公益財団法人広島市産業振興センター広島市中小企業支援センター

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支援センター職員によるブログ

「ひろしまベンチャー助成金」(21年度下期)の審査が始まりました

2010/01/29

kageyama.jpg おはようございます

 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営担当マネージャー・景山です。

 

 今回で第14回を迎える「ひろしまベンチャー助成金」の審査が始まりました。
 12月末に募集が締め切られ、合計で63件(うち法人42件、個人21件)と前回に続いて60件を超える応募がありました。

 

 事業分野別では、新製造技術が17件と最も多く、次いで環境・バイオ10件、流通・食品9件、情報通信7件など、となっています。

 

 1月下旬に一次審査(書面審査)、2月上旬に二次審査(面接審査)を行った後、3月には助成金贈呈先が決定され、贈呈式も行われる予定です。

 

 私も、一次審査員の一人として、審査を行いました。今回は、法人の応募が多かったこと、新製造技術や環境・バイオ分野の応募が多かったことも関係しているのでしょうか、新規性・独創性に富み、レベルが総じて高い案件が多かったように感じました。

 

 それだけに、「ベンチャー大賞」にはどこが選ばれるのか、前回創設されたが該当は無かった「エコ特別賞」はどうなるのかなど、大変興味深いところです。

                                                以   上

「モノづくり事はじめ-16」

2010/01/28

kubo.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクトマネージャー・久保です。

 

 (12月号からの続き)

 

 このコラムが始まってほぼ1年が過ぎましたが、前号までで開発段階が終了し、いよいよ生産の段階に入ります。 
 ここでこれまでのプロセスをもう一度おさらいしてみましょう。

 

①企画段階では、具体的に新しい商品を開発するために、デザイン、構造、性能、コスト、重量という切り口で見たときにそれぞれどの様な内容にしたらよいかを考え、これを目標値という形で定義をし、関係者全員がこの目標を共有化することが大切です。 商品の開発、製造には多くの人々が関係しますが、全員の活動のベクトルがこの『目標を達成、実現』することに統一されることになります。

 

②開発段階ではこの目標値を達成するために構造、機能/性能、製造可能性(現有技術で製造できるか)、コスト、法規適合性等あらゆる面からの検討を行った結果として、設計図面に表現されます。 そしてこの設計図面に基づいて試作品を作り目標が本当に達成されているかどうかを検証しました。 試作品の性能評価等で目標が達成されていないことがわかった時は、再度検討、設計を繰り返して最終的にこれで目標がすべて実現可能であるという確証が得られるところまできたわけです。

 

③一方、生産準備の面では開発の情報、結果を取り込みながら生産設備・ラインの検討、設計が本格化してゆきます。 そして開発の終了とほぼ同時に量産準備が整うように全体の運営ができることが理想ですが、しかしここで最も大切なことは、この図面の通り作れば目標はすべて達成できるということが確認できるまでは、成形型、設備等の高額な投資をスタートさせてはならないということです。

 

 ここまで来れば開発の活動はほぼ終了しますが、まだ完全に終わってしまうわけではありません。 次回はこの量産段階での開発の仕事について見てみましょう。  (次号へつづく)

「中小製造業のための生産革新セミナー」を開催しました!

2010/01/27

kataoka.jpg

 おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネジメント担当・片岡です。

 

 今回は、1月19日(火)に、広島市まちづくり市民交流プラザで、42名の方にご参加いただき開催した「中小製造業のための生産革新セミナー」の結果を報告します。

 

 

220127.jpg このセミナーでは、あの「トヨタに学びたければトヨタを忘れろ!」シリーズの著者であり、これまで120工場の生産性向上(FL法)を指導されてきた、近江技術士事務所の "近江堅一(おうみけんいち)"所長を講師にお招きし、トヨタ生産方式のエッセンスを中小製造業向けに凝縮した「モノの流れと位置の管理法(FL法)」、トヨタ生産方式の導入・定着のためのポイントなどについて、これまでの指導実例などをあげながら分かりやすく解説していただきました。

 

 セミナー後の参加者アンケートでは、全員の方から「参考になった」という回答をいただき、大変好評でした。

 

 当支援センターでは、今後も様々なセミナーを開催しますので是非ご参加ください。

不易流行と経営

2010/01/26

  fujita3.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センター所長の藤田です。

 

 ダーウィンは、進化論の中で「生き残る種というのは、最も強いものでもなければ、最も知能の高いものでもない。変わりゆく環境に最も適応できる種が生き残るのである」と結論付けました。

