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2009/10/30
おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクトマネージャー・久保です。
(10月号からの続き)
2-2) コスト計画 (儲かりますか? = 売値とコスト)
ここでコストについて少し触れてみましょう。
この段階までくると、製造コストを見積もるための種々の条件がほぼクリアーになってきます。逆に言うと、設計図面が出来上がった時点で、その商品のコストはほとんど決まってしまうということです。
従って、商品・部品の仕様・構造を最終決定する前にコスト計算を行い、計画した目標どおりの収益が確保できているかどうかの検証をします。万一この収益目標が達成できていない時には、コストを削減するため場合によっては構造、仕様、材質、生産拠点等に立ち帰ってこれを見直す必要も出てきます。
例えば、大企業などでは、経営上の要請から、この商品についてはこれだけの利益を上げなさいという収益目標が設定されます。
次に価格ですが、芸術作品や、オンリーワンナンバーワンで絶対的な競合優位にある商品は別として、一般的な工業製品について言えば販売価格は競合関係や消費者の"お値ごろ感"を無視して決めることはできません。商品の売値は、個々の部品コストの積み重ねで決まるのではないのです。
企画時点で、この商品はいくらで売る、そのためにはコストをいくらにするという目標をたて、その「目標コスト」を実現するように設計を進めてゆくことが大切です。
この利益を創り出してゆくアプローチは、大企業であっても中小企業であってもまったく同じです。
(次号へつづく)
2009/10/29
おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」副所長の土佐です。
製造・販売の現場では、日々様々な問題が起きています。そのすべてに上司が指示することは不可能です。現場のスタッフは、その瞬間瞬間に自ら考え、自ら判断し、能動的に動くことが求められています。
このためには、日頃から発想力を鍛える訓練が必要です。
発明家で有名なトーマス・エジソンは「成功は1%のひらめきと99%の努力である。」と述べています。ひらめきは、突然生まれるのもではありません。とことん考え抜くこと(努力)で、身の回りに起きている情報を無意識に照らし合わせている結果なのです。
良いアイデアを出すための発想のポイントは「量」です。たくさんのアイデアを出すことが質のよいアイデアを見つけるための前提となります。アイデアの量と質は比例するものです。これはダメだと思われるものでも、自ら判断せずに出してみる、その中から良いアイデアは生まれるものです。皆さんも意識して実践してみてください。
2009/10/28
おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センター所長の藤田です。
中小企業の方から、「新商品を開発したが、販路がない」「販路開拓のためのマッチングの機会がほしい」「技術シーズがあるがそれを加工する企業を知らない」「同業者の集まりよりは異業種との懇談の中でヒントが得られる」といったことを良く聞きます。
自ら、色々な業種、業界の企業と知り合うのは困難ですが、色々な場所で開かれている交流会に参加されてみてはいかがでしょうか。そこでは、色々な業種、業界の人が集まり、多くは、立食形式で簡単な食事と軽いアルコールで懇談(雑談、中には商談?)をされています。
定期的なものでは、「5:01(ファイブ・オー・ワン」や「広島SOHO'Sクラブ」が有名です。これら以外にも、大学のリエゾンフェスタ、各種補助金の成果発表会や経営セミナーなどにあわせて開催されるものも多くあります。
「5:01」は、官公庁、地場大手企業からSOHOまで多種多様な企業、「広島SOHO'Sクラブ」は、ICTやクリエイターなどの若い企業、各種補助金の成果発表会は、製造業が比較的多いなど、参加企業にも特色があります。
気軽に参加して色々な人と話をすることだけでも、日頃、異業種企業との話す機会の少ない中小企業にとっては有意義ではないでしょうか。それが、営業力の強化につながったり、思わぬビジネスのヒントが得られたりすればしめたものです。
