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支援センター職員によるブログ

最新のITを活用し漁業者と消費者を結ぶ「きずな」づくり

2010/07/30

shimonawa.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下縄です。

 

 先日、NHKで「関口知宏のOnly1(オンリーワン)"漁業の未来を創るIT魚屋さん"」という番組の放送がありました。


 岩手県大船渡市の八木氏は、最新のITを使ったユニークな取り組みで大船渡市の漁業を活性化させようと奮闘中で、モットーは「いかに産地を楽しんでもらうか」です。そのために八木氏自らが考案した『ライブカメラ』で、漁船の上から漁の様子を生中継し、消費者はパソコンの前にいながら漁の臨場感を楽しみ、獲れたての魚を買うことができるシステムを運用しています。また、カキの養殖の準備やカキ打ちの様子など地道な仕事も全国に配信することにより、産地の醍醐味や苦労など産地をまるごと楽しんでもらいたいとしています。


 最近では、ライブ映像を見た消費者から「感謝」や「ねぎらいの言葉」が寄せられるようになり、それが生産者の励みにもなっています。


 更に、八木氏は消費者の食卓にのぼるのは、新鮮な魚介類だけでなく、野菜も必要なはずだから、大船渡市の新鮮な野菜も家庭に届け、三陸の幸を家庭で味わっていただき、三陸の味覚のファンを作り、観光事業にも結び付けていきたいと考えておられます。

 

 八木氏のように地元の鮮魚をどのようにすれば全国の消費者に購入していただけるのか、ライブ映像にたどり着くまでは、試行錯誤の連続だったと思われます。また、ライブ映像も漁師の方の協力なしにはできませんので、その説得交渉等が簡単ではなかったことは容易に想像できます。


 鮮魚で培ったネットワークを活用し、地元野菜の販売や観光事業に結び付け、三陸の魅力を全国に配信していく姿勢に、商売成功のヒントがあるように思えてなりません。

 

 創業に関する様々な問題や課題について、ご気軽に創業支援担当・下縄までご連絡ください。

「情報セキュリティ白書2010」速報版から

2010/07/29

hamada2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの浜田文男です。


 この6月に独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)から「情報セキュリティ白書2010」速報版が刊行されました。まもなく製本印刷されると思います。その中に10大脅威があり、下記のようなテーマが挙がっています。

 

【1位】変化を続けるウエッブサイト改ざんの手口

【2位】アップデートしていないクライアントソフト

【3位】悪質なウイルスやボットの多目的化

【4位】対策していないサーバ製品の脆弱性

【5位】あわせて事後対応を!情報漏えい事件

【6位】被害に気付かない標的型攻撃

【7位】深刻なDDOS攻撃

【8位】正規のアカウントを悪用される脅威

【9位】クラウド・コンピューティングのセキュリティ問題

【10位】インターネットインフラを支えるプロトコルの脆弱性


 【2位】の留意事項として、マイクロソフトのサイトに「2010年7月13日 (米国時間) に Windows XP Service Pack 2 (SP2) / Windows 2000 の製品サポートが終了します。」とあります。これによりセキュリティ更新プログラムが提供されなくなります。
http://www.microsoft.com/japan/windows/lifecycle/default.mspx


 したがって、現在XPのSP2を使っている方はSP3にバージョンアップすべきです。また、Windows 2000を使っている方はWindows7に移行するのが良いと思います。


 さて、最近の情報ではクラウド・コンピューティングの話題が多くなっています。そこで【9位】を見てみますと、5つのセキュリティ上の課題が指摘されています。

①外部からクラウド環境への攻撃

②クラウド環境内部での他の利用者に対する攻撃

③クラウド環境を踏み台にした外部への攻撃

④クラウドのリソースの悪用

⑤攻撃以外の原因によりクラウド内部で発生するインシデント


 このうち分かり辛いと思われる④とは、「クラウド環境が攻撃のためのリソースとして悪用され、暗号解析やパスワード解析に利用される懸念がある。クラウド事業者側は、この利用方法が正規の利用か不正利用かを見分けづらく、検知や防止が困難である。」とあります。