 

 経営も同様に、変化する環境に適切に対応していくことはきわめて重要です。「経営とは環境変化への対応術である」と言われる所以です。

 

 それが高じて、環境変化への対応がなければやっていけないと言うような風潮が顕著になっているような気がします。世の中、消費者も企業も全て、100年に一度の経済危機だ、デフレスパイラルだということで、低価格への対応こそが「環境変化への対応」の全てであるというような風潮も生まれ、値下げ、増量、低価格商品の投入を競い合い、それが売上の減少を招き、一層の低価格化に奔走し翻弄されるという悪循環に陥っています。

 

 ところで、芭蕉は「不易流行」という言葉を残しています。不易とは「時代や環境の変化によって変えてはならないもの、不変の原理」であり、流行とは「時代や環境の変化に従って変えていかなければならないものという意味です。
 俳句は五七五の十七文字とすることや必ず季語を入れることなどが決まっている(不易)ため、常に新しい句材や表現(流行)を取り入れないと陳腐な俳句になってしまう、ということがその意味するところです。経営にも、この「不易流行」という考え方が大切ではないでしょうか。

 

 経営にとっての不易とは経営理念です。わが社は、何のために事業を行うのか、その目的はなにか、ということを簡単でもいいので経営理念として明文化し、それを従業員と共有することで価値観や目的意識のベクトルを合わせることが大切です。
 経営とっての流行とは経営戦略・戦術です。変化する環境に適合して販売、商品、接客などを常に見直し、変化させる必要があります。

 

 「環境変化への対応」ということだけで自社が持っていた良さ――顧客重視の丁寧な接客や品質第一の作り込みといったこと――を忘れてはいないでしょうか。中小企業が大手と対抗するには同じ土俵で戦っても勝ち目はありません。自社の経営のあり方を経営理念に落とし込んで、それを基に、自社の方向性や使命を明確にしたうえで「環境変化」に対応していくことが大切と思います。

 

 当センターでは、御社の役に立つ支援を全力で行います。どうぞご利用ください。

創業者向け支援事業をご利用ください。

2010/01/25

mikio.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北林幹生です。

 

 当センターでは、広島市内での創業予定者、創業後間もない方を対象にした創業者向けの支援事業を行っています。平成21年度の創業者向けセミナー・研修会の受講受付は全て終了しましたが、次の個別の相談事業は常時行っています。

 

① 起業支援アドバイザー派遣
 中小企業診断士などの経営コンサルタント、税理士、建築士など経験豊かな専門家が、創業時の留意点、事業計画、資金計画、店舗レイアウトなどについてアドバイスを行います。相談を受けられた方からは、「とても具体的な提案内容であった」「とても丁寧で分かりやすかった」など高い評価をいただいています。同一年度で1回無料です。

② 女性起業家サポート事業
 起業しようとする女性や起業後5年未満の女性起業家の方を対象に、起業経験のある女性経営者(女性起業家サポーター)が経営上の課題などについてアドバイスを行います。この事業も利用者から常に高い評価をいただいています。同一年度で1回無料です。

③ 窓口相談事業
 当センターに相談窓口を設けて、課題解決に向けた相談に応じています。相談内容ごとに日程を設定しています。何回ご利用いただいても無料です。

 

 創業時の課題解決に是非お役立てください。

お店の客動線について

2010/01/22

tosa.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」副所長の土佐です。

 

 今回は、お店における客動線について考察したいと思います。
 客動線とは、顧客が商品を購入するために店内を歩いたあとで、長いほど売場効率、販売効率がよくなるものと言われています。
 このため、客動線は、店内全体にムラなく伸びることが、店舗レイアウトとしては望ましく、これには通路構成、通路幅、商品配置、陳列技術、陳列設備構成、照明方法等を配慮して計画する必要があります。
 客動線を調査するためには、自店の店内配置図を作成して、複数コピーを行い、来られた顧客の動いた動線をその配置図に落とします。これは全部の顧客を対象に行うことが望ましいのですが、接客などもあることから、5名毎に行うなどしても結構です。こうして調査した顧客の動線を最終的に1枚の店内配置図に落とし込みます。そうすると、店内のどの場所に多くの顧客が寄っているか、どの場所が顧客の行かない場所か一目で分かります。
 顧客の行かない場所には、何らかの問題点(例:通路幅が狭い、販売員が立っている、魅力的な商品がない、照明が暗い、ディスプレイがまずい等)があるはずです。
 その原因を分析し、対策を立てることにより、売場効率は改善されますので、是非皆さんのお店でも実行してみてください。