2009/10/27
おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・免出です。
先日テレビを見ていると、モンゴル大地の地中にある永久凍土層が地中深くに後退し、地上に水を十分に供給できなくなってきているとのことでした。夏になり気温上昇することによって、永久凍土が溶け地上に水分を供給します。その水分を得て大地に草原が現出しますが、その水を十分に供給できなくなって、砂漠化する危険があるということです。一方、アマゾンの熱帯雨林の伐採がすすみ、雨が少なくなり草原に変るという予測もされるようになりました。アマゾンの熱帯雨林は、私たちに大量の酸素を供給してくれています。
そういえば、私が、シンガポールに駐在していたときに、タイ・マレーシアの熱帯雨林が急速に失われて来ていました。保水能力も下がり、地下水を大量に使用し、地盤沈下も始まっていました。
このままでは、地球が、どうなるのか心配になってきたとしても不思議ではありません。アフリカのサハラ砂漠一帯は、紀元前3000年以上前に、肥沃な草地から不毛の砂漠へ突如変化したといいます。世の中の物理現象で、急速な変化の点を臨界点と呼びますが、地球環境も同じように、臨界点が存在すると思われます。
どこに臨界点があるかはわかりませんが、臨界点を過ぎると、環境が急激に変わり元に戻らないことは歴史からもわかります。かのシーザーは蛮勇を奮って「ルビコン川」を渡りましたが、私たちは、今まで森林というエネルギーを使い尽した数多くの文明の衰亡を見聞きして来ました。もし今日にシーザーが蘇ったとしたら、ルビコン川ならぬ「気候の臨界点」を、今度は逆に蛮勇ならぬ智勇を奮って、越えてはならないというのではないかと思うのですがどうでしょうか。
2009/10/26
おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・常本です。
個人で仕事をしておられる方、顧問税理士がいない中小企業の経営者の皆様、税務署への確定申告や会社の決算書の作成で悩まれていることはありませんか。
この不況下での経費削減のため、税理士や公認会計士を雇わないで、自ら確定申告書や決算書を作成するという考えの方もおられると思います。
ですが、申告書の書き方や、決算書の内容など、税理士等に一任されてきた方が自ら書くというのは簡単ではありません。
そこで、確定申告や決算書の見方・書き方など、相談できる中小企業支援センターの「特別金融窓口相談」を利用してみませんか。
確定申告の直前でない今の時期であれば、相談件数も落ち着いており、複数回利用も可能です。一回の相談時間は50分ですが、複数回利用しても料金はかからない「特別金融窓口相談」をこの時期に、是非、ご利用ください。
2009/10/23
おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当の馬上です。
去る10月15日(木)、(協)広島総合卸センターの会議室で、第2回「中小卸売業の新商品企画・開発研究会」が開催されました。
今回は、前回に引き続き、新商品開発コンサルタントNII代表の新居敏春氏が「商品開発の進め方」というテーマで講演を行いました。
講演では、商品開発を進めるうえでのポイントとして顧客の購買心理をつかむこと、自社の外部環境や強み、弱みをよく把握すること、顧客の声をよく聞くこと、十分な市場調査を行うことなどが話され、最後はこれらのポイントを踏まえて、参加者の皆さんで簡単な商品企画書を作成しました。
2009/10/22
おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネジメント担当・竹田です。
みなさんは、IPAをご存知ですか?国が設置した行政法人で、正式には、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA: Information‐technology Promotion Agency, Japan)のことです。
ここでは、国家資格である「情報処理技術者試験」とか、「情報セキュリティ」など皆様のお役に立ちそうな情報が満載されておりますので、一度ご覧になられたらいかがでしょうか?