 クラウド・コンピューティングの活用を検討するケースが今後増えると予想されます。各企業さんが活用するにあたりルールづくりが重要となります。

サムスンの人材育成

2010/07/28

bajyou2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・馬上です。

 

 最近、池上 彰さんがよくテレビに出ています。池上さんといえば元NHKのキャスターで、「週刊こどもニュース」のお父さん役で広く知られるようになりました。

 

 先日もある番組で、韓国のサムスン電子の話をしていました。サムスンといえばご存知のとおり韓国最大手の家電・電子製品メーカーで、営業利益が8,736億円、日本の大手電機メーカー9社の合計が8,649億円だそうですから、その規模の大きさがわかります。また、アメリカのテレビのシェアは、4年連続第1位だそうです。

 

 サムスンの話の中で興味深かったのは同社の人材育成の話で、グローバル企業を目指す同社は、入社の条件としてTOEIC730点以上、課長に昇進するには920点以上取らなければならないそうで、今後は、会議も英語でするということです。その他、朝7時には出社、午後4時には退社し、退社後は英語等、自分の勉強の時間にあてるよう従業員に指導しているそうです。

 

 「企業は人なり」というように、中小企業にとっても人材育成は重要です。何も、サムスンのまねをする必要はありませんが、当センターでも中小企業の人材育成を支援するため、各種セミナー・研修会を実施しています。

 

 英語といえば、実際には使われないThis is a pen(見りゃわかるだろう)から習った私などはとてもサムスンには入れませんが、何か自分を磨くための勉強を始める必要性を感じる今日この頃です。

「売場活性化セミナー」を開催しました!

2010/07/27

takeda2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・竹田です。


 今回は、7月14日(水)に、広島商工会議所で、38名の方にご参加いただき開催した「売場活性化セミナー」の結果を報告します。

 

 このセミナーでは、西武百貨店渋谷店販売促進課チーフエタラジストを経て、現在、小売店の売場改善やVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)の実践指導を行っておられる株式会社マインド代表取締役・VMDディレクターの福田ひろひで氏を講師にお招きし、VMDの概念や、色々な店舗演出事例にVMDの手法を盛り込み、分かりやすく解説していただきました。

 

 VMDの手法を利用することで、実施する前の売り場を平面的なものではなく、空間的なものとしてとらえ、その空間をお客様の立場に立って代表商品をアピールして買う気にさせる展示方法のやり方がわかり、セミナー後の参加者のアンケートでも、内容が理解でき、参考になった」という回答をいただき、大変好評でした。

 


127.jpg                          セミナー開催の様子

 

(参考)
VMDとは:店舗における品揃えやコンセプトなどを、視覚を中心に訴求する表現方法のこと。

「○○の日」

2010/07/26

mikio2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北林です。


 結婚式場をもつ施設の方からお聞きした話では、今年の10月10日の結婚式の予約は相当早く入ったそうです。なぜなら、西暦では「10年10月10日」、しかも「大安」。数字の並び、お日柄から、一生の大切な記念日として、この日を選ばれたのでしょう。

 

 ところで、販売促進策で「○○の日」と銘打った事例は、枚挙にいとまがありません。10月10日だけでも、様々な日が設定されていることがわかりました。中には、地元広島の企業が、お好み焼きが焼ける音(ジュージュー)などから、「お好み焼きの日」を設定していました。

 

 また、本日は土用の丑の日。この日にウナギを食べる習慣については、販売不振のウナギ屋から相談を受けた平賀源内の発案がもとになったという説があることは、皆様ご存知のとおりです。ささやかなことでも「○○の日」とすることで、思わぬ販促効果があるかも知れません。

 

 そこで、私も超先取りで「○○の日」となる候補日を考えてみました。その日は、来年の西暦「11年11月11日」、さらに「先勝」です。「何事も1番に勝つ」という勝負事に良い日として、何か設定できないでしょうか。・・・・・・私が思いつくぐらいですから、すでにきっとあるでしょう。・・・・・・

デザインレビュー(DR)

2010/07/23

kubo3.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクトマネージャー・久保です。

 

