最近の円安の影響を身近に感じられたことはありますか。私たちのような仕事をしていると、経済動向などの記事に触れることが多く、頭の中ではもうすぐ×××な状態になるのだろうな、といろいろな予想しています。

         

         でも実際にそうした状況に直面すると、あ、そうか、円安だから当たり前か、と何とも頼りない状況です。先日も5年近く乗っている自転車の調子がどうも良くないため、馴染みの自転車屋さんに少しグレードの高い自転車(台湾製)を注文したところ、何と、2013年版にも関わらす、完売していると言うではありませんか。

         

         ええ?もう生産はしないのですか?との問いに自転車屋さん曰く、「円安の影響で、日本に輸出すればするほど、今の価格では赤字になるため、近々、値上げして2014年版として売り出すそうです。専門店では、売り物がなく、厳しい状況だそうです。」じぇじぇ!

         

         為替動向などの影響が市民生活や経営環境に与える影響は、外に出て、いろいろな方とお話しなければ、本当の意味での実態を掴むことは出来ない、ということを改めて感じた出来事でした。

        キュウリのギネス記録

        2013/07/18

        hayashi.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・林です。


         すっかり夏らしくなりました。今年は例年より早い梅雨明けで、厳しい夏となりそうです。夏バテ防止には夏野菜がいいそうですね。夏野菜には体を冷やす効果があるそうです。


         夏野菜と言えばキュウリ。ギネスブックではキュウリは「最も栄養の無い野菜」に認定されているそうです。栄養学的にはそうでも、暑い季節にちゃんと体調を助けてくれるという作用があり、昔からの「旬」は理にかなっているな、と思います。
         代々伝えられるこうした生活の知恵は、最近見直されることが多いように感じます。
         身近な生活実感を商品に即座に取り入れやすい中小企業が、今後ますます必要とされる時代になっていく様に思います。

        経営理念(2)

        2013/07/16

        fujii.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・藤井です。

         

         販路コーディネータとして企業さんの商材の目利きは必須項目ですが、新規で訪問させていただいた時は「経営理念」もお伺いするように努めています。慈愛に満ちた経営理念に出くわすと感動を覚え、この企業は大丈夫だと確信します。


         中小企業を対象にしたアンケートによると、経営理念を定めている企業は60%だそうです。寂しい限りです。
         マーケティングの基本は、自社が何を望むでなく、相手が望むものをかなえることです。この'利他'の精神が経営理念に謳われている企業は繁栄しています。
         コーディネータは、企業の「自立―成長―貢献」をトータルサポートとして応援します。

        いい店ひろしま

        2013/07/11

        akamatsu.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・赤松です。


         先日、市内で大型ショッピングセンターが建設されるという記事を新聞で見かけました。大型ショッピングセンターができると、消費者の方にとっては買い物が便利になってよいでしょうが、近くで商店等を営まれている方にとっては強力な競争相手が出現することになり、大変なのではないかと思います。


         大型ショッピングセンター等の増加にも関わらず、地域に根づき親しまれている小売店舗を表彰する「いい店ひろしま顕彰事業」の店舗募集を7月31日まで行っております。

         皆様からのご応募をお待ちしておりますので、よろしくお願いいたします。

        お気軽に窓口相談をご利用ください

        2013/07/09

        enokida.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・榎田です。


         最近、サボテンを育て始めました。同じ属や種でも個体差があって、意外にデリケートで管理も難しいですが、今のところ我が家の縁側環境に順応しています。花が咲くと喜びもひとしおです。


        250709.jpg 窓口相談では、様々な経営の課題や問題点、あるいは資金繰りや法律関連の問題について、経験豊かな専門家が、無料でアドバイスしています。困った時はもちろん、日々の経営のちょっとした疑問の解決等、どうぞお気軽にご相談ください。


         専門家の分野と予定日時は、ホームページでご確認ください(毎月更新)。


         申込は、電話、ファックスやホームページからどうぞ。

         ご利用をお待ちしております!

        信頼関係!の大切さ

        2013/07/04

        kishino2.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。


         先日、3月に購入したばかりの車がリコール対象車であることが判明しました。ガ~ン! しかし、気分は悪くなかったです。なぜだと思いますか? リコール対象車と分かった次の経緯の中から推測してみてください。


        1.テレビニュースで知った。
        2.ディーラーからのDMで知った。
        3.営業担当者からの電話で知った。


         言うまでもなく、正解は3番です。この度のリコールに関する謝罪と今後の対応について、丁寧な説明がありました。

         "売ったら終わり" ではなく、売ったところ(売る前)からお客様との関係づくりは始まっています。

         改めて、信頼関係の大切さを感じた出来事でした。

        「とにかく、やってみなはれ」

        2013/07/02

        nakashima.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・中島です。


         西堀栄三郎の本を読んでみたら・・という薦めがあり、「とにかく、やってみなはれ」(西堀岳夫(編)、PHP研究所出版)という本を選んで読みました。

         

         西堀栄三郎は、京都大学理学部化学科卒業の化学者・技術者で、モノづくりにも携わった後、大学教授、南極探検、原子力開発、ヒマラヤ登山まで、10年刻みで仕事の領域を広げた方です。

         この本は、西堀栄三郎の多種多様な経験から得られた言葉を集めたものでした。 いくつかを挙げますと、


        ① 変だな? はチャンス。 おかしいぞという直感が大切。
        ② まず、気持ちが大切。
        ③ いきなり飛んではいけない。 無から有はできない。
        ④ 自分を下に立てれば、多くの人から知識、力を集めることができる。


         仕事を進めるうえでの重要な心構えは、職種によらず共通するものだと感じました。

         勉強になる一冊でした。

        カッパの種類の多さに驚きました。

        2013/06/27

        kitaura.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北浦です。


         私は健康管理も兼ねて自転車通勤をしています。
         晴れた日に、太田川や天満川の川沿いを走ると気分爽快で、今日も1日頑張るぞ!と言う前向きな気持ちになれます。ところが、朝から雨降りだと1日がとても憂鬱な気分です。


         そこで、合羽を購入しようと物色をはじめました。街中の有名店や自転車専門店など自転車用やオートバイ用の物を探していたのですが、なかなか気に入ったものが見つかりません。そこで視点を変えて作業用の物を探してみました。すると、格安な値段で運動性、耐久性、安全性に考慮したタフな作業用合羽を見つけることができ満足しています。


         他にも見つけたのが、イベント用のまとめ買いできる物から、漁業・水産用、レジャー・スポーツ用と、合羽にもこんなに種類があるのか!?  っと驚いてしまいました。
         合羽のおかげで、視点を変えて見ることの大切さを再認識できました。

        リアル店舗での買い物。「楽しかった」と「つまらなかった」

        2013/06/20

        kobayashi2.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。 
         先日、買い物をしていたときの会話です。

         

         【A店】
        私  「この商品、ネットで〇〇円でした」
        店員 「え?わかりました。では、この商品とこの商品で〇〇円!

            どうですか?」
        私  「(安い!(゚Д゚;))これください」

         

         【B店】
        私  「この商品、ネットで〇〇円でした」
        店員 「え?どこのHPですか?」
        私  「[某有名サイト]です。以前、ネット価格でも検討しますって言ってましたよね」
        店員 「どこの店舗で言ってました?」
        私  「ここです。(゚Д゚)ハァ?」

         

         買った・買わないの話ではなく、A店にはまた行きたいと思い、B店の店員では話にならないと思いました。A店は私の言い分を理解し、さらに、新たな提案と驚きがありました。

        素人集団挑戦「黒糖焼酎造りで斬新な発想」

        2013/06/13

        shimonawa.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下縄です。

         

         今日は、中小企業庁が編集、発行した「e-中小企業ネットマガジン vol.567」のコラムを紹介したいと思います。

        (以下、一部を抜粋して掲載。)

         

        250613.jpg

         「従来、アルコール分30度の焼酎だったのを25度にするなど、女性や若い人にも飲みやすくした黒糖焼酎が全国的に評判を呼び、人気商品になっているのである。

         アルコール分、ボトルの色、形、商品名はあっと驚くものばかりで、「ボトルメーカーのやめた方がいいとの忠告を押し切り」敢行したブルー色のボトル、また「れんと」(音楽用語でゆったりの意)という商品名など異色づくめ。

         ブームが去っても売り上げを伸ばし、最後発から何と14年ほどでトップ企業に大躍進したわけだ。その製造法も、クラシック音楽のスピーカーを貯蔵タンクに密着させて3カ月余り熟成させる「音響熟成」を取り入れた。

         素人の斬新な発想が大きな成果を生んだが、これをカジ取りした経営者の力量はさすがというほかない。」


         このように、素人である従業員の提案を受け入れ事業化に成功した事例は、経営戦略策定の一つ方策として心に留め置きたいものです。

         

        ※ 中小企業庁

          メールマガジン「e-中小企業ネットマガジン」のご案内
          http://www.chusho.meti.go.jp/e_chusho/melma.html

        「傘」

        2013/06/11

        kido.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」 創業支援担当の城戸です。

         

         中国、四国、九州地方が5月27日に一斉に梅雨入りしましたが、先週までほとんど雨は降らず、梅雨時期の必需品であるはずの傘もあまり出番はありませんでした。さて、今週はどうなるのでしょうか。(台風も発生しているようですが ・・・)


         ところで、皆さんは雨の日に濡れた傘を持って電車などに乗った時に、ズボンやスカートを濡らして不快な思いをした経験はありませんか?

         この問題を解決した傘があります。
         福井県の会社が作ったもので、超高密度ポリエステル生地を傘生地として使い、閉じる瞬間に水滴を弾き飛ばして常に乾いた状態で持ち歩ける「濡れない傘」。1本3万円するにもかかわらず、とてもよく売れているそうです。

         

         この会社、他にも、昔ながらの蛇の目傘の実用性を高めた布製の「蛇の目洋傘」、1本ごとにデザインや生地、重さなどを記録した「傘カルテ」によるオーダーメイドの傘など、画期的な製品を次々に生み出しています。
         中小企業ならではのニーズへの柔軟な対応が多くの消費者の支持を集めているようです。

        景気回復?!

        2013/06/06

        shiiki2.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・椎木です。


         今年は梅雨入りが例年より一週間以上も早く、今週末には広島の夏の訪れを告げる風物詩『とうかさん』が始まります。いよいよ夏の到来ですね。


         最近の日本経済に目を向けてみますと、株の乱高下、急激な円高・円安と日々目まぐるしく変化しています。各種統計をみても、次々と繰り出されるアベノミクス効果により、景気は上向きとなっているようですが、日常の経営相談業務の中で、中小企業にまではその恩恵が届いていないという声も多く聞いています。

         

         景気は人々の心理状態を表したものと言われていますが、中小企業が景気回復の恩恵を実感できるのはもう少し先になりそうですね。
         当支援センターでは、景気のいい時も悪い時も中小企業の経営に関する課題解決に向けた支援をしております。ぜひご利用ください。

        情報セキュリティを中小企業の常識にしよう!!!

        2013/06/04

        hamada4.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ(情報担当)・濵田文男です。


         昨今の情報漏えい(個人情報など機密情報)や標的型攻撃により、情報セキュリティが重要だという認識は世の中に広がっています。

         中小企業の経営者の方も認識され、自社のICT担当者に対応するよう指示をされていると思います。しかし、その内容はICT関連だけの技術的対応の一部に限っているのではないでしょうか。


         そこで、自社の社会的な位置づけを考慮し、経営戦略として検討することが必要でしょう。身近なものとし、常識にして欲しいと思います。その際のガイドラインとして「中小企業における組織的な情報セキュリティ対策ガイドライン」(IPA)を参考にしてください。

         

         戦略の遂行にあたり、経営者の方が関与して、情報セキュリティポリシー関連の作成を行います。その後、実施し、情報セキュリティ監査を行うという流れになります。
         まずは体制を作って始めることが重要です。

         

        【関連記事】 Webセミナー (37) ビジネスとICT(第3回)

        惜しくも選に漏れる!?(ミシュランガイド広島版)

        2013/05/30

         おはようございます。

        kodama.jpg がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」創業支援担当課長の児玉です。


         今月17日に発売された「ミシュランガイド広島版」は色々なところで話題となっており、先日開かれた落語会での「紙切り」でもお題としてリクエストされていました。


         惜しくも、当センターで創業を支援した飲食店で、星を獲得した店はありませんでしたが、おそらくいずれもいい線までは行っていたのではないかと勝手に想像しています。

         「ミシュランガイド広島」の改訂版が出版される際には、今度こそ当センターで創業を支援した飲食店が星を獲得できることを願っております。(当センターで創業を支援した方


         さて、当センターの創業チャレンジ・ベンチャー支援事業の前期分の募集は、明日で終了しますが、粒ぞろいの案件の応募があるものと期待しています。今回の募集に間に合わなかった方は、次回は9~10月に募集を行う予定ですので是非ご応募ください。

        経営上の課題解決にご利用を

        2013/05/28

          おはようございます。

        mikio3.jpg がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長・北林です。


         緑の鮮やかな季節となりました。さらに、1週間おきに降る雨が、緑を一層引き立てているように感じます。

         

          我が家の庭の雑草たちも、一雨ごとに一気に領域を広げています。

         小さいなりに可憐な花をつけており、ついついそのままにしておくと、あっという間にはびこり、手入れに時間を要することがたびたびあります。

         

        250528.jpg 

          企業が抱える問題についても、分かっていながら、そのままになっていることはないでしょうか。
         当支援センターでは、コーディネータ専門家が、経営に関する課題解決に向けた支援をさせていただいております。ぜひご利用ください。

        日々鍛錬!

        2013/05/23

        saiki.jpg がんばる中小企業を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」 所長の佐伯です。


         さて、最近の気候は目まぐるしく変化しますね。少し前までは、上着がないと肌寒さを感じていたかと思うと、ここ1週間は暑くて半袖の方も多く見受けられるような状況です。


         私事ですが、妻、長男と順番に体調を崩し、それを見ていた私は、「日頃の鍛錬が十分ではないからだよ」なんて高をくくっていたら、私もしっかり風邪をひき、職場に迷惑をかけることになってしまいました。
         布団の中で、「企業も人も同じだな。日々の鍛錬が大切、大切」と反省する次第でした。


         経営者の皆様におかれましては、厳しく、また激しく変化する経営環境の中、様々な経営課題に直面し、悩みや不安を抱えておられるのではないかと思います。
         当支援センターをお訪ねください!  私たちも一緒になって全力で応援します!

        商売(笑売)の心得(2)

        2013/05/21

        fujii.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・藤井です。


         「一期一会(いちごいちえ)」の語源は千利休の茶道の心得で「これからも会えるかも判らないが二度と会えないかもしれないという覚悟で人に接する」ということだそうです。


         休日には平和公園等で観光ガイドをしていますが、この一期一会のおもてなしの精神でガイドしています。本来は感動を与える立場ですが、観光客から感動を貰うことも有り、何とも清々しい日となります。

         

         中小企業センターでも多くの企業の皆さまとお会いし、この一期一会でお付き合いさせて戴いています。常に全力で真剣勝負を心掛けています。
         コーディネータは企業の皆さまの喜ばれるお顔が見たいのです。


         お気軽にコーディネータをご利用下さい。

        菓子博

        2013/05/17

        akamatsu.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・赤松です。


         先日、広島で92年ぶりに開催された菓子博に行ってきましたが、噂通りの盛況ぶりでした。インターネット等で簡単に全国の商品を購入できる現代において、あれだけの人が菓子博に行くのは、やはり商品を直接手にとって買い物をしたい人がそれだけ多いということでしょうか。

         せっかくお客様に来ていただいても、商品を買っていただけないとお店にとってはあまり意味がありません。お客様に商品を買っていただくには、店舗演出や接客等の技術が必要不可欠です。

         

         店舗演出等について専門家の意見を聞いてみたいと思われた方は、当センターのアドバイザー派遣を是非ご利用ください。

         また、店舗演出等が優秀と認められ、地域に根づき親しまれている広島市内の小売店舗を表彰するいい店ひろしま顕彰事業を、今年度も行いますので是非ご応募ください。

         よろしくお願いいたします。

        広島市の"中小企業応援大使"

        2013/05/09

        kishino2.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。


         皆さん、世の中に存在する矛盾している二者が実際に戦うと、どちらが勝つのか!という対決バラエティ番組『ほこ×たて』をご存知でしょうか?
         この番組では、すぐれた技術を持つ中小企業が多く出演しており、両者がプライドをかけて真剣に行うガチンコ対決は、手に汗握る戦いや予想外の結果を生む戦いなど、見どころ満載です。


         先月、21日(日)の放送では、経済産業省の茂木大臣が出演者であるタカアンドトシを"中小企業応援大使"に任命していました。
         当支援センターは、"中小企業応援大使"として任命されてはいませんが、自称、広島市の"中小企業応援大使"として、中小企業の元気を応援します!
         以上、勝手に決意表明をさせていただきました。

        今更ですが大河ドラマ「平清盛」に学んだこと

        2013/05/02

        kitaura.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」創業支援担当の北浦です。


         今更ですが、某局で放送された「平清盛」は、自分にとって貿易の歴史の話として興味深く見ることができました。資源に乏しい我が国ですが、原材料の調達から製品加工した後、商品化して消費者の手元に届くまでを、じっくり考える良い機会となりました。


         製品加工の段では、「Point Of Production:生産時点情報管理」は、「見える化」と共に、モノ作り、物流、サービスの提供など幅広い場面で活用されており、改めてその意義が評価されています。


         「平清盛」を見ながら、モノ作りも、貿易による物流も、動画の作成も、料理を作るのも、パソコンの操作も、「生産時点情報管理」により時点情報を的確に押さえることが重要だと改めて感心しました。

        (続)販路開拓でお悩みの皆さんへ

        2013/04/25

        hashiguchi.jpg おはようございます。

         中小企業の元気を応援する「広島市中小企業支援センター」 コーディネータの橋口隆信です。


         3月に開催された産業デザイン展広島2013「食とデザイン」の基調講演で、左合ひとみ氏(グラフィックデザイナー)は、自分たちの役割は「依頼主や商品の真の良さを理解し、企業と顧客とのコミュニケーションをデザインすること」、そして「生産者をデザインで応援すること」、「美味しさをデザイン(パッケージ)で伝えること」ですと話されました。

         デザインが、感性への効果的な働きかけに留まらず、前回ご紹介した小阪裕司氏が話された「感性価値の創造」にまで踏み込めることをあらためて感じました。


         (公財)広島市産業振興センター 技術振興部デザイン開発室では、登録専門家以外にも広島市立大学(芸術学部)、H-ADC(広島アートディレクターズクラブ)などの才能豊かなデザイナーや各デザイン分野の専門家とのネットワークを持っています。
         私たちコーディネータは今まで以上に技術振興部との連携強化を図り、皆様方のお役に立ちたいと思っています。お気軽にご相談ください。

        「消防車の日」

        2013/04/23

        kido.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」創業支援担当の城戸です。


         今日は何の日? またまたネットで検索してみました。

         本日4月23日は消防車の日です。国内の消防車のシェア5割以上(はしご車にいたっては9割)を占める消防車メーカー株式会社モリタの創立記念日にちなんで制定されたそうです。
         「朝礼ネタ・朝礼スピーチに!1分間スピーチのネタ帳」というサイトに関連する情報がありました。この会社で消防車やはしご車がどのように作られているのか、これまでにいくつかのテレビ番組で紹介されているようです。


         例えば、はしご車の場合、はしごは人を乗せた状態で伸ばしていくとしなっていくため、その「しなり」によって、はしごが外れないように、ハンマーで叩いて加工し、わざと反らせておくそうです。

         人が無造作に叩いているように見えて、その実0.5mmという細やかな単位で調整しているとのこと。日本のものづくりの品質の素晴らしさを示す一例ですね。

        中小企業金融円滑化法の終了

        2013/04/04

        akamatsu.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・赤松です。


         平成25年度も引き続きお世話になります。
         平成25年3月末をもって、中小企業金融円滑化法が終了しました。中小企業金融円滑化法はモラトリアム法とも呼ばれ、リーマンショックで経営状況が悪化した中小企業が経営を立て直すための猶予を与えるのが目的の一つでした。

         しかし、厳しい経済状況が続く中、経営再建への道半ばで不安になられている方もいらっしゃるのではないかと思います。

         

         税理士、中小企業診断士など外部の専門家の意見を参考にしたいと思われている方は、当センターの窓口相談を是非ご活用ください。

        今年もお世話になりました

        2013/03/29

        kodama.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当課長の児玉です。


         今年は、梅は遅かったものの桜の開花は早く、平和公園や比治山など、今週末は花見客でにぎわいそうです。1年が経つのは早いもので、あっという間に年度末になりました。(去年もこの時期に1年を振り返って、「あっという間」という感想でしたが、今年もまた「あっという間」という言葉になりました。)

         この1年、当支援センターの事業の実施にご協力いただきました諸先生、当支援センターの事業をご利用いただきました皆様方には謹んで御礼申し上げます。また、当支援センターのホームページやブログにアクセスいていただきました皆様方に深く感謝申し上げます。

         

         さて、このたびの人事異動により当支援センターからは、経営革新担当の馬上と中宮、創業支援担当の下條の3名が異動で転出することとなりました。
        また、免出コーディネータが本年度をもちまして退任することとなりました。

         以下、4人から一言ずつご挨拶申しあげます。

         

         

        250329bajyou.jpg 【馬上】 4月1日付けで病院事業局財務課へ異動することになりました。平成16年4月から9年間にわたり皆様のお世話になり、このたび晴れて卒業することができました。

         当支援センターでは、女性・シニアの創業支援、卸売業の流通革新研究会、企業の経営革新等を担当させていただき、皆様のご理解とご協力を賜りましたことを深く感謝します。この間、至らないところもあり、いろいろご迷惑をおかけしたこともございますが、私のことは嫌いでも、支援センターのことは嫌いにならないでください。フライングゲット・・・

         

         250329nakamiya.jpg

          【中宮】 このたび、4月1日付けで安芸区区政調整課へ異動することになりました。当支援センターにおいて3年間、私が担当しました「アドバイザー派遣」などの事業に皆様のご協力をいただいたことに心より感謝申し上げます。

         

         

         

         

        250329shimojo.jpg  【下條】 4月1日付けで東区役所建築課へ異動することになりました。2年間という短い期間ではありましたが、情報提供や中小企業等人材育成事業にご理解とご協力をいただき誠にありがとうございました。

         

         

         

         

         250329mende.jpg

          【免出】 企業の皆様に直に触れる機会が数多くあり、大変勉強させて頂いた5年間でした。 私のコーディネータとしての活動が、企業の皆様に僅かばかりでもお役にたつことができたことを念じつつ、皆様の益々のご発展をお祈りします。

         

         

         

         

         この4名の在任中はいろいろお世話になりました。転出先の職場等でも一生懸命がんばっていきますのでよろしくお願いします。

         転入者につきましては、4月以降このブログで紹介させていただきます。
         来年度も色々な支援メニューを用意しております。皆様のご利用をお待ちしております。

        平成24年度セミナー・研修会を終えて

        2013/03/26

        shimojo.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下條です。

         

         2年前、当センターへ配属となり36年間やってきた建築技術職としての業務から、経済関連の事務職として中小企業の経営者・管理者・担当者向けのセミナー・研修会の開催を担当してきました。
         経済環境がいつまでも良くならない中、企業を経営していく大変さを今までとは別の視点で見ることが出来ました。そのことを少し述べてみたいと思います。

         

        ・物を売るのは「商品」を売るのではなく、そのものの「価値」を売ることである。
        ・お客様との「絆づくり」が大切であり、新規のお客様だけでなく、リピーターを増やすことを考えることの大切さ。
        ・お客様は「情報」を知らないと行動しない。
        ・店の存在や商品の良いところを知らせること、買うことの動機づけが必要である。
        ・お客様は「お金」が無いから買わないのではない。「買う理由」が無いから買わないのである。
        ・お店の商品は良くておいしいのに、お客様が来てくれないと嘆いて待っていたのではダメで商品の魅力を「POP」や「チラシ」でお客様に伝えないと来てくれない。
        ・人間は本来、自分の「関心」があることは目に入るが、そうでないことはスルーしてしまう。そこで、どうやって「関心」を持たせてそれを行動に移させるか。

         

         セミナー・研修会を終えて参加者から「とても参考になった。」等のアンケートが寄せられ、セミナー・研修会が参加者の方の仕事に少しでも役に立ってくれている喜びを感じました。

         

         セミナー・研修会の開催情報は、当センターのホームページなどで順次お知らせいたします。

        営業の大切さ(1)

        2013/03/22

        fujii.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・藤井です。

         

         永年の営業活動経験から意見を述べたいと思います。
         営業では、一般的にCS(Customer Satisfaction)といわれる顧客満足を追求しますが、私はCD(Customer Delight)営業が必要だと感じています。つまり、顧客が期待する以上の製品、サービス等を提供し、望外の喜びを与えることです。

         

         ビジネスは基本的に人間対人間の営みです。人間には口はひとつ、耳はふたつです。
         つい一方的に話したくなりますが、話す倍の量を聴くことが必要です。傾聴の精神です。
         そして、単なる御用聞き営業でなく、シナリオ営業が大切です。ビジネスが成功する筋道をキッチリ立てることです。また、顧客の組織ニーズと個人ニーズを調べ戦略構築することです。
         営業プロセスにおけるキーイベントを設定し、意思決定者・影響者を予測し、訪問目的を明確にすることです。商談中に必ずと言っていいほど障害になる人が現れますが、CD営業により対話を重ねることで障害は克服出来ます。克服の要点は信頼関係に基づいた対案を出すことです。

         

         営業は辛くもあり楽しくも有ります。営業の心がけと仕掛け作りだと考えます。
        中小企業支援センターでは経験豊富な登録専門家コーディネータが皆さまのお役に立てるようにお待ちしています。お気軽にご利用下さい。

        一人で悩まずご相談ください。

        2013/03/19

        mikio3.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長・北林です。

         

         世の中や 外からみえぬ 柿のしぶ

         

         下の写真は、10年ほど前に大阪の古書店で買い求めた色紙です。店主の話では市川團十郎(12代目)の新之助時代の書で、冒頭の句が書かれているとのことでした。
         父(11代目)の後の市川宗家を継いで、外からは華やかに見える歌舞伎の世界の中で、いかに市川家の芸を継承していくか、苦悩する心境を詠んだものかもしれません。

         

        250319.jpg 経営者も、日々発生する問題の解決、長期的な方針決定など、様々な事を行わなければならず、一人で悩まれることが多いのではないでしょうか。
         当センターでは、中小企業診断士、税理士などの専門家が生産、販売、財務等の経営上の課題解決に向けて相談に応じるほかに、毎月1回、弁護士が経営に関する法律相談にも応じています。  経営不振など、一人で悩まずご相談ください。

         

         なお、写真色紙の裏には小さく鉛筆書きで「中村新之助」と書かれており、市川新之助の真筆であるのか、藪の中です。

        支援センターブログ記事の自動ポストによる効果について

        2013/03/14

        kitaura.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北浦です。

         

         前回の「50年ぶりのメディア革命について」からの続きです。
         大きな時代の流れに乗り遅れない様に、個人としてどう活用していくかをいろいろ模索を続けています。今回は、試験的にベータ版のRSS Graffitiを使い当支援センターのブログ記事を、個人のFacebookに自動ポストすることの紹介です。

         

         「RSS Graffiti 2.0 の使い方」で検索すると、設定内容を説明したホームページが多数みつけることができました。まだまだベータ版なのですが、1.0の時より数段設定方法が楽になってます。みつけた記事を参考に、当支援センターのブログと自分のFacebookを連携させました。これで、ブログの記事が自動で投稿されてきます。

         

         今回、Facebookに自動ポストされた当支援センターのブログ記事に「いいね!」が付きました。

         少ない「いいね!」ですが、全国レベルの店長会議の場で、記事の内容を紹介して頂けることになりました。
         RSS Graffitiの効果があったので、この様な事例をもっと増やしていければと次の手段を考えています。

        営業パーソンの「お客様との信頼作り」(2)

        2013/03/12

        shimonawa.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下縄です。
         前回の「自分からお客様を好きになる」に続き、今回は「お客様の求めているものは何か?」と「コミュニケ―ション能力の大切さ」について書いてみます。


        お客様の求めているものは何か?


         営業でもう一つ大切なことは、お客様がどのようなものを求めているのかをつかむことです。そのためには、いろいろな質問をしてみることです。そしてお客様の話をよく聞くことです。そうすれば、好意をもたれ、人間関係は豊かになっていきます。
         その結果、さまざまな人々から有益な情報や協力が得られたり、困ったときには手を差し伸べてもらえることもあるかもしれません。また、お客様との雑談も重要です。雑談の中には意外なニーズがあるかもしれません。
         しかし、一方的に話をするだけではいけません。お客様の話に興味を持たず、共感もせず、相槌を打てないと、お客様がしらけてしまって話が続かなくなってしまいます。したがって、日頃から傾聴姿勢でお客様に関心を持ち、お客様に有益になる情報を提供していくことが大切です。


        コミュニケーション能力の大切さ


         すべての人間関係に言えることですが、小手先のテクニックだけで相手を動かそうとしても、長期的には続くものではありません。
         営業パーソンのコミュニケーション能力というと、これまでは、どちらかと言えば「伝える能力、説明能力」ばかりに比重がおかれてきました。しかし、お客様からみたコミュニケーションとは、「私を知ってほしい」ということなのです。コミュニケーションとはお互いを知ることで、お客様は、それぞれの立場で課題、あるいは目標を持っています。
         しかし、営業パーソンは、どうしても自分のことばかりを話そうとします。相手を知るためには聞くことから始まり、聞くためには質問をすることが大切です。質問をすれば話をしてくれる可能性が高まり、話をしてくれれば情報が入るかもしれません。もし情報が入れば相手を理解でき、相手を理解できれば課題がわかります。課題がわかれば最善の提案が可能です。


         したがって、営業パーソンの仕事は、「課題解決策を提案すること」です。つまり製品・サービスを売ることではなく、「お客様それぞれの立場での課題、あるいは目標を自分の提供できる製品・サービスを利用して解決すること」です。また、「お客様のために何かを」から「お客様と共に何かを」という姿勢を持つことも大切です。常に感謝する気持ちを持ち続け、行動することが、ビジネスでの営業のあり方を大きく変えていくのではないのでしょうか。


         ビジネスにおけるコミュニケーションの目的は、伝える、わかってもらう、説得する、 人間関係を築くなどがあります。その目的を効率的に達成できることが常に要求されます。

         
         お客様の要望を調べ、それに合わせた企画を立て、できるだけ早く関係構築をする必要があります。仕事で築いた人間関係は、仕事がなくなればなくなってしまう場合が多いので、普通のコミュニケーション以上にきめ細かな対応が求められます。
         信頼を生むには、良好なコミュニケーション作りが大切で、お客様の疑問をひとつずつ解消していけば信頼度が高まっていきます。目先の利益を追わない対応が、お客様の信頼を得ることになるのです。

         
         創業に関する様々な問題や課題について、ご気軽に創業支援担当・下縄までご連絡ください。

        ビジネスチャンスとは

        2013/03/08

        kishino2.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。

         今回は、当支援センターの専門家から聞いた、ちょっとしたひと手間(工夫)でビジネスチャンスにつながった事例を紹介します。

         

         話題は「電話での訪問アポ取りトーク術」についてです。
         訪問アポの一連の流れは、自己紹介から訪問目的、訪問日時、所要時間など担当者に時間を取っていただくことが想定されますが、ここでのポイントは、訪問後のフォローだそうです。
         通常、忙しい中、時間を割いていただいたことに対するお礼を電話やメールで済ませることが大半ですが、はがきに手書きのひと言メッセージ(感謝の気持ちを)を添え、さらに、切手は普通切手ではなく記念切手を使用することで、受け取る方は嬉しい気持ちになり、良い印象が残るのだそうです。
         ちょっとしたひと手間(工夫)ですが、たしかに、記念切手まで貼ってあるとついつい見てしまいます。


         この事例は専門家自らが実践されてきたことで、ビジネスに至ったケースもあり、この事例に限らず、ビジネスを行うにあたっては大切なことではないでしょうか。これから創業を考えられている方は、参考にされるとビジネスチャンスが広がるかもしれません。

         

         当財団の実施する窓口相談起業支援アドバイザー派遣では、各分野の専門家が上記のような、それぞれの企業や創業者の実情に即した、実践的で役に立つアドバイスを行いますのでご活用ください。

        地産地消エネルギーの代表「炭」の紹介

        2013/03/06

        mennde5.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」 コーディネータの免出です。

         

         日本最古の炭は、30万年前愛媛県喜多川郡肱川町の鹿ノ川洞窟で発掘された消し炭とのことです。古来より日本には、良質な炭材が豊富にありました。そのことが世界の中でも珍しい炭の文化を育んできたといえます。

         

         炭には様々な効用があるだけでなく、これからの時代を築いていくうえでなくてはならないものになっていくのではないでしょうか。地産地消のエネルギーとしてだけでなく、健康な生活を送る上での住居空間にも深く関わりを持ってきます。さらに機能性材料として、工業分野にも使われつつあります。

         

         そんな炭の効用に興味を抱くようになったのは、私が発泡成形に取り組んだ経験があるからかもしれません。かつて私は、炭酸ガスや窒素を発泡剤として使うプラスチックの微細発泡成形に取り組みました。そのプラスチックの微細発泡成形で可能なのは、せいぜい数ミクロンまでです。その時に、原料がとても大事であるとことを学びました。

         

         一方、天然の素材(原料)を炭化したものが炭です。そのセル径としてナノメーターオーダーのものが無数にあるのですから、比べものになりません。微細になればなるほど、今まで得られなかった効用が生まれてきます。強度がある、軽い、吸湿したり放出したりで湿度調整ができる、消臭効果がある、抗菌作用がある、水道水を浄化する、遠赤外線が出てくる、電磁波を遮蔽する、マイナスイオンを出して人々を癒してくれる等々です。

         

         この炭の様々な効用を利用して、炭の産業化に取り組んでいる企業に、日の丸産業(株)があります。昨年、ひろしまバーチャル技術展示館H23年度 ひろしまの省エネルギー・防災関連技術)に出展頂きました。
         みなさんが良くご存知の"日の丸練炭"を製造されています。最近は、水の浄化・ヘドロの分解・食用油の分解にキレートマリンやキレートカオスを開発され発売もされています。食用の炭もあり、建築に使用される炭などを製造販売されています。家屋の床下などに設置して、家屋の湿度調整や電磁波遮蔽、マイナスイオンによる癒し効果が期待されます。現在、企業マッチングや販路拡大、新分野への進出等で支援を行っています。

        中小企業における技術

        2013/02/28

        nakashima.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」 コーディネータの中島です。

         

         産業空洞化やものあまりなどにより、ものが売りにくい経営環境において、商品・サービスを販売して、利益を出していくためには、自社が抱える「問題」を解決し、他社優位性のある製品を継続的に出していく必要があります。
         「問題」とは「目標(目指す姿)と現状のギャップ」と言われています。「目標が無ければ問題もない・・取り組むべき課題が見えていない」ということなので、企業にとっては目標設定が重要と言うことになります。

         

         そして、問題を解決していく過程では多様な「技術」が必要となってきます。
         「技術」には、基礎/応用技術、ものづくり技術、安全/環境技術、エネルギー技術、ICT技術などがあげられますが、他に農業技術や食品加工技術も含まれており、「ものごとを取り扱ったり処理したりするときの方法や手段。および、それを行うわざ。」(wikipedia)と言えます。
         自社の「技術」をどの様にしていくかは、大企業にとっても容易ではない問題ですが、人、もの、情報、金が不足している中小企業にとっては、より難しいとテーマ思われます。

         

         先日、「中小企業の技術マネジメント」(※)という本を購入して読んでみました。私には納得できる点が多いように思いました。 以下にエッセンスを紹介します。
         1 技術面のマネジメントが経営に与えるインパクトは大きい。
         2 現在は一社だけで技術開発や技術課題の解決ができる時代ではない。
         3 中小企業でも技術は複雑に絡み合っており、幅広い技術が必要。
         4 自社技術を整理し、競合他社と比較する。

          そして、足りない部分を補強していくという姿勢が望ましい。
         5 社外と連携することにより視野を拡大していくという視点が必要。
        如何でしょうか。

         

         「広島市産業振興センター」は中小企業の元気を応援する経営と技術のサポート集団です。技術上の課題についても、大小を問わず、ご遠慮なくご相談ください。

         

         

        (※) 「中小企業の技術マネジメント - 競争力を生み出すモノづくり」
           弘中史子著 (中央経済社)

         

        ちょっとお得なパソコン(iPhone含む)活用術

        2013/02/19

        kobayashi2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。

         

         私ごとですが、iPhoneを購入してもう2年超、使いこなせるように、日々、奮闘中です。

         

         さて、私の職場ではメールの送受信にMicrosoftのOutlookを使っています。Outlookにはスケジュール機能(予定表)がついていて、メールをドラッグすればスケジュール登録もできるなど便利な使い方ができます。
         一方、iPhone側でのスケジュールは、スケジュール管理アプリにGoogleカレンダーを同期して使っています・・・不便です。 OutlookとGoogleでスケジュールの二重管理なんて (´・ω・`) ショボーン

         

         そこで、同期する方法がないか探してみました。あるんですね~。Google calendar syncをパソコンにインストールして、設定してやればOutlook予定表とGoogleカレンダーを同期できます。
         これで、職場ではOutlook予定表にメールをポイポイと投げ込んでスケジュール作成、出先ではスケジュール管理アプリにメモするだけ。すべて同期されて、二重管理の手間もなし。チェック漏れでダブルブッキング (゚Д゚;) なんてこともなくなるはずです。

         

         ただし、パソコンへソフトのインストールが必要であったり、業務で使用する情報をGoogle上にアップする必要がありますので、導入する場合はシステム管理者とよく相談してからにしましょう。

        販路開拓でお悩みの皆さんへ

        2013/02/14

        hashiguchi.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・橋口です。

         

         企業や個人事業主の方々から、販路開拓でお悩みの声を多数お聞きします。私たちコーディネータは、販路開拓担当は言うまでもありませんが、全員が、登録専門家と連携しながら、このようなご相談にも応えられるよう努力しています。
         ところで、売上が伸びないのは販路が少ないからだという思いは、特に商品力に自信を持たれている多くの皆さん共通の思いだと思います。しかし本当にそれだけでしょうか。

         

         今回は、昨年11月に当支援センターが共催し、ご好評いただいた流通革新研究会の講師小阪裕司氏の最新刊 から、講演でもお話しいただいた解決策の良いヒントになると思う事項を2,3ご紹介します。


        (1)消費社会の大きな変化
         消費者の欲求は、モノに直結した「Having(所有するもの)」から「Being(いかに充実して生きるか)」へと、スペンド・シフト(消費行動の転換)が起きている。
         今日の消費者は「心の豊かさ」を求め、毎日の生活を精神的に充実させ楽しみたいというたった一つの欲求 ―この新しい動機― が、人々を新しい消費行動へ転換させている。
         例として、「ル・クルーゼ(鍋)」、「ダウニー(柔軟剤)」、「ライブナチュラル(床材)」などの商品名が挙げられています。これら商品名をご存知でしたか? なぜ売れているのか具体的理由をご存知ですか?


        (2)感性価値(商品力)
         今日、商品の機能、品質や価格以外に依る「力」があり、それは「感性価値」と呼ばれるもので、このような新たな価値が商品に求められている。
         例として「ジャガーの最新型のイグニッションキー:心臓の鼓動に似た光(音)」や「ラパン(軽自動車)」が挙げられています。
         しかし、新しい商品を開発しなければだめなのかというとそうではなく、既存商品の持つ「感性価値」を見出す事で商品力をアップさせることができる。

         例として「ライブナチュラルのバークポケット(天然木の材面に現れるある種の特徴)」が挙げられています。


        (3)価値創造活動
         お客様の心の中に価値を生み、購買動機や来店動機を喚起する営みで、「心を豊かにする商品」にはとても重要な需要創造の活動である。消費者の買いたい・必要だという気持ちを生み出す活動で、感性に働きかけが行える情報に整理して発信する(行動する理由を与える)活動とも言える。顧客の感性という脳の働きに効果的にアプローチする(スイッチを押す)こと、顧客の立場から価値が語られることが重要である。

         例としてハ-レ-ダビッドソンの「ハ-レ-ライフ(ハ-レ-のある生活)」が、「今の消費者にバイクを売ろうと思ったらバイクを売ってはいけない。売るべきものはハーレーライフだ」という元社長の言葉とともに挙げられています。
         また、講演の中では、サプライチェ-ン全体(卸会社や商社を含む)での価値創造の取り組みの重要性を指摘されていました。その他のことも含めて、さらに多くの具体例を示しながらとてもわかり易い語り口で、ご教示いただきました。

         

         さて、小阪氏の指摘されている消費者の欲求の変化を理解し、あらたな価値の観点から商品を見直し、そして感性に効果的な働きかけをする売り方になっていますか?一度チェックしてみては如何でしょうか。売上を増やすためには、このような視点を含む真の商品力アップや販売方法の革新こそ大切なのではないでしょうか。

         

         私たちコーディネータが、総合的な視点からアドバイスさせていただきます。是非ご相談ください。また、今後の当支援センターのセミナーにも注目していただき、積極的にご参加されることをお薦め致します。

         

         ※ 「心の時代」にモノを売る方法 (角川ONEテーマ21新書、2012年11月)

        営業パーソンの「お客様との信頼作り」(1)

        2013/02/07

        shimonawa.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下縄です。


         欧州の金融不安に端を発した急激な円高の進行と景気低迷などから、モノが売れなくなる厳しい経営環境下にあります。こうした中でも、企業は生き残るために営業を通して商品・サービスを売って利益を出さなければなりません。
         営業パーソンとして活躍されている皆様は、新規のお客様や既存のお客様に自社の商品・サービスを選んでもらうために、日頃どのような工夫を施しておられるのでしょうか。お客様の立場で考えてみますと、初めての会社からの営業を受けるときに何を気にするかというと、その会社の営業パーソンを信用できるか、信頼できるかです。

         
        自分からお客様を好きになる


         営業成果の上がらない営業パーソンの日頃の行動パターンをみると、


           (1) 行くべきところではなく、行きやすいところへ行く
           (2) 営業パーソンの割には意外と営業時間が少ない
           (3) 沈黙が怖く、ついしゃべりすぎる


        という行動に集約できます。商品・サービスを売り込む前にまず自分自身を売り込む必要があり、営業では話ができないと先に進みませんが、こちらが一方的に話をしていても、お客様は飽きてしまいます。

         また、行くべきところではなく、行きやすいところへ行くのは論外です。「この人は自分のことをよく理解してくれている」と感じてくれれば、自然とお客様から話かけてくれるようになります。ですから営業パーソンは、商品・サービスを売る前に、まずは自分自身を売り込むこと、すなわちお客様に気に入っていただくということが一番大切です。


         日頃からお客様にとって何が最適か?最良であるか?を考えていることが大切であり、そのためには、お客様を好きになる必要があります。
         誰でも好きな人のためには、何かをしてあげたいと思うものです。それと同じことでお客様のことを好きになれば、お客様のために知恵を絞ろうという気持ちになるのです。
         でも人間ですからどうしてもウマが合わないということもあります。しかし「何て嫌なお客なんだろう」と思っていたら、相手とのコミュニケーションはうまくとれませんし、仕事のモチベーションが下がります。
         人間は不思議なもので、相手が自分に好意を抱いていれば、自分も相手を好きになるものです。逆に相手が悪意を持って接してくると、こちらも警戒しながら接することになるのです。まずは、自分からお客様を好きにならないと、お客様も信頼してくれないのです。


         次回は「お客様の求めているものは何か」と「コミュニケ―ション能力の大切さ」についてです。創業に関する様々な問題や課題について、ご気軽に創業支援担当・下縄までご連絡ください。

        バレンタインのチョコレート、節分の恵方巻きの次は・・・

        2013/02/05

        bajyou2.jpgおはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・馬上です。

         

         一昨日は節分でした。節分といえば豆まきですが、我が家でも豆は買いましたが子供も大きいので、豆まきはしませんでした。その代わりみんなで豆を食べましたが、節分では年の数だけ食べるといいます。毎年一粒ずつ増え、今年は53個も食べました。

         

         また、いつからか「恵方巻き」と呼ばれる太巻き寿司を食べる風習が全国的に広まっていますが、これは大阪海苔問屋協同組合が道頓堀で行った「巻きずしの丸かじり」のイベントがマスコミに取り上げられ、全国に広まったそうです。

         

         バレンタインデーのチョコレート(菓子)業界、節分の海苔業界など、業界による仕掛けで次はどんな食べ物が脚光を浴びるようになるでしょうか。

        「ものづくり屋」のDNA

        2013/01/31

        kido.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」 創業支援担当の城戸です。

         

         先日、スーパーコンピュータ「京」を開発した日本の大手コンピュータメーカーの方の講演を聞く機会がありました。
         ご存じのように、スーパーコンピュータ(スパコン)とは、最新技術が投入された最高性能のコンピュータで、その時代の一般的に使用されるコンピュータに比べると、とんでもなく高性能です。

         

         このスパコンの開発には数年を要していますが、2011年には10ペタFLOPS※1)を超える性能を実現し、世界一になりました。
         これは、それまでのスパコンより処理速度が1桁上の性能です。

         

         技術革新のスピードは速く、残念ながら1年で世界一の座からは落ちてしまいましたが、このスパコンを活用することにより、自動車や飛行機の開発、新薬の開発、医療、気象、防災・減災など様々な分野に飛躍的な進歩をもたらすかもしれません。
        (ちなみに、20年前のスパコンの性能は約5ギガFLOPS※2)で、現在多くの人が持ち歩いているスマホがほぼ同じ性能だそうです。)

         

         開発は決して順風満帆とはいかなかったようです。莫大な企業リソース(人、金、物)をどのように投入して、どう回収するのかという社内の問題から始まり、開発プロジェクトに参加していた別の大手メーカーの撤退、国家プロジェクトとしてスタートしたにも関わらず「2位じゃダメなんでしょうか」の有名なフレーズとともに沸き起こった事業凍結騒ぎ、事業終盤に発生した東日本大震災の影響など、多くの課題がありました。

         

         それでも開発に成功したのは、世界一のレベル、世界最高峰技術の開発にチャレンジするという社員や開発スタッフの「ものづくり屋」としてのDNAと、「我が社は必ずやり遂げる」という会社トップのブレない意志がとても大きかったそうです。

         

         ベテランから若手へ「ものづくり屋」のDNAを継承していくこと。
         大手メーカーにとっても中小企業にとっても、資源の乏しい日本が知恵と人間力で世界と勝負していくためには、とても大切なことだと感じました。

         

        -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

         

        ※1  10ペタFLOPS
           1秒間に、10×(10 の15乗)回 (=1京回)の浮動小数点演算を行う性能。
           スパコン「京」の名前はここからきています。

         

        ※2  5ギガFLOPS
           1秒間に、5×(10 の9乗)回 の浮動小数点演算を行う性能。

         

        FLOPS(フロップス)とは ・・・
         コンピュータの処理速度をあらわす単位の一つ。処理速度が1FLOPSのコンピュータは、1秒間に1回の浮動小数点演算(実数計算)ができることを示す。大規模なシミュレーションや科学技術計算に用いる大型コンピュータの性能指標として用いられることが多い。
         (出典:IT用語辞典 e-Words)

        広島の冬の一大イベント

        2013/01/29

        kodama.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当課長・児玉です。

         

         寒い日が続きますが皆様お元気でお過ごしでしょうか。
         先日20日(日)に第18回全国都道府県対抗男子駅伝が開催され、平和公園や沿道には多くの人出がありました。近年は箱根駅伝で活躍した"おなじみ"の選手も参加し、注目度は全国的にも高まってきたと思います。
         駅伝の応援自体もそうですが、平和公園の近辺などには各県のテントが出て、食べ物や各地の物産の販売を行っており、それをのぞいて回るのも楽しいものです。大きなイベントが少ないこの時期に、全国的な大会が毎年広島で開催されることは大変有難いことです。

         

         また、駅伝の開催と同じ週の土日に、島根ふるさとフェアがグリーンアリーナで例年開催されています。駅伝の応援に行った時には、平和公園近辺で各県のテントをのぞいた後、島根ふるさとフェアに寄るのが私の定番コースとなっています。

         

         今年は、当日、当センターと中央図書館が主催する「事業計画作成実践ゼミナール」を中央図書館で実施しており、私はそれに出席していたので、島根ふるさとフェアを昼休みの時間に少しのぞき、駅伝は中央図書館の3階の窓から、北側の城南通りを選手が走るのを見ました。

         

         さて、広島市中央図書館では、今月16日(水)から来月の28日(木)まで、「ビジネスサポート@広島市立図書館」を実施しており、2階の展示ホールでは、当センターも、中小企業を応援する他の機関とともに、創業支援事業等に関するパネルを出展し、パンフレットの配布を行っています。
         「ビジネスサポート@広島市立図書館」では、この企画展の他、関連行事として創業者や経営者のための相談会、インターネットを使った販路拡大に関するセミナーも実施されますので、皆様ぜひご参加ください。

        今年の想い

        2013/01/22

        fujii.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・藤井です。

         

         今年は「巳年」 '殻を破る・再生する・復活する' と言われ「脱皮」の年で何となくポジティブさを感じワクワクします。
         大河ドラマも「八重の桜」が始まり視聴率もまずまずのスタートです。主演の広島市安佐南区出身の綾瀬はるかさんを応援したいところです。
         「ならぬことはならぬものです」 は今年の流行語大賞にノミネートされるのではないでしょうか。

         

         自分としても元旦に近所の氏神さんに参拝に行き「自己鍛錬は仕事の一部」を家族の健康と一緒にお参りしました。具体的には、
         ・肉体的と精神的な健康を保つ
         ・人を楽しくさせる
         ・礼儀正しく努める
         ・開放的で自分の殻に閉じこまらない
         ・文化人でなくても文化的である
         ・共に働こうと意欲と勇気を与える
         ・全てに関心を持つ
        と誓いました。

         

         広島市中小企業支援センターも企業の皆さんの活力を全力で応援します。
         コーディネータ共々、気軽にご利用ください。

        書き初め

        2013/01/17

        akamatsu.jpgおはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・赤松です。


         明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
         正月休みの間に、一年の計を立てたり、書き初めをされた方もいらっしゃるのではないかと思います。インターネットで、あるアイドルグループが書き初めを披露しているのを見ました。その中に「二頭追う者三頭も得る」といった書き初めがあり、「頭」ではなく、「兎」の間違いなのではないかとの質問が出て、今年は兎年ではなく蛇年なので...といった説明がなされていました。しかし、蛇の数え方は「頭」ではなく「匹」なのでは?とさらなる疑問がでているそうです。


         もともとあるものを変更する際には、気をつけないと間違いを起こすことが多々あります。これは事業を行う場合も同じで、事業の変更や多角化を行う際には細心の注意を払わないと、どこに落とし穴があるかわかりません。そのような事態を防ぐには様々な人の意見を聞くことが有効なのではないかと思います。専門家の意見を聞いてみたくなられた方は、当センターの窓口相談をぜひご利用ください。

        近すぎっ

        2013/01/15

         おはようございます。 nakamiya.jpg
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・中宮です。

         

         先日、空港でチェックインのために、並んでいた時のことです。
         長い列の最後尾におとなしく並んでいた私の後ろに、70代くらいの女性が2人並びました。これからの旅行が楽しみだったのでしょう。この2人は、仲良くおしゃべりしながら並んでいました。

         

         しばらくたった時のことです。あれ、私の背中とお尻になにか当たるぞ。予想しつつも、後ろを見たところ、すぐ目の前に楽しそうな女性の顔があるではありませんか。そして、その抱えている荷物が私に、こつこつ当たっています。
         うーん、注意すべきか、我慢すべきか、迷うところです。私が1人であれば、彼女たちの楽しい気持ちが吹き飛ぶほどに厳しく注意をするところですが、ツレがいるのでそれも躊躇われます。

         

         よし、ここはそれとなく伝えてみようと、後ろを向いて、「ちょっと近いですよ」と言ってみましたが、彼女たちには伝わりません。結構イライラします。
         彼女たちが前で、私が後ろだったときに、同じことをしたら、きっと彼女たちは怒るはず、ならば、私も怒ってもよいのでは、いや、それは大人げない、いや彼女たちの方が大人じゃないか。などと、悶々としているうちに、無事、列が進み、彼女たちとのお別れの時を迎えました。

         

         さて、なにが言いたいか。
         人には、パーソナルスペースというものがあり、そこに入られると人は不快な気分になるよ。ということのほかに、人は夢中になると、他のことが視界に入らなくなるということです。なにかに夢中になることは、良いことだと思います。ですが、夢中になりすぎて周りの人に迷惑をかけてはいけません。

         企業の場合も同様です。企業が自社の利益にばかり夢中になって、ステークホルダーを無視してしまっては、その企業は存続していくことはできません。顧客ではなく、自社の利益、都合を優先した結果、顧客からそっぽを向かれて、消えていった企業もたくさんあります。

         

         一人一人が少しずつでも、周囲へ気遣いをしていくことで、より良い社会が創れるかもしれません。

         

        「第2回DBJ女性新ビジネスプランコンペティション」が開催されます!          -受賞者に最大1,000万円の事業奨励金、受賞後もサポート-

        2013/01/10

         新年あけましておめでとうございます。 kishino2.jpg

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。


         昨年6月に、「第1回DBJ女性新ビジネスプランコンペティション」にて(株)ソアラサービスの牛来社長(当支援センター登録専門家)が優秀賞を受賞され、マスコミ等で広く話題となりました。
         この度、第1回に引き続き、「第2回DBJ女性新ビジネスプランコンペティション」が開催されるそうです。女性起業家を対象とする革新性や事業性に優れた新ビジネスに対して、最大1,000万円の事業奨励金が支給され、コンペティション終了後も、起業ノウハウのアドバイス等、計画実現へ向けたサポートを受けることができます。


         広島から元気な女性起業家が続くことを願いながら、当支援センターにも各種支援制度がございますので、ぜひご活用ください。

        -----------------------------------------------------------------------------------------------------
        「第2回DBJ女性新ビジネスプランコンペティション」
        今後のスケジュール(予定)
         (1) 募集期間:平成24年12月25日(火)~平成25年2月28日(木)<17時必着>
         (2) ビジネスプラン作成説明会:平成25年1月21日(月)
         (3) 1次審査結果通知:平成25年4月中旬
         (4) 2次審査結果通知:平成25年5月中旬
         (5) 最終審査:平成25年6月4日(火)
         (6) 受賞者発表:平成25年6月下旬

         

        ※ 募集要項はこちら http://www.dbj.jp/pdf/service/advisory/wec/summary.pdf
        ※ 概要などの詳細はこちら http://www.dbj.jp/service/advisory/wec/
        -----------------------------------------------------------------------------------------------------

        巳年を発展の年に

        2013/01/08

        nakashima.jpg がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」コーディネータの中島です。

         

         明けましておめでとうございます。
         本年もよろしくお願いします。

         

         一年が経つのは早いもので、2012年もあっという間に過ぎてしまいました。
         年を取ってくると一年が過ぎるのを早く感じるようになりますが、その理由として「子供のころには、新しい経験が多いので、その情報を覚える(記憶として固定する)のに時間がかかるが、年を取ってくると経験済みのことが多くなるので新たに覚えることが少なくなるため時間の経過が早く感じるようになる。」と聞いたことがあります。
         そうすると、毎年多くの新しいことにチャレンジしている人は1年が長く感じる・・・と言う理屈になります。今年は一年が長く感じるような年にしてみたいものです。

         

         日本漢字能力検定協会が毎年発表する「今年の漢字」、昨年は『金』でした。日本経済は六重苦ともいわれ、政治も外交も大変な一年だったので、「乱」、「争」の様なネガティブな漢字が予想されていましたが外れました。多くの人は、金メダルとかノーベル賞などのポジティブな明るい話題を望んでいることの表れでしょうか。

         

         そして、2013年の干支は「巳」です。
         「巳」には動物として蛇が充てられており、ネガティブなイメージがありますが、巳年には結構明るい意味があるようです。
         十二支はこの世界の森羅万象、生々流転を12に区切りあらわしたものとのことです。成長から発展、そして衰退へ向かう過程を12年間で表しており、子年から辰年(昨年)までが成長の段階で、巳年(今年)からは発展の段階に進むとのことです。すなわち、巳年は変化の年で次の段階へ一歩踏み出す年です。

         

         この様に考えてみると、多くのことにはポジティブ/ネガティブの両面がありますが、できるだけ積極的・楽天的に考えた方が良いようです。
         円高はほんの少し軽減されてはいますが、まだまだ厳しい状況です。中小企業の皆様にとって今年が巳年にあやかって発展する年になることを祈念し、また、ご協力できればと思っています。

         

         「広島市中小企業支援センター」は中小企業の元気を応援する経営と技術のサポート集団です。
         私たち、コーディネータにもお気軽にご相談ください。

        年頭にあたっての御挨拶

        2013/01/04

         新年あけましておめでとうございます。 saiki.jpg  
         旧年中は当支援センター事業の推進に格別の御理解と御協力を賜り、誠にありがとうございます。


         本年も、がんばる中小企業の皆さまを全力で応援する「支援センター」として職員一同、心新たに頑張りますので、よろしくお願い申し上げます。


         さて、昨年の年頭における御挨拶の中で、創業支援や販路開拓支援の新たな事業展開について触れましたが、昨年はその実効性が試された年でした。
         初年度の取組みとしては、ある程度の成果があげられたのではないかと思っておりますが、運営上の課題なども明らかになっており、制度改正や運営方法の工夫を行い、より実効性の高い事業にしてまいります。
         また、本年4月からは、これまでの事業に加え、医療・福祉関係など、新たな産業の芽を育む取組みにも力を注ぎたいと考えております。


         このように、当支援センターでは、毎年、事業内容に変化を加えておりますが、「様々な経営課題に直面し、不安や悩みを抱えながらも前向きに取組もうとされる経営者の方々を全力で応援していく」という基本姿勢に変わりはありません。
         どうぞ、これまで以上に当支援センターを御活用いただきますことをお願い申し上げ、簡単ではございますが新年の御挨拶とさせていただきます。

         

            平成25年1月

         

                                          公益財団法人広島市産業振興センター
                                                  中小企業支援センター所長
                                                           佐 伯  哲 也

         

        攻守のバランス

        2012/12/28

         おはようございます。 mikio3.jpg
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長・北林です。

         

         今年の地元広島での明るい話題の一つは、サッカーJリーグ、サンフレッチェ広島の優勝。「攻め」と「守り」のバランスの取れたチームづくりに対する高い評価が多くありました。


         一方、「攻め」あるいは「守り」でリーグトップクラスであっても、降格ライン付近で終わったチームもあり、このバランスの取り方の大切さ、難しさを改めて思い知らされました。

         

        241228.jpg

         バランスの取り方の難しさ、身近には歯磨きで感じています。綺麗にしよう、清潔にしようと思って磨き過ぎると、知覚過敏の症状が現れるし、知覚過敏を恐れて歯磨き時間を短くすると、歯茎が腫れることになり、年に数回は歯医者に行っています。綺麗にしようという「攻め」と歯のエナメル質を傷つけまいとする「守り」、このバランスの取り方は、私にとって永遠の課題です。

         

         当支援センターは、中小企業の皆様が抱えている課題の解決に向けて、「攻め」と「守り」のバランスの取れた経営に向けて、来年も職員一同ご支援させていただきますので、是非ご利用ください。

        今年の成果を採りに行きました

        2012/12/26

         おはようございます。 mitui.jpg
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・三井です。

         

         もう今年も残り1週間を切り、1年が早く過ぎたと感じています。
         平成24年の1年間の成果を採りに、12月23日(日)に似島へ行きました。
         昨年から広島市似島臨海少年自然の家で実施している、みかんの木の世話(剪定や消毒など)をする事業に参加しています。


         昨年は表年でみかんは大豊作でしたが、今年は裏年に当たり全くと言っていいほどみかんの花が咲きませんでした。そのため、職員の方からみかんを収穫することは難しいので、収穫の見込みのあるブンタンの木も併せて世話をしてくださいと言っていただきました。
         世話をしたブンタンの木は1本なので、数的には多くないのですが、実は大きいので、自分1人で運ぶのには大変な作業となりました。家族と行く予定にしていましたが、風邪気味なので自分1人の作業となったのが想定外でした。


         多くの実をつけたブンタンの木に感謝をしながら、美味しくいただけるのは収穫して約1か月後ということなので、もう少し待とうと思います。
         来年は順番からするとみかんは表年になるので、豊作を期待します。
         しかし、これから初めて食べるブンタンの味を気に入れば、ブンタンを続けることも考えています。

        50年ぶりのメディア革命について

        2012/12/20

         おはようございます。 kitaura.jpg
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北浦です。

         

         6月に「モノの百科事典SNS」の紹介について書きましたが、今回はその続きです。
         誰もが一度くらい聞いたことがある有名な「Facebook」「YouTube」「Twitter」から、知ってる人は、知っている「Sumally」「Pinterest」「Flicker」など世界中には、ここに書ききれないくらいとても数多くのSNSが存在します。


         広島市中央図書館から「おすすめビジネス図書」として紹介されていて、今ちょうど読んでいる書籍『デザイン思考と経営戦略』の内容から一部抜粋ですが、『いま起きているのは、50年ぶりのメディア(情報伝達手段の)革命』なのだそうです。


         このメディア革命について、解りやすいYouTubeをみつけました。
        http://www.youtube.com/embed/tvbr0XQTQFA

         ※ 字幕の上に広告が重なる場合は、全画面表示にするか右上の×ボタンを押してください。


          自分も、Facebookをはじめてみましたが、最初はなにが面白いのか解りませんでした。そこで「モノの百科事典SNS:Sumally」と、Facebookをアプリ連携してみました。
         アプリ連携したことでSumallyにコメントを付けると、Facebook側にも連携して書き込んでくれますし画像も張り付きます。これで自分のFacebook画面が賑やかになりました。
         休日に録画して見ているビジネスTV番組も、FacebookやTwitterと連携をしており、番組の予告や、感想の聴収など行っています。


         この様に、世界中の様々なSNSとメディアが一つに連携していってます。
         この大きな時代の流れに乗り遅れない様に、個人としてどう活用していくかを、本気で考えて行く先に新しい何か(次の革命)が生まれる気がします。

        ちょっとお得なパソコン(iPhone含む)活用術

        2012/12/18

         おはようございます。 kobayashi2.jpg
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。

         

         私ごとですが、iPhoneを購入してもう2年、使いこなせるように、日々、奮闘中です。
         出ましたね!iPhone5!私のiPhone4も2年を超えてましたので、iPhone5に機種変更しました。ヾ(*´∀`*)ノキャッキャ
         いや~、早い!LTEが無線LANより快適です!(家にはLTEがとどいてませんが(゚Д゚;))

         

         ところで、今回の端末変更にあたって、気になったことがあります。それは、利用環境の移行です。
         当たり前?いやいや、携帯電話を使っていた人の環境移行といっても、主に電話帳とメール、写真くらいでしょう。これが、スマートフォンになると、様々なアプリの環境まで移行しないといけない。今、使っているアプリのデータを次の情報端末でも使うのか、日々、考えながら環境を構築していく。ここに意識を持っておくことが必要なんです。
         今使っているアプリがスタンドアローンで動いているのか、クラウド上にデータがあるのかも意識していない人にとっては、「次のスマホにデータが引き継がれないことがある」なんて想像すらできていない。これでは多くの情報資産をうっかりさんレベルで失うことになります。(うちの嫁とか...)

         

         そこで、日々スマホを使う中で、これだけはやっておいたほうが良いと思うことを、思いつく範囲で書きます。
        1 メールはGoogleなどのWebメールを使う。
        2 連絡先はGoogleの連絡先と同期させておく。
        3 写真はオンラインストレージなどと同期させておく。
        4 アプリはインストールする度にIDとパスワードをメモ(管理)しておく。
        5 今、使っているアプリ(サービス)はiPhoneだけのものか、Androidでも動くのか、Windowsでも利用可能かなどを理解して、将来を見据えた使い方をしておく。
         今回はこれでおしまい。具体的なやり方は検索してくださいね。(・∀・)ニヤニヤ

        第19回「ひろしまベンチャー助成金ベンチャー育成賞(個人)」の受賞について

        2012/12/13

         おはようございます。 shimonawa.jpg
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下縄です。

         

         平成23年度に「女性・シニアパッケージ型創業支援事業」を認定された方たち3名が第19回「ひろしまベンチャー助成金」に応募され、全員が一次審査を合格されました。最終審査では、めでたく2名の方がベンチャー育成賞(個人)の金賞と銀賞を受賞され、お喜びを申し上げます。


         3名の方に共通することは、事業に対してポジティブに活動されていることであり、当支援センターの利用はもとよりアドバイザーの指導・助言に対しても即行動に移されています。こうした積極的行動から各業界の方たちとの知り合いの輪が広がり、そうした人たちの中から事業の趣旨に賛同をいただき、彼女らへの支援の一環としてもたらされた貴重な情報提供が、新たな販路開拓や新しい分野への進出につながっています。
        「彼女らの事業に追い風が吹いている」ことを実感できる今日この頃です。今後とも、その姿勢を貫き「創業時の夢」を是非実現していただきたいと願っています。

         

         創業に関する様々な問題や課題について、ご気軽に創業支援担当・下縄までご連絡ください。

        サンタクロースを描いてみました

        2012/12/11

         おはようございます。 kido.jpg
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」 創業支援担当の城戸です。

         

         12月になり、みなさん仕事や忘年会で忙しい毎日をお送りのことと思います。一方、小さな子供たちは楽しいクリスマスを控え、今年はどんなプレゼントをもらえるか(もらうつもりか)いろいろ考えを巡らせていることでしょう。大人気のおもちゃだとサンタクロース役の人は早めに入手しておかないといけませんね(私は、もう子供が大きくなったので、そのような苦労からは解放されましたが)。

         

         でも、子供たちが希望するものが必ず手に入るとは限りません。そこで今年は手作りのクリスマスカードも準備しておいてはどうでしょう。まだ、サンタクロースを信じている小さな子供には、「サンタさんからのお手紙」といえばけっこう喜ぶかも。

         

         手作りといっても、今はデジタルの時代、この際全部パソコンで作ってみましょう。楽しい絵を描いて手書き風の文字でメッセージを入れれば、結構いいものができると思います。

         

        241211-1.jpg

         試しに私も絵を描いてみました。世間では様々なお絵かきソフトが販売されていますが、今回は「Wordでお絵かき」という某新聞社のサイトを参考にして、日ごろ使い慣れたWordでトライしました。


         「Wordでお絵かき」 http://www.yomiuri.co.jp/otona/study/drawing/
         

         このサイトの「~クリスマスを描こう~ サンタクロース【前編】」を見ながら作業していくと、ちゃんと左のような絵が描けます(ただし、私は途中からアレンジしたので、参考にしたサイトとは少しちがった絵になっています)。

         

         さらに、目と口だけを変えて、ちょっと遊んでみました。下のように、いろいろな表情のサンタクロースができるのでみなさんも子供といっしょに遊んでみてはいかがでしょう。パソコンを使って福笑いが楽しめます。


         なお、サイトの説明には書いてありませんが、作る前に背景に色をつけておかないと、背景が白のまま髭を白くすると、その瞬間に髭がどこに行ったか分からなくなるので要注意です。

         

        241211-2.jpg

        経験を生かして先を読む

        2012/12/06

         おはようございます。 bajyou2.jpg
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・馬上です。

         

         早いもので、今年もあと1か月を切ってしまいました。毎年のことですが、これからクリスマスや大晦日に向けて恒例の行事があわただしく続き、あっという間に正月を迎え、また一つ歳をとっていきます。まさに「光陰矢の如し」です。

         

         皆さんもそうでしょうが、歳をとるにつれて、年々時間が経つのが早く感じられます。これは、聞くところによると、初めての場所に行くのに、行きは長く感じられるが帰りは早く感じるのと同じで、いろいろと人生経験を積むに従って先が読めるようになるからという意見もあります。この「先が読める」ということが意外と重要で、「亀の甲より年の功」と言われるように、年長者の豊富な経験は貴重で尊重すべきものです。

         

         当センターには、これまで企業でいろいろな経験を積んで、その経験を生かして中小企業を支援するコーディネータがいます。経営や技術、販路開拓等でお悩みの方は、遠慮なくコーディネータにお問い合わせください。

        お米の食文化と米粉について

        2012/12/04

         おはようございます。 mennde5.jpg  
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」 コーディネータの免出です。

         

         温暖湿潤な日本、その気候に似た地域が揚子江流域からインドまで続きます。その揚子江流域を含む一帯から稲作をベースにした長江文明が1万4千年前から始まったともいわれます。そのお米は"ジャポニカ米"であり、現在の日本のお米の源流のようです。

         

         中国北方で小麦栽培が始まったのが4千年前ですから、東アジアでは、稲作は小麦よりはるかに長い歴史を持っています。その意味でも私達は何とかお米の食文化をさらに深めて行きたいものです。

         

         そのお米の食文化を活発にしてくれそうなものに、現在の米粉への取り組みがあります。米粉で"パン"を作る、"麺"を作る、お好み焼きを作ったりすることによって、お米の消費量が増えていきます。米粉はすでに団子や和菓子に使われていますが、パンとか麺では小麦と違い製品化していく時に難しい課題があります。それら課題に取組みながら、広島から米粉という新たなお米の食文化が育ってきて欲しいものです。

         

         シンガポールに駐在していた時に感じたことは、世界中の美味しい食がシンガポールに集まって来ているということでした。その美味しい料理をもう一度食したいということで、再度シンガポールに訪れてくる人が多く居たように思います。すなわち食は観光の大きな目玉になってきます。

         

         広島に行けばこんな美味しいお米料理がある、そしてお米からできるお酒もうまい!となれば、また広島に来たいということにならないでしょうか。そうなっていけば、ひろしまの食の産業も観光と共により一層発展していくことができます。私たちコーディネータは、少しでもそのお手伝いができればと思います。

        私の気分転換法

        2012/11/30

         おはようございます。 saiki.jpg
         がんばる中小企業を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の佐伯です。


         さて、今日は仕事から離れ、少しプライベートなお話をしてみようと思います。
         タイトルにありますように、人は仕事のことばかり考えていると、精神的に疲れてしまいます。そこで、各々、自分にあった方法で気分転換が必要となりますよね。
         私の場合、何をしているかといえば、自転車の整備です。


         うん?自転車整備?と思われる方もいるかもしれませんが、以前のブログにも書きましたが、私はお休みの日に自転車で街中を走っていることが多く、帰ってきたときには結構汚れていたり、調子が悪くなっていることがあります。
         そこで、翌日のお昼ごろから自転車整備に取り掛かります。


         まずは、古いシャツなどを利用して、全体の拭き掃除、それから変速機やブレーキ、チェーンなどの状態を確認します。
         お、汚れている、汚れている、う~ん、やりがいがあるな。
         さっそく、潤滑油をしみ込ませた布でゴシゴシ、次はブレーキの片効きの調整、お次はリアディレイラーの調整等々、最後はタイヤの空気圧を確認、と1台に約1時間半、我が家には他に自転車が2台あるので、ついでに整備し、計3時間程度の自転車整備です。
         その間、自転車の各部位の動きや異音の有無のことだけに注意を集中しており、仕事のことは全て忘れて整備に没頭しています。
         整備が終わった時には、軽い疲労感はあるものの、気分爽快!これで、明日からまた頑張るぞ!と気力が湧いてきます。でも、翌日は、大概、筋肉痛に襲われているのですが・・・。


         皆さんはどんな方法で気分転換をされていますか?
         いつも仕事のことが頭から離れない等で疲労感をお持ちの経営者のみなさん、一度、支援センターに相談してみませんか。
         明日への希望が持てる、やる気の出る方法が見つかると思います。

        "あの"超一流講師をお招きしました

        2012/11/27

         おはようございます。 kodama.jpg
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」創業支援担当課長の児玉です。


         今年は遅くまで暑さが残っていましたが、一気に冷え込み、その分鮮やかな紅葉が楽しめました。
        と思っているうちに11月も終わりに近づき、もうすぐ年末の慌ただしさを迎えることとなります。

         

         さて、当支援センターでは、今月の12日(月)、13日(火)に、人の「感性」と「行動」を軸にしたマーケティング理論の提唱者であり、あの『「買いたい!」のスイッチを押す方法』や『価値創造の思考法』の著者である"あの"小阪裕司氏をお招きし、流通革新研究会を実施しました。


         小阪先生と言えば、実力、人気とも超一流の講師(執筆者)なので、お迎えする当方としても少々緊張していたところですが、気さくで偉ぶらない方であり、こちらも安心してお迎えすることができました。(安心しすぎて、知らず知らず、ご無礼を申し上げたこともあるかも知れません。小阪先生ごめんなさい。)

         

         講演の帰りに、そうする方が広島駅に早く着く(講演会場は西区商工センターの広島サンプラザ)とのことで、タクシーでなくJRを利用するなど、小阪先生の合理的で自然体なところは素敵でした。また、駅まで歩く時の話の中で、当方が図々しくも「小阪先生の知識をありったけ話してもらう覚悟で講演内容を組みました。」と言った際には、「(知っている知識を)吐き出さないと、新しい知識は入ってこない。」とさらりと応じられ、かっこいいと思いました。

          241129-1.jpg

         講演は、「"消費者にとっての商品の価値"の発掘とその伝達」、「"消費者の購買行動"の設計と実践」、「消費者との絆づくり」等を中心に話され、参加した当支援センターのコーディネーターからは、「今まで"もやもや"と感じていたことが論理的に腑に落ちた」、「消費者の心理の変化をマーケティングに結び付ける実践的な道筋が見えてきた」との感想が出ています。(受講者アンケートでも、多数のポジティブな感想が寄せられていますが、アンケート実施の際、ブログでご紹介させていただくとのお断りはしていなかったので、残念ながら掲載できません。)

         

         講演を通じて、受講者は取り扱っている商品や顧客に対する"愛情"について再認識し、「商品の価値を伝えたい」、「価値を伝え顧客により豊かな気持ちで生活してもらいたい」との気持ちを強め、きっと「売りたい!」のスイッチが押されたものと確信しています。

         

        241129-2.jpg

        地域を元気にする起業を(2)

        2012/11/22

         おはようございます。 hashiguchi.jpg
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」コーディネータの橋口隆信です。

         

         「瀬戸内ジャムズガーデン」という手作りのジャムを製造・販売する松島 匡史(まつしま ただし、40才)代表のお話の続きです。

         

         私が特に感心したのは次の2点でした。
         第1は、これだと直感した自分を信じて(「偶然を必然と捉えて」)、大企業という傘を出て起業した勇気、そして特に「人とのつながり」を大切にしながら、大きな夢に向かって一歩々々常に明るく困難にめげず努力を重ねていること(奥様や御義父様の協力・支援を得られたのも、このひたむきさ故と思います)。
         第2に、高齢化日本一の島で、単に雇用先の確保ということではなく、「魅力的で人生をそこで費やしたいと思える、その人の夢を実現するための働く場所」にしたいという、地域全体を元気づけるための「広がりのある取り組み」をしようとしていること。

         

         ここでの取り組みは、2011年農水省「6次産業先進事例」(全国で100件)の一つとし選ばれていますが、起業という括りだけでなく、多くの方々の参考になる事例ではないかと思います。

         

         ところで、広島市では経済成長の牽引に寄与する事業として「エコビジネス」「観光ビジネス」「医療・福祉関連ビジネス」「都市型サービスビジネス」を「新成長ビジネス」として支援しています。
         これらの分野で、広がりや深みのある骨太の事業が一件でも多く生まれ、成長・発展することは、広島市民の「国民総幸福量」※の増加にも間違いなくつながると思っています。
        (※ブータン王国で活用されている国民全体の幸せ度を示す尺度)

         

         当支援センターでは、このような分野で、やる気のある事業家の方々を全力で支援します。私たち民間企業出身の4人のコーディネータ(技術2名、販路開拓1名、経営1名)も力を合わせてトータルなサポートを行っています。
         是非一度ご相談ください。

        地域を元気にする起業を(1)

        2012/11/20

         おはようございます。 hashiguchi.jpg
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」コーディネータの橋口隆信です。

         

         先日、私が住んでいる地域主催の講演会で、お隣の山口県(周防大島町)で「瀬戸内ジャムズガーデン」という手作りのジャムを製造・販売する松島 匡史(まつしま ただし、40才)代表のお話を聞く機会がありました。ご本人は電力会社に勤務されていましたが、新婚旅行で行ったパリで出会ったコンフィチュール(ジャム専門店)に大変感激し、奥様を説得して、奥様の故郷である周防大島で、ジャム・ママレード店を始められました。2007年に会社を退職されてからは、100種類以上のジャム・ママレード作り、カフェや果樹園(体験型ブルーベリー園)の併設など、その活動の幅をどんどん広げておられます。

         

         たかがジャム専門店かと思われた方もおられるかもしれません。実は私も最初は何気なく聞いていたのですが、次第にプロジェクターのスクリーンを食い入るように見、うんうんと頷きながら聞いてしまいました。
         講演のレジュメから抜粋した活動のポイントです。

         

        1.ジャム造りのこだわり-この土地と作り手の魂が感じられるジャムづくり
         (1) 果実造りの現場から関わり、季節感をふんだんに栽培品種の多さも武器とする。
           年中同じジャムを作らない(例:「焼きジャム」)。
         (2) 添加物不使用、低糖度で手作りでしか表現できないジャムづくり


        2.地域に根ざした活動-地域の価値の発見
         (1) 農園型テーマパーク構想の実現
         (2) 地域・農業(一次産業)を元気づけるための取り組み
          ・農業を目指す若者の雇用
          ・農家の利益確保のため原材料仕入最低価格をキロ100円死守

               ・・・・ふつう加工用柑橘はキロ10円以下とのこと
          ・「雇われ農家制度」作り

               ・・・・高齢農家の畑の維持管理を手伝い、収穫果実を提供頂く
         (3) 周防大島のUIタ-ン者を応援する会立ち上げ

         

         当日は、ご本人が想いを熱く語られ、起業の具体的なヒントとなるキーワードをいくつも披露されていました。
         私が特に感心した点について、次回のブログでご紹介します。

        「噂」のウサギ

        2012/11/15

         おはようございます。

        mikio3.jpg がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長・北林です。


         先日、松江市の島根県立美術館に行き、そのあとで同美術館北にある宍道湖に面した中庭に行きました。
         この中庭の芝生の上には、宍道湖に向かって駆けてゆく12羽のウサギのブロンズ像が並んでいます。このうち、湖から2番目のウサギに西を向きながら触ると幸せが訪れるという「噂」があるとのこと。確かに、カップル、家族連れなどがそのウサギを目指して、次々とやって来ていました。「日本の夕陽百選」に指定される宍道湖のほとり、「夕陽」→「西」をキーワードにした「噂」なのでしょう。
         さらに、この2番目ウサギに「しじみ」を供えると効果がアップとも。宍道湖名物の「しじみ」もこの「噂」に登場。

         

        241115-1.jpg 風景と名物がドッキングしたこの「噂」、旅行ガイドブックで知ったのですが、広島で似たような「噂」は聞いたことがありません。広島でも何かあってもいいと思うのですが。


         ちなみに、湖から2番目のウサギだけでなく、湖から遠い反対側から2番目のウサギにも「しじみ」が。単なる間違いで置いたのか、別の「噂」があるのか、その理由はいまだに分かりません。




        241115-2.jpg

        ひろしまの魅力(1)

        2012/11/08

         おはようございます。
        fujii.jpg がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータの藤井です。

         

         朝夕と寒くなり冬支度の季節となりました。某病院で聞くとインフルエンザ予防接種の予約が多くなったそうです。皆さんもお体はご自愛ください。

         

         '広島の魅力'について近年では「広島学」「広島ルール」の本が売れ、妙に納得する内容でした。未だ読まれて無い方は、是非一度読まれることをお勧めします。

         

         自分も他府県の人に「広島ってどんなところですか?」と質問されます。それに対し「海・山・川が近くに有り、アウトドアスポーツや食べ物が豊富で災害も少なく住み良いところです」と答えます。
         この自然に恵まれた資源を有効活用しない手はありません。神楽も若者に人気沸騰中で頼もしい限りです。文化・伝統工芸の広島発信も願っています。

         

         美味しい食品もたくさん有り、地産地消と言いますが、コーディネータの仕事を通じて「地産他消」のお手伝いを致します。広島の有効資源の発信をしましょう!
         お気軽に声を掛けて下さい。

        神在月

        2012/11/06

         おはようございます。
        akamatsu.jpg がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・赤松です。


         先月(10月)、1泊2日で山陰に旅行に行ってきました。10月と言えば、全国的には神無月ですが、出雲地方では神在月です。(旧暦10月なので、厳密にいえば神在月はまだですが...)

         6重苦ともいわれる現在の日本の経済状況が少しでも良くなればと思い、経済の安定的な発展に必要不可欠な世界平和を山陰地方の神社仏閣に祈願してきました。また、せっかくなので、ついでにオータムジャンボ宝くじを購入し当選のお願いもしてきました。


         出雲大社はもちろん、断崖絶壁の三徳山三佛寺(投入堂)から境港(水木しげるロード)の妖怪神社まで参拝し、一心不乱に祈願したのですが、日頃の不信心が祟ったのか今のところ世界平和にはあまり貢献できていないようです。当選すれば寄付するつもりだった宝くじもハズレました。これからは常日頃からお祈りをしていきたいと思います。


         現在の日本のような厳しい経済状況下において、困った時の神頼みで経営の難局を乗り切ることはできません。やはり何事も常日頃からの積み重ねが大事です。経営に関する相談事があれば、窓口相談を是非ご利用ください。

        山で迷う。

        2012/11/02

         おはようございます。 nakamiya.jpg  
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・中宮です。

         

         先日、安佐北方面にドライブに行った帰り道のことです。特に行く当てのなかった私は、少し遠回りをして帰ろうと思い、湯来ロッジを抜けて廿日市方面を目指していました。

         

         途中、何度か分岐点がありましたが、そのたびに今まで通ったことのない道を選択していたところ、はて、この道は一体どこに続くのか?といった道に出くわしました。案内表示では確かに廿日市に通じているし、もし迷ってもスマホの地図があるから、まぁいいやと思ってその道を選択したのですが、行けども行けども車一台しか通れない狭い道が続き、どんどん山奥に向かって行くばかりでした。

         

         少し不安になった私は、地図で確認してみようと思い、スマホを手に取ると、おおっと圏外ではないですか。まぁいいかとさらに進んでも、一向に到着する気配がありません。引き返そうと思っても、Uターンする場所もありません。道路の一方は崖、もう一方は山が迫っており、ここで対向車に会おうものなら、どちらかが崖に落ちなければ進むことができません。ここでも、まぁ対向車は来ないだろうと思い、ずんずん進むこと30分、やっと舗装された道に出ることができました。

         

         結局、何事もなく家に帰ることもでき、めでたしめでたしでしたが、仮にこれを企業経営に当てはめてみると、いくつもまずい行動がありました。例えば、①知らない道(未経験の分野)を選択する必要があったのか。②道に迷った時の備え(新事業が計画どおり進まなかった場合の代替案)は万全だったのか。③対向車が来た時(競合企業が現れた場合)の対策は考えていたのか。などです。

         

         ドライブも企業経営も、事前の備えと不慮の事故にあった場合の対策を考えておくことが重要です。また、それと同じくらい人の意見を聴くことも重要です。私は自分の意見を押し通す性格で、特に身内からの意見には、つい反論したくなります。しかし、そんな私ですが、自分とあまり関係ない第三者の意見であれば、比較的冷静に聞くことができる気がします。

         

         私と同じような性格の方には、専門的知識を持った第三者の意見を聴くことができる、「窓口相談」や「アドバイザー派遣」がお勧めです。専門家の意見を参考に、事前の備えを万全にしておきましょう。

         

         制度の概要については、下記をご覧ください。
        窓口相談:https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/keiei02.html
        アドバイザー派遣:https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/keiei03.html

        プロ野球日本シリーズから

        2012/10/30

         おはようございます。
        mitui.jpg がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・三井です。

         

         日本のプロ野球は日本シリーズが始まりました。

         

         クライマックスシリーズでの中日ドラゴンズの山井投手の姿をテレビで観たとき、ふと、2007年の日本シリーズで、史上初の完全試合達成なるかということを思い出しました。結果は皆さんご存知のとおり、山井投手は右手に出来たマメにより交代して完全試合達成はなりませんでした。


         当時、自分は出向で、中小企業大学校広島校で勤務していました。自分が担当していた研修で、コーチングの講師がこの山井投手の交代について次のような趣旨のコメントをしました。
         「コーチングとは人を自由に操ることではなく、目標を達成させるためにアドバイスをすることである。監督の使命はチームが勝利し、日本一になることである。決して個人記録の達成ではない。個人記録達成を優先して続投することは目的から外れる。山井投手の状態からすれば当然である。選手は理解しているはずである。」
         投手交代の賛成派か反対派かといったことは日本シリーズ終了後、大きな話題となりました。コーチングの側面から意見を聞けたことは参考になったということも思い出しました。

         

         今年の日本一は、読売ジャイアンツか。それとも、北海道日本ハムファイターズでしょうか。

        ハイブリッド車とガソリン車

        2012/10/25

         おはようございます。 kishino2.jpg

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。


         先日、車の定期点検のため、某ディーラーに行ってきました。その際、営業担当の○○さんに、次に車を買うときには「ハイブリッド車とガソリン車どっちかね?」と雑談をしてきました。


         ○○さんは、「岸野さんが車を購入するにあたり、どこにポイントをおくかで、変わってきます!」「例えば、車にお金をかけたくないとすると、ハイブリッド車とガソリン車の車両価格差を、ガソリン代の節約金額で回収した場合、年間の走行距離が少ない分、ガソリン車がお得です」と下記の試算内容を見せてくれました。


         なるほど、車両価格差をガソリンの節約金額で回収しようとすると32年もかかるのかと改めて実感したのと同時に、その場で試算内容を示されたことで、納得のいく説明であったと感じました。


         私も創業を支援する立場から、相談者の実施しようとする事業の業界動向など事前準備(情報収集)をしっかりと行い、一つでも相談者の方にとって有益な情報が提供できるようにがんばっていかなければと思った次第です。
        --------------------------------------------------------------------------------
        <試算条件>
         (1)比較車両及び車両価格
           ①○○○○ハイブリッド車=1,960,000円
           ②○○○○ガソリン車  =1,740,000円
         (2)年間走行距離:5,000km
         (3)ガソリン単価:130円/L
         (4)燃費

           ①○○○○ハイブリッド車:22.2km/L
           ②○○○○ガソリン車     :18.0km/L


         
        <試算内容>
        ・①○○○○ハイブリッド車と②○○○○のガソリン車の価格差
          1,960,000円-1,740,000円=220,000円


        ・燃費差による、年間のガソリン代の差
          燃費=22.2km/Lの①の場合だと、年間のガソリン代は、
          5,000km÷22.2km/L=225.2L × ガソリン単価:130円/L=29,276円
          燃費=18.0km/Lの②の場合だと、年間のガソリン代は、
          5,000km÷18.0km/L=277.7L × ガソリン単価:130円/L=36,101円
         
         以上より年間のガソリン代の差は、36,101円-29,276円=6,825円


        ①と②の車両価格差:220,000円を回収するには、
         220,000円÷6,825円=32.2 → 約32年
        --------------------------------------------------------------------------------

         

        成果=方向性(目標)×能力×努力

        2012/10/23

         おはようございます。 nakashima.jpg
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」 コーディネータの中島です。

         

         10月8日に、山中伸弥京都大学教授(50)が2012年ノーベル医学・生理学を受賞しました。「ノーベル賞はその成果が十分普及してから(医学では治療実績がでてから)与えられる」と言われるなかで、山中教授がiPS細胞を作製してからわずか6年、かつ50歳の若さで受賞したことは本当に素晴らしいことだと思います。

         

         山中教授は米国留学先の所長から、V(Vision)とW(hard Work)の重要さ、特に日本人に欠けがちなVisionの重要さを教わったそうです。 私は以前、成果=方向性(目標)×能力×努力と言うことを教わったことがあります。その意味は、人はだれでも能力を備えている、努力は積み重ねればよい、しかし、方向性(目標)は向きを間違えるとすべての努力が0にもマイナスにもなると言うことです。両者は同じようなことを言っていると思います。

         

         一方、努力により効率的に成果を出すには、創意と工夫が必要だと思います。創意工夫とはこれまでにない新しいことを考え出し、それを行うためのよい方策を考えると言う意味です。中小企業のみなさん、厳しい経済環境の中でご苦労されていますが、努力が効率よく成果につながり、それぞれのVisionを実現して欲しいものです。

         

         中小企業において経営課題が多様化、複雑化するなかでは、独力では解決が難しい課題も少なくないので、多様な担い手による取組、支援が必要と言われています。あなたのVisionを実現するために、「多様な担い手」の一つである、私たちコーディネータにもぜひご相談ください。一緒に考え、サポートしていきます。

        MS Excelの機能「ピボットテーブル」は、とても便利です。

        2012/10/18

         おはようございます。 kitaura.jpg
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北浦です。

         

         表計算ソフト(MS Excel)で、集計作業を行う時には「ピボットテーブル」の機能を、試してみてください。
         ピボットテーブルとは、データの集計や分析をマウスのドラッグ操作だけで簡単に行うことができる機能です。複雑な関数を組み上げる必要もなく、クロス集計機能が実現できるのでお勧めです。


         参考までにExcel2010を例に、大雑把ですが基本的な操作説明をします。
        1)まずシート上で列単位での範囲選択を行います。
        2)[挿入]-[ピボットテーブル]を選択し、OKを押下します。
        3)右側に表示されたピボットテーブルのフィールドリストの中から、一つ適当に選んでチェックを入れます。
        4)行ラベルに、選んだフィールドが表示されます。
        5)フィールドリストの中から、先ほどチェックを入れた同じフィールドを、ドラッグで値の枠にドロップします。

         

         以上が基本的な操作の流れとなります。より詳細な利用方法に関する解説は、グーグルなどで検索してみてください。私の場合は、アンケートの集計や分析、ホームページのアクセス集計などで、とても役立っています。:-D

        「ボスの日」

        2012/10/16

         おはようございます。 kido.jpg
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」 創業支援担当の城戸です。

         

         みなさん知ってますか。今日10月16日は「ボスの日」です。
         「ボスの日」って何? という人のために、ちょっとネットで調べてみました。

         

         Weblio辞書によると、米国の女性、パトリシア・ハロキスさんが、日頃の感謝の気持ちを込め、多忙で責任の重い上司を昼食に招いたことからはじまった記念日で、1958年に米国商業会議所から承認を受けたギフトデーなんだそうです。
         日本に普及し始めたのは、1988年、東京日本橋の高島屋東京店が男性用化粧品やネクタイ、万年筆などを上司に贈ろうというキャンペーンを実施したのが始まりだとか。(ハロウィンやクリスマス、バレンタインデーなどなど、海外の習慣が、日本では商売になるんだなぁと改めて思いました。)

         

         他のサイトにもいろいろ載ってます。例えば、この日は従業員たちが職場の上司を称え、感謝の気持ちを表すための日ということで、従業員が尊敬と感謝の気持ちをこめて、上司にカード、花、食べ物などをプレゼントします。
         食べ物のひとつに、小麦粉、バター、砂糖、卵をそれぞれ1ポンド(約450グラム)ずつ使って焼いたパウンドケーキがあります。これは、上司の公平さを讃え、それをシンボライズしたお菓子だそうです。
         上司(特に男性)のみなさん、バレンタインの義理チョコだけでなく、こんなプレゼントをもらえるといいですね。

         

         ちなみに、10月16日が「ボスの日」に選ばれたのは、その日がパトリシア・ハロキスさんがすばらしい上司だと考えていた人物、すなわち彼女の父親の誕生日だったからだそうです。
         彼女のお父さん、うらやましい限りです。

        ちょっとお得なパソコン(iPhone含む)活用術

        2012/10/11

         おはようございます。 kobayashi2.jpg
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。

         

         私ごとですが、iPhoneを購入してもう2年、使いこなせるように、日々、奮闘中です。

         

         さて、皆さんはiPhoneを紛失した経験はありますか?ビジネスにiPhoneを使っている場合には、取引先とのメールやデータが入っていては大変です。私はこれまで「iPhoneを探す」機能があることは知っていましたが、具体的な操作方法まではよくわかりませんでした。そこで、今日は紛失したiPhoneを探してみたいと思います。

         

         使うものはiCloudとパソコン。探される側のiPhoneでは「設定」→「iCloud」→「iPhoneを探す」をオンにしておきます。
         では、探してみましょう。

         

        241011.jpg パソコンのブラウザからiCloud.comを開きます。ここで、APPLE IDとパスワードを入力して、「iPhoneを探す」をクリック。以上!!( ゚Д゚)ポカーン

          

         この画面からiPhoneに音を出させたり、パスコードでロックすることもできます。最終兵器のデータ削除もありますね。


         個人的には、音を鳴らせるのが便利っぽいですね。俺のiPhoneどこいった (゚Д゚≡゚Д゚)? って、たまにありますし...