平成21年度「いい店ひろしま」表彰店舗が決定しました。

2010/01/21

saeki.jpg   おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・佐伯です。


 平成21年度「いい店ひろしま」が決まりました。応募総数439店舗の中から厳選された7店舗です。ぜひ一度、お店を訪れてみてください。

 
                  平成21年度表彰店舗(50音順)

 

  2201211.jpg 

  クラージュプラス
   トータルコーディネートを提案する輸入家具・雑貨店
 

 

 

 

2201212.jpg

      しんや子供服店
       世代を超えて受け継ぐ子供服の老舗
  

 

 

 

 

  2201213.jpg   

   チョコレートハウス・ジーベン美鈴園店
    チョコレートにこだわった洋菓子店

  

 

 

 
2201214.jpg

   マルカ木工
    家具職人のこだわりが伝わる高品質な家具店
 
 
 
 
 


2201215.jpg   

   大和屋酒舗
    全国の銘酒を揃えた老舗の酒屋
 
 
 
 
 
 

  2201216.jpg  

   楽々屋 草津店
    高齢者御用達のシルバーカー専門店

 

 

 

 

  2201217.jpg  

   ワインショップ グラン・ヴァン18区
    国内外から厳選したワインの専門店 30.jpg

「戦略的思考力強化セミナー」の受講者募集中です!

2010/01/20

niimoto.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・新本です。

 

 このセミナーを年始にもご紹介しましたが、まだまだ受講可能です、ふるって募集してください。

 中小企業の経営者等を対象に、経営戦略策定に必要な戦略的思考力の高め方、戦略策定・実行のプロセスについての解説・演習を行い、経営戦略の構築に必要な知識と実践的な手法を学んでいただきます。

 

 経営戦略の構築に必要な知識と手法を学ぶ 「戦略的思考力強化セミナー」

 

1 開催時期  平成22年2月22日(月)
2 開催時間  13時30分~16時30分(3時間)
3 開催場所  メルパルクHIROSHIMA 6階「安芸」(広島市中区基町6-36)
4 内  容  (1)経営戦略の重要性
         (2)自社のあるべき姿を的確に捉える戦略眼
         (3)経営戦略策定のための分析手法
         (4)事業展開のための実行プロセス
5 講  師  S&Gビジネスディレクション株式会社 代表取締役社長 吉田史朗 氏
6 受講料  1,000円

 

 詳しい内容は、こちらをご覧ください。

 

 広島市内の中小企業の経営者、管理者の方、この研修会に参加してみませんか!きっと皆様の役立つ情報・知識が得られると思います。

広島市企業の環境取組みを学習するために早稲田実業高校の皆さんが来広!

2010/01/19

mennde.jpg おはようございます。

 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

 

 昨年12月21日(月)に、東京の早稲田実業高校2年生6名の方々が、広島市のバーチャル環境展に載った2社に、広島での環境の取り組みを学習されるために来広されました。

220119.jpg           午前 京美銘木訪問                 午後 上野園芸訪問

 

 京美銘木では、木材と製品との関係、木材の果たして来た役割等々を学習されました。樹木を育てるには、山の整備から植林、伐出し、運搬、製品化、販売に至るまで整えることが必要です。そのためには、実に300年にわたる地域全体での取り組みが要求されるとのことです。樹木育成だけでなく環境に取り組むには、長期的な視野に立った社会的なアプローチが必要になってくるのではないかと思います。

 

 上野園芸では、農業経営の難しさに対して、どのように農業を継続されたかのお話を聞きました。従来の農業の在り方に対して、『農業の楽しさ』を経営要素に加えていけば良いのではないかと考えられ、その一つとして、屋上緑化に取組まれました(広島市中小企業支援センターの助成金を活用)。

 屋上農業は、ヒートアイランド現象緩和だけでなく、都市住民へ『癒し』や『楽しみ』をもたらします。 その中で、人とのふれあいや農業への愛情が生まれてくれば、これからの農業に明るい展望が開かれて来そうです。

 

 環境を考えるには、広範囲な知識と深い理解、地域とのふれあいや共同行動が必要になってきます。そういう意味で、若い世代から環境への関心を持って取組んで貰うことが、今後より一層必要になって来るのではないでしょうか。

経営者のための「職場のメンタルヘルス対策入門セミナー」の参加者を募集しております。

2010/01/18

  takeda.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネジメント担当竹田です。

 