 モノづくりに関連のある読者は、デザインレビュー(DR)という言葉を聞いたことがあるともいます。今回はこのデザインレビュー(DR)についてです。


 売れる商品であるためにはいろいろな条件を満たしている必要があります。たとえばデザインが良いこと、機能・性能が優れていること、品質が良いこと(壊れにくい、整備しやすい、作りやすい)、儲かること、タイムリーに市場に供給できること、更に関連法規に違反していないこと等々です。


 これらは企画、スタイリング、設計、試作、量産準備、製造等の開発の一連の工程の中で目標が決められ、作り込まれてゆくものですが、同時に各工程の節目で次の工程に移る前にこれらの条件が計画通りにバランスよく満たされているか、あるいは知らぬ間に変更がなされたりしていないか等、棚卸して確認する必要があります。この活動がデザインレビュー(DR)と呼ばれるものです。


 大企業ではそれぞれの部門に責任者やエキスパートがいるのでこのメンバーでデザインレビューを実施することができますが、人的資源に制約のある中小企業では社内にすべての人材を求めることができず、必要なことは分かっていてもなかなか実施できないという場合も多いことでしょう。


 このような場合は、工業技術センターや公的支援機関等が行っているアドバイザーによる無料の技術指導制度を活用することを考えられてはどうでしょうか。


 「三人寄れば文殊の知恵」ではありませんが、フレッシュな目で見直すと、今まで気がつかなかった隠れた問題が浮き彫りにされるということは往々にしてあるものです。

信用補完制度の概要

2010/07/22

saiki.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」副所長の佐伯です。


 今回からは、信用保証制度の利用に際し、これまで私が経験してきたことを交えながら、できるだけ分かりやすく説明したいと思います。


 以前、私が融資の担当をしていた頃の話です。


 資金繰りに困られた中小企業の社長さんから、「何とか市の融資制度を利用したいのだが、相談に行った金融機関からは、保証協会の保証が得られることが条件であると言われた」というものでした。社長さんから、現時点での借り入れ状況や経営の状況をお聞きするとかなり厳しいものでした。ただ、よくよく話を聞いてみると、保証協会の利用は過去にありましたが、金融機関への支払遅延もなく終了していること(だから簡単に保証承諾してもらえると考えられていたようですが・・)、今後の受注状況には好転の兆しがあること、何より社長さん自身が、どんなこと(犯罪は含みませんので誤解のないように)をしてでも会社を立て直したいという強い意思を持っておられたことなど、担当者のカンというのでしょうか、まだ何とかなるかも知れないと感じたのです。


 社長さんに保証協会に相談する際の助言として、例えば受注状況を説明する場合には、契約済み、確実と思われるもの(根拠が必要)、五分五分のもの、商談に入ったばかりのもの、といったランク分けを行い、ちゃんと数字的に説明できるようにすること、またこうした実態を踏まえた現実的な返済計画、今後の経営計画など、客観的なデータなどで明確に説明できるようにすること、などをアドバイスしました。その社長さんは、寝る暇も惜しんで計画書を作成され、相談に行かれたそうです。結果は、減額保証で話がまとまったとのことでした。


 みなさん、どうですか。この事例は、社長は日頃から資金繰りなど、経営の責任者として自社の経営状況を把握しておくことがいかに重要であるか、また、保証協会にも保証審査というものがあり、簡単に保証をしてもらえるわけではない、ということを物語っているように思えます。


 さて、次回は、保証が受けられない場合には、どのようなケースがあるのかについて、お話をしてみたいと思います。

「女性・シニア創業支援事業」認定の岩本さんが創業されました!

