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2009/01/19
おはようございます。がんばる中小企業を全力でバックアップする「広島市中小企業支援センター」のプロジェクトマネージャー・久保です。
新しいアイデアを商品化しこれをもとに新事業を始めたい、あるいは今の商品にとってかわる次世代の新商品を開発したいと考えておられる方は多いと思います。
しかし、アイデアはあっても実際に商品化し、お客様に喜んでもらえる商品として市場に出すためには何をどのようにしたらよいのか、どんな作業が必要なのかがよくわからないということも多いことでしょう。このため、せっかく良いアイデアがあるのに商品化できず、みすみすビジネス・チャンスを逃してしまったり、品質を十分確認しないままに販売をしてしまい、クレーム、返品の山で新事業進出の夢はあえなく頓挫・・・ということになるかもしれません。
今回は「モノづくり」の活動がどんなプロセスで行われているのかをご紹介しましょう。
<商品の開発プロセス>
商品開発は通常、次のようなプロセスで進められます。
①発想→②設計→③図面化→④試作→⑤評価・検証→
⑥改善→⑦生産→⑧販売→⑨アフターサービス
商品開発に関する文献などで、このフロー図にお目にかかったこともあると思います。 「またか・・・」と思われるかもしれませんが、これはプロセスを単純化して描いたもので、実際は一つ一つの作業レベルまで掘り下げて、それぞれの作業のインプット、アウトプットを完全に関連付けた形でネットワークを組んでいきます。
これには、開発期間の短縮、目標の性能・コスト・重量の実現、品質の作りこみ等に関する考え方、ノウハウがすべて盛り込まれたものとなるので、社外の人々の目に触れることはまずないでしょう。このため、時には「開発マスタープラン」という呼び方をされることもあるようです。
そこまでしないと実際に使えるものにはなりません。 (以下次号)