         

        環境への取り組み! 長寿命社会の実現 大気テクノのご紹介

        2012/10/09

         おはようございます。 mennde6.jpg

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」 コーディネータの免出です。

         

         二十数年前に、中国の黒竜江省から浙江省まで、1ケ月にわたって仕事で出張しました。その途中で、北京の周口店にある50万年前に人が住んだという巨大な洞窟を訪れ、人類が火を使った焼け焦げ跡を見ました。

         

         火を使うことを覚えた人類は、石炭により産業革命を起こしました。"燃やす文明"の本格的な始まりです。その後、石油が主流となりました。しかし、"燃やす文明"は、長い間地中に蓄えられた石炭や石油を無尽蔵に使うということになり、このまま推移すれば、過去の蓄積をことごとく使い尽くし、エネルギーの枯渇を招くということになります。メソポタミア文明を始めとした古代文明の多くは、エネルギーの枯渇が滅亡の要因となっています。

         

         それゆえに、人知れずに地球が気の遠くなるような時間をかけて蓄積してきたものを一瞬に近い時間で"燃やす文明"から、いま地球上で循環しているエネルギーを使用しながら"燃やさない文明"に転換していくことが求められているのではないでしょうか。幸いにも日本には、豊富な水のエネルギーがあり、有り余る地熱エネルギーがあります。太陽エネルギーもあり、東北・北海道以北は強風地帯で風のエネルギーがあります。それに加えてバイオマスエネルギーも日本国中に存在しています。今すぐにでも利用できる間伐材だけに限っても、大量の熱や動力が産みだせます。

         

         その間伐材を熱や動力に変え、有効に効率よく活用しようと取組まれている会社の一つに、「大気テクノ」があります。今までひろしまバーチャル環境展2009やひろしまの省エネルギー・防災関連技術展にも出展して頂きました。間伐材を伐り出し、地域にあるエネルギーとして活用しながら、山を蘇生させ、そこから創りだされる豊かに栄養に富んだ水を海にそそぎ、海や川を蘇生できれば、それこそ長寿命社会を支える柱になっていくのではないかと思います。

        一人の時間を楽しむ

        2012/10/05

         おはようございます。 bajyou2.jpg
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・馬上です。

         

         先日、日経新聞に「シニア消費の実態」というシリーズで、三菱総研の調査結果が載っていました。60歳代の男女に今後の暮らし方の希望を聞いたところ、第1位は男女とも「旅行を楽しむ」でしたが、第2位は男性が「夫婦の時間を楽しむ」であったのに対し、女性は「一人の時間を楽しむ」でした。

         

         ある程度予想はついていましたが、ヤッパリかという感じでした。うちも父親が亡くなって5年が経ちますが、母親は夫が健在の女友達から羨ましがられているようです。

         

         記事では、そういった男女の意識の違いに商機を見出し、高齢女性向けのウィッグや平日の稼働率を上げるため、シニア女性を狙った美容室やエステサロンなどもあると書いてありました。

         

         私もあと10年もすれば老後に突入しますが、「濡れ落ち葉」と言われないように、一人の時間を楽しめるようにしておきたいと思います。

        「中小企業白書2012年版」から

        2012/10/02

         おはようございます。 hashiguchi.jpg
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」 コーディネータの橋口です。

         

         中小企業白書2012年版が「試練を乗り越えて前進する中小企業」というサブタイトルで6月末に発行されました。
         第1部「2011年度の中小企業の動向」では、東日本大震災後の中小企業の動向について分析、また第2部「潜在力の発揮と中小企業の役割」では、柔軟な対応力、技術力、商品開発力、マーケティング力等で復興に中心的な役割を果たしている中小企業、海外展開企業や女性の事業活動が、豊富な事例とともに分析されています。事例だけを読んでもヒントになることが多々あると思われますので一読をお奨めします。

         

         次に第3部「中小企業の技術・経営を支える取り組み」では、ものづくり人材の育成と経営課題への取り組みについて分析を行っています。この中で、中小企業庁が行った経営者の実態調査アンケート(委託)結果が出ていますが、経営者の3割強が定期的な経営相談を行っていて、従業員規模の大きな企業ほど定期的な経営相談を行っている割合が高く(300人以上は84%、0~4人は16%)なっています。具体的な相談相手としては、顧問税理士・会計士、経営陣、家族・親族、メインバンク、出資者・株主、同業種の経営者、経営コンサルタント...の順で続きます。

         

         また、経営相談をすることによる効果は、経営相談をしている企業の方がしていない企業より増益傾向と回答する割合が高く(相談している企業13%、していない企業8%)、減益傾向と回答する割合が低く(相談している企業12%、していない企業19%)なっています。一方、特に従業員が0~4人の零細企業では、経営相談をしている企業でも4割強(5~9人で3割強)が経営相談の有効性を見出せていない状況とのことです。

         

         白書は、経営課題は多様化、複雑化しており、独力で厳しい内外環境を勝ち抜くよりも、「多様な担い手」による経営を支える取り組みを取り入れながら経営していくこと、特に従業員規模の小さい企業は、社内外の関係者等との定期的な経営相談により、的確な助言を受けることが望ましいと考えられると述べています。

         

         私たち中小企業支援センターのコーディネータも、事業内容や業界に対する知識を深める努力をさらに心がけ、要望の多い販路開拓支援やビジネスマッチングに貢献出来るようネットワークの強化を図るなど、みなさんのお役に立てるように不断の努力を行っています。「多様な担い手」の一つである私たちにも是非ご相談ください。

        ぶどうの季節です(2)

        2012/09/27

         おはようございます。 kodama.jpg
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当課長・児玉です。

         前回の北林副所長に引き続き"ぶどう"について書いてみます。

         

         「甲州へ行くはぶどうの成り下がり」という江戸時代の川柳があります。甲州街道が整備されるなど甲府は幕府にとって重要な拠点であったのですが、江戸を離れることや行状の良くない旗本が懲罰的に送られた例も多いなど、甲州勤番には悪いイメージもあったことがベースになっています。(中里介山の小説「大菩薩峠」では、優秀な人物として甲府勤番支配の駒井能登守が登場する一方、悪党旗本として甲府勤番組頭の神尾主膳が登場します。) また、ぶどうは江戸時代から山梨の名産としてよく知られていたことも伺えます。(「勝沼や馬子も葡萄を食ひながら」という芭蕉の句もあるそうです。)

         

         さて、武道といえば、テレビで古武術家の甲野善紀氏が、畳の上に伏せた柔道選手を必死の抵抗にも関わらず軽々と持ち上げたり、タックルに来たラグビー選手を片手でいなしたり、ぴったりとくっついている人の間に割り込んですいすいと通り抜けたりなど色々な技を披露され、見るたびに「何でそうなるの?」という感じで驚かされます。
         古武術の技(体の使い方)は格闘系のスポーツだけでなく、「相手をかわす」、「素早く動く」、「相手の予期しない動きをする」、「体に負担を掛けない」など他のスポーツにも応用できるものがあり、これらの技を身に着けた日本の選手がオリンピックやワールドカップに出たら、「NINJAが現れた」と世界に衝撃が走るのではないかと、ちょっと想像してみたくなります。
         また、介護の現場でも、古武術は、被介護者の体を起こしたり、車椅子に移す時など、介護者、被介護者双方の負担を減少させる技としてその活用が提唱されています。

         

         私も発想を柔軟にして、中小企業支援センターが有する技(中小企業支援のための資源、ノウハウ)を、より効果的に支援事業に活用をする方法について考えてみたいと思います。

         皆様、今後とも、中小企業支援センターの事業を有効にご活用いただきますようよろしくお願いします。

        ぶどうの季節です

        2012/09/25

          mikio4.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長・北林です。


         連日の猛暑から、ようやく秋の気配が漂いだしてきました。「食欲の秋」、青果店に行くと、いろいろな果物が並んでおり、何を買おうか迷ってしまいます。その中に、「ゴルビー」という名前のぶどうがありました。由来などをお店の方に聞いていると、最近のぶどうはカタカナ名が多いとのこと。

         
         ネットでぶどうの種類の掲載されたページをみると、確かに「巨峰」に交じって「イタリア」「オリンピア」などカタカナの種類がたくさんあります。


        240925.jpg お店の方の話では、そのほか、女の子の名前の多い果物など、それぞれの果物には、そのイメージに合わせた名前が多いそうです。


          ブランド構成要素の一つに商品名(ブランドネーム)があります。巨峰が「ぶどうの王様」としてブランド価値が確立しているように、様々な思いを込めてつけられた名前の果物の中から、新たなブランド価値となる果物が今後も生まれてくることでしょう。

        店舗運営(接客)について

        2012/09/20

        saiki.jpg

         がんばる中小企業を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の佐伯です。  


         先日、私の知人からこんな話を聞きました。
         ある洋菓子店での出来事で、知人がお店に入ると店員は誰もいない。そこで知人は客が来れば店員に知らせる仕組みはあるだろうと、購入商品の選択をしていました。
         しかし、いつまで待っても誰も出てきません。そこへ偶然、職人が厨房から出てきたので、「お願いします。」と声をかけると了解した様子で厨房に戻っていきました。


         それから間もなく1人の店員が出てきましたが、ちょうど入ってきた別の客が注文のためにこの店員に声をかけ、店員も対応し始めたとのことでした。
         順番を無視された知人は腹を立てて店を出たそうですが、その店員も異変?に気付いたようで、店の外まで出てきてお詫びと商品の注文を促したそうですが、その時の言葉に「ケーキをお付けします」という趣旨の発言があり、「私はそんなサービスをしてもらいたくて腹を立てたのではない。」と知人はさらに不快感を増したそうです。知人は二度とそのお店には行かないと話していました。


         私自身もこうした経験はよくありますが、みなさんはいかがですか。
         コンビニのように自分で商品を選びレジに並んで精算する形態では、こうしたトラブルは起こりにくいと思いますが、対面販売の場合、対応する店員の数とお客の数とのバランスが崩れたときに、こうしたトラブルの可能性が高まります。一方、店舗運営という視点からはできるだけコスト(人件費)を抑えたいところです。
         例えば、自店の来客数の変化を時間帯別に把握し、それに応じた形で店員を配置する等の工夫が必要だと思いますが、知人のケースでは、せめて来店客があったことを店員に知らせる仕組みがあればトラブルは避けられたのではないかと思います。
         また、トラブルになった際の対応でも、「○○をあげるから戻ってきて~」的な発言はお客の自尊心を傷つけることにもなりかねませんね (私の場合、「お、そうですか」と、のこのこと引き返すかもしれませんが(笑))。


         お客1人が減ることは10人の減少につながるとも言われています(逆も言えることですが)。
         ちょっとした工夫や配慮でこうしたトラブルを未然に防ぎたいものですね。

        自家製ブランコ

        2012/09/13

         おはようございます。 shimojo.jpg
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下條です。

         

         我が家の孫娘は、やっと2歳を過ぎたところでまだ言葉ははっきりしませんが言いたいことは何とか理解できます。女の子なのにやんちゃで怖いことが大好きです。
         公園へ行くのが楽しみで滑り台とブランコは遊びだすと限がありません。

         

        240913.jpg そこで孫の母親からブランコを家に作れないかと言われ、久しぶりに物作りの虫が騒ぎ始めました。


         まずはブランコをぶら下げるところをどこにするか。広い庭があり大きな木があればその枝に吊るすことができますが、そんなものはありません。丁度、駐車場の門扉にアルミの梁があり、それに吊るすことにしました。
         問題が2つあり、一つが車の出入りがあるので取り外しが可能であること。もう一つがロープの輪っかの固定方法でした。


         取り外しのことは、登山で使うカラビナを使うことにし、ロープの固定は、ワイヤーロープを繋ぐ金具を使いました。椅子は、公園にあるような板にしても良かったのですがちゃぶ台用の子供椅子があったのでそれを使いました。背もたれもあって安全で良かったです。


         完成写真にはぬいぐるみが乗っていますが、孫はブランコに乗ってシャボン玉を飛ばしご満悦です。

        経営理念(1)

        2012/09/11

         おはようございます。 fujii.jpg
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」 コーディネータの藤井です。

         

         故松下幸之助翁は松下電器産業(現パナソニック)を世界的企業に育てたことは万人が認めるところです。この理由のひとつにゆるぎない「経営理念」が挙げられます。
         「生成発展する社会」で会社経営を続けていくには、社会の生成発展にあわせて商品の開発や投資を行うことです。社会は常に変化しており「変化を見越して対応」することです。
         この経営理念が生まれた背景には「人生観」「社会観」「世界観」「自然・宇宙観」が拠りどころとなっています。
         現在でも松下翁の本を読み返してみると、なんら色あせない清々さを感じます。

         

         広島市内の企業にも、りっぱな企業理念を持たれた会社はあります、おもわず「頑張って!」と応援したくなります。

         当センターではこのような企業を全力で応援します。「窓口相談」「登録専門家」「コーディネータ」を利用してください。
         プラスになると考えています。

        ラフティング

        2012/09/06

         おはようございます。 akamatsu.jpg
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・赤松です。


         先日、徳島の大歩危(吉野川)にラフティング(川下り)に行ってきました。前回の鹿児島に引き続き天候に恵まれず雨だったのですが、川の水量は問題なく雨天決行となりました。せっかく徳島まで行ったので中止にならず一安心したものの、ラフティングをするのは学生のとき以来で若干緊張しつつパドルを握りしめて順番を待っていました。いざ始まってみる急流も多くスリル感も十分あるのですが、危険を感じるようなことはなく、とても楽しく川下りをすることができました。


         一緒のボートに乗っていた若者たちは物足りなかったようで、初心者コースではなく上級者コースにすればよかったと言っていました。しかし、川の流れは速く急流の落差もかなりあったので、何事もなく楽しくラフティングが出来たのはガイド(船頭)さんの的確な指示のおかげだと私は思います。私たちには一見同じような急流に見えても、ガイドさんはその時の状況(川の流れの速さ、ボートと岩肌との距離等)によって、瞬時に指示(ボートにしゃがみ込む、パドルで前に漕ぐまたは後に漕ぐ等)を変えていました。ガイドさんがいなかったら、ボートはすぐに転覆していたのではないかと思います。


         現在の日本の経済状況はまさに急流と同じで、判断を誤れば容易に転覆してしまう危険があります。ガイドさん(専門家)の意見を聞きたくなったら、当センターの窓口相談(無料)を是非ご活用ください。

        マヨネーズと私

        2012/08/30

         おはようございます。
        nakamiya.jpg がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・中宮です。

         

         突然ですが、私はマヨネーズが大好きです。最近は健康にも気遣って、控えめにはなりましたが、以前はご飯やラーメンなどにもかけて食べていました。一人暮らしの頃の冷蔵庫の中は、何は無くてもビールとマヨは欠かさずあったのではと思います。マヨが無くなりそうな時は不安になり、スーパーに駆け込んだものです。


         さて、ここからが本題なのですが、スーパーの棚にはいろんなブランドのマヨが陳列されているのですが、私がマヨを選ぶときには、どのマヨを買うかで悩んだことはありません。買うマヨのブランドはいつも○○○に決まっているのです。
         このように、消費者が特定ブランドを繰り返し購買し(私の場合は、○○○)、代替ブランドがあっても(○○○以外のブランド)、必然的にその特定のブランド(○○○)を購買し続けることをブランド・ロイヤルティといいます。ロイヤルティとは忠誠心のことで、私の場合は、○○○のマヨ信者ということになろうかと思います。

         

         さらに、ブランド・ロイヤルティから一歩進んだ考え方として、消費者と双方向でコミュニケーションを行って、一緒になってブランドを生んで、育てるブランドパトロナージュというものがあります。
         マヨの場合は、私が一方的に○○○マヨ信者になっているだけで、メーカーと一緒になってブランドを育てている訳ではありません。


         ちょっと違うかもしれませんが、ファンがアイドルグループの中の推しメンに対して、いろんな形の応援を通して、アイドルを育てている(?)姿を見ると、これもブランドパトロナージュなのかという気がします。私にはよく分かりませんが、きっとファンの方は、彼・彼女たちを育てているという思いで、もっと成長させようと更に応援に熱が入るのではないでしょうか。

         

         企業にとってみれば、このような消費者の存在は非常に大きな強みになるでしょう。消費者は、他のブランドに心を奪われることなく、自社ブランドを支持してくれますし、他の消費者にも紹介してくれるかもしれません。

         

         このように、企業にとってブランドマーケティングとは市場での競争優位を確立するために、非常に有効なものです。当センターの窓口相談には、マーケティングの専門家もいらっしゃいますので、興味のある方は、是非、ご連絡をお願いします。https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/keiei02.html

         

         今回は、ちょうどマヨネーズが切れかかっていただけなのに、こんなことになりました。

         

        見かたによっては・・・

        2012/08/28

         おはようございます。

        kishino2.jpg がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。


         私は、通勤に市電を利用しています。とある電停の連絡通路につながる階段壁に看板があるのですが、何か違和感があるのです。というのもその階段壁には2つの看板があり、①は階段の傾斜にそって文字が入っている看板、②は通常見かける横看板です。


         私は、①の看板で???と感じました。
         ①の看板は文字が読みにくいわけではないですが、ついつい顔を階段の傾斜にあわせて見てしまいます。普段、斜めの文字を見る機会が少ないからでしょうか。また、②の看板があるので、よけい①が目立って見えるからなのでしょうか。
         看板設置の際どういう経緯があったのかは、分かりませんが相手(見る側)の立場を考えると③の看板のようにすることもできたのではないでしょうか。

         

         

        240830.jpg

        オリンピック

        2012/08/23

         おはようございます。
        nakashima.jpg がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・中島です。

         

         ロンドンオリンピックは8月12日に17日間の大会の幕を閉じました。深夜まで応援を続け、寝不足になられた方も少なくなかったと思います。今回の日本のメダル数は史上最高の38個でしたが、その中で、マイナーなスポーツとして、これまで皆さんの関心が低かった、ボクシングやフェンシング、アーチェリーでの活躍が特に喜ばしいことでした。
         選手の健闘の第一の要因はもちろん、本人の能力×努力でしょうが、家族、地域、高校、大学、職場、協会など多くの支援があってのメダル獲得だったと思います。これらのスポーツでは補助金、支援金、スポンサーなどは少なく、経済的な面でも苦労したといわれています。思わず応援したくなります。みなさん同様ではないでしょうか。

         

         一方、陸上では、ジャマイカのウサイン・ボルト選手が2大会連続して短距離3冠を獲得しました。ボルト選手の才能が高いのはもちろんですが、国別対抗の4×100mリレーでも優勝しているところを見ると、陸上短距離では国全体のレベルが極めて高いようです。多くの人が役割分担をして、発掘、育成、支援体制を築くことにより、人口270万人の小国が、人口数億人の大国に勝てるようになっているものと思われます。

         

         「駕籠に乗る人担ぐ人、そのまた草鞋を作る人」と言われるように、いろいろな立場の人が協力することで初めて成果が出る(競争に勝てる)ものと思います。
         厳しい経営環境にある中小企業の諸課題の解決、経営改善のために、当支援センターも一緒に協力(支援)できれば幸いです。
         技術、サービス、管理、販路、経営、異分野や大学との連携など、課題にかかわらず、お気軽にご連絡ください。ご一報頂ければ訪問させていただきます。

        「whois」 あなたは、だぁれ?

        2012/08/20

         おはようございます。
        kitaura.jpg がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北浦です。

         

         ホームページのアクセス集計で、誰がどのページを見に来てくれているかを知りたいのですが、ドメインやIPアドレスばかりが並んで解らない。そのようなことが多いと思います。

         

         そんな時、「whois」と言うサービスを利用します。
         whoisとは、ドメイン名やIPアドレスの登録者に関する情報を、インターネットユーザの誰でも参照できるサービスです。
         例えば、訪問者の上位のIPアドレスで気になるのをみつけたら、「whois」で調べてみるのです。
         一般のプロバイダー経由なのか、独自ドメインからの閲覧か、すぐに解ります。誰がどのページを見に来たのか少し解った様な気持ちになります。実際は、個人を特定できるまでには遠く及びません。

         

         自分はANSI Whois Gatewayを、よく利用しています。いろいろな国の「whois」を使ってみるのも、面白いかもしれません。
         IPアドレスのサブネットマスクまでの情報が解ってくると、日本企業のIPの取得の仕方は、なんて遠慮深くて奥ゆかしいのだろうと思えてきます。:-D

         

        仕事で使うノートを作ってみた

        2012/08/16

         おはようございます。
        kobayashi2.jpg がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。


         皆さんは仕事でメモを取るとき、何に書きますか?私はこれまで大学ノートを使ってきましたが、大学ノートは使いにくいところがあります。ノートの右側にメモしたいとき、左側にメモした内容がその場にいる人達に見えてしまうことです。


         そこで、ノートを360度開いても平らになって書きやすいリングノートを使うことに決めました。私が選んだのはコクヨのツイストリングノートA5版です。私の場合、A4サイズはスペースを無駄にすることも多く、少し小さめを選びました。A5なら広げてコピーすればA4サイズにもなります。


         このリングノート、このまま使うのでは面白くないので、私用にカスタマイズしてみます。まずは、机がないところでも書けるように下敷を追加。下敷といっても百均で売っている硬質カードケースを代用します。カードケースなら名刺や領収書の保管にも使えますからね。


         その他に、「名刺を写真に撮るときに名刺を置く場所」を作ってみました。名刺は写真に撮ってEvernoteで管理しているので、スマホで名刺が綺麗に撮れる台のようなものが前から欲しかったんです。

         

        240816.jpg   そこで、リングノートの裏表紙にフェルト生地を貼り付けることにしました。フェルト生地は周りの光を反射せず、名刺を置いても滑り落ちにくいです。しかも、名刺は貰ったその場で写真にすればジオタグが機能しますから、常に持ち歩くノートとの相性はいいはず。

         


         ということで、またまた百均でフェルトシートを買ってきて貼り付け、ひとまず完成です。

        環境への取り組み! 百年使用できる家具作りのメーカー「マルカ木工」

        2012/08/09

         おはようございます。

        mennde6.jpg がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・免出です。

         

         ストックの経済とフローの経済という言い方があります。ヨーロッパはストックの経済で、日本はフローの経済であるという言い方をどこかで読んだ記憶があります。これを別な表現でいうと、ヨーロッパは石の文明で日本は泥の文明といえるかもしれません。

         

         石は何千年にも渡ってその形態を保持し続け、泥は風化されやすいといえます。ローマ時代の遺跡があちらこちらに残るヨーロッパを旅すればこのことが実感できます。何しろ、ローマ時代につくられた石畳が現在の道路に引き継がれています。

         

         石の文化の特徴は、祖先が築いてくれた遺産をそのまま使用できることです。ヨーロッパの至る所で数百年を経た住居や公共物があります。そんな文化には、ものを長く使用していくという考えが自然に身に付きます。一方、日本は常に泥の中から新たなものが生まれてくる文化です。ストックよりもフローの経済が得意です。しかし、これからは日本も長く使用できるものを作り続けていく必要があります。長持ちする優れたものを作り、スクラップ&ビルドを減らし地球への負荷を少しでも減らしていくことが求められます。

         

         そんな長持ちしてもらいたい商品の一つに家具類があります。百年生き抜いた木は百年以上使用できます。その木で、長く子や孫に受け継がれていくことを願って、テーブル等の家具作りをされているメーカーに「マルカ木工」があります。平成21年度に「いい店ひろしま」の一つに選ばれました。これからテーブル等の家具をお買いになる時、一度ご訪問し社長のお話をお聞きなれば、家具選択の一助になるのではないでしょうか。

        オリンピックでマスコミに取り上げられる

        2012/08/02

         おはようございます。
        kodama.jpg がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」創業支援担当課長の児玉です。
         さて、暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

         

         先月28日(日本時間)からロンドンオリンピックが始まりました。日本人選手の活躍が気になるところですが、このようなイベントは、お店や商店街にとって、それにちなんだ話題作りをしてマスコミに取り上げられる格好のチャンスです。オリンピックの時期は、マスコミもそれにちなんだ話題を欲しがっています。オリンピックにちなんだ話題作りをすると、マスコミに取り上げられやすくなります。

         

         スポーツに関係ない店でも大丈夫です。先月開催した「店づくりセミナー」のハワード・ジョイマン講師は、お蕎麦屋さんがオリンピックにちなんだメニューを出して、地元の新聞やテレビに取り上げられた例を紹介されています。

         

         マスコミに取り上げられるためには、記者に情報を提供する必要があります。内容をA4で1枚にまとめ新聞社・テレビ局にFAXします。送り先の担当部署は、各社に電話をすれば教えてもらえるはずです。記者にとっても情報が集まることは歓迎すべきことです。(他には、知り合いが以前取材を受けたことがあればその記者に連絡する、記者クラブに投げ込むといった方法もあります。)
         内容自体の話題性もありますが、資料の書き方や配信のタイミングの工夫により、取材に繋がる可能性は大きくなります。

         

         効果的なマスコミへの情報提供の方法については、当支援センターの窓口相談アドバイザー派遣をご利用ください。きっとお役に立てると思います。

         

         さて、「ロンドンオリンピックにはもう間に合わない」と言われる方、次のオリンピックを待つ必要はありません。年に1度といったイベントは毎年のようにあります(おそらく)。
         今年の今までのイベントとしては、金環日食(3年前には皆既日食がありましたが)、平清盛といったところでしょう。これからのイベントでは、カープ、サンフレッチェの優勝があります。(!?)

        単品価格、箱入り価格

        2012/07/30

         おはようございます。
        mikio4.jpg がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長・北林です。


         和菓子専門店に行き、商品を見ました。①高級素材を使ったという和菓子と②その和菓子の中に餡を入れた2種類があり、①は1個126円、②は同147円でした。餡を入れるという製造工程分の値段を反映して高いのだろうと思いました。
         ところが、箱入りの値段を見てびっくり。例えば20個入りで、①は4,200円、②は3,360円となっています。単品の値段では「①<②」、箱入りの値段では「①>②」となっています。
         ①と②のそれぞれの単品と箱入りの商品を見ても、①と②の箱を見ても大きな違いはなさそうなため、この逆転状況について店員さんに尋ねたところ、わからないとのことでした。

         

         当支援センターの登録専門家にこのことをお話ししたところ、①は歴史のある商品のためブランド化されており、価格設定について、ある程度自由にできる立場にあるのではないかとのことでした。

         

         後日、商品を購入して大きさを比べました。その結果、①は、単品売りの商品の方がやや小さいことがわかりました。一方、②については、単品売りも箱売りも同じ大きさでした。①の単品をやや小さくして、②より安く売るということは、①の商品はお土産用としてブランド化していると考え、単品ではお買い得感、箱入りではブランド力を優先しているのかもしれません。

         

         当支援センターでは、経営手法に精通した中小企業診断士等の専門家の方に対して、経営課題解決のための相談事業(窓口相談経営支援アドバイザー派遣)を行っています。経営する上での疑問点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。疑問点にお答えできる最適な専門家の方と相談できるよう日程調整をさせていただきます。

        ユニットバスの取換工事で思うこと

        2012/07/26

         

        saiki.jpg がんばる中小企業を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の佐伯です。


          私ごとで大変恐縮ですが、築18年の我が家のユニットバスに何と亀裂が生じてしまいました。
         このままでは、床や柱が腐る!さあ大変なことになったということで、早速知り合いの工務店の方と打ち合わせを行い、先週の土曜日からユニットバスの取換工事に入りました。

         工事を見ていると、初日は水道工事の人と工務店の人、2日目はサッシを扱う人、ガス器具を扱う人、工務店の人、3日目はユニットバス組み立て専門の人等と多くの方が関わっていることがわかってきました。


         私も支援機関に勤めている人間なのでおおよその想像はついていたつもりでしたが、ここまで分業化が進み、スケジュール管理もきちっとできていることに少し驚きました。
         小さな企業1社で全てに対応できる体制を整えることは難しいため、こうした各専門分野の人たちが緩やかな連携により1つの仕事を成し遂げる仕組みができているようです。
         うん?これは中小企業が互いの得意分野を結集して大きな力を生み出す企業連携の原型と言えるのでは?と思いました。


         こんなことを言うと企業の方からは「それは連携ではなく、単なる元請と下請の関係で、企業連携とは言わないよ。何を言っているのやら」といった声が聞こえてきそうです。
         確かに「連携」という言葉の響きには、互いに対等もしくはそれに近い関係というニュアンスが含まれているように思いますが、小さな企業が自らの不足する部分を他者の力を借りて補い、単独ではできない仕事を成し遂げるという視点で見れば、広い意味での企業連携といってもよいのではないかと思います。


         いずれにしても、厳しい経営環境下にある中小企業にとり、様々な連携(企業、大学、公的研究機関、農林水産業者など)により事業を展開していくことは、経営戦略上の重要なポイントの1つであることに間違いはないと思いました。

        商売(笑売)の心得(1)

        2012/07/17

         おはようございます。
        fujii.jpg がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」 コーディネータの藤井です。

         

         未だわずかな経験ですが、広島市内の企業主も元気で頑張って活躍されていることに感動しています。コーディネータとして気張らねばと心を新たにしています。

         

         商売には昔からいろんな格言が有りますが、ポピュラーな言葉として「三方よし(さんぽうよし)」という言葉があります。
         これは商売の神様といわれる近江商人が他国で商いをするときにその地での信用を得るための大切な心得として「売り手よし、買い手よし、世間よし」ということで、商売には独り勝ちはなく社会のためにならなければならないということです。
         この言葉を会社の社是とされている企業はたくさん有ります。

         

         自分も社会の空気を感じるために、街を散策し本屋でトレンド(今流のことは店頭に並べている)を勉強しています。

         

         この三方よしをベースに支援しますので、当センターの窓口相談を気軽にご利用下さい。
         御一報いただければ訪問させて戴きます。

        梅雨

        2012/07/12

         おはようございます。
        akamatsu.jpg がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・赤松です。


         雨の日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私は、先日初めて九州新幹線に乗って鹿児島に行ってきました。鹿児島まで片道およそ2時間30分で行けることに感動したのも束の間、目の前に広がる土砂降りの豪雨に茫然としました。

         1か月前に予約したので強行するしかなかったものの、梅雨の時期に旅行の計画を立ててしまったこと自体の無謀さを痛感しました。これからは何事も最悪の事態を想定して、計画的に物事を進めていきたいと思います。


         天気には恵まれなかったものの、指宿、桜島、霧島と鹿児島の観光名所を満喫して、鹿児島は本当に良いところだと実感しました。また今度は晴れの日に白熊(アイス)を食べに鹿児島に行きたいと思います。
         また、この度の豪雨や土砂災害で被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。

        ネーミングについて

        2012/07/10

         おはようございます。
        nakamiya.jpg がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・中宮です。

         

         2012年は、金環日食や金星日面経過など天文現象の当たり年といわれています。皆様の中にも、観測用メガネを購入してこれらの現象をご覧になった方がいらっしゃると思います。テレビなどのメディアでも「これは○○年ぶりの現象で、次に見ることができるのは○○年後」などと盛んに放送していました。

         

         老若男女がこのブーム?の波に乗っていた中で、メディアが「宙ガール(そらがーる)」という言葉を頻繁に使用していたのが、非常に気になりました。「宙ガール」とは、天文に興味を持つ女性を総称する言葉らしく、「山ガール」が登山などを通して、天体に興味を持つようになったためにできた言葉ということでした。

         

         「宙ガール」という単語を聞いて、近年「山ガール」、「森ガール」、「釣女」、「歴女」などの単語が増えてきていることについて考えてみたいと思います。
         これらの単語は女性を対象にしており、男性を対象とした「宙ボーイ」、「山ボーイ」、「森ボーイ」、「釣男」、「歴男」もあるらしいのですが、メディアを通じて耳にするのは、もっぱら女性を対象にした言葉の方という印象を受けます。この理由は分かりませんが、女性の方が流行に敏感でアクティブな方が多いからなのかもしれません。

         

         天体好きの女性や山好きの女性は、昔から大勢いらっしゃったと思いますが、「宙ガール」、「山ガール」などという言葉が創られてからは、趣味の一つのカテゴリーとして確立された印象を受けます。
         もともと趣味とされていた方が、「宙ガール」などの呼称でひとくくりにされて、どのような感想をお持ちかは分かりませんが、このような言葉ができたことで、その分野に興味を持つ方の裾野が広がったことは間違いのないことだと思います。

         

         このことから、ネーミングの大切さを改めて感じました。
         「宙ガール」についても、単に「天体好きの女性」という表現では、今のようにブームになっていなかったのではないでしょうか。

         

         皆様も、新商品のネーミングを検討する場合は、ターゲットが誰なのかをよく検討したうえで、決定するようにしましょう。 

         当センターでは、マーケティング等の課題にも対応できる専門家による、窓口相談事業や専門家派遣事業を実施しておりますので、どんどん活用してください。

        私の趣味(1) 囲碁

        2012/07/03

         おはようございます。
        nakashima.jpg がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」 コーディネータの中島です。

         

         私の趣味は、囲碁、ゴルフ、家庭菜園などです。その中で囲碁は学生時代に下宿したときに覚えたので、もう40年以上になります。(なかなか上達しません。)
         残念なのは、囲碁を趣味とする人(特に若い人)が、最近は少なくなっていることです。

         

         趣味の種類は数多くありますが、そのなかで囲碁の長所(お奨めする理由)は、

        ① 2人いればできる ②無料でできる ③昼、夜、天候に関係なくできる。④男女、年齢に関係なくできる。 ⑤大局観が身につく ⑥ボケ防止に有効 など多くあります。
         これ程長所の多い趣味も少ないのではないでしょうか?


         囲碁で勝つために重要なのは「攻めと守りのバランス」です。攻めに偏りすぎるとすきができ、守りだけではじり貧となります。また、「着眼大局着手小局」も良く言われます。碁盤全体をみて、攻めか守りかを判断することは重要ですが、個別の局部での戦いにも勝たねばなりませんので小技も必要です。戦国時代の武将が囲碁を好んだのは戦い同士で通じるものがあったからと思われます。


         囲碁では、通常より大きな効果を挙げることのできる着手を手筋(筋がよい)と言い、これとは逆の着手を異筋(俗筋)と言います。囲碁を始めた素人が普通の発想で打つ手は、(どんなに考えても)ほとんど間違いなく異筋になります。手筋を打つためには、人や本に習うしかありません。勉強したり人に教えてもらうのが嫌な人は上達しません。

         

         このように見てみると、人生や仕事、或いは中小企業経営とも重なるところが多いように思います。
         囲碁は面白いですよ! 子や孫の教育にも最適ですよ!


         

        ちょっとお得なパソコン(iPhone含む)活用術

        2012/06/21

         おはようございます。
        kobayashi2.jpg がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。

         

         私ごとですが、iPhoneを購入して2年弱、使いこなせるように、日々、奮闘中です。

         さて、最近、オンラインストレージの競争が激しくなっているようです。GoogleがGoogle Driveを、MicrosoftがSkyDriveをオンラインストレージサービスとして開始したんです。


         私は、オンラインストレージとしてDropboxをこれまで使用してきましたが、Google Driveは日本語OCRに対応予定、SkyDriveは初期の無料容量が7G(Dropboxは2G、Google Driveは5G)かつ容量の追加が安いなど、それぞれ特徴があります。どれを使うか悩ましい・・・なんてことは考えず、とりあえず全てインストールして使い分けを模索中です。
         と、色々調べていると、Dropboxがバージョン1.4.7から写真の自動アップロードに対応しているという記事を発見!PCとスマホをケーブルで繋ぐだけで、スマホ内の写真がPCに自動コピーされ、さらにクラウドにも同期されます。しかも、この機能を使うだけで最大3Gの容量が追加されるというオマケ付き。ヽ(´▽`)ノ


         早速、Dropboxの最新版を手動でインストールして(インストールは自動でやってくれないんだね(´Д⊂グスン )、スマホ写真の簡単バックアップ環境が整いました。
         Google+にも写真のインスタントアップロードという機能がありますけど、私は、直感的な操作(ケーブルを挿せば同期)が気に入ってDropbox経由で写真をアップしてます。

         日々溜まっていく写真のバックアップって、結構面倒だったんですよね。これで解決です!(^^ゞ

        既成概念を打ち砕く、モノの百科事典SNSの紹介

        2012/06/19

         おはようございます。
        kitaura.jpg がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北浦です。


         今回は、モノ作りを生業とされている方々に、サマリー:Sumally http://sumally.com/ と言うSNSを、ご紹介します。

         

         この世界に存在するあらゆるモノの百科事典の作成を行う為のSNSで、使い方はいたって簡単です。
         IDを作成し、ログインして自分自身が持っているものであれば、have it をクリックし、欲しいなっと思うものがあれば、want it をクリックしながら、趣向の合う仲間を増やしていきます。


         ためしに、ログインせずにトップページの検索窓:Item Searchに、キーワードを「自転車」と入力してみてください。デザイン性に富んだアイデア溢れる個性的な形状の自転車が、多く見られると思います。:-)
         私が、一番気にいったのは、「バックパックとして背負うことができる折り畳み式自転車」です。日本国内では、まだ流通していないそうです。


         自転車以外にも、皆さんの気になるキーワードを入力してみてはいかがでしょうか。iPhoneやスマートフォンからでも、眺める事ができます。
         自慢の自社製品を登録したり、楽しんでインスパイアできると良いですね!:-D

        環境への取り組み! 長寿命社会の実現(1)!

        2012/06/14

         おはようございます。

        mennde6.jpg がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」 コーディネータの免出です。

         

         「田舎の3年、京の昼寝」という諺があります。どちらかというと怠け者の私には、寝ながらいろんなことが学べるのかということで、好きな諺です。もちろん寝ていて学問ができる訳はないのですが。

         しかし、時代が大きく動く時には、特にこの諺は意味をもちます。何故ならば、田舎では知りえない時代の動きが、京の都では見聞でき肌で感じることができるからです。

         

         その時代の匂いを嗅ぎながら、人々は今の有様・今後の有様を考え実行して、次の時代に生き残って行きます。現在まで勝ち残っている会社の多くは、そのようなことを実際行って来ていると思います。

         その時代の流れの一つに、長寿命社会の実現ということが現在謳われています。時代はもはや使い捨ての時代でなく、良いものを長く使うことによって、資源を無駄にしない、廃棄物を少なくする、今あるものをメンテナンスしながら長く使用し、子々孫々まで引き継いで行く、そうして地球への負担をなるべく小さくし、社会インフラコストを下げながら、よりよい社会を築いていく、という風に変わって来つつあるともいえます。

         

         30年前の1982年に、私は米国の都市ヒューストンに居ました。現地の化学会社に訪問した折、そこで働いている従業員の方と雑談をしました。その人が言うには、「自分はトヨタのトラックをずいぶん長く使用している、メーターが一巡し、またゼロになったが、日本製の車は全く問題ないのでこのまま使い続けるつもりだ。」とのことです。
         「車検はどうなのですか?」と思わず聞きました。その時その人がいうには、車検といってもタイヤとヘッドライトとブレーキを調べるくらいで、年一回10分かそこらで済み、15ドルくらいの費用で、簡単にパスするということです。それを聞いて、"う~む"と唸ったものです。良いものは長く使用できるということであり、社会もそれを応援しているということです。

         

         これからの時代は、やはり良いものを作り、メンテナンスをしながら、長く使用していく時代になっていくのではないでしょうか。長く使用しても飽きが来ない自分の歴史が刻み込まれるような商品作り、一部部品のみの交換で不自由なく引き続き使用していける製品作り、年数が経つことにより価値が上がって行くような商品作り、リフォームする毎に新たな価値が盛り込まれるような商品作り等々、そんな取り組みをしている市内の企業が幾つかあります。

         そのような企業の皆様を今後折にふれて紹介して行きたいと思います。

        経営の問題に対する答えはお客が持っている

        2012/06/12

         おはようございます。
        bajyou2.jpg がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・馬上です。

         

         世の中デフレ基調でなかなかモノが売れない中にあって、独自のアイデアやサービスで顧客のニーズに応え、繁盛している店も少なくありません。

         

         先日、テレビで東京・大森の地元百貨店の事例を紹介していました。この百貨店は、周りに大手百貨店やスーパーが乱立し、おまけに駅から12分という悪条件にも関わらず6年連続で黒字を出しています。

         そこには当店のいろいろな戦略がありますが、その一つが半径500m以内の商圏の徹底分析。商圏内顧客の6割は60歳以上の高齢者で、高齢者向けのサービスを徹底しています。

         また、最大の成功要因はやはり顧客のニーズに応えること、そのためには顧客の声を聴くことだと思いました。この店では顧客の要望がある以上、1年に一つしか売れない和式便所の蓋から超高級毛皮コートまで徹底した品揃えを実施しています。

         

         当センター登録専門家の先生も「経営の問題に対する答えはお客が持っている」と言っています。

         では、どのようにして顧客の声を汲み取るか。方法はいろいろあると思いますので、当センターの窓口相談等で専門家にご相談ください。

         

        欠損が出たときは

        2012/06/05

         おはようございます。
        kodama.jpgがんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」創業支援担当課長の児玉です。

         

        「前期は黒字で多額の法人税を納付したが、今期は赤字で・・・。」
        毎期コンスタントに利益を出すのが理想ですが、その実現が難しい場合もあります。

         

         法人税では欠損が出た場合、その欠損額を次年度以降に繰り越して、所得が出た場合にその欠損額をその年度の所得額から控除できます。(控除した欠損額分だけ所得額が減り、法人税額が減少します。)

         冒頭のケースでは、次年度以降に所得が発生した場合に、今期発生した欠損額をその年度の所得額から控除して、その年度の法人税を減額することになります。(下表の3、4年目をご参照ください。)

           240605.jpg    ところで、中小法人に限っての場合ですが、冒頭のケースにおいて前期に納入した法人税が戻ってくる制度があります。
         すなわち、赤字が出た当期の確定申告時に、前期に納めた法人税について還付請求書を提出すると
        還付額=前期の法人税額×当期の欠損額/前期の所得額 (但し前期の法人税額が限度)
        が還付されます。上記表の例では75万円が還付額になります。
        還付額=120万(1年目の法人税額)× 500万(2年目の欠損金額)/800万(1年目の所得額)

         

         また、表と違って、2年目の欠損金額が1年目の所得金額より大きい場合、すなわち、1年目の所得額を仮に400万円(法人税額60万円)とすると、2年目の欠損額500万円の内、400万円が還付金額の計算に使われ、還付額は60万円となります。
        還付額=60万(1年目の法人税額)× 400万(2期目の欠損額の内400万)/400万(1期目の所得額)
         残りの100万円は繰越欠損金となり、3年目の欠損額控除後の所得金額は200万円となります。
        欠損額控除後の所得額=300万(3年目の所得額)-100万(繰越欠損額)


         なお、還付を受けるためには、前期及び当期において青色申告を行っていること、当期の確定申告書の提出の際に併せて還付請求書を提出する必要があります。

         

         毎期コンスタントに黒字を出し続けるのが理想ですが、欠損が出た場合にはこのような方法があります。なお、欠損金の繰越控除及び繰戻還付について詳しい内容が知りたい方、税務や経営について相談したい方は当支援センターの窓口相談等をご利用ください。税務や経営に関して、税理士、中小企業診断士等の専門家がご相談に応じます。

         

        ※ 決算書上の税引前利益(損失)額と、申告書上の所得(欠損)額は異なることがあります。(決算書では収入、費用として計上しているものでも、税務上では、益金、損金に入れないものがあります。)


        ※ 今回の内容は、説明の都合上簡略化して書いており、個別のケースによっては取扱いが異なる場合があります。また、所得税については別の規定となりますので、個別のケースや所得税に関する詳しい内容につきましては、税務署に確認されるか、当支援センターの窓口相談等をご利用ください。

         

         

        商店街の総会等に出席して思うこと

        2012/05/31

        saiki.jpgがんばる中小企業を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の佐伯です。


          毎年、5月という時期は商店街の方々から総会や総会後の懇親会にお招きを頂いています。支援機関の人間として、とてもありがたいことだと思います。


         先日、ある商店街の総会に招かれたため、少し早目に現地に行き、商店街エリアをゆっくりと見てまわりました。そこで感じたことは、物販店の少なさと業種の偏りでした。
         会場で商工会の方とお話をさせて頂く中でも同様なことを話されていましたが、最近はシャッターの閉まったお店が目立つようになったとのことでした。


         総会が始まって、商店街の会員数の報告を聞いていると、減少傾向に歯止めがかかっておらず、商店街を組織化した当時から約20年経過した時点で約半数となっていました。また、イベント等の活動費の捻出にも厳しい状況に置かれているとの報告がありました。
         地域コミュニティーの中核的な存在である商店街の衰退は、同時に地域の人と人との結びつきの希薄化に大きな影響を与えることになります。


         一方、人口の減少と同時に高齢社会に突入している現代社会では、安全や安心などの良好な生活環境を維持するためには、地域の力を結集して支えあっていくことの必要性が叫ばれています。

         私の住んでいる地域を振り返ってみると、30年前に比べ、物販店の数は大きく減少する一方で、高齢者の単身世帯は増えています。少し先のことを想像するだけでも何だか空恐ろしいような気さえします。


         地域に根付き親しまれているお店やそれらで構成する商店街が元気であることは、住みやすい生活環境の要の1つです。

         当支援センターでは、地域に根付き、親しまれ、基本的な商業機能に優れたお店を表彰する「いい店ひろしま顕彰事業」を平成18年度から行っています。


         消費者の方から支持されるお店になってもらいたい、こんないい店があったのかということを知ってもらいたい、という思いを込めて6月15日から募集を開始します。

         ※ 詳しくは6月15日以降、https://cms.assist.ipc.city.hiroshima.jp/iimise/ でご覧ください。

         

         こうした事業をきっかけに、是非、あなたの周りのお店をもう一度見直してみませんか。


         

        「2つの5対4」

        2012/05/24

         おはようございます。
        mikio4.jpg がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長・北林です。

         

         毎年数回、広島カープの試合観戦をしています。その中で、最も古い記憶にあるのは4歳の時に観戦した試合で、3つの出来事を覚えています。①カープ側の1塁ベンチ後方の席であったこと、②隣のおじさんがチョコレートをくれたこと、③試合の最後に、打球が右の方に行って、その後大人たちが大騒ぎで喜んでいたことです。


         この③については、ずいぶん後になってから分かったのですが、対巨人戦で、カープが0対4の劣勢を最終回に一挙5点をあげて、逆転サヨナラ勝ちしたためでした。たまに、この逆転劇のことを思い出しては、もう2度とこのような出来事を球場で見ることはないだろうと思っていました。


         ところが先日、48年ぶりに見ることになりました。ただし、今回は4対0の勝ちゲーム間違いなしの状況から、最終回に5点を奪われた逆転負け。選手起用面などでチーム事情があったのか、詳しいことは分かりませんが、勝つことの難しさを教えられた気になりました。


         9回という限られた時点で必ず勝つ状況を作り出すことは難しい。それならば、ある一時点で業績が良ければそれでいいというものでない企業経営に至っては、なおの事、経営者や管理者の役割は重要であると言えるのではないでしょうか。

         

         当支援センターでは、中小企業の皆様の経営上の課題解決のため、中小企業診断士などの専門家を派遣する経営支援アドバイザー派遣など様々な事業を行っています。ぜひ、ご利用ください。

         

         

        昭和39年6月13日
          巨    人  020 101 000 |4
          広    島  000 000 005x|5

         

        平成24年5月20日
          日本ハム   000 000 005 |5
          広     島   001 000 030 |4

         

        ゴールデンウィークも終わり...

        2012/05/08

         おはようございます。
        nakamiya.jpg がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・中宮です。

         

         さて、早いもので本年度も1か月が過ぎました。新入社員や新しい部署に異動された方々も、新たな環境に慣れてきたころではないでしょうか。

         

         楽しいゴールデンウィークも終わってしまい、中には4月の疲れがどっと出てしまい、5月病のような症状になってしまった方もいるかもしれません。そういう私も、休日に逆に疲れてしまい、仕事に行きたくなくなるようなことがあります。疲れを取るための休日に、疲れを溜めてしまっては本末転倒ですね。

         

         さて、5月病などは、新しい環境での疲れの蓄積がゴールデンウィーク明けに出てきてしまうものらしいのですが、その解決法の1つに「不満を口に出す」ことがあるといわれています。親しい友人や同僚がいれば、相手になってもらい日々の不満を発散させてみてはいかがでしょう。
         また、経営上の悩みであれば、当センターの「窓口相談」を利用し、専門家の相談を受けることをお勧めします。

         

         何をするにもまずは健康が第一です。体に気を付けて今日もがんばりましょう。

        いい店ひろしま受賞店舗紹介パンフレットあります

        2012/04/26

         おはようございます。
        mitui.jpg がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・三井です。

         

         中小企業支援センター2年目が始まりました。
         昨年度に続きまして、「いい店ひろしま顕彰事業」を担当します。よろしくお願いします。

         

         平成18年度から平成23年度までのいい店ひろしま受賞店舗を紹介するパンフレットを作製しました。当支援センターはもちろん、市役所、区役所、区民文化センターなどでも配布する予定です。
         今回のパンフレットの特徴は、持ち運びに最適な手帳サイズとなっているところです。
        カバン等に入れておいても全く邪魔になりません。(と自分ではそう思っています。)
        パンフレットを見て、ぜひ、お店を訪ねてみてください。

         
        ※ 事業の詳細は、ホームページ「いい店ひろしま顕彰事業」をご覧ください。

        ちょっとお得なパソコン(iPhone含む)活用術

        2012/04/24

         おはようございます。kobayashi2.jpg
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。

         今年度も引き続き経営革新担当でお世話になります。よろしくお願いします。10年目突入です(^^ゞ

         

         私ごとですが、iPhoneを購入して1年半、使いこなせるように、日々、奮闘中です。


         皆さんは、出先で会議などの資料の数が足りなかったという経験はありませんか?よく知った相手であれば、隣同士で見てくださいって対応しますが、重要な会議とかで足りなかったらどうしよ~ってドキドキすることってありますよね。
         こんな時、私は「netprint」を使います。netprintは、指定したファイル(ワード、エクセル、PDFなど)を某コンビニのマルチコピー機から印刷できるサービスです。
         印刷するには白黒A4が1枚20円、カラーA4なら1枚60円が必要になりますが、緊急時の利用程度であれば負担は大きくないはずです。金銭的負担よりも、いつでも印刷できるという安心感のほうが断然デカイ!
         Dropboxなどにファイルをアップしておけば、Dropboxから印刷させることができますので、iPhone持って某コンビニさえ見つければ印刷ができるんです。
         使い方は、まずはnetprintにユーザー登録。Dropboxなどから必要なファイルを表示させておいて、netprintに登録。このとき、8桁の予約番号が表示されますのでメモします。←ここまで無料
         その後、某コンビニのマルチコピー機で「ネットプリント」というボタンを押して8桁の予約番号を入力すれば、OKです。←ここが有料
         いつかきっとお世話になるアプリだと思います。

        「損金不算入」は鬼より怖い!?(その2)

        2012/04/20

         おはようございます。kodama.jpg
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」創業支援担当課長の児玉です。

         今回も前回に引き続き、法人税上損金に算入されない費用について書いてみます。

         

        ③ 寄附金の損金不算入
         一定の額(資本金等の額、所得の額に応じて決定されます)を超える寄附金については、その超えた部分の金額は損金に算入されません。(国や地方公共団体等への寄附については、上記の枠とは別枠で100%損金として認められます。他にも別枠扱いのものがあります。)
         前回書いた給与と同様に、低額で土地などの資産を譲渡又は賃貸した場合は、その適正な価額との差額は寄附金に該当します。

         

        ④ 罰金等の損金不算入
         交通反則金(業務中の違反で会社が負担したもの)、税金の納付遅延による延滞税などは損金と認められません。ただし、予め届け出て納付期限の延長が認められた時に支払う利子税は損金として認められます。

         

         以上、実際に現金等の支出があり、将来的にも損金と認められない代表的な項目について列挙してみましたが、このような項目以外に、例えば福利厚生費のように通常は損金と認められるような項目でも、通常要する金額を超えて支出した場合には、損金と認められないこともあります。

         

         さて、節税のためには、損金不算入項目について法人税法で損金と認められる範囲内で(あるいは手続きに従って)支出を行い、損金不算入となるような支出はなるべく避ける必要があります。そのためには、先ず①支出は計画的に行う、②支出内容をしっかりチェックする、③帳簿をちゃんとつけ、領収書等の経理書類をちゃんと管理するといった経営の基本がしっかりできていることが必要です。

         

         なお、損金と認められる範囲や手続きなど詳しい内容が知りたい方、税務について相談したい方は当支援センターの窓口相談等をご利用ください。税務や経営に関して、税理士、中小企業診断士等の専門家がご相談に応じます。

         

        ※今回の内容は、法人税についての一般的な話として書いています。個別のケースによっては取扱いが異なる場合があります。また、所得税については別の規定となりますので、個別のケースや所得税に関する詳しい内容につきましては、税務署に確認されるか、当支援センター窓口相談等をご利用ください。
         

        今年度もよろしくお願いします

        2012/04/17

         おはようございます。bajyou2.jpg
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・馬上です。

         

         3月の終わりには、今年こそは他の部署へ異動するかもしれないと思っていましたが、また支援センターでお世話になることになりました。

         

         今年度も専門家派遣事業(経営支援アドバイザー派遣景気対応経営支援アドバイザー派遣障害経営支援アドバイザー派遣里山活性化支援アドバイザー派遣商店街等活性化支援アドバイザー派遣)や窓口相談事業等で、中小企業の皆様を全面的にバックアップしていきたいと思っています。

         

         今年で支援センター9年目になりますが、少なくとも義務教育が終わるまでは当センターでがんばっていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

         

        環境への取り組み! 日本はエネルギーに恵まれた大国!

        2012/04/13

        mennde6.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ免出です。 

         

         例年の春の嵐とはいえ、台風かと思えるくらいの記録的な強風が北海道を襲いました。 私が少し心配したのは、1000KW~2000KWクラスの風力発電機です。 このクラスになると翼長が、数十メートルにもなり、強風で根元が破損する可能性が出てくるからです。

         

         最近は、海水温度の上昇で、台風がその勢力を衰えることなく、関東以北まで襲うようになってきています。 日本の風力発電は、欧州に比べるとまだ緒についたばかりですが、日本には、欧州に劣らないくらい風のエネルギーがあります。特に、北海道以北に大量にあるといえます。これからは、それらの風のエネルギーを活用するためには、台風のような強風にいかに戦っていくかが重要になって来そうです。

         

         四つの海に囲まれ、南北に細長くそして全国平均的に降雨量が多い日本には、風のエネルギーだけでなく、太陽光や地熱、小水力そしてバイオマス等の再生エネルギーがたくさんあります。 それらを私たちは上手に活用していく必要が生まれつつあります。 そのためには、多くの技術革新がこれからも必要になって来ますが、私たちの物つくりへの情熱とこれまでに培った技術・技能の活用そして豊かな感性を持ってすれば、明るい展開があるのではないでしょうか。

         

         再生エネルギーだけでなく、メタンハイドレートという海の底に眠るエネルギーの活用や産業・業務・家庭から生まれる大量の排熱の再利用等々これから私達が取り組む課題は、無限にあるといってもよいかもしれません。 食の地産地消だけではなく、エネルギーの地産地消が今後の大きな課題になって来そうです。

        「損金不算入」は鬼より怖い!?(その1)

        2012/04/10

         おはようございます。kodama.jpg
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当課長の児玉です。
         さて、4月から3月までを事業年度としている企業も多いと思いますが、そのような企業はこれから法人税の申告の時期を迎えることになります。そこで今回は、去年から勉強を始めた法人税に関連して少し書いてみます。

         

        損金不算入
         「損金不算入」・・・、経営者にとって怖ろしい言葉です。経理上は費用とした金額が、税務上は費用として認められないことです。費用と認められない分、課税所得が大きくなり納める税額も増えます。感覚的には、一旦費用として収益から差し引いたものに関して、更に支払いが発生するといった感じでしょうか。
        同じ損金不算入でも減価償却費や引当金の一部又は全部が不算入になった場合は、費用発生時には現金の支出がなく、また将来的には損金等として認められ帳尻が合うようになっています。しかし、現金の支出があり、しかも将来的にも損金と認められない費用については注意が必要です。このような費用の例として次のようなものがあります。
         
        ① 交際費の損金不算入
          得意先に対する接待、贈答などは交際費に該当し、その全額が損金不算入となります。
        ただし、中小法人(資本金が1億円以下の企業の多くはこれに該当します)の場合は年600万円を限度に交際費の90%が損金算入できます。また、接待の飲食費で1人当たり5,000円以下のもの、年末に配る社名入りカレンダー、手帳などは交際費に該当しません。(お中元、お歳暮は交際費に該当します。)

         

        ② 役員給与等の損金不算入
          「役員給与の支給額を期首から3か月経過後に変更した」、「事前の届け出なしに役員に賞与を支給した」といった場合、その支給額の一部又は全部が損金として認められないことがあります。
        また、役員及び役員と関係がある(夫婦、親子、親戚など)従業員について、その給与が職務内容に対し不相当に高いと認められる場合、その部分の給与は損金不算入となります。
          なお、給与は金銭等の支給だけでなく、例えば土地などの資産を安く譲渡又は賃貸した場合には、その適正な価額との差額は給与に該当します。

         

          注意すべき損金不算入項目は他にもありますが、長くなりましたので今回はここまでとします。次回も引き続き損金不算入項目について書く予定ですのでよろしくお願いします。

         

        ※上記の内容は、法人税についての一般的な話として書いています。個別のケースによっては取扱いが異なる場合があります。また、所得税については別の規定となりますので、個別のケースや所得税に関する詳しい内容につきましては、税務署に確認されるか、当支援センター窓口相談等をご利用ください。

         

        お世話になりました

        2012/03/30

        kodama.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当課長の児玉です。


         さて、1年が経つのは早いもので、あっという間に年度末になりました。
         本年度、当支援センターの事業をご利用いただきました皆様方、また当支援センターの事業の実施にご協力賜りました皆様方には謹んで御礼申し上げます。また、当ホームページやブログにアクセスしていただきました皆様方にも深く感謝申し上げます。

         

         さて、このたびの人事異動により当支援センターからは、新本主幹、佐伯主事、稲見主事の3名が異動で転出することとなりました。また、久保プロジェクトマネージャー、浜田マネージャーの2名が退任することとなりました。
          以下、一言ずつご挨拶申しあげます。

         

        240330niimo.jpg 新本:このたび、4月1日付で広報課へ異動することになりました。平成20

           年4月に当支援センターに配属されて以来4年間にわたり、私が担当しま

           した中小企業等人材育成事業や情報提供などの事業にご理解とご協力

           をいただきましたことに、心より感謝申し上げます。

         

         

          

        240330saeki.jpg 佐伯:このたび、4月1日付で介護保険課へ異動することになりました。当支

           援センターにおいて4年間、私が担当しました「いい店ひろしま顕彰事業

           」、「アドバイザー派遣」などの事業に皆様のご協力をいただきましたこと

           に厚くお礼申し上げます。今後は、介護保険事務という、今とは全く違う

           仕事になりますが、これまでの経験を活かし、広島市の発展のために頑

           張ってまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

         

         

        240330ina.jpg 稲見:4月1日付で広島市社会福祉協議会へ異動することになりました。1

           年間という短い期間ではありましたが、セミナーの開催にあたりまして

           は、皆様方にご協力いただき誠にありがとうございました。深く感謝申し

           上げます。

         

         

         

        240330kubo.jpg 久保:長いようで短い5年間でしたが、企業経営にかける皆様方の情熱を心

           強く感じながら仕事をさせていただきました。皆様方のご健康とますます

           のご発展をお祈りしています。

         

         

         

         

        240330hama.jpg 浜田:平成19年度にマネージャーとして採用され5年が経過しました。その

           間、創業・経営革新・助成金事業などの相談を含め、よろず相談に対応

           させていただきました。退任にあたり、ご縁のあった企業の皆様に感謝

           申し上げますとともに、皆様の着実な発展を願っております。

         

         

         この5名の在任中はいろいろお世話になりました、転出先の職場など新たな舞台で一生懸命がんばっていきますので、今後ともよろしくお願いします。

         

         転入者につきましては、4月以降このブログでご紹介させていただきます。
         来年度も色々な支援メニューで皆様を支援させていただきますので、引き続きよろしくお願いします。

        最近読んだ本について

        2012/03/15

        nakamiya.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・中宮です。

         

         突然ですが、皆さんは車を運転していてイラッとすることはありませんか?例えば、この先、車線が2車線から1車線になることが分かっているのに、ずっと右車線を走っていて、直前になって割り込んでこようとする車がいた場合、わざと車線変更できないように前の車との車間を詰めることはありませんか?


         また、仕事をしていてイラッとすることはありませんか?例えば、出張等で不在になることが分かっているのに、出張から帰ってきてみると山積みの書類が置いてあり、よく見るとその中の一部に回答期限が過ぎたものが混ざっている場合、なんで代わりに回答しておいてくれないのかと思うことはありませんか。

         

         私は、このように日常生活の中でイライラすることがよくありました。よく人から、自分でコントロールできないことにイライラしてもしょうがないと言われていましたが、ついイライラしてしまうのです。自分でもつまらないことでイライラしても疲れるだけだと分かっているのですが、どうしたら解決できるのか分かりませんでした。

         

         そんな時ふと書店をブラブラしていると、一冊の本が目につきました。『自分の小さな「箱」から脱出する方法』というその本を何気なく購入して読んでみると、「目からうろこ」というか「あぁそうか」というか、ふっと自分の中に落ちてくるものがありました。当たり前のことが書いてあるだけにも思いますが、読み終わってから自分の考え方が何か変わったような気がしました。

         

         「是非、読んでみてください」というのは、この本の趣旨に反するかもしれませんが、上のようなことでイライラしている方、人間関係をより良くしたいと思っている方は、一読されるとその問題が解決するかもしれません。

        広島市立中央図書館で利用できる商用データベースのご紹介!

        2012/03/13

        kishino2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。


         先日、広島市立中央図書館に新規導入された「市場情報評価ナビMiena(ミーナ)」の説明会に参加してきました。
         さて、このデータベースはいったいどんなことができるのでしょうか?
         簡単に説明しますと、商圏分析が「素早く」「わかりやすく」レポートとして取得できる優れもののデータベースです。
         特に町丁目マーケート評価では、広島県内の全町丁目が基準の商圏評価を町丁目で1km圏、2km圏と分析できるところです。この他にも、都道府県トレンドWATCH、県内全市区町村の経済水準比較評価、特定市区町村の経済水準評価等を無料で見ることができます。
         創業予定の方や自社(店)の商圏情報、新規出店にあたっての商圏情報を知りたい方は、非常に便利だと思いますので活用されてみてはいかがでしょうか。

         

        ---------------------------------------
        その他の広島市立中央図書館で利用できる商用データベース(無料)
        ◎朝日新聞オンライン記事データベース「聞蔵(きくぞう)」
        ◎マガジンプラス・・・雑誌・論文情報データベース
        ◎日経テレコン21・・・日本経済新聞社から発信される新聞記事などを網羅
        ◎JRS経営情報サービス・・・経営戦略、ビジネス文書、挨拶集などを収録
        ◎レクシスネクシスジャパンLexis Nexis・・・総合的な法律関係のデータベース
        ---------------------------------------

        ちょっとお得なパソコン(iPhone含む)活用術

        2012/02/28

        kobayashi2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。

         

         私ごとですが、iPhoneを購入して1年半、使いこなせるように、日々、奮闘中です。
         最近、iPhoneのメール周りの強化に取り組んでいます。
         私が持っている電子メールアドレスは全部で9つ(しか覚えていない(´Д⊂グスン)。うち、6つをiPhone1台で送受信できるようにしています。
         メインはやはりGmailですが、GmailをiPhoneに登録するとき、Gmail用の設定ボタンがちゃんと用意してあります。簡単登録できて便利ですね~( ´―`)y-~~
         しかし、この設定、ちょっと注意が必要です。このボタンでGmailを設定すると、メールの受信はフェッチと呼ばれる方式になります。フェッチとは設定した間隔で新着メールの有無をメールサーバーに確認しに行く方式です。(間隔を長くすれば電池持ちが良くなるなどのメリットがあります。)
         言い方を変えると、GmailをiPhoneに普通(?)に設定した場合は、メールが送られた時点ですぐに受信してくれないのです。フェッチの間隔を1時間に設定していた場合、タイミングが悪ければメールを受けるのは早くても1時間後ということになります。
         フェッチの間隔を15分とすることもできますが、ビジネスでメールを使うことを考えると、15分のタイムラグが心配になります。それ以前に、そもそもこのあたりの仕組みを知らなければ、15分以上の無駄な時間を費やして、ただじっと画面を眺めてメールを待っていたなんてことも・・
         そこで、Gmailの設定をちょっと変えてやります。GmailをGmail設定用ボタンではなく、「Exchange」と書かれたボタンから新たに設定してやります。(設定の仕方は「gmail exchange 設定」などで検索してください。)すると、フェッチではなくプッシュと呼ばれる方式(メールがサーバーに届いた時点で受信してくれる方式)での受信が可能になります。これなら、「えっ?さっき送ったメール?まだ届いてないよ」なんてことはほぼ無くなるはずです。
         ただし、電池の消耗はちょっと早いかも?ということで、私の場合は、メインのGmailのみプッシュ、残りはフェッチとしてみました。当面この設定で、電池の持ち具合を見てみることにします。

        「WEB活用の遠隔監視システムを学習するための実習キットの研究開発」プロジェクトの紹介です。

        2012/02/23

        hamada3.jpg おはようございます。 
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーlの浜田文男です。 


         今回は、財団法人広島市産業振興センターにおいて平成23年度ICT関連製品・技術開発助成金で交付決定した研究開発案件の一つを紹介します。
         開発者は株式会社アドウィンで、テーマは「WEB活用の遠隔監視システムを学習するための実習キットの研究開発」です。この研究開発は、1-Wire*通信技術を用いて、温度及び接点情報を遠隔監視する手のひらサイズのコンパクトマイコンサーバを開発することにより、主に大学等の教育機関に対して遠隔監視システムを学習するための実習キットとして販売することを目的としています。


         活用シーンのイメージを示します。工場のオフィスにコンパクトマイコンサーバ(手のひらサイズ)を置き、そこから4芯電話線を経由して複数個の温度センサを分岐接続し、監視したい機器の温度監視を行います。総延長距離は約200mです。また、同サーバにはWEB機能を装備していますから、インターネット経由で管理者の本社パソコンやスマートフォンからブラウザを使用して工場の温度状況を見ることができ、異常時対応など適切な対処が可能となります。
         実習キットのみならず比較的小規模の工場での利活用など実務で適用可能と思います。
         このプロジェクトの進捗について適切な支援を行い、本年度中の完了を目指します。
         (*1-Wire:マキシム・インテグレーテッド・プロダクツの登録商標)

        経営者としての夢の実現について!「初志貫徹」!

        2012/02/21

        shimonawa.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下縄です。

         

         昨年、創業されたAさんは、オープン当初に来店客から「品数が少ない」、「こういった商品を置いてくれたら購入するのに」など、様々なアドバイスや苦言をいただき思い悩んだそうです。こうした状況下、売上高も計画どおりには確保できなかったため、顧客の要望に応えようと寝る間を惜しんで、品揃えの充実や新商品開発に取り組みました。
         しかし、そのうちに体調を崩し、自分は何をしているのだろうと考え始めるようになったそうです。自分の好きなことを一生懸命に取り組むことにより、皆様に喜んでいただこうとして始めた事業なのに、今は日々の仕事に追われ疲れ果てた自分いるだけ。

         

         私の夢はどこに行ったのだろう!このままで本当にいいのだろうかと真剣に考えるようになりました。事業テーマは「食と健康」であったのに、私自身がこんなに疲れていてはお客様に伝わるはずもなく、もっと元気にならなくちゃ!

         

         私は自分の作った商品を美味しいと感じていただき、そんな人たちのために「食と健康」を届けようと想っていたのに、いつの間にかお店に来店してくださる皆様の要望に応えようとしたため、自分を見失っていたことに気付いたそうです。
         店を離れていかれるお客様もいらっしゃるだろうが、自分の目指した事業を「初志貫徹」し、笑顔で皆様に「食と健康」をお届けしようと方針転換を図られました。この結果、少し時間はかかりましたが、以前にもましてお客様が増え、笑顔と自信に満ちたAさんと再会することができました。
         夢は3年後に東京に支店を出すことですと、きっぱりとおっしゃっていました。
         自信を持つことがこれほど人を変えるのか、すごいなと感心しました。Aさん、更なる高みの夢を、是非、実現してください。

         

         創業に関する様々な問題や課題について、ご気軽に創業支援担当・下縄までご連絡ください。

        公的支援制度の活用で大きな企業に変身

        2012/02/09

        kubo4.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクト・マネージャーの久保です。


         中小企業庁ホームページの統計情報によると、日本には約420万社の中小企業がありますが、これは全企業数の約99.7%に相当します。従業員数は約2,784万人で全雇用の約7割を占め、国民総生産では全体の約2割を占めています。日本の経済は大企業が支えているように思われがちですが、圧倒的多数の中小企業がその一翼を担っています。中小企業なくして日本の経済は成り立たない所以です。どんなに経営環境が厳しい中にあっても中小企業には担うべき役割があり、生き残ってゆく使命があるわけです。
         さて、この中小企業の経営者の皆さんが日頃の企業活動の中で不自由に感じておられることの一つに、所謂「人」「物」「金」の経営資源が絶対的に限られているということがあると思います。もっとも大企業でも、有り余る「人」「物」「金」に恵まれているということでは決してなく、常にギリギリのところで企業経営が進められていることには変わりありませんが、それでも大企業の場合は規模そのものが大きいので仕事を進めてゆくうえで必要部門にはそれなりの資源を振り向けることができます。
         すなわち大企業では企業活動を多面的に進めることができるのに対し、中小企業では本業に人を当てたら他の仕事に振り向ける人材はもういないというのが現実でしょう。経営資源の一点集中による突破力のみに頼って事業を進めざるを得ず、結果的にこの体質から抜け出すことができず、売上、企業規模ともに伸び悩んでしまうことになります。
         例えばものづくり企業であれば、オンリーワン・ナンバーワンの商品や技術の開発を進めるのが精いっぱいで、開発したあとの市場導入すなわち、広報を含めたプロモーション活動や販路の開拓といった業務が気にはなっていても、現実には頭も手もまわらず置き去りになってしまうという例を嫌というほど見てきました。
         このようなときには、人の手を上手に借りる(利用する)ことを考えてみてください。公的支援機関には、種々の支援制度が用意されています。「気にはなっているのだがどうしても手が回らない」「何か事前に手を打つ必要があると思うのだがどうしたらよいのかがわからない」というようなときに、これに目を瞑ったり、避けて通ったりせずにまずは支援機関の扉を叩いて相談してみてください。必ず解決に結びつくような支援プログラムが見つかるはずです。
         今回は、自社にない組織や機能を、支援機関の制度を活用することで補い、あたかも自分の会社が一回りも二回りも大きな会社であるかのように運営し成果を出すことができるというお話でした。
         ところで、私自身はこの3月末で任期満了となり、今回のコラムが最後となります。5年間の長きにわたって皆様方と苦楽を共にし、充実した経験をさせていただいたこと、この場を借りて御礼申し上げます。
         皆様方の引続いてのご健康とご活躍、そして事業の発展を心よりお祈りして筆をおきます。有難うございました。

        facebookの活用について

        2012/01/31

        saiki.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の佐伯です。


         先日、HiBiS運営委員会(HiBiSについては下記の注を参照)に参加したときのことです。
         これまで、議事録や部会報告等はメールでのやりとりや運営委員会で報告するという形をとっていたのですが、facebookが提供する機能は委員会運営にとり強力な支援ツールになるということで、運営委員会のメンバー全員がfacebookに参加し、活用していくこととなりました。
         私も少しはfacebookを使っていたこともあり、う~ん、何とかなるだろうと思っていたのです。ところが、いざ職場に帰って仕事用のメールでアカウントを取得することから始めたところ、あれ!どうだっけ?からのスタートとなりました。
         いかん、これでは全くの初心者同様でfacebookを使いこなすなどとんでもないことを悟り、さっそくネット上でfacebookの使い方を検索した次第です。
         私はfacebookを大学の同窓生で連絡をとりあう程度の半分遊びのツールと気軽に考えていたのですが、実は結構いろいろな機能があり、この度のような委員会の運営支援ツールとして、また、ビジネスにおける支援ツールとして結構使えるのではないかという認識に至りました。
         理解を深めるため、体系的にまとめられた本を購入し、勉強してみようと考えています。
         いわゆる「食わず嫌い」の方がいらっしゃったら一緒に勉強してみませんか!
         追伸:具体性に欠けた記述については、まだ、理解できていない証拠ですのでお許しください。

         

        ≪注≫ HiBiSとは(HiBiSのホームページより抜粋)
         HiBiSは、広島県域のインターネットに係わるビジネスを拡大するために、産・学・官の連携によるIT技術の研鑽、利用の実験、活用の実践を行う為の場であり、参加メンバーのパートナーシップによるビジネス拡大を狙う目的を持ちます。
          HiBiSの運営に当たっては、広島県内外のインターネットビジネスに繋がる各組織との協調・補完を積極的に行っています。また、事業行動においては営利のみで動くのではなく、公共の利益を考え、地域社会の高度化に貢献することを目指します。

        季節の商品について

        2012/01/19

        nakamiya.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・中宮です。
         本年もなにとぞよろしくお願いいたします。

         

         少し前のことになりますが、1月3日にスーパーに買い物に行きました。店内の陳列を見てみると、つい2、3日前までは、おせちの材料やオードブルなどの年末向けの商品がたくさんあったのに、すでに店頭の一番目立つ場所には「恵方巻き」のチラシが掲示され、節分に向けた雰囲気になっていました。また、店奥の目立たない場所に半額表示の年越しそばが大量に置いてありました。
         つい、2、3日前は売り場の主役だったものが、店舗の片隅に追いやられている様子を見て、もう少し味わっていたかった正月気分がすっかり抜けてしまいました。たしかに、年越しそばは年末の必需品ではありますが、年が明けてから食べるものではありませんし、年を越してからおせちを作り始める人もいないでしょう。

         

         スーパーでは1年中同じことが起こっています。2月3日を過ぎれば巻き寿司が姿を消し、バレンタイン、それが終われば雛祭り、それが終わればホワイトデー、それが終われば・・・といった具合です。
         なかには、あえて時期を外して、安くなってから買う人もいるかもしれませんが、大多数の人は季節の行事にふさわしい商品が欲しくなります。クリスマスにはケーキを食べますし、お正月にはおせちが欲しくなるのです。

         

         しかしながら、今では当たり前になっている行事も、昔からあったわけではありません。例えば、バレンタインデーに女性から男性にチョコレートを贈るという行為は1970年代後半に定着したといわれていますし、土用の丑の日も夏に売れない鰻を何とか売るために、平賀源内が考えたといわれています。つまり、「季節商品」は今からでも作ることができるかもしれないのです。

         

         中小企業支援センターでは、窓口相談を開催しております。もし、みなさんが良いアイデアをお持ちであれば、その商品化のお手伝いができるかもしれませんので、ぜひ利用を検討してみてください。詳しくは、ホームページをご覧ください。

        凧づくりから学んだこと!

        2012/01/17

        kishino2.jpg 新年あけましておめでとうございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。


         年末に、近所の公民館で「手づくり凧教室」のイベントがあり、娘と一緒に凧づくりに挑戦してきました。講師は、日本の凧の会○○さん、近年は、各地で凧づくりのイベントに参加され、大忙しとのことでした。
         さて、凧づくりがはじまったのですが、対象が幼児から大人までということで、凧づくりに必要な材料は、ほとんど講師の方が準備されており、障子紙に絵を描き、骨組みをボントでつけ、糸目糸を取りつけるといった流れで、2時間余りで完成。その後、実際に近くの公園で凧挙げを行ったところ安定して飛ぶことができました。
         当然ながら、安定して飛ぶように準備した材料を使ったわけですから。しかし、実際に自分でつくるとなると、凧の大きさから、それぞれの材料をバランスよくつくり、組立てるというとても大変な作業だと思いました。
         企業経営におきましても、「ビジョンと戦略を達成するため」という目標があれば、財務の視点、顧客の視点、業務プロセスの視点、人材と変革の視点等、組織によっては、その他の視点があると思いますが、それぞれの視点がバランスよく機能しないと、目標は達成できません。バランスのとれた経営が重要であると再認識した1日でした。

        環境への取り組み! 助成金交付企業紹介:(株)木下製作所

        2012/01/11

        mennde6.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

         

         東方見聞録に記述された「黄金の国ジパング」で、「日本は資源豊かな黄金の国」と紹介されました。

         その影響もあり、大航海時代には、コロンブスを始め、多くの航海士が、その金を求めて、ヨーロッパからアジアへと船出をしたともいわれています。 

         

         しかし今の日本には資源がないと言われます。

         石油はほぼ100%輸入していますし、レアメタル・レアアース他の鉱物資源もほぼ輸入に頼っています。その中にあって最近叫ばれてきたのが日本にある都市鉱山です。

         「都市鉱山」とは、廃棄される家電製品等に金属資源が多く含まれることから、それらを鉱山と考えてリサイクルしていこうとする考え方です。

         その日本の都市鉱山に存在する金は7千トン近く世界最大の埋蔵量です。

         その他にも鉛、銀、銅、プラチナ、アンチモン他があります。

         資源がないないといわれた日本がいつの間にか、世界に冠たる鉱物資源埋蔵量を誇る国になっています。

         

         その都市鉱山に埋もれている様々な資源を再利用してみてはどうでしょうか。

         金等の鉱物を採掘するとき、猛烈な環境汚染を引起す場合があります。その点リサイクル品であれば、はるかに小さい環境負荷の中で、資源の再利用ができます。例えば、金5gを抽出するのに、鉱石1tonが必要です。一方、携帯電話であれば、僅か17kgで同じ金の量を集めることができます。環境負荷を比較すれば、比べようもありません。

         

         そのリサイクル品の一つに、ハイテン材があります。

         自動車の軽量化を図るために、車体構造体にハイテン材が多く使用されて来ています。ハイテン材には、日本にとって貴重な鉱物資源も数多く含まれています。

         マンガン、モリブデン、クロム等々です。これらは国家備蓄対象の鉱物資源になっています。

         

         このリサイクル品であるハイテン材からマンガンを取り除き、鋳鉄用主原料に再使用しようという取り組みがあります。

         資源の有効利用だけでなく、鋳造メーカーにとっては経済的効果の大きい取り組みです。

         何故ならば、マンガンを取り除いた原料は、銑鉄原材料よりはるかに低廉に鋳造原材料に再利用できるからです。

         (株)木下製作所は、(財)広島市産業振興センターの平成23年度共同研究開発助成金の交付決定を受けて、【取鍋式による鋳鉄溶湯中のマンガン除去装置の実用化開発】というテーマで研究開発を行っています。

         現在、本件の進捗度を見ながら、支援できることを行い、今年中に成果が得られるように目指しています。

         鉱物資源等をリサイクルから見つめ直していく、そんな新たな取り組みが今後より一層日本で求められて来ているとはいえないでしょうか。

        私の身近なお店

        2011/12/28

        mikio4.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長・北林です。

         

         私は、近所のクリーニング店を利用します。夏の暑い日でも作業場で汗をかきながら熱心に作業されており、また、洗濯物の受け取りに行けば、私の顔を見ただけで、前回出した洗濯物がたとえ1か月前であっても即座にわかるなど、まさに「職人」というお店です。

         

         また、近所の鮮魚店は、帰宅途中、閉店間際に買い物に行くと、「選ぶものが少なくて申し訳ないねぇ」などと言いながら値段をまけてくれたり、調理方法を教えてくれたり、温かみのある接客をしてくれます。

         

         いずれも私にとって大切なお店であり、今後も末永く経営をしていただきたいと常々思っています。

         

         今年は数々の歴史的な出来事が起こりました。その中には、経営に関わってくるものもあり、厳しい経営環境は依然として続いております。当支援センターでは、来年も中小企業の皆様の経営革新や経営基盤の強化のための相談事業、創業にあたっての実践的な研修会の開催など、各種の支援事業を行います。
         ご利用のほど、よろしくお願いいたします。

        ちょっとお得なパソコン(iPhone含む)活用術

        2011/12/27

        kobayashi2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。

         

         私ごとですが、iPhoneを購入してはや1年、使いこなせるように、日々、奮闘中です。
         私の友人(ITに詳しくない)も少し前からiPhoneを使い始めたようで、最近では周りの人にiPhoneの便利なアプリを教えているようです。また、自宅付近のちょっとした写真をブログに載せているとのこと。「なかなかヤルな」と思いながらも、危険な香りがします。ちょっと聞いてみました。


        私 :ブログに載せてる写真って、ジオタグ消してる?
        友人:じおたぐ?
        私 :ジオタグってのは、位置情報のこと。iPhoneで撮った写真にはジオタグが付いてるから、写真を撮った場所が分かるんだよ。その写真をブログに載せるということは、誰が書いたブログか特定される可能性があるということ。
        友人:ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!