2010/07/21

kishino2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。


 平成21年度「女性・シニア創業パッケージ型支援事業」で認定されました、岩本早弥香さんが6月に創業されたとの連絡をいただきましたので、当支援センターのホームページに掲載する写真撮影を兼ねて、先日、1日だけの雑貨shop「ぱれっと」で商品のPRをされている所へおじゃましてきました。


125.jpg 岩本さんの事業は、お客様の子どもや孫の描いたイラストのイメージをなるべくそのまま残しながらTシャツやレターセット等にReデザインし、制作・販売を行う事業です。


 毎日大量に描かれる絵ですが、つい捨ててしまたり、クローゼットの奥にしまいこんだりしているのが現状です。成長のあかしの一つであるわが子のイラストをもっと身近に感じられる形にしたいとの思いで創業されました。


 実際商品を手にとって見ましたが、とても温かみのある商品だなあと思いました。


 創業されての現在の状況ですが、8月のメールマガジン「広島市産業振興センターNEWS」で紹介いたしますので、ぜひ、ご覧ください。

 

 

122.jpg 123.jpg   


 

 

 

 

 

 

 

 

 

       (イラストTシャツ)                            (イラストフレーム)

「いい店ひろしま」に応募してみませんか!

2010/07/20

saeki3.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・佐伯です。


 「いい店ひろしま顕彰事業」は、店舗演出や接客などが優秀と認められる小売店舗を表彰する制度で、今年度は、7月30日(金)まで募集しています。


 小売店舗経営者の方が自ら応募する自薦と消費者の方が自分の知っているいい店を推薦する消費者推薦があり、接客、店づくり、商品力、ユニバーサルデザイン対応等を審査します。


 自薦の応募申込書、消費者推薦の推薦用紙は当支援センターの他、広島商工会議所、各区役所、大規模小売店舗(イオンモール広島祇園、ファミリータウン広電楽々園、フジグラン高陽、ゆめタウン広島)、ひろしま夢ぷらざ などに置いています。


 毎年、数百店舗の中から10店舗程度しか表彰されない非常に狭き門ですが、受賞店舗からは客数、売上が増加した、従業員のモチベーションが上がった、取引先からの信用が上がったなどの意見を頂いております。


 また、広島市、広島商工会議所などのホームページや広報誌に掲載し、大々的にPRする他、テレビ、新聞、経済誌などで、これまで多くの受賞店舗が紹介されています。


 応募、審査にあたっても、なるべくご負担をかけないようにしておりますので、是非、皆さんもチャレンジしてみてください。
 
 (応募資格)
  (1) 広島市内の中小企業者が市内で営む小売店舗
  (2) 市税を完納していること
  (3) 過去2年の間に表彰を受けていないこと

日経産業新聞「VB仕掛け人」に掲載されました

2010/07/16

96.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センター所長の藤田です。

 

 当センターでは、新たなビジネスの育成、振興のため、「女性・シニア創業パッケージ型支援事業」、「女性起業家サポート事業」、「創業ワンコインセミナー」など、さまざまな創業支援事業を行っています。

 

 先日、これらの創業支援事業の取組や実績について、日経産業新聞の取材を受け、全国の特色ある取組やその担当者を紹介する「VB仕掛け人」に掲載されました。


 記事の詳細はこちら

 

 当センターでは、上記の支援事業以外にも、創業に必要な基礎知識を座学と実践で身につける「創業アカデミー」、事業計画の立て方や創業後の経営ノウハウを専門家が助言する「起業支援アドバイザー派遣事業」、「窓口相談事業」などの創業支援事業を行っています。

 

 創業したい方、創業に興味ある方、創業後さらにステップアップしたい方は、当センター創業支援担当(電話082-278-8032)まで、お気軽にご相談ください。

整理整頓について

2010/07/15

nakamiya.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・中宮です。


 皆様は、整理整頓は得意ですか。


 5S(ごえす)(整理、整頓、清潔、清掃、躾の頭文字)の徹底ということを良く耳にしますが、5Sは職場環境の美化、従業員のモラル向上に効果的で、業務の効率化につながるといわれています。5Sの取り組み方もさまざまだと思いますが、一番取り組みやすいのは、自分の机の周りの整理整頓ではないでしょうか。


