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2010/02/24
おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・馬上です。
先日のニュースで、昔に比べてみかんの出荷量が減っているという放送をしていました。その原因の一つとして、「皮をむくのがめんどうだ」とか「中の白い皮が爪の間に入るのが嫌だ」とか言う若い主婦や女子学生のコメントを流し、その対策として、皮をむいてあるみかんの新商品を開発した企業の紹介もしていましたが、その後で、唐突にこたつの生産量も減っているという話をしていました。結局、昔に比べて一家団欒の時間が少なくなり、家族でこたつに入って、みかんを食べながらテレビを見るという習慣がなくなってきているのが大きな原因ではないかということでした。ちなみに、統計資料からグラフを作ると下記のようになりました。(詳細に相関係数を計算したわけではありませんので、実際に相関関係があるかどうかはわかりません。)
確かに、わが家でも今はこたつがありませんし、テレビドラマを見ても、昔は「時間ですよ」とか「寺内貫太郎一家」など、中央にちゃぶ台を置いて、皆で食事を取るシーンがありましたが、今のトレンディドラマではあまり見ることがなくなりました。
このように、ライフスタイルの変化は産業や企業経営に大きな影響を及ぼします。ライフスタイルだけでなく、政治の動向や流行、トレンドなど世の中の流れに対して常にアンテナを張り、変化に敏感に対応できるようにしておくことが大切です。