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支援センター職員によるブログ

信用補完制度の概要

2010/07/22

saiki.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」副所長の佐伯です。


 今回からは、信用保証制度の利用に際し、これまで私が経験してきたことを交えながら、できるだけ分かりやすく説明したいと思います。


 以前、私が融資の担当をしていた頃の話です。


 資金繰りに困られた中小企業の社長さんから、「何とか市の融資制度を利用したいのだが、相談に行った金融機関からは、保証協会の保証が得られることが条件であると言われた」というものでした。社長さんから、現時点での借り入れ状況や経営の状況をお聞きするとかなり厳しいものでした。ただ、よくよく話を聞いてみると、保証協会の利用は過去にありましたが、金融機関への支払遅延もなく終了していること(だから簡単に保証承諾してもらえると考えられていたようですが・・)、今後の受注状況には好転の兆しがあること、何より社長さん自身が、どんなこと(犯罪は含みませんので誤解のないように)をしてでも会社を立て直したいという強い意思を持っておられたことなど、担当者のカンというのでしょうか、まだ何とかなるかも知れないと感じたのです。


 社長さんに保証協会に相談する際の助言として、例えば受注状況を説明する場合には、契約済み、確実と思われるもの(根拠が必要)、五分五分のもの、商談に入ったばかりのもの、といったランク分けを行い、ちゃんと数字的に説明できるようにすること、またこうした実態を踏まえた現実的な返済計画、今後の経営計画など、客観的なデータなどで明確に説明できるようにすること、などをアドバイスしました。その社長さんは、寝る暇も惜しんで計画書を作成され、相談に行かれたそうです。結果は、減額保証で話がまとまったとのことでした。


 みなさん、どうですか。この事例は、社長は日頃から資金繰りなど、経営の責任者として自社の経営状況を把握しておくことがいかに重要であるか、また、保証協会にも保証審査というものがあり、簡単に保証をしてもらえるわけではない、ということを物語っているように思えます。


 さて、次回は、保証が受けられない場合には、どのようなケースがあるのかについて、お話をしてみたいと思います。

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