         写真からジオタグを削除するアプリもあるようですが、とりあえず簡単な方法として、iPhoneのスクリーンショット(以下「スクショ」)機能を使うようにアドバイスしておきました。
         スクショとは、画面に映っている画像をそのまま写真にすることで、ホームボタンを押しながら電源ボタンを押すことで撮れます。スクショにはジオタグはありませんから、画面にジオタグ付きの写真を表示させておいて、スクショを撮ればジオタグ無しの写真ができます。
         ジオタグ付きの画像は、うまく使えば写真の管理にすごく便利です。しかし、その存在を知らずに使っていると・・・皆さんも気を付けてくださいね。

        生活習慣病の方に適した料理レシピを検索表示するシステムに関する研究開発プロジェクトを紹介します。

        2011/12/22

        hamada2.jpg おはようございます。 
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの浜田文男です。

         
         生活習慣病の方の食事をお世話する人は、献立を考える際に悩むことが多いと思います。たとえば、食品スーパに買い物に行くときには事前に料理レシピを考えてメモにして持参し、その通りに買い物をするのではないでしょうか。その時の売り場の素材の選択などあまり自由度がなく固定化した食事になると思います。そういった場合、食品スーパに行くと専用のタブレット端末があり、そこで画面を触りながら料理レシピを選び、献立を自由に作っていくという楽しさを味わえればより明るく行動できるのではないでしょうか。


         そこで、財団法人広島市産業振興センターにおいて平成23年度医療・福祉関連製品・技術開発助成金で交付決定した案件を一つ紹介します。


         開発者はアクスプライム株式会社で、テーマは「生活習慣病の人などに適した料理レシピを検索表示できる専用端末とスマートフォン向けソフトウエアおよびクラウド化の研究開発」です。食品スーパ店頭に置いた専用タブレット端末と個人のスマートフォンで活用できるように、料理レシピ/食品表示について研究しデータベースとして蓄積し複合検索できるよう研究開発中です。


         このプロジェクトの進捗について適切な支援を行い、本年度中の完了を目指します。

        真の「改善」とは「苦しみを乗り越える」こと

        2011/12/08

        kubo4.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクト・マネージャーの久保です。

         

         今日は改善に伴う苦しみを乗り越えずして、その成果は得られないというお話です。

         

         当センターの支援制度の中に、「経営支援アドバイザー派遣」という制度があります。経営課題の解決、生産性改善活動等々の企業が抱える様々な課題を解決するために、専門家を派遣してニーズに即した支援を行う制度で、すでにこれを利用されている読者もおられるかもしれません。
         改善に対する企業側の熱意・努力と専門家の指導がうまく噛合い、期待した或いはそれ以上の成果が得られた時には、企業側の担当者、派遣専門家共に大きな達成感、充実感を味わうことができます。
         しかし、すべてのケースがこのようにうまく行くとは限りません。同じ専門家が手掛けた案件でも、大きな改善成果に結びつく場合とそうでない場合があります。もちろん、専門家が得意とする領域と不得手な領域で、最終の結果が異なってくるということはあるでしょうが一方で、当事者である企業側を見てみると、改善に挑戦するという意識が希薄であったり、また改善へ向けての自らの変化を柔軟に受け入れられないというケースが多々存在することも事実です。
         せっかく外部の知恵を導入してまで改善に乗り出そうと行動を起こしておきながら、これに伴う変化を受け入れられないというのはおかしな話ですが、これまで会社の発展を目指して幾多の困難を乗り越えて現在の姿を築きあげてきた当事者にとってみれば、現状を変えるのは身を切られる以上の痛みを感じるのも事実です。
         しかし、経営改善、業務改善とはこの「痛み」「苦しみ」を乗り越える活動そのものなのだということをしっかりと心に刻んで、ゆるぎない決意をもって「改善」に臨んでください。

        主君の心得

        2011/12/01

          mikio4.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長・北林です。


         今年のプロ野球は、ソフトバンクの日本シリーズ優勝で幕を閉じました。我が地元・広島東洋カープは、セ・リーグ5位。私は今年、本拠地「マツダスタジアム」に5回行き、カープの3勝2敗。勝ちは2対1、1対0、12対4で守り勝ちあり、打線爆発あり。
         一方、負けは4対5と2対4。終盤まで同点でありながら、相手に延長10回と8回に2アウトから点を取られるという際どい試合であり、展開次第では無傷の5連勝だったかもしれません。

         

         「負け」と言えば、徳川家康が武田信玄との三方ヶ原の戦いで完敗し、自分への戒めとして苦渋の表情の肖像画を描かせたことは有名な話です。また、「無傷」と言えば、「徳川四天王」のひとり本多忠勝は生涯57回の戦場で傷一つ負わなかったと言われています。

         

         その忠勝が徳川家康の金言を子孫への訓戒として述べたものとして「本多平八郎聞書」があります。この原文と現代文を掲載している第一法規出版「古典大系 日本の指導理念5」を読むと、主君の心得として「諫言を納(い)れること」「身を慎むこと」「学問すること」「家来をいつくしむこと」「風儀を正すこと」などが述べられており、現代にも通じる心得が数多くありました。
         以前、私がこのブログのコーナーで、大久保忠教による「主君たるの大事」について述べたように、古典の中にも自分にとってヒントになる言葉をよく見かけます。

         

         広島市立中央図書館では、ビジネス支援情報コーナーを設けており、ビジネス資料の閲覧や商用データベースの利用ができるほか、上で述べた「古典大系」など、数多くの先人たちの残した言葉の載った本に触れることもできます。
         図書館をいろいろな場面で利用されてはいかがでしょうか。

        ガス展にて

        2011/11/29

        saiki.jpg おはようございます。 
         がんばる中小企業を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の佐伯です。


         11月19日の土曜日、よし、今日もお店を訪ねてみよ~っと、雨合羽を着て颯爽と自転車で出かけたまではよかったのですが、う~ん、かなり降ってきたな、と思っている間に雨はどんどん強くなり、結局、街中に着く頃には濡れ鼠状態。
         とてもお店に入れるような状況ではありませんでした。
         仕方ないので、雨の中、合羽を着たまま公園のベンチで一休み。
         そのうち、雨が小降りになってきたので、それではとばかりに自転車に跨り、街中をプラプラすることにしました。
         そういえば、グリーンアリーナで何かやっていたことを思い出し訪ねてみると、おお、何だか沢山の人が・・。ガス器具の展示会を開催していました。
         我が家のガスコンロも故障気味(15年使用)なので寄ってみることにしました。
         展示会場で器具を見てみると、ガスコンロなのにまるで電子機器の塊であるかのような感じさえ受けました。我が家のガスコンロとはエライ差や!
         さっそくスタッフをつかまえ、説明攻めに!う~ん、温度設定ができるもの、優れた安全装置の標準装備、SF映画にでも出てきそうな洗練されたデザインや材質・操作性等々、目覚ましい進歩を改めて感じました。
         ただ、安全装置は別として、こんなにハイテクガスコンロが本当に我が家に必要なのかな?耐久性はどの程度あるのかな?15年も耐えてくれた我が家のガスコンロは、ローテクだったから長持ちしたようにも思えます。
         さっそく保守の方に状況を聞いてみると、15年前の製品に比べ安全性や機能性が格段に進歩した反面、部品点数がとても多くなり、その分、故障する確率も高くなっているとか。
         利用者が求める機能、耐久性、価格とメーカーが提供する機能等とのバランスについて、考えさせられた出来事でした。

        日々是新

        2011/11/17

        nakamiya.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・中宮です。

         

         早いもので11月も半分が過ぎ、今年も残すところ1か月あまりとなりました。事業は計画通り進んでいるでしょうか?

         

         皆様は、年末が近づいたこの時期に「今年は何かあったかなあ」と思い出してみると、毎年「特に何もなく過ぎていったなあ」と思うことがよくありませんか。私は年々1年が早く過ぎていくようになっている気がしています。何年か前のことでもつい最近の出来事のような気がしてしまい、いったいいつの出来事だったのかよく思い出せないことがよくあります。

         

         ではなぜ子どものころは、1年という時間をとても長く感じていたのに、大人になるにつれて1年が早く過ぎていく気がするのでしょうか。ある資料に時間経過を早く感じる原因として、①加齢に伴う身体的機能の低下、②単調な毎日などがあげられるとありました。

         

         この中で②について考えてみました。たしかに年齢を重ねるとともに経験が増して、今まで経験もしなかったことを経験するという機会は減っていくものだと思います。私自身も、社会に出て仕事を始めたばかりのころは、すべてのことが初めての経験で、ひとつずつ悩みながら決断をしていたものですが、現在は、ある程度これまでの経験から結論を推測し、方法を選択して仕事をするようになっています。

         

         経験を積むということは、短時間で物事が判断できるようになるなどメリットも多いことですが、逆に、これまでの経験に基づき形成された固定観念に囚われてしまい、新しい方法や考え方を生み出す弊害になっているかもしれません。また、変化の早い現代において、これまでの経験を活かすことができないことも発生するかもしれません。

         

         これらの問題に対応するためには、常に好奇心を持って新しいことに取り組んでいくことが重要です。自分の興味がないと思っていることでも、とりあえず見てみよう、やってみようと思うことで、新たに興味を持てるものが見つかるかもしれません。

         

         松下幸之助の著書の中に、「日々是新なれば、すなわち日々是好日」という言葉があります。この言葉を時々思い出しながら毎日を元気に過ごしたいものです。

        ちょっとお得なパソコン(iPhone含む)活用術

        2011/11/01

        kobayashi2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。

         

         私ごとですが、iPhoneを購入してはや1年、使いこなせるように、日々、奮闘中です。
         先日、私のiPhone4にiOS5をインストールしました。(連絡先が消えてしまって、あせりましたが、iCloudとの連絡先同期設定をいじると直りました。)
         今回は、このiOS5で個人的に便利になったなと思うことを紹介したいと思います。
         まずは、Safariのリーダー機能ですね。SafariのURL欄に表示される「リーダー」を押すと、広告などの不要なものがない、すっきりとした表示でHPが読める機能です。
         ん?読みやすいだけ?と思われるかもしれませんが、このリーダーで表示した画面はメールで送信できるんです。ですから、メールでEvernoteへ送ってやれば、HPの記事の部分だけを切り取った形でSafariからEvernoteのノートブックが作成できるんです。いや~、便利!
         そのほかにカメラ関連では、スリープ状態からホームボタン2回押しでカメラ起動ボタンが表示されるようになったこと。ボリュームの+ボタンでシャッターが切れるようになったと。写真の編集ができるようになったこと。
         メール関連では、メッセージ表示欄を下へフリックすると、キーボードが隠れるようになったこと。見にくく、操作しにくかったメッセージが見やすくなります。
         どれも地味ですが、これまで不満があったところが改善されています。あと、iOS5をインストールすると、なぜか空き容量が5Gほど増えてました。ラッキ~ヽ(  ´▽`)ノ

        中小企業がBCPを実現する策の一つであるデータバックアップに関する研究開発プロジェクトを紹介します。

        2011/10/28

          hamada2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの浜田文男です。 


         先般の東日本大震災において情報システムのデータバックアップの重要性が認識され、その保管先としてクラウドコンピューティングが注目されています。

         機能としてデータバックアップとその復元が容易に行え、かつ、安価に提供できれば、中小企業にとってBCP実現策の一つとして採用し易いことでしょう。
         そこで、財団法人広島市産業振興センターにおいて平成23年度ICT関連製品・技術開発助成金で交付決定した案件を一つ紹介します。
         開発者は株式会社ネビジョンで、テーマは「コンピュータ内データを複数のクラウドに自動バックアップする小型低消費電力プラグコンピュータ用ソフトウェアの研究開発」です。

         Linuxソフトウェア技術とAmazonEC2などのクラウド上アプリケーション開発技術を用い小型低消費電力のプラグコンピュータにより事業所にあるパソコン内データの自動バックアップおよび復元と認証技術について研究開発するもので、現在、鋭意研究開発中です。
         このプロジェクトの進捗について適切な支援を行い、本年度中の完了を目指します。

        矛盾(ほこ×たて)

        2011/10/20

        bajyou2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・馬上です。

         

         またまたテレビネタですみません。ご覧になっていらっしゃる方も多いと思いますが、TSS(フジテレビ系列)で放送されている矛盾(ほこ×たて)という番組をよく見ています。中でも、どんな金属でも穴をあけるドリルで絶対穴の開かない金属に穴を開けたらどうなるか、何でも燃やす超強力火炎放射機で絶対に燃えない板を燃やしたらどうなるか、一度吸いついたら絶対に離れない吸盤を何でも吸引する吸引機で吸引したらどうなるかなど、いろいろおもしろい対決をしています。結果は、必ずどちらかが勝ってどちらかが負ける訳ですが、負けた方はリベンジするなどしてどんどん盛り上がっていきます。見ていて感心するのは、そういう技術を持っている企業が、その業界では名が通っているのでしょうが、あまり聞いたことのない中堅・中小企業だということです。

         

         資源の少ない我が国では、技術力を高め、高付加価値製品を作っていくのが生きる道だとよく言われますが、その技術力を支えているのは中小企業です。当財団でも支援センターマネージャー技術振興部(工業技術センター)で、中小企業の技術支援を行っていますので、どしどしご利用ください。

        開発助成金事業の申請~『傾向と対策』その-3

        2011/10/13

        kubo3.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクト・マネージャーの久保です。

         

         前号では、開発助成金事業はその制度の趣旨・狙いに応じて、申請書の内容の重点の置き方が違うということを書きました。
         今回は、記載項目のうちの"スケジュール"を一例としてみてみましょう。創業支援の系統の補助金事業ではあまり詳細なスケジュールを要求されることはないようですが、研究開発、つまり「ものづくり」支援の場合はそれなりの内容が要求されるので、注意してください。ものづくりの世界では、種々の解決課題に対し、具体的な解決アクションが、タイムリーに行われ、期限内に必ず目標が達成されることが要求されます。「スケジュール」とは研究開発を進めて行くうえで重要な指標となるもので、実際に開発を進めるときに役に立つものでなければなりません。
         中には、スケジュールの項目欄に「○○の研究開発」と書いて翌年3月までの長い矢印を一本描いて済ませているものを見た記憶がありますが、このような例は論外です。審査員がこのような「スケジュール」から受ける印象は、非常にネガティブなものになるので注意してください。
         申請書に書く「スケジュール」には、次の内容が簡潔に整理された形にまとめられているかどうかよく確認してください。
        1) 開発の目標とその実現のための課題(What)は適切か、優先化ができているか
        2) 課題解決のための作業は実施方法・手段(How)、実施場所(Where)が明確か
        3) その作業を誰が(Who)主体的に行うかが決まっているか。
        4) 夫々の作業の開始・終了時期、実施期間(When)は適切か、前後の作業との関連がとられているか
        5) 中間の進度確認と軌道修正の余地があるか
        6) 開発目標達成度評価のやり方・タイミングは適切か 等
         経験ある審査員であれば、申請書のスケジュールの部分を見ただけで提案されている研究開発が実際に実施可能かどうか、ひいてはその会社の技術的能力がどの程度であるかを大体推測することができます。決してスケジュールを疎かにしないで下さい。

        接客について

        2011/10/12

        saiki.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の佐伯です。


         最近、いい店ひろしま顕彰事業で表彰されたお店を少しずつですが訪ねています。
         もちろん、変な帽子にリュックサック(&自転車)といういでたちで、一見すると単なる「変なおじさん」状態でお店を訪ねるのです。
         先日、ある洋菓子店を訪ねたときのことです。
         店内に入ると、直ぐに店員さんが、「いらっしゃいませ!お決まりになられましたら、お声をおかけください。」
         う~ん、少しタイミングが早すぎるような、でも店内には私だけだから、まぁ、仕方ないか、などと思いながら、甘みの少ないケーキはどれか、サッパリした感じのケーキは?等々、グダグダと質問しながら、一通り商品説明を聞きましたが、店員さんは全ての商品の特徴、人気商品(+どんなお客が買っていくかまで)を分かりやすく説明してくれたのです。
         なるほど、と思いました。商品知識もさることながら、購入商品とその購入者の特徴をよく把握し、お客の様子などから購入者の特徴などを例えとして説明に加え、私の「買いたい」という気持ちを上手に刺激しているのです。
         特に、若い女性に弱い私のようなおじさんには効果抜群で、我が家に帰ると、「いつから大家族になったのですかね」とピシャリ!

         

         いろいろな好みを持つお客の購買行動を促すためには、自分達(店主や店員)でストーリーを描き、それをお客に感じ取ってもらうことで、買うという行動のスイッチを入れる、感心させられた体験でした。

         

         さて、糖尿病予備軍の私としては、少し甘いものは避け、次回は雑貨などを扱う店を回ってみようと思います。お店巡りは本当にワクワクしますね。みなさんも、ステキなお店を訪ねてみませんか!

        環境への取り組み! 海水温上昇が続く!

        2011/09/13

        mennde3.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

         

         シンガポールに駐在中、毎日のように、レインシャワー(にわか雨)を浴びました。

         およそ1時間ばかり雨が降り注ぐ有り様は、現在の集中豪雨のようです。

         そういえば、ヒューストンに駐在中も同じようなレインシャワーを浴びました。

         

         雨が降り注ぎだすと、辺り一面真っ暗闇のようになります。

         そのレインシャワーの原因は何かというと高い海水温と灼熱の太陽です。

         海水温が暖められると水蒸気が発生し、湿った暖かい空気を産みます。

         それがやがて雲となり、シンガポール、ヒューストンに押し寄せます。

         

         このようにシンプルに考えますと、現在の巨大化した台風・ハリケーン、集中豪雨もよくわかります。

         地球上の海水温が高くなってきたのです。そしてこの傾向は、現在のエネルギー使用量の増加から考えると、さらに強まってくると思います。

         

         一昨年の海水温は、観測史上2番目の高さであったとのことです。

         気象庁は、今後は海水温も併せて発表することが求められてくるのではないでしょうか。

         台風、集中豪雨、洪水ほかに備えるためです。海水温の上昇はもう一つの問題を引き起こします。

         氷床などが解け、水も膨張し(水の密度は4℃で最大)、海水面が上昇することです。

         もしグリーンランドの氷床が融解すると、およそ7m海水面上昇が起きるとの予測です。

         

         そうなると海岸沿いに住む人々はもっと標高の高い所に住まなければなりません。

         因みに我が家はいくら海面が上昇すると住めなくなるかをFLOOD MAPで見ますと、2~3mです。

         2100年の海水面上昇の最大予測は59cmですからまだ大丈夫ですが、台風・集中豪雨・津波が来るとどうなるかわかりません。

         海水温を上げないようにするにはどうすべきか、様々な工夫が求められて来ていると思います。

        ちょっとお得なパソコン(iPhone含む)活用術

        2011/09/06

        kobayashi2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。

         

         私ごとですが、iPhoneを購入してはや1年、使いこなせるように、日々、奮闘中です。
         さて、最近、私のまわりで無線に関する質問が多いような気がします。ということで、今日は無線の話です。
         インターネットを活用する上で無線は大きく分けて2つあります。携帯電話やPHS回線などを使う広域無線と、無線LANと言われるスポット的な無線です。質問者の多くはこのあたりから理解できていない様子ですので、ざっくりと解説します。
         広域の無線は、携帯電話等事業者の回線を利用するため、携帯電話等事業者と個別に契約が必要ですし、専用の機器でないとつながりません。月額は4~6千円程度で利用でき、通信速度は最大40Mbpsくらいです。iPhoneはソフトバンクの回線を使っており、出先でも室内でも電波が届けば使えます。
         一方、ローカルな無線(無線LAN)は、光電話などの固定回線に、無線LAN基地局を自分で設置(数千円~一万円程度)して利用することが一般的です。電波は自分の家の中くらいまでしか届きません。基地局のメーカーと無線LANを利用する端末のメーカーは同じである必要はなく、無線LANの通信規格(IEEE802.11)が一致していればつながります。(IEEE802.11での相互接続認証を受けたものをWi-Fi(ワイファイ)と言います。)自分で基地局を作るので月額利用料は必要ありません。通信速度は速いもので300Mbpsくらいです。街なかにも無線LAN基地局が設置されている場所があり、無料で利用できるものもあります。
         ですから、一般的にiPhoneなどは外出先では広域の無線(ソフトバンクの通信回線)を使ってデータ通信(少し遅い、有料)を行い、家に帰ったら自分で設置した無線LAN(早い、無料)を使うという形になります。
         その他、広域無線を利用した機器の中には、モバイルWi-Fiルータと言われる機能を持ったものもあります。これは、無線LANの基地局を持ち歩いて、iPhoneなどの端末をモバイルWi-Fiルータに無線LANで接続し、モバイルWi-Fiルータは広域無線回線を使ってインターネットを利用するというものです。複数の無線LAN端末をモバイルWi-Fiルータに同時に接続(5台程度まで)できるので、通信費の節約が可能です。
         簡単に説明しようと思ったんですが、複雑になってしまいました。(´Д⊂グスン

        スマートフォンで動くアプリケーションの消費電力を計測するツール

        2011/09/01

        hamada2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの浜田文男です。


         財団法人広島市産業振興センターにおいて平成23年度ICT関連製品・技術開発助成金で交付決定した案件を一つ紹介します。
         表題ではスマートフォンと書きましたが、ターゲットは組込みソフトウエアです。組込みソフトウエアの消費電力を見える化しようというものです。
         これまでハードウエア関連や基本ソフトウエア関連を如何に省電力化するかという試みは行われており効果も出ていると思われます。
         しかしながら、アプリケーションソフトの消費電力を計測しようという試みはなされておりません。例えば、「スマートフォンに常駐動作するアプリケーションを単位時間当たり○○ワット以内で動作するようにしてください」とソフト発注者から要求された場合、当ツールを使用すれば計測可能です。
         また、計測事例を蓄積し分析すれば効果的な省電力仕様としてまとめる事ができます。

         

         今回紹介した案件は、『アイシーエナジー・スタンダード』の舩岡 和宏氏が進める「組込みソフトをターゲットとした消費電力計測器の開発」です。計画では来年初めくらいには完了する予定です。
         サポートする我々としても積極的にPRしたいと思っています。

        販売促進の一般原則について

        2011/08/30

        shimonawa.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下縄です。

         

         多くの企業において売上高を上げることは、永遠の課題です。
         しかし、それを達成するための販売促進方法の黄金律は存在しません。このため、私たちは、常に試行錯誤し、「仮説→検証→ノウハウ化」といったサイクルを回しながら、最適な販売促進方法を見つけていかなくてはなりません。
         販売促進において最も重要なことは、「お客様に興味を持ってもらい、見てもらうこと」です。人は「変化」したもの、「珍しい」ものに目が行き興味を持つものなので、私たちは常に販売促進に変化を求めていかなくてはなりません。
         ところが、やみくもに変化させてはなりません。販売促進には次の7つの一般原則があり、すべての販売促進活動に共通する原則だからです。


        【一般原則】
        1 目的や狙うべき効果は明確か。効果を検証できているか。
        2 「だから何なの?」というお客さまの心に応えているか。
        3 「作った側」、「売ってる側」の勝手な理由ではなく、お客様がこの製品・商品を選ぶ理由となっているか。
        4 派手だけの目立てばよい「チラシ広告」ではなく、メッセージとなっているか。妙にデザインばかりにこだわっていないか。
        5 過度な「ヨイショ」やこちら側が言いたいことでなく、お客様の知りたい情報を載せているか。
        6 「変わりたくない」という無変化への欲求を意識し、戦略・戦術を立てているか。
        7 適切な媒体を選ぶとともに、費用は最小となっているか。

         

         出来上がった販売促進策がこの一般原則に該当するかを吟味し、「仮説→検証→ノウハウ化」のサイクル化を経て、効果的な販売促進活動が次々と展開されることを願ってやみません。

         

         創業に関する様々な問題や課題について、ご気軽に創業支援担当・下縄までご連絡ください。

        20年振りに冷蔵庫を買い替えました

        2011/08/25

        bajyou2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・馬上です。

         

         先日、わが家では20年振りに冷蔵庫を買い替えました。

         購入に当たっては、やはり、家電量販店をいろいろ見て回りましたが、20年振りに買い替えると言うと、どこの店員さんも異口同音に「すごいですね。でも電気代は大分損をしているのではないでしょうか。」と言われました。

         確かに、20年も経てば、家電製品の省エネ技術もすさまじく進歩しているでしょうが、生来、貧乏性な性分で、壊れてもいないのに買い替えるには抵抗があり、ズルズルとここまで来ました。

         

         企業や店舗においても、設備の更新によってエネルギーコストが大幅に削減できる可能性もあります。

         広島市では、事業所の省エネ診断店舗の省エネ対策支援事業などで省エネのためのアドバイス事業を行っています。

         これらの利用に当たっては、当センターマネージャーが懇切丁寧にご指導しますので、興味のある方はお気軽にご相談ください。

         

         わが家でも、電気代が去年と比べてどれくらい減っているか楽しみです。

        新規事業・新規創業支援の進め方の研修を受講して!

        2011/08/23

        niimoto2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・新本です。

         

         先日、「新規事業・新規創業支援の進め方」の研修を受講しました。

         

         企業は、経営環境などの変化に応じて柔軟に対応しなければ継続的な成長を望めません。


         そのため、既存事業の見直しや新規事業の開拓を行う必要があります。また、これまでに蓄積した経験やノウハウを活かして、これから創業したいと考えている方もいます。これらの方々が事業を成功させるためには、しっかりとしたビジネスプランを作り上げることが重要です。

         

         そこで、この研修では、新規事業・新規創業を考えている方に具体的なアドバイスが提案できるように、ビジネスプランを評価するときのチェックポイント(以下のとおり)やその手法について講義や演習がありました。

         

        ≪ ビジネスプランのチェックポイント≫

         ・事業の考え方(顧客満足度、強みなど)
         ・提供する商品・サービスの特徴(品質・コスト・納期・サービス・スピードなど)
         ・ターゲット市場(顧客)と設定(マーケットセグメンテーション、市場規模、特性など)
         ・対象市場の成長性、及び狙うシェア(需要成長、市場占有率など)
         ・事業の特徴(顧客からみた価値)
         ・事業展開のイメージ(3~5年後の事業のステップアップの可能性)
         ・損益プラン・収支プラン
         ・資金調達の方法
         ・行動計画

         

         新規事業・新規創業を考えている皆さん、ビジネスプランを作作成するときの参考にしてください。

        開発助成金事業の申請~『傾向と対策』その-2

        2011/08/18

        kubo3.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」プロジェクト・マネージャーの久保です。

         

         開発助成金事業には多くの制度が有ります。創業支援に重点を置いたもの、研究・開発段階に重点を置いたもの、あるいは商品化の段階を対象としたもの等、それぞれその制度の趣旨・狙いによって性格が異なります。これに応じて申請側の対応の仕方も違ってきます。応募にあたってはその制度の趣旨をよく理解し、申請しようとする案件に最もふさわしい制度を選ぶことが大切です。さらに申請書の書き方についてもその趣旨にかなった表現にするよう、心掛けてください。


         採否判定の審査ではそれぞれの制度の審査基準に基づいて、種々の要素・項目について評価しそれらを総合して判断がされています。採択する側としてどういう項目を評価判定の基礎としたいと考えているのかは、申請書の記載項目を見るとわかります。制度によって内容がずいぶん違うように見えるかもしれませんが、どの制度でも大体、開発の内容、新規性/優位性、市場性、事業性、実施能力、費用等についての説明を求めており、基本的なとらえどころとしては共通しているともいえます。


         内容が違って見えるのは、それぞれの制度の趣旨・狙いの違いによって、どういう要素・項目を重視するかの比重の置き方が違っているためで、申請書を書くときにはこの点に十分注意して、相手がどういうことを知りたいのか、説明してほしいと考えているのかをよく考えてこれに応えるようにしてください。


         例えばわかりやすい例を一つ上げましょう。制度によって開発スケジュールの記載を求めているものがありますが、このスケジュールの書き方一つでその案の採否が分かれてしまうこともあります。

         なぜか? その理由は次号で考えてみましょう。

        秋といえば

        2011/08/15

        kodama.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当課長・児玉です。


         まだまだ残暑は続きますが、盆を過ぎますと、ツクツクホウシの鳴き声が聞こえたり、赤とんぼが飛んで来たり、少しずつ秋の気配を感じてきます。
         秋といえば、「読書の秋」すなわち「勉強の秋」ということで(いささか強引ですが)、当センターにおいては、中小企業や創業者の皆様向けのセミナー・研修会を、次のとおり盛り沢山に企画し、皆様をお迎えできるよう鋭意準備中です。

         

        ①創業者(あるいは創業まもない方)向けには、「創業アカデミー」
         (全4回、9月4日(日)から毎週日曜日に実施)及び「創業支援セミナー」(1回、11月実施予定)
        ②30歳未満の若者で起業に関心をお持ちの方には、「若者起業家養成講座」
         (全7回、10月中旬~11月の土曜日、日曜日に実施予定)
        ③中小企業向けには、「会計力養成」及び「人事評価、賃金体系」に関するセミナー
         (各1回、10月に実施予定)
        ④卸売業者向けには、「流通革新研究会」
         (全5回、9月から月1回のペースで実施予定。)

         

         なお、「創業アカデミー」については既に募集を開始していますが、それ以外のセミナー・研修会につきましては、今後「市民と市政」や当センターのホームページ等でお知らせします。
         乞うご期待。

        今日は8月10日です。

        2011/08/10

        mikio2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長・北林です。


         今日は8月10日、「道の日」です。国土交通省によると、「大正9年8月10日にわが国で最初の道路整備についての長期計画である第1次道路改良計画が実施されたこと」などに由来するそうです。
         そのほか、8月10日の記念日を調べたところ、語呂合わせによるものが多い日だとわかりました。
         「宿の日」(や(8)ど(10))
         「帽子の日」(ハッ(8)ト(10))
         「パレットの日」(パ(8)レット(10))
         「健康ハートの日」(ハー(8)ト(10))
         「焼き鳥の日」(や(8)きと(10)り)
         「鳩の日」(は(8)と(10))  など、たくさんあります。
         中には、この記念日にあわせて、日ごろの販売価格より値下げして、8月10日だけ「810円」で商品を売る企業もあるようです。
         数字を覚えるための語呂合わせとくれば歴史年号、電話番号をすぐに思いつきますが、メッセージを伝えるために数字を利用したポケベルがあったことも思い出しました。現在の携帯機器の高度な機能を考えれば、隔世の感があります。


         当支援センターでは、ICTを活用した経営革新等に取り組む中小企業者に対しアドバイザーを派遣して、課題解決のための助言を行う「ICT経営力レベルアップ支援事業」を実施しています。「ICTを活用したいが、何から始めたらいいかよくわからない」「ICT化したが、効果がはっきりしない」など、様々な問題解決に対して専門家が助言いたします。
         ICTの機能を最大限に活用して、経営基盤の強化にお役立ていただきますよう、事業のご利用をお勧めします。

        広島におけるインターネットを活用したビジネスプランを募集しています!

        2011/07/26

        kishino2.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。

         

         HiBiS(広島インターネットビジネスソサィエティ)では、インターネットを活用したビジネスプランを募集しています。
         対象となる事例は、過去に実施されたもの、現在進行中のも、企画中のもの、どのようなフェーズでも構いません。インターネットやモバイル端末を活用されていれば業種も問いません。
         また、HiBiSのメンバーであるなしを問わず、自薦他薦形式で募集しています。提出いただいた全ての発表原稿は、小冊子にまとめ「第15回HiBiSインターネットビジネスフォーラム」当日(平成23年10月27日(木))会場にて配布されます。
         メリットとして、事前審査により選ばれた5件の優秀ビジネス事例は、フォーラムにて発表の場が設けられ、最優秀ビジネス事例は賞金10万円、優秀ビジネス事例は表彰状と副賞がいただけるほか、事例集は、マスコミ各社・関連行政機関に告知・配布されますので、ビジネスを行われている各社の広報活動のPRにつながります。
         今年度は、ひろしまIT総合展2011と同時開催ですので、沢山の来場者が予想されます。興味のある方(企業)は、ぜひ、応募をご検討ください!

         

         応募締切日:8月12日(金)

        環境への取り組み! 電気の見える化について

        2011/07/20

        mennde6.jpg おはようございます。

        がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

         

         カリブ海にあるホテルの浜辺で、家族と一緒に泳いでいましたが、一気に海岸から引き離されるという事が起きました。

         さいわい何事もなかったのですが、日本に帰国し新聞を読んでいると、離岸流という記事を見つけました。

         

         あれは、離岸流ではなかったのかと思いました。

         離岸流があるかどうかは素人にはわかりません。見えないからです。その離岸流に乗るとけっして流れに逆らって岸に泳いで帰ろうとしないことです。岸と平行に泳いで離岸流から抜け出すか、むしろ沖に流れが弱くなるまでそのまま流された方が良い場合もあります。

         

         今、節電とか省エネが叫ばれています。節電が必要ですと言っても、1ケ月おきにやってくる電気代金支払表をチラッと見るぐらいでしょうか。

         お金も自動的に差し引かれます。まあいいかということになります。節電するために、エアコンを止めて、熱中症になってもいけません。ということで、中々簡単なことではないように思います。

         

         温度感覚が鈍っていると熱中症にかかるかもしれません。

         このとき温度計が役に立ちます。温度の見える化です。電気も同じです。今電気をどれだけ使用しているかを目の前で見て知ることによって、節電に対処できます。電気の見える化です。

         

         15%の電力使用量削減を科せられると、電力をいくら使用している、いくら使用できる、これからの夏場どれだけ電力を使用する可能性があるかという予測が必要です。

         電気の見える化によって、どうすればよいか等々の知恵が具体的に出てきます。

         

         離岸流を心眼で見るというのは達人技ですが、電気の見える化装置でどれだけ電気を使用しているかを知ることは、誰にもできます。

         そんな電気の見える化装置が数多く今生まれています。

         日々に目の前で電気使用量を見ながら、知恵と工夫で、今年の夏を乗り切っては如何でしょうか。

        平成23年度家庭・事業者向けエコリース促進事業(環境省)のご案内

        2011/07/12

        kobayashi2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。

         

         現在、環境省では「家庭・事業者向けエコリース促進事業」を実施しております。
         これは、中小企業が省エネ機器の導入を進めやすくするよう、一定の基準を満たす再生可能エネルギー設備や産業用機械、業務用設備等の幅広い分野の製品をリースで導入した際に、リース料総額の3%を補助するものです。受付け期間は平成23年6月15日から平成24年3月2日までとなっています。


         この制度の利用にあたっては、環境省が指定した指定リース事業者67社とリース契約を締結する必要があるとのこと。詳しくは以下のホームページに記載されている指定リース事業者までお問い合せ下さい。


           http://www.jaesco.or.jp/ecolease-promotion/

        「企業IT利活用動向調査2011」速報が発表されています。

        2011/07/06

        hamada3.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー 浜田文男です。


         JIPDEC(一般財団法人日本情報経済社会推進協会)と㈱ITRが協力して、国内企業500社を対象に共同で実施した「企業IT利活用動向調査」の一部結果を速報として発表しています。(2011.5.20~25でアンケート調査)
         [プレスリリース] http://www.jipdec.or.jp/pdf/ov/press/press_20110627.pdf
         この調査結果の詳細は、「情報化白書2012」(JIPDEC 2011.10発刊予定)に掲載される予定だそうです。
         この中で私が注目したのは「2011年度IT予算の見直し状況」です。有効回答500件のうち50%以上の回答者が実施・実施予定と回答した項目は3項目であり、(1)個別の事業計画の見直し・再検討【60%】(2)事業継続計画、災害復旧計画の強化・見直し【50.6%】(3)全社的な経営計画の見直し・再検討【50.6%】となっています。東日本大震災の教訓から事業継続計画(BCP)が第2位に挙がっており、今後、強く実施される項目です。
         中小企業の方にとっても重要なBCP策定については、中小企業庁が「中小企業BCP策定運用指針」を公開しており詳細な手順が示されています。是非、活用し策定ください。策定したら定期的に実施、見直し、改善というPDCAサイクルを回すことが必要です。確実に実施して身に着けておくことがいざという時の安全策となります。

        私のネット通販における購入過程について

        2011/06/22

        saiki.jpg おはようございます。 
         がんばる中小企業を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の佐伯です。


         本日のタイトルでもおわかりなると思いますが、私はネット通販愛用家?です。
         購入している物は、食品、靴、衣料品、電気製品、本、鞄等々、本当に沢山の種類の商品を購入してます。家族からは、我が家の無駄遣いNo.1の称号をもらっています(笑)。
         本日は、一消費者である私の購入過程がネット通販に取り組んでおられる方の少しでも参考になればとの思いから、このテーマを取り上げてみました。
         まずは、こんな私を誘惑するメルマガのチェックからスタートです。
         商品の写真、簡単な機能紹介、品質やデザインのチェックです。
         気に入った商品があると、商品を紹介したホームページへGO!
         そこで、さらに詳しい情報を収集します。その際の調査内容は、例えば国外メーカーの靴であれば、日本人の足の特徴を踏まえて開発されたものか、具体的に日本製のサイズと比較できる工夫がされているか、一般に日本人の足は甲高で幅広と言われていますが、私もその例外ではないため、こうした情報が提供されていないものはその時点で購入は見送ることにしています。
         とまあ、こんな調子でさらに関心が湧いた商品について、価格の比較や既購入者の評価へと調査を進めていきます。
         具体的にはショッピングモールの中やネット全体の検索を行い、妥当な価格か否か、購入者の評価はどうか等です。納得がいけば、取扱店のHPに戻り、今度は直接Eメールで不明な点等の問い合わせを行い、翌日までに回答をしてくれた店舗で購入する、ということにしています。
         以前に比べ、例えば衣料品であればモデルの身体状況(身長、体重など)示し、着用状態をいろいろな角度から見られるようにしたり、商品のズームアップを可能にすることで機能や質感が分かるようにするなど、購入者が着用状態や商品の実物をイメージしやすくするための工夫(可視化)をしているケースが多くなっています(私のような胴長短足のモデルさんはいないので、う~ん、残念!)。
         文章にして整理をしてみると基本的には実店舗での購入過程とあまり変わらないように思えるのですが、みなさんはどのように感じられましたか。

        「真摯さ」について考えてみました

        2011/06/21

        kodama.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当課長・児玉です。

         

         「もしドラ」がベストセラーになり、またNHKで放映され、映画化もされるなど、今、ドラッカーが色々なところで取り上げられています。(Eテレの「100分de名著」でも、今月はドラッカーの「マネジメント」を取り上げています。)
         私は、アニメ版の「もしドラ」と「100分de名著」を見ただけですが、その中で「真摯さ」という言葉が印象に残りました。
         ところで、今回はこの「真摯さ」について考えてみます。
         「真摯さ」について、辞書を引くと「まじめでひたむきなこと。一所懸命に物事に取り組むこと。」という意味があり、原語の「integrity」では、正直,誠実,高潔といった意味があります。
         先ず「一所懸命」という方向で考えると、単に「真面目に一所懸命に仕事をする」意味だけではないと思います。やはり、「仕事について、より効率的に行う、またはより大きな成果をもたらす工夫を一所懸命に考え続ける」ことも「真摯」であるためには必要だと思います。では、この「効率性」や「成果」とは何でしょうか?これを考えるためには、自分の仕事の「目的」、「すべきこと」、「顧客」といったことについても「真摯」に考える必要があります。
         また、「誠実さ」という方向で考えると、「我欲」や「好き嫌いの感情」から物事を判断することなく、「正しいか正しくないか」を基準に公平に判断するということが必要であると思います。そのためには、何が正しくて、何が正しくないかの基準について「真摯」に考え続けることも必要です。
         「真摯さ」について真摯に考えるほど、自分の仕事について大変高い「志」を要求されますが、一方で、高い志で仕事を一生続けていくためには、張りつめているだけでなく、ある程度は肩の力を抜くことも必要かもしれません。ワーク&ライフ・バランスについても真摯に考えることも必要でしょう。

         

         という風に「真摯さ」という言葉からあれこれ考えてみましたが、ドラッカ-の「マネジメント」を読みもせず、色々勝手に考えているだけで「真摯さ」には程遠いと反省です。

        「ひろしまIT総合展2011 出展企業募集中!」

        2011/06/10

        kishino2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。


         今日は、10月26日(水)から28日(金)に実施される「ひろしまIT総合展2011」のイベント案内です。


         このイベントは、ひろしまIT総合展2011実行委員会((社)広島県情報産業協会)が運営主体となり、IT分野の様々な先端技術や魅力的サービスを広く紹介し、ITベンダーとITユーザーとの商談機会の場の提供や講演会、セミナー等、日進月歩で急速に加速し多様化が進んでいるITの「今」をここ広島にて総合的に理解することのできる大規模なイベントとなっています。


         現在、この総合展に出展する企業を募集中で、出展企業だけの特典として、出展企業同士の連携を積極的に支援していくため、ビジネス交流会が開催されます。また、行政機関・各種企業支援団体の参加も予定されており、新たなビジネスチャンスを広げる機会にもつながると思います。


         申し込み期限は、6月30日(木)までとなっていますので、IT分野での新技術・新製品発表の場として、活用してみてはいかがでしょうか。

        ちょっとお得なパソコン(iPhone含む)活用術

        2011/06/06

        kobayashi2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。

         

         私は、当財団のICT担当と言われている(自称?)こともあり、今回もパソコンの便利な使い方についてご紹介します。

         

         最近、私がハマっているのは、Dropboxです。(Dropboxとはオンラインストレージと自分のパソコンのDropboxフォルダを同期してくれるサービスです。)
         Dropbox を使い始めたきっかけは、iPhoneで使えるソフトを探して見つけたというだけ。最初は単なるバックアップソフト程度にしか考えていませんでした。
         しかし、これはパソコンでも相当使えそうです!
         というのも、先日、パソコンがクラッシュしてしまい、通常ならデータの復旧だけでもヒィ~ヒィ~言わなければならないところが、DropboxへIDとパスを入力しただけで復活!ヽ(  ´▽`)ノラッキー これは、パソコンの入れ替えの時に、バックアップの手間を省くのにも使えます。
         そのほかにも便利なことがあります。Dropboxの中にPublicフォルダを作成すると、指定した人とPublicフォルダを共有できます。ファイル共有なんて何が珍しいの?と思われるかもしれませんが、クラウド上のファイルと同期しているので、ネットにさえ繋がっていれば物理的な繋がりを考える必要がないんです。具体的には、ファイル共有のために外付けHDDなんて買わなくてもいいですし、遠距離の人とのファイル共有も自分のパソコンのファイルを弄っていれば、それだけで出来ちゃうんです。ま、2GBまでと容量に制限はありますが、文書ファイル程度なら十分な容量でしょう。
         さらには、誤って更新したファイルでも、任意の日時の状態に戻すことができるリビジョン管理機能まで使えます。これで、ウッカリも解消です!
         いや~、クラウドって便利ですね~。

        環境への取り組み!  海の幸が豊富な日本

        2011/06/03

        mennde6.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

         

         米国で、漁場に近いニューヨークと牧場の多いヒューストンで勤務しました。

         その中で、ふと米国では、なぜ東北部地域から秀才が排出され続けているのであろうかと思いました。

         その後日本に帰り、十数年経ってボストンにある企業とビジネスを行うことになり、毎年ボストンへ行くことになりました。

         その都度とても美味しいロブスターを頂きました。その折り、東北部地域は、豊な漁場なのだと再認識しました。

         ご存知のように世界の3大漁場は、日本の太平洋側沿岸部、米国北東沿岸部、そして北海沿岸部です。

         

         魚には、脳の重要な栄養素であるDHAがあります。

         DHAは、神経細胞間のシナプス膜を柔らかくし、情報伝達をスムーズにしていく働きがあるといわれています。

         一方、EPAは血栓防止等に効果があります。脳にも健康にもよいのが、魚類、水産資源です。

         お肉にはお肉の素晴らしい栄養素が豊富にあり脳にもよい栄養素があります。

         ゆえにどちらが良いとは、一概にはいえないと思いますが、できうれば日本では、古来より食してきたお魚等魚介類・昆布等の海藻類もしっかり取りたいものと個人的には考えています。

         

         人口増加のため資源が不足しがちな今日、やはりお魚等の水産資源をしっかり守っていくことが必要なのではないでしょうか。なにしろ日本は海洋大国でもあります。海を守ることが、即日本の将来を守っていくことになります。

         

         安心・安全に魚介類・海藻類を頂くことは、何にも増してうれしいことです。

         海の幸に大変恵まれた日本は、それらが当たり前であるだけに、そのありがたさを時々忘れることがあります。

         しかし、もう一度しっかりと思いだし、海や川を、強い環境意識をもって、大事に守るのだということが必要ではないかと思ったりします。

        クラウドサービス利用のための情報セキュリティマネジメントガイドラインが経済産業省から公表されています。

        2011/05/31

        hamada3.jpg おはようございます。 
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの浜田文男です。


         「~クラウドサービスの安全・安心な利用に向けて~」という観点から、経済産業省からガイドラインが公表されています。使用目的として下記3つを想定しています。


        ① クラウドサービス利用者自ら行うべきこと。利用者自身がクラウドを利用する際の確認に利用
        ② クラウド利用者がクラウドサービス事業者に求める必要のあること。事業者が自身の情報セキュリティ対策に利用。
        そして、
        ③ クラウド利活用の際の双方のコミュニケーションツールとして利用。


         なお、当ガイドラインは情報セキュリティマネジメントの国際規格であるISO/IEC27002:
        2005をベースとしています。
         また、クラウドサービスの提供・利用は、国際的に行われていることから、本ガイドラインをISO(国際標準化機構)/IEC(国際電気標準会議)会合へ我が国より提案し、国際標準化の議論を進めていくとのことです。
         クラウドサービスを利用する意向の企業の方は、当ガイドラインを一読することをお勧めします。

        冷やし中華始めました~♪

        2011/05/27

        bajyou2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・馬上です。

         

         夏も近づき、冷たいものがおいしい季節になりました。わが家でも今シーズン初めて冷やし中華が食卓に並びました。

         

         今年の夏は全国的に節電モードで、こういった食事も含めて電気をあまり使わずに涼をとる工夫をしなければいけません。わが家では以前からエアコンは28℃に設定しておりこれ以上温度を上げるのは難しいのですが、扇風機が5台(居間、寝室、子供部屋、風呂の脱衣場、なぜかトイレ)ありますので、なるべくエアコンを使わずに、扇風機で過ごそうと思います。

         

         産業界においても、中国電力管内はそれほどでもないでしょうが、マツダ等の自動車メーカーが電力需要の少ない土・日に操業し、木・金に休業日を振り替えるなど節電に努める動きが出ており、それに伴い関連企業も影響を受けることが予想されます。また、個々の企業におかれましても、節電・省エネへの取組みが求められ、ISO14001エコアクション21広島市の省エネ診断広島市民間建築物省エネ設備改修等補助金などそのためのいろいろな制度がありますが、これらの利用に当たっては、当センターマネージャーが懇切丁寧にご指導しますので、興味のある方はお気軽にご相談ください。

        接客について

        2011/05/24

        mikio2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長・北林です。

         

         先日、家電量販店に行きました。私が扇風機売り場の前に立って、商品の説明を受けようとしたところ、間近に店員さんがいなかったため、一番近くにいた4~5m離れた店員さんに声をかけました。


         すると、その店員さんは私に返事をする前に、さらに7~8m離れた店員さんの方をにらむように見た後で、私の方に迷惑そうな顔をして歩いて来ました。きっと、私が声をかけた店員さんは扇風機の担当ではなく、7~8m離れた店員さんの持ち場であったのでしょう。

         

         今度は、別の日に同じ店に、microSDカードを買いに行きました。直接レジに商品を持っていくのではなく、商品名を記載したカードをレジに持っていき、代金と引き換えで商品を受け取ることとなっています。レジには列ができており、引き換えカードを持ちながら3~4分待っていると、ようやく私の番が回ってきました。いつもは引き換えカードをレジに渡して、レジの店員さんが該当するmicroSDカードを探してくるため、その間の待ち時間があるのですが、すぐにmicroSDカードが出てきました。
         レジにお客さんがたくさん並んでいたため、別の店員さんが閉まっているレジを開けたのですが、その前に私が持っている商品記載カードを事前に見て、先に商品を用意していたようです。

         

         扇風機の件では、客への対応より店員さんの事情が優先していたような印象を受けましたが、microSDカードの件では、客に対する素早い対応に感心させられました。

        「儲かりまっか?」

        2011/05/20

        kubo4.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクト・マネージャーの久保です。

         

         今日は商品や技術の開発とビジネスについて考えてみましょう。というと何か難しい話のように聞こえるかもしれませんが、要は"商品・技術の開発と金儲けは切り離して考えてはいけない"というお話です。


         当センターの事業の一つに「製品・技術の開発助成金制度」があります。毎年、新年度がスタートするこの時期に申請の受付があり5月ごろに審査が行われます。年中行事のようなものなのでご存じの方も多いものと思います。
         この申請書の作成をお手伝いするのも我々マネージャーの主要な仕事の一つで、毎年多くの企業からユニークなアイディアに基づいた新商品・新技術の提案があり、これらの提案に接することは楽しみの一つになっています。その中にあってこの"儲かりまっか?"という視点が希薄だったり、場合よっては全く抜け落ちている例が案外多いのに驚かされます。"開発"ばかりに目が向いてしまうことから起こることだと思いますが、企業が商品・技術を開発する究極的な目的は利益を上げることだ、ということを忘れないでください。


        ① これから開発する商品・技術を必要としているマーケットの大きさは?
        ② そのなかで、あなたの会社はどのぐらいのシェアーが取れるのか?
        ③ お客さんは、その商品・技術にいくらまでならお金を払ってくれそうなのか?
        ④ 結果として、その開発でどの程度の利益が見込まれるのか?ということです。


         "儲かりまっか?"は商売人のあいさつ代わりの決まり文句ですが、開発にばかり気を取られると、このビジネスの「いろはの"い"」が案外おろそかになるので、要注意です。
         多くの中小企業では、市場の分析や予測をしたり収益計画を立てたりするだけの人手がないのも事実ですが、今はインターネットで多くの情報を入手することが可能です。これをもとに、どれくらいの収益が見込めるのかの大雑把なシナリオを描いてみることは不可能なことではありません。"人手がない"と片づけてしまうかそれでも自分なりに"目算"を立てる努力をするかで、あなたの会社の将来は大きく異なってくるはずです。

        新任のご挨拶

        2011/05/19

        shimojo.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下條です。

         

         このたび、新任で「広島市中小企業支援センター」への配属となりました。これまでは、建築技師として公共建築物の設計・工事監理及び建築確認行政等36年勤めてまいりました。中でも思い出に残っているのは、広島駅前のエール・エールの市街地再開発事業に携わったころで当時仕事を共にした方がこの職場におられたのでとても心強かったです。

         

         3月11日の東日本大震災はこれまでになく大きな地震で建築家として多いに関心がありましたが、津波の被害が甚大で地震の被害状況はほとんど報道されませんでした。被災地の状況が報道されるにつれて皆さんも感じられていると思いますが、自分に何かできることがないかと思い続けました。新潟中越地震の時は応急危険度判定士の資格を持っているので即、手を挙げ6人の職員を引き連れ被災建物の危険度判定を行ってまいりました。地震で被害を受けた住宅に住めるのか不安に思っておられた住人に「大丈夫ですよ。」と言ってあげるととても安心されました。今回は、福島第一原子力発電所からの放射能汚染の影響で地元自治体から依頼がかからなく現在に至っています。これからは他に何かできることで応援していきたいと思います。

         

         これからこの職場で携わっていく経済分野での仕事は初めてで、新たな気持ちで業務が円滑に遂行できるよう全力で取り組んでいきます。
         どうぞ、よろしくお願いします。

        慣れについて

        2011/05/17

        nakamiya.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・中宮です。

         

         ゴールデンウィークも終わり、徐々に暑い季節が近づいてきました。今年は東日本大震災の影響もあり、ゴールデンウィーク期間中の旅行者も例年ほど多くなかったと聞きました。

         

         旅行ではありませんが、ゴールデンウィークの時期によくタイのバンコクに出張に行っていたことを思い出したので、その時のことを書きたいと思います。
         バンコクの5月の平均気温は、30度くらいといわれていますが、湿度が高く、不快感は非常に高いものでした。空港から一歩外に出たとたんに、汗が噴き出していたことをよく覚えています。

         

         しかし、現地の人々は汗もかかず、いたって普通に生活していました。幼いころから同じ環境で生活していたため、体も順応していたのだと思います。たまにしか行かない私たちにとっては、厳しい環境でも現地の人々にとっては、当たり前の環境なのでしょう。

         

         これは、ビジネスの世界にも当てはまるのではないでしょうか。会社の中にいる者にとっては、当たり前の環境、習慣であっても、外から見れば不思議で非効率的に思えることが多くあるように思います。生活環境に体が慣れるのはいいことかもしれませんが、ずっと同じ職場環境にいて、自分たちの仕事のやり方に疑問を抱かなくなっては進歩が止まってしまい問題です。

         

         当センターでは、広島市内の中小企業や創業者の方が抱える経営上の課題などの解決を支援するため、経営コンサルタントや税理士等の専門家が相談に応じる事業を行っています。ほぼ毎日、開設しておりますので、これまでの仕事の方法を見直してみたいとお考えの方は、ぜひご利用ください。
         まずは、お気軽に当センターまでご連絡ください。

        「創業に失敗しないためのポイント」

        2011/05/16

        kishino2.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。


         創業に失敗しないためには、いろいろなポイントがあると思います。その中でも、私が業務の中で感じていることをまとめてみました。

         

         創業に失敗しないためのポイント
        1.夢を掘り下げる
        2.夢から理念や方向性を導き出す
        3.夢をかなえるという強い意志を持つ
        4.夢から独自のアイデアを導き出す
        5.夢を商品やサービスに活かす
        6.夢を計画に落とし込む
        7.PDCAサイクルを回す
        8.顧客や業界に注意を払い経営改善を怠らない

         

        1.~3.は、夢を整理する。
        4.~6.は、夢を形にする。
        7.~8.は、夢を検証し、修正する。

         

         以上のポイントを実践することで、失敗する確率は大幅に減少できると思います。

        新たな海の幸 海洋資源開発

        2011/05/12

        mennde6.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

         

         シンガポールに滞在していた時、目前に広がる海は内海なのではないかと思うようになりました。

         内海の良い点は海の交通が容易なことです。それゆえに、古くから交易が発達し、異文化交流が盛んです。

         さらに言いますと、内海は波も穏やかで海の開拓がしやすいところでもあります。

         

         先日、岡山大の山中准教授らのグループが、鹿児島湾奥の海底にレアメタルのアンチモンを多量に含む鉱床を確認したと発表しました。

         推定で国内年間販売量の約180倍に当たる約90万トンが埋蔵されているといいます。

         世界で産出されるアンチモンの約8割は中国産で、半導体やバッテリーの電極など電子部品に使われているとのことです。

         

         このニュースは、日本には資源がないといわれ、そう信じこんできた私達にとっては、朗報です。

         海は私達がこれから注目していきたい資源の宝庫です。

         日本は世界4位の海洋大国であり、その海によって外敵からも守られて来ました。

         

         海から様々な資源を獲得していくことは大事です。その中でも内海の持つ意味は大きいと思います。

         今回のレアメタル確認も、内海である鹿児島湾です。

         まず内海から様々な海洋開発に取り組んで行くのが易しいのではないでしょうか。

         そしてその内海の持つ資源の一つに観光資源があります。

         特に、風光明媚・温暖な瀬戸内海には、これから大きく発展するに違いない観光資源があります。

         

         それゆえに、シンガポールにいた時に、"瀬戸内海を地中海にしよう!"という会を立ち上げようかと思いました。

         地中海は、世界中の人々が観光に訪れる風光明媚な内海です。地中海に倣えば、瀬戸内海は世界に誇れる観光地になっていくものと思えました。

         

         私達にとって必要な資源を、これまで以上の環境意識を持って、海から得ていく、そんな時代に21世紀はなっていくのではないでしょうか。

         そして広島市は、その産業能力の高さからも、海洋資源開発における前線基地の一つになっていくものと思います。

        ちょっとお得なパソコン(iPhone含む)活用術

        2011/05/10

        kobayashi2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。


         私ごとですが、iPhoneを購入して、早くも10カ月。使いこなせるように、日々、奮闘中です。


         ビジネスの現場においてiPhoneをどのように活用できるのか。ブログで皆様にお伝えしていきたいと思っています。(とはいえ、初心者視点ですからハードル低めで勘弁してださい。)


         先日、パソコンで顔写真から似顔絵を作る方法をご紹介しました。


         パソコンでできるのなら、iPhoneでもできるでしょう!?と思い、探してみました。


         やっぱり、いろいろありますね。ちなみに、私はToonPAINTというアプリをダウンロードしました。(たまたま無料でしたので( ̄ー ̄)ニヤリ。現在は有料になっています。)


         早速、自分の写真を撮って使ってみましたが、何かが足りないんです。個性的なヘアースタイルが問題であると判断し、ちょっと、髪の毛を載せるアプリを検索。ありました!そして加工してみると・・・


         出来栄えには納得です!が、問題は、私に見えないことでしょうか・・

        230510.jpg  

         

        広島市立中央図書館で『コンピュータの歴史展』開催中!!

        2011/05/09

        hamada3.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの浜田文男です。


         先日(5月1日)、広島市立中央図書館に行きました。階段を上り入口から20メートル位進むと少し低い所にホールがあります。そこが2階展示ホールです。現在、『コンピュータの歴史展 ―手回し計算機からパソコン、そしてスーパコンピュータ―』が開かれています。5月15日(日)までです。


         展示コーナーや体験コーナーでは懐かしい機器や書物が展示されています。一例を挙げますと、展示図書では「夢をかたちに」(山本卓真 著)、体験コーナーでは広島発のゲーム「ぷよぷよ」(コンパイル)があります。


         一方、現在の広島市の新たな取組がパネルで紹介されています。この取組の原点は、「広島市科学技術政策大綱」(2003年策定)です。その【基本理念】は、"科学技術の真に人間的な目的のための利用"であり、【広島市の役割】、4つの【基本方針と施策の展開】と続きます。


         このうち2つ目の基本方針である"社会的課題を解決するために―社会の持続的発展に向けた取組の推進―"の計画として「広島市ICTビジョン2010-2015」(2010年10月)が策定されています。


         ところで、情報発信・利便性向上・にぎわい創出を狙いとしてデジタルサイネージが設置されていますが、効果はどのような感じなのでしょうか。少し気になるところです。

        がんばれ日本!! がんばれ中小企業!!

        2011/05/02

        bajyou2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・馬上です。

         

         最近、シルシルミシルさんデーリアルスコープなど、スーパーやコンビニでよく目にする食品の製造工場や大手レストランチェーンの料理の製造現場を紹介するテレビ番組をよく見ます。大体どこの工場も製造ラインがオートメーション化されていて、1台うん百万円~うん千万円もする加工設備で特殊な加工技術を見せて、お笑い芸人がああだ、こうだと言っています。ただ、意外と手作業の部分も多く、やはり作業員の熟練した技術は不可欠で、技能の伝承は大切だと感じました。

         

         先日は、発売以来35年のロングセラーを誇っている「さくらんぼ餅」の製造工場の紹介がありましたが、ここは社長夫婦と息子夫婦の4人で営業している典型的な家族経営の小さな工場でした。ここでも添加物の微妙な分量や攪拌技術に熟練工の技が生きており、日本の製造業はこういった中小企業が支えているのだなあと改めて思いました。

         

         今、日本の産業界は大変な事態に直面しています。でも、このような中小企業の底力で、必ず復興できると信じています。我々も少しでもそのお役に立てるようがんばりたいと思います。

         

         がんばれ日本!!
         がんばれ中小企業!!

        放射線と放射能の違いは何?

        2011/04/27

        kodama.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当課長の児玉です。

         

         福島第一原子力発電所事故に関しては、予断を許さない状況が続いています。
         テレビなどの報道によれば、外国人観光客が激減しているとのことですが、他にも海外アーティストの来日中止によるコンサートの中止など、日本への渡航自粛の影響は、観光産業、イベント産業に現れています。(私自身、チケットを買っていた海外ピアニストのリサイタルがキャンセルになりました。)
         農水産物や工業製品についても、風評被害の広がりが心配ですが、我々としては放射線に関する正しい知識をもって、風評被害に踊らされないようにすることが大切です。

         

         ここで、放射線に関する基礎的な話ですが、放射線と放射能との違いは何でしょうか?
         平たく言うと、放射能は懐中電灯で放射線はその懐中電灯から出る光です。
         これを難しく言うと、放射線は放射性物質の崩壊に伴い放出されるエネルギーを持った粒子又は電磁波で、放射能は放射線を出す性質・能力だそうです。(一般的には、放射能は放射性物質の意味で使われることが多いようです。)

         

         放射線の基礎知識については、広島県、広島市等で運営を支援している、放射線被曝者医療国際協力推進協議会(HICARE)のホームページをご参照ください。(HICAREには、私も以前在籍していました。今年20周年を迎えています。)

         

         また、広島市のホームページに、原子力発電所事故の食品への影響に関して詳しく掲載されていますのでご参照ください。

        事業計画書策定のポイント!家計調査年報からみた需要予測について

        2011/04/20

        shimonawa.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下縄です。

         

         今回は前回の引き続きとして、「飲食業」と「調理食品小売業」の家計調査年報からみた広島市の支出構造の特性について見ていきます。
         広島市の平成21年年間外食支出(二人以上世帯)をみると、172,998円と全国平均の161,314円を上回り、外食依存が高いことが分かります。外食支出の品目別消費性向(外食支出に占める外食品目別支出割合)は、食事代支出(広島市140,151円(81.0%)→全国平均126,952円(78.7%))と飲酒代(広島市20,913円(12.1%)→全国平均17,025円(10.6%))で高く、学校給食(全国平均12,217円(7.6%)→広島市6,921円(4.0%))で低くなっています。また、食事代では「その他主食的外食」が68,706円と全国平均の53,688円を大きく上回っていますが、これは「お好み焼き」が含まれているためと思われます。逆に、全国平均を下回っている「すし(外食)」と「日本そば、うどん」、「中華そば」及び「他の麺類(外食)」等の麺類への支出が低くなっています。
         次に、外食支出の平成20年からの推移をみると、年間で14,907円の減少で、減少割合の高い品目は「中華食」(▲39.0%)、「他の麺類(外食)」(▲32.1%)、「日本そば、うどん」(▲25.2%)、「飲酒代」(▲25.0%)の順となっています。このようほとんどの品目で前年の支出額を下回る状況の中で、「洋食」及び「その他主食的外食」等が支出額を増加させています。

         

        230420-1.jpg 平成21年の調理食品支出は105,545円で、全国平均98,470円を上回っており、「主食的調理食品」のうち、「弁当」(広島市16,366円(15.5%)→全国平均12,670円(12.9%))、「すし(弁当)」(広島市14,492円(13.7%)→全国平均11,963円(12.1%))、「他の主食的調理食品」(広島市10,981円(10.4%)→全国平均8,9871円(9.0%))支出が全国平均に比べ、高くなっています。これに対し、「他の調理食品その他」、「天ぷら・フライ」は全国平均を下回っています。
         次に、平成20年からの推移をみると、「主食的調理食品」は▲14.7%と大きく減少しているのに対し、「他の調理食品」は3.8%の増加となっており、中でも、「ぎょうざ」、「冷凍調理食品」、「惣菜材料セット」が二桁の伸びを示しています。

        230420-2.jpg  以上のように、「外食支出」及び「調理食品支出」とも全国平均は上回っているものの、対前年支出はそれぞれ▲7.9%、▲5.6%減少しており、「飲食業」と「調理食品小売業」を取り巻の外部環境は厳しいものとなっています。
         創業に関する様々な問題や課題について、ご気軽に創業支援担当・下縄までご連絡ください。

        環境への取り組み! 海の幸・山の幸

        2011/04/19

        mennde6.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

         

         12年前に、1500kwの風力発電を売り込むために、山陰に出かけました。その風力発電の電力を利用してポンプを回し、深層水を吸い上げてはどうかと提案しました。しかし、深層水は200メートル以上の深海にありますが、山陰ではその深海までかなりの距離があり、とても難しいということがわかりました。

         富山湾や駿河湾ではすぐそばに深海があり、取水ができます。

         

         そこでわかったことは、日本には深海が迫って来ている場所もあれば、遠浅で穏やかな海に接している場所もあるということでした。その深層水は、地球上を2000年くらいかけて大循環します。

         北大西洋上で深層へと沈んだ海水は、北南米大陸に沿って南下し、南極付近で新たに沈み込んだ深層水と合流して巨大な海流となり、北太平洋上で湧昇します。

         その深層水には以下の特徴があります。


        ・ミネラルが豊富 ・きれいで安全な水 ・低温安定性 ・無機栄養塩類が豊富

         

         私達は、また新たな恵みを海から見つけました。

         今までは、主として大地(陸)から資源・食材を得て来ましたが、もはやそれだけでは人類が生きていけないくらい人口増加しました。 今後は、海をより一層活用して行く必要があります。

         

         海は陸地と違って目に見えにくく広大である分、環境に配慮しながら取組まないと、いつの間にか汚染が進み、取り返しがつかないということになります。

         広島市は、海の幸・山の幸に恵まれた都市として、今まで十分に恩恵を受けて来ました。

         産業も、水産をベースにしたもの、農業をベースにしたものがあります。 

         

         今後工・商との連携により更なる産業の発展が期待されます。

         海が山々に恵みの雨をもたらし、山が海を育てます。

         水産業と農業の発展は広島市の発展に欠くべからざるものです。

         今年度はこの海の幸・山の幸、その産業の発展も見て行きたいと思います。

        「転ばぬ先の杖」

        2011/04/18

        kubo4.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクト・マネージャー 久保です。


         この度の東日本大震災で、被災された皆様方に心よりお見舞い申し上げますとともに、必ずや復旧、復興を成し遂げられることをお祈りしております。


         さて、この度の大災害が想定の範囲を超えるものであったのかどうかは今後議論がなされるものと思いますが、翻って常日ごろ企業の経営を担っておられる経営者の皆さんの周りを見てみると、順風満帆であることはむしろ少なく、常になにがしかのリスクにさらされながら、この対応に心を砕く毎日を送っておられることでしょう。想定されるリスクにはありとあらゆるものがあります。経営者、従業員の問題発言、リコール、品質へのクレーム、果てはこの度のような天変地異に至るまで数え上げたらきりがありませんが、だからと言って目をつむっていても、やりすごすことができるわけではありません。


         最近、経営者の方々にお会いするたびに「震災の影響はありますか?」と問いかけていますが、幸いにして今のところは「大きな影響はありません」という答えがほとんどです。そこで「今後どのような影響が出ると考えていますか? それにはどう対応する予定ですか?」と聞いてみると、答えが帰ってくる例は今のところ皆無です。


         「危機管理」とはまだ現実のものとなっていない"危機を予想"して事前に"回避策を講ずる"こと、またそれが現実のものとなった時の"対応策を準備"することではないでしょうか。


         たとえば原材料の入荷が滞りだしたという現象一つにしても、その原因として、製造元が震災で壊滅した、被害を受けて休業中、物流ルートが確保できない、IT系の被害で帳票処理ができない等々いろいろなケースが考えられます。それぞれの可能性の高さに応じてどう対応するかを事前に考えておくのとそうでないのとでは、発生する被害の程度、復旧の速さは大きく異なってくるはずです。


         「転ばぬ先の杖」、用心に用心を重ねるに越したことはありません。

        はじめまして

        2011/04/15

        230421.jpg はじめまして。


         4月から「広島市中小企業支援センター」に新規配属となりました、創業支援担当の下條と稲見です。


         業務は、創業者支援、セミナー・研修会開催、情報提供です。


         皆様のお役にたてるよう頑張ってまいりたいと思いますのでよろしくお願いします。


          (ブログ初挑戦!なので、ちょっと緊張・・・。)

        広島市中小企業支援センターに新規配属となりました三井です。

        2011/04/14

        mitui.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・三井です。


         本年4月から当センターに新規配属になりました。


         「いい店ひろしま」顕彰事業を担当します。これまでに受賞されました店舗を掲載したパンフレットを作成しましたので、これから広島市中小企業支援センター、広島商工会議所、広島市役所、各区役所、公民館などで配布していきます。パンフレットを見て、受賞店舗に足を運んでいただければと思います。


         どうぞよろしくお願いします。

        サービス工学その3

        2011/04/13

        hamada3.jpg おはようございます。 
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの浜田文男です。


         今回は、『最適設計ループ』の各フェーズ(観測、分析、設計、適用)で求められている技術のうち重要度が高いものを紹介します。


        1.観測フェーズ
        1.1 初期仮説策定技術
         1.1.1 顧客のニーズ・満足度・ロイヤリティ調査技法
           新サービス検討やサービス改善に先立ち、顧客の声を聞き取るための技法。
           (例)顧客インタビュー、フォーカスグループインタビュー、顧客アンケート等
        1.2 センシング技術
         1.2.1 行動測定・記録技術
           RFIDや非接触ICカード、各種センサなどの工学技術応用によって人間の行動を把握する

           ための技術。
           (例)RFID、電子マネー、マイク、ジャイロセンサー、映像記録
        2.分析フェーズ
         2.1 数理分析技術
        2.1.1  データマイニング技術
            人間の行動に関する大規模定型・非定型データから、仮説を発見するための技術。
          (例)データマイニング、テキストマイニング
        3.設計フェーズ
         3.1 シミュレータ技術
          3.1.1 集団行動シミュレータ
            人間の集団に関するモデルを用いて集団としての振る舞いを再現したり将来予測する

            ための技術。
            (例)マルチエージェントシミュレーション、人工市場
         3.2 プロセス設計技術
         3.2.1 プロセス可視化
           サービスの内容や特性を表記する技術。
           (例)サービス・ブループリンティング
        4.適用
         4.1 ライフログ基盤技術
          4.1.1 ライフログの実用化技術
            ライフログを全業界的に利用できるようにするための基盤技術
         4.2 人材育成技術
          4.2.1 従業員の作業評価支援
            評価の数値化、定量化技術


         さらに、これらを実現するためにIT基盤技術があります。
         サービス業の生産性向上に向けた取り組みを進めるための考え方ですが、参考にして頂きたいと思います。

        はじめまして

        2011/04/12

        kodama.jpg はじめまして。 
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当課長の児玉です。


         この4月の異動で、北林副所長の後任として創業支援担当課長に就任しました。


         ミクシスビル勤務は、中小企業支援センターの前身である当財団の産業振興部に在籍していた平成9年度以来13年ぶりとなります。


         東日本大震災に関して、市内の中小企業にも様々な形で影響が出てきているところですが、がんばる中小企業の支援にがんばっていきますので、前任の北林同様よろしくおねがいします。

        ちょっとお得なパソコン(iPhone含む)活用術

        2011/04/11

        kobayashi2.jpg おはようございます。 
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。


         いや~、すっかり暖かくなってきました。春ですね~。4月になって、新しい職場で仕事をされる方もおられると思います。


         市役所でも人事異動がありましたが、先日、「名刺に似顔絵を入れたいんだけど、写真から似顔絵が作れないか?」と相談を受けました。
         直観的には、できそうです。できそうですけど、具体的なツールを知っているわけではありません。ちょっと、調べてみましょう。
         お?やっぱり、ありますね。ソフトをダウンロードして加工するもの、サイト上で加工するもの、いろいろありますが、私が選ぶのは当然、無料のものです。今回は、「写真加工.COM」というサイトを使ってみましょう。
         使い方は、写真の画像を「写真加工.COM」のサイトからアップロードして、変換ボタンを押すだけのようです。思ったより、簡単です。
         相談者も納得の出来栄えのようで、ご満足いただけました。
         似顔絵だけではなく、いろいろな加工ができるようで、すぐにお気に入りに登録しちゃいました。いいサイト見つけました。これから利用させていただきます。

        今年度もよろしくお願いします

        2011/04/05

        niimoto2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・新本です。

         

         今年度も「広島市中小企業支援センター」のホームページから、がんばる中小企業を全力で支援するための情報を発信します。

         

         このホームページは、広島市内の中小企業、創業者、商店街のみなさんが抱える様々な問題の解決を総合的に支援するため、窓口相談や専門家による診断・助言、各種セミナーの開催など、中小企業などのみなさんを全力で支援する情報が満載です。

         

         今年度で私は4年目になりますが、中小企業を支援するため引き続きがんばりますのでよろしくお願いします。

        「天は自ら助くる者を助く」

        2011/03/28

        kubo4.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクト・マネージャーの久保です。


         我々、中小企業支援センターのマネージャーの仕事は、窓口相談に持ち込まれる種々の経営相談に対応することから、個々の企業に出向いて実際の改善活動を支援することに至るまで幅の広いものです。そのよって来たる所は皆さん良くご存じの「中小企業基本法」です。この法律が制定されたのは高度経済成長期真っ只中の1963年ですが、当初の趣旨は「大企業との格差是正」ということにありました。その後、時代の変遷に伴って1999年に全面改正が行われ現在のものに至っていますが、この改正によって法の趣旨も「独立した中小企業の多様で活力ある成長発展」に改められ、これをもとに多様な行政の施策が展開され現在に至っています。施策の柱は下記の3項目です。


         ①経営革新・創業促進の自助努力支援。
         ②経営基盤の強化。
         ③経済的・社会的環境変化に対する適応円滑化のための制度の整備。


         以上の背景を踏まえたうえで「中小企業で不足しがちな経営資源を補い、成長・発展への意欲ある中小企業の自助努力を積極的に支援する」のが支援センターにおける私たちマネージャーの使命ということです。


         具体的な活動としては、窓口相談に持ち込まれた相談案件について、改善・フォローを支援する場合と、マネージャー自らが企業に出向いて面談者とのインタビューの中から課題を発掘し改善を支援する場合の二通りに大別できるでしょう。窓口相談の案件はすでに企業自身により課題が認識され、また解決活動への決意も固まっていることが多いので、本格的な支援に発展する確率が高いように思いますが、その一方で、いったん改善のための支援が始まったものの課題解決まで至らず途中で挫折するケースも、残念なことですが無いわけではありません。


         原因としては種々考えられますが、根底には当事者である企業側の改善意欲が途中で途切れてしまうことにあります。改善とは基本的には現状(今の自分)を否定することから始まるので辛くてシンドイものですが、解決への自助努力をしないところには成果は生まれません。「天は自ら助くる者を助く」とよく言われますが、自らが何が何でもやりぬくという強い決意を持ってあたることが、改善を実りある結果に導く唯一の道といえます。(以上)

        相手の立場に立つ

        2011/03/18

        nakamiya.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・中宮です。

         

         前回に引き続き中国滞在中のことを書きたいと思います。

         

         誰でもそうかも知れませんが、文化の異なる国や地域で生活を始めたばかりのときは、文化や考え方の違いから戸惑うことが多くあります。私の場合も、滞在当初は、中国の人々との考え方の違いや文化の違いから、中国での生活が嫌になることが多くありました。

         

         ことわざにも「郷に入っては郷に従え」という言葉がありますが、当時の私はそんなことは考えもせず、これまで日本で生活していたとおりに生活しようとしていました。相手の文化や考え方を考慮せず、自分の考え方を押し通そうとした結果、相手にも私のそんな考えが伝わり、相手と良い関係が築けなかったのだと思います。

         

         中国での生活にも慣れ、考え方もある程度理解できるようになるに従い、相手とどう付き合っていくのかということが分かるようになりました。もちろん、言うべきことは言わねばなりませんが、その場合でも相手の考え方を理解した上で主張しなければ、相手には受け入れてもらえません。

         

         企業経営についても同様に、変化を嫌い何年も同じやり方をする人がいますが、世間の変化を受け入れた上で、自分の考えを表現する方法を考えることも必要ではないでしょうか。

        環境への取り組み! 循環社会その4 小麦粉価格の再高騰

        2011/03/16

          mennde5.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

         

         以前ヒューストンで勤務していた時に、テキサス他一帯を熱波が襲い、40℃近くになりました。そのため多くの方が亡くなられました。ヒューストンの暑さは並大抵のものではありません。その理由は、ガルフ湾から毎日押し寄せてくるスコールによって湿度100%近い状況が現出するためです。そのような状況ではクーラーなしでは、自宅で夜を過ごすことはできないため、クーラーが故障すると即ホテルに直行します。

         

         ラニーニャ現象によりタイ、オーストラリア、カナダとブラジルで大雨の被害が発生し、アルゼンチンやロシア他に大干ばつが生じました。日本では、昨夏は猛暑そして昨年から今年にかけて大雪が日本を襲いました。しかし、その日本の猛暑には少し驚きました。気温が37℃~40℃にも達しました。しかも、日本はガルフ湾を持つヒューストンのように高湿度です。ヒューストンと同様な状況になって来るのではないかと心配です。

         

         一方、このラニーニャ現象により、食糧の価格が高騰しています。特に、小麦の価格の高騰は、前回のオーストラリアの大干ばつによる値上がり以上になってきそうです。小麦は、パンやケーキ、ピザやスパゲティ、お好み焼きの生地やうどん他に使います。現在の私達の食卓にはなくてはならないものになってきている分、対策が打たれないといけないように思います。

         

         その対策の一つとして、小麦粉に代わる米粉が現在脚光を浴びつつあります。米粉であれば地産地消ができます。何よりも日本は米を加工する技術はとても高く、日本が本気で取り組めば、新たな産業に発展する可能性もありえます。広島には、その米粉を連続で加工できる技術も産まれつつあります。地産地消によって地域のつながりができ、地域の米粉産業の発展が世界中につながっていくことができれば、多くの人々に恵みをもたらします。米粉を作る技術にこれからはもっと注目していかないといけないと、この度の小麦価格の問題を見て、再度思った次第です。

        中小企業ビジネス支援サイト「J-Net21」

        2011/03/15

        kishino2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。

         

         今日は、独立法人中小企業基盤整備機構が運営しています、中小企業ビジネス支援サイト「J-Net21」をご紹介したいと思います。


         この「J-Net21」は、全国の公的機関の支援情報を中心に、経営に関するQ&Aや数多くの企業事例などを簡単に調べることができる、中小企業のためのポータルサイトです。


         掲載されているカテゴリーは、「起業する」、「事業を広げる」、「経営をよくする」、「支援情報・機関を知る」、「資金を調達する」、「製品・技術を開発する」、「ニュースを見る」があります。


         この中での「起業する」のサイトでは、創業者たちの成功までの軌跡や当時の苦労・苦悩、また挫折から学んだ教訓についてのインタビューや、起業のノウハウ、最新のビジネストレンドなど、これから起業を目指す方をサポートする情報が満載です。特に、業種別開業ガイドでは、カフェやラーメン店など200以上の業種について、開業の準備や手続きの具体的なすすめ方、資金や収益のシミュレーションなどについて詳しく解説してあります。


         起業を目指す方から中小企業の経営者、管理者の方まで、必要な情報が幅広く収集できるとサイトだと思いますので、ぜひ、一度ご覧になられてはいかがでしょうか。


         

        中小企業ビジネス支援検索サイトJ-Net21

        「会社」と「個人」

        2011/03/14

        kubo4.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクト・マネージャーの久保です。

         

         今日は「会社」と「個人」について考えてみましょう。


         「会社」は複数の「個人」の集まりで成り立っています。従業員は組織を構成する個人ですし経営者もやはり個人として組織を構成しています。それぞれに生活があり、また、いろいろな価値観をもった個人が集まって、会社という組織の中でそれぞれの役割を果たしています。


         個人の生活を著しく犠牲にして成り立っている組織はいびつな組織ですし、逆に社員個々人を優先しすぎる組織もやがて組織自体がおかしくなってしまうでしょう。経営者と社員が、気心が知れて一体となっている会社は組織として強い総合力を発揮しますが、一方、「狎れあい」や「公私混同」が蔓延してしまうと組織としての規律が維持できない状況になってしまいます。企業規模の大小にかかわらず、現実にはこういう状況に陥っている会社は案外あるものです。

         

        ・企業が目指す方向、使命は共有されていますか?
        ・経営者は従業員の言うことに耳を傾けていますか?
        ・従業員は社長の指示にきちっと従いますか?
        ・私物(レジャー用品等)が、工場、事務所のスペースを占領していませんか?
        ・机の中に、仕事に必要のない私物があふれていませんか?
        ・会社の備品を私的に乱用していませんか?
        ・5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)は徹底していますか?

         

         組織の中では、経営者には経営者としての、また従業員には従業員としての役割があります。上記は思いつくままに挙げたものですが、夫々がその役割を最も効果的に果たす条件は何かを突き詰めて行くと、案外上記のように単純で当たり前のことに行き着くものです。 企業を強くする、個人を強くする秘訣は、私たちの日頃の小さな行動の一つひとつの積み重ねの上にあるのです。(以上)

        事業計画書策定のポイント!家計調査年報からみた動向と需要予測について

        2011/03/11

        shimonawa.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下縄です。

         

         今回から「事業計画書策定のポイント!」と題して、それぞれテーマを設け、よりよい事業計画書を作成するための方策をみていきましょう。


         今回のテーマは、私が創業支援担当となって最も相談の多かった「飲食業」と外食の形態に含まれる「調理食品小売業」について、家計調査年報からみた動向と需要予測について検討します。

         

        168.jpg 家計調査年報から二人以上世帯の平成21年外食支出と調理食品支出をみると、全国平均では、それぞれ161,314円と98,470円で合計259,784円なっている。また、この20年間の推移をみると、外食支出では平成9年の183,664円をピークに減少し、平成21年はピーク時の87.8%水準にまで低下している。これに対し、調理食品支出は平成18年の101,904円をピークに減少傾向にはあるものの、平成21年で減少率は3.4%に留まっている。


         次に、単身者世帯の平成21年の外食支出は165,543円、調理食品支出は67,652円で、合計233,195円となっている。その推移をみると、調理食品支出はほぼ横這いとなっているものの、平成21年の外食支出は平成14年の73.5%水準にまで減少し、この間の年平均減少率は3.8%となっている。

         

        169.jpg 次に、広島市の人口、世帯数の推移を国勢調査結果からみると、平成22年10月1日現在で人口1,174,209人、世帯数512,946世帯で、この10年間で、それぞれ40,075人(3.5%増)、51,502世帯(11.2%増)の増加と世帯数が人口の伸び率を大きく上回っている。


         これを区別でみると、人口の増加率が高いのは、安佐南区(14.3%)、中区(4.6%)、安芸区(4.5%)であるが、安佐北区(△4.3%)、東区(△2.0%)は減少に転じている。
         これに対し、世帯数はすべての区で増加しており、中でも安佐南区(20.1%)、中区(15.0%)、安芸区(11.6%)と市平均を上回る高い伸びを示している。


        170.jpg 紙面の都合上、需要予測については次回とします。

         

         創業に関する様々な問題や課題について、ご気軽に創業支援担当・下縄までご連絡ください。

        売上アップのキーワード

        2011/03/09

        mikio2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北林です。

         

         厳しかった冬の寒さも和らぎ、いよいよ球春の季節が近づいてきました。


         広島東洋カープの本拠地「マツダスタジアム」での入場チケットも先日から前売発売となりました。

         

         この前売発売、売れ行き状況を見ると、ある程度の傾向があるようです。


         1 マツダスタジアムは巨人戦で開幕です。平日の3連戦ですが、初戦が売れています。九州新幹線

          鹿児島ルートの全線開通による初日チケットが瞬間的に売り切れたということからも、「初めて」とい

          う記念は多くの人の関心を集めるのでしょう。


         2 「砂かぶり席」(最高8,000円/席)の高額席が早くも年間を通してよく売れています。高付加価

          値も人気があるようです。


         3 巨人戦は年間を通してよく売れていますが、土曜日、日曜日の売れ行きでは土曜日の方が売れ

          ています。次の日も休みの方が行動しようとする意欲が高まるのでしょうか。


         4 そして、日本ハム戦はほとんどの席が売り切れです。これは話題の斎藤祐樹投手が投げるかもし

          れないという期待から売れているのでしょう。


         
         売上アップのためのキーワードとして、「初めて」「高付加価値」などはよく目にしますが、まさにその通りのようです。

        サービス工学その2

        2011/03/08

        hamada3.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの浜田文男です。


         前回に引き続き、本の内容から流れを追って見ます。


         

         

         

         

        『国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、2025年における


         ①日本の人口は、2005年比6%減


         ②少子化は、14歳以下の若年人口比率で2005年比0.6%減


         ③高齢化は、2005年比9.1%増


        と予測されている。人口構成が変わることにより、サービス産業が提供する商品に対する需要要件は多様化すると思われる。すなわち、これまでの勘と経験によるサービス商品開発では、需要を捕らえきれず顧客獲得に結びつかないと思われる。サービス産業がこのような状況に対応していくには、市場ニーズを的確に把握してそれを満たすようなサービスを開発できる仕掛け作りが必要となる。また、サービス産業における離職率・入職率は製造業に比べて高いため、従業員教育は短期間で効率的に行う必要がある。さらに、今後は高齢化に伴い高齢な従業員に現場のコツを効率的に伝え働きやすい職場を作ることも重要となる。そして、サービス産業が国際展開する際には、現地の外国人従業員の教育が極めて重要となる。』


         以上から【早く的確な①仕掛け作りと②従業員教育】が重要と気づきます。このことを検討するためには『最適設計ループ』に挙げられている技術について知ることが早道と思われます。


         次回では『最適設計ループ』の各フェーズ(観測、分析、設計、適用)で求められている技術を取り上げます。

        ちょっとお得なパソコン(iPhone含む)活用術

        2011/03/03

        kobayashi2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。

         

         私ごとですが、先日、iPhoneを購入し、使いこなせるように、日々、奮闘中です。

         ビジネスの現場においてiPhoneをどのように活用できるのか。ブログで皆様にお伝えしていきたいと思っています。(とはいえ、初心者視点ですからハードル低めで勘弁してださい。)


         さて、皆さんは営業などで外出したとき、目的とする建物が分からなくて困ったことや、道に迷ったりしたことはないですか。車に乗っているときに「ナビがあればな~」なんて、うちの職場ではよく耳にする言葉です。


         iPhoneにもナビソフトはいろいろありますが、毎年2~3千円必要なものや毎月数百円かかるものなど、結構なコストになります。


         イヤです。私は無料が好きなんです。タダでナビして欲しいんです。(`・ω・´)キリッ!!


         な~んて、そんな都合のいいソフトはないって、・・・あ、ア゛~!ありました!


         しかも、iPhoneに最初からインストールされている「マップ(GoogleMap)」がナビ機能を持ってました。目の前にありながら、知りませんでした。まあ、ナビというよりは、経路の表示と自分の位置(現在地)の表示だけなんですけどね。自分の位置はリアルタイムに表示されますから、実質的にナビのように使えます。


         使い方は簡単!アプリを起動して、「経路」をタップ。出発地と到着地を入力しますが、出発地は初めから現在地が入ってますので、到着地のみを入力(施設名称とかでもOK)すれば、建物まで案内してくれます。スゴ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


         ただし、リルートには対応していませんし、音声案内もありません。VICSも使えません。いやいや十分です!だって、タダですから。ヽ(  ´▽`)ノワーイ


         (運転中の携帯電話使用は道路交通法違反となります。携帯電話を操作したり、注視する場合には、車を安全な位置に停車させてください。)

        思う念力岩をも通す

        2011/03/01

        nakamiya.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・中宮です。

         

         前回は、中国に滞在中の街の変化についての感想を書きましたが、今回は滞在中の中国語学習について書きたいと思います。

         

         私が北京に滞在したのは、2004年から2005年までの1年間でしたが、北京に行くまでは、中国語の勉強もしたことがなく、まったく話せない状況でした。滞在の最初の1ヶ月くらいは、相手が何を言っているのか全く分からないため、買い物も満足に出来ませんでしたし、どこに行くにも小型のノートを持ち歩き、分からないことはノートに書いてもらっていました。

         

         当初は、こんなことで生活できるのかと不安になっていましたが、生活にも徐々に慣れ始めた頃、なんとなく周りの人の言葉が分かるようになりました。昨日までは何を言っているのか分からなかったことが、ある日突然分かるようになったのです。(当然、分からないこともたくさんありましたが。)まるで、学習してきた単語や文法が一本の線として繋がった瞬間でした。

         

         その後も、まるで階段を登るような感じで、上達が止まる時期と一気に上達する時期が交互に訪れました。上達しない時期には、学習することが嫌になることもありましたが、後で必ず上達するときが訪れると信じて学習を続けました。このようなことを続けていくうちに、気付いた時には、日常生活に支障がない程度には、話せるようになりました。

         

         語学に限らず、どんなことでも障害に当たる事があると思いますが、諦めず継続することで道が開けるのではないでしょうか。

        環境への取り組み! 循環社会その3 うなぎからの信号

        2011/02/24

        mennde5.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

         

         学生の頃であったか、カマキリが冬の積雪量を予測するということを聞いたことがありました。ほんとかなと思いながら今日まで来ましたが、今年の大雪を当てたのではないかというTV報道を見て、改めて関心を持ちました。

         

         日本では昔から地震の前になると「アリが一斉に場所を移動する」とか「ナマズが暴れる」など、自然は何らかの前触れとして信号を出していて、動物たちがそれらをいち早く察知し行動を起こすといわれて来ました。

         

         それはある程度本当のような気がします。先日、うなぎの卵を世界ではじめて採取できたというニュースが流れました。うなぎは回遊魚で、日本のうなぎは、数千キロ離れたマリアナ海溝あたりで卵をうみ、黒潮にのって日本の川まで遡ってくるといわれています。

         そのような天然うなぎが、昔は広島の川ではたくさん取れました。子供の頃よく捕ったように記憶しています。

         

         現在、天然うなぎは激減しました。

         その理由の一つとして、川が汚れてきたということと関係しているのではないかといわれています。

         これも一種の自然界からの信号をうなぎが受け止めた結果ともいえます。 

         

         豊な森から栄養豊かな水が流れ出し、水質の良い汽水沖を作り、その中でウナギが育ち、そして牡蠣を育みます。

         自然界はお互いに緊密につながっていて、結果を残します。

         もし川や土壌が汚染されれば、動植物は大きな影響を受けます。

         うなぎも育たず、牡蠣も育たなくなり、其れが廻り回って私達人間にも影響を及ぼしてきます。

         その影響が緩慢なだけに、私達が気付くのが遅くなるか、まったく気付かないこともあり得ます。

         

         逆にいいますと、例えば、昆虫やうなぎや牡蠣が実際にどうなっているのか、よく観察することによって、自然界がどのような影響を受けているのかが分かります。

         それゆえに、私たちは現場に出て、自然がどのようになっているのか、見ていく必要がありそうです。 

         

         都市の人々がもっと農山村に出掛け、自然に触れ、自然を観察しながら、都市で培ってきた技能・技術・知識やネットワークを、環境問題に、地域の産業活性化に対処できないだろうかと思います。

         そうすることによって、地域の環境問題に対処しながら、地域の産業の活性化を図っていくことができます。

         最近そのようなことを考える・実践する講座があちらこちらで開かれるようになりました。

         一度そういう講座に出かけてみるのも、面白いのではないかと思ったりします。

        海外との取引におけるリスク回避に利用できる貿易保険をご存じですか?