 私は以前、書類をどこに片付けたのか忘れてしまい、探しまわることがよくありました。書類を探すという行為は、時間の浪費であり、業務の効率を低下させるものです。そこで私は、決まった場所に決まったものを置く、一目見て何が置いてあるかわかるようにする、不必要なものは置かないという「定置化」の方法を行いました。最初は、定置化を徹底するため、机の引き出しの中に5mmくらいのスポンジを敷き、引き出しの中に入れるものの形にスポンジを切り抜いて(例えばホッチキスであればホッチキスの形にスポンジを切り抜いて)、そこにはそれ以外のものは置かないようにしました。また、机の上にも、置くべき場所に、置くべきものの名前のシールを貼り、シール以外の場所には置かないようにしていました。


 慣れない間は、面倒だと思うこともありましたが、慣れてしまうと、「物を探す」という行為がなくなり、無駄な時間が減ったような気がします。
整理整頓の方法は人それぞれ違うと思いますが、業務の効率化は身の回りの整理整頓からです。きれいな職場で効率よく仕事をしましょう。

環境への取り組み! 地産地消への動き その1

2010/07/14

mennde2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

 

 最近また玄米を食し始めました。圧力鍋のお陰です。白米も美味しいのですが、玄米の歯ごたえにはかないません。冷えた時に食しても美味しいのです。玄米には、植物繊維が豊富にあるだけではありません。ビタミンEやB1、ミネラルと人間に必要な栄養素がたくさん含まれています。玄米主体の生活をすれば、メタボや他の成人病もその多くが駆逐されるのではないかと思えてしまいます。

 

 今や北海道から沖縄まで、お米は全国津々浦々で収穫できるようになりました。化石燃料を使い、小麦粉や肉類を遠くから運んで来るのもいいのですが、近くでできるお米を最大限に活用するのもよいのではないでしょうか。

 

 さて何が言いたいかといいますと地産地消です。生活必需品の食糧や木材、そしてエネルギーの多くを、地域ごとに取得できる社会が求められる時代になって来ました。

 

 それは環境にやさしい社会生活の第一歩になります。たとえば、玄米を主食にし、瀬戸内海の魚を副食にする。そうすると、私達は周りの環境にもっと気を配っていくようになります。もし自分達の食卓に上がってくる食物が地産となれば、それらがどのように生産され運ばれてくるかに、無関心ではいられなくなるからです。

 

 そしてそのような取組の中から、おいしい水、フレッシュな空気、安心・安全な食物、心安らぐ生活空間が産み出されてくるとともに、地域産業の活性化が図られてくると思うのですがいかがでしょうか。

従業員のやる気を引き出す「ビジネスコーチング研修」の受講者を募集中!

2010/07/13

niimoto2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・新本です。

 

 この研修会では、従業員のやる気と能力を伸ばすためのコーチング手法について、演習を交え、実践的に身につけていただきます。

 

 

◆日 時  平成22年9月14日(火) 13:30~17:30
◆会 場  広島市まちづくり市民交流プラザ 北棟5階 研修室A、B
        (広島市中区袋町6-36)
◆対 象  中小企業の経営者、管理者など
◆受講料  2,000円
◆定 員  30名(先着順)
◆カリキュラム 
  (1)ビジネスコーチングの目的
  (2)コーチングとティーチングの違い
  (3)コーチングスキルの実践(傾聴のスキル、質問のスキル)
  (4)各タイミングでのコーチング演習(目標設定時、中間進捗状況、目標達成時)
  (5)職場での実行に向けたアドバイス
◆講 師  株式会社ルネサンス 代表取締役 山本 紀道

 

 詳しくはこちらをご覧ください。

「限定」という妖しい言葉

2010/07/12

mikio2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北林です。

 

 先日、9月1日に廃止される旧広島市民球場の8月分の利用受付の抽選に行きました。新聞報道によると、120人が集まり、最高倍率は39倍であったとのこと。私は、34倍の抽選に挑みましたが、外れました。


 抽選会場は、少年野球チームの子ども、若者、年配者など多くの利用希望者、そして報道機関のカメラや記者たちでいっぱいでした。最後の利用機会ということで、まるで「限定された最後の商品・サービス」みたいなものだなぁと思いました。

 

 ところで、限定した商品の販売方法としては、期間、数量、地域、チャネルなどで区切るやり方があります。かつて私は、東京限定のお菓子を買ってきて、家にそのままにしていたら、数か月後には広島でも販売され、人に話題提供する機会を失ってしまったということがありました。