 当センターでは、2月17日(水)に、広島市まちづくり市民交流プラザにて、経営者のための「職場のメンタルヘルス対策入門セミナー」を開催することとし、現在このセミナーの参加者を募集しております。

 

 最近の厳しい経済情勢の中、仕事や職業生活に関する強い不安、悩み、ストレスを感じている労働者の割合は約6割に上っています。また、年間自殺者総数も平成10年から11年連続で3万人を超えるという高い水準で推移する中、労働者の自殺者数も9千人前後で推移しています。
 さらに、業務による心理的負荷を原因として精神障害を発症し、あるいは自殺したとして労災申請・認定が行われる事案が近年急増しています。
 こうした状況の中で、中小企業においても従業員のメンタルヘルス対策(心の健康づくり)が重要な課題となっています。
 本セミナーでは、中小企業の経営者が取るべきメンタルヘルス対策について、具体的な事例をあげながら分かりやすく解説します。

 

 この機会にどうかふるってご参加ください。参加をお待ちしております。
 各区役所、出張所、区民文化センター等に置いてある申込書(チラシ裏面)に記入してFAX等で送付されるか当センターのホームページから直接申し込みができます。

中小企業金融円滑化法について

2010/01/15

hirayama.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・平山です。


 昨年11月30日に、「中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律」(いわゆる「中小企業金融円滑化法」)が成立しました。


 この法律により中小企業者に以下のようなメリットがあります。


① 経営改善計画提出の猶予
  これまで条件変更を銀行に依頼する際には、経営改善計画書の提出を求められることが多く、提出で

 きない場合は条件変更に応じてもらえないケースがほとんどでした。
  しかし、本法律により金融検査マニュアル・監督指針が改定され、1年以内に計画を策定できると見込

 まれれば、先に貸付条件の変更を行った上で、金融機関と一緒に計画の検討を行うことが可能となり

 ました。


② 救済方法の多様性
  元本猶予以外にも、返済期限の延長、旧債の借換、デッド・エクイティ・スワップ(債務の株式化)など、

 債務の弁済負担の軽減を行う全ての措置が含まれます。


③ 政府による監督
  貸し付け条件の変更等の履歴があることのみを理由に新規貸付を拒絶することが無いよう金融庁が金融機関に対して検査・監督します。


④ 保証制度の充実
  公的金融(日本公庫、商工中金、信用保証協会)を現在利用されていない中小企業者を対象に、「条

 件変更対応保証制度」が創設されました。これにより、これまで信用保証協会の保証をご利用されていなか

 った方にも利用の道が開けました。


⑤ 他行、他機関との連携
  各金融機関が他の金融機関や信用保証協会、政府関係金融機関との連携を図るように求めており、

 1行に条件変更を断られたとしても他行、信用保証協会に相談することで負担軽減の可能性がありま

 す。

(グローバルビジネスのヒント: グローバル商品マーケティング編その4)

2010/01/14

konndou.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・近藤です。


 ある商品のターゲット顧客や顧客クラスターを選択し、それらにフィットした商品コンセプトを練るにあたって重要なポイントは、ターゲット顧客がその商品を手に入れたいと思うニーズに、商品がフィットしたものでなくてはならないということです。
 ネームプレート・ブランド・ポジショニングという概念があります。これは顧客ニーズと商品コンセプトの関係を表現するものです。
 ターゲット顧客がなぜその商品を手に入れるに至るのか。
 「ある湖畔に自分のクルマを止めて、そのそばに佇む時、心の安らぎと、自分の未来になにかしらの'ときめき'を感じ、このクルマを持てる幸せを感じる。」
 この顧客の心の深いところにあるウォンツが「なぜこの商品を手に入れたか」を理由づける「商品コンセプト」や、またそれを構成する「商品技術」につながっているのです。当然、競合する他車に対して、この商品のみが持つ強み、特徴がそれでなくてはなりませんし、同時に、顧客のデモグラフィック(年齢、年収等)にふさわしい価格帯の商品であることも必要です。
 これらを、総括的に表現するのが、ネームプレート・ブランド・ポジショニングです。
 グローバル市場に、一つの商品で、地域、文化の違いを包含する商品・技術を設定するのは困難を伴いますが、それがグローバル商品マーケティングなのです。

小売店舗が利益を上げる方法(1)―自店の商圏分析―

2010/01/13

tsunemoto.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・常本です。

 