当センターが6月26日に主催した「情報セキュリティマネジメント入門」の講義で講師からもご紹介いただいた「5分でできる自社診断シート」など、会社のセキュリティ対策を簡単にチェックできるシートがこのIPAの「情報セキュリティ対策」のサイトからダウンロードできますので、自社の「セキュリティ対策」についてもう一度チェックしてみられるのもいいかもしれませんね。
2009/10/21
おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・平山です。
今回は、広島市中小企業融資制度の「男女共同参画・子育て支援資金」のご案内です。
少子化の進行が社会の存立基盤にかかわる問題としてクローズアップされる中で、社会全体で仕事と子育ての両立支援や、働きたい人が性別にかかわりなくその能力を発揮できる職場づくりを推進することが求められており、広島市では、男女共同参画や子育て支援に積極的に取り組む事業所の表彰や融資制度などを設けて、応援しています。
この融資制度は、事業所内託児所の設置や、育児休業者の支援、その他仕事と子育ての両立支援を推進するのに必要な資金(一般)や、広島市男女共同参画推進事業所顕彰事業または広島市子育てに優しい事業所顕彰事業の表彰もしくはこれらに準ずる公的機関による表彰を受けた方(特別)に対してご用意している融資制度です。
景気回復がまだまだ先行き不透明で、子育て支援のために行動計画を策定し、実施することは決して簡単なことではないと思いますが、社会的な要請をいち早く取り入れ、CSR(企業の社会的責任)を意識した経営を実施することで、企業価値の向上につながり、長期的な発展に資することになります。特に、「特別」の方は、利率が1.3%と低めの設定となっています。これを期にぜひご利用をご検討下さい。
2009/10/20
おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センターの経営革新担当・佐伯です。
中小企業の皆様にとっては、苦しい経営環境が続いていると思います。
ここで、倒産の危機を克服し、業績を改善させた会社の取り組みを紹介しますので参考にしてみてください。
(取り組み)
・「5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)」の徹底。(社長自身も棚卸する。)
・ 会社内に複数のチームを作り、それぞれに購買や営業担当を置き、責任を持たせる。
・ 1人ひとりのスタッフがどれだけ仕事に関わったかを時間単位で記録する。
・ 会社の数字を全て公開。(社長も社員も同じ数字を見ることができる状況を作ること。)
・ 社長自身が会計に関することをセミナー等で学び、社長自身が勉強会を通じて社員に教える。
・ 利益の1/3を賞与原資にする等社員のモチベーションが上がることを公約に掲げる。
2009/10/19
おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・近藤です。
さてこれから暫くグローバル商品マーケティングとはどんなことをしているのか、その実態を垣間見ることにしましょう。
マーケティングを語る前段として、これを2つに分けてみます。
ひとつは、ブランドマーケティング、もうひとつは、くだんの商品マーケティングです。
ひとまず商品マーケティングはさておき、ブランドマーケティングから。
ブランドマーケティングは、2つの視点でブランドをマーケティングしています。
まず企業ブランド。これは企業の事業活動を統括する概念です。企業全体のイメージを訴求する企業ロゴやマーク、個別の商品、そして個別商品を束ねるチャネル(商品や店舗デザイン、サイン等で構成される)が統合されて企業イメージが出来上がります。
次に商品ブランド。個々の商品ブランドは、イメージを訴求するネーミング、コンセプトを表現するスタイリング、商品を構成する主要な技術要素等から構成されます。
これらの2つのブランドを一つのイメージに統合することがブランド戦略の基本です。グローバルマーケティングにおいては、対象マーケットが地域、人種、言語、文化を超えて広がっています。どのマーケットでもグローバルに通用する強固なブランドイメージを作り上げることが必要なのです。
このブランドマーケティングを展開するため、いくつかのビジネスツールが準備されていますので、次回に紹介していきましょう。
2009/10/16
おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・岸野です。
創業アカデミーは、創業に必要な知識・実務を受講者の状況やレベルに応じて段階的に習得・体験していただく研修会です。
その第1弾として、創業の基礎知識をわかりやすく解説する「ホップコース」を9月19日(土)26日(土)10月3日(土)12日(祝・月)に開催しました。