 「限定」という言葉は、「今、買わないと、もう手に入らないかもしれない」という、あとで後悔したくない微妙な心理をくすぐる妖しい響きがあるように思えます。そして、この限定品を持つことに満足し、また自慢したいという気持ちをもたらします(私のように、その機会を失っては意味がありませんが)。


 消費者が限定商品を購入するか否かは、消費者特性と商品特性が絡み合って影響するのでしょうが、商品価値の高いものであれば、購入の可能性も高くなるのではないでしょうか。

 

 当センターでは、「限定商品販売戦略」に限定せず、マーケティング活動をはじめ様々な経営上のご相談に応じて、助言を行っています。是非、ご利用ください。

 

 

120.jpg                         (旧広島市民球場前にて撮影)

営業には要点を捉えたプレゼンが不可欠

2010/07/09

tsunemoto2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の常本☆康之です。

 

 先日、中小企業の販路開拓の支援先を決める審査会を見学した時に、応募された中小企業の方の様子を見ていて思ったことをお伝えします。


 その審査会は、プレゼンが約10分、その後質疑応答という形式でした。まず、プレゼンでは、自社商品の説明がメインになるのですが、「商品の概要説明」「他社との相違点・工夫」「売り込む販路の状況」「販売目標」「今後の販路計画」を簡潔に整理したうえで説明した中小企業のプレゼンは、すっきりとしていて内容もよく分りました。しかし、商品へのこだわりのみを説明し、「誰に対して、どのような方法で売っていく計画なのか」という話に裏付けがなく、感覚的な根拠で販路開拓計画を立てている中小企業のプレゼンは、良い点も聴き手側に伝わらないまま、計画の熟度も低いという判断がなされてしまったのではないかと感じました。


 要点を捉えた理解しやすいプレゼンには、事前準備が必要です。何を準備すればいいのか分らないという人でも、例えば、自分が理解できない事柄について、自分はどう聞いたら理解できるのかということを考え、その考えを形にすればよいのです。


 せっかく、良い商品を開発されても、その良さなどが伝わるようなプレゼンをしないと結局、販路の開拓に結びつかず、結果として売上が思ったほど上がらないということになるのです。


 僅かな時間の中で、自分たちの想いや計画を正確に伝えることに本気で取り組んでみませんか。

ちょっとお得なパソコン活用術

2010/07/08

kobayashi2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・小林です。


 今回はパソコントラブルの解決事例についてご紹介します。

 

 先日、知人から「パソコン(デスクトップ型)の電源が突然きれる」との相談がありました。


 経験上、パソコンの電源が突然切れる場合は、CPUの熱暴走が原因であることが多いです。見たところ、パソコンの周りに本などが山のように積まれていることもなく、外部環境が要因ではないようです。


 ということは、内部環境に問題があることが想定されるため、パソコンをバラして、熱暴走の原因を探ってみることにしました。


 使い始めて5年以上経過しているパソコンとのこと。おそらくはCPUの冷却ファン周りに埃が詰まっているのだろうと見当を付けていたのですが・・・


 結果は、予想通り。CPUの冷却用フィンに埃が詰まって、ファンの風が通らない状況となっていました。これを取り除いて、現在は快調に動作しています。


 長期間使っているパソコンは、ちゃんとメンテナンスしてあげる必要があるんですね。


 今回は、知人のパソコンでしたので私が自己責任で修理しましたが、職場で同じような症状がある場合は、専門の方にお願いして修理してもらいましょう。

中小企業憲章が定められました

2010/07/07

fujita3.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センター所長の藤田です。

 

 意欲ある中小企業が新たな展望を切り拓けるよう、中小企業政策の基本的考え方と方針を明らかにした「中小企業憲章」が平成22年6月18日(金)に閣議決定されました。


 
 この憲章は、「中小企業は、経済を牽引する力であり、社会の主役である」と位置づけ、「中小企業がその力と才能を発揮することが、疲弊する地方経済を活気づけ、同時にアジアなどの新興国の成長をも取り込み日本の新しい未来を切り拓く上で不可欠」であるとし、そのために、「政府が中核となり、どんな問題も中小企業の立場で考えていく」ことで、「中小企業が光り輝き、もって、安定的で活力ある経済と豊な国民生活が実現する」ことを目的に定められたものです。