        2011/02/23

        tsunemoto2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の常本☆康之です。

         

         今回は、商品を海外に販売する時、リスク補償のため利用する貿易保険についてお伝えします。

         貿易保険の補償対象は、貨物を船積出来ない損失や貨物代金の回収不能、海外での事業休止等に伴う損失などで、輸送中の貨物を補償する海上保険とは対象が違います。したがいまして、貿易に伴うリスクは、海上保険と貿易保険の両方を利用することで、軽減できます。
         貿易保険は、貿易相手の所在する国の送金規制による損失など企業間取引以外の問題で起きるカントリーリスクも補償し、その債権回収が長期間にわたる可能性があるため、再保険制度による国(日本)の補償と信用力、交渉力によって支えられている保険です。
         貿易保険は、基本的に損害額の95%の補償で、被保険者の負担も5%発生しますが、貿易相手国の格付によっては、80%の補償しか受けられない場合もあります。
         保険料は、貿易相手国の格付や取引先の企業の格付により変動しますが、限度額設定型のような、年間定額で割安の保険料となるものもありますので、貿易に関わるときには自分の会社の状況にあった保険を選択されるとよいと思います。
         リスク回避を考え、安全に取引することを考えると、100%の損害を受けるよりは遥かに安全に貿易が可能になりますので、海外企業と取引をされる際にはご利用を考えられてはいかがでしょう。

         

         詳しくは、独立行政法人日本貿易保険のHPで確認してみてください。

        価格と価値

        2011/02/22

        kobayashi2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。

         

         先日、バイクのバッテリーが上がりました。まあ、4年ほど乗っているので、最近の寒さに耐えられなかったのでしょう。


         さっそくバイク屋さんに行き、お値段を見てビックリです。2万円オーバー(゚Д゚;)


         うちの自動車(2,300cc)用バッテリーも純正品で2万円オーバーでした。サイズも容量もはるかに小さいバイク用バッテリーが自動車用と値段が変わらないのは納得いきません。というか、サイフの中身が足りません。もっと安いのでいいんですけど。お店の人に聞いてみると、「バイク用は生産量が少なく、高いんですよ。でも純正品ですから保証がありますよ。」とのこと。


         ここで、私の気持ちが決まりました。お店の人が高いという商品を買う気はありません。別な方法で何とかならないか、お店を出てiPhoneで検索。すぐに送料込みで3,000円くらいのバッテリーを見つけました。約7分の1のお値段です。はっきり言って比較になりません。それでも安心を買いたい人はいるでしょうが、そのお店では選択肢もありません。


         自分で交換する手間があったり、ネットと実店舗の値段を比較するなといわれそうですが、実店舗だから、保証が付いてるから、サービスが充実しているから7倍の値段ですと言われても、スッキリしません。


         商品の質、サービス、そのほかのリスクを考えても、7倍のお金を支払う価値がないと私は判断したことになります。


         ネットショップですべてが賄えるとは思いませんし、実店舗は必要です。しかし、そこには商品の質やサービスと消費者が納得できる価格のバランスが求められます。


         消費者向け電子商取引は規模、比率ともに年々増加しています。実店舗をお持ちの方は、地域の同業者以外に、ネットショップもライバルになります。ぜひ消費者を唸らせる価格と価値のバランスを提供していただきたいです。

        サービス工学 その1

        2011/02/18

        hamada3.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの浜田文男です。


         サービス工学について勉強を始めました。まずは、本の内容から流れを追って見ます。


         「サービス事業者の先進的取組の事例調査から、サービス企業がサービス提供の効率化と同時に、顧客にとっての価値の向上を実現し、生産性を向上させていることが分かった。」「業種に共通した取組として(1)顧客接点での日常行動計測・ニーズ分析(2)顧客重視から個客起点へ(3)サービスの連携 が見えてきた。」


         (1)に関して、「先進的なサービス事業者は、適切な方法で適切な内容のサービスを提供するために、顧客接点での接客を通じて、サービス受容者である顧客とコミュニケーションを図り、その顧客が求めていることを引き出そうとしている。また、顧客側も自分が求める内容のサービスを得るために、積極的に自分の気持ちや考えをニーズとして表明する。このように、サービス事業者と受容者のニーズの交換が行われているのが、顧客接点の現場なのである。」(2)に関して、「これまでの社会状況の変化から、多くの先進的なサービス事業者は、サービス受容者を顧客群として捕らえることをやめ、一人一人の個客に関心を持ち、それに必要なサービスを提供するようにしている。そのために多くのサービス事業者では、接客を通じて得た個客の行動や購買のプロセス情報をデータベースとして蓄積できるようにし、そのデータをモデル化し、次のサービス設計に反映できるように工夫している。」(3)に関して、「受容者の視点からサービス内容や提供方法を見たとき、個々のサービスが最適であるだけでは不十分である。日々の生活の中で、人はサービスを受けるために移動し、さまざまな異なる種類のサービスの提供を受け続けている。つまり、一人一人の個客視点からみたとき、サービスとサービスの間の接続が非常に重要である。このさまざまなサービスの間の連携と接続とは、個別のサービスプロセスのモデルを最適化することではなく、受容者の日常の行動やニーズに合わせて最適化していくことを意味している。」


         次に、「これまでの経験と勘に頼ってきたサービスに、科学的・工学的手法を導入しサービス生産性を向上させようとしたとき、サービス現場での受容者と提供者の行動などを『観測』し、それを『分析』して得られる客観的根拠に基づいてモデルを『設計』し、それを現場に再び『適用』する【最適設計ループ】を繰り返す内部構造を実際のサービス現場がもつことが重要となる。」


         まずは、入り口に立ったところです。

        「愉快なスマートフォン活用術2」何ができるかみんなで考えてみませんか?

        2011/02/17

        takeda2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当の竹田です。

         

         昨年12月22日のブログに「愉快なスマートフォン活用術」について述べましたが、今回は引き続いて、違った角度で、もう1歩進んだ活用術について述べてみたいと思います。


         スマートフォンのアプリケーションソフトの中に、「名刺管理ソフト」があります。このソフトの良いところは、スマートフォンの内蔵カメラをスキャナー代わりに使用して名刺を読みとることができ、その情報をデジタル情報に変え、住所録に登録できる便利さがあります。


         また、その住所録もパソコンに吸い上げて、エクセル等で一覧表に加工して管理することも可能です。この機能は、デスクトップパソコンに専門のスキャナーを取り付けて読み取るものと同じ優れた機能で、大変便利です。


         なお、名刺管理ソフトと類似するソフトに、「文字読み取りソフト」があり、OCRの機能により、文字を読み取ることができます。


         何か調べものなどで、書籍の1部などとっさにメモしないといけない時など、スマートフォンを取り出してサット読み込むことができる文字通りスマートな機能です。


         日々の名刺管理だけでも困っておられる方、たくさんの書籍など調べものをされる方は、1度試してみられるのもいいかもしれませんね。


         次回も、ビジネスに役立ちそうなアプリケーションソフトを紹介しますので、ご期待ください。(^●^)/

        「お客様への配慮」

        2011/02/16

        mikio2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北林です。

         

         先日、近所のスーパーに買物に行った時の出来事です。


         レジに多くのお客さんが並び出したため、レジ応援の店員さんを店内放送で呼んでいました。すると、呼ばれた店員さんが奥から出てきて、売場通路を通ってレジに向かおうとしました。


         ところが、その通路は幅が狭く、1人のお客さんがいて通りにくい状況でした。店員さんは通路を通るために「すみません」「ちょっと通らせてください」などと言うだろうなと思っていたところ、予想に反して「いらっしゃいませ」と言いました。お客さんは店員さんの意図を察して、すぐに「あら、ごめんなさい」と言って通路を開けました。

         

         店員さんは別の通路を通ってレジに向かうこともできたでしょうが、自分(または店側)の都合を言わずに、来店へのお礼を言うことでその場の事態を乗り切りました。予め店舗側が店員さんに行動を指示していたものか、店員さん自らのとっさの行為か分かりませんが、お客様への配慮として「なるほど」と感心いたしました。

        横川にデジタルサイネージ誕生

        2011/02/15

        bajyou2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・馬上です。

         

         以前に当センター浜田マネージャーブログにもありましたように、横川の駅前広場にデジタルサイネージ(電子看板)が設置され、去る2月5日(土)に除幕式が行われました。この日は「かよこバスの日記念祭」と併せて行われ、広島市長ほか多くの方々が参加されました。

         

         このデジタルサイネージは「横川ストーリー」と名付けられ、広島市の「広島市商売(あきない)知恵出し事業の商店街団体と市民団体等の協働事業」の補助を受けて設置されたもので、これから横川商店街のイベントや個店の情報、地元公民館等の行事等の情報を発信していきます。

         

         また、このデジタルサイネージの特徴は、ただ画面を見るだけでなく、ディスプレイがタッチパネルになっており、スマートフォンのように画面にタッチすることで店の場所やメニューなど自分が欲しい情報が得られることです。

         

         ショッピング、グルメ、イベント、カルチャー・・・横川のいろんな情報が得られます。皆さんも横川に足を運んでみてください。

           155.jpg    

        「報告書の書き方」

        2011/02/14

          kubo4.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクト・マネージャーの久保です。

         

         先月号ではインターネットメールのメリットについて触れましたが、たとえインターネットメールであっても、その伝える内容が良い文章でなければ思いがうまく伝わりません。要はインターネットメールでも、紙に刷られた文章でも、内容を正確に読み手に伝えることが目的でそのためにはしっかりとした文章力が必要だということです。


         ビジネスの世界にはありとあらゆる文書がありますが、まずは上司に対する報告書をきちっと書くことができるというのが文章力を養ううえでの基本になります。必要な情報がすべて盛り込まれており、且つ要領よく簡潔な表現で書かれた報告書はたとえ短い文章でも、伝えるべき内容を正確に読み手に伝えることができます。ビジネスの世界でいう良い文章と文学の世界でいう良い文章とはまったく異なるのでこれをよく認識する必要があります。


         では、あなたが上司から「会議に出席して、その結果を文書で報告するように」と指示され、これから報告書を書くところを想像してください。以下に報告書の書き方について順を追ってみてみましょう。


        1.まずは表題です。表題はただ「報告書」とするだけでは、その報告書が何に関するものなのかがわかりません。「○△会議 出席報告書」というように表題を見ただけで会議の内容までだいたい想像がつくようにするのが良いでしょう。


        2.次にその報告書の作成年月日と作成者名(連絡先)を忘れずに入れてください。この二つは報告書に限らず、通常の検討資料でも連絡書類でも同じことです。今、皆さんの机にある書類を見てください。これが記入されていない書類が一つ二つありませんか? 
         その内容が1ヶ月前のことなのか昨日のことなのか、又内容についての問い合わせを誰にしたらよいのか等がわからない文書は、ビジネスの世界ではまったく価値がありません。


        3.その次は「開催日時」「場所」「出席者所属・役職・氏名」です。これを忘れる人はまずいないと思います。ただ、出席者の順番については、新入社員などでまだ会社の組織に慣れていない場合は案外苦労するかもしれません。このような場合は会社の組織表に記されている部門の順番に従うのが良いでしょう。


        4.次が「議事内容」になりますが、議題が多い場合は、議題のみを一覧で「議事内容」の前段にまとめておく配慮も時には必要です。あなたの資料を読む経営者や上司は超多忙です。さしあたって、今すぐに必要な案件についてのみ結果を知りたいということは良くあることなので、読み手にとってはありがたい配慮だといえます。
         次に、議題毎に議事内容を書いてゆきますが、この場合、議論の経過・過程を事細かに記録することはあまり意味がありませんし、書き手にとっても読み手にとっても時間の浪費です。内容としては、議題、結論、その議題が付議されるに至った経緯・目的(なぜ討議される必要があったのか)、賛成意見と反対意見の要点等について、順に簡潔にまとめるのが良いでしょう。勿論、報告書ではなく、正式な議事録の場合は議論の経過を克明に記録することが必要な場合がありますから、その資料の目的をよく考えて判断してください。


        5.上記4項までが書けていれば報告書としてまずまずですが、まだ完璧とは言えません。上司や、経営者にとっては、その会議の結果に基づいて関係者が今後どういうアクションを取るのか?ということも重要な関心事の一つです。この案件はこれで完結するのか、継続するなら誰が、何を、何時までに、どうするのか、誰が責任を持って次のステップに進めるのか、あるいはこの会議の結論を受けて経営レベルの更なるアクションなり判断なりが必要となるのか等、次の展開までが書かれていればより完成度の高い報告書となるでしょう。

        自分の目で見る

        2011/02/10

        nakamiya.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・中宮です。

         

         先日、中国の国内総生産(GDP)が日本を抜いて世界第2位になることが確実になったというニュースがありました。不動産価格の上昇や格差の拡大といった問題も取りざたされていますが、世界の中での中国の存在感がますます強くなっていくような気がします。

         

         私は、2004年9月から約1年間、中国の北京に滞在していました。ちょうどアテネオリンピックが終わり、いよいよ次は北京でオリンピックが開催されることになり、雰囲気も盛り上がり始めていた時期でした。街には新しい建物が次々と建築されているところで、帰国する頃には、来た時にはなかった建物がたくさん出来上がっていましたし、地下鉄などのインフラ整備も活発に行われており、現在の北京の地図と2004年当時の地図を比較しても、地下鉄の本数がかなり増えていることが分かります。


         1年間という短い生活の中で、最も印象に残っていることは、現地で生活している人々の活気でした。まさに発展の真っ只中にあるという活気が、どこに行っても味わうことが出来ました。これは、本を読んだり、インターネット等の情報では学ぶことが出来ない、実際に現地を自分の目で見ることでしか分からないものだと思います。

         

         問題が発生した場合には、実際に現場に行き、自分の目で見て確認することが重要だという三現主義(現場、現物、現実)という言葉をよく聞きますが、それを実感できた1年間でした。

         
         最近は、分からないことがあればインターネットで検索することで簡単に調べることが出来ます。大変便利な世の中になりましたが、文字だけ、画像だけでは伝わらないこともたくさん存在します。自分の目で見る重要性も忘れずにいたいものです。

        戦略に基づく戦い(企業活動)について PartⅢ

        2011/02/09

        saiki.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」副所長の佐伯です。


         さて、今回は、前回の予告どおり、私が最も感心した場面についてお話します。


         22年間の戦いは、直接戦闘に加わる者はもちろんのこと、陰で貧困と闘いながらも戦闘部隊を支えてきた蝦夷の人達を疲弊させていました。


         アテルイ達は、こうした状況が今後も続き、世代が変わっていく中、何故の戦であるかの意味は薄れ、いずれは朝廷に屈することになるであろうことを見越していました。


         しかし、その場合、自分たちの子孫は朝廷から極めて屈辱的な扱いを受けることになることが容易に想定できたのです。


         そこで、現在、苦境に立たされている朝廷軍に対し、巧妙な心理作戦を用いて多く部族を救う策を立てたのです。


         それは、苦境に陥っている朝廷軍から各部族にとって有利な懐柔策を引き出し、自らはその策にはめられた形で蝦夷の中で孤立していくという状況をつくり、最後の戦でも犠牲を最小限に抑え、自らは囚われの身となり、処刑されることで朝廷の不安を取り除く、ということでした。蝦夷を有利な立場で存続させる究極の戦略であったのです。


         みなさん、いかがでしょうか。アテルイ達の一見、単なる捨て身の戦法のように思われるこうした行動は、例えて言えば企業体の存続のために不採算部門を切り捨てるといった行為に似ていませんか。しかし、こうした行為には将来を見据えた明確な目標とそれを達成するためのち密な戦略がなければ所期の成果を期待することはできません。


         視点を少し変えるだけで、こうした歴史小説からも学ぶべきことは多くあるように思います。

        「日常管理の基本と実践」  -日常やるべきことをきっちり実施する-              広島工業大学教授 久保田洋志著(日本規格協会:JSQC選書)

        2011/02/08

        fujita3.jpg おはようございます。

         頑張る中小企業を全力で応援する広島市中小企業支援センター所長の藤田です。


         本日は、『日常管理の基本と実践―日常やるべきことをきっちり実施する』を紹介します。

         

         

            日常管理とは、企業活動で日常的に使われている生産、営業、販売などの日常業務の"やるべきことをきちんとやり、やってはならないことは絶対にしない"ために行われる管理活動です。
         

        154.jpg 日本は海外から資源を輸入し、それを加工し高品質で付加価値の高い製品を生み出し輸出することで繁栄を享受して来ました。


         ところが昨今は、欠陥商品、偽装、隠ぺいなどが頻発し、「品質立国・日本」に陰りが見えてきています。


         資源の少ない日本が、これからも外国に伍して繁栄していくには、日本企業の強みである"現場力"の維持、改善、強化が必要であり、そのためには、環境変化に対応して愚直なまでに、日常管理のたゆみない実践が不可欠です。この本は、日常管理の実践についての著者の豊富な経験に基づくノウハウが満載されています。


         皆様の企業がどのような業種にあり、また所属がどのような部門であっても"やるべきことをきちんとやる""やってはならないことは絶対にしない"ことの大切さに変りありません。現場力を高めたい経営者や管理者にぜひ読んでいただきたい一冊です。

         

         当センターでは、皆様方の課題解決のためのアドバイザー派遣窓口相談を行っています。また、技術やIT等の豊富な知識と経験を有するマネージャーによる継続支援も行っています。お気軽にご連絡ください。

        「第14回HiBiSインターネットビジネスフォーラム」のご案内!

        2011/02/04

        kishino2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。

         

         今日は今月18日(金)に開催されます、「第14回HiBiSインターネットビジネスフォーラム」のご案内です。
         
         前回、ビジネスプランの募集を案内したところですが、今年度は、9件の応募の中から以下の5社が事前審査により選ばれました。フォーラム当日は、各社15分の持ち時間でビジネスプランのプレゼンテーションを行い、最優秀ビジネス事例を決定します。


         また、特別講演として、日本Androidの会 会長 丸山 不二夫氏によるクラウドコンピューティングとスマートフォンに関する最新の世界的動向についての講演と、ビジネス交流会が行われます。今後のインターネットビジネスの参考に、また異業種の方との出会いの場として興味のある方はぜひご参加ください。

         

        -----------------------------------------

        ・「高齢化社会に向けた生活支援の新サービスの創造」
          ABCインプローブ(株)
        ・「スマートフォンASPを活用した手書きカルテシステム」
          (有)オブジェクトラボ
        ・「ファッションビジネス教育におけるインターネットショッピングサービス」
          (株)ジーループ
        ・誰でも作家デビューできる!電子書籍プラットフォームサービス」
          (株)ドリームネッツ
        ・「ご当地紙地図のインターネットへの活用」
          Yuiコンピューティング(株)

        -----------------------------------------

        詳しい内容は、こちらをご覧ください。

         

        環境への取り組み! 循環社会その2  現代の参勤交代

        2011/02/02

        mennde5.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

         

         25年前のことですが、駐在していたヒューストンからメキシコ旅行に出かける1週間前にメキシコシティが大地震に見舞われ、宿泊予定の世界中にネットワークを持つ有名なホテルが崩壊するということがありました。急遽行き先を変えカリブ海周辺に行き、結局メキシコシティには行きませんでした。このとき地震をとても身近に感じました。

         

         地震大国日本で、人々が都市に集中していますが、できれば食料生産等とかに従事し、もっと自然に触れる中で危機にも対処していくのがよいのではないかと最近思うようになりました。しかし、自分自身は都市に住んで、ほとんど自然に触れず食料生産にも従事していないのですからとやかく言えるものではありませんが。

         

         ただ思うのは、農山村と都市がもっとつながっていけば、いろんな意味でお互いによりよい生活ができる、食糧・エネルギー・水の問題や危機にもよりよく対処できるのではないかということです。養老孟司氏が、よく口にされる"現代の参勤交代"が、7割の森林を有する広島において、これから求められていくことのひとつではないかと思ったりします。

         

         農山村にある田畑や森林に食料やバイオエネルギーそして水があり、手入れすることにより様々な食材や原料をより豊かに獲得できるようになります。そのために"現代の参勤交代"のような取り組みの中で、都市に住む人々もその手入れに参加しながら、かつ都市にある工の技術と商のノウハウとを結びつけていくことが必要ではないかと思います。

         

         自然も人も動植物も、それぞれがそれぞれの力を発揮しながらつながっていく、自然に寄り添い再生を繰り返しながら循環していくシステムが造られていくことによって、より豊かな地域社会ができてくるのではないかと思うのですがどうでしょうか。

        ちょっとお得なパソコン(iPhone含む)活用術

        2011/01/31

        kobayashi2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。

         

         皆さんはPDFファイルをご存じですか?ある程度パソコンを使っている方なら、当前のように知ってますよね。Web上にチラシを掲載したり、社外に向けてファイルを配布する時など、PDFファイルを使えば、相手の環境をあまり考えずに使えるので便利ですよね。


         しかし、このPDFファイル、使いにくい点があります。ズバリ!記入が必要な様式(申込書など)がPDFで配布されていた場合です。目の前にデジタル化されたファイルがありながら、パソコン上で文字入力ができない・・・これって不便ですよね。


         実は、この不便を解消するソフトがあります。「Foxit J-Reader 4.2」というPDF閲覧ソフトです。もちろん無料!このソフトを使えば、PDFファイルにテキストボックスを追加して、印刷・保存までできます。


         あぁ、なんという太っ腹。こんな便利なソフトがタダなんて!ヽ(  ´▽`)ノ ワーイ


         
        ※ 文中のソフトの導入にあたっては、利用規約等をよくお読みいただき、御社のシステム管理者等にご確認されるなど、利用者ご自身の責任においてダウンロードおよびインストールを行ってください。

        ピンチからチャンスへ!発想の転換

        2011/01/28

        shimonawa.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下縄です。

         

         南半球の農業大国「オーストラリア南部のアデレード近郊のマレーダーリング盆地」は、大規模な灌漑による国内有数の農産地でしたが、地球温暖化の影響(干ばつ)で、水は従来の半分の水量しか提供できなくなったほか、乾燥した農地は、土がガチガチに固まり、水を撒いても浸み込まないなど、肥沃な大地が不毛の大地へと姿を変えていきました。


         こうした農業における厳しい環境変化は、多くの農民の夢を打ち砕き、転職を余議なくしましたが、マレーダーリング盆地を愛してやまない人々は、水不足と土壌改良への挑戦が始りました。

         

        ※ 40年後には、現在の食糧生産の2倍の量が必要という試算がありますが、現在でも世界中の淡水の85%を農業用水として利用し、世界の農地の広さは地球表面積のわずか4%しか占めていません。こうした状況をみると、水がいかに貴重な資源で、水の効率的利用が求められているか良く分かります。

         

         始まりはブドウでした。ある農家が水を通常の半分しか与えずブドウを栽培したところ、生産量も減らず、しかも、とても美味しいブドウができました。植物は光から変換した化学エネルギーを使って、空気中の二酸化炭素から炭水化物(糖類)を合成しています。また、光合成は水を分解する過程で生じた酸素を大気中に供給していますが、植物に少量の水しか与えないと、植物自身が光合成を控えて水分を植物内に蓄えようとする植物の習性を利用したものでした。

         

         次に、土壌改良ですが、土がガチガチに固まり、水を撒いても浸み込まない土壌でしたので、水を浸み込ますとともに、植物の根が土の中深くに張ることができるよう改良できるかにありました。


         この問題は専門家に委ねることになりましたが、ある土壌改良剤を使用すると、粘土質化した土壌が化学変化により水を通し、しかも、根が土の中深くに張ることができる土壌に生まれ変わったのです。


         その後は、ブドウ、リンゴ、トマト等の生産に適した土壌づくりにより、生産性が30%向上したとのことです。

         

         このようにかって経験したことのない環境変化に対して、的確に対応し、ピンチからチャンスへと切り替えた彼らの経営手法は、見習うべきところが多いと思います。

         

         創業に関する様々な問題や課題について、ご気軽に創業支援担当・下縄までご連絡ください。

        サービス工学に挑戦!

        2011/01/27

        hamada3.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの浜田文男です。


         創業して数ヶ月の企業と昨年後半にご縁が出来ました。その企業が面白いパッケージを開発しています。パッケージ自体はファッション系のネットモールですが、教育機関向けの仕様と成っています。具体的にはファッション系専門学校の学生が自分たちの作品(製品)をモールで販売できるわけです。学生は、注文の受付から入金確認・出荷・配送手配・在庫・購入者からのコメントなど一連の流れを体験できるようになっています。また、教育機関はコントロールができ、購入者はファッションを楽しむことが出来ます。私が面白いと思ったのはこの企業の開発に到る視点でした。


         さて、学生はこのパッケージを活用してネット販売のスキルアップを図れますが、実際の店舗での販売力については未知数です。この部分の標準化を目指して何らかの手法を研究し取り込むことが出来れば、学生が社会に出たときの大きな力になると思います。


         ところで、国内サービス産業の生産性が、製造業との比較において、また、米国サービス産業との比較においてかなり低いと言われており、この生産性を向上するために適用できそうな工学的手法としてサービス工学が出てきています。


         このサービス工学を研究し取り込むことでファッション系販売の標準化など目に見える形にできないかと考えています。まずは、サービス工学について勉強してみます。

        戦略に基づく戦い(企業活動)について PartⅡ

        2011/01/25

        saiki.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」副所長の佐伯です。


         さて、今回は、前回の続きについてお話します。


         物語の主人公であるアテルイは、蝦夷の中ではある程度の規模を有する部族の族長でしたが、単独ではとても朝廷軍に太刀打ちできる規模ではありませんでした。そこで、現在よく言われる「連携」を実践したのです。つまりバラバラであった蝦夷の各部族の力を糾合し、連合軍を組織することで戦い続けたのです。


         連合軍に加わった部族の中には、軍師の資質を持つ母礼(モレ)がいました。


         モレは蝦夷の進むべき方向を明確に定め、その目的に沿った戦略を立て、個々の戦闘では地の利を生かした戦術を立案しました。一方、アテルイは連合軍の数の少なさを補うため、機動力と破壊力を有する騎馬を中心とする軍を育て、10倍近い朝廷軍を何度も打ち破り、22年間に渡り抵抗し続けたのです。


         このことを企業活動に置き換えてみると、明確な目標を定め、経営戦略を策定し、その戦略に基づき個別の戦術を打ち立て、自分たちの土俵(得意とする分野)で有利に事業展開を図る。企業活動と共通する点が多々ありますね。特に、アテルイ達は、目標を達成したらそれ以上深い入りしない、という鉄則を設けていたようです。つまり、自分たちの体力を理解し、決して無理をしなかったことが、長期戦に耐えられた秘訣の一つだったのです。


         このことは、企業活動においても言えることではないでしょうか。よく、「一か八かの勝負に出る」なんてことを聴くことがありますが、たまたま運よく勝つこともあるでしょうが、こんな「出たとこ勝負」的なやり方は長続きするものではありません。あの信長ですら「桶狭間」のような戦い方は生涯にたった1度だけであったと聞いています。


         「敵を知り、己を知らば、百戦危うからず」をアテルイ達は実践したのです。


         さて、次回はアテルイ達の最後の戦いにおいて、子孫の代までを見越した戦略に脱帽した場面がありましたので、そのことについてお話したいと思います。


         それでは、次回をお楽しみに!

        電子メールの活用でコミュニケーションの向上を

        2011/01/19

          kubo4.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクト・マネージャーの久保です。

         

         研究開発のチームに限らずあらゆるビジネスの場面において、コミュニケーションがスムーズに行われることが、そのプロジェクトや担当している仕事を成功させる上で重要であるのは誰でもわかっていることです。しかしこの単純なことが、いざ実行するとなると案外難しいことは、読者の皆さんも経験済みのことと思います。仕事上のトラブルの原因を突き詰めてゆくと、コミュニケーション不足に行きあたることが案外多いものです。


         コンサルタントによる企業の指導で「コミュニケーションについては全体的に改善の余地がある」との一文を入れておくと「思い当たることがある」との返事が必ず帰ってくるとの話を本で読んだことがありますが、皆さんの会社ではいかがでしょうか。


         今日のお話は、コミュニケーションにおける電子メールの効用についてです。


         日本でも、つい15年ほど前まではパソコンが一人に1台支給されている会社はまれで、社内外との連絡は電話とファクシミリに頼っていました。私自身の体験ですが当時出張で訪れた米国の企業ではすでに一人に1台パソコンが支給されており、業務の中で電子メールが日常的に使われていました。しばらく観察していると、ある社員が同じグループの同僚への連絡にも電子メールを使っていることに気が付きました。声をかければ話ができる距離にいる同僚にも電子メールを使っているのを見て、その時は「チョッと声をかければ済むものをずいぶんコミュニケーションの悪い職場だなー」と驚かされました。


         ところが現在、電子メールを実際に自分で使ってみた結果これが的外れな印象であったと思うようになりました。


         たとえ近くの席の人に対しても電子メールを使うことでコミュニケーションの質を格段に向上させることができるのです。この電子メールのメリットを具体的に見てみましょう。


         1.相手が席を外している時でも、メールを入れておくことで席に戻った時に読んでもらうことができる。

           「またあとで・・・」といって結局忘れてしまうことを防ぐことができる。
         2.複数の相手に同じ内容の情報を同時に、直接相手の人に伝えることができる。
         3.発信内容の記録が必ず残るので、後で確認ができる(言った、言わないのトラブル回避)。
         4.どのように表現すれば相手に理解されやすいかを常に考えるようになり、自分の考えが整理できる

           とともに、簡潔・明瞭な表現力が身に付く。等々です。

         

         「オーイッ」といえば声が届く程度の人数や広さの会社でも電子メールを有効に活用することで、仕事の効率が上がり質を向上させることができます。


         電子メールは取っ付きにくいと感じておられる方もいるかもしれませんが、鉛筆と紙でファクシミリを利用するのと基本は同じと考えれば気軽に利用できるようになるでしょう。これからのビジネスにはなくてはならないものです。効果的に活用するよう、いろいろ工夫してみてください。  (以上)

        戦略に基づく戦い(企業活動)について PartⅠ

        2011/01/18

        saiki.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」副所長の佐伯です。


         さて、今回はお正月に読んだ「火怨(著者:高橋克彦氏)」という歴史小説について考えさせられたことや感じたことについてお話してみたいと思います。


         実は、この作品については、私どもの職員が既にブログで取り上げており、そのブログを読んで"おもしろそうだ"とお正月に上下2巻を読破しました。


         舞台は、西暦749年頃、東北地方で金が発見されたことに伴い、大和朝廷は金を確保するため蝦夷に対し軍事的、政治的な圧力を強めていた時代でした。こうした圧力に対抗し、「アテルイ」という若い指導者が蝦夷の各部族を統率し、蝦夷の自主独立を守るため、22年間も戦い続けていく過程とアテルイを取り巻く人々の人間模様を描いたものです。


         当時の蝦夷は、各部族に分かれており、朝廷の支配地域と境を接している部族が小規模なゲリラ戦(百人前後の規模)を繰り返しているにすぎませんでした。当然、何万人規模の軍隊を擁する朝廷軍に打撃を与えることはできず、将来の展望もなく、じり貧の状態だったのです。


         さらに、蝦夷の中には 朝廷に取り入って、わが身や部族の保身を図ろうとする者も増え、ますます厳しい状況に追い込まれていたのです。


         さて、皆さんどうでしょうか。


         こうした状況は、現在の企業活動においても当てはまる部分が多いのではないでしょうか。


         これから蝦夷はどのようにして自主独立を守ろうとしたのでしょうか。


         続きは次回をおたのしみに!

        一年の計は元旦にあり

        2011/01/17

        nakamiya.jpg おはようございます。明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・中宮です。

         

         新しい年になり既に半月ほど経ちましたが、「一年の計は元旦にあり」ということで、私は毎年年初に年間の目標を立てるようにしています。今年は「健康に、前向きに、物事に取り組む」ことを目標に掲げました。そしてその目標を達成するために、毎月の計画を立てて行動していこうと考えています。具体的には、自己啓発については、毎月の学習計画を立てそれを達成するための日々の目標を定め、その目標と実際の進捗状況を比較していこうと思います。

         

         これは、企業の経営目標の策定にも通じるものがあります。企業においては、企業経営のための精神的支柱や価値観である「経営理念」があり、経営理念のもと将来のある一定時点における企業のあるべき姿を示す「経営ビジョン」そして「経営ビジョン」を達成するための「経営戦略」があります。つまり、企業の採るべき戦略には、普遍的価値観である「経営理念」のもとで策定された「経営ビジョン」が必要になってきます。これらの「理念」や「ビジョン」なしに場当たり的に企業の方針を採択していては、企業の本来目指すべき目標を達成できない可能性がありますので「経営理念」や「経営ビジョン」は非常に重要となります。

         

         計画を立てたとしても、それを実行することは非常に難しいかもしれません。しかし、計画を立てないことには計画を実行することもできませんので、まずは計画を立てて行動してみることをお勧めします。私も今年こそは目標を達成したいと思います。

        環境への取り組み!循環型社会へ! その1.海と森はつながっている!

        2011/01/13

        mennde6.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

         

         海外に駐在している時に、仕事帰りにオイスターバーで、ビールとかを飲みながら、よく牡蠣を食しました。なぜみんなよく牡蠣を食するのだろうか、あたることはないだろうかと思いながら、ニューヨークやサンフランシスコ他で、大ぶりの牡蠣にレモンをかけながらたっぷりと食した記憶があります。

         

         そのオイスターバーが日本でも流行りつつあるとのことです。最近、畠山重篤氏の著した「牡蠣礼讃」(文春新書出版)という題名の本を読みました所、そうだなと思えることが書いてありましたので以下抜粋してみたいと思います。

         

         「フランス最大の河川、ロワール川河口の漁場に降り立った。-----川を遡ってみた。レストランの看板が変化していくのが面白かった。海辺では、牡蠣、オマールエビ、チュルボー(ヒラメ)等が描かれていた。------川を遡るにつれ、サケ、川マス、川カマス、ウナギ等の川魚に変わってゆく。もっと上に行くと、ヤマドリ、シギ、ウズラ、キジバト等の野鳥や、ウサギ、シカ、イノシシ等の野獣が描かれている。----辺りを見回すと、落葉広葉樹の深い森が続いている。----川の流域の森を守れば、川の水質が保全され、川魚も獲れる、---そして、川が海に注ぐ汽水域では見事な牡蠣が育っているではないか。---美味な牡蠣を育てるには、川の流域の森を保全しなければならない」

         

         川の流域にある森を守り育てることが、牡蠣を育て、川魚、そしてその森に住む野鳥や野獣を育てることになり、人々にも大きな恵みをもたらします。フランスが食糧自給率100%を超える裏側には、森を保全して来たということがあるに違いありません。海と森はつながっているがゆえに、牡蠣を育てるには、森を守り育てないといけないということにつながっていくのではないでしょうか。

         

         今まで切って来たつながりをもう一度つなぎ直そうという動きが、最近あちらこちらから出てきています。田舎と都会とのつながり、農と工と商とのつながり、山と川と海とのつながり、家族とのつながり、考えて見れば、歴史もはるか昔からつながっています。山に降り注いだ水は再び海に戻りその一部は水蒸気となり雲となり雨となって山を潤します。つまり水は循環を繰り返す中でしっかりつながっています。つながりがあることによって物心両面の豊かさに恵まれてくるということを私達はいま再認識しつつあるのではないでしょうか。

        広島におけるインターネットを活用したビジネスプランを募集しています!

        2011/01/12

        kishino2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。

         

         HiBiS(広島インターネットビジネスソサィエティ)では、インターネットを活用したビジネスプランを募集しています。


         対象となる事例は、過去実施されたもの、現在進行中のも、企画中のもの、どのようなフェーズでも構いません。インターネットやモバイル端末を活用されていれば業種も問いません。


         また、HiBiSのメンバーであるなしを問わず、自薦他薦形式で募集しています。提出いただいた全ての発表原稿は、小冊子にまとめ「第14回HiBiSインターネットビジネスフォーラム」当日(平成23年2月18日(金))に配布されます。


         事前審査により選ばれた5件の優秀ビジネス事例は、フォーラムにて発表の場も設けられています。


         メリットとして、このビジネス事例集は、マスコミ各社・関連行政機関に告知・配布されますので、ビジネスを行われている各社の広報活動のPRにつながります。

         

         応募をご検討の皆様!締め切り日(1月14日(金))が間近に迫っていますので、お急ぎください!

         

          ※HiBiSは社団法人広島県情報産業協会の特別プロジェクト委員会

        油断大敵、転ばぬ先の杖

        2011/01/11

        tsunemoto2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の常本☆康之です。


         皆様は、年末年始、楽しく過ごされましたでしょうか。私は、中国山地の入口にある祖父母の家に行き年明けを迎えました。初詣は、地元の村民が午前零時すぎに集まる山中の神社に行きました。例年の倍以上の積雪がある山道を登ることになることが事前に分かっていましたので、転ばぬ先の杖とばかりに滑りにくい長ぐつに防寒着の2枚重ねで行きました。しかし、予想以上に道が凍結しており軽く滑りながら登ることになりました。


         無事に神社に辿りつき行事を済ませての岐路、油断から失敗をしました。登山の時は細心の注意をはらい歩いていたのに、下山はいつの間にか早歩き。登山口まであと100メートルという地点で5人の大人が手を繋ぎ円形を作りソロソロと下山しているところに追いつきましたが、何も考えず追い越しました。その瞬間、足が宙に浮き空を見ながら大の字に倒れ、かつ坂道を少し滑り落ちました。倒れたまま自分の状況を頭で整理していたためコケタことに気づくまでにしばらく時間がかかりましたが、「大丈夫ですか」という複数の声が近付いてきたため、反射的に立ち上がり「大丈夫です」と答えました。本当は、左手の指が道の氷柱に刺さり、血が出ていた事実を把握していたのですが...。ちなみに「大丈夫です」と答えるまでの間に、何処でミスをした結果、このような状況になったのかと考えていましたが、油断大敵であったと結論づけました。登りの注意深さと下りの迂闊さの心理格差によりおきた事で、事前に杖を用意していても使用する人の心により良くもなり悪くもなるという教訓を身を持って体験でき、新年から良い経験をしたと思いました。


         今年は、これを教訓として中小企業の皆様に提案できる丈夫な杖(プラン)をたくさん作り謙虚な心を忘れずお手伝いしたいと思います。

        横川商店街がデジタルサイネージをオープンします。

        2011/01/07

        hamada2.jpg 明けましておめでとうございます。

         今年もよろしくお願いいたします。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの浜田文男です。


         横川商店街では、2/5(土)に『YOKOGAWAわくわくデジタルサイネージ』のオープニングイベントを企画しています。

         これは、商店街の加盟店170店の店舗情報を始め地域情報や道行く人達に楽しい情報などを発信して、地域の賑わいを生み出していこうという主旨で始めるものです。JR横川駅から見て広電横川駅の左手に縦型のものを設置します。


         当日は、商店街のキャラクターである【トマトン】を始め、【サンチェくん】【フレッチェちゃん】も登場する予定です。多いに盛り上がりましょう!!


         さて、この中で使われるのが【カラーコード】です。デザイン性の非常に高い2次元バーコードです。

         携帯電話で認識するには読み取りソフトをダウンロードすれば良く、たいていの機種で動作します。

         カラーコードで楽しくデザインするのも楽しいと思います。思ったとおりのコードになっているかどうかはツールを通せば分かります。


         是非、カラーコードのデザインに挑戦してみましょう!!

        ちょっとお得なパソコン(iPhone含む)活用術

        2011/01/05

        kobayashi2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。

         

         私ごとですが、先日、iPhoneを購入し、使いこなせるように、日々、奮闘中です。
         ビジネスの現場においてiPhoneをどのように活用できるのか。ブログで皆様にお伝えしていきたいと思っています。(とはいえ、初心者視点ですからハードル低めで勘弁してださい。)
         さて、皆さんは名刺の管理をどのようにされてますか?フォルダに入れて、必要になったらパラパラめくって探すのが一般的かと思いますが、私は今まで名刺の管理をしていませんでした。と言うかできなかったんです。( ´Д⊂ヽウェェェン
         と言うのも私の場合、フォルダで管理していたと言えば聞こえはいいですが、実態とすれば適当にファイルしているだけ。情報が欲しい時にパッと名刺がでてこないのは当たり前。いつの間にかフォルダはパンパン。整理しようにも何の用件で名刺をもらったのか分からない人が・・これでは管理されているとは言えません。ど~しよ(´・ω・`)ショボーン
         と、悩んでいたのは過去の私。やってくれました!iPhoneで解決です~!
         ご存知の方も多いと思いますが、Evernoteというソフトを使います。Evernoteとは簡単に言うと、文字や画像、音声など何でもクラウド上にメモしておくソフトです。このソフトの素晴らしいところは、無料でOCRが機能してくれるところ。つまり、画像でEvernoteに保存しておけば、後から文字で検索できるんです。
         具体的には、iPhoneで名刺を写真にとって、Evernoteにアップするだけ。名刺に無い情報はタグなどを使って分類しておく。これだけで名刺のデータベースができちゃうんです。
         しかも、携帯電話の電話帳をビジネス目的の連絡先でいっぱいにしたくなかった私にピッタリ!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
         ただし、個人情報保護法の対象として取り扱われる場合がありますので、プライバシーポリシーを整備してから使ってくださいね。

        新年のご挨拶

        2011/01/04

         あけましておめでとうございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センターです。

         

         皆様方には、すがすがしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

         

         昨年も、中小企業にとって大変厳しい一年であり、今後とも当支援センターの真価が問われる重要な時期であると考えております。

         

         当支援センターは、今年も職員一丸となって、中小企業の皆様の本気とやる気に応えるため、全力で支援してまいります。

         

         2011年も引き続き、当支援センターをご利用いただき、経営革新や創業の実現にお役立てください。

         

         

        140.jpg 広島市中小企業支援センター
         広島市西区草津新町1丁目21番35号
         電話:082-278-8032 FAX:082-278-8570

        1年間ありがとうございました。

        2010/12/28

        saiki.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センター副所長の佐伯です。

         

         本日が今年最後のブログです。

         

         本年も当サイトへ多くの方にご訪問いただきましたこと、深く感謝申し上げます。

         

         本年も、中小企業にとって大変厳しい一年でした。当支援センターでは、来年も引き続き職員一丸となって、経営基盤の強化、創業しやすい環境づくりなど、各種支援事業を実施いたしますので、是非ご利用ください。

         

         なお、年末の金融受付相談窓口を12月29日(水)及び30日(木)の8時30分から17時15分まで設置します。詳しくは、こちらをご覧ください。

         

         次回のブログ更新は平成23年(2011年)1月4日(火)からの予定です。来年もよろしくお願い致します。

         

        広島市中小企業支援センター
         広島市西区草津新町1丁目21番35号
         電話:082-278-8032 FAX:082-278-8570

        「技術経営」についてのセミナーを企画中です。

        2010/12/27

        mikio2.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センター 創業支援担当・北林です。

         

         日本の製造業は、大企業、中小企業を問わず、優れた商品をつくるという「ものづくり」は得意ですが、利益を生み出すという「価値づくり」は苦手であると言われています。

         

         特に、多くの商品がモジュール化することに伴う過当競争や価格低下の傾向は、自社技術を事業化、商品化したとしても、利益に結びつきにくい状況を高めています。


         さらに、急速な技術革新や市場ニーズの多様化など、経営を取り巻く環境変化がスピードアップしており、取り組むべき事業や保有すべき技術を正確に予測することも困難な状況です。


         こうした状況を受け、当センターでは、製造業の経営者、管理者を対象に、保有技術や新技術を利益に結びつけるには、組織能力を高めることが重要であるとの認識を深めていただくとともに、企業価値を生み出すための戦略を身に付けることのできるセミナーを開催する予定です。


         来年(平成23年)2月下旬に開催することで、現在調整中です。日程等決まりましたら、当センターのホームページのセミナー・研修会のお知らせ欄に掲載します。


         是非、ご参加くださいますよう、ホームページにご注目ください。

        ビジネスマンの理想のあり方「上善如水」

        2010/12/24

        fujita3.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センター所長の藤田です。

         

         

         今日は、「上善如水」(じょうぜんみずのごとし)をご紹介します。意味は、「もっとも理想的な生き方(上善)は、水のように生きること」というもので、中国の思想家「老子」が遺した言葉です。

         

        23010401.jpg 水は、容器によって柔軟に形を変えることができます。丸い容器に入れれば丸くなり、四角い容器に入れれば四角くなります。
         また、水は、高い所から人の嫌がる低い所、低い所に流れます
         さらに、洪水ともなれば田畑や家も押し流すパワーを秘めています。
         
         このような、「水」のあり方を私たちのビジネスに置き換えれば、相手や環境により対応を変える柔軟性や人の嫌がることをする謙虚さとともに、いざと言う時には一気呵成に能力を発揮することが、ビジネスマンには必要ということです。

         

         

         広島市中小企業支援センターでは、中小企業の人材育成、経営革新、創業を支援するため、セミナーを始め専門家マネージャーの派遣をしています。お気軽に、ご相談ください。

         

        広島市中小企業支援センター
         広島市西区草津新町1丁目21番35号
         電話:082-278-8032 FAX:082-278-8570

         

        「愉快なスマートフォン活用術」 何ができるかみんなで考えてみませんか?

        2010/12/22

        takeda2.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当の竹田です。

         

         みなさん、最近、iPhone(アイフォーン)やらアンドロイドなど、多種類のスマートフォンが流行っているのをご存知ですか?

         スマートフォンとは、その名前(英訳)のとおり「賢い携帯」ではなくって、パソコンのようにアプリケーションソフトをインストールすることで色々な使い方ができる多機能電話のことです。
         それでは、実際これで何ができるのでしょうか?
         iPhone(アイフォーン)については、先日当センター職員の小林の11月30日のブログでも書いておりますが、先日あるメーカーのアンロドイド携帯を買って数週間使用してみた私なりの感想を述べてみますので、みなさまの活用のご参考にしていただければと思います。
         通常の携帯電話の「電話機能」と「メール機能」はそのまま利用できるのはもちろんのことですが、それ以外にまず便利だと思ったのは、「インターネット」がどこでも簡単に使えることです。ショッピングや道案内など、すぐ利用したいものをすぐ利用することができ、大変便利です。
         次に、ちょっと時間があったときには、「ワンセグ」や予めインストールしておいた「音楽」や「動画」など、娯楽的なものも、どこでも気軽に楽しむことができました。
         最後に、「高機能カメラ(動画もあり)」で、シャッターチャンスを逃がすことがなく、好きな時に鮮明な画像で、写真撮影できました。
         このように活用例の1部しか紹介しておりませんが、使い方次第では、まるでアンドロイド大星雲?(アンドロメダ大星雲)の銀河ように無限に広がっていくことと思います。
         また、世間でよく利用されているSkype(スカイプ)、Twitter(ツイッター)You Tube(ユーチューブ)など、ビジネスなどでも広く活用できるかと思います。
         みなさんも、もっと有効的な使い方を考え、ビジネスチャンスを掴んでみませんか。(^O^)/

        「変更管理のルール化」

        2010/12/21

        kubo3.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクト・マネージャーの久保です。


         前号では、プロジェクトの変更を余儀なくされる事態は常に起こる可能性があること、又開発リーダーとしてはこの状況変化に対応し計画を柔軟に修正・変更できるよう不断の備えが大切であると述べました。
         今回もこの計画の変更についてもう少し考えてみます。

         

         進行中のプロジェクトで、実際に問題が発生した場合に取るべき行動は次のようになります。


        ①「問題の分析」、「原因の究明」、「対策案の検討」
         第一にやることはこれだというのは誰でも思いつくでしょうがこの時、対策案については一つだけではなく必ず複数案を検討するよう習慣付けてください。すぐに対策しなければいけないと、はやる気持ちはわかりますが対策を急ぐあまり、最初に思いついた案に飛びついて突っ走ってしまうのは禁物です。冷静に考えたら、他にもっと簡単にあるいは手間と時間をかけずにできる対策法があるかもしれません。


        ②「関連部門への連絡」
         発生した問題が影響する範囲は自分のグループ内だけか、あるいはほかのグループにまで及ぶのかを問題が確認された時点で判断し、関係のありそうな部門には速やかに問題状況を連絡する必要があります。連絡を受けた部門は自分の職場への影響度合い、即ち現在の仕事をこのまま続けてもよいのか、あるいは対策が済むまで止めるべきかの判断ができるので被害が思わぬ方向に拡大するのを防ぐことができます。


        ③「対策の規模・内容の検討」、「開発中の商品への影響度合いの検討」
         考えられた複数案の中から最終的に1案に絞り込むには、それらを比較評価するための指標が必要になります。このためにそれぞれの案の「具体的内容」と対策にかかる「費用」、「工数」、「日程」を明らかにするとともに、その対策によって現在開発中の商品にどういう影響が出るのか、すなわち「構造・性能」、「コスト」、「重量」、「発売開始時期」等を変更することが必要となるのかどうかを検討します。これらの結果は、比較評価しやすいように、一枚の表にまとめるのが良いでしょう。


        ④「関係者の合意と社内の承認」
         これらの結果については全関係者の出席する場で審議し、全関係者の合意のもとに対策案を決定し経営の承認を得ます。

         

         以上が「変更管理」のプロセスです。回りくどいように見えますが、このプロセスを経ることで変更によって生ずる被害を最小限にとどめることができるとともに、最終結論を関係者で共有し併せて全関係部門へ徹底することが可能となります。
         このプロセスは、たんに頭の中で理解しているだけでは、現実に問題が発生し混乱している状況の中では役に立たないことがほとんどです。あらかじめ「変更管理ルール」としてマニアル化し、社内に徹底しておいてください。

        ターゲットの再考

        2010/12/16

        nakamiya.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・中宮です。

         

         近年の少子高齢化の影響を受けて、世の中には高齢者向け商品がずいぶん増えてきているように思います。

         住宅においてはバリアフリー住宅が一般的になっていますし、携帯電話も文字が大きく、操作が簡単なものが多く販売されています。

         これらの商品は大多数の高齢者の方には歓迎されまた受け入れられているものだと思います。


         しかしながら、一概に高齢者といっても、すべての高齢者の方がそのようなものを求めているとは限りません。

         携帯電話の例であれば、最新機種が出るたびに購入しそれを使いこなしたいと思う方もいらっしゃるでしょう。

         逆に、若い消費者の中にも最新機種について行けず、シンプルなものを望む顧客も多く存在しているのではないかと思います。

         

         会社の顧客ターゲットを考える際に、単純に高齢者をターゲットとするのではなく、その趣味趣向まで考え、更にターゲットを絞り込むことで、会社にとって新たな商品価値の創造につながるのではないでしょうか。

        環境への取り組み! 地産地消について その8

        2010/12/15

        mennde5.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

         
         今年11月27日(土)世羅から尾道の高速道路開通の日に、世羅郡の夢高原市場に訪問していました。午後1時ごろから餅つきの催しがあり、そこにちょうど湯崎知事が視察に来られました。そこで早速仲間と一緒に、湯崎知事を囲んで写真を撮りました。

         

         ちょうど出来立てのお餅も振る舞われました。知事はおいしそうに食べられていましたが、我々も美味しく頂きました。その後夢高原市場における第6次産業のお話を担当者の方にお聞きしました。

         

         第6次とは最近よく聞く言葉ですが、どういう意味があるのでしょうか。 1次産業、2次産業、3次産業の頭の数字を合わせると1+2+3=6になります。または1×2×3=6となります。このことからこの地の6次産業とは、1次産業の農業、2次産業の加工業、3次産業の商業が連携した産業、即ち農商工連携ということになります。

         

         夢高原市場の方が申されるには、当初世羅町の農産物を加工して自分達で販売するという事業を立ち上げられた時、年間5千万円の売り上げが上がればよいかと思って居られたそうです。しかしやってみると順調に売り上げが伸びて、現在4億円ぐらいの売り上げになっているとのことです。そこで私達の仲間の一人が質問をしました。

         

         「加工技術とか販売・マーケティングはどのようにされたのですか」
         「研修会を重ねて、自分達で取組んで来ました。ただし世羅ワイナリーは専門家の方の

          参加が不可欠でしたので、外部から入って来て頂きました」

         

         とのことでした。つまり農商工連携といっても難しく考えずに、自分達で、研修会を開いたり、専門
        家のアドバイスを得ながら、町や村全体でお互いに知恵を出し合いながら販売まで取り組めばよ
        いのではないかということです。

         

         その中で難しいのは、そこに人が集まるかということです。もし、たくさんの人が集まる場があり製品を販売する場があれば、お客様に販売しながら、製品の良し悪しをじかに確かめることができます。人がたくさん訪れてくれること、そして販売に生産者とか加工業者自身が携わり、どうすればお客様に満足頂けるかをじかに考えていくことができれば、農商工連携も地産地消もうまく行くのではないかと思ったりしました。

        物事の終わり、祭りの後...

        2010/12/10

        tsunemoto2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・常本☆康之です。

         

         色々なブームが来ては去っていきますが、ブームの終焉を迎える時、必ず勝ち組と負け組になる企業が発生します。

         その差を個人的に考えると情報を的確に把握し、他社よりも早く行動するということが出来ているかいないかです。


         最近で言えば、食べるラー油のブームもその一つです。最初のきっかけは、沖縄の石垣島ラー油であると私は記憶しています。

         それから、「辛そうで辛くない少し辛いラー油」という桃屋さんの商品が爆発的なブームの始まりでした。

         その後、ラー油を混ぜれば何でも売れると言わんばかりの広がりを見せたブームですが、現在は、終焉を迎えつつあるようです。

         個人的には、漬物とラー油を合わせた商品を見たときに「ごま油入りのキムチではないのか?」と疑問が沸いたことが記憶に残っています。


         自社の利益に繋がることに努力するのは良いことだと思う反面、スーパーなどで在庫がたたき売り状態で捌かれているのに売れない光景を目にするたびに、一つのブームの終焉と赤字を抱えた企業の様子が目に浮かびます。

         負け組にならないためには、ブームに乗る前に、必ず引き際まで考えなくてはいけないと考えさせられました。祭りの後で笑えるかどうかの境目です。

        「顧客ターゲットの違いによる顧客に提供するメリットの相違や商品展開」について考えて見ませんか。(回答編)

        2010/12/09

        shimonawa.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下縄です。

         

         今回は、「顧客ターゲットの違いによる顧客に提供するメリットの相違や商品展開」についての回答です。


         まずは、大豆の特性を良く理解する必要があります。大豆の種は通常4月中旬に蒔き、収穫は8月中旬~下旬となります。また、大豆は「畑の肉」と呼ばれ、タンパク質や脂肪、鉄分、カルシウムなどミネラルを多く含むことから食用としての用途は広く、モヤシ(大豆の若芽)、枝豆(未成熟のもの)、炒り豆・煮豆、きな粉、大豆油、豆乳、豆腐、湯葉、油揚げ、醤油、味噌、納豆等の製品があります。

         

         【家庭菜園が好きな中高年世代】
         彼らの志向は、「育てる」(どうやって育てる)、「食べる」(食べ方の提案)に重点があると想定されます。「育てる」では、大豆専業農家○○さんのプロの栽培方法を伝授しますといったキャッチコピーにより、栽培マニュアルには、通常の4月の栽培時のマニュアルはもとより、例えば、8月に種まきするなど季節はずれ栽培方法や市民菜園等畑で栽培するときのマニュアルを作成し、提供します。
         「食べる」では、手作り豆腐の作り方や美味しい豆腐の食べ方などマニュアル提供します。また、商品の付加価値を高めるため、希望者には「手作り豆腐機材セット」の販売も併せて行うこともできます。

         

         【20~30代独身】
         彼らには、「癒し」をテーマとしたストーリー性のあるプレゼントの提案などはいかがでしょうか。例えば、単身者が夜遅く帰宅したとき、暗い部屋の中を一条の光が大豆の花と茎を照らすイメージ写真で「癒し」を演出し、彼女、彼氏の一言を添えてプレゼントできるものとします。ポットは「癒し」を演出する関係上、もう少し高級感のあるものが必要となるかもしれません。
         また、彼らには、大豆のうん蓄(原産地、日本で栽培し始めた時期、栽培時期、日本の産地、大豆製品のあれこれ等)を提供し、知識を深めるなど話題を提供します。

         

         このように、同一の商品を販売するにも、マーケット・セグメンテーション(市場細分化)により顧客ターゲットを明確にすれば、新たな商品価値の提案が可能となります。
         是非、あなたの会社でも顧客ターゲットを明確し、新たな商品価値の提案を行ってみてください。

         

         創業に関する様々な問題や課題について、ご気軽に創業支援担当・下縄までご連絡ください。

        中小企業の経営者について

        2010/12/08

        saiki.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」副所長の佐伯です。


         さて、これまでは、信用補完制度の概要や保証制度について、「敵?を知り、己を知らば百戦危うからず」的な感覚で、仕組みや考え方などを紹介してきましたが、今回からは、講演会やセミナー等に参加した際の感想など、感じたことを自由に書いてみたいと思います。


         早速ですが、先日、ある女性社長さんの事業展開の歴史とそれぞれの場面でどのような思いで、どのように行動したかといったお話を聞く機会がありました。


         社長さんは、若くしてお父様がしておられた事業を引き継いだのですが、その時代の業界動向は大変厳しいもので、大手企業でさえ撤退を余儀なくされるという時代だったそうです(約30年前)。


         当然、引き継いだ事業運営は厳しく、お父様からは事業を止めて帰ってきなさい、という助言は何度もあったのですが、この仕事が好きだ、この仕事で広島を活性化させるのだ、という強い信念のもと、苦難を乗り越えられ、今日の状況を築かれたそうです。


         お話を通じて、特に印象に残ったのが、採算性とか資金調達といったことは、後回しにして、自分の想いを全力で事業に注ぎ込み、妥協を許さず、事業を展開してきたという一見無謀にも思われることを行動に移し、形にされているという点でした。


         よく「中小企業は経営者である」言われますが、まさに、その典型的な事例であったように思います。


         私たちのように、支援機関の職員として融資の相談・助言や企業の診断・助言を行っている者からすれば、「運良く危険な賭けに勝ってこられた」という風な見方もできるのですが、別の見方をすれば、さびれゆく業界の中で生き残ることができれば、希少性が高まり、事業として成立するということを本能的に感じ取ることができる、鋭い優れた感性を持っておられるのではないか、とも思いました。


         現在も経営環境は厳しく「借金もぐれ」の状態だと話されておられましたが、他方では「だから頑張ることができるのです。」とも話しておられました。


         皆さんは、この女性社長さんのような経営者としての生きざまをどのようにお感じになられましたか?

         

        「全国地域情報化推進セミナー2010in広島」

        2010/12/07

        hamada2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの浜田文男です。


         先月(11/18-19)広島国際会議場で「全国地域情報化推進セミナー2010in広島」~広島発 市民が主役となるICT社会の実現に向けて~が開催されました。

         私は、1日目の特別講演1を聴講しました。

         講演者は、日本アイ・ビー・エム株式会社のIBMフェローである東京基礎研究所の浅川 智恵子氏です。

         講演テーマは「ICT利活用によるインクルーシブな社会の実現」であり、大変明快な講演であったと記憶しています。

         その中で記憶に残ったキーワードは、【アクセシビリティ】【WEBアクセシビリティ】【ソーシャルアクセシビリティ】【アクセシビリティのドミノ現象】【元気高齢者】【インクルーシブな社会】【ささやきインタフェース】です。

         特に最後のキーワードに関しては、音声によるAR技術とのことであり、たとえば電気自動車が人に近付くと携帯電話が"気をつけて!"と囁くイメージのようです。映像によるAR技術から連想して、なるほどと思った次第です。

         ところで、講演の中で『広島市と日本IBM株式会社、広島市立大学がICTを利活用した「人と環境にやさしいまちづくりプロジェクト」で連携』していますとのことでした。

         2例目の「ICT地域連携プロジェクト」として採択されており、初の産・学・公三者による連携協定とのことです。

        ビジネスは、アイデアを世に問うことからはじまる 第14回HiBiSインターネットビジネスフォーラム インターネットを活用したビジネス事例募集

        2010/12/03

        fujita3.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センター所長の藤田です。

         

         今日は、HiBiS優秀ビジネス事例の募集をご紹介します。

         

         HiBiS(Hiroshima Internet Business Society:ハイビス)は、広島地域のインターネットに係わるビジネスを拡大するために、産・学・官の連携によるIT技術の研鑽、利用の実験、活用の実践を行う場であり、参加メンバーのパートナーシップによるビジネス拡大を目的とする「インターネットを活用したビジネスを考える会」です。

         

         HiBiSでは、毎年、インターネットを活用したビジネスプランを募集し、優秀なビジネスプランを選考の上、「インターネットビジネスフォーラム」で発表表彰するほか、冊子にしてマスコミ等に配付しています。「ビジネスは、アイデアを世に問う」ことから始まります。貴社のビジネスプランの積極的な応募をお薦めします。

         

         今年度の「インターネットビジネスフォーラム」は、平成23年2月18日(金)に開催されます。事例発表のほか、早稲田大学客員教授で日本アンドロイドの会会長の丸山不二夫氏による「クラウドコンピューティングとスマートフォンの最新の世界的動向」をテーマにした基調講演もあります。ぜひ、ご参加ください。

         

        (平成21年度の優秀事例)


        ・GooleMapsを利用したGIS もう迷わない!「ピンしるべ」(株式会社ウイング
        ・~中小スーパー向けSaaS型~ネットスーパーシステム(株式会社リマック
        ・~インターネット遠隔監視制御装置『OkudaServerOsBox』~(奥田商事株式会社
        ・「カラーコード」を使って仕掛ける地域を巻き込んだビジネスモデル(カラフルブリック株式会社
        ・高く売って安く買える、家電の売買サイト"バイアンドバイリアルタイム"(株式会社ネクストビジョン

         

         広島市中小企業支援センターでは、ITに関する深い経験と知識をもつマネージャー専門家が、貴社のITに関する課題解決のお手伝いをします。お気軽に、お電話ください。

         

        広島市中小企業支援センター
         広島市西区草津新町1丁目21番35号
         電話:082-278-8032 FAX:082-278-8570

        「計画変更とプロジェクトリーダーの役目」

        2010/12/02

        kubo3.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクト・マネージャーの久保です。


         今月は「計画変更とプロジェクトリーダーの役割」について考えてみましょう。


         プロジェクトリーダーの役割は、プロジェクトに与えられた種々の目標を計画通り、決められた日程で達成することにあります。プロジェクトに関連する種々の案件に常に目を配り、必要なアドバイスを与えたり解決行動を主導したりすることが仕事で、気の休まる暇もないことから"曲芸の皿回し"に例えられることもありますが、とにかく計画通りに仕事をすすめ目標を達成することが至上命令です。


         ところが現実のプロジェクトはすべてが順調に流れるということはまずありません。むしろプロジェクトの進行を阻害するような課題が、次から次へと生じることの方が多いのが現実でしょう。その場合にリーダーはどのような行動をとったら良いのでしょうか?


         プロジェクトを途中で変更せざるを得なくなる要因は種々ありますが、よく起こる典型的な事例がいくつかあります。今月はその2~3の事例についてみてみます。


         まずは強力なライバル商品の出現です。性能面でもデザイン面でも現在開発している自社の新商品より優れた商品が、自社の商品に先行して発売されてしまったというケースです。このような場合は、開発計画をそのまま進め自社商品を市場に投入しても、ライバル商品が既に市場を占有してしまい計画した販売量が見込めなくなることから、予定どおりの収益が確保できなくなります。

         
         あるいは、関連する法令に違反していることが開発途中で発覚するということが起こることも想定できないことではありません。確信的に法令を無視するような場合は論外ですが、法令を間違って解釈していたり、法令の変更を見逃していた、というような重大なミスが時には起こることがあります。


         これらの状況に直面した場合は、リーダーは関係者を集め早急に対応・改善策を検討し、タイミングや、計画の変更によって必要になる工数、費用/コスト等の影響をあきらかにしたうえで変更計画案にまとめ、速やかに経営陣に報告しこの承認をもって変更計画を実行に移します。


         しかし、場合によっては計画を変更するためには、膨大な費用、工数、期間を要するケースもあり、開発を継続する価値が見出せないというような最悪の場合もないわけではありません。この場合は計画中断の進言をする必要も出てくるでしょう。中小企業では、リーダー=経営者という場合が多いと思いますが、リーダーとしては、常にこのような状況に対応できるだけの心構えをしておくことが必要です。


         もう一つの典型的なケースを紹介しましょう。開発が進むにつれてその商品に対する愛着が日増しに高まって行くことは、開発の関係者であれば良く経験することですが、この思いが昂じるあまりに必要以上にデザインを変更したいと考えたり、仕様・設計を変更したいという誘惑にかられることがあります。商品力を少しでも上げたい、デザインをもっと良くしたいという気持ちで開発に当たることは大切ですが、これが昂じて趣味、道楽の領域に入ってしまうことは、ビジネスをするものにとっては禁物です。


         『お客様により良い商品を提供するのだ』という大義名分が引き合いに出されるので、必要以上のことだとしてこれを退けるのは並大抵のことではありませんが、変更によって起こるプロジェクトの混乱、コストアップによってもたらされる収益への圧迫を考えると必要以上の変更を止めることもリーダーの重要な仕事の一つといえます。リーダーとしてはプロジェクト推進のアクセルを踏むこととあわせて、状況によってはブレーキを上手に踏むことも必要になります。

        小さなブランドづくり

        2010/12/01

        mikio2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北林です。

         

         先日、スーパーで買物をしてレジに並びました。私の前の男性客が弁当を買っており、レジ店員が箸の数を尋ねました。「箸は何膳にいたしますか?」


         これまで、他の店のレジ店員からの問いでは「いくつ」や「何本」というのは聞いたことがありましたが、「何膳」は初めてでした。箸の数え方について知ってはいましたが、日常生活の中で口にしたり、聞いたりすることがないため、「膳」という響きがすごく新鮮でした。


         このスーパーでは他の店員も同様に「何膳」と尋ねていましたので、おそらく従業員に徹底しているのでしょう。

         

         言葉遣いを誤ってお客様に不快感を与えることはお客様離れにすぐにつながることなので、事前の対策はどこでもやっていることだと思います。


         一方、今回のような箸や商品の数え方については、「本」や「個」などを使えば対応可能であり、特段売上につながるものではないでしょう。しかし、店のブランドづくりという点では小さな取組みでしょうが、必要なことだと思いました。

        ちょっとお得なパソコン(iPhone含む)活用術

        2010/11/30

        kobayashi2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。

         

         先日、職場で「スマートフォンって、結局、何?」という質問がありましたので、今回はスマートフォンで出来ることについて少しお話させていただきます。


         そもそも、スマートフォンとは何でしょうか。


         Wikipediaで調べてみますと、「携帯電話・PHSと携帯情報端末 (PDA) を融合させた携帯端末。通常の音声通話や携帯電話・PHS単独で使用可能な通信機能だけでなく、本格的なネットワーク機能、PDAが得意とするスケジュール・個人情報の管理など、多種多様な機能を持つ。」となっています。


         つまり、携帯電話としても使えるパソコンのような小さな機械といったイメージですね。ですから、iPhoneはスマートフォンというカテゴリーの一商品ということになります。


         本格的なネットワーク機能を持つとありますが、これはインターネットの閲覧や複数のメールの一括管理(パソコンの個人用、職場用など)、スケジュールの一括管理(個人用、職場用など)が基本的な内容と考えていいと思います。


         最後の「多種多様な機能」が分かりにくいですね。いろいろ出来るので、人それぞれ使いたいように使ってくださいとしか言えませんが、これではイメージしにくいので、今、私が使っている(使いたい)機能を書くと、オフィス文書の作成・更新、オンラインストレージの利用、地図閲覧、名刺管理、写真の撮影・編集・配布くらいですかね。そのほか、スカイプや外国語翻訳、ネットバンクの利用、音楽プレイヤー、機種によってはワンセグ視聴やお財布ケータイとしても使えます。

         

         思いつきのように出来ること書きましたが、仕事で(特に出先で)使うにはとてつもない力を発揮してくれそうです。 ヽ(  ´▽`)ノ

        環境への取り組み! 地産地消について その7

        2010/11/22

        mennde5.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

         

         今年8月、WWFジャパンとグローバル・フットプリント・ネットワークは、共同で『エコロジカル・フットプリント・レポート 日本2009』を発表しました。


        *エコロジカル・フットプリントとは、人ひとりが活動する上で必要なものを生産・廃棄するためにどれだけの土地が必要になるのかを表した数値。

         

         その中で、もし世界中の人々が日本並みの生活をした場合に必要な地球は2.3個であると指摘しました。もし米国並みの生活をすると、地球が5個近く必要であるとあります。グローバル化の波がさらに進み、世界が日本や米国並みの生活をすることになれば、とても地球はもたないという話になります。


         その日本のエコロジカル・フットプリントで、とりわけ大きな割合を占めているのは「食糧」です。これが全体の36%にのぼります。その食糧も輸入しているものが多くあります。そして日本国内で食べられることなく廃棄されている量は、年間で1,380万トンにも達するとのことです。この廃棄量は、全世界で食糧援助にまわされている量の1.7倍にもなるとみられています。


         私達の生活は輸入に頼っている部分・分野があります。仮にですが、輸入がストップするととても耐えきれない状況に逢着します。ゆえにでもありますが、食糧やエネルギーそして資源の浪費をできるだけ少なくし、より無駄の少ない社会生活が必要になってきました。大量生産の大量消費は、もはや夢のまた夢の時代です。


         できれば、食糧もエネルギーも資源も自前で得ながら、「もったいない」の精神で消費していく。特に食糧は、地域で取れた旬なものを過不足なく消費していくことが求められるように思います。


         そのためには、地域の企業が、緊密なネットワークを作り情報を共有しながら、自分達の産物を作り、地域内に運び・消費していく中で、経済性が高く、ムダや廃棄物の少ない地域づくりをしていくという地産地消の在り様が、今私達に求められているのではないでしょうか。

        「顧客ターゲットの違いによる顧客に提供するメリットの相違や商品展開」について考えて見ませんか。

        2010/11/19

        shimonawa.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下縄です。

         

         ある会社が、小学生向けに「大豆栽培キット」を「学習効果、自然の恵みの大切さを学ぶ」をセールスポイントに販売したところ、思った以上に商品が売れたので、新たに(1)家庭菜園が好きな中高年世代、(2)20~30代の独身者、(3)ビール、発泡酒メーカーを顧客対象として、大豆栽培キットの販売の拡大を目指すことになりました。

         

                                     大豆栽培キット

        134.jpg

                                       表-1

        135.jpg                ※大豆栽培キットには栽培に必要な材料はすべて含まれています。


         
         そこで、新たな顧客対象に提供するメリットの違いや商品展開をどのように行っていくのかについて、考えてみてください。マーケット・セグメンテーション(市場細分化)の発想により、顧客ターゲットが絞り込まれているか、ターゲットに対し的確な情報が提供できているかなど自店の経営にも役立つと思いますので、頑張ってやってみてください。


         なお、商品展開等については、教師用テキストを除き、教材用大豆ポット、栽培用マニュアルはコスト面から大幅な変更が認められません。回答は次回とさせていただきます。

         

        創業に関する様々な問題や課題について、ご気軽に創業支援担当・下縄までご連絡ください。

        時間の有効活用について

        2010/11/16

        nakamiya.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・中宮です。

         

         寒くなってきましたが、皆様風邪など引かれていませんか。私は寒いときこそ体を動かそうということで、朝今までよりも早く起きてランニングをした結果、風邪を引いてしまいました。本末転倒です。

         

         さて最近、書店で「時間熟睡法」などの「短時間睡眠」に関する書籍をよく目にします。あまりにたくさんあるので、いったい何時間寝るのが一番良いのか良く分からなくなってしまいそうですが、私は秋から5時に起床するようにしています。5時から6時半までを自分の時間として、興味のある分野の学習の時間にしています。6時半に起床していた今までと比べて、スムーズに仕事を始めることができる気がしますし、朝早く起きる分、夜早く寝るようになったため、目覚めもすっきりです。

         

         時間は皆に平等にあるといいますが、その価値は使う人の使い方によって、価値のあるものから無価値のものまでさまざまです。私の場合は、今まで仕事から帰ったら何もする気にならず、ただテレビを眺めていただけでしたが、朝早く起きることにより、夜の何もしない時間を朝好きなことをする時間に変えることができ、少しは有意義な時間の使い方ができるようになった気がします。(ただし、そのせいで風邪を引いては意味ありませんが。)


         皆様もご自身にあった生活スタイルで、毎日有意義な時間を過ごしましょう。

        ちょっとお得なパソコン(iPhone含む)活用術

        2010/11/15

        kobayashi2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。

         

         私ごとですが、先日、iPhoneを購入し、使いこなせるように、日々、奮闘中です。


         ビジネスの現場においてiPhoneをどのように活用できるのか。ブログで皆様にお伝えしていきたいと思っています。(とはいえ、初心者視点ですからハードル低めで勘弁してださい。)


         今回は環境整備について少しお話させていただきます。


         まずiPhoneは、ネットに繋がったパソコンが使える環境があることが前提となっています。ですから、自宅等にパソコンがあった方が断然便利です。また、パソコンにはiTunesというソフトを入れることになりますが、これが我が家のパソコンには重い!5年程使っているパソコンですが、そろそろ買い替え時でしょうか・・


         次に通信環境ですが、iPhoneを買ってから、私は写真や動画をよく撮るようになりました。すると、これら写真や動画を管理する必要が出てきますが、クラウド上のファイルサーバ等の利用を考えている方なら回線が太い方がいいと思います。アプリのダウンロードも数十メガクラスはよくあります。我が家では、現状、ケーブルテレビの回線を利用した1Mbpsですが、これでは力不足といった感じです。(そろそろ光回線を引かなきゃダメかな?)


         さらに通信環境として、Wi-Fiは必要でしょう。3Gでも通信できますが、Wi-Fiを使った方が早くて質がいいです。(YouTubeはWi-Fiの方が断然きれいです。)

         

         ざっくりとiPhoneを使う環境を書きましたが、我が家のお財布には厳しい内容でした。

         ( ´Д⊂ヽウェェェン

        ブラウザーの進化

        2010/11/12

        hamada2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの浜田文男です。


         Web2.0と騒がれたときに、今後はOSに依存しないで、すべてブラウザーでオペレーションできると言われていたことを記憶しています。

         

         先日、日本経済新聞のWEB刊のテクノロジーの中にある業界動向のテーマの一つ【ブラウザーで何でもできる世界へ HTML5の衝撃(1)】を見ると、情報の表示・閲覧から、アプリケーションを開発・利用するための「プラットフォーム」へということで「HTML5」が紹介されています。この記事を読むといよいよだなと感じました。


         インターネットにアクセスする場合、色々なデバイスを使うシーンを想像するとブラウザーだけで目的が達成できることは素晴らしいと思います。そうなると活用シーンもぐっと広がるでしょう。楽しみです。


         でも、一つ留意点があります。セキュリティ対策です。ブラウザ自体の脆弱性は開発元の責任ですが、WEBページの開発者は、HTML5で記述する際に十分考慮して設計しないとこれまでのような脆弱性を持ったWEBページが作られてしまいます。セキュリティ対策についてはIPA((独)情報処理推進機構)の情報セキュリティなどを参考にしてください。

        ヒット商品の要素

        2010/11/11

        mikio2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北林です。

         

         先日、ホームセンターに行ったら、ペット用のこたつを売っていました。ペット用品と言えば、ペットフード、服などオーソドックスなものは知っていましたが、こたつがあるとは。そこで、もっと面白そうなものがないかとネット上で調べてみました。


         すると、愛犬と一緒に楽しむという年越しうどん+おせち料理を始め、様々なものがありました。そして、それらの多くは、ペットと飼い主が一緒のシーンを楽しむためのグッズであることに気づきました。

         

         そこで、まさか、こんなものはないだろうと思いながら、ペットと飼い主が晩酌するシーンを思い浮かべながら調べたら、ペット用のノンアルコールビール風飲料もありました。

         

         消費者にとっての商品価値は、基本的価値としての「機能的利益」と気持ちなどの価値としての「情緒的利益」から構成されていると言われています。機能的利益の要素としては、利便性、早さ、高性能など、情緒的利益の要素としては、デザイン、思い出、好みなどがあります。ヒット商品とは、こうした様々な要素の中から、消費者がどの要素=価値を選択したかが大きく影響するのです。

         

         先のペット用品がどのくらいヒットしているかは知りませんが、「情緒的利益」に訴えた典型的な商品と言えるのではないでしょうか。

        チェック・ポイント

        2010/11/08

        kubo3.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクト・マネージャーの久保です。

         

         プロジェクトの必要な作業を日程化して、全体スケジュールを書く場合は「PARTネットワーク図」にまとめるのが良いと前回説明しました。

         

         実際に「PARTネットワーク図」を作成するときには、各作業の大きな節目ごとにチェックポイント(Check Point)をもうけ、ネットワークの中に組み込んでおくことを勧めます。チェックポイントというのは、その時点でいったん立ち止まってプロジェクト全体を見渡し、棚卸してみることです。


         チェックポイントでは、その時点までに済んでいなければならない作業が終計画通りに終わっているか、遅れているところはないかをチェックし、あわせて商品の寸法/形状、性能、構造、コスト、重量、法適合性等について、目標の達成度を確認します。


         更に必要な条件が整っていないにもかかわらず見切り発車で進めている作業はないかについても鋭い目でチェックすることが重要です。たとえばプラスティック、鋳・鍛造品、プレス部品等の金型には高額の費用がかかり、またいったん作ってしまった後の修正にも多大の費用がかかりますし、部分修正が不可能な場合は型の全面作り変えが必要になることもあります。従って開発課題がすべて解決して設計変更が終わる以前に"型"の製作にかかってしまうことは絶対に避ける必要があります。


         以上のように、チェックポイントを設けることで、隠れた問題を見過ごしてしまい後工程になってこれが致命的な問題として顕在化するという事態を、事前に見つけ出すことが可能になるのです。プロジェクト運営の責任者としては、このチェックポイントをおろそかにすることは厳に避けなければなりません。

         

        保証承諾が受けられない!PartⅣ

        2010/11/01

        saiki.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」副所長の佐伯です。


         さて、前回は、金融取引等において、一般的にこんな状態にある場合には、保証承諾は得られないというケースを紹介しました。

         今回は、主に企業の財務状況に関して、こうした状況にある場合、保証が受けられないというケースについて、簡単に説明したいと思います。

         

        【財務状況について】

         

        1 粉飾決算や融通手形操作を行っている場合です。
          これは説明するまでもありませんが、自社の本当の姿を偽る粉飾決算、企業間の信用取引の根 幹に

         関わる融通手形操作、こんなことを行う企業を信頼できるわけがありませんよね。
         
        2 多額の高利借入を利用していて、早期解消が見込めない場合です。
          このケースは、一般的に多重債務の状況に陥っている場合が多く、困ったら直ぐに安易な借り入れに

         走る企業、という見方をしているのです。
          
        3 税金を滞納し、完納の見通しが立たない場合です。
          所得税・事業税・消費税・預かり源泉税などを滞納しており、滞納が解消できない状況にあるというこ

         とです。「税金は払えないが借入金の返済はできる」ということは考え難いですよね。それに、保証協会

         には、国、県、市のお金が沢山流れており、これは全部税金ですよね。

         

        4 事業規模に比し、大幅な債務超過、欠損や多額の借入等業況に懸念がある場合です。
          この判断はなかなか難しいところですが、「わが社はどうかな?」と思われる場合は、複数期(通常3

         期分)の決算書を持参して、保証協会とお話をされることをお勧めします。


         以上、少し暗い話題を続けてしまいましたが、一応、これで保証の話は終わりたいと思います。
         次回以降のテーマについては未定です。

        環境への取り組み! 地産地消について その6

        2010/10/29

        mennde5.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

         

         江戸時代末期には、日本はエネルギー枯渇の危機に直面したようです。

         養老孟司、竹村公太郎の共著「本質を見抜く力-環境・食料・エネルギー」(PHP新書)には、こう書いてあります。

         

          「天竜川は徳川幕府にとっては重要な木材供給の河川でした。そのため天領にして
           森林を管理しながら木材を供給していたのですが、その木材供給のピークがあって、
           そこから下がってやがて木材供給は絶えてしまうのです。
              天竜川流域 木材伐採量
              1671-1688年 16億5,572万本 
              1688-1715年 33億4、640万本(木材供給ピーク)
              1736-1763年  4億2、061万本
              1768-1782年    8,954万本
           ------1853年に黒船が日本に来たときには日本中の山が荒廃していたのですから、ペリ-

           の黒船との邂逅は、日本文明にとって蒸気機関と化石エネルギーとの邂逅でした」(竹村氏)

         

         エネルギーの枯渇が国力の衰退につながるというのは、世界の長い歴史の中でごく普通に見られる現象です。明治維新は起こるべきして起ったと言えるかもしれません。その蒸気機関と化石燃料との出会いから、日本の人口が急増します。3千万人でピークを迎えていたところから、現在までの約150年間で1億2千万人にまで増えました。現在の日本経済は、ある意味では、化石燃料に依存して成り立っているともいえます。

         

         いま私達は新たな局面に出会いつつあります。オイルピークが現実に理解され始めて来ました。いずれ私達は化石エネルギー枯渇の危機に直面する、ではどうすればそれを回避できるかということが、あちらこちらで論じられ始めました。その中の一つとしてエネルギーの地産地消が出てきています。

         各地域で、森林を保護しながらバイオマスエネルギーを得ていく、燦々と降り注ぐ太陽光を電力や熱エネルギーに変えて活用する、小型の水力発電所を作る、地熱発電とか風力発電のような自然エネルギーをもっと取り入れるというようなことです。それらは、地域によって取り組み方が違ってきます。風力発電に取り組んだ私の経験からいいますと、風は北海道より北に豊富にあるといえます。一方、太陽光はどちらかというと南にたくさんあります。

         

         地域毎に、エネルギー確保のあり方は変わって来ます。化石燃料が高騰しても、生活が支障なくできるように、省エネへの試みとともに地産地消への取り組みもしていく必要がこれからさらに出てきているといえるのではないでしょうか。

        電話対応について

        2010/10/27

        nakamiya.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・中宮です。

         

         世のビジネスパーソンにとって、電話というツールは欠かせないものだと思いますが、電話という日常的なものだからこそ、その対応が疎かになっていることはないでしょうか。今回は、この電話対応のマナーについて考えてみたいと思います。

         

         まずは、電話のかけ方についてですが、皆様は自分の名前を名乗らずに電話をかけていることはないでしょうか。かけた側からとってみれば、相手に用事があって電話をかけているのでしょうが、受ける側はその電話を待っているとは限りませんので、まずは、自分の会社名、氏名を名乗ることが重要です。また、一方的に自分の要件を伝えても、相手がその件の担当者であるとは限りませんので、要件を丁寧に伝えて、丁寧な依頼をすることが重要です。
         次に、電話を受ける側についてですが、かける側と同様にきちんと会社名、氏名を名乗ることが重要です。また、気持ちのよい挨拶、かけた側の名前、要件を確認することも忘れてはいけません。

         

         電話対応をするにあたり、重要なことは電話をかける(受ける)人は、その会社を代表する人間だと思われているということを忘れないことです。たとえ電話をかけた(受けた)人が、そういう意識がなかったとしても、電話を受けた(かけた)人は、電話の相手が会社を代表する人だというイメージを持ってしまいます。したがって、電話をかける(受ける)人は、自分が会社のイメージを決定するかもしれないという意識を持って、丁寧な電話対応を心掛ける必要があります。
         丁寧な電話対応は、相手に良い印象を与えます。逆に横柄な対応は、相手に悪い印象を与えてしまい、その後の仕事にも悪影響を与える可能性もあります。電話という日常的なものだからこそ、丁寧な対応を心掛けたいものです。

        保証承諾が受けられない!PartⅢ

        2010/10/26

        saiki.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」副所長の佐伯です。


         さて、前回は、保証協会との取引において、一般的にこんな状態にある場合には、保証承諾は得られないというケースを紹介しました。今回は、主に金融機関との取引に関して、こうした状況にある場合、保証が受けられないというケースについて、簡単に説明したいと思います。
          
        【金融取引等について】

        1 銀行取引停止処分を受けている場合です。
          仮に保証協会の保証承諾を得られたとしても融資が実行されることはありませんし、それ以前の問題

         として、こうした状況にある企業を信用して保証することはできないということです。
          なお、1回目の不渡を出して、6カ月を経過していない場合や、法人の代表者が銀行取引停止処分

         (1回目の不渡を含む)を受けている場合も保証利用は困難です。

         

        2 破産、民事再生、会社更生等法的手続き中または内整理等私的整理手続き中の場合(それぞれ、

         申立中の場合を含む)も保証の利用は困難です。
          いわゆる倒産の状態にあるためです。
          ただし、民事再生法の再生計画の途上にある等所定の要件に該当する場合は利用できる場合があ

         るので、詳しくは保証協会にお尋ねください。

         

        3 借入金(協会の保証付融資、金融機関固有の融資等)について延滞等の債務不履行がある場合

         です。
          現在の借入金も約定(約束)どおりに返済できない状態ですから、新たな保証利用による借り入れは

         認められないということになります。

         

        4 担保を無断で滅失(建物取り壊し)した場合
          保証する場合の判断材料として、担保の提供があったから承諾したのに、その担保を勝手に処分

         (建物取り壊し)されたのでは、保証協会も態度を硬化するのは当たり前ですよね。ちなみに、最近は動

         産への担保設定もあるようですから、企業の方は注意してください。

         

         「わが社の場合はどうかな?」と思われる場合は保証協会にご相談されることをお勧めします。

         さて、次回は、財務内容等において保証協会を利用できないケースについて、説明したいと思います。

        ちょっとお得なパソコン(iPhone含む)活用術

        2010/10/25

        kobayashi2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。

         

         最近では、AndroidやiPhoneなどスマートフォンと言われる携帯電話がシェアを延ばしており、仕事に使えるのでは?とお考えの方も多いと思います。


         IT担当(自称?)としては、ぜひ使ってみなくては!有名なところではやはり、iPhoneを使ってみようかなとは思うものの、そもそも私はWindows専門ですから、AppleのOSとかさっぱり分かりません。と悩んでいても前に進まないので、とりあえず買ってしまえ!と、重い腰をあげて、先日、やっとiPhoneを購入しました。ヽ(´▽`)ノ ワーイ 


         皆さんにiPhoneを仕事で使うために、初心者の視点で少しづつレポートしていきたいと思います(`・ω・´)シャキーン━━━!! (とはいえ、初心者視点ですからハードル低めで勘弁してださい。)


         iPhoneを買って、まずやらなければならないこと、それは「電話帳の引き継ぎ」です。そこからですか?と思われるかもしれませんが、正直、戸惑いました。


         ショップでは、メールの設定はしてくれましたが、電話帳の引き継ぎは自分でやってくださいと手順書を渡されました。


         手順書を見てみると、どうやら古い携帯電話で使っていた電話帳は、SoftBankのサービスであるMySoftBankに保存してあるようです。これをiPhoneに移すには、「電話帳かんたんコピー」というアプリを使う必要があり、アプリを使うにはApp Storeからアプリをダウンロードして、ショップで教えてもらったIDとパスワードを入力するとのこと。


         フ~。なんとかなりましたが、これはパソコン初心者にはハードル高いでしょうね。姪がiPhoneを買ったけどよく分からないと泣きついてきた理由が少し分かった気がします。

         

         iPhoneを仕事で使うには・・・この調子で大丈夫なんでしょうか?