土曜日・祝日(全4回)の開催にもかかわらず、これから創業しようとする方や創業に関心のある方30名が受講されました。
今年度より、初日の講義終了後に、受講者交流会を行ったのですが、皆さん積極的に情報交換されており、後の研修会でも、「11月に○○で店を開くので来てくださいね」等、参加者の方々の横のつながりが手に取るようにわかりました。
今後も、創業についての研修会を開催しますので、創業をお考えの方は、ぜひご参加ください。
~ 今後の創業アカデミー開催スケジュール ~
◆ステップコース 全4回
平成21年11月 7日(土)スタート ※申込受付は10月30日(金)まで
申込はこちらから
◆シャンプコース 全4回
平成22年 1月16日(土)スタート ※申込開始日 11月15日(日)から
2009/10/15
おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のIT担当マネージャー 浜田文男です。
中小企業のみなさんにとって、緊急事態が起こった際の業務手順・指示連絡ルートについて社内で取り決めが出来ていますか。緊急事態というのは自然災害・火事・事故・テロ等が頭に浮かびますが、業務のIT化により自社のITシステムの障害による業務停止、取引先のITシステムの障害による自社業務の一部停止も考えられます。最近では、取引先からの要請により緊急時の対応体制の整備を求められることがあります。
そこで、緊急事態が起きるという前提で事前に計画を作成し訓練しておくことが中小企業にとっても必要になると想定されます。この計画策定の手引として中小企業庁が「中小企業BCP運用策定指針」を提案しています。初級・中級・上級の3コースが用意されており、企業の方針を明確にして選定すると良いと思います。ぜひ、一読下さい。
計画策定についての相談等ありましたら当センターまで連絡ください。
(*BCP(Business Continuity Plan)とは、「事業継続計画」です。)
2009/10/14
おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北林幹生です。
先日、小売店舗で買い物をしている時、レジ付近に貼ってあったA4判のお知らせチラシが目に入りました。このようなことが書いてありました。
「営業時間変更のお知らせ 現在の10時~21時を9時~21時に変更します。ご不便をおかけしますが、よろしくお願いします。」というものです。100円硬貨と500円硬貨を見誤る私なので、目を凝らして数字をよ~く見ました。間違いありません。
開店時間が1時間早くなることは、客にとってありがたい話であって、何の不満もないと思うのに、なぜ「不便」という言葉を使ったのだろうかと考えてしまいました。
1時間の開店経費が増えるので、その見返りに小売価格が高くなるため、申し訳ないと思っているのでしょうか。まさか、そうした回りくどい表現はしないでしょう。全く見当がつかず、頭の中は「?????」のまま、店を出ました。
店舗を出ると、レジ付近で見たチラシと同じデザインで、その何倍も大きなチラシが店舗駐車場の壁に貼ってありました。その時、ハッとひらめきました。このチラシはそもそもお客さん向けであると同時に、店舗周辺の住民に対するお知らせの意味も込めていたのではないかと思い付いたのです。「開館時間が早くなることで、朝の時間の来客車両による騒音等に対する「不便」をお詫びしていたのではないか」とです。
真相はわかりませんが、同じチラシでも貼る場所によって役割が異なることがあるのだと思った次第です。
2009/10/13
おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営担当マネージャー・景山です。
タイトルの「人生を決めた15分」は、工業デザイナー奥山清行氏が第6回≪ひろしま≫ビジネスマッチングフェア2009(09年9月10日)で基調講演をされた時の演題で、同氏の著作の題にもなっているものです。以下、講演の中から印象に残った部分を紹介します。
奥山氏は、95年にGMを退社し、イタリアに渡り、ピニンファリーナ社で車のデザインを担当します。フェラーリ会長に新車デザインでNGを出されますが、15分待ってやると言われ、時間内に(ヘリコプターまで追っかけて)、別のデザインを提出し、OKを貰ったそうです。15分で新車をデザインした男と言われましたが、実は、デザイン開発中に、そうした事態を想定し、既に数種類のデザインを準備していて、15分の間にどれにするか決め、着色して、会長に提出したのだそうです。「ひらめき」ではない、それまでに積み重ねた努力があったからこそ生まれた「奇跡の15分」なのだという話です。