 

 上記の目的を達成するための具体的方策として次のような取組を進めるとしています。


・ものづくり分野を始めとする技術開発等への支援、業種間での連携・共同化の推進及び支援人材の育成・増強等による支援体制の充実。


・魅力ある中小企業への就業や起業の促進及び女性、高齢者や障害者を含め働く人々にとって質の高い職場環境を目指す。


・起業・新分野進出時の障壁を取り除き、医療、一次産業関連分野や情報関連分野などにおいて積極的な事業展開ができるよう制度改革に取り組むとともに、先進的な起業環境を目指す。


・経営革新や技術開発などを促す政策金融や起業、転業、新事業展開などのための資金供給の充実。


・中小企業が、商店街等と連携して行うものを含め、高齢化、環境問題等の地域や社会が抱える課題を解決しようとする活動を支援。


・関係省庁が、総合的な中小企業施策を進めるとともに中小企業の声を広く聴き政策を進める。

 

 結びとして、「起業、挑戦意欲、創意工夫の積み重ねが一層活発になるような社会への変革なくしては、この国の将来は危うい。変革の担い手としての中小企業への大いなる期待、そして、中小企業が果敢に挑戦できるような経済社会への実現に向けての決意を政府として宣言する」と結ばれています。

 

 私ども広島市中小企業支援センターとしても、これまで以上に、皆様方のお役に立つよう努力して参りますので、引き続きご利用とご支援をお願い申し上げます。

産業数学(マス・フォア・インダストリ:Math-for-Industry)

2010/07/06

hamada2.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの浜田文男です。


 最近、『産業数学:Mathematics-for-Industry』が話題になっているようです。ある新聞に面白い記事がありました。"数学を産業に生かすべき時だ"という記事です。下記のような事例が挙げられています。


(1)美肌づくりに数学を使う。興味深い共同研究が資生堂と金沢大学の間で進行中。透明感があってハリのある肌の決め手は、皮膚のいちばん外側で体を覆う角質層にある。角質層は常にはがれ落ちているが、後から後からつくられ再生する。この再生の仕組みを、スキンケアの専門家集団と数学者が手を組んで理論的に解き明かそうとしている。「10個ほどの微分方程式を使う。加齢やアレルギーで角質層が再生しにくい人に適した化粧品の開発につながるはずだ」と金沢大学の長山雅春教授は話す。


(2)九州大学では4年前から、博士課程の学生を3か月以上の長期にわたり企業にインターンシップで派遣する試みを始めた。インターンシップの学生が、マツダの研究者と協力してエンジンの震動を詳しく調べるソフトウエアを書き上げた。その結果、これまで海外の専門企業に委託してきた振動解析が不要になっただけでなく、より詳しいデータが得られるようになった。


(3)「製造現場で起きる現象の本質をつかむのに数学は不可欠な道具だ」と話すのは、新日本製鉄の吉江淳彦・技術開発企画部長。同社は、直接目視できない高炉内の様子を知るのに数学を駆使した手法を使う。


 私自身の経験ではオンラインシステムの処理能力計算に「待ち合わせの理論」を活用していました。ある仮定のもとで成り立つ理論ですので前提条件は明確にしておくことが必要です。このように企業のみなさんの業務で数学を活用できるコトはたくさんあるように思います。今後の『産業数学(マス・フォア・インダストリ:Math-for-Industry)』の動向に注目したいと思います。

自分の感性を磨く努力を始めてみませんか。

2010/07/05

shimonawa.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下縄です。

 