        零細企業におけるBPO活用

        2010/10/21

        hamada2.jpg おはようございます。 
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの浜田文男です。


         中小企業さんの中で社員の方が少人数の場合、新たな事業を始めるに当たり、社員の方をアサインする、あるいは、新規に雇用するのはリスクが大きいと考えられます。特に、新たな事業がこれまで経験の無い分野であればなおさらです。


         少し前から、卸売業さんの新たな動きとして、ネットショップを開設して販売を強化したいとの話をよく聞きます。ところが、これまで販売対象は小売業さんのため、新たに消費者の方に販売するにはどうしたら良いかわからないということが課題になっています。


         これに対するソリューションの一つとしてBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)が挙げられます。実際にBPOを受託している中小企業さんもあります。


         この時のポイントは両社のコミュニケーションを良くすることと役割分担を明確にすることです。また、費用面で見ますと、BPOは変動費ですが、月あたり(定額費+成果報酬)の考えで運用することが考えられます。特に、ネットショップを開設して1年間位は成果が出始める黎明期と捉えて適用して良いと思います。その後は成果報酬で考えます。成果報酬の良いところはやる気が出て双方にとってメリットがあるところです。もし、1年たって成果が出ないようでしたら撤退を検討します。


         両社が力を尽くせば必ず良い結果になると思います。

        個人事業者の方、青色申告の準備は行っていますか。

        2010/10/14

        tsunemoto2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の常本☆康之です。

         

         昨年も紹介しましたが、この不況下での経費削減のため、税理士を雇わないで自ら申告書を作成して提出するという考えをお持ちの方も多いようです。

         

         青色申告は、特別控除など節税に役立つ特典などのメリットがあります。後は、申告書の書き方や、青色申告と認められる添付書類の内容などについて精査が必要となりますが、税理士などに任せてきた方がいきなり作成するというのは難しいかもしれません。
         そこで、無料で税理士などに相談できる中小企業支援センターの「特別金融窓口相談」を活用されてはいかがでしょうか。これから12月にかけての相談日は、2回のうち1回は税理士の方が担当するように調整しています。


         今の時期であれば、複数回利用も可能です。申告の時期には、様々な公的機関が相談や申告の助言などされていますが、当然ながら繁忙期には相談者数も多く、なかなか自分の番がまわって来ないということも考えられます。結果として申告に必要な添付書類の整理なども間に合わなくなる可能性があります。

         

         申告まで猶予があるこの時期に、ある程度の整理をしておかれたほうが後々楽になるはずです。当センターの窓口相談などを活用され、早めに準備をしてみませんか。

        ちょっとお得な広報戦術

        2010/10/13

        kishino2.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。


         今回は、8月4日(水)に開催しました、創業ワンコインセミナー「心をつかむ広報戦略!」の中で、新商品・販促イベント・企業活動・新サービス等をプレスリリースする際のマスコミ受けするキーワードとマスコミが苦手とする記載内容についてご紹介します。

         

        (ニュース性のあるキーワード)
        1.最大、最小、最高、最長、最短、最新、国内初
        2.具体的な数字、データ
        3.歳時記
        4.公共性・公益性
        5.経済波及効果
        6.政策に沿ったもの

         

        (マスコミが苦手とするもの)
        1.装飾言葉
        2.誇大表現
        3.抽象的表現
        4.カタカナ言葉
        5.虚偽記載

         

         上記キーワードは、ひとつのヒントとしてのご紹介ですので、自社に合ったキーワードは何なのか考え、販路拡大につながる上手なプレスリリースを行っていただければと思います。

        環境への取り組み! 地産地消について その5

        2010/10/08

        mennde5.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

         

         先日講演会で、島根県飯南町のCFP(カーボンフットプリント:炭素の足跡)に関する発表をお聞きしました。その資料に、ヤマトイモのCO2排出量の試算が出ていました。ヤマトイモ(包装大)を飯南町で販売・消費される場合と、それが東京で販売・消費される場合を比較すると、65gと99.5gで、東京で消費される方が排出量は増えるとの積算でした。

         つまり冷蔵庫保管+輸送にエネルギーが使用され、CO2換算で約1.5倍以上排出量が増えるということになります。

         

         そこでCFPに関するその他の情報を、インターネットで調べてみました。その中に、ビール缶に世界で初めてCFPを表示したのは、サッポロビール黒ラベル(350ml)であるという記事が出ていました。北海道産の原料を使い、北海道内で販売しているサッポロビール黒ラベルのCFP数値は、295gでした。この295gという数値は、どれくらいのものか、以下比較検討されていました。

        2201008.jpg 

           ・日本の平均的な乗用車の走行距離1.6キロの排出量相当
           ・鉄1kgを作ると1kgのCO2排出量
         よって295gは、鉄約300g生産相当になります。           
                                                                                                                                 

         

         

                                                              例:カーボンプリントマーク


         地球環境を考えてエネルギー消費量を少なくするには、CFPは小さい方が良いといえます。それが可能な一つの方法は、島根県産のヤマトイモの積算結果にあるように、島根県産のものは島根県内で消費するという地産地消ではないでしょうか。

         

         とくに、日々の食卓にのぼるものは、できるだけ地域で産出されるものを使うのが、よりよいあり方ではないかと思ったりします。

         地域から得た旬なものを、冷蔵・冷凍せず地元の人々の日々の生活の中で頂くことで、地域経済を活性化させるとともに、地域住民の健康増進にも役立ち、エネルギー使用量を少なくしていく、その地産地消への理解をアピールしていく一助としてCFP表示が、今後より一層活用されて来るのではないかとも思ったりします。

        具体化してみる

        2010/10/06

        nakamiya.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・中宮です。


         前回の「業務の洗い出し」の続きとして、自分たちの業務の洗い出しを終えた後に、どのようにそれを活用していくのか考えてみたいと思います。


         なんでもそうですが、物事を判断するためには、客観的な物差しを用いることが重要です。具体的には、誰が見ても分かる「時間」や「金額」に置き換えて、考えてみると分かりやすいと思います。


         まずは、業務を完遂するために要する「時間」に置き換えてみて下さい。そうすることで、今まで漫然と行っていた業務が、目に見えるようになると思います。また、その「時間」を「金額」に置き換えることで、より分かりやすい形になるはずです。

         

         例えば、3時間かかる業務を、違う部門のスタッフがダブって行っていた場合、一人当たりの時給換算した賃金を1,500円と仮定すると、3時間分の業務のダブり=4,500円のロスということになります。また、電話で1時間かかっていた事務連絡等をEメールに変更することで30分に短縮することができれば、750円のロスを削減したことになります。


         すべてを「金額」に置き換えて考えることが、よいかどうかは各自の判断ですが、物事を目に見えるものに置き換えて考えることで、業務の効率化につながることがあるかもしれません。

        ちょっとお得なパソコン活用術

        2010/10/05

        kobayashi2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。


         今回はパソコントラブルの解決事例についてご紹介します。

         

         先日、知人から「ワードを印刷すると、なぜか同じものが2枚印刷される」との相談がありました。


         私は直感的に、印刷の初期設定に問題があるのだろうと思いました。プリンタの設定を変えれば、初期印刷枚数を複数枚に変更することができるからです。


         ところが、プリンタの設定を確認しても、初期印刷枚数は1枚となっています。


         ん~??困りました。ちょっと操作してもらいましょう。


         相談者:では印刷します。カチカチ。


         私  :( ゚д゚)ハッ! そうだったのか・・


         そうなんです。この方はパソコン初心者で、シングルクリックとダブルクリックの使い分けができてなかったんです。なので、クイック印刷のボタンをダブルクリック、つまり2回押していたんですね。2枚出るはずです・・


         シングルクリックとダブルクリックの使い分けに自信がない方は、シングルクリックで動作しているかを確認して、動いていないようであればダブルクリックをした方が無難かもしれません。


         いい勉強させていただきました。

        赤い服専門店

        2010/10/04

        hamada2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー 浜田文男です。


         早いもので、今年、節目の年です。60歳というとまだ若いという印象ですが、還暦と聞くとなんだかおじいさんになったような気分です。還暦のお祝いには赤いちゃんちゃんこを贈るという慣習がありますが、これに代わり「赤い服を贈ろう」というネットショップを発見しました。


         【赤い服専門店】で検索するとYahoo!JAPANおよびGoogleで先頭に表示されます。現在、商品種はわずか4種ですが、今後も赤いシリーズで充実していくことはもちろん、女性用のラインナップも加える方針のようです。


         このうち『黒色ボタンで凛とした印象になる赤色おしゃれベスト』を注文しました。配送は期日・時間指定でお願いしました。当日は時間通り配達され、ラッピングも良い感じでした。さらに、肝心の商品が想定以上に素晴らしいものでした。この商品は【日本製】で商標は【ADEROS】、洗濯機で洗える商品でした。買って良かったと思います。


         ネットショップ上の課題の一つとして、画面上の写真では実際の商品の良さが表現しきれないことが挙げられます。別の方法で良さを表現することを考える必要がありそうです。今後、この赤いシリーズを推し進めて頂きたいと思います。


         因みに、このお店は広島市の商工センターにある企業さんが運営されており、広島市の産業の中で紹介されています。

        「突貫工事」は男らしい?

        2010/09/30

        kubo3.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクトマネージャー・久保です。

         

         「突貫工事」という言葉があります。


         「仕事量が多く困難な工事を、文字通り死に物狂いになって短期間で仕上げる」の意ですが、工事に限らず日常の仕事においてもよく使われる言葉です。その時の張り詰めた緊張感、必死に仕事にとり組む姿は、傍で見ている人には一種の頼もしさを感じ、また当事者としても終わった後の達成感・充実感に、すがすがしさを感じることさえあります。


         しかしプロジェクトの管理という観点からこれを見てみると、決して褒められたことではないのです。なぜか?それはこの「突貫工事」というのは「通常でない仕事のやり方を予想に反して強いられる」ということで、人・物・金が工期優先という基準で投じられることになるため、単位仕事量当たりの原価が高くなるからです。また急場の混乱は尋常ではなく更なる不測の事態を招くリスクも高まります。


         確かに現実のプロジェクトの運営では予測もできない事態が起こることを「ゼロ」にはできませんが、全体計画立案時点で考え得る限りの事態を想定すること、日々の業務の進捗管理をキチット行うことでかなりの部分、事前に察知することができこれによって回避処置をあらかじめ講ずることも可能になります。


         「突貫工事」に追い込まれ無理なスケジュールで切り抜けることは「手柄話」でもなんでもなく、むしろプロジェクト責任者のマネージメント能力が不足している結果だと真摯に受け止めなければなりません。

        保証承諾が受けられない!PartⅡ

        2010/09/17

        saiki.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」副所長の佐伯です。


         さて、前回は、保証協会へ債務がなくても、連帯保証人が完済した場合には、主たる債務者(借り受け人)が連帯保証人へ返済が終了していなければ保証は受けられないというお話をしましたが、今回は、事例というよりは、一般的にこんな状態にある場合には、保証承諾は得られないというケースについて、簡単に説明したいと思います。


         保証協会との取引におけるケースです。


         (1) 保証協会が代位弁済を行って企業で、協会に求償債務が残っている場合

             これは、企業が金融機関から保証付きで融資を受けたが、途中で返済できなくなり、保証協会が

           企業に変わり金融機関に残りの借入金を返済し、企業(借受人)が未だ保証協会に対して肩代わり

           してもらった借金を返済していない状態にある場合です。


         (2) 保証付きの融資を受けたが、返済が滞っている場合

             上記(1)の場合は、いわゆる「事故」扱いとなっている状態ですが、この(2)場合は、 「延滞」の扱

           いになっている場合を指していいます。遅れながらでも返済している場合や1回あたりの返済額を減

           額している場合などがあたります。
             このような状態になっている場合は、新たな保証は出来ないという意味です。


         (3) 設備資金として保証付きの融資を受けたが、その設備を導入していない場合
             これは、資金使途(借入金の使いみち)が保証の際の条件と異なっているため、新たな保証はで

           きないということを意味しています。通常、設備資金は、新たな価値を生み出す、或いは生産の効率

           を高めるといった前向きな資金使途と考えられていますが、そのことを逆手にとって、実際には借入

           金の返済などといった一時しのぎのために使ったのではないかということになり、信用ができないと

           いうことを意味しています。前回の「与信」に通じる考え方ですね。


         (4) その他、保証枠を超えており、追加の担保提供ができない場合など

             これは、無担保の限度額を超える場合や企業の業績から判断される保証限度を超えるような場

            合で、それを補う担保の提供ができない場合を指しています。
             

         いろいろなケースがありますね。


         ここで取り上げたケースは、基本的な事項を説明していますので、「わが社の場合はどうかな?」と思われる場合は保証協会にご相談されることをお勧めします。


          さて、次回は、金融取引等において保証協会を利用できないケースについて、説明したいと思います。

        環境への取り組み! 地産地消への動き その4

        2010/09/16

        mennde5.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

         

         以前は、私達の普通の感覚では、飲み水をボトルで買って飲むという発想はなかったように思います。しかしそれがごく普通のことになってきました。

         

         私が、米国に滞在していたのは、1980年代ですが、その当時飲み水を買って食事を支度していました。というのは、水道水を使うと硬水のため、体内に石が蓄積するということを恐れたためです。味噌汁を飲んだ後に、お椀に白いものが残るということもありました。またフランスにいた1975年当時も、水の代わりにワインを飲むと云われており、水を買って飲んでいたように思います。

         

         つまり、欧米では、飲み水を買って飲むということは普通ですが、日本では当時あまり考えられないことでした。しかし、現在は、美味しいアルプス産の水とか、カナダ産の水をとても手軽に手に入れることが可能になりました。

         

         一方、CFP(カーボン フット プリント)から考えるとどうなるのかという議論が現在なされつつあります。地球環境に考慮したCFPを考えると、地産地消が理想的です。何故ならば、輸送にかかるエネルギーがとても少なく、CFPを小さくできるからです。 先日講演会で聞いたところでは、CFPの次に、米国は新たにWFP(ウォーター フット プリント)を検討し始めているということです。

         

         食糧を作るのに、水が必要です。牛丼一杯で水が2000リットル必要です。牛肉を輸入するということは、水を輸入する事だよということです。食料を大量に輸入している日本は、世界最大の水輸入国になるとのことです。水の豊富にある日本が、水の輸入国であったという言い方は驚きです。

         

         さて私達はどう考えるべきでしょうか。今水不足の問題がクローズアップされつつあります。WHOの水基準でいくと、世界では11億人が水の安全性に問題があるといわれています。また米国では、地下水が枯渇して来つつあり、早晩大きな問題になるともいわれ始めました。

         

         水は、石油についで大きな関心事になって来ていると言えるのではないでしょうか。そんな時に、食糧も含めて水を輸入し続けることが、どれだけ可能か、一方、CFPをどう考えるべきか、地産地消も含めて、検討して行かなければならないときが来つつあるのではないかと思われます。

        古代蝦夷の朝廷への挑戦における戦略について

        2010/09/15

        shimonawa.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下縄です。

         

         高橋 克彦著の「火怨(ひえん)」は吉川英治文学賞の受賞作ですので、多くの方が読まれていると思いますが、中小企業の経営戦略の策定の参考となりますので、紹介させていただきます。


         辺境の地と蔑(さげす)まれ、それゆえに朝廷の興味から遠ざけられ、平和に暮らしていた陸奥の民。八世紀、黄金を求めて支配せんとする朝廷の大軍に、蝦夷の若きリーダー・阿弓流為(あてるい)とその仲間たちは遊撃戦を開始します。


         朝廷軍との圧倒的兵力の差から夜襲で朝廷軍に打撃を与えますが、朝廷軍も体制を整え3万の軍で攻め入ってきます。阿弓流為(あてるい)たちは、地形や天候を考慮し、相手の立場となって3万の軍を有して攻めるなら、どこをどのように通って攻めてくるかの検討を重ね、結論を導き出します。その上で、どこを、いつ、どのように攻めれば、少ない将兵でも効果的な打撃を与えることができるかを検討し、実行していきました。


         当初は兵力の差で、蝦夷軍を簡単に征服できると相手を甘くみていた朝廷軍は、策もなく力で押したため、阿弓流為(あてるい)たちの策にまんまとひっかかり、大敗を喫します。また、敗因を中央政府に天候のせいにするなど、嘘の報告を上げるため、有効な打開策がないまま兵力だけをつぎ込むため、20数年にも及ぶ戦いとなりました。


         この間、阿弓流為(あてるい)たちは、朝廷軍の戦いの中で、武器として何が有効で、兵力の不足は騎馬隊で補うとともに、人材育成に努め、戦う集団へと着々と準備を進めていきます。


         こうした戦略が実際の企業経営の中で、多いに参考となりますので、まだ、読まれていない方は、是非、読んでいただき、既に、読まれた方も今度はじっくりと読んでいただければ、幸いです。


         創業に関する様々な問題や課題について、ご気軽に創業支援担当・下縄までご連絡ください。

        業務の洗い出し

        2010/09/14

        nakamiya.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・中宮です。


         前回、「考え方を変えてみる」ということで、「時々立ち止まって、第3者の視点から、客観的に自分たちの仕事を見つめなおしてみてはいかがでしょうか」と書きましたが、今回はその具体的な方法についてご提案したいと思います。


         まず、仕事を見つめなおすとはどういうことなのか考えてみたいと思います。皆様、長い間ずっと同じやり方で仕事を続けていることはないでしょうか。また、他の部門のことを考えず、自分の部門のことだけを考えて仕事をされていることはないでしょうか。


         長年同じ仕事のやり方を続けていると、知らない間にその方法が唯一の方法だと思い込んでしまい、新たな方法があるかもしれないという発想すら浮かばなくなってしまいます。また、自部門のことだけを考えてしまうと、他部門との連携が疎かになり、企業全体としての利益を損なう恐れも発生します。


         このようなことから考えると、仕事を見つめなおすとは、企業という組織の中における、自分たちが担っている業務(役割)を洗い出すことで、自部門の問題点を探し出し、それを他部門のスタッフと共有することで、企業全体の問題点を浮かび上がらせて、それを改善することで、企業の業績の向上・業務の効率化を図ることだといえるかもしれません。


         次に、業務の洗い出しの方法について、ひとつの方法を提案したいと思います。上記のとおり、業務の洗い出しは、他部門と問題点を共有する必要があるので、専門用語等の使用は避けて、誰でも分かる簡単なものであることが重要です。案として、ある一つの業務をその作業工程ごとに分解し、その作業手順を紙のカードに書き出していくことをお勧めします。この作業手順は、細かければ細かいほど、問題点が見つかりやすいと思います。そして、それぞれの業務について、作業手順のカードをすべて作成したら、それらを業務ごとに、壁などに張り付け、全員で手順の確認を行ってみてください。そうすると同じ作業を別の工程でも行っている「ダブり」や必要な作業がなされていないなどの「漏れ」が発見できると思います。


         こういった作業を、自部門だけでなく、他部門も巻き込んで行うことで、企業全体で無駄がなくなり、業務の効率化、延いては業績の向上につながるかもしれません。是非一度取り組んでみられてはいかがでしょうか。

        ちょっとお得なパソコン活用術

        2010/09/10

        kobayashi2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。


         今回はパソコンの管理事例についてご紹介します。

         

         先日、職場の共有フォルダのバックアップ作業をしていましたが、画像ファイルのバックアップ時間の長いこと。(´Д⊂グスン

         
         これは、私の「画像ファイルは大きい」という思い込みによるものなのか、実際に長いのか?実際に長いとすれば、どれくらい長いのか・・・よくわかりません。


         これは、共有フォルダの中のファイル構成を把握する必要がありそうです。今回は、このあたりを調べてみることにします。何か面白いことが分かるかもしれません。


         まずは、ネットでドライブのファイル構成を表示してくれるソフトを探します。うまい具合にフリーのソフトがありましたので、早速、ファイル構成を見てみます。


         我々が普段、よく使っているワード、エクセルのファイルは、ファイル数では全体の65%を占めているが、ファイルサイズでは全体の25%程度しかないこと。


         画像ファイルのファイル数は全体の16%しかないが、ファイルサイズでは全体の36%を占めており、サイズシェアでトップとなっていること。


         ワード、エクセルの平均ファイルサイズは0.2MBであるが、画像ファイルの平均サイズは1MB、音声ファイルの平均サイズは65MB、動画ファイルの平均サイズは218MBであること。中には1.5GBを超える動画ファイルがあること。


         毎年、10GB程度のデータが増えており、ワード、エクセルファイルは2,200程度が生成されていることが分かりました。(これは面白い!と思うのは私だけ?)


         このようなデータを持っていると、設備導入時のマシンスペック積算などに使えそうですね。


         いい勉強させていただきました。

        保証承諾が受けられない!PartⅠ

        2010/09/09

        saiki.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」副所長の佐伯です。


         前回からずいぶん間が空いてしまい、申し訳ありません。


         さて、前回は、滑り込みセーフといった感じで、何とか保証承諾が得られたケースのお話をしましたが、今回は、保証承諾が受けられず、結果として融資を受けることができなかった事例についてお話したいと思います。


        (事例)
         A氏が相談に来られた時のことです。


         「新しく事業を始めようと思います。ついてはその開業資金を賄うため、融資を受けたいのですが。」という内容でした。いろいろとお話を聞いているうちに、以前、事業をしておられましたが、残念ながら取引先の倒産で連鎖倒産となり、今回が再出発とのことでした。


         倒産されたときには、保証付きの融資を受けておられましたが、その借入金の負債については連帯保証人の方が完済しているとのお話でした。


         負債は完済しているので一見、何も問題ないように思えますが、実は、この話には裏があり、A氏は、倒産した際に、所在不明の状態となり、結果として連帯保証人の方に残債の返済を押し付けた形となっていたのです。


         保証協会では、連帯保証人が完済した場合であっても、その後において、主たる債務者(A氏)が連帯保証人の負担した額を連帯保証人に返済したという事実が明らかにならない限り、A氏に対する保証は行なわないのです。


         私は、A氏にこの話をし、確認したところ、連帯保証人への返済はしておられませんでした。当然、A氏はがっかりされておられましたが、みなさんはこの事例をどのようにご覧になりますか。


         確かに保証協会に対するA氏の債務は無くなっているのですが、それはA氏が苦労されて返済されたものではない、ということが最も問題視されているということです。


         つまり、借りたら返すという義務を果していない人、信頼できる人か?ということになります。


         保証することを「与信」と表現する場合があります。信用というものが事業活動をする上で、いかに重要かを示した事例ではないかと思います。


         次回も保証が受けられなかったケースのPartⅡをご紹介したいと思います。

        エネルギー検定

        2010/09/08

        hamada2.jpgおはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの浜田文男です。


         先日、ある方からのメールマガジンを拝見していましたら掲記の記事が目に留まりました。引用しますと『実は、この「エネルギー検定」は、今年の6月始まったばかりの検定なんです!お得なことに、受験料は0円。つまりタダなんです!いつでも好きなときに、インターネットで30問の設問を30分以内で回答するだけ!正解率80%以上で合格証書も発行されます。「初級」編と「中級」編があります。まずは,お試しに初級編をチャレンジしてみてはいかがでしょうか?』(http://www.ene-kentei.jp/


         そこで、早速、初級編に挑戦しました。アレ???合格しません。何回か挑戦してやっと合格しました。合格証を出力して、ホッとした次第です。問題は勘で答えられますが、重要なことは、その根拠を調べることです。


         さらに、「エネルギー検定の目的は、エネルギーに関する正しい基本的な知識を持ち、社会の中で率先してエネルギー問題、環境問題に取り組む"人"を育成することです。」ということですので、今後とも自らの育成を図りたいと思います。

        「アフリカ諸国の方に起業家支援事業を説明しました。」

        2010/09/03

          mikio2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北林です。

         

         アフリカ諸国において女性起業家育成支援を行っている行政機関等の担当職員を対象とした研修が広島県内を中心に行われ、8月18日に広島市における起業家支援事業を説明する講師を務めました。

         

         この研修は、(財)ひろしま国際センターが国際協力の一環として、(独)国際協力機構(JICA)から「アフリカ地域女性起業家育成支援」コースを受託して行われたもので、そのカリキュラムの一部として当支援センターで実施している起業支援事業(起業支援アドバイザー派遣女性・シニア創業パッケージ型支援女性起業家サポート創業者向けセミナー・研修会など)を説明しました。

         

         事業ごとに説明し、質疑応答を行ったところ、どの事業にも様々な質問を受けました。特に、女性・シニア創業パッケージ型支援事業について関心を持たれ、事業計画書の作成に当たっての支援方法、事業PR方法、融資の仕組みなど、自国で事業を実施する場合を想定して詳細な内容の質問を受けるとともに、追加資料の要求もいただきました。


         女性起業家育成支援のための実践的な事業の情報を収集したいという思いを強く感じました。

         

        2209031.jpg 2209032.jpg                    

        「業務用文書」正しくかけますか?

        2010/09/02

        kubo3.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクトマネージャー・久保です。

         

         今やIT 化の時代です。

         大半の職場で、各人の机にはコンピューターの端末機が置かれていることと思います。
         これに伴って日常の業務連絡は電子メールで行われるようになりました。同じ部屋に居る同僚に電子メールでメモを送ることも珍しくありませんし、会議用の資料なども事前にメールで配布し、当日は各人がプリントアウトしたものを持ち寄ることをルール化している会社もあります。
         電子メールでは、連絡内容を打ち込んで発信先を指定して送れば、自動署名の機能を使わなくても送信者のアドレスを見ることで誰が送信してきたものかは予測がつきますしまた、受発信日も自動的に記録されるのでずいぶんと便利になりました。
         しかしあまりこれに慣れすぎると、きちっとした資料が作れなくなる危険性があるので注意が必要です。


         以下は実際にあった例ですが、ある会社の社内会議に出た時にその会議で配られた大半の資料に作成者の名前、作成日が記入されていませんでした。また表題のない資料もいくつかありました。

         業務用の書類には公式のものから、個人の備忘録までいろいろなものがありますが、少人数とはいえ複数人が集まって行われる会議で使用する資料であれば最低限の体裁は整えたいものです。

         たとえば会議の議事録であれば表題、作成者の氏名、作成日、決定事項、継続審議となった事項については誰がいつまでにどういう対応を取るのか等は最低限記されている必要があります。

         これはビジネスをする上での基本ですが、常日頃から訓練しておかないとなかなか身につかないことです。
         本人の努力もさることながら、上司としても気がついた時には指摘をするよう、日ごろから課題意識を持っている必要があるでしょう。

        中小企業の経営向上に有用な「経営のための会計」について!

        2010/09/01

        niimoto2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・新本です。

         

         先日、「キャッシュフロー経営と利益・資金計画策定支援」研修を受講しました。

         この研修会では、キャッシュフロー経営と利益・資金計画策定支援について、決算書(貸借対照表(B/S)、損益計算書(P/L)、キャッシュフロー計算書(C/F))などを利用して、中小企業の経営向上に有用な『経営のための会計』の講義や演習がありました。

         

         また、講師は、現在、日本航空の再生を行っている京セラの稲盛名誉会長の経営手法及び会計理論を事例で紹介され、今から何十年も前に会長が実践していたことは、今現在も見習うべきことが多くとても参考になりました。

         

         その中で、中小企業の皆様にご紹介したいことは、月次決算などの会計の役割・目的は、「事業をしていく過程で発生したお金やモノにまつわる伝票処理を行ない、集計をする、後追いの仕事でしかない。」と考えるのではなく、次のように考えてみてください。
         ① 自社の実態を正しく把握し、読み取った症状から問題を掘り起こす。
         ② 掘り起こした問題に、速やかに、かつ適切に対応して、自社の経営体質を強化することである。

         

         中小企業の皆さん、月次決算などの会計は、後追いの伝票処理と考えるのではなく、経営向上に有用な「経営のための会計」として考え、経営に役立ててみてはどうですか。

        ホームページを活性化させよう!

        2010/08/31

        kishino2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。

         

         8月11日(水)に創業ワンコインセミナーの最終テーマであるWebを開催いたしました。
         ホームページの活用事例やサイト運営に必要なポイントなど盛りだくさんの内容で、担当の私も最新の情報を聞く事ができ、とても参考となるセミナーでした。


         今日は、その中で、特に皆様にご紹介したいのが、有効なキーワードを見つけるソフト「キーワードウォッチャー」です。
         「キーワードウォッチャー」???「何のこっちゃー」と思われる方も、おためしの価値はあると思います。
         SEO、SEM、アフィリエイトマーケティングのための検索数値調査ツールで、インターネット上で検索されたキーワードの検索数を調べることができるツールです。

         

         過去に遡って検索数のトレンドをみたり、最新のデータに基づいた関連キーワードなどを調べることができます。無料会員登録(有料会員登録も有ります)を行うことで、検索数の上位20件まで見ることができます。ただし、無料ですので、月間検索数上限20回まで、検索可能期間は過去1ヶ月分と制約はありますが、検索数を調べたい年月、キーワードを入力して、検索ボタンをクリックするだけで、検索数が表示されます。

         

         ご自身のホームページで設定されているキーワードは適切なのだろうか疑問に思われている方は、ぜひ活用されてみてはいかがでしょうか。新しいキーワードが発見できるかもしれません。

        環境への取り組み! 地産地消への動き その3

        2010/08/27

        mennde5.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

         

         宮沢賢治の有名な詩「雨ニモマケズ」の一節に以下のような文があります。
                   一日ニ玄米四合ト
                      味噌ト少シノ野菜ヲタベ

         

         玄米は完全食に近いため、玄米だけでも人は生きていけそうです。しかし、一日玄米4合とはとても多い量に思えます。

         今私が食しているのは、週に2~3合の玄米です。勿論様々な食材を組み合わせてですが。 一方、農林水産省では、米穀の新用途への利用の促進に関する法律(平成21年法律第25号)を制定する中で、米粉利用推進を行っています。小麦粉の代わりに、米粉を使ってパンとか麺とかを作ろうという試みです。

         

         つい先頃大干ばつがオーストラリアに襲いかかり小麦が高騰し、お昼ランチのスパゲティーセットに含まれるパンが、2個が1個になったりしました。食い物の恨みは恐ろしいといいますが、おいしいガーリックパンを減らされたことはよく覚えています。

         

         今回また同じ事態が起きそうです。といいますのも、ロシアが長引く山火事のため、小麦の輸出を今年一杯禁止しました。再び小麦価格が上がり、同様な事態が起きてくることが懸念されます。その場合、以前のように何とかしのげるかもしれませんが、将来は小麦粉等の食糧品が全く入ってこない事態も起きてくることも考えられます。
         何しろ1900年に人口が17億人であったのが、2050年には90億人まで膨張することが予測されるからです。まず石油の供給不足が叫ばれました。その次に水不足、そして食料不足が声高に叫ばれてくる可能性があります。

         

         食糧難が起こってから慌ててはどうしようもありません。食料の自給自足はとても大事です。米粉でできた食パンであれ、麺であれ、製粉・混練技術が発達すれば、小麦粉に代替えすることは可能なはずです。お米であれば、輸入品に依存する必要もありません。 
         いわゆる地産地消が可能です。そして、自分達の食材を自分達のコントロール範囲内で調達していく仕組み作りができます。

         世界の諸般の事情に大きく影響をうけることなく、環境への取り組みの中で、より安全な食材を得るシステムづくり-地産地消ができれば私達の日々の生活が、より安心できるものになってくると思うのですがどうでしょうか。

        ちょっとお得なパソコン活用術

        2010/08/26

        kobayashi2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。


         今回はパソコントラブルの解決事例についてご紹介します。

         

         先日、知人から「ワード文書をWebに掲載するにあたりPDF化したいが、ファイルサイズが大きくなってしまう。できるだけ小さくしたい。」との相談がありました。
         依頼のあったワードのファイルサイズは約50KBです。ワード2007の機能である、「PDFファイルとして保存」を使うと、確かに200KBを超えるサイズとなってしまいます。Webに掲載するファイルが1つだけなら問題はなさそうですが、これが複数あると利用者には負担になりそうです。
         さて、どうしたものか・・・
         ファイルのPDF化には様々なソフトがあります。ソフトが違えば、生成されるファイルのサイズが違うことも十分予測できます。そこで、違うソフトで試してみることとしました。今回は、PDFファイルの生みの親Adobe社のAcrobatを使ってみました。
         結果は・・・25KB!やりました。2分の1です。ファイルによっては、4分の1程度まで小さくなるものもありました。
         当然、ワードのPDF化機能でもファイルサイズが小さくなるものもありましたので、使用するソフトによって得意・不得意があるようです。
         文書をPDF化する際に、ファイルサイズが大きくなってお困りの場合は、ソフトを変えてみると解決するかもしれません。
         いい勉強させていただきました。

        新製品開発への挑戦

        2010/08/25

        shimonawa.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下縄です。

         

         2008年にアメリカが持続可能なバイオエネルギー産業の発展を促進するため、連邦政府機関による様々な協力事業を盛り込んだバイオ燃料国家行動計画が発表され、化石燃料からグリーン燃料へのパラダイムシフトが世界的規模で進行しています。地球温暖化防止、CO2削減を目指した低炭素社会の実現に寄与する、植物を由来としたバイオ燃料への移行のための取り組みです。
         しかしながら一方で、穀物の価格高騰という弊害を招いている事実もあります。こうした現状を踏まえ、新たなバイオ燃料の原料として、日本、インドネシア、タイ、ベトナムなどで、ジャトロファ※の栽培が注目されています。

         

        ※ ジャトロファの正式名称はJatropha Curcasであり、日本の生物学名ではナンヨウアブラギリとして知られています。バイオエネルギーの需要が高まるにつれ、多くの原料について食糧との競合が起こることが懸念されていますが、ジャトロファはその毒性により食用とならず、また、本来食用品の栽培に適さない不毛な土地での生産が可能であるため、食糧との競合を起こさない点で近年注目を浴びています。

         

         ジャトロファの本格栽培に日本の若者たちが取り組んでいます。『荒れ地をみどりの油田に変える』をコンセプトに、インドネシアで5,000ヘクタールの用地を開拓し、ジャトロファ栽培を始めましたが、わずか半年で撤退しました。失敗の原因は、ジャトロファの性質がよくわかっていなかったため、十分な実を収穫できなかったほか、原油価格が下がり、当初期待されていたほどの生産性が得られないジャトロファの採算性は、相対的に下がるばかりと散々な目にあい、ジャトロファの本格栽培を目指した各国企業の多くがこの事業から撤退していきました。

         

         ジャトロファで採算を取るための突破口は、発想の転換にありました。毒があるゆえに選ばれたジャトロファから、毒を抜くというアイデアです。ジャトロファの油を搾った後に出る搾りカスには、豊富なタンパク質が含まれているため、ジャトロファを品種改良して毒を除けば、搾りカスを家畜の飼料として使え、もう一つの収入源となり、ビジネスとして成功するはずと品種改良に全力で取り組みました。

         

         まずは、世界各国から2,000種を超えるジャトロファを取り寄せ、栽培に取り組み、1種ごとにその特性を記録していきます。次に、毒性の強い種と弱い種の交配をはじめ、実が多くなる種との交配等気が遠くなるような数の交配を重ね、その特性を記録していきます。品種改良は遅々として進まず、若者たちに焦りが出始めたころ、検査のために日本に送ったサンプルの一つが、毒もなく、実も多くなる改良種であることが判明しました。

         

         遂に品種改良に成功し、本格栽培を開始しようとした矢先に、現地から悪いニュースが届きました。初年度はあんなに多くの実がなっていたのに、今年はあまり実がつかないというものでした。直ちに、現地に向かい調査した結果、ジャトロファが病気にかかっていることが判明しました。毒を持っているときは病気には強かったジャトロファが、毒がなくなることにより、病原菌への対抗性が失われるという何とも皮肉な結果となりました。

         

         給料を引き下げ、家族にも経済的負担をかけ、ジャトロファの品種改良に情熱をかけてきた彼らですが、支援企業もいつまでも待ってくれるという状況にはなく、残された時間はわずかですが、彼らなら『荒れ地をみどりの油田に変える』をきっと実現してくれると信じていますし、その吉報を心待ちにしている今日この頃です。

         

         創業に関する様々な問題や課題について、ご気軽に創業支援担当・下縄までご連絡ください。

        考えを変えてみる

        2010/08/24

        nakamiya.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・中宮です。


         まだまだ暑い日が続いていますが、皆様、体調を崩されたりしていないでしょうか。今年の夏は、近年になく暑く、熱中症による緊急搬送の件数も過去最多といわれています。


         私は夏になると、剣道部に在籍していた学生時代に、学校の道場で汗を流したことを思い出します。現在では、運動中にこまめな水分補給をするよう指導をされていますが、私が学生だった当時は、部活動中に水分をとってはいけないと言われており、暑さにふらふらになりながら、剣道に打ち込んでいたことが思い出されます。


         今となっては、水分をとると早く疲れるなどの理由での水分補給の禁止は、根拠のない精神論ですが、当時はどの部でも水分補給の禁止が一般的で、上記のような考え方は、一種の固定観念であったと思います。


         企業経営にも、これと同じことが言えるのではないでしょうか。皆様は従来の考え方、方法を正しいと信じ込み、ずっと同じやり方を続けていることはないでしょうか。水分補給の例と同様に、もしかしたら、数年後にはそのやり方は誤ったものになっているかもしれません。


         確かに、企業にとって変えてはいけないものもありますが、考え方、方法を変えることで業務改善につながることがあるかもしれません。そのためには、時々立ち止まり、第3者の視点から、客観的に自分たちの仕事を見つめなおすことも必要ではないでしょうか。

        英語の社内公用語化

        2010/08/19

        bajyou2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・馬上です。

         

         前回のブログで韓国のサムスン電子が社内会議でも英語を使っていこうとしていると書きましたが、日本も負けてはならじと楽天が社内の公用語を英語にしていくと発表しました。同社では、エレベーターの案内や社員食堂のメニュー、ごみ箱の表示なども英語に切り替わっているそうです。

         

         この英語の社内公用語化にも賛否両論あり、日経新聞のアンケート調査では、「反対」、「どちらかといえば反対」が73%を占めていました。まだまだ、日本人同士が英語でしゃべるのには抵抗があるようです。

         

         ただ、中小企業がそこまでする必要はありませんが、海外進出を目指す企業は英語の堪能な人材、あるいはこれからは中国語の堪能な人材を確保していく必要があるかもしれません。

         

         私の職場も含めて、ほとんどの職場では英語が社内公用語になることはないと思いますが、事業展開、人材採用などで進む国際化の波がここまで来たかと感じました。

        頑張る中小企業訪問記 その4 バイオマス技術で循環型社会に貢献する 大気テクノ株式会社

        2010/08/18

        2208181-1.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センター所長の藤田です。

         

         

         私が、当支援センターの支援企業や起業家を訪問し、頑張りぶりを紹介しています。

         

         

         

         

          

         

         

         

         

         

         

                                         

                                              大気テクノ(株)にて後は、製造中のボイラー

         

         

         "大気テクノ株式会社"は、製材所や家具工場の集塵機のメーカーとして創業。その後、木屑、樹皮等の破砕機、木屑焚ボイラー、乾燥機などの周辺機器に事業分野を拡大し、最近は、それらを組み合わせたプラントの企画提案に注力されています。

         

         同社は従業員数36名、売上高8億円の企業で、販路は東北・北海道から沖縄まで、森林の多い地域を中心に全国に及んでいます。社長さんが営業として全国を飛び回る一方、奥様の河本多美子常務が経理から製造までを取り仕切っておられます。

         

         CO2削減のため、同社の保有技術を活用した、木屑や間伐材などのバイオマス燃料を発電、乾燥、暖房等の石油代替エネルギーとして利用することは大きな可能性を持っており、同社の事業分野は大きな成長が期待されます。しかし一方で、同社は、若い社員が多く溶接や塗装の熟練工が不足しており、これから一段と成長するには、塗装や溶接技術の向上が大きな課題となっていました。

         

         このため、当支援センターでは、環境担当マネージャーを派遣して同社の技術力向上を総合的にコーディネートしています。
         具体的には、当支援センターから熱力学の専門家を派遣技術振興部から溶接及び塗装の専門家を派遣するほか、広島市の地域ものづくり技能伝承支援事業を活用し、溶接の技術・技能指導を実施しています。

         また、緊急経営支援アドバイザーを派遣し、会社全体の経営力の向上を支援していくことにしています。

         

         広島市中小企業支援センターでは、御社の経営課題について、職員とマネージャーが、親身かつ継続的に支援しています。是非、ご利用ください。

         

        2208182.jpg                      15名が参加しての溶接技能試験

         

         

          2208183.jpg                           溶接技術講義

         

          2208184.jpg                       SUS溶接見本製作し工場に設置

         

         

        2208185.jpg                      出荷を待つシェーキング集塵機

        IFRSに留意しましょう。

        2010/08/17

        hamada2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの浜田文男です。

         

         今回はIFRS(International Financial Reporting Standards:国際財務報告基準)について考えます。

         私は、IFRSは中小企業の皆さんには関係ないとこれまで思っておりました。

         しかし、今後、中小企業の皆さんが海外企業との取引を始める、あるいは、取引を拡大する場合に、海外企業や海外の消費者が皆さんの企業の開示情報を参照・調査すると思われますので、開示情報は世界共通の基準に合致している方が有利になると考えます。

         なぜなら、海外のIFRSの適用地域は一部の地域(中米/アフリカ/西アジア/南アジア/東南アジアなどの一部)を除いて適用する予定だからです。ちなみにBRICs(ブリックス)も適用します。

         

         そこでIFRSについて事例調査してみてはどうでしょうか。

         現在、日本企業のIFRS早期適用の第1号は日本電波工業株式会社で、2010年3月期決算から適用しています。開示されている決算短信などを調査してみるのが良いと思います。
         また、非上場会社の会計基準に関する懇談会がまとめた新たな中小企業向けの会計指針がまもなく公表されるようですので頭に置いておきましょう。

        『デザイン・イン』

        2010/08/16

        kubo3.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクトマネージャの久保です。

         

         今日のテーマは『デザイン・イン』です。


         自動車のように、これを構成する部品、あるいは複数の部品が集まった装置が相互に複雑に関連することで成り立っている商品では、個々の部品や装置に要求される性能、機能、構造、寸法、コスト等の条件は複雑な相互関連を考慮に入れつつ、自動車という最終商品が最適になるよう決定していく必要があります。これを効率よくできるだけ期間を短縮して実現する手法として考えだされたのが、今回のテーマの『デザイン・イン』です。

         

         『デザイン・イン』とは、商品開発の早い段階から部品メーカーが開発に参画し商品企画や機能開発、コスト開発をクライアントと協力して実施するものです。部品メーカーは最終的には部品の詳細設計と製造を担当しますが、以前のようにクライアントから渡された図面の指示に従って、製造のみを分担する従来の方法とは大きく異なります。

         

         部品メーカーがこれにこたえるためには、設計開発能力があることに加えベスト・イン・クラスのコスト開発能力があること、また3次元CADのデーターが共有できるシステムを持っていることも不可欠です。さらに、『デザイン・イン』活動では、早い段階から新商品の企画情報の提供を受けることになるので守秘義務が厳しく問われることになります。


         現在1次下請けの立場にあっても、上記の諸条件が見たされなければ、『デザイン・イン』に参画しビジネスチャンスを得ることはできません。現在2次、3次の下請け企業で、いずれ将来は1次下請けとして『デザイン・イン』に参画することを目指したいのであれば、図面に指示された通りのものが製造できるというだけではなく、まずは設計・開発能力を養うことを最優先課題としてこれに挑戦する必要があるでしょう。

        「意外にも的を射たコミュニケーション戦略」

        2010/08/13

        mikio2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北林です。


         先日、広報関連の専門コンサルタントの方とお話しする機会がありました。その際、私が「コンサルタントなどの専門職を持つ既婚の女性向けにビジネスバッグを開発し、販売する場合、商品広告を掲載する既存雑誌は何にしますか?」と仮定の話を尋ねました。
         すると、3誌あげていただきました。2誌はトレンディ系で著名な雑誌。
         そして、もう1誌が、女性向け専門誌を予想していた私にとっては意外にも、新しい生活を提案し、いいモノが載っていると謳う男性向け雑誌でした。理由を詳しくお聞きする時間がなかったため、私が次のように推測しました。

         

         ターゲットとする女性の生き方、考え方などが次のように考えられるため、この男性向け雑誌も広告掲載候補として考えられる。
         ① 絶えず新しい知識、情報の収集に心掛けている。
         ② 専門職は比較的男女の差がなく、読む情報誌についても良質の情報を掲載しているものであれ

          ば、女性向けにこだわらずに読んでいる可能性がある。
         ③ 既婚者であるため、夫がこの男性向け雑誌を買って、家に持って帰れば、読む機会がある。
         ④ 夫婦がそれぞれ収入を得て、経済的余裕があると考えられるため、この雑誌の読者である可能

          性が高い。
         ⑤ 結婚、出産後であっても、これまでの消費スタイルを維持できるような情報誌への関心が高い。

         

         実際に、この雑誌の読者の属性が公表されています。女性読者:20.4%、既婚者:51.9%、1か月の小遣い:6.8万円、回読人数:本人のみ29.9%、2人34.3%、3人22.0% などとなっています。

         

         ターゲットとする消費者の生活様式などを詳細に分析することにより、女性向け商品の広告を、あえて男性向け雑誌に掲載し、「あなたのようなライフスタイルを送っている方に、喜んでいただける新商品を提供いたします。」という特別なメッセージを届ける手法もあるのだと教えていただきました。

        想いを伝える

        2010/08/10

          nakamiya.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・中宮です。


         今日は、話し方について書きたいと思います。皆さんは、人と話しをしていて、「この人は、結局何を言いたかったんだろう。」「いろいろしゃべったが、相手に伝わらなかったな。」と思うことはないでしょうか。


         私たちにとって、話すということは日常的なことであり、毎日、あまり意識せず会話をしています。日常的なことですから、学校で特別に話し方を教えることもありません。


         家族や友人との会話など、日常生活における会話であれば、楽しく話ができればそれで良いかもしれませんが、商談など仕事上の会話の場合そういう訳にはいきません。相手に、こちらの伝えたいことを正確に伝える必要があります。では、自分の伝えたいことを相手に伝えるためには、どうすればよいのでしょうか。そのためには、まず自分が何を「言いたい」のか知ることが重要です。自分が何を言いたいのかが分からないまま、しゃべっていては、相手に伝わるはずがありません。


         そこで私が行っていた方法は、実際に取引先等の相手と話す前に、一人で鏡に向かい、声に出して練習するというものでした。この練習を繰り返し行うことで、段々と自分が「本当に伝えたいこと」が分かってきます。「本当に伝えたいこと」が分かれば、話のストーリーを「本当に伝えたいこと」が強調されるように変えていきます。そして、これを繰り返すことで、話の内容も相手に伝わりやすいものになり、本番においても、スムーズに話ができるようになったと思います。


         話し方は一朝一夕で上達するものではありませんが、こうした練習が話し上手への第一歩です。皆で話し上手になり、有意義なコミュニケーションが取れるように頑張りましょう。

        環境への取り組み! 地産地消への動き その2

        2010/08/04

        mennde2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

         

         今から35年前のことでしょうか。フランスのル・アーブルに6ヶ月滞在しました。そのフランスの第一印象は、広大でかつ雄大な大地に、あまり人が見当たらなく、豊な牧場が広がっているという印象でした。

         

         当時のフランスは、平地面積でいくと、日本の5倍もありながら、わずか5千万人の人口であったように記憶します。一人当たりのその平地面積は、じつに日本の10倍に当たります。これはよく考えると広大な面積があっても人を養えないということでもあります。その違いは何であろうかと考えたものです。

         

         答えは、やはりお米です。現在、日本の人口密度は、世界平均の8倍の336人/k㎡。東南アジアは、約4倍の156人/k㎡で、このアジアの稲作地帯は人口がとても多いといえます。すべては稲作のお陰とはいいませんが、稲作の力はとても大きいと思います。

         

         日本は、稲作地帯です。耕作面積も近代農業技術のお陰もあり一気に拡大しました。今でも不思議に思いますが、北海道の旭川に稲がたわわに実っています。

         

         問題は、そのお米を作る陸地を、重要なタンパク源を提供してくれる海を、汚染から守り、安心安全な食物を得ていくにはどうすればよいかです。それを可能にする一つの方法は、やはり地産地消ではないでしょうか。身のまわりに広がる山や森から、川や田畑や海から、自分達の食材の多くを得ていく取り組みが、更に広がっていけば、人々は、自分達の周囲にもっともっと関心を払い、環境汚染に敏感になっていくのではないかと思います。

        金融機関への業績説明は、簡潔に分かりやすくしましょう。

        2010/08/03

        tsunemoto2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の常本☆康之です。

         

         先日、自社の業績が黒字なのに融資を申し込んだ金融機関が全て断ってくるので、困っていると中小企業の経営者が相談に来られた時の話です。


         事情を伺うと、会社設立後1年しか経過しておらず、二期分は決算がないと融資の話ができないという理由で断られていたそうです。

         
         内容を伺う限りにおいては、年間売上高の1割未満の融資希望額。現時点での今期の売上高が、対前年%増であり、夏場の売上減少時期の運転資金(前期は社長の持ち出し)という明確な資金使用の目的があるのに融資が受けられないのです。不思議に思いながら話を聞いていたところ、代表者の方の話し方や資金計画があいまいで、業績説明が良くないということに気がつきました。


         例えば、「一定の収益は今後も継続してあると思うが、増えることがないし、減ることもない」、「今年は百万円と少し必要な感じなので、百万円借りたい」とおっしゃるのです。私が金融機関の担当者だったとしても、本当に融資してよいのか?と疑いたくなる話し方なのです。


         金融機関の融資基準が2期の決算だと言われ、基準に満たない状況での申し込みである以上、資金繰り予測や、必要な資金の具体的金額、融資の返済プランは最低限の説得材料として必要です。また、業績説明にしても「収益の増減が少ない安定収入であるため、収益から万円は毎月必ず返済できる。利子も含めて、○百万円までは返済可能」、「扱っている商品は夏場に弱いが、今期の売り上げが前年より%増で推移しており、昨年より状況が良い」と説明したほうが、担当者も話を聞いてくれると思います。


         金融機関の担当者も人間です。返済計画がしっかりした融資の申し込みであれば、条件を緩和してくれることも十分可能だと思います。

        最新のITを活用し漁業者と消費者を結ぶ「きずな」づくり

        2010/07/30

        shimonawa.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下縄です。

         

         先日、NHKで「関口知宏のOnly1(オンリーワン)"漁業の未来を創るIT魚屋さん"」という番組の放送がありました。


         岩手県大船渡市の八木氏は、最新のITを使ったユニークな取り組みで大船渡市の漁業を活性化させようと奮闘中で、モットーは「いかに産地を楽しんでもらうか」です。そのために八木氏自らが考案した『ライブカメラ』で、漁船の上から漁の様子を生中継し、消費者はパソコンの前にいながら漁の臨場感を楽しみ、獲れたての魚を買うことができるシステムを運用しています。また、カキの養殖の準備やカキ打ちの様子など地道な仕事も全国に配信することにより、産地の醍醐味や苦労など産地をまるごと楽しんでもらいたいとしています。


         最近では、ライブ映像を見た消費者から「感謝」や「ねぎらいの言葉」が寄せられるようになり、それが生産者の励みにもなっています。


         更に、八木氏は消費者の食卓にのぼるのは、新鮮な魚介類だけでなく、野菜も必要なはずだから、大船渡市の新鮮な野菜も家庭に届け、三陸の幸を家庭で味わっていただき、三陸の味覚のファンを作り、観光事業にも結び付けていきたいと考えておられます。

         

         八木氏のように地元の鮮魚をどのようにすれば全国の消費者に購入していただけるのか、ライブ映像にたどり着くまでは、試行錯誤の連続だったと思われます。また、ライブ映像も漁師の方の協力なしにはできませんので、その説得交渉等が簡単ではなかったことは容易に想像できます。


         鮮魚で培ったネットワークを活用し、地元野菜の販売や観光事業に結び付け、三陸の魅力を全国に配信していく姿勢に、商売成功のヒントがあるように思えてなりません。

         

         創業に関する様々な問題や課題について、ご気軽に創業支援担当・下縄までご連絡ください。

        「情報セキュリティ白書2010」速報版から

        2010/07/29

        hamada2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの浜田文男です。


         この6月に独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)から「情報セキュリティ白書2010」速報版が刊行されました。まもなく製本印刷されると思います。その中に10大脅威があり、下記のようなテーマが挙がっています。

         

        【1位】変化を続けるウエッブサイト改ざんの手口

        【2位】アップデートしていないクライアントソフト

        【3位】悪質なウイルスやボットの多目的化

        【4位】対策していないサーバ製品の脆弱性

        【5位】あわせて事後対応を!情報漏えい事件

        【6位】被害に気付かない標的型攻撃

        【7位】深刻なDDOS攻撃

        【8位】正規のアカウントを悪用される脅威

        【9位】クラウド・コンピューティングのセキュリティ問題

        【10位】インターネットインフラを支えるプロトコルの脆弱性


         【2位】の留意事項として、マイクロソフトのサイトに「2010年7月13日 (米国時間) に Windows XP Service Pack 2 (SP2) / Windows 2000 の製品サポートが終了します。」とあります。これによりセキュリティ更新プログラムが提供されなくなります。
        http://www.microsoft.com/japan/windows/lifecycle/default.mspx


         したがって、現在XPのSP2を使っている方はSP3にバージョンアップすべきです。また、Windows 2000を使っている方はWindows7に移行するのが良いと思います。


         さて、最近の情報ではクラウド・コンピューティングの話題が多くなっています。そこで【9位】を見てみますと、5つのセキュリティ上の課題が指摘されています。

        ①外部からクラウド環境への攻撃

        ②クラウド環境内部での他の利用者に対する攻撃

        ③クラウド環境を踏み台にした外部への攻撃

        ④クラウドのリソースの悪用

        ⑤攻撃以外の原因によりクラウド内部で発生するインシデント


         このうち分かり辛いと思われる④とは、「クラウド環境が攻撃のためのリソースとして悪用され、暗号解析やパスワード解析に利用される懸念がある。クラウド事業者側は、この利用方法が正規の利用か不正利用かを見分けづらく、検知や防止が困難である。」とあります。


         クラウド・コンピューティングの活用を検討するケースが今後増えると予想されます。各企業さんが活用するにあたりルールづくりが重要となります。

        サムスンの人材育成

        2010/07/28

        bajyou2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・馬上です。

         

         最近、池上 彰さんがよくテレビに出ています。池上さんといえば元NHKのキャスターで、「週刊こどもニュース」のお父さん役で広く知られるようになりました。

         

         先日もある番組で、韓国のサムスン電子の話をしていました。サムスンといえばご存知のとおり韓国最大手の家電・電子製品メーカーで、営業利益が8,736億円、日本の大手電機メーカー9社の合計が8,649億円だそうですから、その規模の大きさがわかります。また、アメリカのテレビのシェアは、4年連続第1位だそうです。

         

         サムスンの話の中で興味深かったのは同社の人材育成の話で、グローバル企業を目指す同社は、入社の条件としてTOEIC730点以上、課長に昇進するには920点以上取らなければならないそうで、今後は、会議も英語でするということです。その他、朝7時には出社、午後4時には退社し、退社後は英語等、自分の勉強の時間にあてるよう従業員に指導しているそうです。

         

         「企業は人なり」というように、中小企業にとっても人材育成は重要です。何も、サムスンのまねをする必要はありませんが、当センターでも中小企業の人材育成を支援するため、各種セミナー・研修会を実施しています。

         

         英語といえば、実際には使われないThis is a pen(見りゃわかるだろう)から習った私などはとてもサムスンには入れませんが、何か自分を磨くための勉強を始める必要性を感じる今日この頃です。

        「○○の日」

        2010/07/26

        mikio2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北林です。


         結婚式場をもつ施設の方からお聞きした話では、今年の10月10日の結婚式の予約は相当早く入ったそうです。なぜなら、西暦では「10年10月10日」、しかも「大安」。数字の並び、お日柄から、一生の大切な記念日として、この日を選ばれたのでしょう。

         

         ところで、販売促進策で「○○の日」と銘打った事例は、枚挙にいとまがありません。10月10日だけでも、様々な日が設定されていることがわかりました。中には、地元広島の企業が、お好み焼きが焼ける音(ジュージュー)などから、「お好み焼きの日」を設定していました。

         

         また、本日は土用の丑の日。この日にウナギを食べる習慣については、販売不振のウナギ屋から相談を受けた平賀源内の発案がもとになったという説があることは、皆様ご存知のとおりです。ささやかなことでも「○○の日」とすることで、思わぬ販促効果があるかも知れません。

         

         そこで、私も超先取りで「○○の日」となる候補日を考えてみました。その日は、来年の西暦「11年11月11日」、さらに「先勝」です。「何事も1番に勝つ」という勝負事に良い日として、何か設定できないでしょうか。・・・・・・私が思いつくぐらいですから、すでにきっとあるでしょう。・・・・・・

        デザインレビュー(DR)

        2010/07/23

        kubo3.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクトマネージャー・久保です。

         

         モノづくりに関連のある読者は、デザインレビュー(DR)という言葉を聞いたことがあるともいます。今回はこのデザインレビュー(DR)についてです。


         売れる商品であるためにはいろいろな条件を満たしている必要があります。たとえばデザインが良いこと、機能・性能が優れていること、品質が良いこと(壊れにくい、整備しやすい、作りやすい)、儲かること、タイムリーに市場に供給できること、更に関連法規に違反していないこと等々です。


         これらは企画、スタイリング、設計、試作、量産準備、製造等の開発の一連の工程の中で目標が決められ、作り込まれてゆくものですが、同時に各工程の節目で次の工程に移る前にこれらの条件が計画通りにバランスよく満たされているか、あるいは知らぬ間に変更がなされたりしていないか等、棚卸して確認する必要があります。この活動がデザインレビュー(DR)と呼ばれるものです。


         大企業ではそれぞれの部門に責任者やエキスパートがいるのでこのメンバーでデザインレビューを実施することができますが、人的資源に制約のある中小企業では社内にすべての人材を求めることができず、必要なことは分かっていてもなかなか実施できないという場合も多いことでしょう。


         このような場合は、工業技術センターや公的支援機関等が行っているアドバイザーによる無料の技術指導制度を活用することを考えられてはどうでしょうか。


         「三人寄れば文殊の知恵」ではありませんが、フレッシュな目で見直すと、今まで気がつかなかった隠れた問題が浮き彫りにされるということは往々にしてあるものです。

        信用補完制度の概要

        2010/07/22

        saiki.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」副所長の佐伯です。


         今回からは、信用保証制度の利用に際し、これまで私が経験してきたことを交えながら、できるだけ分かりやすく説明したいと思います。


         以前、私が融資の担当をしていた頃の話です。


         資金繰りに困られた中小企業の社長さんから、「何とか市の融資制度を利用したいのだが、相談に行った金融機関からは、保証協会の保証が得られることが条件であると言われた」というものでした。社長さんから、現時点での借り入れ状況や経営の状況をお聞きするとかなり厳しいものでした。ただ、よくよく話を聞いてみると、保証協会の利用は過去にありましたが、金融機関への支払遅延もなく終了していること(だから簡単に保証承諾してもらえると考えられていたようですが・・)、今後の受注状況には好転の兆しがあること、何より社長さん自身が、どんなこと(犯罪は含みませんので誤解のないように)をしてでも会社を立て直したいという強い意思を持っておられたことなど、担当者のカンというのでしょうか、まだ何とかなるかも知れないと感じたのです。


         社長さんに保証協会に相談する際の助言として、例えば受注状況を説明する場合には、契約済み、確実と思われるもの(根拠が必要)、五分五分のもの、商談に入ったばかりのもの、といったランク分けを行い、ちゃんと数字的に説明できるようにすること、またこうした実態を踏まえた現実的な返済計画、今後の経営計画など、客観的なデータなどで明確に説明できるようにすること、などをアドバイスしました。その社長さんは、寝る暇も惜しんで計画書を作成され、相談に行かれたそうです。結果は、減額保証で話がまとまったとのことでした。


         みなさん、どうですか。この事例は、社長は日頃から資金繰りなど、経営の責任者として自社の経営状況を把握しておくことがいかに重要であるか、また、保証協会にも保証審査というものがあり、簡単に保証をしてもらえるわけではない、ということを物語っているように思えます。


         さて、次回は、保証が受けられない場合には、どのようなケースがあるのかについて、お話をしてみたいと思います。

        整理整頓について

        2010/07/15

        nakamiya.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・中宮です。


         皆様は、整理整頓は得意ですか。


         5S(ごえす)(整理、整頓、清潔、清掃、躾の頭文字)の徹底ということを良く耳にしますが、5Sは職場環境の美化、従業員のモラル向上に効果的で、業務の効率化につながるといわれています。5Sの取り組み方もさまざまだと思いますが、一番取り組みやすいのは、自分の机の周りの整理整頓ではないでしょうか。


         私は以前、書類をどこに片付けたのか忘れてしまい、探しまわることがよくありました。書類を探すという行為は、時間の浪費であり、業務の効率を低下させるものです。そこで私は、決まった場所に決まったものを置く、一目見て何が置いてあるかわかるようにする、不必要なものは置かないという「定置化」の方法を行いました。最初は、定置化を徹底するため、机の引き出しの中に5mmくらいのスポンジを敷き、引き出しの中に入れるものの形にスポンジを切り抜いて(例えばホッチキスであればホッチキスの形にスポンジを切り抜いて)、そこにはそれ以外のものは置かないようにしました。また、机の上にも、置くべき場所に、置くべきものの名前のシールを貼り、シール以外の場所には置かないようにしていました。


         慣れない間は、面倒だと思うこともありましたが、慣れてしまうと、「物を探す」という行為がなくなり、無駄な時間が減ったような気がします。
        整理整頓の方法は人それぞれ違うと思いますが、業務の効率化は身の回りの整理整頓からです。きれいな職場で効率よく仕事をしましょう。

        環境への取り組み! 地産地消への動き その1

        2010/07/14

        mennde2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

         

         最近また玄米を食し始めました。圧力鍋のお陰です。白米も美味しいのですが、玄米の歯ごたえにはかないません。冷えた時に食しても美味しいのです。玄米には、植物繊維が豊富にあるだけではありません。ビタミンEやB1、ミネラルと人間に必要な栄養素がたくさん含まれています。玄米主体の生活をすれば、メタボや他の成人病もその多くが駆逐されるのではないかと思えてしまいます。

         

         今や北海道から沖縄まで、お米は全国津々浦々で収穫できるようになりました。化石燃料を使い、小麦粉や肉類を遠くから運んで来るのもいいのですが、近くでできるお米を最大限に活用するのもよいのではないでしょうか。

         

         さて何が言いたいかといいますと地産地消です。生活必需品の食糧や木材、そしてエネルギーの多くを、地域ごとに取得できる社会が求められる時代になって来ました。

         

         それは環境にやさしい社会生活の第一歩になります。たとえば、玄米を主食にし、瀬戸内海の魚を副食にする。そうすると、私達は周りの環境にもっと気を配っていくようになります。もし自分達の食卓に上がってくる食物が地産となれば、それらがどのように生産され運ばれてくるかに、無関心ではいられなくなるからです。

         

         そしてそのような取組の中から、おいしい水、フレッシュな空気、安心・安全な食物、心安らぐ生活空間が産み出されてくるとともに、地域産業の活性化が図られてくると思うのですがいかがでしょうか。

        「限定」という妖しい言葉

        2010/07/12

        mikio2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北林です。

         

         先日、9月1日に廃止される旧広島市民球場の8月分の利用受付の抽選に行きました。新聞報道によると、120人が集まり、最高倍率は39倍であったとのこと。私は、34倍の抽選に挑みましたが、外れました。


         抽選会場は、少年野球チームの子ども、若者、年配者など多くの利用希望者、そして報道機関のカメラや記者たちでいっぱいでした。最後の利用機会ということで、まるで「限定された最後の商品・サービス」みたいなものだなぁと思いました。

         

         ところで、限定した商品の販売方法としては、期間、数量、地域、チャネルなどで区切るやり方があります。かつて私は、東京限定のお菓子を買ってきて、家にそのままにしていたら、数か月後には広島でも販売され、人に話題提供する機会を失ってしまったということがありました。


         「限定」という言葉は、「今、買わないと、もう手に入らないかもしれない」という、あとで後悔したくない微妙な心理をくすぐる妖しい響きがあるように思えます。そして、この限定品を持つことに満足し、また自慢したいという気持ちをもたらします(私のように、その機会を失っては意味がありませんが)。


         消費者が限定商品を購入するか否かは、消費者特性と商品特性が絡み合って影響するのでしょうが、商品価値の高いものであれば、購入の可能性も高くなるのではないでしょうか。

         

         当センターでは、「限定商品販売戦略」に限定せず、マーケティング活動をはじめ様々な経営上のご相談に応じて、助言を行っています。是非、ご利用ください。

         

         

        120.jpg                         (旧広島市民球場前にて撮影)

        営業には要点を捉えたプレゼンが不可欠

        2010/07/09

        tsunemoto2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の常本☆康之です。

         

         先日、中小企業の販路開拓の支援先を決める審査会を見学した時に、応募された中小企業の方の様子を見ていて思ったことをお伝えします。


         その審査会は、プレゼンが約10分、その後質疑応答という形式でした。まず、プレゼンでは、自社商品の説明がメインになるのですが、「商品の概要説明」「他社との相違点・工夫」「売り込む販路の状況」「販売目標」「今後の販路計画」を簡潔に整理したうえで説明した中小企業のプレゼンは、すっきりとしていて内容もよく分りました。しかし、商品へのこだわりのみを説明し、「誰に対して、どのような方法で売っていく計画なのか」という話に裏付けがなく、感覚的な根拠で販路開拓計画を立てている中小企業のプレゼンは、良い点も聴き手側に伝わらないまま、計画の熟度も低いという判断がなされてしまったのではないかと感じました。


         要点を捉えた理解しやすいプレゼンには、事前準備が必要です。何を準備すればいいのか分らないという人でも、例えば、自分が理解できない事柄について、自分はどう聞いたら理解できるのかということを考え、その考えを形にすればよいのです。


         せっかく、良い商品を開発されても、その良さなどが伝わるようなプレゼンをしないと結局、販路の開拓に結びつかず、結果として売上が思ったほど上がらないということになるのです。


         僅かな時間の中で、自分たちの想いや計画を正確に伝えることに本気で取り組んでみませんか。

        ちょっとお得なパソコン活用術

        2010/07/08

        kobayashi2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。


         今回はパソコントラブルの解決事例についてご紹介します。

         

         先日、知人から「パソコン(デスクトップ型)の電源が突然きれる」との相談がありました。


         経験上、パソコンの電源が突然切れる場合は、CPUの熱暴走が原因であることが多いです。見たところ、パソコンの周りに本などが山のように積まれていることもなく、外部環境が要因ではないようです。


         ということは、内部環境に問題があることが想定されるため、パソコンをバラして、熱暴走の原因を探ってみることにしました。


         使い始めて5年以上経過しているパソコンとのこと。おそらくはCPUの冷却ファン周りに埃が詰まっているのだろうと見当を付けていたのですが・・・


         結果は、予想通り。CPUの冷却用フィンに埃が詰まって、ファンの風が通らない状況となっていました。これを取り除いて、現在は快調に動作しています。


         長期間使っているパソコンは、ちゃんとメンテナンスしてあげる必要があるんですね。


         今回は、知人のパソコンでしたので私が自己責任で修理しましたが、職場で同じような症状がある場合は、専門の方にお願いして修理してもらいましょう。

        中小企業憲章が定められました

        2010/07/07

        fujita3.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センター所長の藤田です。

         

         意欲ある中小企業が新たな展望を切り拓けるよう、中小企業政策の基本的考え方と方針を明らかにした「中小企業憲章」が平成22年6月18日(金)に閣議決定されました。


         
         この憲章は、「中小企業は、経済を牽引する力であり、社会の主役である」と位置づけ、「中小企業がその力と才能を発揮することが、疲弊する地方経済を活気づけ、同時にアジアなどの新興国の成長をも取り込み日本の新しい未来を切り拓く上で不可欠」であるとし、そのために、「政府が中核となり、どんな問題も中小企業の立場で考えていく」ことで、「中小企業が光り輝き、もって、安定的で活力ある経済と豊な国民生活が実現する」ことを目的に定められたものです。

         

         上記の目的を達成するための具体的方策として次のような取組を進めるとしています。


        ・ものづくり分野を始めとする技術開発等への支援、業種間での連携・共同化の推進及び支援人材の育成・増強等による支援体制の充実。


        ・魅力ある中小企業への就業や起業の促進及び女性、高齢者や障害者を含め働く人々にとって質の高い職場環境を目指す。


        ・起業・新分野進出時の障壁を取り除き、医療、一次産業関連分野や情報関連分野などにおいて積極的な事業展開ができるよう制度改革に取り組むとともに、先進的な起業環境を目指す。


        ・経営革新や技術開発などを促す政策金融や起業、転業、新事業展開などのための資金供給の充実。


        ・中小企業が、商店街等と連携して行うものを含め、高齢化、環境問題等の地域や社会が抱える課題を解決しようとする活動を支援。


        ・関係省庁が、総合的な中小企業施策を進めるとともに中小企業の声を広く聴き政策を進める。

         

         結びとして、「起業、挑戦意欲、創意工夫の積み重ねが一層活発になるような社会への変革なくしては、この国の将来は危うい。変革の担い手としての中小企業への大いなる期待、そして、中小企業が果敢に挑戦できるような経済社会への実現に向けての決意を政府として宣言する」と結ばれています。

         

         私ども広島市中小企業支援センターとしても、これまで以上に、皆様方のお役に立つよう努力して参りますので、引き続きご利用とご支援をお願い申し上げます。

        産業数学(マス・フォア・インダストリ:Math-for-Industry)

        2010/07/06

        hamada2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの浜田文男です。


         最近、『産業数学:Mathematics-for-Industry』が話題になっているようです。ある新聞に面白い記事がありました。"数学を産業に生かすべき時だ"という記事です。下記のような事例が挙げられています。


        (1)美肌づくりに数学を使う。興味深い共同研究が資生堂と金沢大学の間で進行中。透明感があってハリのある肌の決め手は、皮膚のいちばん外側で体を覆う角質層にある。角質層は常にはがれ落ちているが、後から後からつくられ再生する。この再生の仕組みを、スキンケアの専門家集団と数学者が手を組んで理論的に解き明かそうとしている。「10個ほどの微分方程式を使う。加齢やアレルギーで角質層が再生しにくい人に適した化粧品の開発につながるはずだ」と金沢大学の長山雅春教授は話す。


        (2)九州大学では4年前から、博士課程の学生を3か月以上の長期にわたり企業にインターンシップで派遣する試みを始めた。インターンシップの学生が、マツダの研究者と協力してエンジンの震動を詳しく調べるソフトウエアを書き上げた。その結果、これまで海外の専門企業に委託してきた振動解析が不要になっただけでなく、より詳しいデータが得られるようになった。


        (3)「製造現場で起きる現象の本質をつかむのに数学は不可欠な道具だ」と話すのは、新日本製鉄の吉江淳彦・技術開発企画部長。同社は、直接目視できない高炉内の様子を知るのに数学を駆使した手法を使う。


         私自身の経験ではオンラインシステムの処理能力計算に「待ち合わせの理論」を活用していました。ある仮定のもとで成り立つ理論ですので前提条件は明確にしておくことが必要です。このように企業のみなさんの業務で数学を活用できるコトはたくさんあるように思います。今後の『産業数学(マス・フォア・インダストリ:Math-for-Industry)』の動向に注目したいと思います。

        自分の感性を磨く努力を始めてみませんか。

        2010/07/05

        shimonawa.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下縄です。

         

         6月27日(日)に開催された創業支援セミナー「創業アクションの第一歩!事業プランの作り方」を聴講しました。

         講師は当支援センターの登録専門家の西原 裕先生で、具体的な企業の事例を交えながら、創業の基本をわかりやすく説明するとともに、企業が存続していくためには、経営環境の変化へ的確に適応していかなければならないこと。そのためには、何より感性を磨くことが重要であり、アンテナを張り巡らし、情報収集に努め、顧客ターゲットのライフスタイルやその動向を把握することにより、ターゲットが何を望み、どういった憧れを持っているかを知ることができてこそ、経営環境の変化に即した販売促進策の実施が可能になると指導されておられました。すなわち、日々の感性を磨く努力なしには、何事も成し得ないこということです。
         経営者やこれから創業を目指す方も、今日からでも遅くありません!自分の感性を磨く努力を始めてみませんか。

         

         創業に関する様々な問題や課題について、ご気軽に創業支援担当・下縄までご連絡ください。

        信用補完制度の概要説明2

        2010/07/02

        saiki.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」副所長の佐伯です。

         

         前回は信用保証協会が中小企業の借入時に担保や連帯保証人の代わりに融資債務の保証を金融機関に行い、中小企業が倒産等で融資の返済ができなくなった場合に信用保証協会は倒産した中小企業の代わりに金融機関に返済できなくなった借入金額を返済する(これを代位弁済と言います)ということをお話ししましたが、このまま信用保証協会が代位弁済をし続ければ、いずれ信用保証協会も保証のための財源がなくなってしまいます。

         

          信用保証協会の財務基盤は、信用保証料と国、県、市の出捐金(しゅつえんきん)や、金融機関の負担金などで構成されていますが、これだけではとても代位弁済の財源を賄い続けることはできません。


         そこで登場するのが、信用補完制度のもう一つの柱である保険という制度です。


         皆さんも万一の場合に備え、自動車や家などに損害保険を掛けられていると思いますが、この場合も同じで、信用保証協会は代位弁済に備え、保険料を支払って保険に入っているのです。

         

         どうですか、私たちの日常生活におけるリスク回避の仕組みと同じような仕組みで信用保証制度が支えられているのが分かりますね。


         ちなみに、この保険制度は、かつては信用保険公庫という独立した組織が担っていたのですが、組織統合等を経て、現在では日本政策金融公庫の保険部門がその役割を担っています。なお、保険の填補率(代位弁済額に対し保険で賄う割合のことです)は100%ではなく、通常、70%~80%程度となっています。


         ええ!では残りの20%~30%を信用保証協会が負担するの?全額負担ではないにしろ、大丈夫かな・・と思われる方もいらっしゃると思います。でも、大丈夫です。国や地元自治体などが応援しているため、信用保証協会の実質的な負担はずいぶんと少なくなっているのです。皆でこうした仕組みを守っているのですね。さて、次回からは、皆さんと関わりの深い信用保証制度について、少し詳しくお話していきたいと思います。


        ※信用保証協会は、中小企業からの回収金を日本政策金融公庫や応援してくれた自治体に返納します。

        もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

        2010/07/01

        bajyou2.jpg   おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・馬上です。

         

         よく売れているみたいです。村上春樹の「1Q84」ほどではないにしろ、私が買った書店でもビジネス書(?)部門で19週連続トップ10入りと書いてありました。

         

         これだけ売れているのですから読まれた方もたくさんいらっしゃると思いますが、内容は、ひょんなことから野球部のマネージャーになった女子高校生が、部活のマネージャーの仕事を勉強しょうと本屋でマネージャーに関する本を探していたら店員からドラッカーの「マネジメント」を薦められ、訳のわからぬままその本のとおりに野球部という組織をマネジメントし、万年予選落ちの弱小野球部が甲子園の土を踏むという物語です。

         

         ドラッカーといえば、言わずと知れた経営の神様ピーター・ドラッカーのことで、著書の「マネジメント」は経営者のバイブルと呼ばれています。恥ずかしながら、私はまだ「マネジメント」を読んでいないのですが、この「もしドラ」の中で、マネージャーとしての資質は才能ではなく「真摯さ」であると引用されていました。

         

         当センターにも、この本の表紙のような美少女ではありませんが、何事にも「真摯」に取り組む優秀なマネージャーがいます。経営や技術関係でお困りのことがございましたら、遠慮なくお問い合わせください。

         

        220701.jpg

        「ズームインとズームアウト」

        2010/06/28

        kubo3.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクトマネージャー・久保です。

         

         「ズームイン」と「ズームアウト」という言葉を耳にしたことがある読者もおられると思います。
         「ズームイン」とはカメラのズームレンズで画像を徐々に近付けて拡大すること。
         「ズームアウト」はその逆で画像を縮小しより広い範囲をみることです。
        と言っても映画のお話をするわけではありません。


         今日は、商品開発等のプロジェクトを運営する上ではこの「ズームイン、ズームアウト」の視点が大切だというお話です。
         6月号では商品開発プロジェクトの総合リーダーの資質についてお話をしましたが、プロジェクトを実際に運営する上で忘れてはならない重要なことの一つがこの「ズームイン」と「ズームアウト」です。
         目の前の課題や問題を解決するときには状況を仔細にわたって観察し適切な判断を下す必要がありますが、だからと言ってあまり細部にこだわりすぎると全体を見誤ることもあります。
         時には一歩引いて全体を見てみることも必要です。
         開発をスタートさせる前にマスタープランを作ることの重要性については、以前にも触れましたが、このマスタープランをファイルにしてしまい込んでいたのでは意味がありません。
         マスタープランは壁に貼り出していつでも確認できるようにしてください。
         そして直面する課題の詳細を検討する時には、同時にその課題が全体のプロセスの中でどのような位置付けにあるのかを確認しながら、個々の問題に広い視点から対処するように、日頃から習慣づけてください。
         プロジェクトを運営してゆく上で必要なテクニックの一つです。

         ぜひ「ズームイン、ズームアウト」の視点を身に付けてください。

        団体競技と会社経営

        2010/06/25

        nakamiya.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・中宮です。

         

         梅雨に入り、ジメジメした天気が続いていますが、皆様は何かスポーツをされていらっしゃいますか。私は、地域のソフトボールチームに所属し、時間があれば、チームのメンバーと汗を流しています。汗を流すことは、日ごろのストレス発散に非常に効果的で、よい気分転換になっています。


         ところで、団体競技における強いチームづくりと強い会社づくりには、共通点が多いと思います。団体競技においては、チーム内の連携が非常に重要になってきます。会社経営においても同様に、ひとつの事業を行うためには、各セクションのメンバーが連携して行う必要があります。経理、人事部門などの内部管理部門については、後回しにされがちですが、会社経営の基礎となる部分ですから、おろそかにせず、一体となって事業を行う必要があります。また、個人のスキルアップの重要性はいうまでもありません。


         スポーツは、ストレス発散に効果的で、仕事をするにもいい影響があります。皆様もスポーツを通して、会社内の連携の重要性について考えてみる機会を持たれてはいかがでしょうか。

        環境への取り組み! 改正省エネ法について その3

        2010/06/23

        mennde3.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

         

         今回の改正省エネ法では、事業者単位になり、原油換算で年間エネルギー使用量が1,500KL以上の事業者は、所有する小さな事業所・営業所までエネルギー使用量を計測・記録しないといけなくなりました。

         また原油換算で、毎年1%以上のエネルギー消費量の削減を、経営陣が直接関与して、推進していくことが求められることになりました。これは思った以上に大変です。

         

         しかし、もっと大変なのは、東京都の「目標設定型排出取引」です。改正省エネ法では、毎年1%以上の削減が求められますが、努力目標です。

         一方東京都の場合は、5年間で6~8%の二酸化炭素排出削減が義務づけられます。それができなかった場合には、罰則が科せられます。


        (1)罰金 上限50万円 
        (2)未達義務不足分の1.3倍に当たる量の削減に対し、達成できなかった不足分   
          の費用支払い。-東京都が未達分排出枠を調達しその費用を請求
        (3)違反事実の公表

         

         この制度は、世界でも例を見ない、先進的な業務部門の二酸化炭素削減政策といわれています。これらの動きが、2~3年以内に全国の自治体に波及していくことが、予測されます。

         

         この東京都の先進的な実施のために、東京都では、関連する環境関係のビジネスが一気に動き始めています。

         私達は、東京都の動きをしっかり見つめながら、将来のビジネスの行方を予測し、準備を怠らないことが大切なのではないかと思います。

        ちょっとお得なパソコン活用術

        2010/06/22

        kobayashi2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。

         

         私は、当財団のICT担当と言われている(自称?)こともあり、今回もパソコンの便利な使い方についてご紹介します。

         

         皆さんは、エクセルで隣接していない複数のセルの書式を同じように変更したいとき、どのように操作していますか?
         まず1つ目のセルを選択して、書式変更。次のセルを選択して書式変更、次のセルを・・・なんて作業をして、面倒だなと思ったことはありませんか?
         実は、エクセルには便利な機能があります。F4キーを押すと、直前に操作したことを繰り返すことができるのです。
         先ほどの例でいけば、1つ目のセルを選択して書式変更。ここまでは同じです。次のセルからは、セルを選択してF4キー、セルを選択してF4キー・・・これだけでOKです。
         この操作はワードでも活用できます。見出し行だけゴシックにしたい場合など、最初の行をゴシックに変更してやれば、それ以降は行を選択してF4キーでOKです。
         パソコンで事務作業を行う場合には、同じ操作を繰り返す場面が多々あります。これで面倒な作業もグ~ンと効率アップですよ。

        販路開拓や新商品開発は、「発想の転換」が必須です。

        2010/06/21

        tsunemoto2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の常本☆康之です。

         

         今回は、「発想の転換」が必須であるということについて、私自身の考えを述べます。
         さて、販路開拓や新商品開発を考えるとき経営者の皆さんは、どういう発想で商品を作り販売を考えられるでしょうか。
         通常は、自社で製造している商品の分野で新商品を作り、営業をされると思います。しかし、設備投資などのお金をかけずに、更なる販路開拓を考えたときや、同業他社との差別化を図る時には、独自の商品、すなわち発想の転換が必要になってきます。
         日配品を例に考えると、昨今の食べるラー油ブームが正にそれで、本来の製品に少しの変化を加えるだけで、売れ行きが大幅に伸びる現象が起きています。通常、食卓にあるラー油は、購入してから無くなるまで数か月~1年位かかると思います。しかし、食べるラー油はそのおいしさも手伝ってか購入後、1~2週間もすればなくなるのです。単純に考えてもその売り上げが数倍になることが予想できます。
         また、スーパーなどで商品を販売している場合で、自社商品の陳列場所拡大を考える時も、発想の転換は重要です。例としては、私が先日スーパーで発見したもので、「納豆用ふりかけ」というものが販売されていました。これは、納豆を食べるときに必要となるゴマやきざみ海苔、きざみねぎをふりかけの状態にしているものですが、その商品が陳列されていたのは、納豆や豆腐を販売している売り場でした。
         スーパーの販売戦略として、消費者のついで買いを狙ったものとも考えられますが、ふりかけ売り場と違い、同業他社はまだなく1企業の独占販売となっているのです。
         これが将来的に、食べるラー油ほど売れるものなのかどうかは分かりませんが、自社商品を陳列してもらえる棚が増えたことによる単純な売り上げ増があるものと推測できます。
         皆さんも自社商品の販路開拓や新商品開発で、従来の発想とは違う「発想の転換」をしてみてはいかがでしょうか。

        「価格づけの理論」

        2010/06/18

        mikio2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北林です。

         

         地元、広島東洋カープは、現在3連勝中ではありますが、勝ち星より負け数が先行し、低迷しています。私は今シーズン、マツダスタジアムに4回行き、1勝3敗です。終盤での逆転勝ちもあれば、0対8の大敗もありました。勝てばなんとも思わないのですが、惨敗した時には、「高いチケット代だったなぁ」とつい思ってしまいます。

         

         ところで、チケット代のような商品やサービスの価格設定は利益に直結するため、マーケティングの意思決定の中で重要な要素です。設定方法については、理論的には①「コストに基づく価格設定」、②「需要に基づく価格設定」、③「競争に基づく価格設定」があります。

         

        ①「コストに基づく価格設定」
          コストに、適正と思われる利益を上乗せして価格を決定する方法です。企業側の都合に基づくものと言えます。


        ②「需要に基づく価格設定」
          商品、サービス等の持つ魅力を基準に価格を決定する方法です。お客様にとっての価値が基準になっていると言えます。


        ③「競争に基づく価格設定」
          同種の商品、サービス等の価格を基準にして設定する方法です。競合関係に基づくものと言えます。

         

         カープが負けた時に、チケット代に思い至ったのは、このうち「需要に基づく価格設定」に見合う「ワクワク感」「ドキドキ感」をその試合に感じることができなかったからなのでしょう。

        企業が成長し続けるキーワードについて

        2010/06/17

        shimonawa.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下縄です。

         

         企業の診断・指導を通じて感じることは、成長し続けている企業のトップの多くは、現状に満足することなく、次はどのような商品・サービスを顧客に提供していくのかについて、検討を重ね、商品化に向けて日々努力されているということです。

         当然、新商品等は社会・経済情勢の変化に適応したものでなければならないことから、本当にこれでいいのかという自問自答を繰り返しておられます。そこからは、いつも他人より一歩先を読み、行動するといった経営姿勢が読み取れます。
         創業を考えていらっしゃる皆様にも、こうした経営姿勢を見習い、競合他店に比べ自店のセールスポイントは何で、厳しい競争を勝ち抜いていけるだけの優位性があるかについて検討し、創業を行うかどうか判断することが重要となります。

         

         創業に関する様々な問題や課題について、ご気軽に創業支援担当・下縄までご連絡ください。

        ビジネスアナルシス(Business Analysis)

        2010/06/16

        hamada2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの浜田文男です。

         

         先日、『ビジネスアナルシス』をキーワードとするセミナーを受講しました。

         そこで感じたことは、「ビジネスアナルシスを具体的に実行するBA(Business Analyst以下同じ)は、中小企業支援センターというポジションにいる人が相応しいのではないか」ということです。そこで、BAに関する情報を調べていたら興味ある記事に出会いました。


        『ビジネスアナリシスは,ベンダーやコンサルティング会社の仕事ではない』

         

        ・BAとはビジネス上の問題を解決し,組織に価値をもたらす人のこと

        ・BAは企業の中で雇うか,育てるしかない。なぜなら,BAは「企業全体の価値」を考えなければならないからだ。これができるのは企業内の人間だけ。コンサルティング会社のコンサルタントなど,外部の人間にはできない。

        ・BAはプロジェクトを立ち上げるかどうかの判断材料を「ビジネスケース」としてまとめる。実際にプロジェクトが始まれば,BAは要求定義や要求仕様書の作成などの作業を行うが,プロジェクトが終わってもBAの仕事は終わらない。BAはプロジェクト終了後も,ソリューションがビジネス環境でちゃんと成果を出しているかどうかを検証する必要がある。さらに,BAは企業のプロセス改善にもかかわる。

        ・BAに必要なスキルは、コミュニケーション能力と分析能力である。
         
         情報システム部門を持つ企業は、情報システム部門内でBA人材を育成することを考えるべきでしょう。しかし、そうではない中小企業さんにとっては、まず第一歩として中小企業支援センターの支援策を活用することを考えて頂きたいと思います。次に、その活用の中で育成の道を探っていかれたらどうでしょうか。費用面での効果もあると思います。

        町工場職人の職人魂

        2010/06/11

        bajyou2.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・馬上です。

         

         日本の「ものづくり」を支えているのが、全国の中小製造業、いわゆる「町工場」の皆さんです。東京の大田区やご当地広島も自動車関連町工場の集積地として有名で、中には、オンリーワンの技術で世界のトップシェアを誇っている町工場もあります。

         

         先日、報道番組で、大阪の有名家電メーカーの企業城下町にある町工場数社が補助金をもらって、共同でEV自動車を開発するまでの奮闘記を放送していました。

         まずは、外観のデザインから入り、設計図も無しに板金加工と、町工場職人の匠の技を駆使して行っていましたが、何せ、自動車メーカーの下請けではないため、微妙なRを出すのにも大変苦労していました。

         また、予算に制約があるため内装は知り合いの業者に無償でお願いしたり、車内の照明器具にスイッチを入れると電圧が高すぎて煙が出たりと悪戦苦闘の末、何とか期限内に完成させ無事補助金ももらえました。

         

         代表企業の社長さんが、こんな時代だからこそ、町工場を元気にしたいと言っていましたが、まさに、町工場職人の職人魂を見せつけられた感じで感動してしまいました。これからも、ものづくりの担い手である町工場を応援していきたいと思います。

        燃料電池自動車に試乗しました ホンダ "クラリティ"

        2010/06/10

        96.jpg おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センター所長の藤田です。

          

         6月8日に当財団とひろしま産業振興機構が共催して燃料電池自動車の展示・試乗会が広島市工業技術センターで開催され、ホンダ"クラリティ"がやってきました。

        2206101.jpg 

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

            燃料電池自動車 ホンダ "クラリティ"

         

         燃料電池自動車は、水素と空気中の酸素の反応により発生した電気エネルギーを動力源とし、モーターを駆動して走ります。

         従来のガソリン車やディーゼル車と違い、走行中は有害な排気ガスを出しません。また、ガソリン車等と比べて高いエネルギー効率が期待できるため、次世代低公害車の本命と目されています。

        2206102.jpg                        ボンネット内(駆動モーター)      

         

          私も試乗しました。普通にキーを回して、PowerStartスイッチを入れると、空気中の酸素を取り込む「ウィーン」という音がしますが、エンジン車のような排気音や振動は当然のことながら皆無です。ハンドル横の非常にコンパクトなシフトレバー(?)をドライブに入れ、ブレーキを離すと滑らかに動き始めます。

         

        2206103.jpg

                 ボンネットを開けたり、排水管(水しか出ない!)を見たりと参加者の関心も高い 

         

         アクセルを踏むと驚くほどスムーズに加速していきます。エンジン音や排気音がないので非常に快適な加速フィールです。やや強めにアクセルを踏むと、ダイ  レクトかつトルクフルに加速し、同乗者一同「凄い加速」と驚きました。

         

         

        2206104.jpg

                            運転席まわりは、普通の乗用車感覚です。 

         

         試乗コースが余りに短いので、文字どおり「あっという間」の試乗でしたが、燃料電池自動車(電気自動車)の将来性を感じるには十分でした。

         

         会場にはマツダの水素ロータリー車(プレマシーハイドロジェンREハイブリッド)も展示され、こちらのほうも人気を集めていました。

         

         

        2206105.jpg                 マツダ "プレマシーハイドロジェンREハイブリッド"      

         

         プレマシーハイドロジェンREハイブリッドは、マツダ独自のロータリーエンジン(RE)を水素で動かして発電し、その電気でモーターを駆動して走ります。クラリティの燃料電池がREに相当するものです。

         

         

          2206106.jpg                                                       水素 RE 

         

          水素REは、ガソリンエンジンの生産設備や部品を利用できるの低コストで製造することができるメリットがあるほか、水素のないところではガソリンでも走ることができます。

         水素REは、低炭素社会の実現に貢献する"広島発の技術"として実用化が大いに期待されています。

        「モノづくり事はじめ‐20」

        2010/06/09

        kubo3.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクトマネージャー・久保です。

         

         今回は、これまで解説してきたモノづくりのプロセスを、実際に運営する総合リーダーの在り方についてです。中小企業では、社長さん自らがモノづくりチームのリーダー役をしておられる例も多いと思います。

         

         どんなに素晴らしい商品コンセプトを作り、開発チームを編成し、又十分に吟味されたマスター・スケジュールを作っても実際の業務をすすめてゆくうえでは、さまざまな問題が生じてきます。性能、コスト、重量等の目標が達成できない、関連の法基準に適合しないかもしれない、スケジュールに間に合わない等々、プロジェクトの存続そのものにかかわりかねないものも含め、ありとあらゆる問題が時を問わず生じてきます。


         これらの問題をその発生段階のできるだけ早い時点で発見し、本来の正常な状況に戻す活動は、最終的にはリーダーとチームメンバーの緊密なチームワークがないと乗り越えられないものがほとんどです。『君はやる人、僕はやらせる人』では部下は付いてきません。


         いざという時に、知恵が出せ、決断でき、個々のメンバーの力を一つにまとめられるリーダーにこそ部下は付いてくるのです。「頼もしいリーダーのチェックリスト」を下に示しておきます。「月並みなことを・・・!」と思われるでしょうが、その月並みなことを実行するのがいかに難しいことか、賢明な読者の皆さんには思い当たることと思います。

         

        「頼もしいリーダーのチェックリスト」
        1.健康で、明るく快活である。
        2.業務に必要な知識、経験がある。
        3.判断力、決断力がある。
        4.指示が明快である。
        5.冷静であり、感情的でない。
        6.思考が柔軟で、臨機応変に対応できる。
        7.有事に逃げ出さない、責任逃れをしない。
        8.口先だけでなく、率先垂範で行動する。
        9.部下の話をよく聞き、尊重する。
        10.部下の評価が公平である。

         

        (あとがき)
         これまで、モノづくりとは何かについて思いつくままにつづってきましたが、これは日頃の企業の皆さんとの接触において「モノづくりのプロセスが体系的に理解されていない」のでは・・・との印象を受けることが多々あることから「モノづくり事はじめ」として書き始めたのがきっかけです。今回で20回目を迎えますが、開発プロセスの全行程をひととおり見てきたことでもあり、今回でひとまずシリーズは終了とすることにしました。 長い間、ご愛読いただきありがとうございました。
         なお、今後も『モノづくり』の視点から、気のつくままに書いてゆこうと思いますのでよろしくお願いします。

        HiBiSでは各部会の参加者を募集しています!