その後、生産台数わずか349台、究極の高級スポーツカー「エンツォ・フェラーリ」をデザインし、イタリア人以外で初めてフェラーリをデザインした男として話題になりました。何故349台かと言うと、この車1台7500万円もするそうですが、フェラーリ社では市場調査で350台売れるとの結果が出たので、需要より1台少なく造るとの社訓に従って349台にしたのだそうです。現実には、10倍を超える注文があったようですが、こうした売り方がイタリアの会社は上手で、反対に日本は一品生産と大量生産は得意だが、限定生産(販売)は苦手というのが身をもって体験された教訓の一つとのことです。
自動車だけでなく、ドバイの電車から、鯖江のめがね、山形の家具など、デザインに絡む様々な興味深い話が多く盛り込まれ、あっという間の1時間でした。
2009/10/09
おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネジメント担当・片岡です。
今回は、10月6日(火)に、メルパルクHIROSHIMAで、39名の方にご参加いただき開催した「平成21年度中小企業会計啓発・普及セミナー」の結果を報告します。
このセミナーでは、財務、税務、組織診断の専門コンサルタントとして中小・中堅企業の改善を現場で指導され、中小企業大学校でも講師を務められている、(株)ネットワーク経営広島の"生塩千秋(うしお ちあき)コンサルティング事業部長"を講師にお招きし、適正な会計処理による決算書を作成することの意義・必要性と、それを実務に活かし経営力を高めるためのポイントのほか、平成21年度税制改正の要点などを分かりやすく解説していただきました。
セミナー後の参加者アンケートでは、ほとんどの方から「内容はよく理解できた」、「非常に参考になった」という回答をいただき、大変好評でした。
2009/10/08
おはようございます。
がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」副所長の土佐です。
昨今の不況下、各企業の皆様におかれましては、売上・利益の確保の本当に苦労されていることと御推察いたします。こうした中、各種機関が実施している景気動向調査では、今後、最も力を入れたい経営課題の一つとして、「優秀な人材の確保・育成」が必ずのように挙げられています。
どうしたら自前の人材を活かすことができるか、優秀な人材に育成できるか、経営者の方は頭を悩ませておられるのではないでしょうか。
そのヒントは、「現場に考えさせる仕掛けを作ること」にあるように思います。上司が全て指示して意思決定していては、社員の能力は向上しません。考える癖をつけさせるためには、動機付けが必要です。例えば、当事者意識を持たせ、責任を与えてやることで社員の参加意識を生み出す組織風土を醸成することは極めて重要です。また、人参作戦として報償金制度を設けることなども効果があるのではないでしょうか。
こうしたことで、社員が潜在的に有している能力を引き出すことに挑戦してはどうでしょうか。
2009/10/07
おはようございます。
がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・新本です。
この研修は、市内でこれから創業しようとする方、または事業をはじめて間もない市内中小企業者の方を対象にして、創業に必要な知識・手法の講義、実習、演習などを3つのコース(ホップ・ステップ・ジャンプ)に分けて実施します。
ホップコースの募集は終了しましたが、このステップコースから受講もできます。
・ステップコース(募集期間:平成21年9月15日~10月30日まで)
内容 : 販売体験に基づく顧客ニーズのつかみ方や事業プラン作成の実務演習
日時 : 平成21年11月7日(土)、11月15日(日)、11月22日(日)、11月28日(土)の
10:00~17:00。全4回
場所 : 広島ミクシス・ビル1階 研修室(西区草津新町1丁目21番35号)、
エールエール地下広場(11月22日(日)実習)
定員 : 10名(先着順)
詳しい内容は、こちら(創業アカデミー~ステップコース)をご覧ください。
・ジャンプコースは別途ご案内
市内でこれから創業しようとする方、または事業をはじめて間もない市内中小企業の方、この研修会に参加してみませんか!きっと皆様の役立つ情報・知識が得られると思います。
2009/10/06
おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センターの経営革新担当・佐伯です。
中小企業白書によると、中小企業の有利子負債(短期借入金+長期借入金+社債)の必要返済期間が長期化(平成元年頃は10年前後だったのが近年20年前後と大幅に増加)しているそうです。大企業の返済期間が7年前後で一定しているのに対し、中小企業の返済期間が2倍にもなっているのは、景気悪化等の外部要因も大きく影響していますが、中小企業の経営者が数字(会計)を意識していない場合が多いのも大きな要因となっているそうです。
最終的にいくら儲かったのか、いくら税金を払わなければならないのかは把握していても、どこでいくら儲かったのか、儲かったお金がどういう形でどのように存在しているか全て把握している経営者は少ないと思います。