 6月27日(日)に開催された創業支援セミナー「創業アクションの第一歩!事業プランの作り方」を聴講しました。

 講師は当支援センターの登録専門家の西原 裕先生で、具体的な企業の事例を交えながら、創業の基本をわかりやすく説明するとともに、企業が存続していくためには、経営環境の変化へ的確に適応していかなければならないこと。そのためには、何より感性を磨くことが重要であり、アンテナを張り巡らし、情報収集に努め、顧客ターゲットのライフスタイルやその動向を把握することにより、ターゲットが何を望み、どういった憧れを持っているかを知ることができてこそ、経営環境の変化に即した販売促進策の実施が可能になると指導されておられました。すなわち、日々の感性を磨く努力なしには、何事も成し得ないこということです。
 経営者やこれから創業を目指す方も、今日からでも遅くありません!自分の感性を磨く努力を始めてみませんか。

 

 創業に関する様々な問題や課題について、ご気軽に創業支援担当・下縄までご連絡ください。

信用補完制度の概要説明2

2010/07/02

saiki.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」副所長の佐伯です。

 

 前回は信用保証協会が中小企業の借入時に担保や連帯保証人の代わりに融資債務の保証を金融機関に行い、中小企業が倒産等で融資の返済ができなくなった場合に信用保証協会は倒産した中小企業の代わりに金融機関に返済できなくなった借入金額を返済する(これを代位弁済と言います)ということをお話ししましたが、このまま信用保証協会が代位弁済をし続ければ、いずれ信用保証協会も保証のための財源がなくなってしまいます。

 

  信用保証協会の財務基盤は、信用保証料と国、県、市の出捐金(しゅつえんきん)や、金融機関の負担金などで構成されていますが、これだけではとても代位弁済の財源を賄い続けることはできません。


 そこで登場するのが、信用補完制度のもう一つの柱である保険という制度です。


 皆さんも万一の場合に備え、自動車や家などに損害保険を掛けられていると思いますが、この場合も同じで、信用保証協会は代位弁済に備え、保険料を支払って保険に入っているのです。

 

 どうですか、私たちの日常生活におけるリスク回避の仕組みと同じような仕組みで信用保証制度が支えられているのが分かりますね。


 ちなみに、この保険制度は、かつては信用保険公庫という独立した組織が担っていたのですが、組織統合等を経て、現在では日本政策金融公庫の保険部門がその役割を担っています。なお、保険の填補率(代位弁済額に対し保険で賄う割合のことです)は100%ではなく、通常、70%~80%程度となっています。


 ええ!では残りの20%~30%を信用保証協会が負担するの?全額負担ではないにしろ、大丈夫かな・・と思われる方もいらっしゃると思います。でも、大丈夫です。国や地元自治体などが応援しているため、信用保証協会の実質的な負担はずいぶんと少なくなっているのです。皆でこうした仕組みを守っているのですね。さて、次回からは、皆さんと関わりの深い信用保証制度について、少し詳しくお話していきたいと思います。


※信用保証協会は、中小企業からの回収金を日本政策金融公庫や応援してくれた自治体に返納します。

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

2010/07/01

bajyou2.jpg   おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・馬上です。

 

 よく売れているみたいです。村上春樹の「1Q84」ほどではないにしろ、私が買った書店でもビジネス書(?)部門で19週連続トップ10入りと書いてありました。

 

 これだけ売れているのですから読まれた方もたくさんいらっしゃると思いますが、内容は、ひょんなことから野球部のマネージャーになった女子高校生が、部活のマネージャーの仕事を勉強しょうと本屋でマネージャーに関する本を探していたら店員からドラッカーの「マネジメント」を薦められ、訳のわからぬままその本のとおりに野球部という組織をマネジメントし、万年予選落ちの弱小野球部が甲子園の土を踏むという物語です。

 

 ドラッカーといえば、言わずと知れた経営の神様ピーター・ドラッカーのことで、著書の「マネジメント」は経営者のバイブルと呼ばれています。恥ずかしながら、私はまだ「マネジメント」を読んでいないのですが、この「もしドラ」の中で、マネージャーとしての資質は才能ではなく「真摯さ」であると引用されていました。

 

 当センターにも、この本の表紙のような美少女ではありませんが、何事にも「真摯」に取り組む優秀なマネージャーがいます。経営や技術関係でお困りのことがございましたら、遠慮なくお問い合わせください。

 

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