        2010/06/03

        kishino2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。


         HiBiS(広島インターネットビジネスソサィエティ)では、只今、部会の参加者を募集しております。


         部会により活動内容は異なりますが、月1回程度、部会を開催し、各テーマについて調査・研究を行っています。


         部会への参加については、メンバー登録が必要となりますので、興味のある部会がありましたら、ぜひ参加してみてください。


        登録はこちらから
        参加メンバー

         

        平成22年度は以下の5部会です。


        1.クラウド・コンピューティング研究部会
        2.ビジネスモデル部会
        3.インターネットセキュリティ部会
        4.モバイルソリューション部会
        5.OSS(オープンソースソフトウェア)活用部会

        環境への取り組み! 改正省エネ法について その2

        2010/06/01

        mennde3.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

         

         改正省エネルギー法がこの4月から実際に運用が始まりましたが、その規制の対象になるエネルギーについて見てみたいと思います。以下のような法律の定義があります。


         「エネルギーとは、燃料並びに熱(燃料を熱源とする熱に代えて使用される熱であって政令で定めるものを除く、以下同じ。)及び電気(燃料を熱源とする熱を変換して得られる動力を変換して得られる電気に代えて使用される電気であって政令で定めるものを除く。以下同じ。)をいう」


         
         まずはこれを読み解かないといけません。そこで燃料と熱と電気を個々に見て行きましょう。

         

         1)燃料について:燃料としては、様々なものがあります。廃棄物由来のもの(下水汚泥ほか)とか、最近

                    はやりの木質ペレット燃料のようなものは対象にはなりません。化石燃料に由来するも

                    のであって、燃焼用として使用されるものになります。

         

         2)熱について :上記に示す燃料を熱源とする熱(蒸気、温水、冷水等)とあります。たとえば、太陽熱を

                    利用しようと政府は呼び掛けていますが、太陽熱は、もちろん今回の対象に含まれま

                    せん。

         

         3)電気について:上記に示す燃料を起源とする電気とあります。たとえば、風力発電とか太陽光発電は

                    電気を作りますが、対象にはなりません。

         

         上記のように、どのような燃料を使用しているのか、使用している熱・電気は何から作られているのかよく見ないといけません。そして、エネルギー使用量簡易換算表を使って、原油換算してエネルギー使用量を把握する必要があります。そういう若干込入った作業の中で、自分たちが使用しているエネルギーの由来について私達は学びとっていく必要が出てきました。大変といえば大変ですが、私達がどんな種類のエネルギーを使っているのかに関心が向くことは、エネルギーを大量に消費している私達にとって、燃料代とか電気代等を見直していくことになったり、新たなビジネスチャンスを見つけたりするいいキッカケになっていくのではないかとも思います。

        ちょっとお得なパソコン活用術

        2010/05/28

        kobayashi2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。

         


         私は、当財団のICT担当と言われている(自称?)こともあり、今回もパソコンの便利な使い方についてご紹介します。

         

         

         

         

         まずは、次の図を見てください。どちらが、立体的に見えますか?
        (どちらも、ワードのオートシェイプで作成した図です。Aはオートシェイプの標準機能である影効果を付けたもの。Bは周辺をぼかした影の画像を別に作って重ねています。)


        117.jpg 
         私は、断然Bの方です。


         私たちが普段、生活している場所には、様々なところから光がやってきているはずです。蛍光灯や窓からの太陽光、それらが壁へ反射した反射光などです。それらの総和として影ができているハズですから、はっきりとした影になる方が少ないのかもしれません。


         そこで、オートシェイプの影も周辺を少しぼかしてみると、あら不思議、立体的に見えます(私には)。こちらの方が、より自然に近いということなのでしょうか。
        ワードでチラシを作るときなどに活用されてみてはどうですか? 立体感アップですよ!

        「モノづくり事はじめ‐19」

        2010/05/27

        kubo3.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクト・マネージャー 久保です。

         

         この「モノづくり事はじめ」は、一昨年の12月に始まりその後シリーズとして継続し今回で19回目になりました。これまでに①発想→②設計→③図面化→④試作→⑤評価・検証→⑥改善→⑦生産→⑧販売→⑨アフターサービスの全プロセスの「⑦生産」までを「モノづくりの立場」から見てきたことになります。


         モノづくりの立場からは、工場から商品を送り出し、⑨のアフターサービスの段階で市場品質情報が得られれば「モノづくりの仕事は終わり、あとは販売部門の仕事」と思うかもしれませんが、決してそうではありません。次世代の商品を「発想」するためには、P-D-C-Aの輪を閉じてやる必要があります。


         商品導入時期には、開発した商品をお客様に正しく理解していただくために新商品発表会や展示会等のプロモーションイベントが実施されると思いますが、技術者自身も積極的にこれに参画し、開発のポイントは何か商品メリットは、競合商品に対しどういう点が優れているか等を開発者の立場から顧客に説明し理解を深めて頂いて一人でも多くのファンを獲得することが大切です。


         さらに、その商品がどのように顧客に評価されているか、また不幸にして購入に至らなかった場合はその商品のどういうところがお客様に気に入っていただけなかったのか、購入拒否の理由は何だったのかを冷静に客観的につかみ取ることが大切です。商品の好評点だけでなく、お客さまから寄せられるこれらの不評点は次期商品を企画するにあたって非常に貴重な情報です。"自分はひと様との付き合いが苦手だから"という理由で技術者になる人は少なくありませんが、だからと言って自分が作った商品の向こう側にいるお客様が何を感じているかということに無頓着でいてもよいということではないのです。

         

        (以下次号)

        中小企業のみなさんのためのコンシェルジュ!

        2010/05/26

        hamada2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの浜田文男です。


         コンシェルジュは、「お客様にきめ細かなサービスを提供する人」の意味で使われています。たとえば、ホテルや百貨店などでお客さまの要望や分からないことなどいろいろなことの相談に乗ってくれます。お客様にとってとても役に立つ存在です。

         

         実際、大手百貨店のコンシェルジュサービスを見てみると伊勢丹(新宿店)、西武百貨店(池袋店、渋谷店)、そごう(横浜店、千葉店、神戸店、広島店、大宮店、八王子店)、高島屋(東京店、大阪店)、三越(日本橋店)で行われています。サービスを受けるには前日までに予約した方が良いようです。「要望をあらかじめ聞いておけば時間をかけて店内を調査でき、より希望に沿った提案ができる」からです。


         さて、中小企業のみなさんにとってこのような役割の人が居ると心強いのではないでしょうか。しかも、一旦受け止めると最後まで面倒を見てくれるというのが望ましいでしょう。でも、みなさんに心掛けて欲しいことがあります。それは、隠さないことです。


         みなさんと同じ目線でコミュニケーションを大切にして対応したいと考えています。みなさんのためのコンシェルジュを目指しています。

         

        今を生き抜く「発想と積極性」

        2010/05/25

        shimonawa.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下縄です。

         

         ゴールデンウィークにNHKで「地球ドキュメント ミッション」"地方レストラン発 日本の農業"という番組の放送がありました。


         山形県鶴岡市にあるイタリアレストランのシェフ、奥田氏は、絶滅しかけていた在来野菜や埋もれていた地元食材を発掘し、新たな郷土料理の開発や斬新なメニュー開発し、全国から訪れる人々を魅了し続けています。この店の出現で、それまで採算が合わず、自信を失っていた地元生産者は息を吹き返しました。


         奥田氏は自店が成長し続けるためには、地元生産者が元気でなければいけないという信念のもと、共存共栄を図るため地元食材をブランド化し、地元の有望なシェフたちにこれら食材を提供するとともに、こうした志を持つ料理人を全国で発掘し、ネットワークの構築に励んでおられます。


         地産地消が各地で定着するにつれ、消費者(利用者)側の課題として、①出荷量がそろわない、②どのような地場農産物があるか分からない、③どこで地場農産物が入手できるか分からない、などを挙げていますが、顧客に喜んでいただくためには、奥田氏のように自分の足と味覚で県内を駆け回り、農産物を探し出すとともに、新たな郷土料理の開発にまで踏み込むといった積極的姿勢が、今、求められているのではないでしょうか。


         奥田氏の経営姿勢に、商売成功の多くのヒントがあるように思えてなりません。

        中国の激安ジーンズ製造工場

        2010/05/21

        bajyou2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・馬上です。

         

         1本1,000円を切る激安ジーンズが大手SPAやディスカウントショップから発売されて1年位経ちますが、その安さの秘訣ともいえる中国の製造工場の様子を、先日テレビで放映していました。

         

         ご覧になられた方もいらっしゃると思いますが、その工場では、500人の従業員が午前7時から午後6時まで働き、1日6000本のジーンズを製造しています。布地の裁断もほとんど端切れを残さず裁断し、何といっても驚きは、それが超分業体制で生産されていることで、具体的にはサイドの縫製担当はサイドだけ、ポケット担当はポケットだけ、ファスナー担当はファスナーだけを受け持っています。大量生産体制ではこのように工程を細分化しピッチタイムを短くして、超単能工化を図った方がいいかもしれませんが、毎日毎日10時間も小さなポケットだけを作るのって本人はどうなのかなと思い、見ているうちにチャップリンのモダンタイムスを思い出しました。

         

         ただ、中国もこれから経済が成長するにつれて人件費水準も上がり、いずれはこのような工場も工程の再編、多能工化の促進に迫られ、人件費の安さを目当てに中国で生産活動をしている企業も対応の見直しを迫られてくるのではないでしょうか。

        信用補完制度の概要

        2010/05/18

        saiki.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」副所長の佐伯です。


         今回から中小企業の皆様の資金需要を下支えする信用補完制度の概要について、分かりやすく解説してみたいと思います。


         この信用補完制度という言葉、聞き覚えのある方は少ないと思いますが、信用保証制度という言葉であればご存じの方も多いのではないかと思います。


         信用補完制度は、保証機能と保険機能という二つの機能が連携した制度となっています。


         第1回目は、保証機能にあたる皆様に馴染が深い信用保証制度の概要について分かりやすく解説してみたいと思います。


         さて、皆さんは、広島市の中小企業融資制度のパンフレットをご覧になったことがありますか。


         パンフレットに信用保証、信用保証料率という欄がありますが、ここに記載されている内容が信用保証制度との関わりを示しています。例えば、「すべて保証付」と書かれている場合は、必ず信用保証協会の保証承諾を得て融資の実行を受けてください、という意味です。では、保証協会の保証とは何でしょうか。


         例えば、ある中小企業で、業績はまあまあだが資金繰りが厳しいので融資を受けたいが金融機関から担保や第3者の連帯保証人を求められている場合を想定してみてください。


         仮に担保がない場合や保証人を立てることができなければ融資を受けられないということになり、結果として資金繰りが緩和されないため、せっかくの商売のチャンスを失うことにもなりかねません。
        そこで登場するのが、信用保証協会による保証制度です。担保や連帯保証人の代わりに融資債務の保証を行うことで、金融機関は万一事故が発生した場合にも備えができたことになり、安心して融資を実行することができるようになります(中小企業は保証協会に保証料を支払う必要があります。)。


         そうなんです、信用保証制度は円滑な資金供給の環境を提供する大切な制度なのです。


         しかし、一方では、倒産などで金融機関へ返済ができなくなる場合が現実には起っています。その場合、信用保証協会は倒産した中小企業の代わりに金融機関に返済できなくなった借入金額を支払う(これを代位弁済と言います)ことになりますが、このままの状態が続けば、いずれ信用保証協会も保証のための財源がなくなってしまうことになりますが、この続きは次回に説明します。

        環境への取り組み! 省エネルギー法について その1

        2010/05/12

        mennde3.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

         

         国内で省エネルギーが必要ではないかとある程度真剣に叫ばれ始めたのは、確か第一次オイルショック以後ではなかったかと思います。堺屋太一氏の小説「油断」が発表される前の、1973年でした。その直前の原油1バレルの価格は、2~3ドルでした。続いて、第二次オイルショックが、1978年に起きて、1バレルが、30~40ドルに急上昇しました。第三次オイルショックは、2003年イラク戦争を契機に起きました。BRICsの台頭による急激な石油需要増大の事情も絡み、2008年には、1バレル147ドルまで原油価格が高騰しました。

         

         そして一時、1バレルが30ドル台まで落ち込みましたが、現在原油価格は、1バレルが85ドル前後です。このまま景気回復が進めば、戦後長く続いた、1バレルが2~3ドル前後という夢のような原油価格にはならないどころでなく、1バレルが100ドル近くになることも十分に考えられます。その意味で、省エネは避けて通れない流れになっているのではないかと思います。よく日本は雑巾を絞るように省エネに取り組み、もはや絞る余地がないくらいであるといいますが、民生(業務・家庭)部門・運輸部門は、1990年比で40%前後増えて来ています。産業界だけでなく、日本全体で省エネに取り組まねばならなくなったともいえます。

         

         日本は、化石燃料の多くを輸入に頼っています。一方、私達は、自動車や動力・照明等のエネルギー源として化石燃料に大きく依存しています。その化石燃料の価格が高騰した場合、日本の経済は大きく影響を受けることになります。化石燃料に代わる新エネルギーの創出と共に、積極的な省エネ対策が求められているのではないかと思います。

         

         現在エネルギー消費をより少なくする工夫として、様々な取り組みが、地域でなされつつあります。その時、地域の中小企業が大きな役割を果たしていくのではないでしょうか。例えば、材木を海外から船等で遠くから運んでくるのではなく、地域の材木を使用するというだけで、地球全体で見れば、かなりな省エネになります。いわゆる地産地消です。地産地消は、地域の中小企業の活躍が重要です。そういった流れが、現在一層厳しくなった省エネ法から生まれて来つつあるものと思います。

        小売店舗が利益を上げる方法(5) ―ABC分析―

        2010/05/11

        tsunemoto2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・常本です。

         

         ABC分析についての話に入ってきましたが、前回の話で出ましたAランク(全体の10%程度)の商品、Bランク(全体の20%程度)の商品、Cランク(売り上げへの影響が少ないもの)の商品の振り分けについて説明します。


         まず、売上高の高い商品から構成比(全体の売上高に占める割合)を出しながら並べます。そしてその構成比を売上高の高い順から足し算していき、全体の売上高に占める割い合いが70%弱(60~69%位)になるまで出します。それが、Aランクの商品となります。さらにそこから割合が90%弱になるまでの商品を加えていき、それをBランクの商品と判断します。


         ランク分けした後の商品構成を考えると、Aランクは売り上げ維持を目指し、Bランクは、Aランクへのアップを目指し、売り方などを考えることが重要です。


         Cランクについては、仕入をやめることを含めて検討する必要がありますが、今後の販売戦略で必要となる商材等は、しばらく様子を見て、判断をするのが良いと思います。

         

        ―次回に続く―

        通称「地域商店街活性化法」の法認定

        2010/04/30

        hamada2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー 浜田文男です。

         

         今回は、通称「地域商店街活性化法」の法認定について紹介します。

         

         この法律は、「商店街の活性化のための地域住民の需要に応じた事業活動の促進に関する法律」と言い商店街のための初めての法律であるということです。平成21年7月15日に公布され、同年8月1日に施行されています。


         この法にもとづく認定を受けるためには、商店街が「商店街活性化事業計画」を作り経済産業大臣に申請(中国経済産業局が担当)することが必要です。


         ここでのポイントは、(1)法人化していること(2)地域住民のニーズを満たしていること(3)数値目標をたてること(4)県、市町村のまちづくり計画等との整合性があること となります。

         

         なお、法認定申請は中国経済産業局で随時受け付けています。

         

         平成22年3月31日現在で2回の認定が行われ、全国で合計33件(1回目19件、2回目14件)が認定されています。中国地域では、呉中通商店街振興組合(呉市)、岡山上之町商業協同組合(岡山市)が認定されています。

        GWの分散化は功か罪か?

        2010/04/27

        bajyou2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・馬上です。

         

         いよいよ今週末からゴールデンウィーク(GW)が始まります。広島労働局の調べによりますと、県内の主な企業の連続休暇は平均5.2日だそうです。今年は4月30日を休みにして、7連休にする企業も全国的には増えているとか。

         

         一方、政府は、全国一律の大型連休では、旅行時期が集中するため、観光地が混雑し料金も高くなるので、旅行時期の偏りを改め、新たな旅行需要を喚起しようとGWの分散化を検討しています。

         

         観光地や宿泊・旅行業者などは、需要がある程度平準化できていいかもしれませんが、通常の企業はどうなんでしょう。全国規模で事業展開をしている企業は、自社が営業していても取引先が休み、あるいはその反対もあり得ることで、何か機会損失が生じたりして、業務の効率は低下するような気もします。いずれにしても、まだまだ検討の余地がありそうですね。まあ、わが家にとっては、GWがいつになろうと、家族からの「どこかに連れて行け攻撃」を受けるのは必至ですから、あまり関係ないようです。

        「モノづくり事はじめ‐18」

        2010/04/23

        kubo3.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクト・マネージャー 久保です。

         

        4月5日号からの続き)

         

         開発が終了したらいよいよ待ちにまった量産開始です。ところが量産ラインや量産工程による生産が立ち上がった当初は品質が安定しません。
         開発段階の試作は時間的な制約があまりない状況で行われることがほとんどですが、量産ラインでの作業はタクトタイムの制約のもとで現実的に可能な動作で行われることなどで作業条件が違ったり、作業の習熟度も違うということがあります。
         更に試作段階では試作用の簡易の治・型具で製作されますが、量産では量産用の本型になること、また治・型具や設備の微調整が不十分であること等も開発試作品と量産品に不一致が出る原因の一つになることがあります。
         「開発段階で徹底的に問題点の対策をしたはずなのだが...」と思われるでしょうが、開発段階の試作品と量産ラインで製作されたものとは全く別物として考え、それに対応する手段を講じておくほうが無難です。     
         皆さんは量産試作という言葉を聞いたことがあると思います。 「量産」と「試作」が一つになった変な言葉ですが、量産立ち上がり時の品質を早期に安定させ量産態勢に早く入るために、この間に製作した製品を試作品と位置付けて品質評価を行い、要改善個所を徹底的に洗い出し対策を施してください。

        (以上)

        しまったという気持ちが人を成長させる 畑村洋太郎著 「回復力――失敗からの復活――」(講談社新書)

        2010/04/20

        96.jpg

         おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センター所長の藤田です。

         

         今日は、先日、読んでいたく感心した失敗学の本を紹介します。

         

         この本は、失敗学の権威で多くの失敗を見てきた著者が、失敗に押しつぶされない対処方法について、豊富な経験から、その"コツ"を伝授するものです。

         

         失敗をすると人間は、膨大なエネルギーが失われ、失敗と真正面から向き合うことが難しい状態になります。こういうときにきちんとした対応をしようとしても良い結果は得られません。また、時として理不尽な責任追及もあり、ついには失敗に押しつぶされてしまいます。

         

          そうならないためには、自分は今、失敗に立ち向かえない状態にあることを潔く認め、失敗に対峙できるエネルギーが貯まるまでひたすら待つことが、最高の対処方法なのです。 

         

          220420.jpg   事前にあらゆる可能性を頭の中でシミュレーションをすることです。そうしておけば、例え失敗しても、他の方法をとることができたり、何よりも心の動揺を少なくし、冷静に対処方法を考えることができます。

         

         「捨てる神あれば拾う神あり」で、失敗したときには往々にして"救いの手"が差し伸べられることがあります。そのような手助けを受けることができるのは、常日頃から愚直かつ丁寧に努力を重ねている人なのです。

         

         

         自分ではどうしようもないことが起こるのが人生であり、そのときに必要なものは、そのものと正対して生きていくエネルギーを作り出す考え方であると著者は力説しています。そのためのコツが平易に書かれています。ご一読をお薦めします。

        失敗しない店舗物件の選び方!

        2010/04/19

        kishino2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。


         今日は、昨年度の創業アカデミーの研修科目にありました、創業時に重要な失敗しない店舗物件の選び方について、ご紹介します。

         

         テナントに「入居者募集」「貸し店舗」などの掲示がしてある物件は、なかなか埋まらない物件が多く、良い物件は、案内がでる前に次の契約者が決まります。
         気になる物件で長期間「入居者募集」などの状況でしたら、何らかの事情が考えられますので、以前あったお店の営業形態や営業期間等を確認することをお勧めします。
         良い物件にめぐりあう、また探すためには、複数の不動産屋を幾度となく通い自身の創業に懸ける思いを伝え、信頼関係を築くことで、良い物件の情報を入手することが可能となります。
         物件選びは、多くの時間を要しますので、創業スケジュールを頭に置き、いつから、活動すれば良いかを考え、妥協しない店舗物件を選びましょう。

        環境への取り組み! 白熱電球が消えていく?!

        2010/04/15

        mennde3.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

         

         東芝が、120年続いた白熱電球生産を中止するという発表が、驚きをもって迎えられました。 我が家でも白熱電球を就寝用電気スタンドとして愛用しています。光が穏やかで、温かい、そして点灯・消灯が一瞬のうちにできるのが魅力です。 エジソンが、白熱電球のフィラメントとして日本の竹炭を使い、それまで数十時間しかなかった寿命を千時間以上に延ばし、「世界から夜がなくなった」と言わしめたのはあまりにも有名です。

         

         今回の東芝の白熱電球生産中止は、政府の要請を受けたものです。 京都議定書に、わが国の温室効果ガスの排出量を「2008年から2012年の第一約束期間に、基準年(1990年)から6%削減する」という先進国間の約束があります。 1990年からエネルギー消費が大きく増えたのは、民生(業務・家庭)部門です。 2005年度の民生部門は、1990年比で約42%増となっています。 約束を実現するために、民生部門の省エネ対策が次々に打ち出されていくことになりました。

         

         その一つが、平成20年度の改正省エネ法の「事業者単位の規制体系導入」です。 これにより、多くのオフィスビル・コンビニ・スーパー・ホテル・学校・病院等々の民生業務部門は、エネルギー使用の合理化を図らなければならなくなりました。(フランチャイズチェーンも一事業者になります) その民生業務部門では、照明は大きなエネルギー消費項目の一つです。 従来の白熱電球から、例えば、電力消費量が1/10以下でかつ10倍以上の長寿命にもなるLED電球に変えていくことによって、照明用電力消費量を大幅に下げていくことができます。 

         

         LED照明は、すでに液晶TV、自動車のヘッドライトに一部使用されていますが、今後価格ダウンと共に従来に増してさらに様々な分野に使用されていくものと思います。 今回の改正省エネ法によって、企業には様々なビジネスチャンスが拡がって来ます。 今後どのようなビジネスチャンスが産まれてくるかを見て行きたいと思います。

        小売店舗が利益を上げる方法(4)―売れる商品・売れない商品の確認―

        2010/04/14

        tsunemoto2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の常本☆康之です。

         

         前回までで、商圏分析は一応終了とさせていただき、今回からは売れる商品、売れない商品について私なりの考え方を説明します。


         単純に言えば、商品の見極めです。
         商品のアイテム数を仮に1,000種とします。そのうち売り上げの上位10位と売れていない下位10位は分かっていると考えられますが、その間にある商品をどのように判断するかが売り上げアップの分かれ目になります。要するに仕入れた商品の貢献度をどのように判断するのが良いかということですが、今回は、代表的な分析方法のABC分析について説明します。


         ABC分析は、簡単にいえば沢山ある商材等を重要なものから順番に並べ、A(主力商品)、B(準主力商品)、C(非主力商品)の各ランクに分類・整理することです。
         その分析手法については次回に説明しますが、主力商品として判断できるのは全体のアイテム数の10%程度、準主力商品として判断できるのは20%程度で、残りの70%程度が、非主力商品であり、この部分こそが売り上げアップのためのテコ入れゾーンとなるわけです。

         

         ―次回に続く―

        3Dイノベーションと助成金

        2010/04/12

        hamada2.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センターのマネージャーの浜田文男です。

         

         映画「アバター」で知られるようになった3D、専用のメガネで見るということですが、私のように元々メガネをかけている人はどうすればいいんだろうと思います。また、身近なところでは3Dテレビが販売されます。これを専用メガネ無しで見たいと思っていたら、東京ビッグサイトで開催されていた展示会にちゃんとありました。確かに凹凸があり3次元で見えていました。そこで紹介されていた方が注意事項を挙げていました。「人によっては3次元で見えないことも有ります」と。3Dは、左右の目の視覚の差異を利用して表現しているようですので有り得ることだと思います。ということは人によって見え方が若干変わってくるのかなと思います。


         さらに、最近の3Dニュースで携帯端末向け液晶ディスプレーの開発が発表されました。「シャープは、専用メガネをつけなくとも立体的な3次元(3D)映像が見られる携帯端末向けの液晶ディスプレーを開発したと発表した。開発したディスプレーでは、右目と左目の視覚の違いを利用し、メガネなしで3Dを見られる「視差バリア方式」を採用。すでに携帯電話やゲーム機メーカーから引き合いがあり、今年度から順次量産を始める。」。


         あっという間に映画・テレビ・携帯端末に3Dが登場してきています。しかも、専用メガネ無しで実現する勢いです。これだけ素材が揃ってくれば、あとは活用シーンとコンテンツの開発が課題となります。こういった局面ではコンテンツ関連企業さんの出番が近づきつつあると思います。コンソーシアムを組んで考えると良いのではないでしょうか。


         同時に、研究開発テーマも挙がると思いますので助成金申請を検討ください。説明会を4月20日(火)13:30から当センターで行います。

        センター7年目に突入しました

        2010/04/08

        bajyou2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・馬上(ばじょう)です。

         

         平成16年の4月から当センターに配属になり、今年度で7年目を迎えることとなりました。

         センターの中でも古株になり、仕事がマンネリ化しないように、新しい仕事にも挑戦し、自分の仕事はもちろん、新しい人の指導もしていかなければと思っています。

         

         去年のブログでは、「小学校で言えば6年生に当たるので、最高学年としてがんばります」と書きましたが、今年は中学校の新入生として、心新たにがんばりたいと思いますので、よろしくお願いします。

        新メンバーのご紹介!

        2010/04/07

         おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。
         4月1日付の人事異動で新たに3人の職員が異動してまいりました。
         写真左から下縄主査、佐伯副所長、中宮主事です。
         今後、当ブログで自己紹介がありますが、取り急ぎ紹介いたします。

         

        108.jpg

        「モノづくり事はじめ‐17」

        2010/04/05

        kubo3.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクトマネーシャー・久保です。
         2、3月は市場品質問題のお話しをしました。

         

         今月は再び「モノづくり」に話題を戻しましょう。 今回は第17回目になります。
         前回までで、開発段階を終了しましたので、これから生産準備段階(設備手配)→量産試作(品質確認)→生産開始へと話を進めます。
         今日の話題は生産準備段階(設備手配)についての注意事項です。 対象とする商品がどんなものであっても、この段階で最も注意しなければならないことで共通して言えることがあります。 それは、考えうる限りの検討がすみ開発が完了して、この商品がお客様の手に渡っても問題ないとの確認が済む前に、"もう変更はないはずだ"との根拠のない予測のもとに設備(型具、治具、建屋等)の手配をしてはいけないということです。 これは一刻も早く量産を開始したいと思うばかり、ついつい起こしてしまうミスの典型的なものです。
         開発の最終段階で設計変更が必要となる可能性は"ゼロ"ではありません。 一例をあげると、開発段階では、目標の構造・機能・性能等を実現することに最大限のエネルギーが注がれますが、PL (製造者責任)の視点での商品評価はついつい後回しになり、最後の設備手配の段階で、型具や治具にまで影響の出る、思わぬ変更を余儀なくされるということが往々にして起こります。 機能・構造がそれほど複雑でない商品であっても、このようなことが起こる可能性が"ゼロ"とは言えません。 見切り発車で高額な設備や型具、治具等に既に手配をかけていた場合(費用を発生させた場合)これが全く無駄になってしまいます。 これは埋没費用とかサンクコストと呼ばれるもので、将来にわたっても回収することのできない費用となるので、絶対に発生させないことが重要です。
         この埋没費用・サンクコストを避けるためには、どうしたら良いでしょうか。 それは、「開発終了時点でデザインレビューを実施し、全関係部門が集まって開発が完全に終了したことを確認するまでは設備手配に入っていけない」ということをルール化し、開発のプロセスの中に組み込んで、必ずこれを実行することで避けることができます。  (つづく)

        新年度もよろしくお願いします。

        2010/04/01

        96.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センター所長の藤田です。

         

         先週来の"花冷え"で桜の開花も、予報より少し遅れ加減のようです。
         春の訪れが一進一退のように景気の先行きも依然として見通せない状況ですが、皆様方の職場では、新規採用や人事異動によるフレッシュな人材で活気づかれているのではないでしょうか。

         

         当センターも、4月1日付の人事異動で4名が転出し、新たに3名が異動して参りました。簡単にご紹介いたします。

         

         先ず、副所長の土佐 計が工業技術センター技術振興担当課長へ転出し、その後任として佐伯哲也が技術振興部より異動してまいりました。佐伯は、中小企業支援業務を幅広く経験しておりますので、前任者同様、よろしくお願い申し上げます。

         

         次に、マネジメント担当課長の片岡祐二が井口公民館長に、創業支援担当の主査で女性・シニア創業パッケージ型支援事業の主担当だった北林昌樹が中央卸売市場主査に、経営革新担当の主事で専門家派遣や企業ドック診断を担当していた平山達啓が財政局財政課主事にそれぞれ転出しました。

         

         その後任には、市民局勤労市民課主査の下縄 隆、市民局国際交流課主事の中宮宏展が異動してまいりました。
         新たに異動して来た3名については、後日、このブログで自己紹介をさせていただきます。

         

         中小企業にとって、暫くは厳しい状況が続き、一気に好転するとは思えません。
         私ども「広島市中小企業支援センター」は、今年度も職員一丸となって、経営者の本気と従業員のやる気に応えるため、全力でがんばる中小企業を支援してまいります。

         

         本年度も引き続き、広島市中小企業支援センターを「使い倒して」いただき、創業や経営革新を実現させていただきたいと願っております。

        平成22年のICTキーワードを並べると・・・

        2010/03/26

        hamada2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー 浜田文男です。


         今年度の最後のブログとなります。

         平成22年のICTに関するキーワードを新聞情報から並べてみましょう。


        (1) LTE(ロング・ターム・エボリューション:携帯通信網で光ファイバー並みの高速通信サービス)
        (2) 多機能携帯端末(スマートフォン、例:iPhone)
        (3) ツイッター(140文字以内のメッセージを瞬時に世界中の会員に伝えられるブログサービスで、携帯端末からの利用を念頭に開発された)
        (4) マシン・ツー・マシン(M2M)通信(例:自動販売機に組み込まれ、商品在庫や釣銭の状況を運営会社の情報システムと常時交信して監視し行動を促す)
        (5) 車車間通信(M2Mの車への適用)
        (6) 位置情報(GPS),マーケットプレイス(アップストア、グーグル、マイクロソフト)⇒ 携帯電話向けコンテンツ市場
        (7) 薄型テレビ(LEDで節電、3Dでメガネ使用/メガネ使用しないものも!)
        (8) ウインドウズ7(パソコンOS)マルチタッチ機能、ジャンプリスト、エアロ表示
        (9) 小型・軽量化できる規格(マイクロフォーサーズ)、ミラーレス一眼 ⇒ デジカメ
        (10) 電子自治体(行政)
        (11) 診療予約、電子カルテ(医療)
        (12) 学校でのICTを活用した授業(教育)
        (13) クラウドコンピューティング(J-SaaS,セールスフォース・ドット・コム、アマゾン・ドット・コム、グーグル、マイクロソフト)
        (14) 仮想化技術
        (15) データセンター
        (16) シンクライアント
        (17) テレビ会議システム、ハイビジョン(HD)対応システム
        (18) ウェブ会議システム
        (19) 体感ゲーム(任天堂Wii、ソニー・コンピュータエンタテインメントのモーションコントローラ(仮称)、マイクロソフトのナタル)
        (20) 3D映画,シネマ観劇 ⇒ 映画館
        (21) 電子書籍(アマゾン・ドット・コムのキンドル、ソニーのリーダー、アップルのiPad)
        (22) デジタルサイネージ(「OOH(Out Of Home)」の一端を担う次世代広告媒体として、その広告価値の高さに注目が集まっている:業界団体「デジタルサイネージコンソーシアム」が2007年6月に設立されている)
        (23) CO2の見える化
        (24) スマートグリッド(次世代送電網)


         これらのICTキーワードに関連した情報がたくさん発信されると思います。意識して私たちの身の回りを見ることで、随分と身近に感じられるのではないでしょうか。

        ちょっとお得なパソコン活用術

        2010/03/25

        kobayashi2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。


         私は、当財団のICT担当と言われている(自称?)こともあり、今回もパソコンの使い方についてご紹介します。

         

         今回は、フォントの違いについて少しお話させていただきます。

         マイクロソフトの基本的なフォント「MS 明朝」と「MS ゴシック」の違いはご存じと思います。見た目が違いますからね。明朝は細くて、ゴシックは太いといった感じでしょうか。
         では、「MS 明朝」と「MS P 明朝」の違いは、どうでしょうか?
         フォント名にPの付かないフォントは、等幅フォントで文字の横幅はどれも同じとなっています。
         逆に、Pの付くフォントはプロポーショナル フォントと呼ばれ、文字によって横幅が違います。文字はそれぞれ横幅が必要なものやそうでないものがあります。例えば、「W」は文字自体の幅が広く、「I」は幅が狭いですね。これら文字ごとの横幅の違いがそのまま反映されるのが、Pの付くフォントです。


         入力した文字列が、縦に綺麗にならんでいる必要がある場合には、Pが付かない等幅フォントでなければいけませんし、限られたスペースにできるだけ多くの文字を入れたい場合は、Pが付くフォントが有効と使い分けます。

        エンド陳列の有効活用について

        2010/03/24

        tosa2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長の土佐です。

         

         当然のことですが、店舗には商品を陳列するためのケースや棚が各所にあります。
         今回は、この中でも最も目立つとともに、商品売上や利益貢献の高いエンド陳列についてお話したいと思います。
         エンド陳列は、陳列棚の両端のことで、通常の商品配置とは90度方向性が異なり、消費者にとって目立つ場所にあります。そのスペースを有効活用することは、お店にとってとても重要な販売戦略に繋がることとなります。

         

         このエンドに置くべき商品は大きく分けて以下の4種類のものが考えられます。
         ① 特価商品(広告商品とも置き換えられます。)
         ② プライベート商品
         ③ 高利幅商品
         ④ 季節商品
         陳列に当たっては、POPをつけることが重要です。例えば、新商品であることや、お値打ち商品であること、今流行りの商品であることなどを表示することで、消費者は立ち止まります。そうすればもうしめたものです。

         

         なお、レジ回りのスペースも同様の機能を有していますので、是非、貴店のエンド陳列の見直しをしてみてはいかがでしょうか。

        『リコール問題』

        2010/03/23

        kubo3.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクトマネージャー・久保です。


         今月もリコール問題について、もう少し考えてみましょう。

         日本の自動車のリコール制度は、昭和44年に自動車型式指定規則の一部改正によりスタートしました。

          『リコール届出とは、同一の型式で一定範囲の自動車又は特定後付装置について、道路運送車両の保安基準(国土交通省令)に適合していない、又は適合しなくなるおそれがある状態であって、かつ、その原因が設計又は製作過程にあると認められるときに、自動車メーカー等が、保安基準に適合させるために必要な改善措置を行うもの』(国土交通省HPより)をいいます。

         

         メーカーがリコール届出を行う場合には、道路運送車両法の規定により不適合の状態、原因、改善措置の内容等を事前に国土交通大臣に届出るとともに、該当ユーザーに速やかに通知し、無償で対策を実施することが義務づけられています。

         また、届け出を受けた国土交通省はユーザー保護の立場から関連情報を速やかに公表するので、これが新聞、TV等のメディアに取り上げられてニュースとして流れ、誰もが知ることとなります。 
         この結果、メーカーは社会的責任を問われることにもつながり、社内ではリコールの源となった担当部署の責任も厳しく問われることになります。

         リコール対応については、顧客第一主義の考えに則って処理するルールをあらかじめ定め、ことに当たってはこのルール通りに厳正に対処することが重要です。

         ただしルールを作って置いておくだけでは、いざ問題が発生したときに、個人、場合によっては会社全体までもが、責任逃れのためにリコール隠しに走るという最悪の事態を招くことも実際に起こります。

         ルールは守らなければまったく意味をなしません。 『厳正に対処』することが重要となります。 リコールの内容が深刻であればあるほど、リコールをするかしないかは最終的には経営者の判断にゆだねられます。
         ここでは自動車の例を取り上げましたが、自動車に限らず法令に定められたリコールにしろ、自主的なリコールにしろ、対策は無償で実施することになるので、対策費用として多額な出費を余儀なくされることもあるので、引当金のような形で最悪の事態に備えておくことも必要でしょう。

         一度自社の危機管理体制を見直してはいかがでしょうか。  (以上)

        雑学「地方銀行史」④銀行設立ブームとその終焉

        2010/03/19

        kageyama.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営担当マネージャー・景山です。

         

         地方銀行シリーズの4回目をお届けします。

         

         国立銀行条例公布の10年後、明治15年(1882年)に、中央銀行として日本銀行が設立されました。これに伴い、紙幣の発行は日本銀行の専管事項となりました。
         翌年の明治16年には、国立銀行条例が改正され、これまで設立された国立銀行は、営業期間20年をもって普通銀行に転換すべしと定められ、明治32年(1899年)には、国立銀行の名称が付いた銀行は消滅しました。

         

         明治26年には、普通銀行(従来の国立銀行及び明治13年以降設立された私立銀行より転換した銀行)を対象として、新たに銀行条例が施行され、併せて貯蓄銀行(小口の貯蓄預金専門銀行)条例も法制化され、日本の銀行制度は徐々にその形を整えて行きました。
         銀行条例施行の2年後、明治28年、同条例は改正され、それまでの貸出制限(資本金の1/10)が撤廃されました。貯蓄銀行条例も同時に改正され、資金運用上の制限が緩和されました。背景には、日清戦争開戦に伴う戦費調達の必要性があったと言われています。
         この改正を機に、銀行の設立ブームに火が付き全国の銀行数は急増し、6年後の明治34年(1901年)には、普通銀行1890行、貯蓄銀行444行とピークに達しました。

         

         しかし、大正期の不況時に中小銀行の取り付け騒ぎや臨時休業が多発したため、大正7年(1918年)には、政府方針として、銀行合同(合併)が奨励されるようになりました。
         これを受けて大正9年、広島県でも、以下の7行(普通銀行5行、貯蓄銀行2行)が合併し、藝備銀行が誕生しました。藝州と備後から一字づつとって命名したものです。
             廣島銀行、第六十六銀行、広島商業銀行、角倉銀行
             比婆銀行、三次貯蓄銀行、双三貯蓄銀行

        「1年を振り返って(マネジメント担当)」

        2010/03/17

        kataoka2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネジメント担当・片岡です。

         

         今回は、私にとって平成21年度の最終回になりますので、この1年を振り返ってみて、1番印象に残っていることについてご紹介させていただきます。
         それは、昨年の8月に行った「平成21年度市内中小企業経営実態調査」の最後の設問の「当支援センター事業への要望等」(自由記述)に記載された内容についてです。
         記載された中で、断トツで1番多かったものが、「中小企業支援センターはあまり知られていないので、もっとPRしたらどうか」であり、2番目が「ビジネッマッチングの場を設けて欲しい。」、3番目が「同業種・異業種企業の交流の場を設けて欲しい。」と続いています。
         当支援センターの名前が知られていないということは、うすうす感じてはいたのですが、今回その現実を知らされました。
         確かに、中小企業を支援している広島市内にある機関は、国や県の機関(中国経済産業局・中小企業基盤整備機構中国支部・中小企業大学校広島校、県庁・ひろしま産業振興機構)、地域力連携拠点である広島商工会議所、広島県商工会連合会・各商工会、広島県中小企業団体中央会、中国地域ニュービジネス協議会、中小企業診断協会広島県支部、広島銀行、このほか、発明協会広島県支部、大学、金融機関、NPO、民間コンサル会社など、名前を覚えられないくらいの数の団体が存在しています。こうした中で、「広島市中小企業支援センター」の名前と、行っている事業の中身を知ってもらうのは、そう簡単ではありません。
         とは言うものの、名前と事業内容を知ってもらうことが第1歩であり、これがないと次に進めないとの思いで、これからも頑張ってまいりますので、皆様のご協力をお願いします。

        クレームは企業の宝

        2010/03/16

        bajyou2.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・馬上です。

         

         よく、「クレームは企業の宝」とか「クレームは顧客からの贈り物」とか言われますが、もちろん、クレーム担当者にとっては、クレームは無いにこしたことはないですよね。

         ただ、悪質なクレーマーは論外ですが、クレームが自社の製品やサービスの欠点を気付かせてくれる、あるいは更なる品質向上のヒントを与えてくれるのも事実です。

         

         現在、某有名自動車メーカーが対応に追われているように、金額の張るもの、安全に関わるものの不具合に対してはクレームをつけますが、安い日用品や飲食店に対しては、何も言わず二度と買わない、二度と食べに行かないというサイレントクレーマーも多いのではないでしょうか。

         そして、インターネットの掲示板などで、悪評を書き込むことも十分考えられます。

         私も、大抵のことにはクレームはつけませんが、先日、車を車検に出したところ、業者が1週間日程を間違えており、おまけに車検から帰った車に乗ろうとしたら、ドアの開閉時に異常音がするので、少し、文句を言いました。(ちなみに、車検を頼んだのは、上記自動車メーカー系列のディーラーです。)

         

         ご存知の方もいらっしゃると思いますが、某有名焼肉チェーン店は、お客に対してクレーム1件につき300円のキャッシュバックをして、クレームを集めて店の改善に役立てたと言われています。

         先日もテレビで、ある焼肉屋がこの真似をして、本当に経営の改善に役立つか検証実験をしていました。

         10日間、同じ方法でクレームを集めた結果は接客に関するクレームが最も多く、それを改善した結果、客足も伸び、売上げも上がったという後日談が放送されていました。

         

         結局は、消費者の目線が大事ということで、企業の目線を消費者の目線に近づけてくれるのが「クレーム」ということになるのではないでしょうか。

        小売店舗が利益を上げる方法(3)―重要商圏の分析(続)―

        2010/03/15

        tsunemoto2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・常本です。

         

         商圏を計算式(来店客構成比÷人口構成比=商圏強度)と略地図を使用すると、自店のおかれた状況がビジュアル化した上で明確に分かってきます。
         前回、商圏強度別に町丁目を色鉛筆などで色分けして重要商圏の把握を行いましたが、今回は、得られた情報に基づく分析方法(考え方)を説明します。
         最低限必要な分析としては、自店に隣接している位置にありながら、重要商圏となってない地域(a)の分析です。

         

        220315.jpg まず、隣接していながら来店頻度が高くなく、重要商圏となっていない場合、その地域に住む人がどういった年齢層で家族構成はどうなっているか調査します。例えば、地域(a)の住民が、年齢層が若く3~4人程度の家族構成が多い地域であったとき、自店の商材は、そういった人たちが買うものかどうかという問題があります。
         自店に高齢者向けの商材が多い場合、利用の必要性を感じていないからということも考えられます。しかし、ターゲットとする顧客であった場合、なぜ利用されないのかという部分を考える必要があります。競合店が近くにあるという理由もありえますが、仕入れる商材に興味がないということになれば、早急な対策が必要です。
         ただ、個店である以上、ある程度商材を絞って仕入れる必要もあると考えられますので、今後の店舗展開を考える上での参考とし、売れ筋商品、死に筋商品の見極めとともに重要なものとして商圏分析は整理する必要があるのです。

         

         ―次回に続く―

        環境への取り組み! 広島市のリバーサイドウォーキングを楽しもう!

        2010/03/12

        mennde2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

         

         広島市は、今年4月1日から緑化推進制度を始めますが、都市がさらに緑化されてくると、メタボ対策に取り組んでいる私にとってもいい効果があります。

         勿論今回の緑化推進制度は、ヒートアイランド現象の緩和や暮らしやすい街づくりにあるわけですが、緑が一層増すことによって、私達にも歩きやすい街にもなってくると思えるからです。

         

         メタボ対策はいろいろとありますが、もっとも効果的なひとつがウォーキングです。

         毎日平均1万歩を歩くことによって、酒量も食事もあまり減らさず、体重を落とすことができます。

         お陰で体重が1年近くで93kgから86kgになりました。

         

         そのウォーキングを行うときよく使うのが広島市のリバーサイドウォーキングコースです。

         広島市は、とてもありがたいことに6つの川(かっては7つ)が流れています。

         その川は、冬は寒さを増しますが、春夏秋は、風の通り道になり、爽やかな風を送り込んでくれます。

         

         そして、4月初旬の桜が咲く頃のリバーサイドウォーキングは最高です。桜並木は、あちらこちらにあり、何度歩いても飽きない、つぼみの時期から満開を迎え散って行く桜が語りかけてくる言葉は、無数にあります。

         歩きつつ今さらながら緑豊かな川沿いが、とても優れた憩いの空間であることに気付かされた次第です。

         

         世界で有名な都市は、川と共にあるともいえます。

         ロンドンのテムズ川、パリのセーヌ川、ニュ-ヨークのハドソン川、ブダペストのドナウ川、ケルン・デュッセルドルフのライン川、上海の揚子江。

         そのような有名な川には及ばないとしても、広島市の6つの川は、すばらしい街づくりへの可能性に溢れているように思います。

         緑に溢れた街づくりには、多くの方々の参加が必要ですが、それがもたらしてくれる恩恵は、私達の想像以上のものがあるとはいえないでしょうか。

        頑張る中小企業訪問記 その2 GoogleMapsを用いて、安価で高性能な位置情報サービス「SkyEye(スカイアイ)」と目的地検索システム「ピンしるべ」を開発した株式会社ウイング

        2010/03/10

        96.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センター所長の藤田です。

         

         私が、当センターの支援企業や起業家を月に1社を目標に訪問し、頑張りぶりや特徴ある商品などを紹介しています。

         

         今回は、GoogleMapsを用いた位置情報システムで飛躍をめざす「株式会社ウイング」(代表取締役 伊藤 洋さん)をご紹介します。

         

         同社は、地場大手自動車メーカーをスピンアウトされた伊藤さんが1981年に創業。以後、システム開発をメインに順調に業容を拡大されて来ました。
         最近は、携帯電話GPSとGoogleMapsを利用した位置情報サービス「SkyEye」やGoogleMapsを利用したGIS(地理情報システム)「ピンしるべ」といった特色ある新製品を開発し注目を集めています。
         「SkyEye」は、2008年の第11回HiBiSインターネットビジネスフォーラムで優秀事例、「ピンしるべ」も2010年2月に開催された第13回の同フォーラム最優秀事例に選定されるなど高く評価されています。

         

         「SkyEye」は、GPS機能がついた携帯電話からの位置情報をもとに、車両の現在位置をインターネットにつながったパソコンや携帯電話で簡単に確認できるシステムです。
        携帯電話のGPSとGoogleMapsAPIを利用することで、小型、低コストかつ広い地域で利用可能なシステムを実現しています。
         現在、市内の自動車学校の送迎バスの位置情報システムで使われています。

         

         「ピンしるべ」は、電話番号や住所で検索して目的地をパソコン画面上に表示するとともにStreetViewの写真の表示(利用可能地域に限る)や目的地までのルート検索などもできます。また、顧客の属性情報の付加や分布状況の表示も可能で、目的地検索だけでなくマーケティングなど幅広い業務での利用が期待できます。
         「ピンしるべ」もGoogleMapsを利用することで、低コストかつ高機能を実現しており、便利だが高価というGISのイメージを一新するものとして発展が期待されます。
         現在、市内の宅配チェーンで使われており、全国展開も視野にさらなる改良に取り組まれています。

         

         株式会社ウイングは、広島市が実施する「バーチャルICT展」に出展されています。こちらもご覧ください。

        220309.jpg

                             「ピンしるべ」を操作する伊藤さん

        (グローバルビジネスのヒント: グローバル商品マーケティング編その6)

        2010/03/08

        konndou.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・近藤です。


         商品仕様の案をプロダクトアサンプションと呼んでいます。マーケティング部門の声(すなわち顧客の声)をもとにしつつ、開発部門や財務部門とともに、商品コンセプトを実現すべく商品仕様を構築していきます。


         ここで、仕様の設定に決定的な要素となるのは、キーとなる商品仕様が、顧客にとってどのような価値をもっているかということです。仕様のコストが顧客価値を上回るようでは,その仕様の採用はあきらめざるを得ません。もしその仕様が商品コンセプトを表現するのに必須のものであるなら、開発陣はコストをいかに下げるか知恵を絞らねばなりません。


         この一連の顧客ニーズ、商品コンセプト、商品仕様、仕様の価値、目標価格、台数、採算性を一瞥できるようにまとめ上げたものをマーケット・イークエージョンと呼んでいました。直訳すれば「市場の方程式」とでもいいましょうか。


         開発プロセスが進むごとに、市場ごとに、そして商品バリエーションごとにまとめられ、商品の成果(パフォーマンス)の目標が提案されます。「各市場の方程式」の確実性と効率性について、商品仕様の最終決定の時まで、議論されていくことになります。


         さらに付け加えれば、以上の商品ごとのマーケット・イークエージョンの数字を全商品ラインナップで積み上げられたものが、企業の経営目標となっていくことになるのです。

        ビジネスインフラ実現に向けた動きとは!!

        2010/03/03

        hamada2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・浜田文男です。

         

         先日、「ビジネスが拡がる!次世代受発注効率化セミナー」に出席し、そこで気づいたことを少し述べます。

         

         表題にあるビジネスインフラというのは、「企業や業界を超えて自由自在に情報の交換や共有が行える基盤」と定義しています。

         

         現在の受発注(EDI)の発展形として目指す姿を想定すると「企業間で必ず情報のやりとりが発生するEDIをビジネスインフラへ進化させる必要がある。」ということになります。

         

         その背景として

         

         ①IT化によるグローバル化とグローバル最適調達・最適生産が拡がってきていること

         ②日本の製造業のサプライチェーンが、従来のピラミッド型(系列)からメッシュ型に変化しており、力のある部品メーカは複数のセットメーカと取引する時代となってきていること、があります。

         

         そこで、EDIをビジネスインフラに進化させる試みとして「ビジネスインフラ研究会」が発足し、製造業である自動車業界と電機業界を対象として検討・実証実験が行われています。端的にいえば現在のEDIは独自仕様のWEB-EDIが乱立しており、複数企業から受注している中小企業では発注企業ごとに画面を変えるという生産性の悪いオペレーションを強いられています。それを解決するために業界・業種を超えたビジネスインフラを構築し高い生産性を確保しようというものです。

         

         まずは、自動車のエレクトロニクス化を考えると二つの業界(自動車業界と電機業界)にまたがるビジネスインフラ構築が急がれます。

          次いで、流通業界への拡張など順次拡大されると期待できます。

        ちょっとお得なパソコン活用術

        2010/03/02

        kobayashi2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。


         私は、当財団のICT担当と言われている(自称?)こともあり、今回もパソコンの便利な機能についてご紹介します。

         

         今回は、Excel2007の便利な機能「フィルタ」についてご紹介します。


         フィルタ機能自体は、以前からありましたが、Excel2007になってから各段に使いやすくなったと思います。


         フィルタ機能を簡単に説明すると、エクセルをデータベースのように使っている場合に、指定したデータ(行)のみを表示してくれる(不要な行は隠してしまう)機能と言えます。


         では、使ってみましょう。例えば、支払いに関するエクセルファイルがあったとします。シートには、「支払日」「内容」「担当者」の3列があるとします。このシートから先月1か月間のうちに担当が小林であったものだけを表示してみます。


         まず、このシートに対してフィルタを適用します。「データ」タブの「フィルタ」をクリック。これで、1行目の各列に▼が表示されたはずです。これだけで準備完了!


         ここからはデータ指定の作業になります。支払日の列1行目の▼をクリック→「日付フィルタ」をポイント→「指定の範囲内」をクリックして先月1か月間を指定します。次に、担当者の列1行目の▼をクリック→小林だけにチェックを入れてOK。


         以上で、先月に担当者が小林であった行だけが表示されたはずです。


         さらに、入力してあるデータをテーブルに変換しておいて、集計行を表示させておけば、抽出した行だけの集計ということも出来ます。お試しください。


        (元に戻すには、データタブの「フィルタ」をクリックするとフィルタ機能を解除できます。)

        「アフリカ諸国の方に起業支援事業を説明しました。」

        2010/03/01

        mikio2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北林幹生です。


         アフリカ諸国において中小零細企業支援や女性起業家育成支援を行っている行政機関等の担当職員を対象とした研修が広島県内を中心に行われ、2月16日、24日の両日に広島市における起業支援事業を説明する講師を務めました。


         この研修は、(財)ひろしま国際センターが国際協力の一環として、(独)国際協力機構(JICA)から「アフリカ地域中小零細企業支援機関育成」と「アフリカ地域女性起業家育成支援」の両コースを受託して行われたもので、そのカリキュラムの一部として当支援センターで実施している起業支援事業(起業支援アドバイザー派遣女性・シニア創業パッケージ型支援女性起業家サポート創業者向けセミナー・研修会など)を説明しました。


         様々な角度から事業についての質問があり、質疑応答時間だけで1時間かかるなど、自国での起業支援事業への真剣な思いがひしひしと伝わってきました。

         

                             〔中小零細企業支援機関育成コース〕 106.jpg

                               〔女性起業家育成支援コース〕

        107.jpg

        みかんとこたつの相関関係?

        2010/02/24

        bajyou2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・馬上です。

         

         先日のニュースで、昔に比べてみかんの出荷量が減っているという放送をしていました。その原因の一つとして、「皮をむくのがめんどうだ」とか「中の白い皮が爪の間に入るのが嫌だ」とか言う若い主婦や女子学生のコメントを流し、その対策として、皮をむいてあるみかんの新商品を開発した企業の紹介もしていましたが、その後で、唐突にこたつの生産量も減っているという話をしていました。結局、昔に比べて一家団欒の時間が少なくなり、家族でこたつに入って、みかんを食べながらテレビを見るという習慣がなくなってきているのが大きな原因ではないかということでした。ちなみに、統計資料からグラフを作ると下記のようになりました。(詳細に相関係数を計算したわけではありませんので、実際に相関関係があるかどうかはわかりません。)

         

         確かに、わが家でも今はこたつがありませんし、テレビドラマを見ても、昔は「時間ですよ」とか「寺内貫太郎一家」など、中央にちゃぶ台を置いて、皆で食事を取るシーンがありましたが、今のトレンディドラマではあまり見ることがなくなりました。

         

         このように、ライフスタイルの変化は産業や企業経営に大きな影響を及ぼします。ライフスタイルだけでなく、政治の動向や流行、トレンドなど世の中の流れに対して常にアンテナを張り、変化に敏感に対応できるようにしておくことが大切です。

         

        102.jpg

        雑学「地方銀行史」③ナンバー銀行

        2010/02/22

        kageyama.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営担当マネージャー・景山です。「地方銀行史」シリーズの3回目をお届けします。

         

         明治5年(1872年)の国立銀行条例では4行しか設立されなかったため、明治9年(1876年)には同条例が改正され、銀行が発行した紙幣の正貨兌換義務は無くなり、資本金の80%まで国立銀行紙幣の発行が可能になりました。


         重荷が外されたことで、国立銀行の設立が相次ぎました。


         現在64行ある地方銀行の殆どは、この時期に誕生しています。


         広島県では、明治11年に第六十六国立銀行(尾道市)、明治12年には第百四十六国立銀行(広島市)が設立されました。前者が現在の広島銀行の母体です(後者も後に合併)。


         こうした国立銀行の増加に伴い、紙幣増発によるインフレ懸念が高まったことから、政府は、明治12年11月の第百五十三国立銀行(京都府)を最後に、国立銀行(発券銀行)の設立を禁止し、以降は、紙幣を発行できない私立銀行の設立に限定されました。


         当時の国立銀行名には、全て認可順の番号が行名に付けられており、その番号が現在の行名に残っている銀行が、次の7行で、全て地方銀行(所謂第一地銀)です。


         第四銀行(新潟市)、十六銀行(岐阜市)、十八銀行(長崎市)、七十七銀行(仙台市)、八十二銀行(長野市)、百五銀行(津市)、百十四銀行(高松市)


         このうち八十二銀行は、第十九国立銀行(上田市)と第六十三国立銀行(松代市)の合併による足し算のナンバー銀行ですが、他は国立銀行当時の名称をそのまま残しています。


         この他に、第二地方銀行協会加盟の第三銀行(松坂市)がありますが、同行は国立銀行を母体としておらず、新ナンバー銀行と言われています。

        ひみつのケンミンショー

        2010/02/19

          tosa2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長の土佐です。

         

         テレビ番組のなかで、最近私のお気に入りの番組がタイトルにあるケンミンショーです。見られた方も多いかと思いますが、全国各地の不思議な習慣や食生活などをカミングアウトするバラエティ番組です。

         

         例えば、おでんの具が関東から関西にかけてどのように変化しているのか、また、おでんにつける辛子などの香辛料も各地で異なったりしています。さらに、大手餃子チェーン店の天津飯が関東ではケチャップ味で、関西以西は醤油味であったり、佐賀ではちゃんぽんの具にウスターソースをかけるなど、普段では思いつかない商品やメニューが紹介され、その商品を番組の出演者が食するのですが、ほとんどがおいしいという感想を述べています。

         

         新商品のアイデアは、机に向っていてもなかなか出るものではありません。こうした番組を見ると目から鱗状態になり、新商品の開発に繋がるのではないでしょうか。是非、経営者の方は御一考ください。

        リコールについて考えること

        2010/02/18

          kubo3.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクトマネージャー・久保です。

         

         国内最大手の自動車会社が、最近続けてリコールをしたことで話題になっていますが今回は市場品質問題について少し考えて見ましょう。


         商品の市場品質を確保するために、製造し出荷する前に検査・確認し、不具合を市場に出さないよう最大限の努力がはらわれていますが、それでも市場での不具合を完全にゼロにすることはできません。現実の問題としてリコールを避けて通ることは出来ないことです。


         リコールを行う意味は、欠陥が潜在している商品のユーザーに対して「重大な不具合が起こる危険性がある」ということを一早く知らせ顧客の安全を確保するとともに、「メーカーとしてどのように対策を実施するのか」を広く一般に告知することにあります。


         この場合、不具合が報告された時点からメーカーが具体的なアクションを取るまでの間にあまり時間を要すると、メーカーとして責任逃れをしているとの印象を与えてしまうため企業イメージが急速に損なわれ、その企業の存在意義そのものを問われる事態にまで容易に至ってしまうことは、これまでの例に枚挙のいとまがありません。


         従って、多くの企業では市場で品質問題が発生したときに、情報がいち早くフィードバックし、問題の発生→原因究明→対策案の検討→対策実施を可能な限り迅速に行えるようあらゆる事前の策を講じていますが、それでも今回のような問題は起こります。


         リコールを実施するかどうかの判断は、不具合の内容が生命・安全に直接かかわるようなものであったり、あるいは明らかな法規違反のようなものであれば容易ですが、今回一部に報道されたように「フィーリング上の違和感の問題だ」という捉え方があったとすると、リコールを実施するかどうかの判断は非常に難しいことだっただろうと想像されます。


         リコールは、企業にとっては起こしてはならないことです。開発、製造の実行部隊は、リコールは「絶対」に出さないとの固い決意で仕事をする必要があります。しかし不幸にして市場品質問題が起こった時には、経営者は「いかにして責任を回避するか」ではなく、「顧客満足最優先」の考え方を判断の拠り所とすべきです。よしんばそれで経営が立ち行かなくなったとしても、それが顧客第一主義を貫いた結果であるのと、社会的責任から逃げた結果であるのとでは天と地との差があります。経営者の見識と胆力が問われるところです。

        「何と御諚なり共、御旗ハ立申たり」

        2010/02/17

        創業支援担当・北林幹生 おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北林幹生です。


         当センターで経営者・管理者向けにリーダーシップ能力向上のための「管理者スキルアップ研修」(講師:有限会社コンサルネット 代表取締役 小林茂之氏)を開催したことは、このブログで既報のとおりですが、この研修で「なるほど、そういうことだったのか」と思わず納得したことがありました。

         

         

        〔小林先生の講義内容〕


         リーダーシップとは単に影響を及ぼそうとする試み(行動)であり、その行動の成果の有無は2つのパワー(リーダーが保有する「ポジションパワー」と「パーソナルパワー」)に作用される。「ポジションパワー」は組織内の公的地位・権限に伴う力であり、「パーソナルパワー」は個人的な影響力、人間力である。さらに、この2つのパワーの発揮の差は、部下がそれぞれ持っている意欲や能力の高低に応じる。


         このため、例えば、高い自己統制を持つ人(意欲、能力がともに高い人)は、他人の言いなりにならず、主君の命令といえども理不尽なことには従わないという誇りを持っており、ポジションパワーは通じず、パーソナルパワーが大きく影響する。

         

         以上の話を聞いたとき、ある人物のことを思いました。その人物は「大久保彦左衛門忠教」です。忠教は、徳川軍が大坂夏の陣で真田信繁により本陣を襲われ大混乱に陥ったことについて、戦後、二条城で行われた詮議の場で、御旗が立っていなかったと家康を含む多くの者が言う中で、ただ1人家康の前で、御旗は立っていたと言い張り、家康に激怒され、それでも主張を曲げなかったという武功派でした(御旗とは軍旗のことで、御旗が奪われることはお家の恥であるなど、「御旗が崩れる」ことはぶざまなことであった)。そして、その忠教が、自著『三河物語』の中で、「主君たるの大事は「慈悲・情け・哀れみ・武勇」の4つだと述べている。」(第一法規出版「古典大系 日本の指導理念5」)ということを思い出しました。


         他人の言いなりにならない自尊自立の精神の持ち主とも言える忠教が、主君に部下への思いやりを大いに求めていたというその思想について、小林先生の話を聞いてすっかり納得してしまいました。

        環境への取り組み!緑化によるヒートアイランド現象緩和について

        2010/02/16

        mennde.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

         

         広島市は、今年4月1日から緑化推進制度を始めます。都市の緑化を推進することによって、ヒートアイランド現象の緩和他を図っていくためです。今回の緑化推進の特徴は、屋上や壁面の緑化も含まれ、また太陽光発電装置等を設置した場合もその面積が緑化と認められることです。

         

         舗装された道路等による土中の保水力の低下、空調や自動車等からの人工排熱の増加、裸地・緑地の減少等からの蒸散量の減少等があって、都市における温度は、高くなっています。広島市も100年前と比べると、気温が2℃上昇しているといいます。

         

         樹木草等の植物は、根を介して土中から水を吸い上げます。その吸い上げた水の半分くらいは、葉等から蒸散されます。その蒸散によって、水を汲み上げる、自分自身を冷やす、そして樹木の周囲の気温を下げたりします。もしこの蒸散がなければ、厚さ300μmの葉は、直射日光によってわずか1分くらいで100℃まで上がるとのことです。この蒸散による放熱は、蒸発熱損失(潜熱損失)と呼ばれます。水1kgを0℃から100℃に上げるエネルギーは100キロカロリ-です。一方、100℃の水1kgを蒸発させるエネルギーは、その5倍以上の539キロカロリ-です。いかに蒸散による放熱が大きいかがわかります。

         

         根から吸収した水は、光合成にも使用されます。樹木草は、光合成で空気中の二酸化炭素を栄養源にして、太陽から光エネルギーを貰い、デンプン等の炭水化物を作りながら成長するとともに、炭素を自分の中に固定化します。と同時に、私達に必要な酸素を吐き出します。一方、人間はその酸素を吸い込み、二酸化炭素を吐き出しながら生命を維持しています。

         

         現在、屋上とか壁面の緑化、駐車場緑化ビジネスに取り組む企業も増えて来ています。私達の住空間に緑を増やしていく工夫が、これから一層必要になって来ているともいえるのではないでしょうか。

        小売店舗が利益を上げる方法(2)―重要商圏の分析―

        2010/02/15

        tsunemoto.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・常本です。

         

         商圏を計算式(来店客構成比÷人口構成比=商圏強度)で把握したら、その計算により導き出された重要商圏(1次・2次商圏)の情報をより分かりやすくするために、地図を利用します。


         自店の周辺(半径約1.5km位)が入った町丁目の境界が書かれた略地図を用意して、商圏強度別に町丁目を色鉛筆などで色分けしてビジュアル化を行い、自店を中心にして、半径500mと1kmに相当する部分にコンパスで円を書き、その範囲内に存在する競合店を記入します。これにより、自店と競合店の状況を具体的にビジュアルで見ることができるはずです。

         


        100.jpg また、事前にアンケートによって、「自店以外に通う店はどこですか?」などの競合店情報を入手しておくとより分かりやすいものができます。


         状況を把握して最初にやることは、自店に来る顧客の特性をつかむことです。まず、色分けされた商圏の内、1次商圏となる地域を確認し、顧客の年齢層・購入商品などを調査します。


         例えば、近所の高齢者の利用が多いということが分かったとします。その結果を基に、高齢者向けの商品のラインナップを整えることで、売上の向上が見込めることとなるのです。

         

         ―次回に続く―

        「HiBiSインターネットビジネスフォーラム2010」のご案内!

        2010/02/12

        kishino.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。

         

         今日は、今月26日(金)に開催されます、「HiBiSインターネットビジネスフォーラム2010」のご案内です。


         
         前回、ビジネス事例の募集を案内したところですが、以下の5社が事前審査により選ばれました。

         

        「~中小スーパー向けSaaS型~ネットスーパーシステム」 株式会社リマック


        「~インターネット遠隔監視制御装置『OkudaServer OsBox』~」 奥田商事株式会社


        「「カラーコード」を使って仕掛ける地域を巻き込んだビジネスモデル」 カラフルブリック株式会社


        「Google mapsを利用したGIS(地理情報システム)もう迷わない!「ピンしるべ」」 株式会社ウィング


        「高く売って安く買える、家電の売買サイト "バイ アンド バイ リアルタイム"」 株式会社ネクストビジョン


         
         各社、特徴をもったビジネス事例の発表と記念講演会、交流会もありますので、今後のインターネットビジネスの参考に、また異業種の方との出会いの場としてフォーラムに参加ください。
         
         詳しい内容は、こちらをご覧ください。

         

        (グローバルビジネスのヒント:グローバル商品マーケティング編その5)

        2010/02/09

        konndou.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・近藤です。


         商品がターゲットとする顧客・クラスター、そして商品のコンセプトが明確になれば、次はそのコンセプトに基づき、商品を構成する技術内容(商品仕様)の設定、そして台数・価格、マーケティングコスト(つまり宣伝や値引きのためのコスト)の設定のステップへ移ることとなります。

         

         これら設定された商品仕様、価格・台数・マーケティングコストの成果として、当該商品の採算性が推定され、最終的には企業を取り巻くステークホルダーズ(従業員、株主、顧客、社会)への成果の配分がベストになる商品が決定されていくことになります。


         具体的プロセスをもう少し細かく見てみましょう。


         商品コンセプトをモノとして展開する際、同じセグメント(商品市場)に参入している競合車群の中で、自社商品がターゲットとする競合商品(群)を決めます。


         商品の属性(仕様)ごとに自社商品をどのように位置づけるのかを決定します。競合車に比べ、優位なものにするか、並のレベルで良いのかを決めるのです。ターゲット顧客の声を聞きながら、そしてターゲット商品を調べながら、属性ごとにレベルを決めるのです。


         つまり、開発陣が市場(マーケティング)の要望に基づき、目標とする性能・商品性を設定します。


         目標が高ければ高いほど、開発の難易度は高く、開発の時間とコストは増えますので、目標は、商品の生産開始時期や想定価格に沿うものでなくてはなりません。市場ごとにターゲット商品を変える場合は、仕様の決定は複雑で困難なものとなりますが、これはグローバル商品の宿命です。

        ちょっとお得なパソコン活用術

        2010/02/05

        kobayashi.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。


         私は、当財団のICT担当と言われている(自称?)こともあり、今回もパソコンの便利な機能についてご紹介します。

         

         そろそろWord2007、Excel2007を使っている人が増えてきたと思っていますが、皆さんのWord2007、Excel2007の画面左上には何が表示されていますか?Officeボタンのすぐ右側(クイックアクセスツールバー)です。初期設定では、「上書き保存」、「元に戻す」、「やり直し」の3種類だけとなっているはずです。
         今回は、ここを少しカスタマイズして、Word、Excelを便利にしちゃいましょう。

         

         クイックアクセスツールバーの少し下(リボンのタブの上)でマウスを右クリック→クイックアクセスツールバーのカスタマイズ→クイック印刷→追加→OK。

         

         これで、クイックアクセスツールバーに印刷ボタンが表示されます。印刷したい時にワンクリックで印刷できるので便利ですよ。
         あとは、印刷プレビューのボタンも配置しておけば、作業効率はグンとアップするはずです。お試しください。

        2010年のITキーワードとは?

        2010/02/04

        hamada.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの浜田文男です。

         

         先日、ITpro読者が選んだ2010年のITキーワードが発表されました。

         

        上位10位までを挙げると、

         

        1位:クラウド・コンピューティング 2位:Windows7 3位:IPv6
        4位:プライベートクラウド     5位:Android  6位:国際会計基準
        7位:無償ウイルス対策ソフト    8位:Chrome OS
        9位:IPv4アドレス枯渇問題  10位:サーバー仮想化

         

        となっています。

         

         このうち1位のクラウド・コンピューティングと2位のWindows7は2009年でも1位と2位を占めていました。逆に3位以下は一つを除いてすべて入れ替わっています。一つとは7位の無償ウイルス対策ソフト(2009年10位)です。
         全体を概観すると、インターネットの利活用シーンに関連するキーワード、企業及び企業グループのITシステムの効率化に関連するキーワード、および、企業経営の評価基準のキーワードが挙げられています。
         これらのキーワードを頭に入れてICTの情報を読み、その動向を推測してみるのも面白いと思います。

        地域の魅力を活かしましょう!

        2010/02/02

        hirayama.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・平山です。


         先日、企業のご支援で、広島市外に行くことがあったのですが(市内の企業様でしたが、その事業所は市外でした)、国道54号をひたすら北上し、広島市外に出るときには、「広島市はこんなに広いのか!」と改めて感じました。

         

         広島市は広域合併により拡大しており、市内には「山村振興法」の指定を受けている地域も存在します。このような地域の企業は市街地の企業に比べ、雇用や輸送面などでハンディを背負っているといわれます。


         反面、地域特産の農産物や、豊かな自然等の観光資源など、市街地企業にはない経営資源も存在します。そのような中山間地域の企業に地域振興の核として頑張っていただくお手伝いができればと思っております。

         

         遠方の企業様で、当センターまで来るのが難しい場合は、専門家を現地に派遣する制度もありますので、お気軽にお問合せ下さい。

        「ひろしまベンチャー助成金」(21年度下期)の審査が始まりました

        2010/01/29

        kageyama.jpg おはようございます

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営担当マネージャー・景山です。

         

         今回で第14回を迎える「ひろしまベンチャー助成金」の審査が始まりました。
         12月末に募集が締め切られ、合計で63件(うち法人42件、個人21件)と前回に続いて60件を超える応募がありました。

         

         事業分野別では、新製造技術が17件と最も多く、次いで環境・バイオ10件、流通・食品9件、情報通信7件など、となっています。

         

         1月下旬に一次審査(書面審査)、2月上旬に二次審査(面接審査)を行った後、3月には助成金贈呈先が決定され、贈呈式も行われる予定です。

         

         私も、一次審査員の一人として、審査を行いました。今回は、法人の応募が多かったこと、新製造技術や環境・バイオ分野の応募が多かったことも関係しているのでしょうか、新規性・独創性に富み、レベルが総じて高い案件が多かったように感じました。

         

         それだけに、「ベンチャー大賞」にはどこが選ばれるのか、前回創設されたが該当は無かった「エコ特別賞」はどうなるのかなど、大変興味深いところです。

                                                        以   上

        「モノづくり事はじめ-16」

        2010/01/28

        kubo.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクトマネージャー・久保です。

         

         (12月号からの続き)

         

         このコラムが始まってほぼ1年が過ぎましたが、前号までで開発段階が終了し、いよいよ生産の段階に入ります。 
         ここでこれまでのプロセスをもう一度おさらいしてみましょう。

         

        ①企画段階では、具体的に新しい商品を開発するために、デザイン、構造、性能、コスト、重量という切り口で見たときにそれぞれどの様な内容にしたらよいかを考え、これを目標値という形で定義をし、関係者全員がこの目標を共有化することが大切です。 商品の開発、製造には多くの人々が関係しますが、全員の活動のベクトルがこの『目標を達成、実現』することに統一されることになります。

         

        ②開発段階ではこの目標値を達成するために構造、機能/性能、製造可能性(現有技術で製造できるか)、コスト、法規適合性等あらゆる面からの検討を行った結果として、設計図面に表現されます。 そしてこの設計図面に基づいて試作品を作り目標が本当に達成されているかどうかを検証しました。 試作品の性能評価等で目標が達成されていないことがわかった時は、再度検討、設計を繰り返して最終的にこれで目標がすべて実現可能であるという確証が得られるところまできたわけです。

         

        ③一方、生産準備の面では開発の情報、結果を取り込みながら生産設備・ラインの検討、設計が本格化してゆきます。 そして開発の終了とほぼ同時に量産準備が整うように全体の運営ができることが理想ですが、しかしここで最も大切なことは、この図面の通り作れば目標はすべて達成できるということが確認できるまでは、成形型、設備等の高額な投資をスタートさせてはならないということです。

         

         ここまで来れば開発の活動はほぼ終了しますが、まだ完全に終わってしまうわけではありません。 次回はこの量産段階での開発の仕事について見てみましょう。  (次号へつづく)

        不易流行と経営

        2010/01/26

          fujita3.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センター所長の藤田です。

         

         ダーウィンは、進化論の中で「生き残る種というのは、最も強いものでもなければ、最も知能の高いものでもない。変わりゆく環境に最も適応できる種が生き残るのである」と結論付けました。

         

         経営も同様に、変化する環境に適切に対応していくことはきわめて重要です。「経営とは環境変化への対応術である」と言われる所以です。

         

         それが高じて、環境変化への対応がなければやっていけないと言うような風潮が顕著になっているような気がします。世の中、消費者も企業も全て、100年に一度の経済危機だ、デフレスパイラルだということで、低価格への対応こそが「環境変化への対応」の全てであるというような風潮も生まれ、値下げ、増量、低価格商品の投入を競い合い、それが売上の減少を招き、一層の低価格化に奔走し翻弄されるという悪循環に陥っています。

         

         ところで、芭蕉は「不易流行」という言葉を残しています。不易とは「時代や環境の変化によって変えてはならないもの、不変の原理」であり、流行とは「時代や環境の変化に従って変えていかなければならないものという意味です。
         俳句は五七五の十七文字とすることや必ず季語を入れることなどが決まっている(不易)ため、常に新しい句材や表現(流行)を取り入れないと陳腐な俳句になってしまう、ということがその意味するところです。経営にも、この「不易流行」という考え方が大切ではないでしょうか。

         

         経営にとっての不易とは経営理念です。わが社は、何のために事業を行うのか、その目的はなにか、ということを簡単でもいいので経営理念として明文化し、それを従業員と共有することで価値観や目的意識のベクトルを合わせることが大切です。
         経営とっての流行とは経営戦略・戦術です。変化する環境に適合して販売、商品、接客などを常に見直し、変化させる必要があります。

         

         「環境変化への対応」ということだけで自社が持っていた良さ――顧客重視の丁寧な接客や品質第一の作り込みといったこと――を忘れてはいないでしょうか。中小企業が大手と対抗するには同じ土俵で戦っても勝ち目はありません。自社の経営のあり方を経営理念に落とし込んで、それを基に、自社の方向性や使命を明確にしたうえで「環境変化」に対応していくことが大切と思います。

         

         当センターでは、御社の役に立つ支援を全力で行います。どうぞご利用ください。

        お店の客動線について

        2010/01/22

        tosa.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」副所長の土佐です。

         

         今回は、お店における客動線について考察したいと思います。
         客動線とは、顧客が商品を購入するために店内を歩いたあとで、長いほど売場効率、販売効率がよくなるものと言われています。
         このため、客動線は、店内全体にムラなく伸びることが、店舗レイアウトとしては望ましく、これには通路構成、通路幅、商品配置、陳列技術、陳列設備構成、照明方法等を配慮して計画する必要があります。
         客動線を調査するためには、自店の店内配置図を作成して、複数コピーを行い、来られた顧客の動いた動線をその配置図に落とします。これは全部の顧客を対象に行うことが望ましいのですが、接客などもあることから、5名毎に行うなどしても結構です。こうして調査した顧客の動線を最終的に1枚の店内配置図に落とし込みます。そうすると、店内のどの場所に多くの顧客が寄っているか、どの場所が顧客の行かない場所か一目で分かります。
         顧客の行かない場所には、何らかの問題点(例:通路幅が狭い、販売員が立っている、魅力的な商品がない、照明が暗い、ディスプレイがまずい等)があるはずです。
         その原因を分析し、対策を立てることにより、売場効率は改善されますので、是非皆さんのお店でも実行してみてください。

        広島市企業の環境取組みを学習するために早稲田実業高校の皆さんが来広!

        2010/01/19

        mennde.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

         

         昨年12月21日(月)に、東京の早稲田実業高校2年生6名の方々が、広島市のバーチャル環境展に載った2社に、広島での環境の取り組みを学習されるために来広されました。

        220119.jpg           午前 京美銘木訪問                 午後 上野園芸訪問

         

         京美銘木では、木材と製品との関係、木材の果たして来た役割等々を学習されました。樹木を育てるには、山の整備から植林、伐出し、運搬、製品化、販売に至るまで整えることが必要です。そのためには、実に300年にわたる地域全体での取り組みが要求されるとのことです。樹木育成だけでなく環境に取り組むには、長期的な視野に立った社会的なアプローチが必要になってくるのではないかと思います。

         

         上野園芸では、農業経営の難しさに対して、どのように農業を継続されたかのお話を聞きました。従来の農業の在り方に対して、『農業の楽しさ』を経営要素に加えていけば良いのではないかと考えられ、その一つとして、屋上緑化に取組まれました(広島市中小企業支援センターの助成金を活用)。

         屋上農業は、ヒートアイランド現象緩和だけでなく、都市住民へ『癒し』や『楽しみ』をもたらします。 その中で、人とのふれあいや農業への愛情が生まれてくれば、これからの農業に明るい展望が開かれて来そうです。

         

         環境を考えるには、広範囲な知識と深い理解、地域とのふれあいや共同行動が必要になってきます。そういう意味で、若い世代から環境への関心を持って取組んで貰うことが、今後より一層必要になって来るのではないでしょうか。

        (グローバルビジネスのヒント: グローバル商品マーケティング編その4)

        2010/01/14

        konndou.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・近藤です。


         ある商品のターゲット顧客や顧客クラスターを選択し、それらにフィットした商品コンセプトを練るにあたって重要なポイントは、ターゲット顧客がその商品を手に入れたいと思うニーズに、商品がフィットしたものでなくてはならないということです。
         ネームプレート・ブランド・ポジショニングという概念があります。これは顧客ニーズと商品コンセプトの関係を表現するものです。
         ターゲット顧客がなぜその商品を手に入れるに至るのか。
         「ある湖畔に自分のクルマを止めて、そのそばに佇む時、心の安らぎと、自分の未来になにかしらの'ときめき'を感じ、このクルマを持てる幸せを感じる。」
         この顧客の心の深いところにあるウォンツが「なぜこの商品を手に入れたか」を理由づける「商品コンセプト」や、またそれを構成する「商品技術」につながっているのです。当然、競合する他車に対して、この商品のみが持つ強み、特徴がそれでなくてはなりませんし、同時に、顧客のデモグラフィック(年齢、年収等)にふさわしい価格帯の商品であることも必要です。
         これらを、総括的に表現するのが、ネームプレート・ブランド・ポジショニングです。
         グローバル市場に、一つの商品で、地域、文化の違いを包含する商品・技術を設定するのは困難を伴いますが、それがグローバル商品マーケティングなのです。

        小売店舗が利益を上げる方法(1)―自店の商圏分析―

        2010/01/13

        tsunemoto.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・常本です。

         

         今回は、小売店舗が自店の状況を把握するために最初に分析するべき、商圏の把握方法について説明します。

         

         商圏とは、店舗(自店)が影響を及ぼす地理的な範囲のことです。また、自店を利用しているいないに関わらず商圏内に居住する全人口を商圏人口といいます。
         小売店舗であれば、自店を中心に半径約1kmの範囲に居住する来店者の状況を調べて自店の商圏を把握することが一般的で、人口は、市役所の公開している情報で把握します。
         来店者調査の方法としては、アンケート調査やポイントカード情報から入手する方法があり、これらで集めた情報を活用して来店者の居住地を町丁目のレベルで把握します。
         その後、来店者の多い順に町丁目ごとに並べて、商圏強度という自店にとってその町丁目はどの程度重要なのかを把握する計算をします。

         計算式は、(来店客構成比(※1)÷人口構成比(※2)=商圏強度)です。


         この計算式により算出される商圏強度が2.0以上ある地域が1次商圏となり、商圏強度が1.0~2.0未満を2次商圏といい、この1次商圏と2次商圏を合わせた地域を重要商圏と位置づけます。この重要商圏が、自店の売上高の向上を図る上で、一番最初に対策を行うべき地域となります。(次回へつづく)

         

        ※1 (1町丁目の来店客数)÷(来店客総数)=来店客構成比
        ※2 (1町丁目の人口)÷(来店客居住地全体の人口)=人口構成比

        広島におけるインターネットを活用したビジネス事例を募集しています!

        2010/01/12

        kishino.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。

         

         HiBiS(広島インターネットビジネスソサィエティ)では、インターネットを活用したビジネス事例を募集しています。
         対象となる事例は、過去実施されたもの、現在進行中のも、企画中のもの、どのようなフェーズでも構いません。インターネットを活用されていれば業種も問いません。
         また、HiBiSのメンバーであるなしを問わず、自薦他薦形式で募集しています。提出いただいた全ての発表原稿は、小冊子にまとめ「第13回HiBiSインターネットビジネスフォーラム」当日(2月26日(金))に配布されます。
         事前審査により選ばれた5件のビジネス事例は、フォーラムにて発表の場も設けられています。
         メリットとして、このビジネス事例集は、マスコミ各社・関連行政機関に告知・配布されますので、ビジネスを行われている各社の広報活動のPRにつながります。

         

         応募をご検討の皆様!締め切り日(1月15日(金))が間近に迫っていますので、お急ぎください!

         

          ※HiBiSは社団法人広島県情報産業協会の特別プロジェクト委員会です。

        「スーパークリエータを目指そう!!!」

        2010/01/08

        hamada.jpg 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

         

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・浜田文男です。


         みなさん、情報技術を磨いてスーパークリエータを目指してみませんか!