 今回は、小売店舗が自店の状況を把握するために最初に分析するべき、商圏の把握方法について説明します。

 

 商圏とは、店舗(自店)が影響を及ぼす地理的な範囲のことです。また、自店を利用しているいないに関わらず商圏内に居住する全人口を商圏人口といいます。
 小売店舗であれば、自店を中心に半径約1kmの範囲に居住する来店者の状況を調べて自店の商圏を把握することが一般的で、人口は、市役所の公開している情報で把握します。
 来店者調査の方法としては、アンケート調査やポイントカード情報から入手する方法があり、これらで集めた情報を活用して来店者の居住地を町丁目のレベルで把握します。
 その後、来店者の多い順に町丁目ごとに並べて、商圏強度という自店にとってその町丁目はどの程度重要なのかを把握する計算をします。

 計算式は、(来店客構成比(※1)÷人口構成比(※2)=商圏強度)です。


 この計算式により算出される商圏強度が2.0以上ある地域が1次商圏となり、商圏強度が1.0~2.0未満を2次商圏といい、この1次商圏と2次商圏を合わせた地域を重要商圏と位置づけます。この重要商圏が、自店の売上高の向上を図る上で、一番最初に対策を行うべき地域となります。(次回へつづく)

 

※1 (1町丁目の来店客数)÷(来店客総数)=来店客構成比
※2 (1町丁目の人口)÷(来店客居住地全体の人口)=人口構成比

広島におけるインターネットを活用したビジネス事例を募集しています!

2010/01/12

kishino.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。

 

 HiBiS(広島インターネットビジネスソサィエティ)では、インターネットを活用したビジネス事例を募集しています。
 対象となる事例は、過去実施されたもの、現在進行中のも、企画中のもの、どのようなフェーズでも構いません。インターネットを活用されていれば業種も問いません。
 また、HiBiSのメンバーであるなしを問わず、自薦他薦形式で募集しています。提出いただいた全ての発表原稿は、小冊子にまとめ「第13回HiBiSインターネットビジネスフォーラム」当日(2月26日(金))に配布されます。
 事前審査により選ばれた5件のビジネス事例は、フォーラムにて発表の場も設けられています。
 メリットとして、このビジネス事例集は、マスコミ各社・関連行政機関に告知・配布されますので、ビジネスを行われている各社の広報活動のPRにつながります。

 

 応募をご検討の皆様!締め切り日(1月15日(金))が間近に迫っていますので、お急ぎください!

 

  ※HiBiSは社団法人広島県情報産業協会の特別プロジェクト委員会です。

「スーパークリエータを目指そう!!!」

2010/01/08

hamada.jpg 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 

 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・浜田文男です。


 みなさん、情報技術を磨いてスーパークリエータを目指してみませんか!

 

 新年第1回は、独立行政法人 情報処理推進機構(以下、IPAと記載します。)が行っている未踏IT人材発掘・育成事業を紹介します。

 

 IPAのホームページに『この事業は、ソフトウェア関連分野においてイノベーションを創出することのできる、独創的なアイディア、技術を有するとともに、これらを活用していく能力を有する優れた個人(スーパークリエータ)を優れた能力と実績を持つプロジェクトマネージャーのもとに発掘育成いたします。また、スーパークリエータとして認定された者が、新たなスーパークリエータの発掘を行う等の人材育成へ参画していく環境を整備するとともに、ビジネス化の能力を発揮できるよう、産業界との連携を促進いたします。』と書かれており、個人であれば応募できます(法人は応募できません。)。


 2009年度の応募結果を見てみますと、2009年度上期未踏本体の応募プロジェクト総数は124件であり、採択プロジェクト数は18件です。


 採択プロジェクトの中に広島の企業の方が採択されています。


 『後藤 誠氏』(安芸情報システム株式会社)、テーマは「コンシューマ向け重複排除型オンライン・ストレージ・サービス」、昨年11月に開催されたEXPO'09広島に出展していました。


 さらに、遡ると2006年度上期 『赤木(二宗)崇氏』(現在、まよシステムズ)、テーマは「Ruby言語によるオープンソース Webコマースシステムの開発


 
 我こそはという方、是非チャレンジしてください。もちろん相談対応いたします。

ちょっとお得なパソコン活用術

2010/01/07

kobayashi.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。


 私は、当財団のICT担当と言われている(自称?)こともあり、今回もパソコンの便利な機能についてご紹介します。

 

