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支援センター職員によるブログ

信用補完制度の概要

2010/05/18

saiki.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」副所長の佐伯です。


 今回から中小企業の皆様の資金需要を下支えする信用補完制度の概要について、分かりやすく解説してみたいと思います。


 この信用補完制度という言葉、聞き覚えのある方は少ないと思いますが、信用保証制度という言葉であればご存じの方も多いのではないかと思います。


 信用補完制度は、保証機能と保険機能という二つの機能が連携した制度となっています。


 第1回目は、保証機能にあたる皆様に馴染が深い信用保証制度の概要について分かりやすく解説してみたいと思います。


 さて、皆さんは、広島市の中小企業融資制度のパンフレットをご覧になったことがありますか。


 パンフレットに信用保証、信用保証料率という欄がありますが、ここに記載されている内容が信用保証制度との関わりを示しています。例えば、「すべて保証付」と書かれている場合は、必ず信用保証協会の保証承諾を得て融資の実行を受けてください、という意味です。では、保証協会の保証とは何でしょうか。


 例えば、ある中小企業で、業績はまあまあだが資金繰りが厳しいので融資を受けたいが金融機関から担保や第3者の連帯保証人を求められている場合を想定してみてください。


 仮に担保がない場合や保証人を立てることができなければ融資を受けられないということになり、結果として資金繰りが緩和されないため、せっかくの商売のチャンスを失うことにもなりかねません。
そこで登場するのが、信用保証協会による保証制度です。担保や連帯保証人の代わりに融資債務の保証を行うことで、金融機関は万一事故が発生した場合にも備えができたことになり、安心して融資を実行することができるようになります(中小企業は保証協会に保証料を支払う必要があります。)。


 そうなんです、信用保証制度は円滑な資金供給の環境を提供する大切な制度なのです。


 しかし、一方では、倒産などで金融機関へ返済ができなくなる場合が現実には起っています。その場合、信用保証協会は倒産した中小企業の代わりに金融機関に返済できなくなった借入金額を支払う(これを代位弁済と言います)ことになりますが、このままの状態が続けば、いずれ信用保証協会も保証のための財源がなくなってしまうことになりますが、この続きは次回に説明します。

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