         

         新年第1回は、独立行政法人 情報処理推進機構(以下、IPAと記載します。)が行っている未踏IT人材発掘・育成事業を紹介します。

         

         IPAのホームページに『この事業は、ソフトウェア関連分野においてイノベーションを創出することのできる、独創的なアイディア、技術を有するとともに、これらを活用していく能力を有する優れた個人(スーパークリエータ)を優れた能力と実績を持つプロジェクトマネージャーのもとに発掘育成いたします。また、スーパークリエータとして認定された者が、新たなスーパークリエータの発掘を行う等の人材育成へ参画していく環境を整備するとともに、ビジネス化の能力を発揮できるよう、産業界との連携を促進いたします。』と書かれており、個人であれば応募できます(法人は応募できません。)。


         2009年度の応募結果を見てみますと、2009年度上期未踏本体の応募プロジェクト総数は124件であり、採択プロジェクト数は18件です。


         採択プロジェクトの中に広島の企業の方が採択されています。


         『後藤 誠氏』(安芸情報システム株式会社)、テーマは「コンシューマ向け重複排除型オンライン・ストレージ・サービス」、昨年11月に開催されたEXPO'09広島に出展していました。


         さらに、遡ると2006年度上期 『赤木(二宗)崇氏』(現在、まよシステムズ)、テーマは「Ruby言語によるオープンソース Webコマースシステムの開発


         
         我こそはという方、是非チャレンジしてください。もちろん相談対応いたします。

        ちょっとお得なパソコン活用術

        2010/01/07

        kobayashi.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。


         私は、当財団のICT担当と言われている(自称?)こともあり、今回もパソコンの便利な機能についてご紹介します。

         

         広島市中小企業支援センターで作成している電子ファイルは、全てファイルサーバに保存していますが、先日、私が担当している事業のファイルがフォルダごと行方不明になりました。検索してもヒットしません。どうやら削除されているようです。そのフォルダには過去3年分のファイルが入っていました。

         

         ここで、何も対策がされていなければ ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!! だったのですが、うちのサーバではボリューム シャドウ コピー サービスを機能させているため、目的のフォルダだけを戻したい過去の時点にまでさかのぼって、簡単に復旧させることができました。( ̄ー ̄)ニヤリ

         

         ファイルサーバでデータを一元管理することは、効率化や生産性向上が図れる一方、職員であれば誰でもファイル操作が可能であるため、このような事故は必ず発生するものです。事故を事前に予測し対策がされていれば、復旧に要する時間や労力を最小にすることができます。ちなみに、今回、復旧に要した時間は30秒ほどでした。

         

         いやぁ~、サーバってえらいですね。今回も楽させてもらいました。

        雑学「地方銀行史」②国立?銀行

        2010/01/05

        kageyama.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営担当マネージャー・景山です。「地方銀行史」シリーズの2回目をお届けします。

         

         明治5年(1872年)に設立された日本最初の銀行(4行)には、国立銀行という名称が使われましたが、国営の銀行ではなく、全くの私立銀行でした。

         

         これは、モデルとしたアメリカの「ナショナル・バンク」を直訳したためです。


         日本の銀行制度は、後に初代総理大臣となった伊藤博文の進言により、アメリカの銀行制度をモデルに導入されました。当時の政府は、他の近代的諸制度同様、日本語訳に非常に苦心し、学者や先生方と種々相談を重ねました。

         

         第一国立銀行の初代頭取に就任した渋沢栄一の苦心談によると、以下のような経緯で、「ナショナル・バンク」の訳が決まったようです。
         「ナショナル」とは国のことだが、一字では熟語にならないので「国立」としよう。
         「バンク」というのは金を取り扱う所だ。中国では商店に「行」の文字を使う(洋行とか商行)。しかし「金行」というのも妙でないから、「銀行」としよう。

         

         そんなことで、「国立銀行」という名が生まれたそうです。今になって考えてみると、政府から紙幣発行を委託された民間会社なのですから、「国法銀行」と呼ぶのが正確だったのではないでしょうか。

        新年のご挨拶

        2010/01/04

        fujita3.jpgあけましておめでとうございます。がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センター所長の藤田です。


         皆様方にはすがすがしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

         

         昨年は、中小企業にとって大変厳しい一年でした。


         暫くは厳しい状況が続き、景気が一気に好転するとは思えませんが、景気はまさに"気"であり、消費者の買う"気"に応える経営者の本"気"と従業員のやる"気"が、景気上昇の一つの鍵を握っていると思います。

         

         我々、広島市中小企業支援センターは、今年も職員一丸となって、経営者の本気と従業員のやる気に応えるため、全力でがんばる中小企業を支援してまいります。

         

         2010年も引き続き、広島市中小企業支援センターを「使い倒して」いただき、創業や経営革新を実現させてください。

        96.jpg

        「モノづくり事はじめ-15」

        2009/12/24

        kubo2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクトマネージャー・久保です。

         

        11月号からの続き)

         

        (いそがばまわれ)


         つまり前工程の情報を可能な限り先取りすることで後工程の作業を早めにスタートさせたり、逆に関連する検討・検証を早めにすることで品質の高い図面(実現性の高い図面)に熟成し、これによって開発期間を短縮するわけです。しかし、ここでは注意しなければならない大きな落とし穴があります。


         試作の段階で実際に試作品を作った後、『評価・検証』を行いますがその結果として、当初の図面では狙い通りの機能が得られなかったり、性能が出ないということがわかり改善、変更が必要になるということが起こりうるのです。

         
         従ってどんなに生産準備を急いだとしても、試作品の『評価、検証』によって図面の変更が必要かどうかを確認することを待たずして、見切り発車で量産用の型の手配や設備の手配に入ることは絶対にしてはならないということです。後から変更が必要になった場合に、見切り発車したが為に発生した費用はすべて無駄、すなわちドブに捨てたと同じことになってしまうからです。

         

        (ICT発達の恩恵)


         更に最近では、ICT技術の発達により、試作品の製作期間を大幅に短縮することが可能になりました(ラピッドプロトタイプ)。また設計時のデジタルデーターをもとに、実際には試作品を作らずに部品や装置の構造、作動、機能をコンピューター上で3次元確認できるバーチャルエンジニアリングがすでに実用段階に入っており、試作そのものを省略できるところまで技術が進歩してきています。このバーチャルエンジニアリングによって、開発期間はさらに短縮することが可能となりました。(次号へつづく)

        アナログ価格とデジタル価格

        2009/12/22

        mikio.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北林幹生です。

         

         前回のブログでは、知人から聞いた「商品のパック料金」を話題にしました。その後、パック料金が気になり、店に入ると特に注目しています。


         休日に車で外出して昼食時に、いかにも地元のお店という感じの中華料理店に入りました。次のような紙が貼ってありました。


           オードブルご予約受け承ります
           2~3人前   3,150円
           3~5人前   6,300円
           5~6人前  10,500円
           7~8人前  15,750円


         6人で食事をする場合、価格は10,500円ですが、「2~3人前」×2セット=6,300円の方が断然いいのではないかと思いました。


         しかし、この紙は昨日、今日貼ったようなものでなく、ずいぶん汚れています。ということは、この価格体系は地元の人たちに受け入れられているようです。


         例えば、この「2~3人前」は「6品」、「5~6人前」は「10品」と読み替えればいいのかも知れません。あるいは、お客さんが6人で食事をしたいと言えば、集まるメンバーと料理のボリュームを考えて「お得な3~5人前の6,300円でいかがでしょうか」など、お客さんとのコミュニケーションで柔軟に対応しているのかも知れません。


         残念ながら、お客さんが多い時間帯で、店の人に話を聞くことはできませんでした。

         

         前回のブログのようにパック料金をデジタル的に明確に設定しなければいけない場合だけでなく、今回のようにあいまいな料金設定の許されるアナログ的なパック料金もあっていいのではないかと思いました。

        色の特性と利用方法

        2009/12/21

        tosa.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」副所長の土佐です。

         

         今回は、色の持つ特性、性質を理解し、これをお店作りや販売促進などに活用していただきたいと思います。

         

        (1) 色と軽重

         一般に明度の高い色は軽く、低い色は重く感じます。従って、軽い色のものを上部に、重い色のものを下部に置くと安定感が得られます。また、レジャー用品などは軽い色で表現することで軽快さを、進物用品などは重い色を使うことで格調の高さ、信頼感が出るといわれています。


        (2) 色と遠近(進退と伸縮)

         一般に暖色系(赤、橙、黄)は膨張、進出性があり、寒色系(青、青紫、緑)は収縮、後退性があります。
          このため、店舗が狭い店では、後退色を使用することで実際よりも広く感じることになります。また、店の奥部や死角部分への誘導を行う場合は、進出色を利用することで不利をカバーできます。


        (3) 色と動静(興奮と鎮静)

         また、暖色系の彩度(鮮やか)高い色は興奮感(動的)を伴い、寒色系の彩度の低い色は鎮静感(静的)をもたらします。
          このため、顧客を店内に長く滞留させたい場合は、落ち着いた雰囲気を演出するため、寒色系か暖色系の彩度の低い色を利用すると効果があります。また、大売り出し期間中には、積極的な興奮感が得られる暖色系の活用が効果的となります。

        エコノミー優先からエコロジー優先の時代が来る!?

        2009/12/16

        mennde.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

         

         今回は以前紹介しました、中小企業は「環境ビジネス」で儲けなさい!という船井総合研究所 菊池功監修の本にある内容を一部ご紹介します。

         

         この本の中で、「2015年頃が、エコノミー優先からエコロジー優先へと価値観が大転換する年」と予測しています。「世界の環境情勢や日本の政策・規制・補助金の状況、環境技術の開発状況や消費者意識の変化を考えると、それぐらいの時期になる」という予測です。

         

         現在米国もCO2削減に取り組む姿勢を示し、世界的に環境への取り組みが、目に見えてはっきりして来ました。そして日本の環境規制も強化される一方ですし、環境への関心が消費者の中にも徐々に浸透しつつあります。また、環境ビジネスのエネルギー、廃棄物&リサイクル、水・土壌、空気・大気、エコ製品・エコ素材、健康素材・健康製品等々の多くが2015年ごろには、成長期・成熟期に入ることが、この本の中で予測されています。今やエコノミーだけでなく、エコロジーも考えよう!という動きが加速して来ているともいえます。

         

         実は、エコノミーもエコロジーも同じ語源オイコス(家)という古代ギリシャ語から生まれています。「エコノミー(経済)」の語源は古代ギリシャ語のオイコス・ノモス(家の法)が転じたものであり、「エコロジー(生態学)」はオイコス・ロゴス(家の論理)からきたことばです。

         

         エコノミー優先一方の社会から、エコロジーを優先しながら、経済活動を続け、オイコス(家、私達の生活空間)を維持・発展させていこう!その大転換の年が、2015年ごろになるとの予測です。それが、どうも本当になりつつあるのではないかとも思えるようになってきました。さて皆さんは如何お感じでしょうか。

        来年への準備

        2009/12/15

        hirayama.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・平山です。


         皆さんは、手帳をご利用になりますか?僕は毎年この時期になると、「来年こそは手帳を使いこなすぞ!」と決心をし、色々な手帳を物色します。しかし使いこなせず、結局は簡単な手帳でスケジュール管理をするだけになってしまいます。今年は、「超整理手帳」を使いこなそうと思っていたのですが、結局あまり使いませんでした。


         しかし、来年向けに良い手帳を見つけました!「ビジネス力養成 小宮一慶手帳」です。最近は本の著者が手帳を出されることが多いですが、これもその1つです。この手帳のよいところは、月初に目標を立て、それを実行、検証というPDCAが回せるようになっているのです。今年の11月から使えるようになっているので使ってみましたが、スケジュールも管理しやすく、非常に使いやすいです。


         当センターのコンサルタントの先生は、パンパンになったシステム手帳をもっていらっしゃる方が多くいらっしゃいます。皆さんも手帳使いの達人になるべく、一緒に頑張りましょう!

        (グローバルビジネスのヒント: グローバル商品マーケティング編その3)

        2009/12/11

        konndou.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・近藤です。


         さて、本日は商品コンセプトがどのように作成されるのか述べてみます。
        商品戦略の基本は、商品をどの市場に位置づけるかということであり、そのためには、まずは商品のターゲット顧客を決めることになります。


         実はターゲット顧客は世界でたった一人しかいません。ターゲット顧客がどのような所に住み、生活し、何を考え、そしてどんな物に囲まれて、仕事をしたり、楽しんだりしているかを想定します。


         従って、最初にやることは市場ごとの顧客データを把握することですし、またそのデータの将来予測も重要です。今検討している商品(自動車)は4年から8年後くらいまでのライフサイクルの間、ずっと競争力を持っていなければならないからです。


         商品コンセプトを作成するとき、このように顧客として世界で一人の人を想定するのが基本ですが、残念ながら商品はたった一台で成り立つわけではありません。顧客層をグローバルに拡大していくには、いくつかの商品バリエーションを設定する必要があります。


         近接するターゲット顧客が集まるクラスター(かたまり)をいくつか選択し、それらのクラスターにフィットした商品バリエーションによりポートフォリオを組むことが必要になります。いかに効率的なポートフォリオを組むかが勝負です。


         地域や文化による違いを効率的なポートフォリオにまとめ上げるのは大変難しい作業です。しかし限られた経営資源(人、物、金)で商品戦略を展開する時、避けて通れないことなのです。

        情報セキュリティ対策 中小企業向け指導者育成セミナーに参加しました。

        2009/12/08

        hamada.jpgおはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの浜田文男です。


         先日、掲記のセミナーに参加しました。約20名が出席しており、今後、中小企業向けの情報セキュリティ対策講習会講師として活躍することと思います。

          
         このセミナーは、経済産業省とNPO日本ネットワークセキュリティ協会が主催し、広島商工会議所、日本商工会議所、全国商工会連合会、NPO ITコーディネータ協会、全国中小企業団体中央会、中小企業診断協会が後援しました。


         内容は【指導者基礎研修】【指導者実践研修①、②】があり、基礎研修はテキスト中心の座学、実践研修①は指導用ツールの利用法を主体とし、実践研修②は"与えられた課題"について5名毎のグループによるディスカッションと結果発表でした。計6時間半に及ぶ長丁場でしたが充実したセミナーでした。


         さて、ネット技術の進展とその活用に伴い中小企業の活動の幅が拡大し、情報量が増大しています。この大事な情報資産の活用と保護を考える上で情報セキュリティ対策が重要な経営課題として挙げられます。


         最後に、中小企業向け情報セキュリティ対策について興味がある方は私まで連絡いただければ幸いです。

        リピート客の獲得策!

        2009/12/07

        kitabayashi.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当 北林昌樹です。

         

         最近、企業向けのセミナーや経営支援の現場で、リピート客の獲得策が、以前にも増して取り上げられることが多くなりました。

         

         我が国では、物が飽和状態で同じ商品がたくさんお店で売られている状況や人口減少時代が到来して新規顧客の獲得が厳しくなっている状況が発生しており、リピート客の獲得がますます重要になっているからだと思います。

         

         そこで、今回は、私がセミナーや経営支援の際に、専門家の方から聞いたリピート客の獲得策をいくつか列挙します。リピート客の獲得策については、皆様の企業では、すでに実施されているとは思いますが、再検討する際の参考にしていただければと思います。

         

        1 商品力

          やはりリピート客を獲得するには、商品力が一番。私もあるメーカーの歩きやすい皮靴だけは、少し高

         いけど繰り返し購入しています。


        2 接客

          接客の素晴らしい店員さんのいるお店。ついつい、この店に行って買ってしまいます。

         

        3 ポイントサービスなどの特典

          スーパー、薬局などが発行しているポイントカード。持っていると、同じ商品でも、わざわざその店に行

         って買ってしまいます。

         

        4 アフターサービス

          アフターサービスが充実しているお店。故障するとすぐに対応してくれる街の小さな電気屋さんが、売

         り上げを伸ばしているそうです。

         

        5 情報発信力

          新しい商品やサービスの情報をタイムリーに発信してくれる企業。徹底した顧客管理を行い、お客様

         が買い換えそうな時期に、商品情報を提供して、売り上げを伸ばしている企業があります。

        雑学「地方銀行史」①大手銀行と同一のルーツ

        2009/12/01

        kageyama.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営担当マネージャー・景山です。

         

         今回からは、時宜を得たテーマが見つからない月には、標記テーマのシリーズものをお届したいと思います。「地方銀行史」と言っても、肩の凝らない雑学レベルの内容を考えていますので、宜しくお願いします。

         

         初回は、銀行誕生の話です。日本に銀行が初めて誕生したのは、明治5年(1872年)で、これは同年11月に公布された国立銀行条例に基づくものです。その時、設立されたのは、次の4行でした。
          第一国立銀行(東京都) : 後の第一銀行、現在のみずほFG
          第二国立銀行(横浜市) : 後の横浜銀行
          第四国立銀行(新潟市) : 後の第四銀行
          第五国立銀行(東京都) : 後の三井銀行、現在の三井住友FG

         第三国立銀行(東京都):後の富士銀行(現在のみずほFG)も認可は受けましたが、開業には至らず、設立は明治9年にずれ込みました。

         第一と第五は後の都市銀行(現在はメガバンク)、第二と第四は後の地方銀行です。このように、都市銀行と地方銀行は同時に同一の根拠法によって生まれたものです。
         何故4行しか設立されなかったかというと、当初の銀行はお札を発行する銀行で、金貨兌換義務を負っていたため、発行した紙幣の金への兌換を即時に要求される懸念があり、そのことが重荷になったからです。
        企業金融を担うに足る数の銀行の設立には、明治9年(1876年)の国立銀行条例改正を待たねばなりませんでした。

        「お買い得品の値づけ」

        2009/11/30

        mikio.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北林幹生です。

         

         知人から聞いた体験談です。
         平日は家事の手伝いがあまりできないので、土日はなるべく手伝うようにしており、買物と洗濯は彼の役割分担だそうです。先日、奥さんの書いたメモを持って近所のスーパーへ買物に行きました。しゃぶしゃぶ用豚肉4パックとメモがあったところ、その日は特売で3パック1,000円のシールが貼ってあり、小さく2パックで680円とも書いてあります。ちなみに1パックの値段は410~440円位です。

         「ラッキー」と思いメモどおり4パックを取りレジへ。店員の人は3つで1,000円と、一番安い417円を単独でレジを通しました。その時、ふと知人は、その417円にひっかかり、「まてよ、680円を2つにした方が安いのでは?」
         「1,000+417=1,417円」「680×2=1,360円」⇒57円違います!
         知人「これって2つずつの方が安くなりますよね」
         店員「少々お待ちください」
         店員さんはパートのようで、従業員の控え室に行って判断をあおいでいます。
         従業員「お客様、申し訳ありませんが、3パックの方が優先されるので...。一番お安い417円を別に打たせていただきました」
         知人「じゃあ、2つ戻して買いなおします」
         結局、その場でいったん返金と再度レジ打ちをして安く買うことができました。

         

         この出来事をどう思われますか? 知人のようなことまではしないという方もおられるでしょうが、パック料金の設定はまずかったと思います。
         3パック1,000円は@333円、2パック680円は@340円で7円しか違いません。例えば、2パック750円、@375円位ならば逆転現象はおきません。単品は420円位なので、それでも@50円前後も安くなります。

         

         ちなみに、ご紹介した場合については1パックの単価に幅がありましたが、例えば単価420円固定の場合、2パック710円、3パック1,000円であれば、「3パック+1パック」と「2パック×2」のいずれの組み合わせでも同一金額(1,420円)になります。
         お客様に「???」の思いを持たれないよう、パック料金の設定をしなければならないと感じた体験談のご紹介でした。

        近江商人の十訓

        2009/11/26

        tosa.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長の土佐です。

         

         先日、講演会に出席して、三方よしの理念(買い手よし、売り手よし、世間よし)で知られる近江商人の商売の基本である十訓について学びましたので紹介します。

         

        ① 世のため、人のための奉仕 ⇒ 利益は当然の報酬
        ② 店の大小より、場所の良否、品のいかん
        ③ 売る前のお世辞より、売った後の奉仕 ⇒ 永久の客を作る
        ④ 資金の少なさを憂うなかれ、信用の足らざるを憂うべし
        ⑤ 無理に売るな、客の好むものを売るな、客のためになるものを売れ
        ⑥ 良き品を売るは善なり、良き品を広告して売ることはさらに善なり
        ⑦ 紙1枚でも景品はお客を喜ばせる。つけてあげるものが無いときは笑顔を
        ⑧ 正札を守れ、値引きは罪悪
        ⑨ 常に考えろ。今日の損益を常に考え、今日の損益を明らかにしないで就寝につくな
        ⑩ 商売に好況、不況はない。いずれにしても儲けねばならない

         

         どうですか、何か思い当たる節はあったでしょうか?参考にしてみてください。

        「モノづくり事はじめ‐14」

        2009/11/24

        kubo.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクトマネージャー・久保です。

         

         (10月30日号からの続き)

         

         3 試作→評価/検証→設計変更

         

         (いそがばまわれ)
         商品は時代の要求や顧客の好みに合致して初めて、売れる商品になるということは繰り返し述べてきました。
         社会の変化は年を追うごとに速くなっています。

         これにつれて顧客の好みもめまぐるしく移り変わるようになりました。

         売れ行きがあまり活発でなかった商品が、突然売れ出したり、逆に昨日まで売れていた商品がある日突然売れなくなるということが実際に起こります。

         したがって、できるだけ最新の情報に基づいて商品を開発すれば、それだけ市場で優位に立てる可能性が高まるわけです。

         自動車メーカーが開発期間の短縮にシノギを削っているのはこのためです。

         また開発期間が短ければ短いほどその商品の売り上げによる利益確定が早まるわけですから、経営の面でも直接的なメリットがあるわけです。

         1990年代の末に、ある自動車会社が、今後発売する新型車の開発リードタイムを従来の30ヶ月から19ヶ月に短縮する、と発表しました。

         それまでのやり方は企画、設計が終了した後10ヶ月かけて試作車の製作、評価・検証を行い、その後の20ヶ月で生産準備をしていました。
         これが何故19ヶ月まで短縮できたかと言うと量産開始までに必要な工程を可能な限り同時並行的に進めることを徹底したことによります。

         どこかで「コンカレントエンジニアリング」という言葉を聞いたことがある読者もおられると思いますが、これがその内容です。 
         自動車のように複雑な商品でなくとも、一般的に商品を開発するためには、異なった多くの作業を経て初めて可能となるものです。

         これらの必要な作業をすべて事前にリストアップして、個々の作業をスタートするにはどういうインプットが必要か、作業にはどれだけの時間がかかるのか、アウトプットとしては何が得られるのかを徹底吟味して、トータルの開発期間が可能な限り短くなるようにこれらの作業を有機的に結び付けてゆきます。

         まどろっこしいようですが、こうして得られた開発プロセスを着実にこなしてゆくことが、トータルでは結局一番早く商品を開発する方法になるのです。

         まさに「いそがばまわれ」の例え通りです。 (次号へつづく)

        エコ的に地球環境を考えるとは!?

        2009/11/20

        mennde.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

         

         21世紀に入って「エコ」という表現が頻繁に使われるようになりました。 エコバッグ、エコグッズ、エコカー、エコ住宅、エコライフ、エコビジネス、エコラベル、エコマーク、エコツアー、エコ素材、エコ検定とエコピープル等々たくさんのエコネーミングが出てきました。

         

         ではその「エコ」とはどういう意味なのでしょうか? 単に環境を英語でいえば、Environmentです。 一方、環境保護を英訳すると、Ecology(エコロジー)=生態学が出てきます。 このエコロジーの方から、「エコ」という言葉が出て来ています。 エコに近い他の表現として、グリーンラベルとか、グリーン経営とかがあります。 そして人間にやさしいエコエネルギーに似た表現に、クリーンエネルギー、自然エネルギー他がありますが、どこがどう違うのでしょうか。

         

         曖昧な表現は避けるべきですが、エコ的すなわち生態学的に自分を取り巻く生命を含めた環境をより深く考えると、どうあるべきか明確でないことがたくさん出て来ます。 今までは、それらをあっさり捨ててきましたが、これからは、自分と周囲の環境との関係を十分に考慮しながら、行動しないといけないということになりました。

         

         つまりエコ的な生活は、直近の経済だけでなく地球環境も考えた長期な経済も視野を入れることが必要で、今までのように単純な経済発展を目指す訳にはいかなくなります。 しかしこんなにもエコ的な表現を使う私達は、もはや昔には戻れないところに来てしまったといえるかもしれません。

        (グローバルビジネスのヒント:グローバル商品マーケティング編その2)

        2009/11/18

        konndou.jpg おはようございます。

         がんばる中小企業を支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・近藤です。

         

         ブランドをグローバルに統合するビジネスツールの一つとして、次のような手法があります。


         ブランドの属性をひとつの絵の中に表現する「ブルズ・アイ」というものがそれです。


         名の通り牛の目の形をした楕円形の中央にブランドの基本コンセプトを語り、その周辺に基本コンセプトを構成する商品戦略(デザインコンセプトや要素技術)、価格戦略(競合車と比べプレミアム価格かお買い得価格か)、そして訴求すべきイメージ戦略の三つを全て表現しています。個々の商品ブランドがこのブルズ・アイを持ち、そして企業ブランドも、このブルズ・アイで表現されます。


         企業ブランドのブルズ・アイの中央には企業の基本思想が記述されています。

         

         これらのブルズ・アイを通じて、企業ブランドと商品ブランドが統合され、また企業戦略と個々の商品戦略も統合されたものになるわけです。

         

         地域や文化の違いを超えて、一つのブランドのイメージ戦略が形成され、個々の商品をどこの、だれが見てもその商品ブランドを判別しうる企業イメージが出来上がることになります。

         

         さて次回からは、商品マーケティングについてお話しますが、そのスタートとして、商品コンセプトの作成方法についてお話します。

        子育て社員を応援してください!

        2009/11/17

        hirayama.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・平山です。


         皆さんは余暇に何をされていますか?私は今年「第九ひろしま」に参加しています。また、6ヶ月になる長男の世話も楽しくさせてもらっており、何かと忙しい毎日です。
         子育て世代として、「ワークライフ・バランス」「男女共同参画」などの言葉が一般的になってきたなと感じます。現政権下で配偶者控除が無くなる方針も出ており、国として女性が家庭に入ることを制度的に奨励することも無くなりそうです。
         そのような中、制度を整えるだけでなく、社会や企業に子育てと仕事を両立させていこうという意識が醸成されることが必要なのではないでしょうか。
         我が国は今後右肩上がりに成長していくことは無いと思われます。そのような中、社会・企業の持続可能性(サステナビリティ)を高めていくことが重要となっています。すなわち再生可能エネルギーの活用、リサイクルの推進、現有インフラの整備といったことに加え、子育てと仕事の両立を可能とするような社会インフラの整備、社会的機運の高まり、個別企業の努力などが必要となると思います。
         仕事と子育てを両立させることは、仕事を軽視することとは違います。子育てする従業員の方を支援することで、結果的に企業価値の向上にもつながることと思います。広島市としても融資制度や企業表彰などでそのような企業をバックアップしています。
         

         男女共同参画・子育て支援資金


         広島市男女共同参画推進事業所表彰

         広島市子育てに優しい事業所表彰

        Ruby適用可能性について調査結果が公表されました。

        2009/11/11

        hamada.jpg がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・浜田文男です。

         

         現在、この中国地区で脚光を浴びているOSS言語のRuby適用可能性について独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)から2009年9月に調査結果が公開されました。これに先立つ8月には「平成21年度 地域経済情報化基盤整備補助事業」で2件のRuby関連のプロジェクトが全国審査で採択され中国経済産業局から公表されています。


         Rubyは、主にWebアプリケーション構築に適用されており、普及しつつあるOSS言語です。一方、企業の業務システム構築への適用可否についてはどうなのかなという感覚でした。今回の調査報告書は、そういった感覚に対する回答であり、適切な適用指針になると思います。

         

         なお、調査結果は、「自治体・企業等の情報システムへのRuby適用可能性に関する調査」(『2008年度の調査6.自治体・企業等の情報システムへのRuby適用可能性に関する調査』の項)です。成果物は、①調査報告書 ②技術検証報告書 の2つからなっています。両方で約200ページからなる報告書ですが、活用したいと思います。

        消費者の購買動機

        2009/11/09

        kobayashi.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。


         私の職場には、4台の自動販売機が並んでいます。全て飲み物の自動販売機ですが、缶、ペットボトル、パックなど色々な種類のものがあります。

         

         先日、飲み物を買おうとしたところ、自動販売機のうち1台が飲み物の補充作業中でした。私は、どの飲み物を買うか決めかねており、タバコを吸いながら作業が終わるのを待つことにしました。すると、作業員の方は仕上げに自動販売機を拭き始めました。


         丁寧に拭いています。・・・結構、拭いています。・・・まだ、拭いています。


         周りの自動販売機をよく見てみると、意外と汚れていました。結局、その自動販売機はきれいになり、私はその自動販売機から飲み物を買いました。商品が変わったわけではありません。値段も横並びです。でも私は、今後もその自動販売機から買いたいと思いました。


         これは、私が自動販売機から飲み物を買うときの判断に、「できれば、きれいな自動販売機から買いたい」という新たな基準が加わったことになります。


         それに気づかせてくれたのは、飲み物の補充作業員の方の行動でした。


         サービスの重要性を改めて認識した日でした。

        第13回ひろしまベンチャー助成金の助成先が決定しました

        2009/11/05

        kageyama.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営担当マネージャー・景山です。


         第13回(平成21年度上期)の助成先が、以下の通り決まりました。

         

         

         

        表彰項目    助 成 先                事 業 内 容

         

        大 賞      和奏(小田 章代)       揚げ餅「ぺったらぽったら」の拡販


        奨励賞(金)   備後撚糸(株)          和紙糸商品開発プロジェクト
                   ICRAS(株)            安全・安心な養殖魚の生産技術開発


        奨励賞(銀)  (有)ハル・ライトワーク     太陽と風のイルミネーション・プロジェクト
                   (有)蔵               三原名物「タコ」を使った商品開発


        育成賞(銀)  la forgerone(岡本 友紀)  女性による鍛鉄のインテリア製造販売
                   EDS(檀上 竹志)        環境・経済性に配慮した棺桶とその関連サービス
                   鮓本 英治            バランスボールが楽しく安全に行えるトレーニングチェア


         

          私見ですが、今回の特徴としては、次の三点が挙げられると思います。


          ①第12回に続き、女性が大賞を受賞したこと。広島の女性のバイタリティに脱帽。
          ②地元の産品を使用した商品(技術)開発が3件あったこと。
            ・大賞の小田氏は、宮島特産の牡蠣とあなごを使用した揚げ餅を開発
            ・奨励賞(銀)のICRAS(株)は、尾道布刈で産卵するトラフグの養殖技術を開発
            ・奨励賞(銀)の(有)蔵は、三原名物「タコ」のイボを入れた「タコ酒」を開発
          ③奨励賞(銀)の(有)ハル・ライトワークは、14年度ヤングベンチャー(学生枠)に続く受賞となったこ

            と。
         
         助成先8先(4法人・4個人)の今後の頑張りと事業発展を願うものです。


         なお、今回新たに設けられた「エコ特別賞」は、残念ながら該当がありませんでした。次回に期待したいと思います。

        「モノづくり事はじめ-13」

        2009/10/30

          kubo.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクトマネージャー・久保です。

         

        10月号からの続き)


         2-2) コスト計画 (儲かりますか? = 売値とコスト)


         ここでコストについて少し触れてみましょう。
         この段階までくると、製造コストを見積もるための種々の条件がほぼクリアーになってきます。逆に言うと、設計図面が出来上がった時点で、その商品のコストはほとんど決まってしまうということです。


         従って、商品・部品の仕様・構造を最終決定する前にコスト計算を行い、計画した目標どおりの収益が確保できているかどうかの検証をします。万一この収益目標が達成できていない時には、コストを削減するため場合によっては構造、仕様、材質、生産拠点等に立ち帰ってこれを見直す必要も出てきます。


         例えば、大企業などでは、経営上の要請から、この商品についてはこれだけの利益を上げなさいという収益目標が設定されます。


         次に価格ですが、芸術作品や、オンリーワンナンバーワンで絶対的な競合優位にある商品は別として、一般的な工業製品について言えば販売価格は競合関係や消費者の"お値ごろ感"を無視して決めることはできません。商品の売値は、個々の部品コストの積み重ねで決まるのではないのです。


         企画時点で、この商品はいくらで売る、そのためにはコストをいくらにするという目標をたて、その「目標コスト」を実現するように設計を進めてゆくことが大切です。


         この利益を創り出してゆくアプローチは、大企業であっても中小企業であってもまったく同じです。

         (次号へつづく)

        問題解決のための発想法

        2009/10/29

          tosa.jpg   おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」副所長の土佐です。

         

         製造・販売の現場では、日々様々な問題が起きています。そのすべてに上司が指示することは不可能です。現場のスタッフは、その瞬間瞬間に自ら考え、自ら判断し、能動的に動くことが求められています。

         

         このためには、日頃から発想力を鍛える訓練が必要です。 
         発明家で有名なトーマス・エジソンは「成功は1%のひらめきと99%の努力である。」と述べています。ひらめきは、突然生まれるのもではありません。とことん考え抜くこと(努力)で、身の回りに起きている情報を無意識に照らし合わせている結果なのです。

         

         良いアイデアを出すための発想のポイントは「量」です。たくさんのアイデアを出すことが質のよいアイデアを見つけるための前提となります。アイデアの量と質は比例するものです。これはダメだと思われるものでも、自ら判断せずに出してみる、その中から良いアイデアは生まれるものです。皆さんも意識して実践してみてください。

        交流会に参加してみませんか

        2009/10/28

        fujita3.jpgおはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センター所長の藤田です。

         

         中小企業の方から、「新商品を開発したが、販路がない」「販路開拓のためのマッチングの機会がほしい」「技術シーズがあるがそれを加工する企業を知らない」「同業者の集まりよりは異業種との懇談の中でヒントが得られる」といったことを良く聞きます。

         

         自ら、色々な業種、業界の企業と知り合うのは困難ですが、色々な場所で開かれている交流会に参加されてみてはいかがでしょうか。そこでは、色々な業種、業界の人が集まり、多くは、立食形式で簡単な食事と軽いアルコールで懇談(雑談、中には商談?)をされています。

         

         定期的なものでは、「5:01(ファイブ・オー・ワン」や「広島SOHO'Sクラブ」が有名です。これら以外にも、大学のリエゾンフェスタ、各種補助金の成果発表会や経営セミナーなどにあわせて開催されるものも多くあります。

         

         「5:01」は、官公庁、地場大手企業からSOHOまで多種多様な企業、「広島SOHO'Sクラブ」は、ICTやクリエイターなどの若い企業、各種補助金の成果発表会は、製造業が比較的多いなど、参加企業にも特色があります。

         

         気軽に参加して色々な人と話をすることだけでも、日頃、異業種企業との話す機会の少ない中小企業にとっては有意義ではないでしょうか。それが、営業力の強化につながったり、思わぬビジネスのヒントが得られたりすればしめたものです。

        地球環境はどうなるのであろうか?!

        2009/10/27

          mennde.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・免出です。

         

         先日テレビを見ていると、モンゴル大地の地中にある永久凍土層が地中深くに後退し、地上に水を十分に供給できなくなってきているとのことでした。夏になり気温上昇することによって、永久凍土が溶け地上に水分を供給します。その水分を得て大地に草原が現出しますが、その水を十分に供給できなくなって、砂漠化する危険があるということです。一方、アマゾンの熱帯雨林の伐採がすすみ、雨が少なくなり草原に変るという予測もされるようになりました。アマゾンの熱帯雨林は、私たちに大量の酸素を供給してくれています。

         

         そういえば、私が、シンガポールに駐在していたときに、タイ・マレーシアの熱帯雨林が急速に失われて来ていました。保水能力も下がり、地下水を大量に使用し、地盤沈下も始まっていました。

         

         このままでは、地球が、どうなるのか心配になってきたとしても不思議ではありません。アフリカのサハラ砂漠一帯は、紀元前3000年以上前に、肥沃な草地から不毛の砂漠へ突如変化したといいます。世の中の物理現象で、急速な変化の点を臨界点と呼びますが、地球環境も同じように、臨界点が存在すると思われます。

         

         どこに臨界点があるかはわかりませんが、臨界点を過ぎると、環境が急激に変わり元に戻らないことは歴史からもわかります。かのシーザーは蛮勇を奮って「ルビコン川」を渡りましたが、私たちは、今まで森林というエネルギーを使い尽した数多くの文明の衰亡を見聞きして来ました。もし今日にシーザーが蘇ったとしたら、ルビコン川ならぬ「気候の臨界点」を、今度は逆に蛮勇ならぬ智勇を奮って、越えてはならないというのではないかと思うのですがどうでしょうか。

         

        お役に立つ情報をお知らせします!!

        2009/10/22

          takeda.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネジメント担当・竹田です。

         

         みなさんは、IPAをご存知ですか?国が設置した行政法人で、正式には、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA: Information‐technology Promotion Agency, Japan)のことです。


         ここでは、国家資格である「情報処理技術者試験」とか、「情報セキュリティ」など皆様のお役に立ちそうな情報が満載されておりますので、一度ご覧になられたらいかがでしょうか?


         当センターが6月26日に主催した「情報セキュリティマネジメント入門」の講義で講師からもご紹介いただいた「5分でできる自社診断シート」など、会社のセキュリティ対策を簡単にチェックできるシートがこのIPAの「情報セキュリティ対策」のサイトからダウンロードできますので、自社の「セキュリティ対策」についてもう一度チェックしてみられるのもいいかもしれませんね。

        会社を再建させる取り組み

        2009/10/20

        saeki.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センターの経営革新担当・佐伯です。

          
         中小企業の皆様にとっては、苦しい経営環境が続いていると思います。


         ここで、倒産の危機を克服し、業績を改善させた会社の取り組みを紹介しますので参考にしてみてください。

         

        (取り組み)

         

        ・「5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)」の徹底。(社長自身も棚卸する。)
        ・ 会社内に複数のチームを作り、それぞれに購買や営業担当を置き、責任を持たせる。
        ・ 1人ひとりのスタッフがどれだけ仕事に関わったかを時間単位で記録する。
        ・ 会社の数字を全て公開。(社長も社員も同じ数字を見ることができる状況を作ること。)
        ・ 社長自身が会計に関することをセミナー等で学び、社長自身が勉強会を通じて社員に教える。
        ・ 利益の1/3を賞与原資にする等社員のモチベーションが上がることを公約に掲げる。

         

        (グローバルビジネスのヒント:グローバル商品マーケティング編その1)

        2009/10/19

          konndou.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・近藤です。


         さてこれから暫くグローバル商品マーケティングとはどんなことをしているのか、その実態を垣間見ることにしましょう。


         マーケティングを語る前段として、これを2つに分けてみます。

         ひとつは、ブランドマーケティング、もうひとつは、くだんの商品マーケティングです。

         ひとまず商品マーケティングはさておき、ブランドマーケティングから。


         ブランドマーケティングは、2つの視点でブランドをマーケティングしています。
         まず企業ブランド。これは企業の事業活動を統括する概念です。企業全体のイメージを訴求する企業ロゴやマーク、個別の商品、そして個別商品を束ねるチャネル(商品や店舗デザイン、サイン等で構成される)が統合されて企業イメージが出来上がります。


         次に商品ブランド。個々の商品ブランドは、イメージを訴求するネーミング、コンセプトを表現するスタイリング、商品を構成する主要な技術要素等から構成されます。
         これらの2つのブランドを一つのイメージに統合することがブランド戦略の基本です。グローバルマーケティングにおいては、対象マーケットが地域、人種、言語、文化を超えて広がっています。どのマーケットでもグローバルに通用する強固なブランドイメージを作り上げることが必要なのです。


         このブランドマーケティングを展開するため、いくつかのビジネスツールが準備されていますので、次回に紹介していきましょう。

        「BCP*を考えてみましょう!」

        2009/10/15

        hamada.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のIT担当マネージャー 浜田文男です。


         中小企業のみなさんにとって、緊急事態が起こった際の業務手順・指示連絡ルートについて社内で取り決めが出来ていますか。緊急事態というのは自然災害・火事・事故・テロ等が頭に浮かびますが、業務のIT化により自社のITシステムの障害による業務停止、取引先のITシステムの障害による自社業務の一部停止も考えられます。最近では、取引先からの要請により緊急時の対応体制の整備を求められることがあります。


         そこで、緊急事態が起きるという前提で事前に計画を作成し訓練しておくことが中小企業にとっても必要になると想定されます。この計画策定の手引として中小企業庁が「中小企業BCP運用策定指針」を提案しています。初級・中級・上級の3コースが用意されており、企業の方針を明確にして選定すると良いと思います。ぜひ、一読下さい。


         計画策定についての相談等ありましたら当センターまで連絡ください。


        (*BCP(Business Continuity Plan)とは、「事業継続計画」です。)

        「?なチラシ」

        2009/10/14

        mikio.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北林幹生です。
         
         先日、小売店舗で買い物をしている時、レジ付近に貼ってあったA4判のお知らせチラシが目に入りました。このようなことが書いてありました。


         「営業時間変更のお知らせ 現在の10時~21時を9時~21時に変更します。ご不便をおかけしますが、よろしくお願いします。」というものです。100円硬貨と500円硬貨を見誤る私なので、目を凝らして数字をよ~く見ました。間違いありません。
         開店時間が1時間早くなることは、客にとってありがたい話であって、何の不満もないと思うのに、なぜ「不便」という言葉を使ったのだろうかと考えてしまいました。

         

         1時間の開店経費が増えるので、その見返りに小売価格が高くなるため、申し訳ないと思っているのでしょうか。まさか、そうした回りくどい表現はしないでしょう。全く見当がつかず、頭の中は「?????」のまま、店を出ました。

         

         店舗を出ると、レジ付近で見たチラシと同じデザインで、その何倍も大きなチラシが店舗駐車場の壁に貼ってありました。その時、ハッとひらめきました。このチラシはそもそもお客さん向けであると同時に、店舗周辺の住民に対するお知らせの意味も込めていたのではないかと思い付いたのです。「開館時間が早くなることで、朝の時間の来客車両による騒音等に対する「不便」をお詫びしていたのではないか」とです。

         

         真相はわかりませんが、同じチラシでも貼る場所によって役割が異なることがあるのだと思った次第です。

        「人生を決めた15分」

        2009/10/13

         

        kageyama.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営担当マネージャー・景山です。

         

         タイトルの「人生を決めた15分」は、工業デザイナー奥山清行氏が第6回≪ひろしま≫ビジネスマッチングフェア2009(09年9月10日)で基調講演をされた時の演題で、同氏の著作の題にもなっているものです。以下、講演の中から印象に残った部分を紹介します。

         

         奥山氏は、95年にGMを退社し、イタリアに渡り、ピニンファリーナ社で車のデザインを担当します。フェラーリ会長に新車デザインでNGを出されますが、15分待ってやると言われ、時間内に(ヘリコプターまで追っかけて)、別のデザインを提出し、OKを貰ったそうです。15分で新車をデザインした男と言われましたが、実は、デザイン開発中に、そうした事態を想定し、既に数種類のデザインを準備していて、15分の間にどれにするか決め、着色して、会長に提出したのだそうです。「ひらめき」ではない、それまでに積み重ねた努力があったからこそ生まれた「奇跡の15分」なのだという話です。

         

         その後、生産台数わずか349台、究極の高級スポーツカー「エンツォ・フェラーリ」をデザインし、イタリア人以外で初めてフェラーリをデザインした男として話題になりました。何故349台かと言うと、この車1台7500万円もするそうですが、フェラーリ社では市場調査で350台売れるとの結果が出たので、需要より1台少なく造るとの社訓に従って349台にしたのだそうです。現実には、10倍を超える注文があったようですが、こうした売り方がイタリアの会社は上手で、反対に日本は一品生産と大量生産は得意だが、限定生産(販売)は苦手というのが身をもって体験された教訓の一つとのことです。

         

         自動車だけでなく、ドバイの電車から、鯖江のめがね、山形の家具など、デザインに絡む様々な興味深い話が多く盛り込まれ、あっという間の1時間でした。

        不況下の人材育成

        2009/10/08

         

        tosa.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」副所長の土佐です。

         

         昨今の不況下、各企業の皆様におかれましては、売上・利益の確保の本当に苦労されていることと御推察いたします。こうした中、各種機関が実施している景気動向調査では、今後、最も力を入れたい経営課題の一つとして、「優秀な人材の確保・育成」が必ずのように挙げられています。

         

         どうしたら自前の人材を活かすことができるか、優秀な人材に育成できるか、経営者の方は頭を悩ませておられるのではないでしょうか。
         そのヒントは、「現場に考えさせる仕掛けを作ること」にあるように思います。上司が全て指示して意思決定していては、社員の能力は向上しません。考える癖をつけさせるためには、動機付けが必要です。例えば、当事者意識を持たせ、責任を与えてやることで社員の参加意識を生み出す組織風土を醸成することは極めて重要です。また、人参作戦として報償金制度を設けることなども効果があるのではないでしょうか。

         

         こうしたことで、社員が潜在的に有している能力を引き出すことに挑戦してはどうでしょうか。

        会計が分からないと経営はできません!

        2009/10/06

         

          saeki.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センターの経営革新担当・佐伯です。

         

         中小企業白書によると、中小企業の有利子負債(短期借入金+長期借入金+社債)の必要返済期間が長期化(平成元年頃は10年前後だったのが近年20年前後と大幅に増加)しているそうです。大企業の返済期間が7年前後で一定しているのに対し、中小企業の返済期間が2倍にもなっているのは、景気悪化等の外部要因も大きく影響していますが、中小企業の経営者が数字(会計)を意識していない場合が多いのも大きな要因となっているそうです。

         

         最終的にいくら儲かったのか、いくら税金を払わなければならないのかは把握していても、どこでいくら儲かったのか、儲かったお金がどういう形でどのように存在しているか全て把握している経営者は少ないと思います。

         

         お金の流れを把握するためには、貸借対照表や損益計算書などの決算書の科目1つ1つを理解し、精査する必要があります。

         

         経験や勘による経営から脱却し、数字に基づく明確な意思決定と分析力が、今後、不況を乗り切り、会社を発展させていくために必要不可欠だと思います。

        「モノづくり事はじめ‐12」

        2009/10/05

          kubo.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクト・マネージャーの久保です。

         

        9月号からの続き)


         いよいよこの段階から設計作業が本格化します。 
         設計とは、全体構想図を描きながら併せて部分の設計を並行して進め、「開発目標」を実現することができるかどうか、すなわち機能・性能は満足しているか、品質は確保できているか、重量、コストは目標に収まっているかどうか等を、ひとつ一つ検証してゆき全体の設計精度を高めて、設計図に表現する作業のことを言います。 設計図とは設計者の意図と製作すべき物の内容を正確に製造部門に伝えるための書類です。

         

         設計と言えば、最近ではほとんどCAD(Computer Aided Design)を利用しコンピューター上で行われるのが大勢になりましたが、これは図面を書く作業がコンピューターという道具によって自動化され三角定規やコンパスが要らなくなったというだけで、上記の設計のプロセスや、ものの考えかたは同じことです。


         また、設計された装置・部品をどこで生産するのかもこの設計段階で決めることになります。 標準的な汎用部品を使うのか、専用設計して新しい部品を生むのか、自社で内製するのか、あるいは外注するとしたらどういう技術を持った会社なら設計の要求にこたえられるのかを一つひとつ検討し、決めてゆきます。 生産拠点は購買政策上の配慮からきまる場合もありますが、基本的には「開発目標」が最も高品質で軽量かつ安価に実現できるところに決めます。
         設計図面とはこのように、機能、品質、コスト、重量、生産拠点等を決める重要な意味のあるもので、工業製品に限らず、ものを作る場合は必ず必要になるものです。

         

         外注先との打ち合わせの場で、工場の床にチョークで描いて済ませることのできるものではないのです。

         世界初の動力飛行に成功した有名なライト兄弟は子供のころから工作が得意で、いろいろなものを作っていたそうですが、母親のスーザンはモノを作るときにはその前に必ず紙の上にその絵を描いてみることを教えたそうです。 この習慣が、兄弟が将来、飛行機の発明にいたる基礎になったということです。 昔、偉人伝で読んだ話です。 創作かもしれませんが的を射ています。 (次号  につづく)

        地球環境の悪化は、250年前の産業革命より始まった?!

        2009/09/28

          mennde.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」マネージャー免出です。

         

         環境社会検定試験eco検定が実施されています。その中に以下の質問がありました。

         

         "46億年の地球の歴史を1年間に圧縮した「地球カレンダー」によると、地球環境の劇的悪化は12月31日16時から始まった" これは正しいか正しくないかという質問です。 私はたぶん正しいと思い、○をしました。正解は、×です。

         

         正解を読むと、"地球環境の劇的悪化の原因の一つといわれる化石燃料消費が急激に増加したのは250年前の産業革命がきっかけ。「地球カレンダー」によると、産業革命は12月31日23時59分28秒から始まっている"ということになります。

         

         1年間の地球の歴史の中で、わずか32秒で地球環境が劇的に悪化したという内容です。これにはすこしびっくりしました。

         

         たしかに人口が、2千年かけてわずか7-8億人増だったのに対して、この2百年でおよそ10億人から65億人と55億人も急激に増加しました。 また、東西冷戦が終わり、中国・インド・東欧・ロシア(人口合計約27億人)の急激な経済成長が現実的なものになり、とても多くの人々が、自動車・空調・冷蔵庫・テレビを使う近代スタイルの生活に入りました。 近代スタイルの生活の特徴は、化石燃 料をたっぷり使うということです。

         

         このままでは、石油が枯渇する、環境が急速に悪化する、ということが理解できるようになりました。さて今後我々はどうしていくべきでしょうか。その一つの答えが、化石燃料の使用を減らしながら、再生可能エネルギーを増加させていくということになるのとはいえないでしょうか。

        グローバルビジネスのヒント: はじめに

        2009/09/25

        konndou.jpg おはようございます。地場の中小企業を支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・近藤です。

         

         これまで、グローバル化された企業活動に必須なコミュニケーションのツール(道具)について紹介してきましたが、これからはそのツールを使って行われる企業活動の具体例の一部をご紹介したいと考えています。

         

         恐らく、皆様のほとんどはグローバルビジネスといっても一体何を議論しようとしているのかわかりにくいと思います。言葉が曖昧だからなのでしょう。グローバルの意味は明確としても、ビジネスとなるとぼんやりするのだと思います。

         

         言葉の定義をするより、どんなことをやっているのか仕事の中身の紹介から入っていくことにしましょう。もちろん守秘義務の範囲内でということになりますが、これまで実際に経験してきた事柄をベースとして、一体グローバル化された企業活動とはどんなことをやっているのか垣間見て頂きたいと考えています。従って、ビジネスの全体を語るのが目的ではありませんので、自動車製造業から国際事業の一端を見るということになるでしょうか(国際ビジネスと言った時に想像するような貿易、金融等については触れませんので、あしからず)。

         

         最初の事例は、グローバル商品マーケティング、その後、海外企業との共同商品企画開発、そして戦略経営の視点で、グローバル商品-市場戦略について触れてみようと考えています。

        ちょっとお得なパソコン活用術

        2009/09/24

        kobayashi.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。


         私は、当財団のICT担当と言われている(自称?)こともあり、今回もパソコン(Windows)の機能についてご紹介します。

         

         皆さんは、漢字に変換しようとした際に、ありえない区切りで漢字に変換されるということを経験したことはありませんか?例えば、「ひろしまし」を変換した際に、「比呂氏増し」って・・・そ、そこで区切りますか?みたいな。( ゚Д゚)ポカーン

         

         私の場合、IMEツールバーから「ツール」ボタン→「プロパティ」→「辞書/学習」タブの辞書の「修復」ボタンをクリックで解決しました。ヽ(´▽`)ノ

         

         そのほか、漢字変換に関する不具合の対処法がマイクロソフトから公開されていますので、ご参考までに。

        PDCAサイクルを身に付ける。

        2009/09/15

          hamada.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・浜田文男です。

         

         PDCAサイクルはPLAN(計画)DO(実行)CHECK(評価・見直し)ACTION(改善計画の実行)というサイクルです。

         組織が、このサイクルを繰り返すことで徐々に組織の実行力を高めていくことができます。また、個人でも同じことが言えます。日頃からこのサイクルを意識し、身に付ける努力をすることが重要です。私もそうありたいと思っています。


         さて、最近また「個人情報の漏えい」がメディアで報道されています。この問題は収束することなく発生・発覚を繰り返しているように思えます。この問題解決の対策として「個人情報保護に関するマネジメントシステム」の構築が挙げられます。

         

         具体的には、『JISQ15001:2006』をベースとしたマネジメントシステムであり、PDCAサイクルを具現化します。企業においては経営陣のリーダシップのもと全社で推進することになりますが、形式に縛られず実行可能な計画の立案が求められます。実行可能な計画とするためには組織内でのすり合わせ(力)・コミュニケーション(力)が重要な要素となります。 
         是非、チャレンジしていただきたいと思います。

        低迷が続く県内の個人消費動向

        2009/09/10

          kageyama.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営担当マネージャー・景山です。

         

         広島県経済は、雇用・所得環境の悪化が続く中、個人消費も低迷しています。
         (財)ひろぎん経済研究所が、既婚女性1,019人を対象にして、7月に実施した「消費アンケート調査」でも、そうした実態が窺えます。以下に、その概要を紹介します。

         

         まず消費の前提となる世帯収入のDI(増加世帯の割合から減少世帯の割合を引いた数値)ですが、▲43.0ポイントで、09年1月に比べ▲11.3ポイント悪化し、03年7月に次ぐ低水準となりました。年代別には、08年7月以降20代・30代・40代の低下が続き、年代間の格差の縮小(各年代ともほぼ▲40~▲50ポイントに収斂)傾向が見られます。

         

         世帯収入の低下を受け、消費支出DIは、09年1月(+29.1ポイント)から▲6.0ポイント低下し、+23.1ポイントとなりました。DIのマイナス幅が大きい費目は、「外食」「旅行・レジャー」「家具」「小遣い」「被服・履物」等で、不要不急のものは節約する姿勢が表れています。消費支出DIの見通しは+1.7ポイントへ急低下の予想で、今後も消費を抑制しようとする姿勢がさらに強まっています。
         また、店舗形態別の利用状況を08年1月調査と比較すると、百貨店・大型ショッピングセンター・コンビニでの低下幅が大きくなっているのが特徴的です。

         

         一方、景気に対する意識を見ると、最近の景気が「悪くなっている」との回答割合は依然高いものの、半年前に比べると減少し(90.5%→72.7%)、消費者意識に変化の兆しが窺えます。1年後の景気についても、「悪くなる」が減少し(69.4%→43.7%)、「良くなる」が僅かながら増加しており(2.0%→7.4%)、景気底打ちへの期待感が表れています。
         こうしたマインドの変化が、低迷が続く個人消費の動向に、今後どのような影響を及ぼすか注目されるところです。

        「モノづくり事はじめ‐11」

        2009/09/08

          kubo.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクトマネージャー・久保です。

         

        8月号からの続き)


         今月はいよいよ設計の段階の説明です。 とはいっても本稿では具体的な設計の技術については触れません。 これについては良い専門書がたくさん出されているので、そちらをご覧ください。


         本稿では、実際に設計図面に線を描いてゆく時に、これと同時にどういうことを考えておかねばならないかについて、取り上げてみましょう。


        2 設計

        2-1) 全体構想 (構造を決めましょう)


         前項までで"機能的目標"が得られたわけですが、次に考えることは、これらの狙い、開発目標を実現するためにはどういう構造であったら良いのか、その構造は商品全体をバランスよくまとめ上げる上で最適なものかどうかを考えることです。 ここでは工学的知識を持った設計者に創造的活動が求められます。


         「機能的目標」 + 「工学的知識体系」 → 「創造的活動」


         その商品を構成する装置・部品の全体構造/形式、形状、材質等をきめてゆくことになるのですが、ここで最終的に得られる解答は一つとは限りません。ユーザーの要求、会社がこれまで蓄積してきた技術的な財産、設計者のセンス、コスト、重量、関連法規等々。関連する種々の要因の捉え方、優先度の置き方等により、得られる解答は様々に異なります。

         
         たとえば、解りやすい例として自動車のエンジンについて見てみましょう。


         自動車のエンジンを設計するということは、"自動車を動かすために、化石燃料を燃焼させることによって、機械的エネルギーすなわち駆動力を発生させる、車両に搭載する装置"を設計するということになります。自動車用エンジンはこのために設計・開発された機械装置ですが、このエンジン一つとってみても、すでにおなじみの通り、I型エンジン、V型エンジン、水平対向エンジン等の往復内燃機関、更にはロータリーエンジン等、数多くの形式のエンジンが市場に存在していることからも分かります。


         どういう構想、構造が正解かということは、その商品を実際に発売して結果として販売実績が出てくるまでは誰にもわからないことですし、更には正解が一つしかないかというと、必ずしもそうとは限りません。しかし、だからと言って単なる"勘"や"ひらめき"だけを頼りに開発することは、たまたまヒットする可能性があるかもしれませんが、大きな失敗のリスクも同時に出てくるのです。


         何が正解で、何が間違いかを思い悩むのではなく、どういう価値を創造しようとしているのか(開発・設計の狙いはなにか)、入手可能な技術は何か、自社の置かれた立場でその狙いを実現するとしたらどういう姿が最も合理的なのかを徹底して考え抜くことです。

         
         いわゆるものづくりの考え方に"筋が通っていること"そして、これが"お客様に理解しやすいこと"がヒット商品につながる重要な要因となります。(次号に続く)

        ひとこと添える

        2009/09/07

          mikio.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北林幹生です。

         

         500円硬貨の発行は1982年。27年以上身近にある存在ですが、私はいまだに、買い物などで現金払いする際に500円硬貨のつもりで間違って100円硬貨を出すことがあります。


         先日、今年になって3回目の間違いをしました。間違って100円硬貨を出した時、私は正しく出したと思っているので、レジの店員さんがお金を受け取ってくれることをじっと待っています。しかしそのうち、店員さんが次の動作を起こさないので、私は間違いに気づき、100円硬貨と500円硬貨を交換します。


         これまでは、だいたいこのような「沈黙のやりとり」、あるいは店員さんに「お間違いではないですか?」と声をかけられて、正しい支払いを終えるというものでした。


         ところが今回は、沈黙のやり取りによって500円硬貨を出した際に、店員さんから「100円と500円って間違いやすいですよね」と声をかけてもらいました。このひとことが大変うれしかったのです。


         これまでは、あとから「店員さんは何を思ってじっと待っていたのだろうか」「まさか、気づかずにお金を受け取るのを待っていると思われたのではないだろうか」など、マイナスの思いが一瞬ですが頭をかすめていました。しかし、今回は店員さんがお金を受け取る際に、ひとこと添えて、しかもこのひとことは「私も間違うことがあるのですよ」という、私の行動に「同感」の意を表していただいたように感じたのです。


        85.jpg 相手の状況に合わせて、思いやりの言葉をひとこと添えることの大切さに気づかせていただきました。(ただし、状況によってはレジの回りにいる人たちに、「この人、500円硬貨と100円硬貨を間違えてるぅ~。」とお知らせされているような気分になってしまう方もいるかもしれないので、実際の対応はなかなか難しいものだとも思いました。)

        持つから使うへ-オフィスも共用の時代

        2009/09/04

        fujita2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センター所長の藤田です。

         

         持つから使うへ、ということでは、ICTにおけるクラウドコンピューティングが代表的ですが、最近は、自分の都合の良いときにだけ使える、会員制の共用オフィスが注目を集めています。

         

         「使う」ということでは「賃貸」のオフィスを思い浮かべますが、賃貸オフィスといえども、デスクやコピー機などは自前で用意しなくてはなりません。また、ミーティングや商談のスペースも必要です。

         

         広島市が広島県などと共同で設置したビジネスベースひろしまの「オープンネスト会員」や地方の元気再生事業に認定されたSO@Rビジネスポートの「ホテリング会員」になると、共用スペースのデスク、コピー機、ミーティングルーム、応接室などが使えるほか、常駐スタッフによる受付や事務の代行サービスを受けることもできます。また、提携先の他都市のオフィスが利用できるなどのメリットもあります。


         さらに、共用オフィスを使う企業同士の交流による情報交換やマッチングも隠れたメリットです。

         

         創業直後の起業家・SOHO、営業拠点を設けたい方などは利用を検討されてはいかがでしょうか。

         

         

        87.jpg              【ビジネスベースひろしま 立ちミーティングもオススメです!】 

         

        86.jpg           【SO@Rビジネスポート 気軽に利用できるカフェコーナーもあります!】

           

        トイレのろうそく

        2009/09/03

          tosa.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長の土佐です。

         

         下世話な話でもうしわけありませんが、最近、飲食店や遊技場、公共施設などの男性の小用トイレで、ろうそくやハエのシールが貼ってあるのが目立つようになりました。

         

         7~8年前、私が施設の管理業務をしていた頃、そうした業者がやってきてこのシールを張ると小水が周りにこぼれない、それは男性の心理を利用しているからという説明でした。


         たしかに、男性用の小用トイレでは小水が周りを汚すということが多く、清掃回数を増やしていた記憶があります。

         

         最近この手のシールが普及しつつあるようですが、実際に利用してみると、便器の形状にもよりますが、シールは利用する前は見えますが、実際に用をたすときには、便器に接近するため殆ど見えません。本当に効果があるのか、疑問に思うことがあります。

         

         理論的には正しく、安価な商品でも、実際の人間の行動パターンを十分に検討していく必要があるのではないかと思います。

        低炭素社会-石油と多様化するエネルギー供給-について

        2009/08/28

        mennde.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

         

         石油が、飛鳥時代に越後より燃える水・燃える土として献上されたという記録があります。その石油は、江戸時代は、「くそうず」として知られ、灯りとして、また防腐剤・薬剤としても使用されていたということです。

         

         しかし、その石油は、燃やすと真っ黒な煙と嫌な臭いを出すために、積極的に活用されてきませんでした。近年になり、石油を精製して灯油・ガソリン等にすることによって、急速に照明・燃料として使用されることになり、石油の時代が到来しました。20世紀は、石油の時代となりました。

         

         現在、石油ピークの論議もおき、先行きが心配され始めています。また昨年は、石油価格が大幅に高騰するという事態も生じました。そして何よりも地球温暖化への懸念があります。日本は、その石油をほぼ100%輸入に頼っています。1973年のオイルショック前は、日本はエネルギー供給の77%を石油に依存していました。現在は、それが50%以下になっています。

         

         低炭素社会への取り組みと、エネルギー自給率の改善(現在4%の自給率-原子力発電を除く)を図るために、石油等の化石燃料だけでなく、太陽光発電・バイオ燃料・風力発電等のエネルギーの多様化が求められています。その中で、中小企業の皆様にとってどのようなビジネスチャンスが生まれてくるのか、またどのような取り組みが必要となるのかを今後考えていきたいと思います。

        グローバルビジネスのこぼれ話:会議編その7

        2009/08/26

        konndou.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・近藤です。


         これまで、さまざまなグローバルビジネスに必須なコミュニケションツールを紹介しましたが、他にも各種のニーズに合わせた多様なツールがあるようです。

         

         このうちいくつかは語学力が必要ですが、語学力がなくとも可能な方法もありますので、活用してみましょう。


         私は、他社との共同商品開発、マーケティング等の領域でいわゆるグローバルビジネスに携わってきました。そのとき、基本となるのは海外企業とのコミュニケーションであり、その中でいろいろなツールを使ってきました。

         

         その頃を振り返りながらEメール編、会議編と話しを進めてきたわけです。あと残っているのは、外国人とのFace-to-Faceのミーティングやパーティ、ディナー等でのコミュニケーションということになります。ミーティングに関しては、これまで会議編で述べてきたことと変わることはないでしょう。


         問題は、そう、仕事から離れた時のコミュニケーションです。


         私が海外駐在中、長く駐在をしてきた諸先輩からよく聞いた話は、ヨコ飯(本当は洋食の意味のようですが、外国人との食事の意味で使っていました)はどうにも厄介なものだということです。

         

         どんなに海外生活に慣れても、生まれ育った文化や、食生活の違いは如何ともし難いものです。余程慣れた友達になっても、このヨコ飯が長く続くと、耐えられません。

         

         国によって、食事の際のしきたりや、マナー、そして独特なスピーチの仕方等もあり、まさに学ぶより慣れろというのが結論ではないでしょうか。


         さてそれでは、このあたりで長々と続いたグローバルビジネスにとってのコミュニケーションツールのお話のお開きとさせていただきます。長いおつきあいありがとうございました。

        J-SaaS研修会が開催されます。

        2009/08/24

        hamada.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・浜田文男です。


         「中小企業が元気になるための経済産業省が進める施策J-SaaS」の研修会が全国で開催されます。現在、15の研修会が予定されています。


         ここ広島でも開催されます。講師はJ-SaaS操作指導員が行い、実際にパソコンを使用します。まずは研修受講(無料)を申し込んでいただき、会員登録(無料)を行い実際に体験してみることをお勧めします。


         さて、J-SaaSのサービスメニューを見てみますと、現在12のカテゴリーで31のサービスが提供されています。概要は下記になります。数字はサービス数です。


        ①財務会計 8  ②経理 2  ③給与計算 4

        ④税務申告 2  ⑤グループウエア 3  ⑥経営分析 1

        ⑦セキュリティ対策 2  ⑧販売管理 2  ⑨プロジェクト管理 2

        ⑩インターネットバンキング 2  ⑪社会保険手続き 2  ⑫顧客商談管理 1

         
          (詳しくは、 J-SaaSサービス一覧 を参照ください。)

         

         今後も、J-SaaSの新たな動きや情報を紹介する予定です。

        第13回「ひろしまベンチャー助成金」の審査が始まりました

        2009/08/14

          kageyama.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営担当マネージャー・景山です。

         

         「ひろしまベンチャー助成金」は、平成14年度にスタートし、15年度以降は(財)ひろしまベンチャー育成基金の事業として年2回の助成を行い、今回で13回目を迎えます。

         

         12回までに、801先(一般枠のみ)の応募があり、うち111先(同)に対し合計119,500千円の助成金を交付し、広島県のベンチャー支援制度として定着してきました。


         第11回までの助成先の状況をみると、残念ながらベンチャーの宿命で事業断念となった先もあるものの、約70%の先は、事業化進展、販路開拓、立ち上げのいずれかの事業化段階に至っており、相応の成果を挙げています。

         

         例年通り、6月・7月に募集がありましたが、今回は、昨秋以降の景況悪化の影響もあるのか、法人37先、個人30先、計67先と、4年ぶりに60先を超える多数の応募がありました。事業分野別では、情報通信が最も多く、次いで新製造技術と今回「エコ特別賞」が創設された環境分野が続いています。

         

         8月下旬に一次審査を終え、9月中旬に二次審査(面接)を行い、10月下旬には助成金贈呈先が決定される予定です。


         どんな先が「大賞」に選ばれるのか、初回「エコ特別賞」はどうなるのか、注目頂きたいと思う次第です。

        「モノづくり事はじめ-10」

        2009/08/12

          kubo.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクトマネージャー・久保です。

         

        7月号からの続き


         前号までで「発想」の段階ではどういう作業をするのかを学びました。
         ここで、これまでのおさらいをしてみましょう。

         

        1.商品の開発は基本に忠実に、そして地道に、着実に進めること。
        2.ターゲットとなる、お客様像をはっきりさせること。
        3.お客様はこれから開発しようとする商品を、どんな使い方をするのかを考えること。
        4.そしてお客様が期待する使い方を実現するためには、その商品はどういう機能を持っていなければな

          らないのかを考え商品コンセプト(=商品像)を描くことです。

         

         この段階で開発しようとする商品の"機能的目標"が決まったことになります。


         そして最後に大事なことは、営業・企画・設計・製造等この商品開発に携わる全ての関係者がこの「機能的目標」を共有し、さらに、開発途中で変更が必要になった時には関係者の合意の上で変更することです。


         決して一部の人間だけで変更を決めてしまったり、変更があったことを関係者が知らないという状況を作ってはならないということです。


         さてそれでは次号で、いよいよ設計の段階に進みましょう。(次号に続く)

        低炭素社会について

        2009/08/07

          mennde.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・免出です。

         

         日本の今年の環境標語が「低炭素社会」です。低炭素社会とは何かと思い、古い手持ちの広辞苑を開いてみました。しかし、出て来ません。これはやはりつい最近出てきた言葉に違いありません。そこでインターネットでその意味を探ってみたところ以下が出てきました。

         

         「地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出を、現状の産業構造やライフスタイルを変えることで低く抑えた社会。化石燃料使用量の削減、高効率エネルギーの開発、エネルギー消費の削減、資源の有効利用などによって実現を目指す」

         

        これを3つにまとめますと、


        1.エネルギーとして化石燃料からの脱却を図りつつ新エネルギー開発に取り組む。
        2.省エネ装置の開発、輸送装置の燃費向上、住宅の断熱性向上等が必要である。
        3.森林等でCO2を吸収しつつ、二百年住宅のように資源を粗末に扱わない。

         

         現在、環境の悪化が、至る所で見られるようになりました。土壌汚染、海洋汚染、酸性雨や黄砂、集中豪雨や土砂くずれ、砂漠化、熱帯雨林の消滅・森林の荒廃化、ごみの大幅な増加等々、いずれも簡単には対処できない問題です。さてどうするかといわれても、全体のシステム・ライフスタイルが変わらなければどうしようもありません。しかも厄介なのは、これが日本だけで対処してもどうにもならないことです。

         

         世界の人々と共同でこの問題に取り組んでいくことが求められているものと思います。

        小さなお店の繁盛策

        2009/08/05

          tosa.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長の土佐です。

         

         先日、あるセミナーにいき、中小零細商店(飲食、サービス業を含む)の経営に役立ちそうな情報がありましたので紹介します。

         

         まず、繁盛しているお店は、資本力などよりも「口コミと紹介」で集客しているということ。大々的な広告をうつよりも、口コミが有効です。そのためには、中小零細商店は「いいものだから買って下さい」という自己中心的な発想が必要となります。口コミは、店側からも発信できます。人がいて、商品・サービスがあり、ストーリーがあれば十分。どの店にもストーリーはあります。そうすると、人は人に教えたくなるものです。

         

         次に、常連客が来なくなった理由を調査したところ、最も高い理由は、「なんとなく忘れていた」という単純なものです。この対応策は、DMを打つこと。商品紹介をしなくても「ご機嫌いかがですか」といった簡単な挨拶でいいのです。年4回こうしたDMをうてれば、企業の倒産率は驚くほど低下するといわれていました。

         なお、飲食店では、テーブルごとにあるメニューを席数分用意すると売上高が、1.3倍になるという話もありました。 参考までに。

        (グローバルビジネスのこぼれ話:会議編その6)

        2009/07/27

          konndou.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・近藤です。

         

         さて、電話会議で、少し変わった形のものを経験したのでご紹介しましょう。

         ある外国の会社では、電話会議の主催者が、出席してもらいたい人たちに電話番号と開始時間とPINを通知(当然メールで)し、出席者がその電話番号にCallすることにより会議に参加する、という形の会議をしていました。

         当然会議中に割り込みする形になるわけですが、自分の名前を言うだけで会議に参加することになります。

         既に参加している人は、その新しい人が参加したことを理解して会議を進める、という具合です。3者会議は、日本の電話でも通常行われていますが、上のケースでは10人以上でもOKです。


         私としては、話者が誰か判定が難しく、また受話器を1時間近くも持ったきり、というのもどうかと思いましたし、苦手でした。

         しかし、出張中や自宅にいるメンバーも簡単に参加できるメリットは大きいといえます。英語が少し苦手な方であれば、複数の人が会議室に集まり、誰かをリーダー役として、そういった会議に一つのグループとして参加することは可能ですので、そうすれば、通常の電話会議として利用するのと基本は一緒です。

         同じようなシステムを提供するサービスがいろいろな会社から提供されているようですので、小さな企業の方も使えるのではないでしょうか。


         さて次回では、グローバルビジネスのためのコミュニケーションメソッドとして紹介したメール編、会議編と続いた一連のお話を締めたいと思っています。

        所有するから使用するへ

        2009/07/24

          hamada.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの浜田文男です。

         

         消費者の皆さんの消費動向が所有するから使用するへと変化しているということです。


         たとえば、自動車について見ると、カーシェアリングの動きが活発になっています。新聞によると、トヨタ自動車系のレンタカー3社は東京、名古屋、大阪の計5箇所でカーシェリングの実験を進めており、7月9日には日産自動車系のレンタカー会社がカーシェアリングへの参入を発表した(日経新聞)ということです。身近なところでは、パーク24がマツダレンタリースを買収しカーシェアリングを拡大しています。さらに、デジタル機器についても同様です。最新のデジタルカメラ、2泊3日で990円、東京・秋葉原に本店がある会社は3月下旬にデジタル家電のレンタルサービスを始めた(日経新聞)ということです。

         

         さて、企業さんに目を向けてみますと、企業さんにとって役に立つ情報システムについても同じ考え方が広まってきています。企業さんが所有するのはパソコンやプリンターなどのIO機器のみにして、業務処理をする高価なサーバや業務ソフトは必要なときに必要な機能を使用し、データを蓄積しておく装置も必要な容量を使用するという考え方です。これらのサーバや業務アプリおよび装置は高速インターネット回線で接続された堅牢なデータセンターに置かれています。このような状況をクラウドコンピューティングと呼んでいます。世界を見ますと、たとえば、アマゾンのAmazon EC2(Elastic Computer Cloud),S3(Simple Storage Service)が稼動しています。

         

         日本での動きとしてJ-SaaSが今春から動き始めたところです。小規模の企業さんの活用を想定しており、企業さんにはそのサービスを知って頂きたいと思います。
         今後、J-SaaSの新たな動きを紹介する予定です。

        お金には色がある?(3)

        2009/07/22

          kageyama.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営担当マネージャー・景山です。

         

         前2回(1・2)で見てきた、資金使途、借入形態、返済資源をまとめると、以下のようになります。

          資金使途           借入形態                 返済資源
         【運転資金】
         ①経常運転資金     短期借入金または割引手形       売上代金回収
         ②増加運転資金     短期借入金または割引手形       売上代金回収
         ③決算資金          短期借入金             期間収益(1年以内)
         ④賞与資金          短期借入金             期間収益(半年以内)
         ⑤季節資金        短期借入金または割引手形     繁忙期の売上代金回収
         【設備資金】          長期借入金               キャッシュフロー
                          (通常7年以内)           (税引後利益+減価償却費)

         

         このような基本的なパターン(色別の類型)に当てはまらない借入形態もあります。

         

         【長期運転資金】です。
         設備投資のための長期借入金の返済資源(キャッシュフロー)が不足し再調達が必要になる場合、または営業赤字の補填や滞貨・不良債権など所謂後ろ向きの資金需要が発生し且つ短期間での返済が困難な場合は、こうした借入形態を採ることが多くなります。
         複数の色合いが混同した形態と言えます。

         

         お金の色の有無はともかく、資金使途(=必要理由)に対応して調達(借入)方法を決め、返済資源を確保することが中小企業の資金管理の重要なポイントであることは確実です。

        100年に1度の経済危機

        2009/07/21

          bajyou.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・馬上です。

         

         もうすぐ皆既日食が見られます。日本では1963年以来、実に46年ぶりの貴重な天体ショーになります。残念ながら広島では部分日食になるようですが、それでも太陽が最大で約86%月に隠れた状態になり、曇天のように辺りが暗くなるそうです。(当日晴れますように・・・)

         

         日食は46年ぶりですが、今の経済状況は「100年に1度」と言われています。ということは、この経済危機は皆既日食よりも起こりにくい状況とも言えます。見方を変えれば、この危機を乗り越えると、今後100年はこのような危機的状況にはならないとも言えます。

         

         だからこそ、国ではセーフティネット保証の保証枠を拡大したり、当センターにおいても特別金融相談窓口緊急経営支援アドバイザー派遣制度を創設して、中小企業の皆さまの当面の資金繰りやコスト削減、販路拡大等の経営課題の解決を支援しています。これらの制度を活用して、「100年に1度の経済危機」をうまく乗り切ってください。

        「政令指定都市中小企業支援主管課長会議」に出席しました

        2009/07/16

        fujita.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センター所長の藤田です。

         

         7月2日(木)~3日(金)に大阪府の堺市で開催された標記の会議に出席しました。
         今年から岡山市が政令指定都市に加わったため、18都市から51名が参加しました。

         

         議題は、緊急経済対策事業をはじめとして、団塊・シニア世代への支援事業、知財関連施策、ビジネスマッチング施策、産学官連携拠点の形成等、多岐に渡っておりましたが、いずれの議題についても熱心な討議が行われ、大いに参考になりました。

         

         特にビジネスマッチングについては、単独で行うよりは都市間の連携による広域的な取り組みを必要とするケースが増えてきていることから、熱心な討議が行われました。

         

         翌日は、堺市役所や産業振興センターなどを視察した後、建設中のシャープ㈱の液晶工場の建設現場を視察しました。完成後は、液晶工場だけでなく、関連企業18社が「コンビナート」を形成し、堺市の工業出荷額を1兆円引き上げると言う巨大プロジェクトです。かつてコンビナートといえば石油化学工業でしたが、巨大な「液晶コンビナート」の建設現場に立ち、時代の変遷をひしひしと感じました。    210716.jpg 一方で堺市には、鉄砲鍛冶をルーツとする包丁等の刃物や自転車、段通等の敷物や線香といった伝統産業もあり、新旧の「ものづくり」が共存する活気にあふれた街でした。

         

         この会議での意見交換や視察結果を参考に、本市中小企業の発展のための取り組みを進めてまいりますので、ご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。

        「モノづくり事はじめ-9」

        2009/07/14

          kubo.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクトマネージャー・久保です。

         

        (6月号からの続き)
         さて、前号までで「商品のコンセプト」、「ターゲットカスタマー」が明確になりました。 「商品のコンセプト」という明確な考え方に基づいた、一貫性のあるものとして商品のイメージ全体が浮かび上がってきました。 そして、その商品を構成する機能項目ごとの「開発目標」も明確になりました。 
         次にすることはこれらを "企画書" の形にまとめて関係する各部門の責任者が同席した場で合意を取ることです。

         「企画書に何と書いてあろうが、わしの意見は違う」ということは途中の討議の場では許されますが、いったん企画書の内容が合意に至った後は、ある人の思いでこれを勝手に変えることはできません。たとえ社長さんでも企画書の内容を独断で変えてはいけないのです。なぜか?それはその商品を開発するうえで、ものの考え方の一貫性が崩れ、結果的にどこかでツジツマの合わないおかしな商品になってしまったり、誰も気がつかないうちに機能、コスト、性能、重量等への影響が出てきたりすることがあるからです。 
         開発には多くの人がかかわることになりますが、ここで企画書に定められた内容は、これから実際に商品化を進めてゆく上ですべての関係者が厳密に守ってゆかねばならないものです。

         「商品コンセプト」「ターゲットカスタマー」「開発目標」等について開発関係者のだれに尋ねても、企画書に書いてあるそのままの内容が答えとして返ってくるようになっていることが大切です。勝手に内容の解釈を変えてしまったり、達成が困難だからと言って低い開発目標で妥協してしまったりということは"絶対に"有ってはならないことです。
         とはいえ、現実の世界では、開発途中で競合環境が変わったり、どうしても現在の実力では実現が不可能なことが分かってきたり、あるいは逆に新しい技術が開発されこれを使うことが可能になったりということで、この企画書の内容を見直す必要が出てくることがあります。このような場合は必ず、企画書の内容に合意し承認にかかわった人がもう一度集まって、内容を変更してもよいのか、あるいは何がなんでも達成するために全社を上げて実現に努力する方法をとるのか...徹底的に議論してください。どうしても変更が必要な場合には、そのうえで内容変更を決定するというプロセスを踏む必要があります。

        不況下における企業の取り組み

        2009/07/13

        tosa.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長の土佐です。

         

         現下の経済情勢は、政府の発表によると、ある程度底をうったとの見解がなされていますが、まだまだ中小企業経営者の皆さんの実感とはかけ離れているのが実情ではないでしょうか。

         

         今回は、ひろぎん経済研究所が本年4月に実施した緊急アンケートから、各企業が、今後景気回復期に向けてどのようなことに中長期的に取り組みたいかについて述べてみます。

         

         最も多かったのは「人材の育成」であり、全体の51.5%ありました。次いで、「販売戦略の見直し」「新製品・商品・サービスの研究や開発」が40%を超えて多くなっています。

         

         この不況を乗り切るためには、多くの経営者が、人材の有効活用と新たな販路の拡大、さらに、新たな商品(創意工夫やサービスを含む)開発を3種の神器と捉えていることがうかがえます。皆さんの企業においてもこのことを念頭において経営に励んでいただきたいと思います。

        クリーンエネルギー、再生可能エネルギー、新エネルギーとは?

        2009/07/10

          mennde.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

         

         政府は、2020年を目安とする温暖化ガス排出削減の中期目標を「05年比15%減」にすると発表しました。

         その中で、クリーンエネルギーとか再生可能エネルギー、自然エネルギーとか新エネルギーという用語が出てきます。これらの定義の差異がよくわからないということがあります。

         そこでそれらの違いを以下簡単に述べたいと思います。

         

        1.クリーンエネルギーとは:電気エネルギーはクリーンエネルギーという言い方があります。これは正確ではありません。もし環境汚染物質を排出して電気が作られた場合は、クリーンといえません。一般に、自然エネルギーの太陽光発電、風力発電、地熱発電等はクリーンエネルギーといえます。

         

        2.再生可能エネルギーとは:再生可能エネルギーは、同義語として自然エネルギーともいいます。自然界で起こる現象から取り出すことができ、一度利用しても再生可能な、枯渇しないエネルギー資源のことをいいます。水力、太陽光、太陽熱、風力、地熱、波力などがあります。一方、ストックが一定で再生不可能なエネルギー資源は、枯渇性エネルギー資源といわれ、石油などの化石燃料が挙げられます。

         

        3.新エネルギーとは:資源の埋蔵量の限界、地球温暖化問題への対応の必要性から、化石燃料に代わるクリーンな新エネルギーが求められています。このため「新エネ法」が制定されました。その中で、次の10種類を新エネルギーとしています。

        1)太陽光発電、2)風力発電、3)太陽熱利用、4)温度差エネルギー、5)バイオマス発電、6)バイオマス熱利用、7)バイオマス燃料製造、8)雪氷熱利用、9)地熱発電(バイナリ方式のみ)、10)未利用水力利用小水力発電。

         

         エネルギーとして、化石燃料依存からの脱却が求められています。

        (グローバルビジネスのこぼれ話:会議編その5)

        2009/07/06

        konndou.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・近藤です。


         今回は電話会議に言及してみましょう。


         このケースでは、お互いのパーティが複数人いる場合を想定しています。
         テレビ会議の場合で述べたように、そのメリットは同時に関係者間で情報を共有するとともに、一人では解決できない案件が、容易に、スピーディに解決できることにあります。


         ほとんどがテレビ会議で述べた留意点と同じですが、電話会議に特有なのは、相手の顔が見えないことです。従って、この電話会議は、ある一定以上のメンバーの会議には使われるべきでないといえます。せいぜい片方の人数は数名程度、且つ、少なくともリーダー役の人は相手方のメンバーを良く知っている人であることが大切です。声に慣れていないと誰が話しているのか全くわかりませんから。


         複数人同士の電話会議は、テレビ会議が使えない場合の補助手段と考えたほうが良いと思います。ただ、どこででも簡単に使える、しかも安価な機器であるというメリットは貴重です。


         次回では、私が経験した少し変わった電話会議をご紹介します。

        全く、同感でした!