 広島市中小企業支援センターで作成している電子ファイルは、全てファイルサーバに保存していますが、先日、私が担当している事業のファイルがフォルダごと行方不明になりました。検索してもヒットしません。どうやら削除されているようです。そのフォルダには過去3年分のファイルが入っていました。

 

 ここで、何も対策がされていなければ ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!! だったのですが、うちのサーバではボリューム シャドウ コピー サービスを機能させているため、目的のフォルダだけを戻したい過去の時点にまでさかのぼって、簡単に復旧させることができました。( ̄ー ̄)ニヤリ

 

 ファイルサーバでデータを一元管理することは、効率化や生産性向上が図れる一方、職員であれば誰でもファイル操作が可能であるため、このような事故は必ず発生するものです。事故を事前に予測し対策がされていれば、復旧に要する時間や労力を最小にすることができます。ちなみに、今回、復旧に要した時間は30秒ほどでした。

 

 いやぁ~、サーバってえらいですね。今回も楽させてもらいました。

「戦略的思考力強化セミナー」の受講者募集中です!

2010/01/06

niimoto.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・新本です。

 

 激変する経営環境の中で中小企業が持続的な成長を実現するには、経営者・管理者の役割として、経営環境の変化を読み取り、成長に向けての新たな戦略を策定し、実行に移していくことが求められています。


 このセミナーでは、中小企業の経営者等を対象に、経営戦略策定に必要な戦略的思考力の高め方、戦略策定・実行のプロセスについての解説・演習を行い、経営戦略の構築に必要な知識と実践的な手法を学んでいただきます。

 

     経営戦略の構築に必要な知識と手法を学ぶ 「戦略的思考力強化セミナー」

 

1 開催時期  平成22年2月22日(月)
2 開催時間  13時30分~16時30分(3時間)
3 開催場所  メルパルクHIROSHIMA 6階「安芸」(広島市中区基町6-36)
4 内   容  (1)経営戦略の重要性
          (2)自社のあるべき姿を的確に捉える戦略眼
          (3)経営戦略策定のための分析手法
          (4)事業展開のための実行プロセス
5 講   師  S&Gビジネスディレクション株式会社 代表取締役社長 吉田史朗 氏
6 受 講 料  1,000円

 

 詳しい内容は、こちらをご覧ください。

 

 広島市内の中小企業の経営者、管理者の方、この研修会に参加してみませんか!きっと皆様の役立つ情報・知識が得られると思います。

雑学「地方銀行史」②国立?銀行

2010/01/05

kageyama.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営担当マネージャー・景山です。「地方銀行史」シリーズの2回目をお届けします。

 

 明治5年(1872年)に設立された日本最初の銀行(4行)には、国立銀行という名称が使われましたが、国営の銀行ではなく、全くの私立銀行でした。

 

 これは、モデルとしたアメリカの「ナショナル・バンク」を直訳したためです。


 日本の銀行制度は、後に初代総理大臣となった伊藤博文の進言により、アメリカの銀行制度をモデルに導入されました。当時の政府は、他の近代的諸制度同様、日本語訳に非常に苦心し、学者や先生方と種々相談を重ねました。

 

 第一国立銀行の初代頭取に就任した渋沢栄一の苦心談によると、以下のような経緯で、「ナショナル・バンク」の訳が決まったようです。
 「ナショナル」とは国のことだが、一字では熟語にならないので「国立」としよう。
 「バンク」というのは金を取り扱う所だ。中国では商店に「行」の文字を使う(洋行とか商行)。しかし「金行」というのも妙でないから、「銀行」としよう。

 

 そんなことで、「国立銀行」という名が生まれたそうです。今になって考えてみると、政府から紙幣発行を委託された民間会社なのですから、「国法銀行」と呼ぶのが正確だったのではないでしょうか。

新年のご挨拶

2010/01/04

fujita3.jpgあけましておめでとうございます。がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センター所長の藤田です。


 皆様方にはすがすがしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 

 昨年は、中小企業にとって大変厳しい一年でした。


 暫くは厳しい状況が続き、景気が一気に好転するとは思えませんが、景気はまさに"気"であり、消費者の買う"気"に応える経営者の本"気"と従業員のやる"気"が、景気上昇の一つの鍵を握っていると思います。

 

 我々、広島市中小企業支援センターは、今年も職員一丸となって、経営者の本気と従業員のやる気に応えるため、全力でがんばる中小企業を支援してまいります。

 

 2010年も引き続き、広島市中小企業支援センターを「使い倒して」いただき、創業や経営革新を実現させてください。

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