お金の流れを把握するためには、貸借対照表や損益計算書などの決算書の科目1つ1つを理解し、精査する必要があります。
経験や勘による経営から脱却し、数字に基づく明確な意思決定と分析力が、今後、不況を乗り切り、会社を発展させていくために必要不可欠だと思います。
2009/10/05
おはようございます。
がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクト・マネージャーの久保です。
(9月号からの続き)
いよいよこの段階から設計作業が本格化します。
設計とは、全体構想図を描きながら併せて部分の設計を並行して進め、「開発目標」を実現することができるかどうか、すなわち機能・性能は満足しているか、品質は確保できているか、重量、コストは目標に収まっているかどうか等を、ひとつ一つ検証してゆき全体の設計精度を高めて、設計図に表現する作業のことを言います。 設計図とは設計者の意図と製作すべき物の内容を正確に製造部門に伝えるための書類です。
設計と言えば、最近ではほとんどCAD(Computer Aided Design)を利用しコンピューター上で行われるのが大勢になりましたが、これは図面を書く作業がコンピューターという道具によって自動化され三角定規やコンパスが要らなくなったというだけで、上記の設計のプロセスや、ものの考えかたは同じことです。
また、設計された装置・部品をどこで生産するのかもこの設計段階で決めることになります。 標準的な汎用部品を使うのか、専用設計して新しい部品を生むのか、自社で内製するのか、あるいは外注するとしたらどういう技術を持った会社なら設計の要求にこたえられるのかを一つひとつ検討し、決めてゆきます。 生産拠点は購買政策上の配慮からきまる場合もありますが、基本的には「開発目標」が最も高品質で軽量かつ安価に実現できるところに決めます。
設計図面とはこのように、機能、品質、コスト、重量、生産拠点等を決める重要な意味のあるもので、工業製品に限らず、ものを作る場合は必ず必要になるものです。
外注先との打ち合わせの場で、工場の床にチョークで描いて済ませることのできるものではないのです。
世界初の動力飛行に成功した有名なライト兄弟は子供のころから工作が得意で、いろいろなものを作っていたそうですが、母親のスーザンはモノを作るときにはその前に必ず紙の上にその絵を描いてみることを教えたそうです。 この習慣が、兄弟が将来、飛行機の発明にいたる基礎になったということです。 昔、偉人伝で読んだ話です。 創作かもしれませんが的を射ています。 (次号 につづく)
2009/10/02
おはようございます。
がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当の馬上です。
去る9月18日(金)、(協)広島総合卸センターの会議室で、第1回「中小卸売業者の新商品企画・開発研究会」が開催されました。この研究会は、中小卸売業の商品開発への取り組みを支援するため、広島市、広島商工会議所と連携して実施するもので、来年の1月まで全5回コースで行います。
第1回は、前半が青山学院大学経営学部教授の三村優美子氏による基調講演、後半が同教授と新商品開発コンサルタントNII代表の新居敏春氏によるトークセッションという構成で行われました。
前半の基調講演では、卸売業を取り巻く状況ということで、その直接的な顧客である小売業の動向、消費者ニーズの変化、そしてそれらを踏まえての今後の中小卸売業の進むべき方向性が示され、後半のトークセッションでは、商品開発の考え方や顧客ニーズの捉え方、商品開発のための人材育成等について、活発な意見交換が行われました。
2009/10/01
おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センター所長の藤田です。
おかげさまで、この「役立×情報×発信」ブログも今日で一周年を迎えました。
1年前は、リーマンショックが勃発した直後で、麻生内閣が発足し「解散は何時か」が新聞紙面をにぎわしていました。その後の経緯は皆さんよくご存知の通りです。
経済状況といえば、いわゆる"未曾有の経済不況"ということで、「緊急保証(セーフティネット保証)」や物議を醸した「定額給付金」など、一連の緊急経済対策が実行され、「景気は底を打った」という声もありますが、中小企業の経営はまだまだ厳しいというのが実感です。
これから、1年後はどんな経済状況になっているか予測はつきかねますが、経済が持ち直し、日本の未来に希望が持てるような状況になってほしいものです。
広島市内の中小企業のお役に立てる「中小企業支援センター」であるよう、職員一同、努力をして参りますので、ご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。