        2009/06/29

        hamada.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・浜田文男です。


         先日、あるインキュベーション施設の記念セミナーに出席し、基調講演をお聞きしました。テーマは「今こそチャンス!起業家に期待すること」。この中で私がなるほどと思い、そうだよなと感じたことを挙げてみます。

         

        (1)起業家の経歴はさまざまであり、どんな経歴でも起業はできる。


        (2)起業家に必要なこと

         ①一番重要なことは「志」の高さとそれを伝える「事業計画」
         ②必要な能力は、カン(先見性)、決断力、リーダシップ


        (3)起業する市場は、自分の足元から考える。つまり、

         ①自分がいる(いた)業界
         ②自分が担当している(いた)業務
         ③自分が熱中している好きなこと、好きな分野
         ④自分自身が切実に感じているニーズ

         

         この中で特に「事業計画」は、自分自身で納得し、かつ、他の人に分かりやすく賛同を得るツールと位置づけられます。


         そして最後に、最も必要なことは「勢い」というのが結論でした。

        お金には色がある?(2)

        2009/06/23

          kageyama.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営担当マネージャー・景山です。

         

         前回(1)では、お金の使い道(=資金使途)の色々について見ました。


         今回(2)は、資金使途に応じた資金の調達方法についてです。


         究極の理想は、自己資金(資本金及び創業来の収益の蓄積)ですべて賄うことですが、中小企業では非現実的な話であり、多くは借入金による調達になります。

         

        資金使途に対応した借入形態、そして借入金の返済資源は、概ね以下のようになります。


        【運転資金】
          ①経常運転資金・・・短期借入金または割引手形により調達し、売上代金の回収により返済

                      (通常、借入と返済を繰り返しながら、資金は回転する)

          ②増加運転資金・・・                〃


          ③決算資金   ・・・短期借入金により調達し、期間収益により、1年以内(次の決算まで)に分割返済
          ④賞与資金   ・・・短期借入金により調達し、期間収益により、半年以内(次の賞与支給月まで)に

                       分割返済
          ⑤季節資金   ・・・短期借入金または割引手形により調達し、繁忙期の売上代金回収により、次の

                       季節資金必要時期までに返済
        【設備資金】

         投資の必要性、タイミング、投資額の妥当性など十分検討のうえ、一定割合(投資額の20~30%)以上の自己資金を確保し、不足分を長期借入金で調達します。

         返済資源は、設備投資実行後のキャッシュフロー(税引後利益+減価償却費)であり、7年以内の分割返済が条件となる場合が一般的です。

        シューカツ、コンカツ、エイカツ、ジカツ、ビジカツ・・・

        2009/06/22

          bajyou.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・馬上です。

         

         少し前位から、「婚活」なる言葉がマスコミ等でよく聞かれるようになりました。月9ドラマでもスマップの中居君や上戸彩ちゃんが演じています。これは言わずと知れた「就活(就職活動)」をもじったもので、企業内では「営活(営業活動)」、「事活(事業活動)」あるいは「ビジ活(ビジネス活動)」みたいな言い方もあっていいのかも・・・。

         

         企業のコンカツと言えば、やはり交流会でしょう。広島市内でも社団法人中国ニュービジネス協議会の広島5:01クラブ広島SOHO'クラブなど、官民を問わずいろいろな機関がビジネス交流会を行っています。こういった交流会に参加することで、新たな販路が見つかったり、新商品開発の糸口が得られたりするなど、事業の幅が広がったということをよく聞きます。

         

         当センターの登録コンサルタントの先生が、これからの企業経営は何をするかより、誰とコラボするかがポイントになると言っておられました。皆さんも交流会でコンカツして、ベストパートナーを見つけてください。

        「モノづくり事はじめ-8」

        2009/06/18

          kubo.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクトマネージャー・久保です。

         

        5月号からの続き)


         ターゲットとなるお客さまが、その商品をどういう状況で使うのかを必死で考えてください。勘の良い方はおわかりかもしれませんね。「5W2H」をあてはめてみることなのです。 「そんなことは、当たり前のことだ・・・」、と思われるかもしれませんが、実はこの当たり前のことができていないことが多いのです。

         
         頭にひらめいたアイディアに夢中になるあまり、周りが見えなくなってそのまま商品化に突っ走ってしまう例が非常に多いのです。

         
         一歩立ち止まって、「この商品」を「誰が」「いつ」「どこで」「なぜ」「どんなふうに」使うのか、そしてお客様はこの商品に「いくら」までならお金を払ってくださるのか。頭に浮かんだあなたのアイディアを、もう一度冷静に、徹底的に検証してください。

          
         この結果として、あなたの会社のお客様が「本当に欲しいと思う商品はこんなものではなかろうか」、あるいは今考えている商品は「ここをもう少しこう変える必要がありそうだ」、というようなことが徐々に明らかになってきます。それが、あなたが開発・商品化に挑戦すべき『もの』のなのです。


         これを"商品"として形作ってゆくこと、すなわち、基本のコンセプトはこれ、機能/性能はこれ、形/デザインはこう、色はこれ、重さは何Kg、お値段はいくらいというように具体的な「仕様」として決め込んでゆくのです。

         
         こうすることによって、その商品を構成する機能項目ごとの開発目標が明確になります。 これが商品の「発想」、すなわち企画ということなのです。


        (次号につづく) 

        「下取りセール」についての一考察

        2009/06/15

          tosa.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長の土佐です。

         

         最近、大手スーパーや百貨店において、「下取りセール」がはやっています。皆さんもテレビなどで、多くの靴やフライパンなどを抱えて割引券と交換している映像を見られた方が多いのではないでしょうか。


         モノ余りの今日、割り引きセールをしてもモノが売れないと言われています。これは、欲しいものがあっても買ったあとに入れるためのタンスや下駄箱にスペースがないことも購入を渋る要因の一つといわれています。


         下取りセールは、こうした消費者の心理をついた商法です。古くなったものが下取りしてもらえ、空いたスペースに新しい商品を詰め込むことができます。


         フライパンなどは各家庭に何個もあるものではありませんので、そろそろ新しいものに変えたいなと思っていた消費者に買い替えるためのきっかけを提供したものです。消費者の心理、視線に立てばビジネスチャンスはまだまだ皆さんの周りに転がっています。

        広島市地球温暖化対策等の推進に関する条例の制定について

        2009/06/12

        mennde.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。


         広島市が、新たに「地球温暖化等の推進に関する条例」を、H21年3月に制定しました。条例の施行はH22年4月1日からです。本件の説明会が7月15日と16日に広島市役所2階講堂で開催されます。(説明会の詳細及び申込方法など

         

         この条例では、事業者及び市民等が果たすべき役割等について定めるほかに、


         ・事業活動環境配慮制度 ・自動車環境管理制度 ・建築物環境配慮制度
         ・緑化推進制度 ・エネルギー環境配慮制度


         の5つの制度を導入し、一定規模の事業者等に対して計画書の提出等を義務付けています。

         

         この条例は、一部改正省エネ法に準ずるものになっています。改正省エネ法は、民生(業務・家庭)部門のエネルギー消費量が、1990年比で2005年度に1.4倍と最も伸びたことを受けて、オフィス・コンビニ等や住宅・建築物に係る省エネルギー対策を強化して制定されました。

         

         今後も、上記のような環境問題等における規制強化が図られてくるものと思います。一方、その規制・条例を受けて、新たな環境ビジネスチャンスも数多く生まれます。国や自治体の環境への取り組み・メッセージを注意深く、見守りながら、次の時代の製品開発に結びつけて頂ければと思います。

        (グローバルビジネスのこぼれ話:会議編その4)

        2009/06/11

        konndou.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・近藤です。


         さてグローバルビジネスにおいてTV会議を利用する際のポイントを、私なりの経験から少しご紹介したいと思います。


         会議に同時通訳がついていたとしても、英語を理解する人と、あまり理解しない人が混在する会議を推進する場合に推奨したいことは、リーダー役の人が時々重要な局面において、会議を一時中断し、問題の絞り込みをした上で、日本側の総意を英語で確認しながら(こちらサイドにも日本語を理解しない人‐外国人‐がいますから)、相手側との協議を進める方法です。このことにより、英語をあまり理解できない人も議論に参加する形で進捗すれば、後々の業務プロセスをスムースに進めることができることになります。


         ところで、私がこういった会議で最も苦労したのは、相手側に、会ったことがないメンバーがいて、こちら側の外国人とお互い知り合いのケースです。このような場合、彼らはFirst Name で呼び合いますので、BobとかMarkのようなどこにでもある名前を呼び合うようなケース(場合によっては同じ会議に2,3人のBobや、Markがいるようなケース)です。外国人ですら混乱することもあるようですから、見慣れない出席予定者のFirst Nameを覚えておくことをお勧めします。


         もうひとつ、日本人の英語もそうですが(かく言う私も含め)、英語が母国語でない人たちや、癖の強い英語にも悩まされます。インド、中国、南アフリカ、タイ、オーストラリア等々、彼ら独特の癖や、また彼ら特有の言葉に慣れるのは大変です。勿論、日本人を相手にすることに慣れた人たちは、それなりに理解しやすく話すようにはしてくれます。私も出来るだけ誤解されないように、センテンスのきり方や、速度が早くならないように注意していました。何しろ発音の問題は直しようがありませんから。


         テレビ会議は、使いようでは、グローバルビジネスのもっとも大切なToolとなるものです。


         1対1の電話では実現できない、お互いのPartyのそれぞれの関連部門の人たちが一気に情報を共有し、スピードある解決を図れる重要なものとなります。そのためにはその基本言語である英語を本当の意味で使えるようになってください。それと十分な事前の根回し、テーマの絞込み、関連資料の事前配布、議事録の確認等の基本動作を行うこともまた重要です。


         グローバルなビジネスにとって、英語を読み、書き、聞き、話すことは避けて通れない必須事項だと言えるでしょう。


         次回は、電話会議についてお話します。

        「書籍紹介『クラウド大全』」

        2009/06/10

        hamada.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの浜田文男です。


         このところITシステム利活用に関して「安価に自社で必要とする機能を借りる」という考えが広がっています。企業さんのITシステム利活用形態の歴史を振り返って見ますと、「自社導入」⇒「アウトソーシングの利用」(ハウジング・ホスティング)⇒「ASPの利用」⇒「SaaSの利用」ということになると思います。もちろん企業さんにとって自社に適切な形態を選択すれば良いわけです。


         さて、これらの形態が推移した背景には「インターネットの普及・拡大」と「ネットワークの高速化・低価格化」があります。これにより現在では、データセンター(サーバ)が世界のどこにあるかについてさほど意識しないで自社に必要な機能を借りる(月額で使用する)ことが可能となっています。よく言われる「クラウドコンピューティング」の一例です。


         今回紹介する書籍は『クラウド大全〈サービス詳細から基盤技術まで〉』(日経BP社出版局編:2,520円、2009.4.27第1版第1刷発行)です。「クラウド入門」「サービスの詳細(Amazon EC2,Google App Engine,Force.com,Windows Azure)」「クラウドを支える技術」が述べられており興味ある内容です。

        先進国の高齢化が金融バブルを生む

        2009/06/09

          kageyama.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営担当マネージャー・景山です。

         

         いきなり、「?」が付きそうなタイトルで恐縮ですが、(株)双日総合研究所副所長吉崎達彦氏の講演会(6月3日、(財)ひろぎん経済研究所主催)の中での話です。

         

         1980年代以降、バブルの発生が増加し、ほぼ10年のサイクルで起きている。その理由として、以下の要因が考えられる。


         ①グローバル化により、国境を越えてマネーが移動するようになったこと。
         ②金融工学の発展により、世界的な利回り競争が激化していること。
         ③フロンティア(ここなら儲かるという投資分野)が無くなったこと。
         ④先進国の高齢化に伴い、高齢者の保有するマネーが世界的に増加しているが、


          高齢者マネーは金利に飢えているうえ、10~20年も待つことを嫌う。
         ①と②は規制と監督の強化で、ある程度対応できそうですが、③と④については、これといった解決の途が見当たらないのが、何とも悩ましく、今後もバブルの発生は避けられないとのことでした。

         

         もう一点、ビッグ3問題が日本の自動車産業に及ぼす影響について、次のように話しておられたので紹介します。


         ビッグ3の危機は、退職者向け医療給付が経営を圧迫したことが本質的な原因(米国版の国鉄問題と言える)。米国の自動車マーケットのプライスリーダーだったビッグ3が工員時給70ドル(日本企業の現地工場では45ドル)もの高コスト体質なので、日本企業はビッグ3より少し安い価格で販売することで、超過利潤を容易に手にすることが出来た。


         米国の自動車市場は、いずれそこそこの水準まで回復し、つれて日本車への需要も復活してくる。しかし、ビッグ3が再生され高コスト体質が是正される中では、07年以前のような収益は期待出来ないとみられる。

        ちょっとお得なパソコン活用術

        2009/06/04

         

        kobayashi.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センターの経営革新担当・小林です。


         私は、当財団のICT担当と言われている(自称?)こともあり、今回はパソコンの便利な機能についてご紹介します。

         

         皆さんは、エクセルで一覧表を作成したときに、1行毎にセルを塗りつぶしたいと思ったことはありませんか?苦労して1行毎に塗りつぶしたあと、修正して、また塗りつぶしのやり直しなんてことに・・・

         

         エクセル2007には、簡単に1行毎に塗りつぶしをしてくれて、修正後の塗りつぶし作業も自動でやってくれる、そんな便利な機能があります。


         やり方は、作成した一覧表のセル(表中ならどこでもいい)を選択→「挿入」リボンを選択→「テーブル」をクリック→「先頭行をテーブルの見出しとして使用する」にチェックを入れて「OK」。以上です。


        見た目もカラフルになり、オススメです。ヽ(´▽`)ノ

        備えあれば・・・

        2009/05/27

          bajyou.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・馬上です。

         

         とうとう、日本でも新型インフルエンザが発生しました。わが家では、以前の鳥インフルエンザのときから少しずつ常備品を揃えていき、現在はマスク80枚、ミネラルウォーター(2リットル)14本、米5kg、その他レトルトカレーやカロリーメイト等を備蓄しています。家族3人で、これで十分かどうかはわかりませんが、大流行になった場合でも職業柄出勤するようになると思われますので、まだまだ備蓄が必要かもしれません。

        210527.jpg

         企業においても、インフルエンザの流行や地震などの自然災害等で事業活動がストップすることが十分に考えられます。先の新潟県中越沖地震では、1工場が被災したために、大手自動車メーカーのラインがストップしたのも記憶に新しいところです。

         

         このような緊急事態への備えとしてBCP(Busines.s Continuity Plan:事業継続計画)があります。BCPとは、「企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画」のことです。

         

         中小企業の皆さんも、BCPを策定することで、緊急事態に遭遇したときの被害を少しでも軽減し、一刻も早く復旧できる企業体質を作り上げることが大切ではないでしょうか。

        広告の有効利用

        2009/05/21

          tosa.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」副所長の土佐です。

         

         厳しい経済情勢の中、各社では経費の削減に四苦八苦されておられるのではないでしょうか。そうした中で、真先に削減されるのは、交際費、旅費交通費、広告費などがあげられますが、全てを削減することはできません。それならば、如何に有効活用できるか考えてみましょう。

         

         今回は広告費に着目します。これは、経営者にとって常識かも知れませんが、「アイドマ(AIDMA)の原則」について改めて確認いたします。
         アイドマとは、消費者の購買心理過程を表したもので、
         注意(Attention)
         興味(Interest)
         欲望(Desire)
         記憶(Memory)
         行動(Action)
        の頭文字を並べたものであり、広告の原則とも言われています。

         

         いかに消費者に注目していただき、興味をもってもらい、欲しいなという気持ちを持たせ、記憶して、実際の購買行動を起こしてもらうことです。
         大切な広告の予算を有効に活用するためにも、こうした広告することの原点に立ち返り、自社の広告を見直してみてはいかがでしょうか。

        「モノづくり事はじめ‐7」

        2009/05/19

        kubo.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクトマネージャー・久保です。


         

        <商品開発のプロセス>
         ターゲットは見えていますか? 
         商品を「発想」、あるいは「商品の企画」と言ってもよいのですが、このためにはまずその商品の対象となるお客様=ターゲットは「誰か」をはっきりとさせる必要があります。 
         次の問いに答えてみてください。
        ①自社の商品(物でも、サービスでもかまいません)を開発するときに、それを買ってくださるお客様 が見えていますか?
        ②それは男性ですか女性ですか?
        ③年は何歳くらいの人ですか?
        ④子供がいますか?
        ⑤いるとしたら何人ですか?
        ⑥その人はどんな価値観を持ったひとですか?
        ⑦どんなライフスタイルを好む人ですか?
        ⑧その商品を使う場面はどんな場面ですか? 
         幾つぐらいの質問に答えられましたか?購入者は不特定多数なので一律には答えられないと思うかもしれませんね。
         ところが、いわゆる「ヒット商品」、あまたある競合商品との競争で勝ち残ってゆく商品をよく観察してみれば、その考え方(デザイン、機能、特性、仕様、値段等)に統一性があり、すべてにおいてバランスのとれたものがほとんどで、上記の質問に対する答えがすべてその商品に実現されていることがわかると思います。
         新しく商品を開発するときは、上記の質問に対する答えをはっきりと定義する必要があります。


         物を作る立場からは、「そんなことは売ってみなければわからない...」「できるだけ多くの人に買っていただきたいのでどんなお客さんでもよいのだ...」と思いがちですが決してそうではありません。
         その商品がターゲットとするお客様の姿がはっきりと描けていれば、「個性的で魅力的な商品」「考え方に一貫性があり」「これならお金をだして買ってもおしくない商品」=「ヒット商品」になる可能性が格段に高まるのです。
         (以下6月号に続く)

        中小企業は『環境ビジネス』で儲けなさい!

        2009/05/18

        mennde.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。


         21世紀、環境が一つのキーワードになりつつあります。そんな中、「中小企業は『環境ビジネス』で儲けなさい!」という講演会(3月17日、主催:広島県,(財)ひろしま産業振興機構,広島県環境関連産業創出推進協議会)がありました。


         講師は、船井総合研究所 執行役員 菊池 功氏で、講演の一部要旨は以下の通りです。
         
        ・環境規制はさらに強化される。緩むことはない。
        ・環境ビジネスは、2-3年前は大企業が取り組むものと云われた。しかし現在は、中小企業こそ取り組むものと言われている。
        ・同じ環境ビジネスでも、地域で大きな差がある。
        ・環境ビジネスは、自治体の取り組みに影響される。
        ・環境ビジネスほど上手くやれば儲かる。
        ・環境ビジネスほど本業の活性化になる。
        ・環境ビジネスは、地域活性につながる。
        ・マーケットが広がる一方であり、ビジネスチャンスが数多くある。
        ・環境ビジネスほど新規事業を展開しやすい。
        ・日本の法規制はまだ緩く、高まって来ているが、一般消費者の意識はまだ低い。

         

         現在、地産地消とも言われ、地域の活性化が叫ばれ、またこれからは地方の時代ともいわれています。その意味で、環境ビジネスはまさしく地域と密着したビジネスになっていくものと思います。
         その中で、私たち5名のマネージャーが、何等かのお手伝いができればと思います。

        グローバルビジネスのこぼれ話:会議編その3

        2009/05/15

          konndou.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの近藤です。

         

         さて、今回はテレビ会議において避けて通れない使用言語の問題について触れてみます。

         グローバルな会議は英語で進めるのが一般的です。会議で話されたことがその後のプログラム推進のベースになりますので、英語で共有されたことが業務を進める際の関係者間の共通の理解となります。
         私が経験してきた種々の公式会議では、通訳(同時通訳)がつくのが一般的でしたが、いかに優秀な通訳者であっても、通訳を介して聞いた言葉では真の意味を理解することが困難な場合が多いといえます。
         例えば、「J99のPIAの前にはDPFのPVAを決めねばならないが、MLEのBobの考えを確認する必要があるし、例のFleetのDiscountの件も考慮しなければ、云々」(ある架空の話)というような議論がもっと込み入った形で、しかもテンポが速く議論されますから、ベテランの通訳でもこれを同時通訳するのは困難であり、日本語で聞いている日本人は誤解してしまうか、混乱してしまうケースが多いのが実情です。


         グローバルビジネスの世界では、どうしても英語は必須であり、少なくともリーダー役を勤める場合は、通訳を介さず、会議をリードできる英語力が必要ということになります。
         つまり、通訳を介するか、介さないか、2つにひとつであり、両方を使うというのは現実的ではありません。通訳はあくまで、英語を得意としない会議参加者が、相手側から何らかの質問を受けた際に、的確な回答を日本語でするための補助的なものとして理解するのが妥当でしょう。


         さて、このような会議を進める上でのポイントを、私なりの経験から2,3点、次回のブログでご紹介したいと思います。

        「『ASP・SaaSサービス企業の市場成功に向けての要件』報告書が公表されました。」

        2009/05/14

          hamada.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー 浜田です。


         企業の皆さんにとって「業務の生産性向上」は大きなテーマです。これを実現するために「業務の見える化」を行い「ムダ・ムラ・ムリ」を減らし「生産性向上の役に立つIT」を導入するというのが一つの処方箋です。

         

         最近は、「IT自社導入」と「自社にとって必要な機能であるサービスを使用する」という2案が比較検討されるようになっています。後者はASP・SaaSサービスとして世の中に認知されつつあり、小規模企業向けにJ-SaaSが開始されています。


         このたび、SaaSサービスを提供する事業者(供給者)および同サービスを採用する事業者(ユーザー企業)にとって参考となる報告書が、(独)中小企業基盤整備機構から公表されました。


        「ASP・SaaSサービス企業の市場成功に向けての要件(先進的21事例の紹介)」報告書
        (平成21年5月)です。

         

        自社の立場に該当する部分を、是非読んでください。気づきがあると思います。

        お金には色がある?(1)

        2009/05/13

        kageyama.jpgおはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営担当マネージャー・景山です。

         

         お金に色があるのか? 勿論ありません。
         しかし、お金の使い道(=資金使途)は色々ですし、その調達(借入)形態、借入金の返済資源には、使い道に応じた色(=方法)があります。 従って、資金の色(=性格)別に、運用と調達をバランスさせるよう心掛けることが必要になります。
         まず資金使途(=必要理由)別に、どんな色があるのか、見てみましょう。


         【運転資金】
           ①経常運転資金:企業が事業活動(仕入・生産・販売等)を続ける中で、
                      仕入代金支払から販売代金回収までの立替資金として
                      常に必要になる資金のことで、次の算式で求められます。
              売上債権(受取手形+売掛金)+棚卸資産-仕入債務(支払手形+買掛金)
           ②増加運転資金:売上高や取引条件が変化した場合に必要となる資金です。
                      売上高増加の場合は、
              月商増加額×(売上債権回転期間+棚卸資産回転期間-仕入債務回転期間)
                      取引条件変更の場合は、
              月 商 × 立替期間延長月数     が必要額となります。
           ③決算資金:決算に伴い必要になる納税、配当金・役員賞与支払のための資金。
           ④賞与資金:文字通り、賞与支給に必要な資金。
           ⑤季節資金:酒造、縫製など、仕入・販売の季節変動が大きい業種にみられる
                    仕入・在庫備蓄のための一時的な資金需要。


        【設備資金】
          工場建設、機械設備購入、出店、店舗改装など、設備投資の実行に必要な資金。
          次いで、資金使途(=必要理由)に応じた資金の調達方法と、借入金の返済資源ですが、
         次の機会に譲ることとします。

        プレミアム商品券のご案内

        2009/05/12

          hirayama.jpg おはようございます。
         がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新支援担当・平山です。


         政府の大型景気対策が明らかになり、「景気の底打ち」という声もちらほらと聞こえ始めましたが、実感としてはまだまだですね。

         モンゴルでは、遊牧民が乳製品を買わなくなって不景気になっているそうです。世界経済がどこでどうつながっているのかは分かりませんが、不思議な感じがしますね。


         このような不景気の中、各地の商店街は物を買ってもらおうということで色々頑張っています。


         五日市商工会と13の商店街などで作る佐伯区商店連合会は、5月21日から「五日市プレミアム商品券あまんじゃく」を発売します。1万1千円の商品券を1万円で販売し、発行総額1億1千万円です。商品券の販売場所は、五日市商工会本所・湯来支所、佐伯区商店連合会各商店会などです。


         地域の商店街には知らなかったいいお店がまだまだたくさんあります。このような商品券を買って地元でお買い物をしてみて、新たな発見をしてみるのもいいかもしれませんよ。

        「モノづくり事はじめ-6」

        2009/04/24

          kubo.jpgおはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジャクトマネージャー・久保です。

         

         どうすればヒット間違いなしの商品ができるのか・・・・。


         その答えは、実は世界のどこを探しても残念ながら存在しません。無いのです。商品開発の担当者あるいは経営者が必死で考え、精魂込めて創り出した商品が「必ずヒットする」とは言えないのです。

         
         もし"ヒット商品"を生み出す秘密があるとすれば、世の中すべてヒット商品だらけになり、そして廻りには成功者しか存在しないという世界になっているでしょう。


         成功すると信じてやったことが失敗することがある、その代わりと言ってはなんですが、逆にリスクを恐れずに挑戦した結果、成功することもあります。あまたの経営者、開発者が新しいビジネスや商品の開発に挑戦するのは、この成功の可能性に掛けているということです。しかし、ただ単に"これは売れるだろう"という自分の直感だけをたよりにするのではバクチをするのと変わりがなくなってしまいます。"イチカバチカ"のカケでビジネスを進めるわけにはゆきません。


         「それではどうすればよいのですか・・・」という質問が出てきそうですが、「必ずヒットする」という確証は得られないまでも、ヒット商品となる確率を出来るだけ高めてやる、あるいは失敗する確率を出来るだけ少なくするということはできるのです。このためには最低限どういうことをしたら良いかについても、経験的にわかっていることが有ります。


         次号では、この具体的な方法について、さらにみて行きましょう。

        「モノづくり事はじめ-5」

        2009/04/23

        kubo.jpg  おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジャクトマネージャー・久保です。

         

        <商品開発のプロセス>
        1.発想
         前号までは、商品開発のプロセス全体がどのように成り立っているかについて見てきました。全体のプロセスは1月のブログで紹介しましたが、もう一度おさらいしてみましょう。

         

         ①発想 ②設計 ③図面化 ④試作 ⑤評価・検証 ⑥改善 ⑦生産 ⑧販売 ⑨アフターサービス

         

         場合によって、発想を企画とか、改善を対策というように違う言葉で使われることもありますが、その言っている内容はほとんど同じことです。


         それではこれから各ステージについて、それぞれどういう内容か各項目ごとにすこし詳しく見てゆきましょう。まずはスタートの段階の①発想についてです。

         
         商品を作って、市場に売り出し適切な対価を得て利益を確保し、事業を継続する。これが事業活動の基本です。物を作る事業であればどんな商品でも考え方の基本・エッセンスは同じことですし、さらにはサービス業でも同様に当てはめることができることは説明しました。

         
         ここで一番大切なことは、何を作るのか、すなわち「どんな商品」を作ったらお客様が満足し、あるいは喜んでいただけるのかということです。手元にある大切なお金を払ってまで、お客様が手に入れたい「もの」とはなにか。これがそのものズバリ、あなたの会社の「商品」として実現できればその商品は"ヒット"すること間違いなしですし、逆にこれを外してしまうとその商品を作るためにどれほどあなたが丹精込め、あるいはコストをかけて作った商品でも買っていただくことはできません。

         

         どうすればヒット間違いなしの商品ができるのか・・・・・。それについては、明日のブログで。

        競合店を知ろう!

        2009/04/17

          tosa.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」副所長の土佐です。

         

         厳しい経済情勢が続き、生活者の消費マインドが急激に低下し、小売店ではモノが売れない状況が生じているのではないでしょうか。何か対策はないものかと悩み、安売りを企画するなどのアイデアを打ち出すお店もあるかもしれません。

         

         少し待って下さい。あなたのお店の周りにある競合店(できれば繁盛店)と思われるお店をもっと観察してみてはどうでしょうか。競合店の前に立てば、どのような年代・性別のお客が何人入っているかわかります。また、店に入れば、およその客単価や売れ筋商品も推測がつきます。そこから競合店の売上も推測可能です。

         

         まずは、相手を知ることが重要です。そのうえで、自店の強みは何か、不足しているものは何かを分析することが重要です。その結果、売れ筋商品を揃えるのか、価格の見直しを行うのか、配達や接客などのサービスの充実を図るのかといった対策の取捨が可能になるのではないでしょうか。

         

         これは自分で一人でも出来ることです。まずは汗をかいて、競合店の魅力を探ってみてはどうでしょうか。

        バーチャル環境展を終えて

        2009/04/16

        mennde.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・免出です。


         今回、広島市中小企業支援センターのブログに、「ひろしまバーチャル環境展2009」に出展された環境製品の紹介記事を書くために、各社を訪問させて頂きました。その中で感じたことを、簡単に以下述べたいと思います。

         

         環境製品は多岐に渡りますが、いずれも今後の環境問題を考えるとき必要とされる製品群です。

         
         ・製品の寿命を延ばす。
         ・大気・水・土壌の汚染を防ぐ。
         ・捨てられていた材料の付加価値を高めて製品として活かす。
         ・環境負荷の高い材料使用を避ける。
         ・廃棄物をできるだけ少なくする。
         ・高価な材料・複雑な工程が必要なものを安い材料でかつ容易な工程にして環境負荷を大きく下げる。
         ・人々の生活環境を守る。
         ・製品作りで要求されるトータルなエネルギー使用を大きく下げる。
         ・省エネルギーを実現する。

              
         等々、様々な工夫とアイデアが活かされています。

         

         また、先日「中小企業は『環境ビジネス』で儲けなさい!」というセミナーを聴講しました。現在各社で取り組まれている中に、実は環境ビジネスの種になり、新たな分野の発掘につながるものがたくさんあるということでした。環境ビジネスという視点から、新しい視点で、新しいビジネス開拓に、ぜひチャレンジ頂ければと思います。

        J-SaaS サービス開始

        2009/04/15

        hamada.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・浜田です。


         みなさん、2009年3月31日からサービスを開始したJ-SaaSをご存知でしょうか。まだそれほど知られていないと思われますので、今回から数回に分けて紹介いたします。

         

         第1回目の今回は、その概要に触れます。J-SaaSは、【経済産業省が推進する、主に従業員20名以下の中小企業を対象に、財務会計などバックオフィス業務から電子申告までを一貫して行える、便利なワンストップサービス(SaaS活用型サービス)】です。同事業は2年間の国家プロジェクトとして行い、その後は民間での運用を計画しています。2年で50万社に利用してもらうよう考えているようです。

         

         システム構造は、プラットフォームとアプリケーションの2階層です。プラットフォームは、大手ベンダーのデータセンターを活用しており、可用性、完全性、機密性などは万全と考えられます。アプリケーションは、カテゴリとして財務会計・給与・税務申告・経営分析・販売管理・インターネットバンキング・プロジェクト管理・グループウエア・社会保険等手続があり、計18社から提供されています。

         

         使う立場の中小企業にとって必要な設備は、インターネットができるパソコンとネットワークです。現在はほとんどの企業に導入されていると思われます。

         

         さて、J-SaaSの活用に当たってはまず自社にとっての活用ストーリーを検討することが望ましく、かつ、この際に業務の見直しも考慮していただきたいと思います。

         

         まずはどのようなものかポータルサイトを覗いてください。

        (グローバルビジネスのこぼれ話:会議編その2)

        2009/04/14

        konndou.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・近藤です。


         さて、今回はグローバルなビジネスツールとして最も便利だと思われるコミュニケーションツール、テレビ会議についてお話します。


         テレビ会議もFace-to-Faceの通常の会議と同様、いろいろな規模の会議で使われています。片方のメンバーが数十名程度集まるような会議や、或いは意思決定の場でもある経営会議でも使われますし、PCとカメラを組み合わせたパーソナルなテレビ会議(非常にまれですが)をしている人を見かけることもあります。しかし専ら、グローバルビジネスの世界で、各国との調整・協議等の実務上もっとも頻繁に使われ、しかも重宝するのが、片方が10数名を限度とするレベルのテレビ会議だと思います。


         一方、電話会議になるともっと少ない人数でなければ、スムースな会議運営は難しいでしょう。せいぜい数名程度がいいところだと思います。電話会議については、別途もう少し詳しくお話しするとして、テレビ会議に戻りましょう。


         テレビ会議でも以前メール編で述べたような時差の問題は避けて通れません。早朝は北米と、夕方には欧州と、そして昼間はアジア・オセアニアを相手に会議を行いますが、北米と欧州は時間設定が難しく、会議を設定する担当者はいつも苦労しています。


         商品マーケティングや商品ビジネスの担当ですと、ひどいときには、朝、昼、夕方と、3つか4つのテレビ会議が設定されることもあり、社内会議を含めて非常に多忙な状況となります。会議のリーダー役は、事前に出席者(特に相手方)と会議のテーマとその結論(落としどころ)を調整しておかないとまともな会議運営は出来ません。複数のプログラム(車種)が同時並行で進んでいますので、会議の実施のみでなく、会議前の各プログラム毎のアジェンダの設定、会議後の議事録の作成とその内容の合意、そして問題点となった案件のフォローのための関連部門への検討要請は必須事項です。


         次回は、テレビ会議において避けて通れない使用言語の問題について触れてみます。

        「世界同時不況は怖くない~ガンバレ!中国地域~」を聴講して

        2009/04/13

        kageyama.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営担当マネージャー・景山です。


         何かと暗い話の多い昨今ですが、表題のとおり、元気が出そうな演題の講演会(3月30日、主催:中国経済産業局・(社)中国地域ニュービジネス協議会)がありました。


         講師は、前経済産業省事務次官の 北畑 隆生氏 で、講演の要旨は以下のとおりです。


        1.金融危機で日本経済は救われた


         ・1バレル145ドルに達していた原油価格は一時40ドル前後まで暴落し、高騰していた資源・食糧の

          国際価格も元の水準に戻った。
         ・成立寸前だった資源メジャーによる世界市場寡占化が阻止された。
         ・米国流の行き過ぎた株主重視の会社経営の在り方が是正された。


        2.世界同時不況は2010年後半には回復に向かう


         ・戦後最長の不況は、第二次石油ショック後の36ケ月(不況の平均期間は17ケ月)。
         ・今回の日本の景気後退は2007年11月以降なので、既に1年4ケ月が経過しており、過去の景気循

          環からして、遅くとも2010年後半には回復に向かうとみられる。
         ・米国は、年間3百万人の人口増(=車・住宅の需要増)があるので、2年で立ち直れる(オバマ政権も

          再選を狙い、全力で取り組むはず)。
         ・中国は、減速するものの、年8%の成長は維持する(雇用不安の回避、上海万博の成功のためにも、

          それが不可欠)。


        3.日本はアジアをターゲットにして中期的な成長が可能


         ・日本は、人口減社会になり、何もしなければGDPは年0.4%縮小する。
         ・一方、中国、インド、タイ、ベトナムなどアジア地域では、自動車、電気・電子製品、機械など資本集約

          型産業の発展が続く。
         ・しかし、付加価値の高い素材・部品・工作機械などは、日本からの供給に依存しており、アジアが成長

          すれば、日本からの輸出が増える共存共栄関係が成立している。
         ・アジアが豊かになれば、日本のファッション・観光・食品・コンテンツなど内需関連産業も、アジア需要

          をターゲットに成長戦略が描ける。


        4.地域は自立できる地元産業を育てることが必要


         ・ポイントは、部外者の意見を聴くこと、仕掛け人の存在、地域ブランドの確立。
         ・経済産業局の「地域資源活用プログラム」「農商工等連携事業」などの支援事業を活用して欲しい。


          以上のとおり、日本経済の先行きに十分期待が抱ける内容で、参加者も約300名と大盛況の講演会でした。

        「落ちないリンゴ」の話

        2009/04/08

        hirayama.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・平山です。


         新年度になり、新たな気持ちでスタートをきられておられることと思います。新入社員が入ってこられたところはもうなじんでおられるでしょうか。


         今日は、物を売るときの「逆転の発想」について。


         平成3年のこと、リンゴの収穫間際の青森県に大きな台風が襲来しました。それによりリンゴは9割が木から落ちてしまい、青森のリンゴ農家は大打撃を受けてしまいました。


         みんなが、「もうだめだ」とあきらめているとき、ある農家だけが、「何とかならないか」と考えました。そして、木から落ちなかった数少ないリンゴを、「落ちないリンゴ」として10倍の値段で受験生に向けて売り出したのです。すると、そのリンゴは、あっという間に完売。青森のリンゴ農家の経営は守られたというお話。


         有名な話なのでご存知の方もいるかもしれません。あまりにも鮮やかな逆転の発想ですね。


         商品を売る際に、ストーリーを持たせるというのは戦略として重要です。モノがあふれている時代、しかも昨今のような不況の時には、消費者の購買意欲を強く刺激する「何か」が必要になってきます。小回りの利く中小企業ならではのアイデアは他にもたくさんありそうですね。

        新年度に向けて新たな取り組みを!!

        2009/04/01

          tosa.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」副所長の土佐です。

         

         今日から多くの企業では新年度が始まるものとご推察いたします。異動のあった方は新しい部署で不安な気持ちと、希望が混在されているのではないでしょうか。また、異動がない方も厳しい経済情勢にどのように取り組むか頭をひねられているのではないでしょうか。

         

         今回は、新年度に当たり、5S活動についての紹介をします。


         5S活動はご存知の方も多いとは思いますが、「整理・整頓・清掃・清潔・躾」のことを言います。簡単に各々を説明すると、


         ① 整理・・・いらないものを一掃すること。
         ② 整頓・・・何をどこに置くのか決めること。
         ③ 清掃・・・清掃により様々なものを点検すること。
         ④ 清潔・・・工具・冶具などを最高な状態に作りこむレベルにすること。
         ⑤ 躾・・・・上記の状態を維持すること、ルール化すること。


        を表しています。

         

         ①から⑤に向かうほど実施・定着化の難易度が上がるといわれています。


         5Sが徹底した職場は、無駄な作業や過剰在庫が無くなり、安全で効率的な職場が出来上がります。新しい年度が始まったことを契機に、こうした取り組みを職場全体で取り組まれることを検討されてはいかがでしょうか。

        最良の接客とは?

        2009/03/31

        mikio.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北林です。


         先日、店舗で店員さんから商品説明を受けている最中に、別のお客さん(Aさんとします)が、私と店員さんの間に入ってきて商品説明をその店員さんに求めてくる場面に直面しました。店員さんとしてはどうしようもなかったのでしょうが、Aさんへの対応に追われ、私は全く手持ち無沙汰の状況になってしまい、結局帰ってしまいました。


         この場合店員さんの対応として、例えば、『① Aさんに対して「お客さまへの説明中であり、今しばらく待っていただきたい。」と理解を求める』、『② 私に対して「お急ぎのお客さまがおられるため、少々お待ちください。」と言ってAさんへの対応を続ける』ということが考えられます。


         ①の場合、Aさんとしては私への商品説明は終わったものと思って、声をかけてきたのかもしれません。この場合、Aさんのプライドを傷つける結果になる可能性があります。だからといって、②の対応をした場合、優先すべきお客様への対応が後になるという点で、店としての接客姿勢が問われそうです。


         実際の場面で、私がそのまま売場に残っていれば、店員さんはAさんへの対応が終われば、私に対してそれ相応の対応をされたと思うのですが、私と同じように帰ってしまうお客さんもあることと思います(私の場合、広島東洋カープの入場券を買うために5時間(!)並んだ直後で疲れていたため、帰ってしまったのです)。


         双方のお客様に配慮するとしたら、私に対して目で申し訳ないと訴えながら、Aさんへの対応も誠実にするしかないのかなと、後から振り返って考えました。


         お客様はいろいろな思いや事情を持ってお店にやって来られることと思います。お客様に最良の対応をすることの難しさを考えさせられました。(ベストの結論がなくて申し訳ありません。)

        「モノづくり事はじめ-4」

        2009/03/24

          kubo.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジャクトマネージャー・久保です。

         

         前稿まで、開発プロセスの概要についてみてきました。

         

        (自動車からもみじ饅頭まで)


         このBLOGでは工業製品の開発を例として取り上げている関係で、説明の中に「設計」とか「製図」という言葉を使っています。「あなたの言うプロセスとは工業製品の開発の場合にいえることで、それ以外の世界では役に立たないのでは・・・」との声が聞こえてきそうですが、ちょっと待ってください。


         このプロセスは品質管理の世界でお馴染みのP(計画)→D(実行)→C(評価)→A(改善)の考え方に基づいていることは「モノづくり事はじめ-2」で説明した通りです。


         ここで説明しているプロセスとはTQC(全社的品質管理)の手法そのものなので、この考え方はどんな業種であっても、そのまま適用することができます。

         
         だいぶ以前の話になりますが、TQCの手法がナイトクラブの業務改善に応用され成果を上げたことが紹介され、一時期話題になったことがあるのでご記憶の方もあると思います。


         そこまで極端でなくても、例えば②設計を⇒デザイン・仕様決定、③製図を⇒型紙製作と置き換えれば衣料品、バッグ・アクセサリーの開発・製造等の場合にもそのまま適用が可能なのです。

         

         「自動車」でも、もみじ饅頭のような「食品製造」でも、「出版」「イベント企画」でも、あらゆるケースに適用が可能です。

         

         皆さんのアイデアと工夫で、実際のご自身の仕事に当てはめて活用してください。

         

         次回から、このプロセスの内容を、工程ごとに更に詳細にみてゆきましょう。

        (グローバルビジネスのこぼれ話:会議編その1)

        2009/03/17

        konndou.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・近藤です。


         グローバルビジネスにおいて、会議と言いますと、まずイメージされるものは国際会議、つまり多くの国々からの参加者を得て大規模に催されるものでしょう。確かにグローバルな会議となると、数十カ国を超える国々から各国の現地販売会社や場合によってはディーラーの人たちも集まる会議があります。

         

         これを主催する担当者は大変ですし、プレゼンテーションする担当も相当の準備が必要です。一般的に販売やマーケティング、新商品開発の領域では、このような会議が、年に数回程度開かれますので、このために相当な工数を割く覚悟をしなければなりません。

         

         しかしグローバルビジネスの担当をしていると、こういった会議を利用して、各国の経営、財務、広報、宣伝、販売、マーケティング等の担当者とコミュニケーションをする絶好の機会ですから、手を抜くわけにはいけません。


         もちろん、このような大規模の会議ばかりだと重要事項についてじっくり協議するという状況にはなりませんので、主要国、せいぜい数カ国程度を限度として構成される会議を持つほうが便利ですし、頻度ももっと多く持てるため、実のある協議が可能となります。


         そして、このような会議の際には、別途各国別、担当別に個別の会議(Separate Meeting)を持つことも可能ですし、非常に有効なコミュニケーションの場となります。


         こうなると、ほとんど主要国のマネージャーたちの中には3ヶ月に一度は日本に来ている、という人もめずらしくありません。彼らとは、次第に親しい付き合いになるのもメリットです。


         さて、今回の会議編では、このようないわゆるFace-to-Faceの会議ではなく、もっと手軽なグローバルビジネスのコミュニケーションのTool(道具)にフォーカスします。


         これまでEメールについてお話しましたので、会議編では、テレビ会議(Pic-Tel会議とも言います)や電話会議(Audio会議とも言います)について、どのような使い方をしているのか、そしてそれらを使用する際の留意事項について、お話します。


         次回は、まずテレビ会議から始めましょう。

        「街づくり・流通ルネサンス 2009年」に行ってきました

        2009/03/16

        hamada.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・浜田です。


         3月4日-5日で総合展示会『街づくり・流通ルネサンス 2009年』(東京ビッグサイト)に行ってきました。ここでは6つの展示会が同時に開催されており、私は「リテールテック JAPAN 2009」関連を主体に見学しました。


         この中で注目したのは「デジタルサイネージ」です。意味は【電子看板】です。使われるシーンとして例えばスーパー店頭で薄型テレビに商品紹介・お買い得情報・レシピ紹介などを文字・画像・動画を組み合わせてタイムリーに表現し、消費者の購買意欲を高めるといったことを想像すれば良いと思います。つまり「次世代型店頭販促プロモーションツール」です。サイネージとしては横型よりも縦型が目新しい感じです。横型はどうしてもテレビを想像してしまいます。


         システム的にはコンテンツの作成・変更および表示スケジュールなどを1ヵ所で制作、インターネットを使用し各サイネージに配信、各サイネージで表現する形態です。このデジタルサイネージの歴史は日本では新しく、世界と比較すると4-5年遅れているようです。


         したがって、ビジネスチャンスでもあると思われます。課題は規格の標準化や評価基準が整備されていないことです。これらの課題解決や今後の普及を目指して「デジタルサイネージコンソーシアム(DSC)」が2007年に設立され活動しています。2008年の国内市場規模は約560億円ですが、2015年には1兆円の市場規模になるとの予測があり大いに期待できる産業です。

        IETF広島会議の開催

        2009/03/13

        kageyama.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営担当マネージャー・景山です。


         IETF(Internet Engineering Task Force)とは、通信プロトコル(手順)など、インターネットで使われる様々な技術の標準を制定する組織で、世界各地で年3回(2回はアメリカ国内、1回はそれ以外の国)Meetingを開催しています。


         その第76回会合が、今年11月(8~13日)に広島で開催されます。日本では、横浜(02年)に次いで2度目、アジアでは、ソウル(04年)に次いで3度目の開催になります。


         広島市では久々の大型国際イベントで、約1,300名(うち海外からは過去最高の約800名)の参加者が見込まれています。「ひろしま」を世界にアピールする絶好の機会であり、会議開催にあわせて、無線LANフリースポットエリアの拡大(現在の平和記念公園に平和大通りを追加)、ひろしまドリミネーションの前倒し実施が計画されているほか、英語表記の案内板やレストランメニューの充実も検討されています。


         市制施行120周年、広島平和記念都市建設法制定60周年に当たる2009年には、IETF会議のほか、10月には路面電車のLRT(Light Rail Transit)化に取り組んでいる全国各都市の首長が集まるLRT都市サミットが開催されますし、4月には待望の新広島市民球場もこけら落としとなります。


         「万客億来」のコンセプトのもと、国内外から多数のお客様を迎えることにより、当市の活性化に弾みがつくことを期待して止みません。

        利益を出すための取り組み

        2009/03/11

        saeki.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センターの経営革新担当・佐伯です。


         先月、広島市内にある漬物を製造している企業さんの工場を見学させてもらいました。


         その企業さんは、急激な景気悪化の中にあって、売上、利益ともに堅調に推移しています。


         担当者に理由を聞いたところ、作業の効率化とともに従業員の意識変化が大きいとのことでした。

         

         まず、従業員の経験と勘にたよっていた工場内での手作業について、作業手順書(毎月1回、品質管理委員会を開催し、従業員の意見を基に随時見直しをしている。)を作成しマニュアル化することでロスを減らし、次に従業員から改善提案を募り、改善前・改善後の写真を掲示し改善内容の「見える化」を推進したことで、「利益を生むのは営業だけでなく工場でも効率よく作業すれば利益を生む」という認識を全従業員にもたせることができたそうです。


         急激な景気悪化の中、何かをしなければならないと思っている方、今回紹介した企業さんの取り組みを参考にしてみてください。

        そのコスト、もっと抑えられませんか?

        2009/03/10

          kobayashi.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センターの経営革新担当・小林です。


         私ごとですが、この3月から新幹線通勤となりました。


         新幹線通勤をするにあたり、一般的には定期券を買うことになると思うのですが、私は思ってしまったのです「定期券って本当に安いの?」と・・・


         私の場合、1年のうちには、ゴールデンウィーク、お盆休み、年末年始などの連休が想定されます。勤務日は1か月のうち20日程度ですから、祝日等で5日も休みが続く場合、1か月定期の25%が無駄になるという考え方もできます。


         定期券は3か月定期と1か月定期がありますから、連休をまたぐような定期券は購入せず、こまかな調整には回数券を利用すると、1年間を通して定期券を購入する場合よりも安価になるのではないでしょうか?・・・


         いろいろシミュレーションしてみた結果、定期券よりも安価になるパターンは発見できず、良くて定期券と同程度であることが分かりました。(もしかして、当たり前?(゜Д゜;))


         結局、普通(?)に定期券を購入して、新幹線通勤を始めることとなりましたが、私の場合、これが今のところ最も安価で楽な方法であり、手間暇をかければ別なやり方もできるという結論に達しました。

        ( ̄ー ̄)ニヤリ


         皆さんが毎月お支払になっている経費の中には、やり方を替えるだけでもっと安価にできるものがあるかもしれません。

        ・・・あると思います。

        2009/03/03

          bajyou.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・馬上です。

         

         今年も遂に花粉症の季節がやって来ました。花粉症歴31年の私には、毎年のことと慣れてはいますが、やはり鼻水、鼻づまり、目のカイカイは辛いものです。初めて花粉症になったのは、高校の卒業旅行で、京都に行ったときでした。当時は、まだ「花粉症」ということばも知りませんでしたが、それ以来、毎年毎年、悩まされています。

         

         対策としては、今のところ、花粉を浴びないようにするしか、基本的な対処法はないようですが、健全な日常生活を送り免疫力をつけ、体質改善を図ることも有効な手段と聞いています。

         

         企業にとっても、今の経済情勢は、花粉症の人がスギの山林にいるようなもので、こういうときこそ、体質改善が必要ではないでしょうか。当センターでも、いろいろなメニューで、体質改善のお手伝いをさせていただきます。

         

        企業も人も~~~~~~~~~~~~~おぉ
        体質改善を図り~~~~~~~~~~~いぃ
        不況と花粉症に打ち勝つ~~~~~~~うぅ ・ ・ ・ あると思います。


        (天津木村風に読んでください。)

        「考 お客さまへの対応」

        2009/02/26

        mikio.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北林です。


         先日、日曜日午後7時頃という病院が開いていない時間帯での、近所の薬局での出来事です。私が商品の選定をしていたところ、女性が薬を買いに来られました。

         

         下痢をどうにか止めたいとの相談を店員さんにされ始めました。私は、何らかの薬を勧めて、買ってもらうものだとばかり思っていましたが、店員さんはその女性に対して繰り返し症状を聞き、「この下痢は止めない方がいい。水分補給に気をつけること。症状に改善がない場合には病院に行くこと。」を告げたのみでその女性に帰ってもらいました。


         この場合、例えば「〇〇の状況になった場合のために、一応この薬を買っておきますか。」という対応も可能であったと思うのですが、全くそのような対応はありませんでした。


         こうした場面での受け止め方はいろいろあるかもしれませんが、私は店員さんの自信を持った、そして何よりお客さまの立場に立った対応を感じるとともに、その薬局への信頼感を持ちました。

         

         売上げに即座に結びつかなくても、将来のお客さまとして信頼感を得る対応が必要であることの好例であったと思いました。


         ちょっとした出来事ではありますが、皆様の経営の何らかの参考にと思いましてご紹介いたしました。

        システム化とは?

        2009/02/25

        tosa.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・土佐です。


         最近は、ICT社会がますます進展し、コンピューターといえばシステム化といったイメージが定着しています。


         ところで、システムとは何でしょう?広辞苑で調べてみると「複数の要素が有機的に関係しあい、全体としてまとまった機能を発揮している要素の集合体」と説明してあります。


         わかりにくいのですが、会社に例えると、様々な従業員がおり、様々な意見がある中で、全員が同じ目標(売上アップなど)に向けて力を合わせて努力するということであります。


         コンビニという業態がありますが、昭和40年代半ばまでは、食料品店といえば、よろず屋が代表的なものではなかったのではないでしょうか。何でも手広く扱い、量り売りなどもしていました。それが、コンビニとスーパーに分岐して今日にいたっています。コンビニの考え方は昔のよろず屋と基本的には変わりません。現代のコンビニの成功は、本部による商品の品揃え、配送、陳列方法に加え、各店舗での店舗演出、接客などをシステム化したところに成功の源泉があると考えています。


         皆さんの会社では、システム化はできていますか。従業員のベクトルが、逆方向をむいていませんか。是非見直してみてください。

        グローバルビジネスのこぼれ話:メール編その4

        2009/02/24

        konndou.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・近藤です。


         前回、メール送信の際の注意事項について若干言及しましたが、もう少し追加してみましょう。


         グローバルビジネスに限ったことではありませんが、送信や転送の際、配布先に多くのアドレスを入れるのは、個人情報保護の面からも、そして読み手の効率性(不要不急な情報を与える)からも良くないことに留意が必要です。


         個人情報保護の観点からだけですとBccに入れるのが良いわけですが、その場合は、その旨メールに記述するのがフェアです。


         無断で一部の人にBccで送るのも賛成できません。誰が見ているかわからないメールに返答するのはリスクが高いからです(Bccの人には返信はされませんが、転送や口頭で回答内容が宛先以外の人に漏れる可能性が強い)。


         グローバルなビジネスの場合のほうが、メールの内容が簡単に世界のどこかに転送され情報が漏洩する可能性を秘めており、そのリスクが高いのは間違いありません。


         特に資料が添付されているメールを、その内容を充分確認せず安易に転送するのも危険です。Excel情報のあるセルの数字の計算式の中に重要なKnow-howや機密情報(コストや価格情報等)が隠れていることはよくあることです。

         

         グローバルなビジネスの世界では、法律(独占禁止法、移転価格等々)の解釈が異なる人々と、つまり異なる法律のもとでビジネス活動をしている人たちと話していることを忘れてはいけません。一度に数ヶ国の人々と同時に交信する際は、時差のみでなく、どこまで情報を開示するかも含めて慎重な対応が必要だということです。

         

         さて、まだまだメールの話は続けたいのですが、このあたりにして、次は「会議編」としましょう。


         

        インターネット依存症に注意!!

        2009/02/19

        hamada.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・浜田です。


         中国新聞に「インターネット依存症」の記事がありましたので紹介します。『本人が気付かないうちに深みにはまり学業や仕事に支障が出ることがある。治療はカウンセリングが主となる。最終的に、一日のうちにネットに費やす時間を二時間程度になるように、根気よく治療を続ける。「インターネット依存症」で見られる主な言動として、


        1.ネットに使う時間のために家庭の用事がおろそかになる。


        2.妻(夫)や恋人との親密さよりネットでの作業を好む。


        3.ネットに費やす時間のために学業や仕事に支障をきたす。


        4.ネットのない生活は退屈で、空虚で、楽しみがない。


        5.ネットの接続中に邪魔されるといらいらし、相手を罵ったり喚いたりする。


        6.ネットに接続していないと気分が落ち込んだり、不機嫌になったりするが、接続すると解消する。

         

         如何ですか? パソコンだけでなく、携帯電話、ゲーム機でも同じような現象があると思います。
         自律する力とバランス感覚が重要だと思います。

        広島からの「学生発ベンチャー」への期待

        2009/02/17

        kageyama.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営担当マネージャー・景山です。


         今年も、ひろしまベンチャー助成金の審査が終了しました。


         同制度は、平成14年にスタートし、15年度以降は、(財)ひろしまベンチャー育成基金主催の事業として、年2回の助成を行い、今回で12回目を迎えます。11回までに100先に対する助成を行い、事業化進展先も10先を超えるなど、広島県のベンチャー支援制度として、すっかり定着した感があります。


         一般先への助成に加え、第6回(平成17年度下期)からは、学生対象の助成枠も設けています。これまで3回(各年度下期実施)の募集を行い、指導される教官各位のご尽力もあって、積極的な応募件数増加が見られます。助成先は累計23先を数えますが、残念ながら、事業化に至った事例は、これまでの処ありません。


                 応募先数  金 賞    銀 賞   助成先数
        第 6回     26先     3先      4先     7先
        第 8回     29先     3先      4先     7先
        第10回     57先     3先      6先     9先
        第12回          50先           ?       ?      ?
         

         今回、初めて学生枠の審査を担当させて頂きましたが、県内5大学(含む大学院)と1高専から、引き続き50件と多数の応募がありました。


         秘密保持の規定があり、詳しくは申せませんが、地元の名産品・観光資源を活用した商品開発、介護・健康をテーマにしたビジネス、ファッションなど多彩な分野で、学生さんらしい斬新なアイデアに満ちたプランが出されました。


         勿論、事業化に向けたハードルはまだまだ多い段階のプランですが、共感される企業さんの協力が得られれば、事業化も決して夢ではないと密かに期待しています。


         贈呈式は、3月26日に予定されています。一般枠の助成先のみでなく、学生枠の助成先にも注目しておいて頂きたいと思う次第です。

        「モノづくり事はじめ-3」

        2009/02/16

        kubo.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクトマネージャー・久保です。


         前稿では、開発プロセス(開発マスタープラン)をご紹介しましたが、これについてもう少しご説明しましょう。

         
        (隠れた問題は命取り)


         開発プロセスに記載する項目は、できるだけ細かいレベルまで深掘りすることが大切です。まだ取り掛かってもいない作業にそこまで頭を使っても仕方がない・・・と思うかもしれませんが、プロセスを組みたててゆく過程で潜在化している問題を事前に予測し排除することが可能です。あるいは将来起こりうる問題を事前に想定することが可能なので、その対応について予めケーススタディーをしておくこともできます。

            
         さらには将来、万一問題が発生したとしてもこのフローチャートがあれば影響を最小限に食い止め迅速に復旧させ、対応策について漏れなく関連先へ周知徹底することもできるので、長い目で見ると結局はこれが一番の早道ということになります。


         この開発プロセスを組むのは相当の時間とエネルギーを必要としますが、これをおろそかにすると、隠れた問題に気がつかないままに開発が進められるため、あとになって問題が方面化した時には非常に深刻な状況に見舞われることになります。

         
         こうなると、問題を解決し全体計画を正常に復帰させるために大幅な後戻りが必要となったり、「人」「もの」「金」の大きなロスを生じることになります。


         又運悪く、問題が隠れたまま販売されてしまい、問題がお客様の手に渡ってしまった後に表面化し市場品質問題(PL問題)を起こしたりすると、会社の命取りにもなりかねません。隠れた問題は、前もって徹底的に洗い出しておくことが大切です。


        (基本に忠実に)


         大量生産型の企業等で、豊富な開発経験と技術蓄積のある会社では、設計段階で必要な事項の検証をすべて終えてしまうことも最近は可能となり、④試作→⑤評価・検証→⑥改善の工程を省くことができるようになってきたところもあります。


         国内外の自動車会社ではこのレベルに到達しているところが少なからずあり、開発期間の大幅な短縮や、市場変化への迅速な対応、開発費の大幅削減を実現しています。


         しかしこれは、オリンピックでいえば金メダル狙いのトップグループの世界の話で、開発経験が浅く技術蓄積の少ない、多くの中小企業では、この工程を省くことはまさに命取りになることを肝に銘じておいてください。


         後戻り作業は極力排除しなければなりませんが、中小企業では「⑤評価・検証」の過程で必ずなにがしかの不具合や要改善項目が発見されることを前提に、その場合のフィードバックの工程をプロセスに組み込んでおく必要があります。

         
         基本に忠実に、地道に、着実に・・・進めてゆくことが大切です。

         

        〈以下次号〉 

        対戦相手募集!

        2009/02/09

        hirayama.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・平山です。


         皆さんは何かスポーツをされていらっしゃるでしょうか?私は、当支援センターの若手を中心としたフットサルチームに参加しています。最近はなかなか練習する時間が無く、ぶっつけ本番で試合になることが多いのですが、よい気分転換になっています。


         先日相談にいらっしゃった中小企業の経営者で、「どこかで見たことがあるなあ」と思ったら、以前試合をしたことのある方でした。最近は景気の方が厳しく、なかなかフットサルをできる状態にないとのことで、早くまた一緒に試合できるようになればいいですねという話になりました。


         ところで、強いチームを作ることは強い会社を作ることと通じていると思います。ひとつ目は、個人の技量を高めること。これは各社員が努力する部分です。ふたつ目はチームとしての連携を高めること。これは経営者の力量が問われる部分だと思います。人事・労務関係の経営課題は後回しにされがちですが、会社の基礎体力の部分ですから、おろそかにせず、当支援センターにもお気軽にご相談ください。


         スポーツをすることは、ストレス解消となり、仕事にもいい影響があります。皆さんの中でチームを作り、私たちと試合をしたいという方がいれば、お待ちしています!(ただし、あまり強いチームではありません。)

        「HiBiSインターネットビジネスフォーラム2009」のご案内

        2009/02/06

          kishino.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。

         

         今日は、今月27日(金)に開催されます、「HiBiSインターネットビジネスフォーラム2009」のご案内です。

         

         当フォーラムは年1回開催され、今年で12回目を迎えます。今回のテーマは「広島におけるインターネットビジネスの実施例、事業企画」と題し、応募のあったビジネス事例の中から事前審査により5件のビジネス事例を発表していただくものです。

         

         その他、記念講演会、交流会もありますので、今後のインターネットビジネスの参考に、また異業種の方との出会いの場としてフォーラムに参加されてみてはいかがですか。

         

        ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
             

                日 時:平成21年2月27日(金) 13:30~19:00


                  13:30~13:35 挨拶
                  13:35~14:50 記念講演会
                  15:00~17:00 インターネットビジネス事例発表
                  17:10~17:20 最優秀ビジネス事例表彰
                  17:30~19:00 交流会(1名3,000円)

         

                  詳しい内容は、こちらをご覧ください。


        ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

        青色申告制度のすすめ!

        2009/01/28

        tosa.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・土佐です。


         1月も下旬となり、個人事業主の皆さんには頭を悩ませる確定申告の時期がやってまいりますね。多くの個人事業主の皆様は、すでに青色申告を実施されていると思いますが、今回は改めて青色申告のメリットについて紹介させていただきます。


        【メリット】
         ① 青色申告特別控除
            事業所得または不動産所得の金額から65万円を控除することができます。


         ② 青色事業専従者給与
            家族従業員に対する給与を適正な範囲内で必要経費に算入できます。


         ③ 純損失の繰越控除と繰戻還付
            赤字の所得金額を翌年以降3年間繰越して差し引くことができ、また、今年は赤字でも前年度に

            所得税を納付している場合は、前年分の所得税の還付が受けられます。


         ④ 家事関連費用の必要経費算入
            家事関連費の一部を必要経費として計上できます。 等

         

         このように多くの特典がある青色申告制度は、便利で簡単な市販のソフトで記帳や帳簿作成ができますので、是非、白色申告の方は利用され、節税に役立ててください。

        インターネットと政治改革

        2009/01/26

        kageyama.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・景山です。


         タイトルに挙げました二つのこと、全く関連が無いようですが、種明かしはこうです。


         今、日本を動かして行く力が一番あるのは、「世論」でしょう。そうした強いパワーを「世論」に与えたのが、インターネットと政治改革だという話です。


         先日(1月15日)、(財)ひろぎん経済研究所主催の新春講演会で、読売テレビの理事・解説委員の辛坊治郎氏が話しておられたものです。


         インターネットが普及し、万単位の人に瞬時に情報が伝わる時代になるとともに、Eメールの利用者が急増したことが、「世論」を強くした。これはすぐ分かります。


         では、政治改革ですが、政治改革実施に伴い、小選挙区制が導入され、選挙区で当選できるのは、《一人だけ》になりました。候補者である政治家の先生は、選挙民の声を味方につけないと当選できないので、「世論」に過敏と言えるほど、気を遣わざるを得なくなった(昔の政治家には、「世論」とは逆の政策でも、やらねばならないことは実行する人がいたが・・・)という話でした。


         混迷気味の日本の政治ですが、こうしたことも一因かなと感じた次第です。


         人気キャスターの辛坊氏だけに、聴衆300人と盛況で、ご自身が出演中の番組を始めとした人気番組のエピソードも交えた面白い講演会でしたが、録音不可とのことでしたので、ご紹介は、上述の一点だけとします。

        先行きが混沌とした時代、複眼的視点が必要とされています:その3

        2009/01/23

          mennde.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・免出です。

         

         かなり昔の話ですが、ヒューストンで勤務していました。アメリカでは、自分用と家族用の2台の車が必要です。社会の成り立ちがそうなっているためです。自分用として、マリブ4400ccエンジン、家族はノバ5500ccエンジンを運転していました。その時のガソリン代は、20円/リットル前後であったと思います。

         

         それが石油高騰で、一時100円/リットル以上となりました。毎日のようにガソリンスタンドに通うくらいガソリンをガブ飲みする車ではとても家計が持ちません。しかも米国で高い人気を誇っていたSUVも大型化していました。

         

         世界は大きく変わりつつあるのに、今までと同じことが続くと思いたい、しかし時代はそれを許さないということがあります。GMもフォードも小型車が必要と頭で理解しても、逆に大型化するということになりました。

         

         それが今回のビッグスリーの未曽有の危機を招きました。一度どこかで立ち止まり、時代の行く先を考え直してみることができなかったのだろうかとも思います。

         

         広島市中小企業支援センターでは、様々なセミナー・研修会があります。経営革新のご相談専門家等の窓口相談もあります。5名のマネージャーもいます。すぐにはお役に立てないかもしれませんが、ご相談を通して、何らかのヒントが得られるかもしれません。お忙しい中、時には立ち止まり、セミナー・研修会への参加や専門家マネージャーと将来に向けた取り組みを話し合える機会を頂ければと思います。

        (グローバルビジネスのこぼれ話:Eメール編その3)

        2009/01/22

        konndou.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・近藤です。

         

         さて、'朝一番に、グローバルなマーケットからの数多いメールをいかに迅速に処理するか'について、その3。


         スクロールを始めて、問題になりそうなメールを見つけると、メールを開ける前にPreviewに目をやり、 最初の1,2行を見ただけで何を言っているのかを判断できると大助かり。それが不可能なら、メールを開けるしかありません。


         もし、これが初めての内容のメールであれば、どうしてもかなりの行を読まなければ相手の言いたいことを判断することができませんし、さらにWordやExcelのファイルが添付されており、それを見なければならないケースだと最悪です。


         繰り返しますが、なぜこのメールを出しているのかが分かるKeyになる内容が最初の1,2行に要約されていれば、メールを受け取る者にとってはベストです。


         気になる案件については、至急関係者に転送し、検討依頼しなければなりません。


         海外へ送信の場合は、転送メールに一部であっても日本語が入っていないかチェックのこと。彼らのコンピューターでは日本語は文字化けになります。グローバルビジネスの世界では疑心暗鬼を生じかねないのです。


         さて、次回は'グローバルビジネスのこぼれ話:メール編の最後として述べてみましょう

        「うるう秒」をご存じですか?

        2009/01/20

          hamada.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力でバックアップする「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・浜田です。

         

         今年の元旦の話題から一つ紹介します。今年の元旦は例年より「1秒」長い一日だったということです。地球の自転速度と、セシウム原子の振動数から時間を決める「原子時計」とのずれを調整するため、3年ぶりに「うるう秒」が挿入されました。具体的には、午前8時59分59秒と同9時の間に8時59分60秒を入れました。

         

         この「うるう秒」に関連するキーワードをいくつか挙げてみましょう。

         

         ①日本標準時(JST)

         ②標準電波(コールサイン:JJY):電波時計の基準信号として広く活用されています。

         ③時刻情報提供サービス(NTPサービス:Network Time Protocol):インターネット利用者向け

           に提供されているサービスで活用されています。

         

         なお、「うるう秒」の挿入は、1972年から始まっており今回で24回目でした。直近の2回は、平成18年(2006年)1月1日、平成11年(1999年)1月1日です。


         たった1秒ですが状況によっては大きな意味を持ちます。

        「モノづくり事はじめ-2」

        2009/01/19

        kubo.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力でバックアップする「広島市中小企業支援センター」のプロジェクトマネージャー・久保です。


         新しいアイデアを商品化しこれをもとに新事業を始めたい、あるいは今の商品にとってかわる次世代の新商品を開発したいと考えておられる方は多いと思います。

         

         しかし、アイデアはあっても実際に商品化し、お客様に喜んでもらえる商品として市場に出すためには何をどのようにしたらよいのか、どんな作業が必要なのかがよくわからないということも多いことでしょう。このため、せっかく良いアイデアがあるのに商品化できず、みすみすビジネス・チャンスを逃してしまったり、品質を十分確認しないままに販売をしてしまい、クレーム、返品の山で新事業進出の夢はあえなく頓挫・・・ということになるかもしれません。


         今回は「モノづくり」の活動がどんなプロセスで行われているのかをご紹介しましょう。

         

        <商品の開発プロセス>


         商品開発は通常、次のようなプロセスで進められます。


         ①発想→②設計→③図面化→④試作→⑤評価・検証→

         ⑥改善→⑦生産→⑧販売→⑨アフターサービス

         

         商品開発に関する文献などで、このフロー図にお目にかかったこともあると思います。 「またか・・・」と思われるかもしれませんが、これはプロセスを単純化して描いたもので、実際は一つ一つの作業レベルまで掘り下げて、それぞれの作業のインプット、アウトプットを完全に関連付けた形でネットワークを組んでいきます。

         これには、開発期間の短縮、目標の性能・コスト・重量の実現、品質の作りこみ等に関する考え方、ノウハウがすべて盛り込まれたものとなるので、社外の人々の目に触れることはまずないでしょう。このため、時には「開発マスタープラン」という呼び方をされることもあるようです。 


        そこまでしないと実際に使えるものにはなりません。 (以下次号)

        長期研修が終わりました。

        2009/01/13

        saeki.jpg おはようございます。かんばる中小企業を全力でバックアップする「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・佐伯です。


         私は中小企業大学校の広島校で、11月下旬から約4週間にわたり研修を受け、販売分析や財務分析等、今後、経営支援等仕事を進めていく上で必要な事をたくさん学んできました。


         研修の内容には、中小企業の経営者の皆様にとって有益な情報もたくさんあったので、ブログを通じて紹介していきたいと思います。

         

        (研修内容の紹介)


         成功する経営者には共感能力が高い、素直、プラス思考等共通点がありますが、失敗する経営者にも下記の5つの共通点があるそうです。


        1 将来像を描こうとしない、その実現に対して率先垂範しない。
        2 いったところでどうにもならない感性的な悩みばかりしている。
        3 業界の常識は世間の非常識であることに気づいていない。
        4 根本の問題点を直視せずに、枝葉に逃避しようとしている。
        5 顧客の方を見ていない、違う方を向いて事業をしている。
         
         経営を良くするには、経営者の意識改革が出発点です。経営悪化の原因を景気や競合他社のせいにしている意識構造を壊し、どうしたらお客様の変化に対応できるか、求められる姿になりえるか、を思い描けるような意識構造に転換していくことが今後必要です。

        〈先行きが混沌とした時代、複眼的視点が必要とされています:その2〉

        2008/12/25

        mennde.jpg  おはようございます。がんばる中小企業を全力でバックアップする「広島市中小企業支援センター」マネージャー・免出です。

         

         10年前、大型風力発電の勉強のため北方ドイツに訪問しました。1500kwの風力発電が一般農地に組み立てられつつあるところも見学しました。その地は、30年前豪雪地帯であったとのことです。そのときふと思ったことは、雪が少なくなってよかったなあということです。

         

         一方、現代は石油より水が貴重な資源になりつつあるといいます。そして日本人は水に不足しないといいます。しかし四国に行くと水不足が深刻になる場合があります。その大きな理由の一つとして、雪が降らないということがあります。雪が積もり、それが徐々に溶け、流れ出ることによって、天然の貯水池の役割を果たし、水不足を解消するからです。雪は貴重な水資源であることに、遅まきながら気がつきました。

         

         新潟のように大雪が降るととても大変です。しかし豪雪の翌年は豊作になるといいます。豊富な水が得られるだけでなく、害虫等も少なくなるためと思います。そう納得すれば、私たちは一概に雪を邪魔扱いしないに違いありません。つまり、ものごとを様々な角度から見ていくことが大事であるということではないでしょうか。実は、人は自分の良さとだめさ加減がわかりにくいということがあります。大事なのは自分の良さに気付き、自分の良さを活かすことなのですが、それが容易ではありません。

         

         そんな時、違う立場の人、異なる経験をした人、異業種の人の意見や考えを聞くことが、大切になります。特に将来の見通しが難しい時こそ、さまざまな人々の意見に耳を傾けて、自分たちの良さを活かす、新たな見通しのきく大地を見つけ出して行かなくてはなりません。

         

         私たちマネージャーが、そんなときに、何らかのお役に立つことができないかとも思います。お互いが持っている良さに気づいて、その良さを活かして行くことで、明日が切り開らかれてくると思います。

        クリスマスプレゼント

        2008/12/24

          tosa.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力でバックアップする「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・土佐です。

         

         今日はクリスマスイブですね。若い頃はこの日はなんとか一人で過ごさないようにと必死になって奮闘したものですが、長い年月を経過した今日では、何もない普通の日となんら変わらない日になっていることに気づき、習慣とは恐ろしいものだと痛感しています。

         

         たとえ話がおかしいのですが、皆様の企業においても、悪しき習慣がはびこっていないでしょうか。本当は改善すべき事項であるにもかかわらず、放置している仕組みや制度等はありませんか?

         

         社内を見渡し、改善すべき事項があれは、改善目標として紙で職場に掲げましょう。そして、改善のための方策を検討し、社員全員で対応策を共有し、意識することで、問題点は改善に向かうことになります。

         

         厳しい経済情勢の昨今、社内の無駄や無意味な習慣などがないかもう一度見直すことで、会社の増収、経費削減に努めてください。

        「特定電子メール法」について紹介します!

        2008/12/19

        hamada.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力でバックアップする「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・浜田です。


         みなさんは、「特定電子メール法」が改正されたことをご存じでしょうか。いわゆる迷惑メールを規制する法律です。この法律は平成20年6月6日公布され平成20年12月1日施行されています。正式には「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律の一部を改正する法律(平成20年法律第54号)」です。おもな改正点は【1】オプトイン方式の導入【2】実効性の強化【3】その他です。これらについて若干説明しておきます。


         【1】については

         ①これまでのオプトアウト方式【広告宣伝メールであっても、特定電子メールである旨(件名に「未承諾広告※」を付ける等)の表示をしておけば、事前の同意なしに送信することは可能】からオプトイン方式【あらかじめ送信に同意した者に対してのみ送信を認める方式】になっています。

         

         ②同意後でも改めて拒否の意思表示があると送信はできません。

         

         ③メールには送信者の身元を明示します(送信責任者の氏名、住所、電話番号、受信拒否の連絡先となる電子メールアドレス又はURL)およびオプトアウトの通知ができる旨の記載をします。

         

         ④同意取得の記録は配信停止の1カ月後まで保存する必要があります。


         【2】については

         ①送信者情報を偽った電子メールの送信に対し電気通信事業者が電子メール通信の役務の提供を拒否できます。

         

         ②電子メールアドレス等の契約者情報を保有する者(プロバイダ等)に対し情報提供を求めることができます。

         

         ③報告徴収及び立入検査の対象に送信委託者を含め、不適正な送信に責任がある送信委託者に対し、必要な措置を命ずることができます。

         

         ④法人に対する罰金額を100万円以下から3000万円以下に引き上げるなど罰則を強化しています。


         【3】については

         ①迷惑メール対策を行う外国執行当局に対し、その職務に必要な情報の提供を行うことができます。

         

         ②海外発国内着の電子メールが法の規律の対象となります。


         以上ですが、広告・宣伝のメールを出される事業者(法人および個人)の方は、 こちらを参照してください。また当法律は【38条】からなっております。ご一読ください。


         なお今回の改正でスパム業者からのメールはなくなると期待されますが、受信した場合の対処方法は従来と変わりません。【迷惑メールは無視】してください。

        只今、研修で勉強中です。

        2008/12/17

        saeki.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力でバックアップする「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当の・佐伯です。


         現在、私は中小企業大学校で行われている研修に参加し、商圏分析、中小企業のマーケティング、マーチャンダイズ、販売分析、販売計画の立て方、POP・チラシの作り方等、経営支援に必要な知識を、主に中四国地方の商工会議所や商工会の経営指導員の方と一緒に学んでいます。


         約4週間に及ぶ非常に長い研修ですが、今回の研修で、少しでも経営支援に必要な知識を増やし、経営支援を必要としている皆様のお役に立てるよう頑張りたいと思いますのでよろしくお願いします。

         

        (研修内容の紹介)


        小売店への誘客方法
        ① 手書ボード
         ホワイトボードより黒板がよく、商品の説明よりも会話のきっかけになるような内容がよい。


        ② 隙をわざと作る
         手書きのPOPやおしながきを店頭にかざる。字は多少くずれているほうが客に親近感を与える場合がある。


        ③ 見せる、聴かせる、漂わせる
         作業や製造場面を店頭から見せるようにしたり、良い匂いや音楽が流れ出すようにすると誘導効果が高まる。


        ④ 誘客商品
         店頭に誘客力のある商品を並べる。毎日一緒だと飽きられるので一週間に一度ぐらいの頻度で商品を入れ替えるとよい。


        ⑤ 店頭に花やベンチを置く。
         高齢者や親子づれの休憩場所になり、コミュニケーションの場となる。

        (グローバルビジネスのこぼれ話:Eメール編その2)

        2008/12/16

          konndou.jpg  おはようございます。がんばる中小企業を全力でバックアップする「広島市中小企業支援センター」マネージャー・近藤です。


         さて、先日のEメール編その1の続き、つまり'数多いメールをいかに処理するか'について。


         まずもって、一通りすべてのメールを一瞥することは、どうしても必要です。でないと重要な情報を見逃しかねませんから。


         朝のほんの10分程度で、全部を一瞥するには、差出人とタイトルを見ながらスクロールし、ある問題意識を持って、時々スクロールの指を一瞬止め、Previewをちらっと見ることを続けるしかありません。


         問題意識とは、優先順位といってもよいかもしれませんが、


         優先順位1

         メールを見る前に まず今日予定されている会議のうち、自分がリード役で、かつ重要案件があるものを、まず頭に入れましょう。
         おっと、ここで朝一番にやらねばならないことがもう一つありました。
         Outlookのスケジュールをみること。急な会議が午前中に入っていたりしてないでしょうか?(会議編はまた別途お話ししましょう)


         優先順位2

         企業は組織で動いていますから、自分の上司や重要な関係先から来ている案件があれば、それを見ずして、会議に行くわけにはいきません。もし何らかの事前協議が必要になるかもしれませんから。


         優先順位3

         OutlookにはToとCcがありますが、当然Toに自分の名前が入っているとまず優先です。しかしCcのなかには、関係者全員にかかわる重要案件があることが多いので注意が必要です。


         これらの視点を頭にいれ、スクロール開始!
         右親指が止まるのが少ないほど、朝の作業は楽なものになるのですが。
         なかなかそうはいきません。続きは'その3'で。

         

        夢の超特急「0系新幹線」の引退と時代の変化

        2008/12/15

        fujita.jpg  おはようございます。がんばる中小企業を全力でバックアップする「広島市中小企業支援センター」所長の藤田です。


         "夢の超特急"として、東京オリンピックが開催された昭和39年に登場した「0系新幹線」が11月30日に定期運行から引退し、昨日の「臨時ひかり」のさようなら運転をもって完全に引退しました。


         0系新幹線は飛行機のYS11とともに日本の高度成長を牽引し、"技術立国ニッポン"の象徴として活躍してきました。当時の右肩上がりの高度成長とはうって変わった昨今の経済状況を考えると、0系新幹線の引退はまさに時代の変化を象徴するものと思えます。


         経営とは、"環境変化への対応術"と言われています。現下の厳しく変化の速い環境の中にあっては、自社の経営資源をいかに効率よく活用し、針路を切り開くかが経営者の最重要課題です。そのために、広島市中小企業支援センターは全力でバックアップします。お気軽にご相談ください。


         "ひかり"から"こだま"へ、"東海道"から"山陽"へと44年間も第一線で活躍してきた「0系新幹線」のように、人も企業もありたいものです。

         

        35.jpg

        「アンラッキーセブン」の法則

        2008/12/12

          kageyama.jpg  おはようございます。  がんばる中小企業を全力でバックアップする「広島市中小企業支援センター」マネージャー・景山です。


         いきなり耳慣れない「法則?」で恐縮ですが、株式相場や為替相場の世界には、「1の桁が7の年は大荒れ」というジンクスがあるそうです。


         双日総合研究所の主任エコノミスト吉崎達彦氏がかねてから言われており、以下のように、10年に一度の大混乱の後、利下げ→バブル発生→バブル崩壊→安全保障上の危機というサイクルが続くというものです。


        1987年:ブラックマンデー               1990年    →  1991年
         →日銀の低金利→日本の不動産バブル      バブル崩壊      湾岸戦争


        1997年:アジア危機                  2000年    →  2001年
         →ロシア危機→Fedの利下げ→米国ITバブル   バブル崩壊      9.11テロ


        2007年:サブプライム問題               2010年    →  2011年
         →Fedの利下げ→?バブル               ?            ?


         サブプライム問題は、3年以上前から米国の住宅バブルはいずれ剥落すると言われてきましたが、ここまで甚大な影響があると予想する人は少なかったように思います。


         現在では、百年に一度の金融危機、全治には最低3年必要とみられており、もう十分という感じだけに、今回は「アンラッキーセブン」の法則の後半シナリオが外れてくれることを祈るばかりです。


         吉崎氏は、テレビ番組のコメンテーターを始め各方面で活躍中のエコノミストで、「溜池通信」というサイトを運営し、内外の経済・政治や貿易の動向について、最新で興味深い情報を発信しておられますので、是非覗いてみられることをお勧めする次第です。

        「モノづくり事はじめ」  =十円玉は丸いか、四角いか?=

        2008/12/11

          kubo.jpg  おはようございます。 がんばる中小企業を全力でバックアップする「広島市中小企業支援センター」プロジェクトマネージャー・久保です。


         製造業にとって「売れる商品、売れる技術」を創造することほど難しいことはありません。これは、モノづくりに関する書物、研究書がいかに多く出回っているかを見てもわかります。


         当支援センターの助成事業に「新技術・産学官共同研究開発助成事業」というのがあり、毎年多くの申請案が出されます。この内容を見ていると、ある『着想・ひらめき』にこだわりが強すぎて新技術・新商品として事業化の可能性を追求してゆくうえで、発想の広がりに欠けるケースが数多く見られます。


         ヒット商品を創造するうえで、『ひらめき』の果たす役割は計り知れませんが、そこで得られたアイデアを顧客のニーズに合うように『育成』することも、これに劣らず重要で欠かすことのできない作業になります。 


         十円玉は見方によって丸にもなり、また四角にもなります。頭に浮かんだ着想をあらゆる角度から再検討し、顧客のニーズを最大限満たすものに育てあげるよう『見直すプロセス』を必ず経るように習慣付けましょう。

        不況でも攻めの気持ちを!

        2008/12/10

         

          hirayama.jpgおはようございます。がんばる中小企業を全力でバックアップする「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・平山です。


         今回は、事業に直接関係はないのですが、エピソードをご紹介したいと思います。


         プロゴルファーのタイガーウッズの話です。彼がある大きな大会で、対戦者と激しいデッドヒートを繰り広げておりました。最終ホール、相手がパットを外せばタイガーの勝ちというところで、普通は、「外せ」と考えるところ、なんと彼は「入れろ、入れろ」と念じていたそうです。

         

         ??? という感じですが、彼は、「この自分とここまでいい勝負をした相手が、こんなところで外してもらっては困る」という考えだったのです。結果は相手が外してタイガーの優勝となったそうですが、彼は顔をしかめたそうです。


         企業経営者にとって、景気などの外部環境は、対戦相手と捉えることもできます。不況で景気が悪い(対戦相手が手強い)ことに臆することなく、自分を信じて攻めの気持ちを貫くことで、業績向上につながるのではないでしょうか。ご参考までに。

        商品力の強化で売上げガッチリ!

        2008/12/02

         おはようございます。広島市中小企業支援センター経営革新担当の土佐です。


         12月、師走になりましたね。今年は、原油高、サブプライム問題などで、国内はもとより、世界的に経済は激動の年であったように思います。


         このような厳しい経済情勢の中でも、大きく業績を伸ばす企業は、少数かも知れませんが必ずあります。


         多くの企業で業績が悪化する中で業績を伸ばす企業とはどのような企業でしょうか。
        私が市役所に入り、中小企業の診断指導業務に従事していたころに出会ったある民間コンサルタント(故人)の言葉が忘れられません。


         企業の経営は、商品力 > 販売力 > 生産力 の不等式であるというものです。いくら生産力があっても販売力がなければ駄目で、いくら販売力があっても良い商品がなければ売上は上がらない。生産力(商業であれば仕入れ)は商品力についてくる。良い商品をもつことが業績アップの基本であるというものです。


         良い商品とは、オリジナルな商品(オンリーワン)であったり、販売方法、演出、どこにもないサービス・接客でもかまいません。自社にしかない商品の開発、取扱、発掘に努め厳しい経営状況に打ち勝つチャンスに変えましょう。

        <先行きが混沌とした時代、複眼的視点が必要とされています:その1>

        2008/11/27

         今昔物語!はるか昔のことですが、ブラジルに出張しました。お客様と打ち合わせをした結果、機械装置の改造図面が必要となりました。現地で改造するためです。そのため航空便で送られてくる図面一式を待とう!ということになりました。図面到着は1週間後。さてその間何をしようかということになりました。

         

         勿論、観光です。商社の人にあちらこちら案内して貰いました。思えばのんびりした時代でありました。ところが、最近は、あっという間にそういった図面等が受け取れます。このため、すぐに打ち合わせを終えて帰らなくてはならなくなりました。

         

         これはいいことでしょうか。ビジネス上は良くても、様々な機会を利用して、いろんな経験をさせてもらい人間の幅を広げるということでは、一概にはいいとはいえないでしょう。

         

         便利な時代はもっとフリーなのんびりできる時間があると思っていましたが、逆に現代は益々忙しくなって来ています。私たちが思い描いたことと、どこか違う事態が生じています。良くなると思っていたことと違う結果が、環境問題を含めてたくさん起こっています。ものごとを一面的に捉えるのでなく、様々な角度から見ることが必要になって来たのではないでしょうか。

         

         わたしを含めた5人のマネージャーが、皆様の経営や技術におけるお悩みの相談を受けて、各々の異なる体験から物事を複眼的にみる、マネージャー各自が持っている人材ネットワークを活用してより幅広い視点、将来をより見通した視点を得るということも必要になって来ているとも思います。そういう意味で皆様のお役に立てればと思います。

         

        広島市中小企業支援センター マネージャー 免出

        グローバルビジネスのこぼれ話:Eメール編その1

        2008/11/25

         さてブログの筆はじめですが、私があるメーカーに勤務していた頃のこと、グローバルビジネスの中で経験した、もしかすると皆様方はあまり経験しないかもしれないことをシリーズものにして紹介していこうかと思います。もちろんビジネスと少し関係のある事柄に限定しますが。


         まず手始めとしてEメールから始めましょう。グローバルなビジネスですから、メールのやり取りは、ほとんどが外国との交信となるわけです。時差があるため朝出勤すると、Outlookの中には、通常40~50、場合によっては100件近いメールが入っていることは珍しくありません。毎朝これを見ることから仕事がスタートです。


         9-to-5の通常勤務の人にとって、北米地域からのものだと早一番で返答する必要があります。東海岸からだと相手はもう帰っていますから翌日回ししかありませんので慌てる必要はありませんが、西海岸だと彼らは本日中の回答を待っている可能性があります。さて大変です。


         一方、欧州地区からのものは夕方くらいに回答を準備すれば、彼らが出社する頃には返答が出来ますので、これは少し後回し!


         オセアニアやアジア地域からのものは、いつでも空いたときに連絡すればいいですから少々気が楽です。午後早め迄に回答すればOK。但し会議から帰ると本日分のメールがたまっているのは困ったものです!


         時差を調べてみてください!どんな状況かが掴めると思います(24時間戦えますか?とどこかで聞いたような人もたまにはいて、現地では夜中の筈なのに電話をかけてくるような人も稀にいるようですが、そういう人は特別です。そんな人は家族と自分を大切にしない人ですし、毎日は続きません)。


         ところで、実は私が言いたいのはそれがポイントではありません。問題は、朝一番にこの多くのメールに一応全部(?)目を通さざるを得ない、ということなのです。


         朝から会議がいっぱい控えています。すぐ会議にいかねばなりませんし、そこでメールの件が議題になるかもしれません。さて、どうしましょうか? 


         これらのメールがいかなるものかを、'いかに早く判断するか'がまずグローバルビジネスを進める上での手始め、ということになるのです。


         その方法は? 続きは、次のブログで!


        広島市中小企業支援センター マネージャー 近藤

        ICT利活用のコンセプトを紹介します!

        2008/11/21

         広島市中小企業支援センターマネージャーの浜田文男です。

         

         今回はICT利活用のコンセプトを紹介します。


         今年7月にICT成長力懇談会の報告書が出されています。そのタイトルが「XICT(エックスICT)ビジョン」。【「ICTを掛け算する」という意味で様々な産業や地域がICT利用を深化させることにより、生まれ変わるという思いが込められており、情報通信技術の徹底活用を促す改革のコンセプトだということです。(「世界ICTカンファレンス2008」2008.10.20より)】

         

         この中で「ICT成長力強化プラン」が示されており、強化のためには『グローバル成長力』『地域成長力』の双方が必要と述べています。また、『ICT産業の競争力の強化』とともに『ICT利用産業の利活用力の向上』が挙げられております。

         

         この4つの軸で成長力強化を考えてみたいと思います。

        「若者(年長フリーター等)の活用支援セミナー」を受講して

        2008/11/19

         所謂「新人類ジュニア」世代が社会人入りし、その採用、入社後の教育・活用でご苦労されている中小企業の経営者、人事担当責任者の方は多いと思います。


         先日、【若者が「人財」に変わる】と題したセミナーを聴講する機会がありましたので、以下にご紹介します。(主催:(財)ひろぎん経済研究所

         

         ①新卒採用市場は、06~07年に劇的に変化した。


                        05年卒  06年卒     07年卒  08年卒
           新卒有効求人倍率  0.7    1.2   ⇒  1.89   2.14


          今後、景気減速の中でも、少子化の持続、働くことに前向きな若者の減少、強い公務員志向などを背景に、売り手市場が続く。


         ②地方の中小企業は、育成するという発想で採用しなければいけない。


          若者は人生を楽しむために職業を選ぶ、また常に自分を中心に考える。
          彼らを選別する、あるいは働かせてやるとの考えでは駄目。


         ③若者の動機付けで大切なことは、好き・嫌いの感情で嫌いにならないこと。


          その証拠に、相性の合う上司のもとに配属すると定着率がアップする。


         ④若者を「人財」に変えるには、外部研修で現場への期待値を下げて、自立・自責を促すことが必要。

         

          逆に期待値を上げてしまうと、現場に戻った時のギャップが大きくて失望してしまう。


         ⑤与える目標(経営・上司の期待レベル)は1年後まで。


          3~5年の長い目標を設定しても、尻ごみしてしまうだけ。
          また経営陣・OJT担当者の誰に聞いても同じ答え(目標)が返ってくることが重要。

         

         講師の(株)じんざい社 代表取締役 柘植智幸氏は、1977年生まれで、専門学校を卒業後、就職に失敗し、フリーターを経験後に起業という異色の経験を有する。若手社員活性化では№1の講師だけに、目から鱗のフレーズが多かったように思いました。

         

         ご参考までに。


        広島市中小企業支援センター  マネージャー 景山

        <ある日突然の電話>

        2008/11/18

         「ルッ ルルルルルル・・・・!」
         「もしもし、こちらは広島市中小企業支援センターです。」 
         「マネージャーをしています□□というものですが、○○社長はいらっしゃいますか?」


         ある日突然、こんな電話があなたのところにもかかってくるかもしれません。

         

         さては、新手の"ふりこめ詐欺か?"と思うかもしれませんが、ここはしばし心を落ち着けて耳を傾けてみてください。 「なに、中小企業支援センター? ちょっと話を聞いてみるか...。」

         

         我々マネージャーは、いろいろな機会をとらえて、経営に係る諸課題の解決のための支援を必要としている会社はないかと探しています。

         

         センターの窓口相談に来られて、それがきっかけで専門アドバイザーの派遣とか、経営革新計画の承認取得の支援等に発展してゆくケースもありますが、これとは別に、マネージャーが直接企業に電話をかけ、あるいは企業をおたずねして、ご相談に乗ったり、諸支援制度を紹介したりすることも行っています。

         

         「プル、ル、ルッ!」
         「もしもし、こちらは広島市中小企業支援センターです。」


         この電話がかかったら、お気軽に経営にかかわる悩み事をご相談ください。

         

         ただし、「広島市中小企業支援センター」の名をかたった悪質電話の場合は、当方は一切関知しませんのでご注意ください。

         

        広島市中小企業支援センター プロジェクトマネージャー 久保

        カテゴリ

        最近のブログ記事

        月別の記事

        リンク集

        このページのトップへ